JPH05188034A - 改良された金属−セラミックシ−ルをもつ電気化学型の排ガス酸素センサ− - Google Patents

改良された金属−セラミックシ−ルをもつ電気化学型の排ガス酸素センサ−

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JPH05188034A
JPH05188034A JP4173650A JP17365092A JPH05188034A JP H05188034 A JPH05188034 A JP H05188034A JP 4173650 A JP4173650 A JP 4173650A JP 17365092 A JP17365092 A JP 17365092A JP H05188034 A JPH05188034 A JP H05188034A
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solid electrolyte
sensing device
ceramic body
oxygen sensing
sealing means
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JP4173650A
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John Hrinevich Jr
ジョン・リネヴィッチ・ジュニア
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Motors Liquidation Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関から放出される自動車の排ガスの酸
素濃度を検知するのに適した酸素感知器具10の内部で
使用できるように、固体の電解質セラミック体14を金
属ハウジング30内にシールした改良シール手段12を
提供する。 【構成】 比較的厚い環状部材12がセラミック体14
と金属ハウジング30の間に設けられる。この環状体1
2の材料は、シールされるセラミック体14と金属ハウ
ジング30より高い熱膨張係数をもつように選ばれ、そ
して好ましくは、オーステナイト系ステンレス鋼であ
る。このように、シール領域が加熱されると、環状部材
12は、セラミック体14および金属ハウジング30よ
りも膨張し、それによって、シール領域を圧縮状態に保
持し、セラミック体14の基準空気室16に望ましくな
い排ガスが侵入するのを有効にシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概略的には、内燃機関
から放出される自動車の排ガス中の酸素濃度を検出する
のに適する電気化学型の固体電解質酸素センサーのよう
な金属とセラミックの組み立て体を製造する方法に関す
る。より詳細には、本発明は、セラミックの固体電解質
体とそれを支持する金属ハウジングとの間の改良された
シールをもつことを特徴とする形式の酸素センサーに関
するもので、この改良されたシールは広範な作動温度に
亘って完全なシール状態(sealing integrity)を保持
する。
【0002】
【従来の技術】ガスセンサーは、質的及び量的なガスの
測定(determinations)を要求する各種の機器に使用さ
れている。自動車工業においては、自動車の排ガス中の
酸素濃度が空気−燃料比と直接的な関係をもつことがよ
く知られている。酸素ガスセンサ−は、最適な燃焼条件
の決定、有効燃料使用の最大限の達成、及び排気放出の
管理のために正確な排ガス酸素濃度の測定ができるよう
に自動車の内燃調整システム内で使用される。
【0003】一般に、自動車機器において使用される電
気化学型の酸素センサーは筒状の(thimble-shaped),
セラミック製の、電気化学的ガルバニー電池を利用して
排ガス流中に存在する相対的酸素量を測定または感知す
るもので、この一例は米国特許第3,844,920号
(バ−ゲット他)に開示されている。この形式の酸素セ
ンサーは、一般によく知られ、自動車工業全体に亘って
使用されており、典型的には、イットリアで安定化した
ジルコニアであるイオン伝導性固体電解質のセラミック
材料、測定されるべき排ガスに曝された固体電解質の外
部上の多孔質の電極被覆、および比較ガスの既知の濃度
に曝される固体電解質の内部上の多孔質の電極被覆から
なるものである。
【0004】固体電解質を横切るガス濃度勾配は下記の
ネルンストの式によってガルバニックポテンシャルを生
じさせるが、これは二個の電極の位置におけるガスの分
圧の差に関連するものである。
【0005】
【数1】E=AT[ln(P1/P2)] ここで、Eはガルバニック電圧、Tはガスの絶対温度、
1/P2は2個の電極の位置における比較ガスの分圧の
