JPH0518830A - 熱化学処理容器内の部品温度測定方法及びその装置 - Google Patents
熱化学処理容器内の部品温度測定方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH0518830A JPH0518830A JP3020599A JP2059991A JPH0518830A JP H0518830 A JPH0518830 A JP H0518830A JP 3020599 A JP3020599 A JP 3020599A JP 2059991 A JP2059991 A JP 2059991A JP H0518830 A JPH0518830 A JP H0518830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermocouple
- measuring device
- measuring
- component
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K7/00—Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
- G01K7/02—Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using thermoelectric elements, e.g. thermocouples
- G01K7/04—Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using thermoelectric elements, e.g. thermocouples the object to be measured not forming one of the thermoelectric materials
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma Technology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】調整された気圧の下で容器に入れられ、プラズ
マ等により熱化学処理される部品の温度を、少なくとも
一つの熱電対を用いて、正確かつ信頼度の高い測定を行
うことを可能にする。 【構成】少なくとも1つの熱電対と複数の装置を用い、
調整された気圧の下で容器に入れられプラズマ等の利用
により熱化学処理される部品(3)と、陽極電位に接続
している容器(1)、および陰極電位に接続している部
品(3)の温度測定方法が提供される。容器(1)の内
壁(6)を貫通する熱電対(10)は処理部品(3)の
近く、もしくは直接に接して配置され、上記内壁から突
き出し、電気的に絶縁されており、処理部品(3)の電
位は熱電対(10)にかけられ、上記熱電対(10)は
測定部品(3)の温度測定のため、地面および熱電対の
電圧測定装置に対して絶縁されている。更に、本測定方
法を実施するための装置も提供される。
マ等により熱化学処理される部品の温度を、少なくとも
一つの熱電対を用いて、正確かつ信頼度の高い測定を行
うことを可能にする。 【構成】少なくとも1つの熱電対と複数の装置を用い、
調整された気圧の下で容器に入れられプラズマ等の利用
により熱化学処理される部品(3)と、陽極電位に接続
している容器(1)、および陰極電位に接続している部
品(3)の温度測定方法が提供される。容器(1)の内
壁(6)を貫通する熱電対(10)は処理部品(3)の
近く、もしくは直接に接して配置され、上記内壁から突
き出し、電気的に絶縁されており、処理部品(3)の電
位は熱電対(10)にかけられ、上記熱電対(10)は
測定部品(3)の温度測定のため、地面および熱電対の
電圧測定装置に対して絶縁されている。更に、本測定方
法を実施するための装置も提供される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1つの熱電
対と複数の装置を用い、調整された気圧の下で容器に入
れられ、プラズマ等により熱化学処理される部品の温度
測定方法とその装置に関するものである。
対と複数の装置を用い、調整された気圧の下で容器に入
れられ、プラズマ等により熱化学処理される部品の温度
測定方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】測定は、その部品を電化
中に容器の中に入れ、あらかじめ電気的に絶縁された少
なくとも1つの熱電対と、陽極と接続している容器とで
構成されており、一方測定部品は陰極と接続している。
一般的に、熱電対の絶縁はアルミニウム等の材料から成
るケーシングを用いて行われ、その熱電対のケーシング
は温度測定に適した箇所に接している。熱電対は通路を
介して容器内壁を貫通しているので、上記容器の密封性
および熱電対の電気的中性は確保されている。
中に容器の中に入れ、あらかじめ電気的に絶縁された少
なくとも1つの熱電対と、陽極と接続している容器とで
構成されており、一方測定部品は陰極と接続している。
一般的に、熱電対の絶縁はアルミニウム等の材料から成
