JPH0518773U - 溶接ガン装置 - Google Patents

溶接ガン装置

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JPH0518773U
JPH0518773U JP6759491U JP6759491U JPH0518773U JP H0518773 U JPH0518773 U JP H0518773U JP 6759491 U JP6759491 U JP 6759491U JP 6759491 U JP6759491 U JP 6759491U JP H0518773 U JPH0518773 U JP H0518773U
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spring
gun arm
air cylinder
gun
piston
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潔 池上
浩治 福田
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアシリンダ6によって開閉されるガンアー
ム5を有する溶接ガンによりプロジェクション溶接を行
う場合に、ワークに形成した突起の溶け込みに対するガ
ンアーム5の追従性を向上させて、溶接不良を生じない
ようにする。 【構成】 エアシリンダ6のピストン7をガンアーム5
の閉じ方向に付勢するスプリング13を設け、ガンアー
ム5をピストン7に作用させるエア圧とスプリング13
の付勢力とで閉じ側に加圧する。突起の溶け込みに際し
エア供給の瞬間的な遅れを生じても、ガンアーム5はス
プリング13の付勢力でワークを加圧したまま閉じ側に
動き、突起の溶け込みに対するガンアーム5の追従性が
向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エアシリンダによって開閉されるガンアームを有する、プロジェク ション溶接に好適な溶接ガン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアシリンダによって開閉されるガンアームを有する、X型やC型等の 種々の溶接ガンが知られている。この場合、エアシリンダは、シリンダ内のピス トンで仕切られる一方の圧力室へのエア供給でガンアームを閉じ、他方の圧力室 へのエア供給でガンアームを開く、複動式シリンダで構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の溶接ガンでプロジェクション溶接を行うと溶接不良を生ずることが ある。その理由は以下の通りであると考えられる。即ち、プロジェクション溶接 は、図3(a)に示す如く、溶接すべき2枚のワークW、Wの一方に高さ1mm 〜3mm程度の突起Waを形成し、加圧通電時に突起Waを溶け込ませて、図3 (b)に示すように両ワークW、Wを溶接する方法であり、ガンアームをピスト ンに作用させるエア圧だけで閉じる上記従来の溶接ガンでは、エア回路の管路抵 抗等により、突起Waの溶け込みで両ワークW、Wの隙間が減少したときの瞬間 的なエア供給の遅れを生じ、突起Waの溶け込みに対するガンアームの追従性が 悪くなって、溶け込みで生じた溶融金属が両ワークW、Wの隙間からスパッタと なって飛散してしまい、その結果溶接不良を生ずるものと考えられる。 本考案は、以上の点に鑑み、突起の溶け込みに対するガンアームの追従性を向 上させて、プロジェクション溶接を良好に行い得られるようにした溶接ガン装置 を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本考案は、エアシリンダによって開閉されるガンアー ムを有する溶接ガン装置において、エアシリンダのピストンをガンアームの閉じ 方向に付勢するスプリングを設け、ガンアームをピストンに作用させるエア圧と スプリング力とで閉じるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
プロジェクション溶接を行う場合、突起の溶け込み時にエア供給の遅れを生じ ても、スプリング力によりガンアームがワークを加圧したまま閉じ側に動き、突 起の溶け込みに対するガンアームの追従性が改善される。 尚、スプリングはエアシリンダの内部に設けても良いが、ピストンからガンア ームの閉じ方向にのびてエアシリンダの外部に突出するロッドを設け、エアシリ ンダの外部に突出する該ロッドの部分にスプリングを外挿すると共に、該ロッド の端部にスプリングの端部を受ける座板を進退調節自在に設ければ、座板の調節 によりスプリング力をワークに応じて調節でき有利である。
【0006】
【実施例】
図1を参照して、1は上下方向に長手の2枚板構造のガン本体を示し、該ガン 本体1に固定ガンアーム2を固設すると共に、ガン本体1に形成したカム溝3に 上下1対のガイドローラ4a、4aを介して係合するアームホルダ4を設けて、 該ホルダ4に固定ガンアーム2に対峙する上側の可動ガンアーム5を取付け、更 にガン本体1の下端にエアシリンダ6を取付けて、該シリンダ6内のピストン7 に連結されるピストンロッド8を該シリンダ6の上方に突出させてその上端をア ームホルダ4に枢着し、ピストン7の上下動により可動ガンアーム5をカム溝3 に案内させて図1(a)に示す開き位置と図1(b)に示す閉じ位置とに開閉自 在とした。そして、可動ガンアーム5を閉じて、固定ガンアーム2と可動ガンア ーム5の電極チップ2a、5a間に図3に示す如くワークW、Wを挾圧し、この 状態でトランスに連なるキックレスケーブル9からガン本体1に固定の給電板1 0を介して固定ガンアーム2と、オンス銅板11を介して可動ガンアーム5とに 給電し、プロジェクション溶接を行うようにした。図中12はガン本体1に固定 のガン取付ブラケットである。
