JPH05184512A - 超音波洗浄の簡便な食器洗い器 - Google Patents

超音波洗浄の簡便な食器洗い器

Info

Publication number
JPH05184512A
JPH05184512A JP3888792A JP3888792A JPH05184512A JP H05184512 A JPH05184512 A JP H05184512A JP 3888792 A JP3888792 A JP 3888792A JP 3888792 A JP3888792 A JP 3888792A JP H05184512 A JPH05184512 A JP H05184512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
jet
nozzle
washing
dishwasher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3888792A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yasumuro
紘一 安室
Hisae Kanai
久恵 叶井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP3888792A priority Critical patent/JPH05184512A/ja
Publication of JPH05184512A publication Critical patent/JPH05184512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】給湯器等に直結して使用でき、超音波の洗浄作
用を利用することにより洗剤の使用を最少限にする簡便
な家庭用食器洗い器を提供する。 【構成】家庭用の給湯器に直結する(洗浄槽は不使用)
ことにより、手洗い方式では採用不能な高温水(約60
℃以上)を供給し、その高温水の噴流を発生させるとと
もに噴流中に超音波を放射・伝播させる。大気中の(手
でつかむか置いてある)食器に超音波噴流を直射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗い器、特に超音
波の洗浄作用を利用し、給湯器に直結して使用する簡便
な家庭用食器洗い器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭において、食器洗いは手
洗い方式(1)が広く行われている。また、近年、自動
式の食器洗い器(2)も商品化されているが、未だに低
い普及率にあるのが現状である。 (1)の手洗い方式では、スポンジ等に洗剤をつけて食
器を温水で洗った後、すすいで拭き取っている。他方
(2)の食器洗い器は、以下の2方式に大別される。 〔洗い(洗浄槽+高温水(含洗剤)+気泡噴流)〕+
〔すすぎ〕+〔乾燥〕 〔洗い(洗浄槽+高温水(含洗剤)のシャワー〕+
〔すすぎ〕+〔乾燥〕
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した(1)の手洗
い方式、(2)の食器洗い器とも、大量の洗剤を使用し
しかもそのまま排出しているので、下水の富栄養化が近
年大きな問題になっている。さらに、(2)の、の
方式では、大量の水を消費するだけでなく、乾燥にも熱
を使わなければならないため資源の浪費を余儀なくされ
ていた。また一連の作業は、自動化されているとはい
え、終了までに1時間以上かかるものであった。
【0004】そこで、本発明の目的は、給湯器等に直結
して使用でき、超音波の洗浄作用を利用することにより
洗剤の使用を最少限にする簡便な家庭用食器洗い器を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による食器洗い器は、家庭用の給湯器に直結
する(洗浄槽は不使用)ことにより、手洗い方式では採
用不能な高温水(約60℃以上)を供給し、その高温水
の噴流を発生させるとともに噴流中に超音波を放射・伝
播させる。大気中の(手でつかむか置いてある)食器に
超音波噴流を直射する。
【0006】
【作用】本発明の食器洗い器においては、〔噴流の撃
力〕+〔高温水の融解作用〕+〔超音波の洗浄作用〕に
より高い洗浄力が得られる。このため、使用する水量・
熱量が減少するので、省資源となる。さらに、極端な汚
れ以外は洗剤を使用しなくともよいので、下水の富栄養
化が防止できるとともにすすぎ作業が不要となり手洗い
方式より洗い時間がさらに短縮される。また、高温水を
直射するので、雑菌を退治することができるだけでな
く、熱の貫入により食器自身が高温になり洗い終わった
食器は立てかけて置くだけで自然乾燥し、不衛生になり
がちなフキンを使わないで済む。さらに、噴流を直射し
ているので、目視しながらの手加減で場所毎の汚れの程
度に応じたきめ細かい洗い作業が可能となる。
【0007】
【実施例】本発明の具体的な実施例を説明する前に、超
音波の洗浄作用について以下に説明する。超音波洗浄
は、洗浄液中に超音波を放射して液を攪拌し、またはキ
ャビテーション作用により迅速に洗浄物表面の汚れを除
去する方法である。洗浄の機構は次の2つの作用による
と考えられている。第1は、キャビテーション効果であ
る。すなわち、洗浄液中に空洞が発生・消滅する現象が
繰り返されるが、この空洞が消滅するとき、高圧力が発
生して洗浄物に付着した汚れを吸引・剥離する。第2の
作用は、物理的および化学的な反応促進作用である。す
なわち、超音波による洗浄液の微小振動、攪乱、脱泡、
乳化作用で洗浄されるというものである。
【0008】超音波洗浄は、メッキや塗装のような金属
表面の前処理や半導体IC製造工程における脱脂や洗浄
処理など広い産業分野で利用されている。レストランや
ホテルでの業務用でも食器の洗浄に使用されている。ま
た、眼鏡等の小物の洗浄用として家庭用に市販されてい
る洗浄器もある。