比、A=R/4Fであって、Rは気体定数、Fはファラ
ディ定数である。
【0006】このように、酸素感知装置は、比較電極と
測定電極との間に生ずるガルバニックポテンシャルを測
定することによって排ガス中の酸素濃度を測定すること
ができる。
【0007】センサ−の固有な作動のために、比較電極
と測定電極は、対応する分圧を測定すべきガス源にのみ
曝されることが絶対的に必要である。したがって、比較
電極は基準ガス(reference gas)にのみ曝されるよう
に外的漏洩からシールされていなければならない。しか
しながら、実際には、互いに結合しなければならない各
種材料のために、このシールを達成することが難しく、
特に、自動車の環境内においては典型的である広範な温
度範囲に亘ってセンサ−が循環するに応じて、材料の相
違する熱膨張特性のために、シールを維持することはな
おさら困難である。
【0008】この臨界的シールに関連する難点は、主と
してセンサ−を組み立てるのに使われる技術のために生
じ、ジルコニアセラミック感知素子は、典型的には、ス
テンレス鋼である金属ハウジング内に装架され、かつ、
シールされる。セラミック感知素子と金属ハウジングと
の間の絶対シールを得ることは、二種の材料の異なる性
質のため非常に困難である。
【0009】しかし、この形式の酸素センサーの固有の
作動のためには、排ガスがセラミック感知素子の基準室
への(かつ、したがって比較電極への)漏洩を防ぐよう
に絶対シールが要求される。しかも、このシールの完全
性は、広範な温度範囲に亘って、厳格に維持されなけれ
ばならない。
【0010】セラミック感知素子と金属ハウジングとの
間に要求されるガス密なシールを達成するために、種々
の手段が過去に用いられてきたが、ほとんどの場合、あ
る形式のバネ部材を使用するものである。共通の実施手
段は、バネ部材を、熱い排ガスが流れる領域の近くの金
属ハウジングの内部、典型的には、絶縁体とセラミック
感知素子上の正の電気接点との間に置くことであった。
この設計は、排ガスが固体電解質体の上を流れるにつれ
て遭遇する高温度に耐えることができるバネ部材を要求
する。そのような材料は比較的高価で、かつ最適なバネ
性を発揮しない。しかもそのような配置は、一般に各部
材の組み立ての間にバネ部材に極端に高い負荷力(load
ing force)を受けさせ、その結果、そのバネ力の顕著
な損失を生じる。
【0011】また一方では、バネ部材は、排ガスが流れ
るセンサ−組立体の極端に熱い断面部分から離して設け
られてきた。しかしながら、この設計はバネ部材用の比
較的安価な材料が使用できるとはいえ、全合成力がバネ
部材に負荷されることが要求され、それによって再度部
材のバネ力が低下し且つ相応してそのシール効果を減ず
る結果を生ずる。
【0012】タルクやマイカのような屈折性の(yielda
ble)材料は、温度変化に曝されたときに該屈折材料が
変形して各部材間の凹凸(irregularities)を充填し、
それによって有効なシールを維持するように、二つの部
材間に導入されてきた。しかしながら、この形式の材料
に生ずる欠点は、これら材料が限られた弾力しかもた
ず、したがって、お互いの間で部材を強固に保持し合う
ように要求される力を生じないということである。
【0013】最後に、電流で金属ハウジングの特定部分
を加熱し、ついでハウジングを反転させるという共通の
方法が用いられてきた。加熱されたシェルが冷却するに
つれて、金属は収縮し、セラミック素子は圧縮状態とさ
れかつシールが形成されるようになる。この形式のシー
ルの難点は、この器具が高温度で使用されるので、金属
がセラミック部材よりも大きく膨張し、これによって圧
縮負荷を低下させ、かつシールを破壊する。
【0014】
【発明が解決すべき課題】したがって、従来技術の欠陥
を避けるこれらの形式の酸素センサーの範囲で金属ハウ
ジング内に設けられたセラミック体をシールする手段を
提供することが望ましい。より詳細には、このシール手
段は広範な温度範囲に亘って高品位のシールを保持する
ことができなければならない。もし、これらの部材をシ
ールする手段が同様に自動車製造技術に容易に馴染むも
のであったとしたら、このことは同様に望ましい。
【0015】したがって、本発明の目的の一つは、固体
の電解質のセラミック体を、それを保持する金属ハウジ
ング内にシールする手段を提供することであり、この手
段は特に、酸素感知器具に使用するのに適している。
【0016】本発明の他の目的は、セラミック体と金属
体との間のこのように改良されたシールを広範な作動温
度に亘って有効なものとすることである。
【0017】最後に、本発明のさらにもう一つの目的
は、そのような改良されたシールを、現在行なわれてい
る自動車製造技術に適応させかつ容易に応用可能とする
