JPH05188030A - 海洋デ−タ自動測定装置 - Google Patents
海洋デ−タ自動測定装置Info
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- JPH05188030A JPH05188030A JP311292A JP311292A JPH05188030A JP H05188030 A JPH05188030 A JP H05188030A JP 311292 A JP311292 A JP 311292A JP 311292 A JP311292 A JP 311292A JP H05188030 A JPH05188030 A JP H05188030A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 安価でしかも精度及び分解能を上げることが
できる投捨式の海洋デ−タ自動測定装置を提供するこ
と。 【構成】 温度補正した交流電圧信号を出力する電気伝
導度検出手段26,27,31と、直流抵抗信号として出力す
る水温センサ28と、交流電圧信号の直流電圧変換部33
と、この直流電圧変換部の出力の逆数をとる逆数変換部
34と、この逆数変換部の出力をFM信号に変換する周波
数変換部35と、水温センサからの出力とFM信号の混合
信号を出力する混合部36と、この混合部に接続される2
線伝送ワイヤ12と、着水検出手段と、伝送ワイヤに接続
されるハイパスフィルタ及びロ−パスフィルタと、ハイ
パスフィルタから出力される直流抵抗信号及び上記ロ−
パスフィルタから出力される交流電圧信号及び着水検出
手段からの信号に基づき着水時点からの深度に対する水
温及び電気伝導度相当値を表示あるいは印字出力する制
御手段37とを具備する。
できる投捨式の海洋デ−タ自動測定装置を提供するこ
と。 【構成】 温度補正した交流電圧信号を出力する電気伝
導度検出手段26,27,31と、直流抵抗信号として出力す
る水温センサ28と、交流電圧信号の直流電圧変換部33
と、この直流電圧変換部の出力の逆数をとる逆数変換部
34と、この逆数変換部の出力をFM信号に変換する周波
数変換部35と、水温センサからの出力とFM信号の混合
信号を出力する混合部36と、この混合部に接続される2
線伝送ワイヤ12と、着水検出手段と、伝送ワイヤに接続
されるハイパスフィルタ及びロ−パスフィルタと、ハイ
パスフィルタから出力される直流抵抗信号及び上記ロ−
パスフィルタから出力される交流電圧信号及び着水検出
手段からの信号に基づき着水時点からの深度に対する水
温及び電気伝導度相当値を表示あるいは印字出力する制
御手段37とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海中等の鉛直方向の水温
及び電気伝導度を自動的に計測することができる海洋デ
−タ自動測定装置に関する。
及び電気伝導度を自動的に計測することができる海洋デ
−タ自動測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航行中の測量船から水温センサを内蔵し
たプロ−ブを海中に投下して自由落下させ、水温センサ
で検知された水温信号を常時伝送ワイヤを介して測量船
に伝送して、海中鉛直方向の深度に対する水温をリアル
タイムに連続的に計測する、いわゆるXBT(expendab
le bathy thermograph)という計測装置が広く知られて
いる。この測定された水温デ−タは各種気象観測デ−タ
として使用される。このXBTのプロ−ブを海中に投下
し、所定の水温デ−タを計測し終えると、プロ−ブに接
続されていた伝送ワイヤを切断し、プロ−ブもろとも海
中に投棄していた。
たプロ−ブを海中に投下して自由落下させ、水温センサ
で検知された水温信号を常時伝送ワイヤを介して測量船
に伝送して、海中鉛直方向の深度に対する水温をリアル
タイムに連続的に計測する、いわゆるXBT(expendab
le bathy thermograph)という計測装置が広く知られて
いる。この測定された水温デ−タは各種気象観測デ−タ
として使用される。このXBTのプロ−ブを海中に投下
し、所定の水温デ−タを計測し終えると、プロ−ブに接
続されていた伝送ワイヤを切断し、プロ−ブもろとも海
中に投棄していた。
【0003】また、海中での音速あるいは水流を観測す
る上から海中の水温だけでなく海水の電気伝導度をも計
測するCTD(conductivity temperature depth)と呼
ばれる計測器が知られている。この計測器はプロ−ブに
水温センサ及び電気伝導度センサを内蔵し、このプロ−
ブを自由落下させて水温センサ及び電気伝導度センサに
より検出された水温及び電気伝導度をプロ−ブに接続さ
れたケ−ブルを介して測量船にリアルタイムに伝送し、
水温及び電気伝導度を表示あるいは印字出力するように
したものである。
る上から海中の水温だけでなく海水の電気伝導度をも計
測するCTD(conductivity temperature depth)と呼
ばれる計測器が知られている。この計測器はプロ−ブに
水温センサ及び電気伝導度センサを内蔵し、このプロ−
ブを自由落下させて水温センサ及び電気伝導度センサに
より検出された水温及び電気伝導度をプロ−ブに接続さ
れたケ−ブルを介して測量船にリアルタイムに伝送し、
水温及び電気伝導度を表示あるいは印字出力するように
したものである。
【0004】また、プロ−ブ内に測定した水温及び電気
伝導度を記憶しておくメモリを内蔵させ、プロ−ブを自
由落下させた後にプロ−ブを引き上げて、メモリに記憶
されているデ−タを読み出して深度に対する水温,電気
伝導度等の海洋デ−タを印字あるいは表示出力するCT
D計測器もある。
伝導度を記憶しておくメモリを内蔵させ、プロ−ブを自
由落下させた後にプロ−ブを引き上げて、メモリに記憶
されているデ−タを読み出して深度に対する水温,電気
伝導度等の海洋デ−タを印字あるいは表示出力するCT
D計測器もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記前者のCTD測定
器は水温,電気伝導度等の海洋デ−タを測量船にケ−ブ
ルを介して伝送することができるため、リアルタイムに
海洋デ−タを出力することができるが、ケ−ブルを引き
づって航行することができないため、測量が終了するま
で、測量船を停泊させておく必要がある。このため、停
泊に要する費用も莫大なものとなるばかりでなく、測量
に要する時間もかかるという問題点があった。
器は水温,電気伝導度等の海洋デ−タを測量船にケ−ブ
ルを介して伝送することができるため、リアルタイムに
海洋デ−タを出力することができるが、ケ−ブルを引き
づって航行することができないため、測量が終了するま
で、測量船を停泊させておく必要がある。このため、停