るケーシングを用いて行われ、その熱電対のケーシング
は温度測定に適した箇所に接している。熱電対は通路を
介して容器内壁を貫通しているので、上記容器の密封性
および熱電対の電気的中性は確保されている。
【0003】しかし、この方法には多くの短所がある。
【0004】例えば、玉状の組み合わせから成るアルミ
ニウムのケーシングは、熱化学処理中に金属的性格を帯
び始め、表面は電気的導通を有するようになる。その場
合、熱電対の電気的絶縁は劣化してしまう。
ニウムのケーシングは、熱化学処理中に金属的性格を帯
び始め、表面は電気的導通を有するようになる。その場
合、熱電対の電気的絶縁は劣化してしまう。
【0005】低圧ガスの下で容器に入れられた熱電対
は、アルミニウム・ケーシングの中を無秩序に、頻繁に
移動する。この動作により、温度測定値に実質的なバラ
ツキが生じる。
は、アルミニウム・ケーシングの中を無秩序に、頻繁に
移動する。この動作により、温度測定値に実質的なバラ
ツキが生じる。
【0006】更に、熱電対は、特に導入時、測定部品を
容器から取りだす時、振動を受けた時、測定時の熱によ
る膨張などにより、連続して移動する。
容器から取りだす時、振動を受けた時、測定時の熱によ
る膨張などにより、連続して移動する。
【0007】また、長い熱電対を使用する際は、アルミ
ニウムの玉状の組み合わせから成り振動を受けやすいケ
ーシングは、その重量のため、測定中に、調整された気
圧の下で容器に入れられた熱電対の破損を生じることが
ある。熱電対が破損した場合、測定サイクルを完全に止
め、かつ容器を開けなければ、その交換はできない。
ニウムの玉状の組み合わせから成り振動を受けやすいケ
ーシングは、その重量のため、測定中に、調整された気
圧の下で容器に入れられた熱電対の破損を生じることが
ある。熱電対が破損した場合、測定サイクルを完全に止
め、かつ容器を開けなければ、その交換はできない。
【0008】一方、隣接する2つの測定部品間に熱電対
を配置すると、十分に接近しているそれら部品の測定を
困難にしたり、また、接触により測定装置の電気的中性
を壊してしまう。
を配置すると、十分に接近しているそれら部品の測定を
困難にしたり、また、接触により測定装置の電気的中性
を壊してしまう。
【0009】連続して何度も測定実験を行った結果、上
述の短所は、温度測定の精度、時間経過後の再現性およ
び信頼性に影響することがわかった。結果として、旧知
の方法による、プラズマ等を用いた熱化学処理のために
は、品質要求事項を満たすことは困難である。
述の短所は、温度測定の精度、時間経過後の再現性およ
び信頼性に影響することがわかった。結果として、旧知
の方法による、プラズマ等を用いた熱化学処理のために
は、品質要求事項を満たすことは困難である。
【0010】本発明の目的はこれら短所を改善し、調整
された気圧の下で容器に入れられ、プラズマ等により熱
化学処理される部品の温度を、少なくとも一つの熱電対
を用いて、正確かつ信頼度の高い測定を行う方法とその
装置に関するものである。
された気圧の下で容器に入れられ、プラズマ等により熱
化学処理される部品の温度を、少なくとも一つの熱電対
を用いて、正確かつ信頼度の高い測定を行う方法とその
装置に関するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の主
題は、少なくとも1つの熱電対と複数の装置を用いた、
調整された気圧の下で容器に入っている、プラズマ等に
より熱化学処理される部品と、陽極電位に接続している
上記容器、および陰極電位に接続している上記部品の温
度の測定方法である。その特長は、上記熱電対は測定部
品の近く、もしくは直接に接して配置され、容器内壁を
貫通し、上記内壁から突き出し、かつ電気的に絶縁され
ている。測定部品の電位は熱電対にかかっている。上記
熱電対は、上記測定部品の温度測定を行うため、地面お
よび熱電対の電圧測定用装置に対して絶縁されている。
題は、少なくとも1つの熱電対と複数の装置を用いた、
調整された気圧の下で容器に入っている、プラズマ等に
より熱化学処理される部品と、陽極電位に接続している
上記容器、および陰極電位に接続している上記部品の温
度の測定方法である。その特長は、上記熱電対は測定部
品の近く、もしくは直接に接して配置され、容器内壁を
貫通し、上記内壁から突き出し、かつ電気的に絶縁され
ている。測定部品の電位は熱電対にかかっている。上記
熱電対は、上記測定部品の温度測定を行うため、地面お
よび熱電対の電圧測定用装置に対して絶縁されている。
【0012】本発明の他の主題は、上記測定を行うため
の、調整された気圧の下で容器に入れられプラズマ等に
より熱化学処理される部品の温度測定用に、少なくとも
1つの熱電対と複数の装置から成る測定装置である。そ
の特長は、上記容器内壁から上記鞘を絶縁している密閉
型通路を介して容器内壁を貫通し突き出している、上記
熱電対を有した密閉型鞘から成る。
の、調整された気圧の下で容器に入れられプラズマ等に
より熱化学処理される部品の温度測定用に、少なくとも
1つの熱電対と複数の装置から成る測定装置である。そ
の特長は、上記容器内壁から上記鞘を絶縁している密閉