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい具体例
によれば、これらの目的および他の目的及び効果は、以
下のように達成される。
【0019】本発明によれば、固体の電解質のセラミッ
ク体を、特に、内燃機関から放出される自動車の排ガス
の酸素濃度を検出するのに適した酸素感知器具に使用で
きるように、金属ハウジング内にシールする改良された
手段が提供される。
【0020】一般に、酸素感知器具は、金属ハウジング
内に強固に固定される実質的に円筒状で、固体の電解質
セラミック感知素子をもつ。固体の電解質体は、軸方向
に存在する長孔をもち、固体の電解質物質で閉塞された
第1の端部と開放された第2の端部をもつ。基準電極は
固体の電解質体の内表面上に設けられ、そして、測定電
極は外表面に設けられている。金属ハウジングは、固体
の電解質体の測定電極が測定されるべき外部ガスと接触
し、かつ基準電極が本質的に測定されるべき外部ガスに
対して気密になるように固体の電解質体を支持する。排
ガスの酸素の分圧は比較電極と測定電極との間で発生す
るガルバニックポテンシャルを測定することによって決
定される。
【0021】本発明の好適な一側面によれば、固体の電
解質セラミック体と金属ハウジングとの間に改良された
高品位シールを形成する手段が提供され、そこにおいて
この改良されたシールは広範な温度範囲に亘って完全性
を有効に維持する。これは、セラミック体と金属ハウジ
ングとの間に中空な断面をもつ比較的厚い環状部材を設
けることによって達成できる。この中間環状部材の材料
はシールされるセラミック体および金属ハウジングより
も高い熱膨張係数をもつように選択され、そして、好ま
しくは、適当なステンレス鋼である。このようにして、
シール領域が加熱されるとき、中間環状部材はセラミッ
ク体や金属ハウジングより大きく膨張し、それによって
シール領域を圧縮状態に維持し、かつセラミック体を有
効にシールして望ましくない排ガスがその基準空気室
(reference air chamber)に入るのを防ぐ。
【0022】本発明の有利な特徴は、中間環状部材が、
広範な温度範囲に亘っても、金属ハウジング内に固体電
解質を強固に保持し、シールするのを容易にすることで
ある。しかも、この改良されたシールを達成する手段
は、同様にこの形式の自動車の酸素センサーの組み立て
に使われる現在の製造技術に馴染み、それによってこの
設計の実用性を最大限に発揮させるものである。
【0023】本発明の他の目的と効果は、添付図面を参
照した下記の説明からより明確となるであろう。、
【0024】図1は、固体電解質の電気化学型の酸素セ
ンサーの断面図であって、本発明の好ましい具体例によ
る、固体電解質セラミック感知素子、金属ハウジングお
よび中間シール手段を示している。
【0025】図2は、図1に示すシール手段とシールさ
れた領域の拡大された断面図である。図3は、本発明の
好ましい具体例によるシール手段を示している。
【0026】本発明は、固体の電解質セラミック体を金
属ハウジング内にシールする改良された手段を提供する
もので、特に、これは内燃機関から放出される自動車の
排ガスの酸素濃度を検出するように設計された電気化学
型の酸素感知器具に使用するのに特に適している。セラ
ミック体と金属ハウジングの間の改良されたシールは、
広範な作動温度に亘ってその完全なシール特性を維持す
る。
【0027】本発明の好適な具体例において、図1に断
面で示されるような酸素感知器具10は、固体の電解質
セラミック体14を金属ハウジング30内にシールする
好適なシール手段12を含む。図1に示される酸素感知
器具10は、自動車の排ガスを検出するのに使用される
実際の酸素感知器具のほぼ1.5倍の寸法である。
【0028】前述のように、この形式の典型的な酸素セ
ンサーにおいて、固体の電解質セラミック体14は、他
の適当な電導性でイオン伝導性の材料も使用し得るとは
いえ、優れたイオン伝導性、証明された耐久性および有
用性のために、好ましくは、イットリアで安定化したジ
ルコニアによって形成される。固体の電解質体14は、
実質的に軸方向に位置する長孔16をもつ管状体であ
る。固体の電解質体14の第1の端部18は、固体の電
解質体で閉塞されている。固体の電解質体14の第2の
端部20は、開放されている。
【0029】比較電極(図示していない)は、長孔16
の中の固体の電解質体帯状14の内表面24上に設けら
れる。比較電極は好ましくは多孔質の白金の極端に薄い
層で作られる。多孔質の白金が選ばれるのは、多孔質の
金やパラジウムのような他の適当な電導性表面も使用で
きるとはいえ、他の貴金属触媒材料に比較して、高い表
面積、良好な触媒特性をもち、かつ、比較的低コストで
あるからである。比較電極は、既知の濃度の基準ガスと
接触する。空気は、容易に入手でき、且つ、固体の電解
質体14の長孔16中に容易に導入できるので、一般に