泊に要する費用も莫大なものとなるばかりでなく、測量
に要する時間もかかるという問題点があった。
【0006】また、後者のCTD測定器はプロ−ブを引
き上げてからでないと、海洋デ−タを出力することがで
きないため、リアルタイムの海洋デ−タを検知すること
はできなかった。このため、測量船を停泊させないで航
行しながらリアルタイムに水温及び電気伝導度等の海洋
デ−タを測定できるCTD計測器の出現が望まれてい
た。
き上げてからでないと、海洋デ−タを出力することがで
きないため、リアルタイムの海洋デ−タを検知すること
はできなかった。このため、測量船を停泊させないで航
行しながらリアルタイムに水温及び電気伝導度等の海洋
デ−タを測定できるCTD計測器の出現が望まれてい
た。
【0007】このようなCTDはプロ−ブにワイヤ(例
えば、2本の極細電線)を接続しておき、プロ−ブを海
中に投下してプロ−ブが目的とする深度まで自由落下し
た後には、ワイヤもろともプロ−ブも海中に投棄してし
まうため、プロ−ブを安価に製造する必要がある。しか
し、プロ−ブの精度も高精度を達成しうることが望まれ
る。一般に、ワイヤが海水中に数100m〜1000m
の長さで延ばされたときの伝送帯域は約1KHz までであ
る。
えば、2本の極細電線)を接続しておき、プロ−ブを海
中に投下してプロ−ブが目的とする深度まで自由落下し
た後には、ワイヤもろともプロ−ブも海中に投棄してし
まうため、プロ−ブを安価に製造する必要がある。しか
し、プロ−ブの精度も高精度を達成しうることが望まれ
る。一般に、ワイヤが海水中に数100m〜1000m
の長さで延ばされたときの伝送帯域は約1KHz までであ
る。
【0008】そして、ワイヤを介して伝送する海洋デ−
タの精度を向上させるために、海洋デ−タをデジタル信
号で伝送するようにすると、プロ−ブにそれなりのマイ
クロプロセッサを搭載する必要が生じるため、測定器が
高価になってしまうという問題点が生じる。
タの精度を向上させるために、海洋デ−タをデジタル信
号で伝送するようにすると、プロ−ブにそれなりのマイ
クロプロセッサを搭載する必要が生じるため、測定器が
高価になってしまうという問題点が生じる。
【0009】そこで、ワイヤを介して伝送する海洋デ−
タをFM信号に変換して伝送するようにすると、プロ−
ブに搭載する伝送部品は安価にすることはできるが、1
KHzの帯域を水温と電気伝導度の2信号で分割して割り
当てるために精度及び分解能が劣るという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みて安価でしかも精度及び分解能
を上げることができる投捨式の海洋デ−タ自動測定装置
を提供することにある。
タをFM信号に変換して伝送するようにすると、プロ−
ブに搭載する伝送部品は安価にすることはできるが、1
KHzの帯域を水温と電気伝導度の2信号で分割して割り
当てるために精度及び分解能が劣るという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みて安価でしかも精度及び分解能
を上げることができる投捨式の海洋デ−タ自動測定装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項第1項に係わる海
洋デ−タ自動測定装置は、電気伝導度相当値を温度補正
し交流電圧信号として出力する電気伝導度検出手段と、
水温を直流抵抗信号として出力する水温センサと、上記
交流電圧信号をその実効値に応じた直流電圧に変換する
直流電圧変換部と、この直流電圧変換部から出力される
直流電圧の逆数をとる逆数変換部と、この逆数変換部か
ら出力される直流信号をFM信号に変換する周波数変換
部と、上記水温センサから出力される直流抵抗信号と上
記周波数変換部から出力されるFM信号とを混合した混
合信号を出力する混合部と、この混合部に接続される2
線伝送ワイヤと、着水を検出する着水検出手段と、上記
伝送ワイヤに接続されるハイパスフィルタと、上記伝送
ワイヤに接続されるロ−パスフィルタと、上記ハイパス
フィルタから出力される直流抵抗信号及び上記ロ−パス
フィルタから出力される交流電圧信号及び上記着水検出
手段からの信号に基づき着水時点からの深度に対する水
温及び電気伝導度相当値を表示あるいは印字出力する制
御手段とを具備し、上記電気伝導度センサ、水温セン
サ、直流電圧変換部、逆数変換部、周波数変換部、混合
部、2線伝送ワイヤは水中に投下される検知錘に収納さ
れ、上記着水検出手段、ハイパスフィルタ、ロ−パスフ
ィルタ、制御手段は船上の変換指示器に収納されてい
る。
洋デ−タ自動測定装置は、電気伝導度相当値を温度補正
し交流電圧信号として出力する電気伝導度検出手段と、
水温を直流抵抗信号として出力する水温センサと、上記
交流電圧信号をその実効値に応じた直流電圧に変換する
直流電圧変換部と、この直流電圧変換部から出力される
直流電圧の逆数をとる逆数変換部と、この逆数変換部か
ら出力される直流信号をFM信号に変換する周波数変換
部と、上記水温センサから出力される直流抵抗信号と上
記周波数変換部から出力されるFM信号とを混合した混
合信号を出力する混合部と、この混合部に接続される2
線伝送ワイヤと、着水を検出する着水検出手段と、上記
伝送ワイヤに接続されるハイパスフィルタと、上記伝送
ワイヤに接続されるロ−パスフィルタと、上記ハイパス
フィルタから出力される直流抵抗信号及び上記ロ−パス
フィルタから出力される交流電圧信号及び上記着水検出
手段からの信号に基づき着水時点からの深度に対する水
温及び電気伝導度相当値を表示あるいは印字出力する制
御手段とを具備し、上記電気伝導度センサ、水温セン
サ、直流電圧変換部、逆数変換部、周波数変換部、混合
部、2線伝送ワイヤは水中に投下される検知錘に収納さ
れ、上記着水検出手段、ハイパスフィルタ、ロ−パスフ
ィルタ、制御手段は船上の変換指示器に収納されてい
る。
【0011】請求項第2項に係わる海洋デ−タ自動測定
装置は、電気伝導度相当値を温度補正し交流電圧信号と
して出力する電気伝導度検出手段と、水温を直流抵抗信
号として出力する水温センサと、上記交流電圧信号をそ
の実効値に応じた直流電圧に変換する直流電圧変換部
と、この直流電圧変換部から出力される直流電圧をFM
信号に変換する周波数変換部と、上記水温センサから出
力される直流抵抗信号と上記周波数変換部から出力され
るFM信号とを混合した混合信号を出力する混合部と、
この混合部に接続される2線伝送ワイヤと、着水を検出
する着水検出手段と、上記伝送ワイヤに接続されるハイ
パスフィルタと、上記伝送ワイヤに接続されるロ−パス
フィルタと、上記ハイパスフィルタから出力される直流
抵抗信号及び上記ロ−パスフィルタから出力される交流
電圧信号及び上記着水検出手段からの信号に基づき着水
時点からの深度に対する水温及び電気伝導度相当値を表
示あるいは印字出力する制御手段とを具備し、上記電気