型通路を介して容器内壁を貫通し突き出している、上記
熱電対を有した密閉型鞘から成る。
【0013】本発明のその他の特長は、上記熱電対は密
閉されて鞘に接続している。鞘は一方の端が閉じてお
り、縦状の穴を上記熱電対用に形成しており、その内部
空間は、容器の外部空間と通じている。鞘は実質的に円
筒形である。鞘内に配置されている上記熱電対は、一方
がグランドに、もう一方が熱電対測定用装置に対して電
気的絶縁手段によって絶縁されている。絶縁は、四極子
を有するRLC回路を用いて、直流電気による電気的絶
縁がなされ、その一方は、直列に接続されかつ上記四極
子の二つの入力端子へ接続しているセルフ・インダクタ
とコンデンサから成り、端子は更に接地されているコン
デンサと接続しており、他方はLC回路の中間点と上記
四極の出力端子とに接続している電流制限抵抗からな
り、他の出力端子も同様に接地されている。絶縁は絶縁
トランスフォーマを用い、一次と二次巻線の巻線数の比
は1に等しい。
閉されて鞘に接続している。鞘は一方の端が閉じてお
り、縦状の穴を上記熱電対用に形成しており、その内部
空間は、容器の外部空間と通じている。鞘は実質的に円
筒形である。鞘内に配置されている上記熱電対は、一方
がグランドに、もう一方が熱電対測定用装置に対して電
気的絶縁手段によって絶縁されている。絶縁は、四極子
を有するRLC回路を用いて、直流電気による電気的絶
縁がなされ、その一方は、直列に接続されかつ上記四極
子の二つの入力端子へ接続しているセルフ・インダクタ
とコンデンサから成り、端子は更に接地されているコン
デンサと接続しており、他方はLC回路の中間点と上記
四極の出力端子とに接続している電流制限抵抗からな
り、他の出力端子も同様に接地されている。絶縁は絶縁
トランスフォーマを用い、一次と二次巻線の巻線数の比
は1に等しい。
【0014】
【実施例】本発明は図面を参照して説明する以下の記載
からより良く理解することができるが、以下の記載は例
示的なものであって限定的なものではない。
からより良く理解することができるが、以下の記載は例
示的なものであって限定的なものではない。
【0015】図1は真空構造2の容器1を示しており、
容器内には低圧のガスの下で形成されたプラズマ等によ
り熱化学処理される部品3が配置されている。
容器内には低圧のガスの下で形成されたプラズマ等によ
り熱化学処理される部品3が配置されている。
【0016】部品3は床4上に置かれている。
【0017】容器1内のガスの電離電圧は、部品3が置
かれている床4と容器1内に配置されている電極5の間
にかかっており、電気的に容器1の内壁6と接続してい
る。容器1の内壁は陽極上におかれている一方、床4と
部品3は陰極電位上におかれている。
かれている床4と容器1内に配置されている電極5の間
にかかっており、電気的に容器1の内壁6と接続してい
る。容器1の内壁は陽極上におかれている一方、床4と
部品3は陰極電位上におかれている。
【0018】測定部品3の温度測定装置は、絶縁通路1
2を介して容器1の内壁6を貫通し突き出し、鞘11内
に配置されている少なくとも1つの熱電対で構成されて
いる。
2を介して容器1の内壁6を貫通し突き出し、鞘11内
に配置されている少なくとも1つの熱電対で構成されて
いる。
【0019】したがって、熱電対10は絶縁通路12に
よって上記内壁6から電気的に絶縁されており、測定部
品3の電位がかかっている。
よって上記内壁6から電気的に絶縁されており、測定部
品3の電位がかかっている。
【0020】一方、図示されていないが、地面及び熱電
対の電圧測定用装置に対してなされている熱電対10の
絶縁は、後述の電気的絶縁手段30によってなされてい
る。
対の電圧測定用装置に対してなされている熱電対10の
絶縁は、後述の電気的絶縁手段30によってなされてい
る。
【0021】図2および3の拡大図で示されている、容
器1の内壁6内に配置されている絶縁通路 12は、鞘
11と内壁6とを分離させている基準部品(レファレン
ス)20により指定される電気的絶縁部品により形成さ
れている。
器1の内壁6内に配置されている絶縁通路 12は、鞘
11と内壁6とを分離させている基準部品(レファレン
ス)20により指定される電気的絶縁部品により形成さ
れている。
【0022】部品20はねじ21から成り、そのねじ頭
21aは容器1内にある。このねじ21は長手方向に貫
通しているので、鞘11の通路用に円筒状等のスペース
を確保することができる。密閉ガスケット22はねじ2
1の軸部と鞘11の間に配置されている。ねじ21は上
記容器外側に配置されているナット23等により容器1
の内壁6上に配置されている。
21aは容器1内にある。このねじ21は長手方向に貫
通しているので、鞘11の通路用に円筒状等のスペース
を確保することができる。密閉ガスケット22はねじ2
1の軸部と鞘11の間に配置されている。ねじ21は上
記容器外側に配置されているナット23等により容器1
の内壁6上に配置されている。
【0023】絶縁円筒スリーブ24はねじ21と内壁6
の間に配置され、ねじ21のねじ頭21aを上記容器内
壁6から分離させているつば24aから成っている。絶
縁ワッシャ25は同様にナット23と容器内壁6との間