常に基準ガスとして使用される。他のガスも使用できる
が、比較電極と接触させるために、長孔16にガスを導
入するに当たり、異常な、実行不可能な垂直特性(plum
bing features)が要求されることとなる。
【0030】酸素センサー10の固有な作用のために、
比較電極は基準ガスのみに曝されることが絶対的に必要
である。したがって、固体の電解質体14の長孔16
は、外部ガスが長孔16中へ漏洩するのを防ぐために隔
離されている必要がある。この発明のシール手段には、
続いて詳述するように、必要な気密シールをただちに形
成する。
【0031】上に述べたと同じ理由によって、多孔質の
白金の極度に薄い層から作られるのが好ましい測定電極
(図示されていない)は、固体の電解質体14の外表面
28上に設けられる。しかしながら、他の適当な導電性
の触媒性の表面も使用し得る。測定電極は酸素濃度が測
定されるべき排ガスに接触する。排ガスの酸素分圧は、
比較電極と測定電極の間に発生するガルバニックポテン
シャルを検出することによって測定される。典型的に
は、外側の測定電極、または、少なくとも排ガスに曝さ
れる部分は、測定電極を排ガス中の外来の有害物質また
は粒子から遮蔽するために、典型的には多孔質のセラミ
ック材料である保護コ−ティング(図示されていない)
の薄層によって被覆されている。一般に、測定電極は上
方に延び、且つ、ハウジング30に接触する電導性金属
ガスケット34と接触する。このハウジングは接地電位
(ground potential)となるように電気的に結合されて
いる。
【0032】ハウジング30は、自動車の排気管内に嵌
入するように、典型的には単純な台板(mounting plat
e)を利用して適用されている。ハウジング30は、固
体の電解質体14の外側表面28上の測定電極が測定さ
れるべき外部の排ガスと接触するように、固体の電解質
体を保持する。その間、固体の電解質体14の内側表面
24上の比較電極は、外部排ガスにガス密である。固体
の電解質体14は、排ガスの流れの中に指状の突起に似
るように装架されている。固体の電解質体14の約1/
2から1/3は外に突出し、排ガスに曝される。ハウジ
ング30は、さらに、詳細に後述するようにフェライト
系あるいはマルテンサイト系ステンレス鋼のような、高
強度で好ましくは耐食性の材料で製造されるのがよい。
【0033】下方のガスケット34は、固体の電解質体
14の外側の角度をもった壁に設けられ、固体の電解質
体14と金属ハウジング30(本発明の特許性のあるシ
ール手段12が同様に設けられている場合)との間の領
域における固体の電解質体14をシールするのを助け、
比較電極が設けられている固体の電解質体14の長孔へ
の外部排ガスの流入を防止する。この下部ガスケット3
4の目的は、固体の電解質体14とハウジング30の間
の凹凸を埋めるようにセンサ−10の組み立て中に変形
させることである。
【0034】本発明の好ましいシール部材12によっ
て、この下部ガスケット34は厳密には必要ではない。
しかしながら、下部ガスケット34が、特に広範囲の温
度に曝されたときに外部の排ガスの漏洩を完全にシール
するとはいえないが、下部ガスケット34の使用は、合
わせられる固体の電解質体14とハウジング30の間の
表面欠陥を充填するので、好ましい。
【0035】穿孔シールド38は、同様に固体の電解質
体14の組み立ておよび使用中にそれを保護するために
ハウジング30に付設されることとなる。隙間40が、
固体の電解質体14の感知領域における穿孔シ−ルド3
8と固体の電解質体14の間に設けられ、遮断されない
排ガス流が穿孔シールド38を通って固体の電解質体1
4の外表面28上の多孔質白金測定電極へ流れるのを許
容する。
【0036】端子ポスト44は、ハウジング30内に固
体の電解質体14を強固に保持しかつ中心に置くように
設けられ、一方、外部の診断装置(diagnostic equipme
nt)に電気的に接続されている外部の電子的信号線(図
示されていない)に対し、比較電極と測定電極の間に生
じたガルバニック出力信号を接続する。図示されるよう
に、端子ポスト44は、実質的に管状であり、固体の電
解質体14の頂部表面に概ね合致するように形成された
外方に広がった(outwardly-flared )領域をもつ。形
成されたワッシャ−42は、固体の電解質体14の頂端
部と端子ポスト44との間に合致した合わせ面を形成
し、それによってさらに固体の電解質体14の長孔16
中に排ガスが漏れ出すのを防ぐように二つの部材間のシ
ールを完全にすることにより、固体の電解質体14の頂
端部と端子ポスト44の外方に広がった領域の間に配置
されている。同様に、形成ワッシャ−42の内径は、固
体の電解質体14内に挿入されるときにその内部比較電
極と電気的に接触するように、固体の電解質体14の開