伝導度センサ、水温センサ、直流電圧変換部、周波数変
換部、混合部、2線伝送ワイヤは水中に投下される検知
錘に収納され、上記着水検出手段、ハイパスフィルタ、
ロ−パスフィルタ、制御手段は船上の変換指示器に収納
されている。
装置は、電気伝導度相当値を温度補正し交流電圧信号と
して出力する電気伝導度検出手段と、水温を直流抵抗信
号として出力する水温センサと、上記交流電圧信号をそ
の実効値に応じた直流電圧に変換する直流電圧変換部
と、この直流電圧変換部から出力される直流電圧をFM
信号に変換する周波数変換部と、上記水温センサから出
力される直流抵抗信号と上記周波数変換部から出力され
るFM信号とを混合した混合信号を出力する混合部と、
この混合部に接続される2線伝送ワイヤと、着水を検出
する着水検出手段と、上記伝送ワイヤに接続されるハイ
パスフィルタと、上記伝送ワイヤに接続されるロ−パス
フィルタと、上記ハイパスフィルタから出力される直流
抵抗信号及び上記ロ−パスフィルタから出力される交流
電圧信号及び上記着水検出手段からの信号に基づき着水
時点からの深度に対する水温及び電気伝導度相当値を表
示あるいは印字出力する制御手段とを具備し、上記電気
伝導度センサ、水温センサ、直流電圧変換部、周波数変
換部、混合部、2線伝送ワイヤは水中に投下される検知
錘に収納され、上記着水検出手段、ハイパスフィルタ、
ロ−パスフィルタ、制御手段は船上の変換指示器に収納
されている。
【0012】
【作用】請求項第1項に係わる海洋デ−タ自動測定装置
は、投下されるプロ−ブに搭載されている電気伝導度検
出手段で検出された電気伝導度相当値(つまり、抵抗
率)を温度補正した後、抵抗率の逆数を取り、FM信号
に変換して直流抵抗信号に重畳して伝送ワイヤを介して
変換指示器に伝送するようにしている。
は、投下されるプロ−ブに搭載されている電気伝導度検
出手段で検出された電気伝導度相当値(つまり、抵抗
率)を温度補正した後、抵抗率の逆数を取り、FM信号
に変換して直流抵抗信号に重畳して伝送ワイヤを介して
変換指示器に伝送するようにしている。
【0013】請求項第2項に係わる海洋デ−タ自動測定
装置は、投下されるプロ−ブに搭載されている電気伝導
度検出手段で検出された電気伝導度相当値(つまり、抵
抗率)を温度補正した後、FM信号に変換して直流抵抗
信号に重畳して伝送ワイヤを介して変換指示器に伝送す
るようにしている。変換指示器内において、抵抗率の逆
数をとって電気伝導度を算出している。
装置は、投下されるプロ−ブに搭載されている電気伝導
度検出手段で検出された電気伝導度相当値(つまり、抵
抗率)を温度補正した後、FM信号に変換して直流抵抗
信号に重畳して伝送ワイヤを介して変換指示器に伝送す
るようにしている。変換指示器内において、抵抗率の逆
数をとって電気伝導度を算出している。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
る海洋デ−タ自動測定装置について説明する。図1は海
洋デ−タ自動測定装置に採用されている電気回路図、図
2は図1の変換指示器の詳細な回路構成図、図3は海水
に投下されるプロ−ブを収納したキャニスタの断面図、
図4はプロ−ブの要部断面図、図5は塩分濃度−電気伝
導度特性を示す図、図6は海洋デ−タ自動測定装置を用
いた測量を説明した図である。
る海洋デ−タ自動測定装置について説明する。図1は海
洋デ−タ自動測定装置に採用されている電気回路図、図
2は図1の変換指示器の詳細な回路構成図、図3は海水
に投下されるプロ−ブを収納したキャニスタの断面図、
図4はプロ−ブの要部断面図、図5は塩分濃度−電気伝
導度特性を示す図、図6は海洋デ−タ自動測定装置を用
いた測量を説明した図である。
【0015】まず、図3を参照してプロ−ブの構成につ
いて説明する。図において、11は有底円筒形状を有す
るキャニスタである。このキャニスタ11には2本の極
細絶縁電線を埋設したワイヤ12aが巻かれて収納さ
れ、ワイヤ12aの一端は底面部に設けられた孔13を
介して外部に取り出されて測量船に搭載された変換指示
器に接続される。このワイヤ12aはキャニスタ11を
海中に投下した地点から測量船が航行するに従って解け
て海面に漂うものである。
いて説明する。図において、11は有底円筒形状を有す
るキャニスタである。このキャニスタ11には2本の極
細絶縁電線を埋設したワイヤ12aが巻かれて収納さ
れ、ワイヤ12aの一端は底面部に設けられた孔13を
介して外部に取り出されて測量船に搭載された変換指示
器に接続される。このワイヤ12aはキャニスタ11を
海中に投下した地点から測量船が航行するに従って解け
て海面に漂うものである。
【0016】また、ワイヤ12の他端はプロ−ブ14に
接続されている。このプロ−ブ14内の詳細な構成は図
4を参照して後述する。プロ−ブ14の尾部にフィン1
5及びスタビライザ16が設けられており、フィン15
にはピン止め用の穴17が開けられている。この穴17
及びキャニスタ11の外周面を通って、図示しないピン
が挿通されており、測定時以外でのプロ−ブ14の落下
を防止している。なお、18はキャニスタ11の蓋部材
である。
接続されている。このプロ−ブ14内の詳細な構成は図
4を参照して後述する。プロ−ブ14の尾部にフィン1
5及びスタビライザ16が設けられており、フィン15
にはピン止め用の穴17が開けられている。この穴17
及びキャニスタ11の外周面を通って、図示しないピン
が挿通されており、測定時以外でのプロ−ブ14の落下
を防止している。なお、18はキャニスタ11の蓋部材
である。
【0017】次ぎに、図4を参照してプロ−ブ14の詳
細な構成について説明する。図において、ワイヤ12a
はプロ−ブ14内において巻回されているワイヤ12b
に接続される。このワイヤ12bはプロ−ブ14が海中
に投下され自由落下して海中を落下していくに従って解
けていくものである。ワイヤ12bの端部には図1のよ
うな構成を有する電気回路21に接続されている。
細な構成について説明する。図において、ワイヤ12a
はプロ−ブ14内において巻回されているワイヤ12b
に接続される。このワイヤ12bはプロ−ブ14が海中
に投下され自由落下して海中を落下していくに従って解
けていくものである。ワイヤ12bの端部には図1のよ
うな構成を有する電気回路21に接続されている。
【0018】また、プロ−ブ11の先端部22にはプロ
−ブ11の自由落下が先端部から進んでいくように錘と
なるように金属で構成されており、プロ−ブの先端部2
2以外はプラスチックで構成されている。
−ブ11の自由落下が先端部から進んでいくように錘と
なるように金属で構成されており、プロ−ブの先端部2
2以外はプラスチックで構成されている。
【0019】また、先端部22の中心から中心軸に沿っ
て海水導入口23が開けられている。そして、この海水