に配置されている。
の間に配置され、ねじ21のねじ頭21aを上記容器内
壁6から分離させているつば24aから成っている。絶
縁ワッシャ25は同様にナット23と容器内壁6との間
に配置されている。
【0024】図2で示されている第一例に基づき、熱電
対10は容器1内の鞘11の底部を貫通しているので、
上記熱電対は直接、測定部品3と接触することができ
る。
対10は容器1内の鞘11の底部を貫通しているので、
上記熱電対は直接、測定部品3と接触することができ
る。
【0025】容器外部にある鞘11の底部は上記容器の
外部と通じており、熱電対10は、蝋づけ15等により
密閉状態で鞘11と接続している。
外部と通じており、熱電対10は、蝋づけ15等により
密閉状態で鞘11と接続している。
【0026】この配置では、密閉通路12内の鞘11が
突き出ているため、部品3に関連する熱電対10の位置
を調整することが可能という利点がある。
突き出ているため、部品3に関連する熱電対10の位置
を調整することが可能という利点がある。
【0027】図3で示されている第二例に基づき、容器
1内に配置されている鞘11の底部は、直接、部品3と
接触している。この場合、この鞘11の底部は閉じてお
り、上記鞘は、熱電対10を挿入する縦状の穴を形成す
る。鞘11の内部空間は容器1の外部空間と通じてい
る。
1内に配置されている鞘11の底部は、直接、部品3と
接触している。この場合、この鞘11の底部は閉じてお
り、上記鞘は、熱電対10を挿入する縦状の穴を形成す
る。鞘11の内部空間は容器1の外部空間と通じてい
る。
【0028】この配置では、鞘11、及び部品に関連し
ている熱電対10の位置を調整することができ、また、
容器1を開かずに上記熱電対をとりだすことができる。
ている熱電対10の位置を調整することができ、また、
容器1を開かずに上記熱電対をとりだすことができる。
【0029】特定の、縦穴内の部分の温度測定のため、
同様な手段で複数の熱電対10を鞘11に挿入すること
もできる。
同様な手段で複数の熱電対10を鞘11に挿入すること
もできる。
【0030】特に、チューブの測定の場合には、鞘11
は幾何学的に測定チューブの近くに配置され、測定部品
の位置を占領する場合がある。
は幾何学的に測定チューブの近くに配置され、測定部品
の位置を占領する場合がある。
【0031】部品の測定時、熱電対10とそのシールド
は鞘11の電位上にあり、そこには温度測定に適してい
る部品3の陰極電位がかかっている。
は鞘11の電位上にあり、そこには温度測定に適してい
る部品3の陰極電位がかかっている。
【0032】さらに、熱電対10自身は誤測定を防ぐた
め絶縁されており、そのためそのシールドは絶縁しない
状態で地面と接することはできない。
め絶縁されており、そのためそのシールドは絶縁しない
状態で地面と接することはできない。
【0033】あらゆる寄生信号、および熱電対10後方
に配置されている装置上の陰極電位の戻りを防ぐため、
上記熱電対と未測定部分との間に電気的絶縁30を使用
する必要がある。この電気的絶縁は、特に、容器1内の
ガスのイオン化用パルス電流発生器の使用の際、及び中
性点が接地されている電気電源の使用の際、きわめて重
要となる。
に配置されている装置上の陰極電位の戻りを防ぐため、
上記熱電対と未測定部分との間に電気的絶縁30を使用
する必要がある。この電気的絶縁は、特に、容器1内の
ガスのイオン化用パルス電流発生器の使用の際、及び中
性点が接地されている電気電源の使用の際、きわめて重
要となる。
【0034】地面および熱電対の電圧測定用装置に関連
している熱電対10の絶縁は、図4に示されている第一
例に基づき、四極子を有するRLC回路により、直流電
流による電気的絶縁がなされており、その一方は、直列
に接続されかつ四極子の入力端子34と36とにそれぞ
れ接続されているセルフ・インダクタ32とコンデンサ
33から成り、入力端子36は、接地されているコンデ
ンサ33に接続しており、また他方は、LC回路31の
中間点と四極子の出力端子35とに接続している抵抗3
8で構成され、出力端子37は同様に接地されている。
している熱電対10の絶縁は、図4に示されている第一
例に基づき、四極子を有するRLC回路により、直流電
流による電気的絶縁がなされており、その一方は、直列
に接続されかつ四極子の入力端子34と36とにそれぞ
れ接続されているセルフ・インダクタ32とコンデンサ
33から成り、入力端子36は、接地されているコンデ
ンサ33に接続しており、また他方は、LC回路31の
中間点と四極子の出力端子35とに接続している抵抗3
8で構成され、出力端子37は同様に接地されている。
【0035】図5で示されている他の例に基づき、熱電
対10の絶縁は絶縁トランスフォーマ40により成さ
れ、その第一巻線41と第二巻線42の巻線数nの比
率、n1対n2は1に等しい。これにより、入力および
出力電圧の比率もまた1に等しくなる。絶縁トランスフ
ォーマ40の出力電圧は熱電対10によりかけられる電
圧に等しい。
対10の絶縁は絶縁トランスフォーマ40により成さ
れ、その第一巻線41と第二巻線42の巻線数nの比