放端20に合致せしめられている。(比較電極からの電
気信号は、ついで外部の診断装置に伝えられる。)
【0037】端子ポスト44は、一般に、電導性、高強
度および優れた耐食性のために、適当なステンレス鋼の
ような電導性の材料で形成されるが、他の電導性で強力
な材料も利用できる。センサ−10は約500°Cにも
達するような高温の腐食性の内燃機関の排ガスに曝され
るので、これらの材料のために優れた耐食性が要求され
る。
【0038】端子ポスト44の外方に広がった領域は、
固体の電解質体14の環状部に本質的に直角である。こ
の外方にに広がった部分が一般に平らで端子ポスト44
の環状部に直角であるということはセンサ−10の組み
立ての際の整備のために重要である。端子ポスト44の
外方に広がった領域の平らな表面は、続いて挿入される
部分のための座を形成する。
【0039】端子ポスト44は、物理的性質と使用中の
考察からアルミナのような絶縁物質から一般に形成され
るセラミック絶縁体48によって包囲されている。セラ
ミック絶縁体48は、電導性ハウジング30と端子ポス
ト44との間の電気的短絡を防ぐことが要求され、これ
は、外部の診断装置に電気信号ワイヤ−を経由して比較
電極と測定電極によって発生したガルバニック信号を電
気的に伝達する。実際には、電気信号ワイヤ−は、セラ
ミック絶縁体48から延びる端子ポスト44の端部に取
り付けられる。
【0040】ワッシャ−46は、端子ポスト44の外方
に広がった領域の平らな表面とセラミック絶縁体48と
の間に配置される。このワッシャ−46は、特にセンサ
−10が、種々の温度に曝されるにつれてセンサ−10
の組み立てと使用の間に起こる部材間の寸法の相違を補
償するように、典型的には一般のスプリング状に巻き込
んだ形を特徴とするものである。寸法的な相違は一般
に、センサ−10内で使用される種々の異なる材料と、
それらの相違する熱膨張係数のために生ずる。この発明
のシール手段12は、この問題を軽減する。
【0041】シールワッシャ−50は、セラミック絶縁
体48と金属ハウジング30の間に設けられる。このシ
ールワッシャ−50は、リングに似せて形成され、ハウ
ジング30の頂端部の後続の襞つけ(crimping)を容易
にする。シールワッシャ−は好ましいが、必須ではな
い。
【0042】基準ガスは、典型的には、端子ポスト44
の直角で延長した部分内に設けられる一以上の孔52を
通って、さもなくば酸素センサーの特殊な設計に応じ
て、固体の電解質体14の基準室16へ導入される。
【0043】本発明の効果をよりよく理解するためにセ
ンサ−10の組み立て手順が以下のように一般的に記載
される。センサ−10の組み立ての間に、端子ポスト4
4、ワッシャ−46、セラミック絶縁体48およびシー
ルワッシャ−50からなる端子ポストのサブ組立体がハ
ウジング30の延伸された開放端内に挿入される。ハウ
ジング30の延伸された開放端は図2にさらに明瞭に示
され、かつ、端子ポストのサブ組立体の挿入を許容す
る。端子ポスト44は、固体の電解質体14の開放端2
0の、および、開放端20内の頂部表面上に設けられた
形成ワッシャ−42と係合する。端子ポスト44は、本
発明のシール手段に対して、また同時にハウジング30
の角度をつけた座に対してもそれらの間に設けられたガ
スケット34によって下向きに強固に固体の電解質体1
4を保持する。固体の電解質体14は、電解質体14と
ハウジング30との間の電解質体14の外径において形
成される摩擦接合(friction fit)によって強固にハウ
ジング30内に保持される。
【0044】端子ポスト44のサブ組立体の挿入後、ハ
ウジング30の伸長した開放端は室温でハウジング30
内の部材を保持する従来の手段を用いて内方へ圧延され
る。この冷間襞付け加工後、各部材は、圧縮力を負荷さ
れさらに高温で熱間襞付けが行なわれる。これは、セン
サ−10に充分に大きい圧縮力を負荷しながら、ハウジ
ング30を抵抗加熱するためにハウジング30を通って
充分に大きい電流を同時に流すことによって達成され
る。圧縮力はハウジング30が冷えるまで負荷される。
圧力下でのハウジング30のすでに冷間圧延された端部
の熱間圧延は、各部材がハウジング30内で強固に保持
されることを保障する。
【0045】特許性のある部分、特に、シール手段につ
いて次に説明する。本発明の好ましい一側面によれば、
シール手段12は、固体の電解質セラミック体14とハ
ウジング30との間の改善されたシールを提供する。シ
ール手段12は、ハウジング30内に固体の電解質体1
4を保持する一方で、固体の電解質体14の内部をその
開放端20において排ガスからシールする。固体の電解
質体14は、固体の電解質体14をハウジング30内に
挿入すると同時にシール手段12に対して作用される下
向きの力によってハウジング30内に保持される。