導入口22は途中から2つに分岐してプロ−ブ11の周
面まで伸びた海水導入口24、25に連通されている。
従って、プロ−ブ11の落下に従って、海水は矢印aの
ように侵入して、矢印b及びcに示すように排水され
る。
て海水導入口23が開けられている。そして、この海水
導入口22は途中から2つに分岐してプロ−ブ11の周
面まで伸びた海水導入口24、25に連通されている。
従って、プロ−ブ11の落下に従って、海水は矢印aの
ように侵入して、矢印b及びcに示すように排水され
る。
【0020】また、海水導入口23には開口面がプロ−
ブ11の中心軸に沿うように取り付けられた円筒状の4
電極式の電気伝導度センサ26が取り付けられており、
海水導入口24には水温を検知し電気伝導度センサ26
の温度補償を行うための水温センサとしてサ−ミスタ2
7が取り付けられており、海水導入口25には水温を計
測するための水温センサとしてサ−ミスタ28が取り付
けられている。
ブ11の中心軸に沿うように取り付けられた円筒状の4
電極式の電気伝導度センサ26が取り付けられており、
海水導入口24には水温を検知し電気伝導度センサ26
の温度補償を行うための水温センサとしてサ−ミスタ2
7が取り付けられており、海水導入口25には水温を計
測するための水温センサとしてサ−ミスタ28が取り付
けられている。
【0021】次ぎに、図1を参照して電気回路21の詳
細な構成について説明する。図1において、図4と同一
部分には同一番号を付し、その詳細な説明については省
略する。サ−ミスタ27の両端は定電流回路31に接続
される。この定電流回路31の出力端は電気伝導度セン
サ26の第1電極p1及び第4電極p4に接続される。定電
流回路31はサ−ミスタ27により検出される水温Tが
大きくなると大きくなる交流の定電流Isを第1電極p1
及び第4電極p4間に流す制御を行なっている。
細な構成について説明する。図1において、図4と同一
部分には同一番号を付し、その詳細な説明については省
略する。サ−ミスタ27の両端は定電流回路31に接続
される。この定電流回路31の出力端は電気伝導度セン
サ26の第1電極p1及び第4電極p4に接続される。定電
流回路31はサ−ミスタ27により検出される水温Tが
大きくなると大きくなる交流の定電流Isを第1電極p1
及び第4電極p4間に流す制御を行なっている。
【0022】ところで、電気伝導度センサ26の第2電
極p2及び第3電極p3間には海水の抵抗率(電気伝導度の
逆数)及びセンサ26のセル定数によって定まる抵抗r
23が存在する。そして、電気伝導度センサ26の第2電
極p2及び第3電極p3は高入力インピ−ダンスを有するア
ンプ32の入力端子に接続される。このアンプ32によ
り電気伝導度センサ26の第2電極p2及び第3電極p3間
に発生する交流電圧ei (=Is・r23)が交流電圧e
0 に増幅される。この交流電圧ei は海水の抵抗率に比
例した電圧である。
極p2及び第3電極p3間には海水の抵抗率(電気伝導度の
逆数)及びセンサ26のセル定数によって定まる抵抗r
23が存在する。そして、電気伝導度センサ26の第2電
極p2及び第3電極p3は高入力インピ−ダンスを有するア
ンプ32の入力端子に接続される。このアンプ32によ
り電気伝導度センサ26の第2電極p2及び第3電極p3間
に発生する交流電圧ei (=Is・r23)が交流電圧e
0 に増幅される。この交流電圧ei は海水の抵抗率に比
例した電圧である。
【0023】アンプ32の出力端子は交流電圧e0 の実
効値に相当する直流電圧Vrに変換するRMS−V変換
部33に接続される。このRMS−V変換部33から出
力される交流電圧e0 の実効値に相当する直流電圧Vr
は逆数変換部34に入力され、直流電圧Vrの逆数(1
/Vr)に相当する直流電圧Vcに変換される。この直
流電圧Vcは海水の電気伝導度に相当する電圧である。
効値に相当する直流電圧Vrに変換するRMS−V変換
部33に接続される。このRMS−V変換部33から出
力される交流電圧e0 の実効値に相当する直流電圧Vr
は逆数変換部34に入力され、直流電圧Vrの逆数(1
/Vr)に相当する直流電圧Vcに変換される。この直
流電圧Vcは海水の電気伝導度に相当する電圧である。
【0024】この逆数変換部34から出力される直流電
圧Vcは電圧Vcに応じてFM変調されたFM信号Vf
を出力するV−F変換部35に入力される。このV−F
変換部35から出力されるFM信号Vfはトランス36
の一次コイルの両端に供給される。このトランス36の
二次コイルの両端にはFM信号Vfに応じた交流電圧e
fが発生する。この交流電圧efは海水の電気伝導度に
相当する交流電圧である。このトランス36の二次コイ
ルの一端は伝送ワイヤ12の抵抗rを介して測量船に設
置された変換指示器37に接続される。なお、伝送ワイ
ヤ12は図4の伝送ワイヤ12a及び12bを総称して
呼称している。
圧Vcは電圧Vcに応じてFM変調されたFM信号Vf
を出力するV−F変換部35に入力される。このV−F
変換部35から出力されるFM信号Vfはトランス36
の一次コイルの両端に供給される。このトランス36の
二次コイルの両端にはFM信号Vfに応じた交流電圧e
fが発生する。この交流電圧efは海水の電気伝導度に
相当する交流電圧である。このトランス36の二次コイ
ルの一端は伝送ワイヤ12の抵抗rを介して測量船に設
置された変換指示器37に接続される。なお、伝送ワイ
ヤ12は図4の伝送ワイヤ12a及び12bを総称して
呼称している。
【0025】また、トランス36の二次コイルの他端は
水温を検知するサ−ミスタ28の一端に接続される。こ
のサ−ミスタ28の他端は伝送ワイヤ12の抵抗rを介
して変換指示器37に接続される。トランス36の二次
コイルの他端とサ−ミスタ28の一端との接続点cpはプ
ロ−ブ11が着水すると接地される。
水温を検知するサ−ミスタ28の一端に接続される。こ
のサ−ミスタ28の他端は伝送ワイヤ12の抵抗rを介
して変換指示器37に接続される。トランス36の二次
コイルの他端とサ−ミスタ28の一端との接続点cpはプ
ロ−ブ11が着水すると接地される。
【0026】そして、サ−ミスタ28の両端には変換指
示器37内に設けられた直流電源により定電流が流れる
ように構成されている。例えば、サ−ミスタ28が水温
に応じて抵抗値が小さくなるような負特性を有していれ
ば、サ−ミスタ28の両端に発生する直流の水温信号E
tは水温Tに反比例した電圧を有する。
示器37内に設けられた直流電源により定電流が流れる
ように構成されている。例えば、サ−ミスタ28が水温
に応じて抵抗値が小さくなるような負特性を有していれ
ば、サ−ミスタ28の両端に発生する直流の水温信号E
tは水温Tに反比例した電圧を有する。
【0027】次ぎに、図2を参照して変換指示器37の
詳細な構成について説明する。図2において、伝送ワイ