率、n1対n2は1に等しい。これにより、入力および
出力電圧の比率もまた1に等しくなる。絶縁トランスフ
ォーマ40の出力電圧は熱電対10によりかけられる電
圧に等しい。
【0036】本発明に基づく測定方法並びに装置は、特
に、イオン窒化技術における、プラズマで処理されるチ
ューブの束等の長い線形部品の温度測定に適している。
に、イオン窒化技術における、プラズマで処理されるチ
ューブの束等の長い線形部品の温度測定に適している。
【0037】上記チューブを陰極電位にしておく一方、
鞘を形成するチューブの内部を大気圧のままにしておく
ことにより、部分的、全面的もしくは連続的に、容器寸
法を越える長さの図示部品のイオン窒化を可能にし、信
頼度が高くかつ正確な温度測定を続けると共に、イオン
窒化等のため、プラズマによるバラツキに影響を受けな
い測定を可能にすることができる。
鞘を形成するチューブの内部を大気圧のままにしておく
ことにより、部分的、全面的もしくは連続的に、容器寸
法を越える長さの図示部品のイオン窒化を可能にし、信
頼度が高くかつ正確な温度測定を続けると共に、イオン
窒化等のため、プラズマによるバラツキに影響を受けな
い測定を可能にすることができる。
【0038】さらに、本発明に基づく方法並びに装置
は、標準品で低価格な熱電対の使用を可能にし、炉内の
多種電極を抑制しながら、構造上存在する多種電極に影
響を与えずに熱電対の寿命を延ばすことができる。
は、標準品で低価格な熱電対の使用を可能にし、炉内の
多種電極を抑制しながら、構造上存在する多種電極に影
響を与えずに熱電対の寿命を延ばすことができる。
【図1】部品の熱化学処理用の真空構造の容器の、縦平
面断面図解図であり、本発明に基づいた測定装置を有し
ている。
面断面図解図であり、本発明に基づいた測定装置を有し
ている。
【図2】本発明に基づいた測定装置用の容器内壁内の密
閉型通路の、第一例の拡大断面図である。
閉型通路の、第一例の拡大断面図である。
【図3】本発明に基づいた測定装置用の容器内壁内の密
閉型通路の、第二例の拡大断面図である。
閉型通路の、第二例の拡大断面図である。
【図4】第一例に基づいた測定装置の熱電対の電気的絶
縁手段の図である。
縁手段の図である。
【図5】第二例に基づいた測定装置の熱電対の電気的絶
縁手段の図である。
縁手段の図である。
1 室
3 部品
6 壁
10 熱電対
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも1つの熱電対(10)と複数
の測定装置を用い、調整された気圧の下で室(1)に入
れられプラズマ等により熱化学処理される部品(3)の
温度を測定するための方法であって、上記室(1)は陽
極電位に、上記処理されるべき部品(3)は陰極電位に
それぞれ接続されている方法において、 処理されるべき部品(3)の近くあるいは直接に接して
熱電対(10)を配置し、該熱電対を室(1)の壁部
(6)を通って伸長させると共に該壁部から電気的に絶
縁しかつ摺動可能にする段階と、 処理されるべき部品(3)の電位を熱電対(10)に付
与する段階と;前記熱電対(10)を、前記処理される
べき部品(3)の温度測定のため、グランドおよび熱電
対の電圧測定用装置に対して絶縁する段階と;を備える
ことを特徴とする温度測定方法。 - 【請求項2】 請求項1の方法を実施するための測定装
置であって、調整された気圧の下で室(1)に入れられ
プラズマ等により熱化学処理される部品(3)の温度を
測定するための少なくとも1つの熱電対(10)と複数
の測定装置を備えて成り、更に前記熱電対を有する密閉
型の鞘部(11)を備え、該鞘部が、この鞘部(11)
を前記室(1)の壁(6)から絶縁する密閉通路(1
2)を介して、前記室(1)の壁(6)を通って摺動的
に延在することを特徴とする測定装置。 - 【請求項3】 請求項2の測定装置において、前記熱電
対は封止的に前記鞘部(11)に連結されていることを
特徴とする測定装置。 - 【請求項4】 請求項2の測定装置において、前記鞘部
(11)はその一端部において閉止されると共に前記熱
電対(10)のための凹所を形成し、前記壁の内部空間
は前記室(1)の外部空間と連通していることを特徴と
する測定装置。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかの測定装置に
おいて、前記鞘部(11)が円筒状であることを特徴と
する測定装置。 - 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれかの測定装置に
おいて、前記鞘部(11)の中に設けられる前記熱電対
(10)は、一方ではグランドに対して、他方では熱電
対を測定するための前記装置に対して、電子的絶縁手段
(30)により絶縁されていることを特徴とする測定装
置。 - 【請求項7】 請求項6の測定装置において、前記絶縁
手段(30)は四極子を構成するRLC回路により形成
されるガルバーニ電子的絶縁材であり、一方では、直列
に接続され、かつ前記四極子の入力端子(34、36)
とそれぞれ接続されているセルフ・インダクタ(32)
とコンデンサ(33)から成り、前記端子(36)は接