【0046】図3に示されるように、本発明のシール手
段12は基本的に比較的厚いが比較的短い環状部材であ
る。図2により詳しく示されるように、シール手段12
は、ハウジング30の内径に沿うその角度をつけた座に
おいて固体の電解質体14と金属ハウジング30の間に
設けられる。シール手段12は、もし下部ガスケット3
4が設けられていればこれに接触する。シール手段12
の直径は、図1および図2に示されるように、固体の電
解質体14の直径とハウジング30の直径に依存する。
環状シール手段12の長さは、固体の電解質体14と接
触するハウジング30内のくぼんだ領域の対応長さに依
存する。そのくぼんだ領域の長さについては、ほぼ半分
が固体の電解質体14と接触し、一方残りの半分は環状
のシール手段12によって接触せしめられる。本発明に
対する予測し得ない有害な結果によって種々長さは変わ
り得るが、この比だけは、使用中の各部材の安定性を最
適にするように見える。さらに、環状のシール手段12
の壁は、図示のように、種々の温度に曝される間に固体
の電解質体14とハウジング30に対する圧縮力を保持
する強度をもつように、充分に厚くなければならない。
【0047】シール手段12は、固体の電解質体14や
金属ハウジング30よりも高い熱膨張係数をもつことを
特徴とする材料で形成される。このようにして、シール
領域がセンサ−10の作動中に高温度に曝される場合、
シール手段12は、固体の電解質体14はたは金属ハウ
ジング30よりも大きい比率で膨張し、これによって、
これら部材(14及び30)を圧縮状態に保持させる。
この機構によって、シール手段12は,固体の電解質セ
ラミック体14を有効にシールして広範な温度範囲に亘
って望ましくない排ガスが基準空気室16へ入るのを防
ぐ。
【0048】特に好ましい具体例では、好ましいシール
手段12は、ハウジング30または固体の電解質セラミ
ック体14の熱膨張係数よりも大きい熱膨張係数をもつ
適当なオ−ステナイト系ステンレス鋼から形成される。
オ−ステナイト系ステンレス鋼は一般に他のステンレス
鋼に比較して広範な温度域に亘って優れた靱性とともに
良好な耐食性をもつだけでなく、最も高い熱膨張係数を
もつことを特徴とし、このため、好適に用いられる。
【0049】ハウジング30は、適当なAISI400
シリ−ズのフェライト系鉄−クロムステンレス鋼(AI
SIは米国鉄鋼協会により付与された規格材料の呼称で
ある)のような高強度ステンレス鋼で形成される。フェ
ライト系ステンレス鋼は一般に広範な温度範囲に亘って
良好な耐食性をもつことを特徴とし、このため好適であ
る。
【0050】ハウジング30、固体の電解質セラミック
体14およびシール手段12用の特定材料およびそれら
の熱膨張係数は以下のとおりである。
【0051】ハウジング30は好ましくは、規格名AI
SI409およびAISI430(またはそれらの均等
材料)をもつフェライト系ステンレス鋼から作られる。
これの材料は類似の性質をもつことを特徴とし、このた
め、このうちの一種が他の種類よりかならず好ましいと
いうことはない。さらに他のフェライト系ステンレス鋼
も使用できることが予測できる。AISI409および
AISI430材料は、約0°C(32°F)と約10
0°C(212°F)の間の温度範囲に亘って、約1
0.44〜11.7×10-6cm/cm−°C(5.8〜
6.5×10-6インチ/インチ−°F)の平均熱膨張係
数をもち;約21°C(70°F)で測定された降伏強
度が約206842.8KPa(30,000ps
i);および約21°C(70°F)で測定された引張
強さが約379211.8〜448159.4Kpa
(55,000〜65,000psi)であることを特
徴とする。この2種の材料の化学組成は類似したもので
あり、下記の表1に掲載する。下記の表1に示される百
分率は重量%である。
【0052】
【表1】
【0053】前述のとおり、セラミック固体電解質体1
4は、酸素を感知する環境下で判明している成功のため
に、市場で入手可能なイットリアで安定化したジルコニ
アで作られるのが望ましい。このセラミック材料の熱膨
張係数は、金属部材の熱膨張係数よりもかなり低い。特
に、イットリア安定化ジルコニアの熱膨張係数は、ほぼ
室温から100°C(212°−F)の温度範囲に亘っ
て、約7.2×10-6cm/cm−°C(4×10-6インチ
/インチ−°F)である。実際上、酸素センサー10内
の感知素子14に要求されるようにイオン伝導性で、電
導性の如何なる固体の電解質セラミック材料も充分に低
い熱膨張係数をもつことを特徴とする。これらの形式の
如何なる材料も、約9×10-6cm/cm−°C(5×10
-6インチ/インチ−°F)を超えない熱膨張係数をもつ
ことを特徴とし、かつ好ましい具体例に使用するのに適
していることが予想できる。
【0054】本発明のシール手段12は、このためハウ