ヤ12の一端Aは抵抗Rsを介して直流電源Eの陰極に
接続される。この直流電源Eの陽極はオペアンプ41の
「−」端子に接続され、抵抗R1を介してオペアンプ4
1の出力端に接続される。さらに、伝送ワイヤ12の他
端Bはオペアンプ41の「+」端子に接続されると共に
抵抗R1を介してオペアンプ41の出力端に接続され
る。
詳細な構成について説明する。図2において、伝送ワイ
ヤ12の一端Aは抵抗Rsを介して直流電源Eの陰極に
接続される。この直流電源Eの陽極はオペアンプ41の
「−」端子に接続され、抵抗R1を介してオペアンプ4
1の出力端に接続される。さらに、伝送ワイヤ12の他
端Bはオペアンプ41の「+」端子に接続されると共に
抵抗R1を介してオペアンプ41の出力端に接続され
る。
【0028】そして、オペアンプ41の出力端はロ−パ
スフィルタ42、アナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換部43を介して例えばマイクロコンピュ−
タを中心に構成された処理部44に接続される。なお、
ロ−パスフィルタ42の出力は水温信号Vaaとされる。
スフィルタ42、アナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換部43を介して例えばマイクロコンピュ−
タを中心に構成された処理部44に接続される。なお、
ロ−パスフィルタ42の出力は水温信号Vaaとされる。
【0029】さらに、オペアンプ41の出力端はハイパ
スフィルタ45、周波数信号を直流電圧に変換するF−
V変換部46、アナログ信号をデジタル信号に変換する
A/D変換部47を介して処理部44に接続される。な
お、ハイパスフィルタ45の出力は温度補償済みの電気
伝導度信号Vbbとされる。
スフィルタ45、周波数信号を直流電圧に変換するF−
V変換部46、アナログ信号をデジタル信号に変換する
A/D変換部47を介して処理部44に接続される。な
お、ハイパスフィルタ45の出力は温度補償済みの電気
伝導度信号Vbbとされる。
【0030】さらに、オペアンプ41の出力端はコンパ
レ−タ48の「−」端子に接続される。このコンパ−タ
48の「+」端子には基準電圧Vthが入力されている。
この基準電圧Vthはプロ−ブ11が着水していない状態
でオペアンプ41の出力端に発生する電圧よりも低くし
かもプロ−ブ11が着水したときにオペアンプ41の出
力端に発生する電圧よりも高い電圧に設定されている。
レ−タ48の「−」端子に接続される。このコンパ−タ
48の「+」端子には基準電圧Vthが入力されている。
この基準電圧Vthはプロ−ブ11が着水していない状態
でオペアンプ41の出力端に発生する電圧よりも低くし
かもプロ−ブ11が着水したときにオペアンプ41の出
力端に発生する電圧よりも高い電圧に設定されている。
【0031】オペアンプ48の出力は抵抗R2を介して
トランジスタQ1のベ−スに接続される。このトランジ
スタQ1のエミッタは接地され、そのコレクタはインタ
フェ−ス49を介して処理部44に接続される。つま
り、トランジスタQ1のコレクタ出力電圧Vccは着水信
号とされる。
トランジスタQ1のベ−スに接続される。このトランジ
スタQ1のエミッタは接地され、そのコレクタはインタ
フェ−ス49を介して処理部44に接続される。つま
り、トランジスタQ1のコレクタ出力電圧Vccは着水信
号とされる。
【0032】処理部44には水深Dに応じた水温T及び
電気伝導度Cを表示するCRT50、水深Dに応じた水
温T及び電気伝導度Cを印字出力するプリンタ51、深
度Dに応じた水温T及び電気伝導度Cを記憶するメモリ
52が接続されている。
電気伝導度Cを表示するCRT50、水深Dに応じた水
温T及び電気伝導度Cを印字出力するプリンタ51、深
度Dに応じた水温T及び電気伝導度Cを記憶するメモリ
52が接続されている。
【0033】次ぎに、上記のように構成された本発明の
一実施例の動作について説明する。まず、図6に示すよ
うに測量船Sを航行させながら観測地点Aまでくると、
キャニスタ11のプロ−ブ14の落下防止用のピンを抜
き、蓋部材18を外して、キャニスタ11を海中に落下
させる。すると、プロ−ブ14は海中鉛直方向に向かっ
て自由落下する。この際に、キャニスタ11に収納され
ているワイヤ12bはプロ−ブ14が落下するに従って
解けていき、最終的に図6に示すように伸びきった状態
が測量の最終状態となる。また、ワイヤ12aはキャニ
スタ11を投下した観測地点Aから測量船Sが航行する
に従って海面に漂っている。
一実施例の動作について説明する。まず、図6に示すよ
うに測量船Sを航行させながら観測地点Aまでくると、
キャニスタ11のプロ−ブ14の落下防止用のピンを抜
き、蓋部材18を外して、キャニスタ11を海中に落下
させる。すると、プロ−ブ14は海中鉛直方向に向かっ
て自由落下する。この際に、キャニスタ11に収納され
ているワイヤ12bはプロ−ブ14が落下するに従って
解けていき、最終的に図6に示すように伸びきった状態
が測量の最終状態となる。また、ワイヤ12aはキャニ
スタ11を投下した観測地点Aから測量船Sが航行する
に従って海面に漂っている。
【0034】ところで、キャニスタ11を海中に投下す
ると、プロ−ブ14内のトランス36の二次コイルの他
端とサ−ミスタ28の一端との接続点cpが接地される。
このため、オペアンプ41の出力端に発生する電圧は基
準電圧Vthより小さくなる。このため、コンパレ−タ4
8の出力がLレベルからHレベルに切り替わり、トラン
ジスタQ1が導通する。このため、トランジスタQ1の
コレクタが接地され、着水信号Vccはインタフェ−ス4
9を介して処理部44に出力される。この着信信号Vc
の処理部44への図示しないタイマの起動信号とされ
る。このタイマに計数された着水時からの経過時間tを
2乗した値に比例値が経過時間tでの深度Dとされる。
つまり、D=αt+βt2 (α,βは定数)とされる。
ると、プロ−ブ14内のトランス36の二次コイルの他
端とサ−ミスタ28の一端との接続点cpが接地される。
このため、オペアンプ41の出力端に発生する電圧は基
準電圧Vthより小さくなる。このため、コンパレ−タ4
8の出力がLレベルからHレベルに切り替わり、トラン
ジスタQ1が導通する。このため、トランジスタQ1の
コレクタが接地され、着水信号Vccはインタフェ−ス4
9を介して処理部44に出力される。この着信信号Vc
の処理部44への図示しないタイマの起動信号とされ
る。このタイマに計数された着水時からの経過時間tを
2乗した値に比例値が経過時間tでの深度Dとされる。
つまり、D=αt+βt2 (α,βは定数)とされる。
【0035】処理部44はタイマに計数された経過時間
t毎に水温信号Vaa及び温度補正済みの電気伝導度信号
Vbbを読み込み、水温T及び電気伝導度Cを算出し、深