地されているコンデンサ(33)に接続されており、ま
た他方では、回路(31)の中間点と前記四極子の出力
端子(35)と接続している電流制限抵抗(38)で構
成され、他方の出力端子(37)は同様に接地されてい
る測定装置。 - 【請求項8】 請求項6の測定装置において、前記絶縁
手段(30)は、絶縁トランスフォーマ(40)から成
り、該トランスフォーマの一次および二次巻線の巻線数
の比は1に等しいことを特徴とする測定装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9001757A FR2658290B1 (fr) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | Procede et dispositif de mesure de la temperature de pieces contenues dans une enceinte de traitement thermochimique. |
FR9001757 | 1990-02-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518830A true JPH0518830A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=9393711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3020599A Pending JPH0518830A (ja) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | 熱化学処理容器内の部品温度測定方法及びその装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0446083B1 (ja) |
JP (1) | JPH0518830A (ja) |
AT (1) | ATE114809T1 (ja) |
DE (1) | DE69105308T2 (ja) |
FR (1) | FR2658290B1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5505544A (en) * | 1994-03-17 | 1996-04-09 | Sony Corp. | Chamber temperature uniformity test fixture |
FR2980804B1 (fr) | 2011-09-30 | 2014-06-27 | Areva Np | Procede de realisation a partir d'une ebauche en acier inoxydable austenitique a faible teneur en carbone d'une gaine resistant a l'usure et a la corrosion pour reacteur nucleaire, gaine et grappe de commande correspondantes |
FR2980803B1 (fr) | 2011-09-30 | 2013-10-25 | Areva Np | Procede de realisation d'une piece en acier inoxydable resistant a l'usure et a la corrosion pour reacteur nucleaire, piece et grappe de commande correspondantes. |
JP6293768B2 (ja) | 2012-11-07 | 2018-03-14 | アレバ・エヌペ | 一部を被覆しながら部品を熱化学的に処理する方法、及び対応するマスク |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1162137A (en) * | 1965-11-04 | 1969-08-20 | Atomic Energy Authority Uk | Improvements in or relating to Welding Thermocouples |
US4224461A (en) * | 1978-08-18 | 1980-09-23 | General Electric Company | Ungrounded three wire thermocouple |
-
1990
- 1990-02-14 FR FR9001757A patent/FR2658290B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-01-30 EP EP91400223A patent/EP0446083B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1991-01-30 DE DE69105308T patent/DE69105308T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-01-30 AT AT91400223T patent/ATE114809T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-02-14 JP JP3020599A patent/JPH0518830A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69105308T2 (de) | 1995-04-06 |