【0007】 前記エアシリンダ6は、その下室6aへのエア供給でピストン7を上動させて 可動ガンアーム5を開き、上室6bへのエア供給でピストン7を下動させて可動 ガンアーム5を閉じる複動式のシリンダに構成されており、更に該シリンダ6の 上室6bにスプリング13を縮設し、可動ガンアーム5をピストン7に作用する 上室6bのエア圧とスプリング13の付勢力とで下方の閉じ側に加圧するように した。 これによれば、プロジェクション溶接を行う場合、突起Waの溶け込みに際し 、上室6bへのエア供給の瞬間的な遅れを生じても、可動ガンアーム5はスプリ ング13の付勢力を受けてワークWを加圧したまま下動し、突起Waの溶け込み に対する可動ガンアーム5の追従性が良好となって、スパッタの発生が抑制され 、良好なプロジェクション溶接が行われる。
【0008】 尚、上記実施例ではスプリング13をエアシリンダ6の内部に設けたが、エア シリンダ6の外部にスプリング13を設けることも可能であり、かかる実施例を 図2に示す。 この実施例では、ピストンロッド8を下方に延長してエアシリンダ6の下方に 突出するロッド14を形成し、該ロッド14にスプリング13を外挿すると共に 、該ロッド14の下端部にスプリング13の下端を受ける座板15を上下1対の アジャスタナット16、16により上下方向に進退調節自在に取付けた。この実 施例でも、可動ガンアーム5をピストン7に作用する上室6bのエア圧とスプリ ング13の付勢力とで下方の閉じ側に加圧して、上記実施例と同様に突起Waの 溶け込みに対する可動ガンアーム5の追従性を向上でき、更に座板15の進退調 節により、ワークに応じてスプリング13の付勢力を調節できる。 尚、X型ガンのように、エアシリンダのピストンロッドの伸び側への動きでガ ンアームを閉じる溶接ガンにおいてスプリングをエアシリンダの外部に設ける場 合には、ピストンロッドにスプリングを外挿すれば良い。
【0009】
【考案の効果】 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、突起の溶け込みに対するガ ンアームの追従性をスプリングにより向上させて、プロジェクション溶接を良好 に行い得られ、更に請求項3の考案によれば、スプリング力の調節が可能となり 、スプリング力をワークに応じてこれに適した値に設定できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案装置の第1実施例の側面図であって、
(a)は開放状態、(b)は閉じ状態を示す図
【図2】 本案装置の第2実施例の側面図であって、
(a)は開放状態、(b)は閉じ状態を示す図
【図3】 プロジェクション溶接を行うワークの断面図
であって、(a)は溶け込み前の状態、(b)は溶け込
み後の状態を示す図
【符号の説明】
5 可動ガンアーム 6 エアシリンダ
7 ピストン 13 スプリング 14 ロッド
15 座板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアシリンダによって開閉されるガンア
    ームを有する溶接ガン装置において、エアシリンダのピ
    ストンをガンアームの閉じ方向に付勢するスプリングを
    設け、ガンアームをピストンに作用させるエア圧とスプ
    リング力とで閉じるようにしたことを特徴とする溶接ガ
    ン装置。
  2. 【請求項2】 スプリングをエアシリンダの内部に設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の溶接ガン装置。
  3. 【請求項3】 ピストンからガンアームの閉じ方向にの
    びてエアシリンダの外部に突出するロッドを設け、エア
    シリンダの外部に突出する該ロッドの部分にスプリング
    を外挿すると共に、該ロッドの端部にスプリングの端部
    を受ける座板を進退調節自在に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の溶接ガン装置。
JP1991067594U 1991-08-26 1991-08-26 溶接ガン装置 Expired - Lifetime JP2523549Y2 (ja)

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JPH0518773U true JPH0518773U (ja) 1993-03-09
JP2523549Y2 JP2523549Y2 (ja) 1997-01-29

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005039815A1 (ja) * 2003-10-27 2005-05-06 Dengensha Manufacturing Company Limited 抵抗溶接機
JP2012006031A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Obara Group株式会社 溶接機のイコライズ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0211678U (ja) * 1988-07-01 1990-01-24

Patent Citations (1)

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