ジング30の熱膨張係数[10.8×10-6cm/cm−°
C(約6×10-6インチ/インチ−°F)]およびセラ
ミック固体の電解質体14の熱膨張係数[9×10-6cm
/cm−°C(約5×10-6インチ/インチ−°F)]よ
り大きい熱膨張係数をもつオ−ステナイト系ステンレス
鋼から作られるのが好ましい。好適な材料は、AISI
301、AISI302、AISI303およびAIS
I304であるが、他のオ−ステナイト系ステンレス鋼
も同様に使用し得る。再度注意すべきことは、これらの
材料は類似の性質をもつので、かならずしも一つの材料
が他の材料よりも好ましいということはできない。これ
らの材料は、約0°C(32°F)から約100°C
(212°F)の間の温度範囲において、約16.92
〜17.28×10-6cm/cm−°C(9.4〜9.6×
10-6インチ/インチ−°F)の平均熱膨張係数をも
ち;約21°C(70°F)で測定された降伏強度が約
206842.8〜241316.6KPa(30,0
00〜35,000psi);および約21°C(70
°F)で測定された引張強さが約517107〜586
054.6Kpa(75,000〜85,000ps
i)であることを特徴とする。同様にまた約14.4×
10-6cm/cm−°C(8×10-6インチ/インチ−°
F)と同じぐらい低い熱膨張係数をもつ他のオ−ステナ
イト級のステンレス鋼も本発明に使用し得ることが予想
できる。これら4種の材料の化学組成は、類似のもので
あり、以下の表2に掲載のとおりである。示されている
百分率は重量%である。
【0055】
【表2】
【0056】前述のとおり、また、図2に明示のとお
り、シール手段12は、固体の電解質セラミック体14
と金属ハウジング30の間のハウジング30の内周面に
沿った角度をつけた座に近接した領域内に設けられる。
シール手段12は、下部ガスケット34(もしガスケッ
ト34が存在するならば)に接触する。シール手段12
は、固体の電解質セラミック体14および金属ハウジン
グ30よりも高い熱膨張係数をもつことを特徴とする材
料で作られるので、シール手段12は、高温度に曝され
ている間に固体の電解質セラミック体14または金属ハ
ウジング30よりも大きい比率で熱膨張する。シール手
段12のより大きい膨張によって、固体の電解質体14
は強固にハウジング30内に保持され、かつ、圧縮力が
残るようにされる。この機構によってシール手段12
は、広範な温度範囲に亘って固体の電解質体14とハウ
ジング30の間のシールを有効に保持し、固体の電解質
体14の内部空気基準室16を、望ましくない排ガスの
侵入からシールする。本発明の有利な特徴は、シール手
段12が広範な温度範囲に亘って金属ハウジング30内
に固体の電解質体14を強固に保持しシールするのを容
易にすることである。このシールは自動車の環境内で遭
遇する広い温度範囲に亘って完全性を有効に保持する。
さらに、この改良されたシールを達成するシール手段1
2は、この種の自動車の酸素センサーの組立に使われる
現在行なわれている製造技術にもよく馴染み、これによ
って設計の実用性を最大限に高めるものである。
【0057】したがって、本発明を好ましい実施例につ
いて記載してきたが、当該技術分野における優れた技術
をもつ者にとっては、他の方法も採用し得ることは明ら
かである。シール手段、ハウジングおよび固体の電解質
体の材料は、確実に好適に改良することができ、そして
それらの熱膨張係数の間に同じ関係を生じさせることが
できる。さもなければ、任意の好適な材料が個々の部材
について置換でき、また、中空のシール手段が設けら
れ、また酸素センサーの他の種々の部材が修正される。
最後に、本発明の教示は、スパ−クプラグのようにセラ
ミック部品がシールされ、金属部品の内部に保持される
ような環境でも容易に使用し得る。
【0058】したがって、本発明の範囲は前記の「特許
請求の範囲」の範囲によってのみ限定されるべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい具体例による、固体電解質セ
ラミック感知素子、金属ハウジングおよび中間シール手
段を示す、固体電解質の電気化学型の酸素センサーの断
面図である。
【図2】図1に示すシール手段とシールされた領域の拡
大された断面図である。
【図3】本発明の好ましい具体例によるシール手段を示
す図である。
【符号の説明】
10 酸素感知器具 12 シール手段 14 固体の電解質セラミック体 16 長孔(基準室) 18 閉塞端部 20 開放端部 24 内側表面 28 外側表面 30 ハウジング 34 下部ガスケット 38 穿孔シ−ルド 40 隙間 42 ワッシャ− 44 端子ポスト 46 ワッシャ− 48 セラミック絶縁体 50 シールワッシャ− 52 孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体の電解質セラミック体14と金属ハ