度Dに対応した水温T及び電気伝導度Cの対応グラフを
CRT50及びプリンタ51に表示あるいは印字出力す
るようにしている。また、メモリ52に深度Dに対応し
た水温T及び電気伝導度Cが記憶される。以下、プロ−
ブ14が投下されてから水温T及び電気伝導度CがCR
T50及びプリンタ51に表示あるいは印字出力するま
での動作について説明する。
t毎に水温信号Vaa及び温度補正済みの電気伝導度信号
Vbbを読み込み、水温T及び電気伝導度Cを算出し、深
度Dに対応した水温T及び電気伝導度Cの対応グラフを
CRT50及びプリンタ51に表示あるいは印字出力す
るようにしている。また、メモリ52に深度Dに対応し
た水温T及び電気伝導度Cが記憶される。以下、プロ−
ブ14が投下されてから水温T及び電気伝導度CがCR
T50及びプリンタ51に表示あるいは印字出力するま
での動作について説明する。
【0036】まず、電気伝導度C−塩分濃度S特性は図
5に示すような温度特性を持っている。例えば塩分濃度
がS1 乃至S2 に対応する電気伝導度は海水の温度Tが
T1乃至T3 にある場合には、C1 乃至C2 の範囲に分
散されている。
5に示すような温度特性を持っている。例えば塩分濃度
がS1 乃至S2 に対応する電気伝導度は海水の温度Tが
T1乃至T3 にある場合には、C1 乃至C2 の範囲に分
散されている。
【0037】定電流回路31はサ−ミスタ27により検
出される水温Tが大きくなると大きくなる交流の定電流
Isを第1電極p1及び第4電極p4間に流す制御を行なっ
ている。従って、電気伝導度センサ26の第2電極p2と
第3電極p3間に発生する交流電圧ei (=Is・r23)
は水温Tが大きくなると大きくなるように温度補正され
る。この交流電圧ei は海水の抵抗率に比例した電圧で
あるので、抵抗率の逆数である電気伝導度Cは水温Tが
大きくなると小さくなるように温度補正される。このた
め、塩分濃度がS1 乃至S2 に対応する電気伝導度Cは
海水の温度TがT1 乃至T3 であっても、図中の斜線で
示すようにC3 乃至C4 の範囲に電気伝導度が圧縮され
る。例えば、(C4 −C3 )が(C2 −C1 )のほぼ1
/2とすると、伝送ワイヤ12を介して伝送する電気伝
導度Cに対応したFM信号Vfの周波数帯域はほぼ1/
2となる。つまり、電気伝導度センサ26の分解度をほ
ぼ1/2に軽減することができる。伝送ワイヤ12を介
して伝送可能な周波数帯域全体に亘ってFM信号Vfを
伝送するとすると、電気伝導度Cの精度を2倍とするこ
とができる。
出される水温Tが大きくなると大きくなる交流の定電流
Isを第1電極p1及び第4電極p4間に流す制御を行なっ
ている。従って、電気伝導度センサ26の第2電極p2と
第3電極p3間に発生する交流電圧ei (=Is・r23)
は水温Tが大きくなると大きくなるように温度補正され
る。この交流電圧ei は海水の抵抗率に比例した電圧で
あるので、抵抗率の逆数である電気伝導度Cは水温Tが
大きくなると小さくなるように温度補正される。このた
め、塩分濃度がS1 乃至S2 に対応する電気伝導度Cは
海水の温度TがT1 乃至T3 であっても、図中の斜線で
示すようにC3 乃至C4 の範囲に電気伝導度が圧縮され
る。例えば、(C4 −C3 )が(C2 −C1 )のほぼ1
/2とすると、伝送ワイヤ12を介して伝送する電気伝
導度Cに対応したFM信号Vfの周波数帯域はほぼ1/
2となる。つまり、電気伝導度センサ26の分解度をほ
ぼ1/2に軽減することができる。伝送ワイヤ12を介
して伝送可能な周波数帯域全体に亘ってFM信号Vfを
伝送するとすると、電気伝導度Cの精度を2倍とするこ
とができる。
【0038】ところで、アンプ32により電気伝導度セ
ンサ26の第2電極p2及び第3電極p3間に発生する交流
電圧ei (=Is・r23)が増幅されて交流電圧e0 と
される。この交流電圧e0 は海水の抵抗率に比例した電
圧である。そして、アンプ32の出力はRMS−V変換
部33に送られ、交流電圧e0 の実効値に相当する直流
電圧Vrに変換される。このRMS−V変換部33から
出力される交流電圧e0 の実効値に相当する直流電圧V
rは逆数変換部34に入力され、直流電圧Vrの逆数
(1/Vr)に相当する直流電圧Vcに変換される。こ
の直流電圧Vcは海水の電気伝導度に相当する電圧であ
る。
ンサ26の第2電極p2及び第3電極p3間に発生する交流
電圧ei (=Is・r23)が増幅されて交流電圧e0 と
される。この交流電圧e0 は海水の抵抗率に比例した電
圧である。そして、アンプ32の出力はRMS−V変換
部33に送られ、交流電圧e0 の実効値に相当する直流
電圧Vrに変換される。このRMS−V変換部33から
出力される交流電圧e0 の実効値に相当する直流電圧V
rは逆数変換部34に入力され、直流電圧Vrの逆数
(1/Vr)に相当する直流電圧Vcに変換される。こ
の直流電圧Vcは海水の電気伝導度に相当する電圧であ
る。
【0039】この逆数変換部34から出力される直流電
圧VcはV−F変換部35に送られ、電圧Vcに応じて
FM変調されたFM信号Vfに変換される。そして、ト
ランス36の二次コイルの両端には周波数信号Vfに応
じた交流電圧efが発生する。この交流電圧efは海水
の電気伝導度に相当する交流電圧である。
圧VcはV−F変換部35に送られ、電圧Vcに応じて
FM変調されたFM信号Vfに変換される。そして、ト
ランス36の二次コイルの両端には周波数信号Vfに応
じた交流電圧efが発生する。この交流電圧efは海水
の電気伝導度に相当する交流電圧である。
【0040】また、サ−ミスタ28の両端には変換指示
器37内に設けられた直流電源E及び抵抗Rsで決定さ
れた定電流が流れている。このため、サ−ミスタ28が
水温に応じて抵抗値が小さくなるような負特性を有して
いるので、サ−ミスタ28の両端に発生する直流の水温
信号Etは水温Tに反比例した直流電圧を有する。ま
た、伝送ワイヤ12の両端A,B間には水温信号Etと
交流電圧efが重畳された信号が発生する。従って、オ
ペアンプ41の出力端には電圧(Et+ef)が発生す
る。
器37内に設けられた直流電源E及び抵抗Rsで決定さ
れた定電流が流れている。このため、サ−ミスタ28が
水温に応じて抵抗値が小さくなるような負特性を有して
いるので、サ−ミスタ28の両端に発生する直流の水温
信号Etは水温Tに反比例した直流電圧を有する。ま
た、伝送ワイヤ12の両端A,B間には水温信号Etと
交流電圧efが重畳された信号が発生する。従って、オ
ペアンプ41の出力端には電圧(Et+ef)が発生す
る。
【0041】ところで、オペアンプ41の入力端子間電
圧が零となると共に入力電流も零となる。また、オペア
ンプ41の出力端は同じ抵抗値を有する抵抗R1を介し
て「+」入力端子及び「−」入力端子に接続されている
ため、それぞれの抵抗R1での電圧降下は同じである。