FR2658290B1 (fr) | 1992-06-12 |
EP0446083A1 (fr) | 1991-09-11 |
DE69105308D1 (de) | 1995-01-12 |
EP0446083B1 (fr) | 1994-11-30 |
FR2658290A1 (fr) | 1991-08-16 |
ATE114809T1 (de) | 1994-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5806980A (en) | Methods and apparatus for measuring temperatures at high potential | |
JP3243752B2 (ja) | ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法 | |
US1670640A (en) | Conductivity cell | |
JPH0478135A (ja) | 電気信号の抽出方法 | |
JPH0518830A (ja) | 熱化学処理容器内の部品温度測定方法及びその装置 | |
SU980638A3 (ru) | Устройство дл измерени переменного напр жени в чейке высоковольтного распредустройства | |
US4766351A (en) | Starter for inductively coupled plasma tube | |
KR950703740A (ko) | 대형 전기 기기에서 고주파 전자기장으로 부터 고주파 에러신호의 디커플링(decoupling of a high-frequency error signal from a high-frequency electromagnetic fielo in a large electric machine) | |
US3407123A (en) | Electric lamps and method of detecting leaks in such lamps | |
US2436084A (en) | Ionization chamber | |
US3296864A (en) | Measurement of temperature and pressure | |
US2571769A (en) | Ignition device | |
US6844735B2 (en) | Method for inspecting ignition device for internal combustion engine and inspection device | |
SU449317A1 (ru) | Емкостный датчик | |
Owen | A High Temperature X-ray Analysis Camera | |
SU898537A1 (ru) | Способ измерени давлени в отпа нных вакуумных конденсаторах | |
SU687473A1 (ru) | Высоковольтный измерительный резистор | |
US1724195A (en) | Spark-plug tester | |
SU932578A2 (ru) | Искровой газонаполненный разр дник | |
SU1068847A1 (ru) | Способ измерени параметров области полупроводникового сло | |
JPH0123746B2 (ja) | ||
JPWO2022018074A5 (ja) | ||
US3214687A (en) | Method and apparatus for measuring a dimension of a cylindrical conductor by developing a magnetic field to induce a voltage indicative of the dimension | |
JPS6131477Y2 (ja) | ||
SU1709255A1 (ru) | Устройство дл обнаружени пропусков изол ции труб |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050225 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061031 |