    ウジング30をもつ酸素感知器具であって、該固体の電
    解質セラミック体14は軸方向に延びる長孔16をもち
    実質的に管状であり、第1の端部18は該固体の電解質
    セラミック体で閉塞されており、第2の端部20は開放
    されており、該固体の電解質セラミック体14はその内
    表面24に設けられた比較電極とその外表面28に設け
    られた測定電極とをもち、上記比較電極と測定電極との
    間で発生したガルバニック出力信号が測定可能であり、
    そして、該固体の電解質セラミック体14の該測定電極
    が測定されるべき外部ガスと接触しかつ該固体の電解質
    セラミック体14の該比較電極が該長孔16内の適宜の
    基準ガスと接触するように該固体の電解質セラミック体
    14が該金属ハウジング30内に軸方向に配置されてお
    り、以下に記載の事項を特徴とする酸素感知器具:該固
    体の電解質体14は第1の熱膨張係数をもち、該金属ハ
    ウジング30は該第1の熱膨張係数よりも大きい第2の
    熱膨張係数をもち、そして、酸素感知器具10は、高温
    度において該金属ハウジング30内に該固体の電解質セ
    ラミック体14を圧縮して保持しかつシールするシール
    手段12を含み、該シール手段12は該第1および第2
    の熱膨張係数よりも大きい第3の熱膨張係数をもち、該
    シール手段12は、実質的に環状であり、かつ該固体の
    電解質セラミック体14の開放端20の周りでかつそれ
    に近接して、該固体の電解質セラミック体14と該金属
    ハウジング30の間に設けられており、そのシール手段
    12が設けられる態様は、高温度に曝されたときに該シ
    ール手段12の膨張率は該固体の電解質セラミック体1
    4または該金属ハウジング30の対応熱膨張係数より大
    きくなり、そのために、該固体の電解質セラミック体1
    4の長孔16が測定されるべき外部ガスに対して絶対的
    にガス密となるように、該金属ハウジング30内に該固
    体の電解質セラミック体14を圧縮してシールするのに
    効果的となるものである。
  2. 【請求項2】 該固体の電解質体14がイットリアで安
    定化したジルコニアで形成され、かつ比較電極及び測定
    電極が白金からなる請求項1記載の酸素感知器具10。
  3. 【請求項3】 ハウジング30が14.4×10-6cm/
    cm−°C(8×10-6インチ/インチ−°F)以下の熱
    膨張係数をもつことを特徴とする材料で形成されている
    請求項1記載の酸素感知器具10。
  4. 【請求項4】 該シール手段12が14.4×10-6cm
    /cm−°C(8×10-6インチ/インチ−°F)以上の
    熱膨張係数をもつことを特徴とする材料で形成されてい
    る請求項1記載の酸素感知器具10。
  5. 【請求項5】 該ハウジング30がフェライト系ステン
    レス鋼で形成されている請求項3記載の酸素感知器具1
    0。
  6. 【請求項6】 該シール手段12がオーステナイト系ス
    テンレス鋼で形成されている請求項4記載の酸素感知器
    具10。
  7. 【請求項7】 該固体の電解質セラミック体14がイッ
    トリアで安定化したジルコニア体であり、金属ハウジン
    グ30が14.4×10-6cm/cm−°C(8×10-6
    ンチ/インチ−°F)以下の熱膨張係数をもつことを特
    徴とするフェライト系ステンレス鋼で形成されており、
    そしてシール手段12が14.4×10-6cm/cm−°C
    (8×10-6インチ/インチ−°F)以上の熱膨張係数
    をもつオーステナイト系ステンレス鋼で形成されている
    請求項1記載の酸素感知器具10。
  8. 【請求項8】 該ハウジング30がAISI409及び
    AISI430からなる材料の群から選ばれるフェライ
    ト系ステンレス鋼で形成されている請求項7記載の酸素
    感知器具10。
  9. 【請求項9】 該シール手段12がAISI301、A
    ISI302,AISI303及びAISI304から
    なる材料の群から選ばれるオーステナイト系ステンレス
    鋼で形成されている請求項7記載の酸素感知器具10。
JP4173650A 1991-06-10 1992-06-09 改良された金属−セラミックシ−ルをもつ電気化学型の排ガス酸素センサ− Pending JPH05188034A (ja)

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