このため、伝送ワイヤ12には時計方向と反時計方向に
同じ電流が流れていることが想定される。従って、伝送
ワイヤ12の抵抗rにより電圧降下は相殺され、オペア
ンプ41の出力端には水温信号Etが発生する。つま
り、伝送ワイヤ12の抵抗rが伝送ワイヤに沿って同じ
ように変化していれば、伝送ワイヤ12の抵抗rに拘ら
ずオペアンプ41の出力端に水温信号Etを発生させる
ことができる。
圧が零となると共に入力電流も零となる。また、オペア
ンプ41の出力端は同じ抵抗値を有する抵抗R1を介し
て「+」入力端子及び「−」入力端子に接続されている
ため、それぞれの抵抗R1での電圧降下は同じである。
このため、伝送ワイヤ12には時計方向と反時計方向に
同じ電流が流れていることが想定される。従って、伝送
ワイヤ12の抵抗rにより電圧降下は相殺され、オペア
ンプ41の出力端には水温信号Etが発生する。つま
り、伝送ワイヤ12の抵抗rが伝送ワイヤに沿って同じ
ように変化していれば、伝送ワイヤ12の抵抗rに拘ら
ずオペアンプ41の出力端に水温信号Etを発生させる
ことができる。
【0042】そして、オペアンプ41の出力端に接続さ
れているロ−パスフィルタ42から水温信号Vaaが取り
出され、オペアンプ41の出力端に接続されているハイ
パスフィルタ45から温度補正済みの電気伝導度信号V
bbが取り出される。以下、上述したような処理により深
度Dに対応した水温T及び電気伝導度Cの対応グラフを
CRT50及びプリンタ51に表示あるいは印字出力さ
れる。なお、温度補正済みの電気伝導度信号Vbbは図5
の斜線部分に示すように温度特性を持っているので、処
理部44において電気伝導度信号Vbbは水温信号Vaaに
より温度補正される。
れているロ−パスフィルタ42から水温信号Vaaが取り
出され、オペアンプ41の出力端に接続されているハイ
パスフィルタ45から温度補正済みの電気伝導度信号V
bbが取り出される。以下、上述したような処理により深
度Dに対応した水温T及び電気伝導度Cの対応グラフを
CRT50及びプリンタ51に表示あるいは印字出力さ
れる。なお、温度補正済みの電気伝導度信号Vbbは図5
の斜線部分に示すように温度特性を持っているので、処
理部44において電気伝導度信号Vbbは水温信号Vaaに
より温度補正される。
【0043】なお、上記実施例では電気伝導度センサ2
6で検出された海水の抵抗率を逆数変換部34で逆数を
とって電気伝導度に変換していたが、この逆数変換部3
4を設けなくても良い。この場合には変換指示器37内
で逆数をとるようにして電気伝導度を求めるようにすれ
ば良い。このように、逆数変換部34を省略することに
よりプロ−ブ14をさらに安価に製作することができ
る。
6で検出された海水の抵抗率を逆数変換部34で逆数を
とって電気伝導度に変換していたが、この逆数変換部3
4を設けなくても良い。この場合には変換指示器37内
で逆数をとるようにして電気伝導度を求めるようにすれ
ば良い。このように、逆数変換部34を省略することに
よりプロ−ブ14をさらに安価に製作することができ
る。
【0044】さらに、上記実施例では変換指示器37に
おいて深度D、水温T、電気伝導度Cを表示あるいは印
字するようにしたが、電気伝導度Cの代わりに電気伝導
度Cから周知の演算式を用いて求めた塩分濃度Sを表示
あるいは印字するようにしても良い。さらに、電気伝導
度Cに基づいて音速を算出し、表示あるいは印字するよ
うにしても良い。
おいて深度D、水温T、電気伝導度Cを表示あるいは印
字するようにしたが、電気伝導度Cの代わりに電気伝導
度Cから周知の演算式を用いて求めた塩分濃度Sを表示
あるいは印字するようにしても良い。さらに、電気伝導
度Cに基づいて音速を算出し、表示あるいは印字するよ
うにしても良い。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、以
下に示す(1)乃至(4)の理由により海中の約1KHz
までの伝送帯域の条件下で、投捨方式の海洋デ−タ自動
測定装置を高確度でしかも安価に実現することができ
る。
下に示す(1)乃至(4)の理由により海中の約1KHz
までの伝送帯域の条件下で、投捨方式の海洋デ−タ自動
測定装置を高確度でしかも安価に実現することができ
る。
【0046】(1)電気伝導度または抵抗率をプロ−ブ
の中で温度補正することによって、必要な分解度を約1
/2に軽減できる。また、図5においてa/bを1/1
0乃至1/100にすることができれば、塩分算出に関
して必要な水温の確度を1/10乃至1/100に軽減
することができる。
の中で温度補正することによって、必要な分解度を約1
/2に軽減できる。また、図5においてa/bを1/1
0乃至1/100にすることができれば、塩分算出に関
して必要な水温の確度を1/10乃至1/100に軽減
することができる。
【0047】(2)このため、水温測定は従来のXBT
の確度で充分になり、XBTと同じ水温は抵抗信号が使
えること。このことは、ワイヤの狭い伝送帯域を温度補
正した電気伝導度あるいは抵抗率の信号に独占させるこ
とができる。また、XBTより高精度のサ−ミスタを使
用してより高精度に水温測定をすることも可能である。
の確度で充分になり、XBTと同じ水温は抵抗信号が使
えること。このことは、ワイヤの狭い伝送帯域を温度補
正した電気伝導度あるいは抵抗率の信号に独占させるこ
とができる。また、XBTより高精度のサ−ミスタを使
用してより高精度に水温測定をすることも可能である。
【0048】(3)プロ−ブ14の中から電気伝導度関
連の測定装置を除くと水温を検出するサ−ミスタ28だ
けになるが、これはXBTのプロ−ブそのものであるこ
とから、変換指示器37は在来多様されているXBTの
プロ−ブをも対応できる利点がある。
連の測定装置を除くと水温を検出するサ−ミスタ28だ
けになるが、これはXBTのプロ−ブそのものであるこ
とから、変換指示器37は在来多様されているXBTの
プロ−ブをも対応できる利点がある。
【0049】(4)温度補正用のサ−ミスタ27の応答
性を高くし、電気伝導度センサ26の直近に位置させる
ことにより、同一海中における電気伝導度の温度補正を
同時に行うことができる。このため、水温及び電気伝導
度をそれぞれ別々に検出し、測定回路で変換、伝送再
生、処理するような処理プロセスより信号処理プロセス
が少ないのでプロ−ブを安価に製作することができる。
性を高くし、電気伝導度センサ26の直近に位置させる
ことにより、同一海中における電気伝導度の温度補正を
同時に行うことができる。このため、水温及び電気伝導
度をそれぞれ別々に検出し、測定回路で変換、伝送再
生、処理するような処理プロセスより信号処理プロセス
が少ないのでプロ−ブを安価に製作することができる。
【図1】海洋デ−タ自動測定装置に採用されている電気
回路図。
回路図。
【図2】図1の変換指示器の詳細な回路構成図。
【図3】海水に投下されるプロ−ブを収納したキャニス
タの断面図。
タの断面図。
【図4】プロ−ブの要部断面図。
【図5】塩分濃度−電気伝導度特性を示す図。
【図6】海洋デ−タ自動測定装置を用いた測量を説明し
た図。
た図。
26…電気伝導度センサ、27,28…サ−ミスタ、3
2…アンプ、33…RMS−V変換部、34…逆数変換
部、35…V−F変換部、36…トランス、37…変換
指示器、41…オペアンプ、42…ロ−パスフィルタ、
44…処理部、45…ハイパスフィルタ、50…CR
T、51…プリンタ。
2…アンプ、33…RMS−V変換部、34…逆数変換
部、35…V−F変換部、36…トランス、37…変換
指示器、41…オペアンプ、42…ロ−パスフィルタ、
44…処理部、45…ハイパスフィルタ、50…CR
T、51…プリンタ。
Claims (2)
- 【請求項1】 電気伝導度相当値を温度補正し交流電圧
信号として出力する電気伝導度検出手段と、水温を直流
抵抗信号として出力する水温センサと、上記交流電圧信
号をその実効値に応じた直流電圧に変換する直流電圧変
換部と、この直流電圧変換部から出力される直流電圧の
逆数をとる逆数変換部と、この逆数変換部から出力され
る直流信号をFM信号に変換する周波数変換部と、上記
水温センサから出力される直流抵抗信号と上記周波数変
換部から出力されるFM信号とを混合した混合信号を出
力する混合部と、この混合部に接続される2線伝送ワイ
ヤと、着水を検出する着水検出手段と、上記伝送ワイヤ
に接続されるハイパスフィルタと、上記伝送ワイヤに接
続されるロ−パスフィルタと、上記ハイパスフィルタか
ら出力される直流抵抗信号及び上記ロ−パスフィルタか
ら出力される交流電圧信号及び上記着水検出手段からの
信号に基づき着水時点からの深度に対する水温及び電気
伝導度相当値を表示あるいは印字出力する制御手段とを
具備し、上記電気伝導度センサ、水温センサ、直流電圧
変換部、逆数変換部、周波数変換部、混合部、2線伝送
ワイヤは水中に投下される検知錘に収納され、上記着水
検出手段、ハイパスフィルタ、ロ−パスフィルタ、制御
手段は船上の変換指示器に収納されていることを特徴と
する海洋デ−タ自動測定装置。 - 【請求項2】 電気伝導度相当値を温度補正し交流電圧
信号として出力する電気伝導度検出手段と、水温を直流
抵抗信号として出力する水温センサと、上記交流電圧信
号をその実効値に応じた直流電圧に変換する直流電圧変
換部と、この直流電圧変換部から出力される直流電圧を
FM信号に変換する周波数変換部と、上記水温センサか
ら出力される直流抵抗信号と上記周波数変換部から出力
されるFM信号とを混合した混合信号を出力する混合部
と、この混合部に接続される2線伝送ワイヤと、着水を
検出する着水検出手段と、上記伝送ワイヤに接続される
ハイパスフィルタと、上記伝送ワイヤに接続されるロ−
パスフィルタと、上記ハイパスフィルタから出力される
直流抵抗信号及び上記ロ−パスフィルタから出力される
交流電圧信号及び上記着水検出手段からの信号に基づき
着水時点からの深度に対する水温及び電気伝導度相当値
を表示あるいは印字出力する制御手段とを具備し、上記
電気伝導度センサ、水温センサ、直流電圧変換部、周波
数変換部、混合部、2線伝送ワイヤは水中に投下される
検知錘に収納され、上記着水検出手段、ハイパスフィル
タ、ロ−パスフィルタ、制御手段は船上の変換指示器に
収納されていることを特徴とする海洋デ−タ自動測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP311292A JPH05188030A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 海洋デ−タ自動測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP311292A JPH05188030A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 海洋デ−タ自動測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05188030A true JPH05188030A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11548271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP311292A Pending JPH05188030A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 海洋デ−タ自動測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05188030A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5767682A (en) * | 1995-06-28 | 1998-06-16 | The Tsurumi-Seiki Co., Ltd. | Electric conductivity measurement circuit and probe |
JP2011209228A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Tsurumi Seiki:Kk | 海洋データ測定装置及び海洋データ測定方法 |
US20170038247A1 (en) * | 2015-08-08 | 2017-02-09 | Vibration Measurement Solutions, Inc. | Two-Wire Electronics Interface Sensor With Integrated Mechanical Transducing And Temperature Monitoring Capability |
JP2020063923A (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | Jfeアドバンテック株式会社 | 液質検出装置 |
JP2021039036A (ja) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 日本防蝕工業株式会社 | 状態量推定方法、状態量推定装置、及びプログラム |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP311292A patent/JPH05188030A/ja active Pending
Cited By (6)
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