【0009】また、洗浄用の超音波の発生方式は、振動
子を洗浄液に投げ込むか外付けにするものが一般的であ
る。振動子は、発振回路を用いて設計した周波数で発振
する。また、高出力ではないが、水中に微細な気泡を発
生させると、気泡のつぶれるときに超音波を発生させる
方式もある。
【0010】以下に、図面を参照して本発明の実施例を
説明する。全図面において、同一の参照数字は、同一ま
たは類似の構成を示すものとする。
【実施例1】さて、第1図と第2図を参照して、微細な
気泡によって超音波を発生させる方法に基づく第1の実
施例を食器洗い器について説明する。始めに第1図にお
いて、食器洗い器に10は、ハウジング11、少なくと
も1本のノズル12、および少なくとも1本の給気管1
3から構成してある。洗い器10は、給湯器の出口15
に直結してある。
【0011】給湯器から高温水(約60℃以上)が供給
されると、高温水は白抜きの矢印のようにノズル12に
流入して、そこで絞られて加速して、ノズル出口13か
ら噴流となって噴出する。給気管14は、一端がノズル
12の流路に開口し他端が空気源に連通してあるので、
流路を通過する高速の温水流に空気を吹き込んで噴流中
に微細な気泡を発生する。この場合、水流の流速が十分
であれば、給気管の他端は単に大気に解放してあってよ
く、ベンチュリ効果の吸気作用で空気が吹き込まれる。
ただ、給湯器が、背圧の関係でノズル12の紋り作用に
制限を受ける場合、あるいは高温にする必要から容量が
足りず十分な水量が得られない場合は、前記空気源は、
加圧した空気を発生する空気ポンプのような高圧空気源
であってもよい。また、図示してないが、汚れが極端な
場合に高温水に少量の洗剤を供給する洗剤供給器を洗い
器10に取り付けることもできる。
【0012】第1の実施例の変形例を図示する第2図に
おいて、洗い器10’は、ノズル12がハウジング11
により間隔をもって包囲してあり、筒状流を噴流の囲り
にほぼ同一方向に発生させる筒状流発生器16を構成し
ている。この場合、図示のように、給気管13の入口位
置は洗い器10’の下面に開口してある。
【0013】
【実施例2】次に、第3図と第4図を参照して、超音波
振動子を用いる方法に基づく第二の実施例の食器洗い器
について説明する。始めに第3図において、食器洗い器
20は、ハウジング21およびノズル22から構成して
あり給湯器の出口15に直結してある点は第一実施例の
ものと同様である。第二の実施例では、洗い器20は、
球面形状を持つ集束用超音波振動子23と、それに貼り
付けた同じく球面形状の振動板24とからさらに構成し
てある。
【0014】給湯器から高温水が供給されると、ノズル
22に流入して噴流が発生するのは第一の実施例と同様
である。図示しない公知の発振回路から同じく図示しな
い配線を介して振動子23と振動板24が発振すると、
超音波が図示の波面のように発生しノズル22を通って
噴流中を伝播していく。ここで、発振周波数は、キャビ
テーションを発生させるに必要なパワー密度の関係、お
よび雑音を減少するため50KHz以下40KHz以上
のたとえば42KHzが選ばれる。
【0015】第二の実施例を図示する第4図において、
洗い器20’は、振動子23’が円盤形になっており、
それに貼り付けた振動板24’も同じく円盤形になって
いる。この振動板24’には、その振動をガイドすると
ともに振幅を拡大する作用を行うホーン(この場合ステ
ップ形状)25が貼り付けてある。また、振動子23’
の背面(上流側)には、反射板27を設置して超音波を
下流方向に反射するようにしてもよい。また、第2図の
変形例と同様に、ハウジング21がノズル22を包囲し
てあり、高温水を分岐して筒状流を発生する筒状流発生
器26を構成している。この筒状流によって、噴流の飛
散を防止するとともに噴流から漏洩する超音波を遮蔽す
ることもできる。
【0016】これまでに、述べた実施例による食器洗い
器10、10’、20、20’を用いて実際に洗い作業
を行う手順を以下に要約する。 (1)下準備 食器の汚れをへらまたは布(不要紙)で軽く拭き取りゴ
ミ捨てに捨てる(汚れの大部分を下水に流さないです
む)。 (2)洗い作業 食器を手に持ち洗い器でこびりついた汚れ(特に油脂
類)を融解して洗い流す。 (3)乾燥 きれいになった食器を熱いまま立てかけて自然乾燥す
る。 (4)後始末 数分後乾いた食器を収納する。
【0017】
【発明の効果】本発明による簡便な食器洗い器の効果を
以下に列挙する。 高い洗浄力 →使用する水量・熱量の減少→省資源 →極端な汚れ以外は洗剤不使用→すすぎ作業不要 →洗い時間の短縮(手洗い方式と比較しても) 高温水の使用→減菌 →自然乾燥(高温水の直射による熱の貫入があり食器自体 が高温になるので立てかけて置くだけ − 不衛生になりがちなフキンを使わないで済む ) 噴流の直射 →手加減で汚れに応じたきめ細かい洗い作業可
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を模式的に示す縦断面図
である。
【図2】第一の実施例の変形例を模式的に示す縦断面図
である。
【図3】本発明の第二の実施例を模式的に示す縦断面図
である。
【図4】第二の実施例の変形例を模式的に示す縦断面図
である。
【符号の説明】
10、10’、20、20’ 食器洗い器 11 ハウジング 12、22 ノズル 14 給気管 15 (給湯器の)出口 23、23’ 超音波振動子 24、24’ 振動板 25 ホーン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧した温水を発生させる給湯器と、こ
    の給湯器に接続してあり温水をほぼ所定方向に少なくと
    も1条の噴流で噴出させるノズルと、このノズルに組み
    込んであり該噴流中に超音波を放射・伝播させる超音波
    発生器とから構成してあり、大気中にある被洗浄物に直
    接該噴流を衝突させることにより、噴流の撃力と、温水
    の融解作用と、噴流中を伝播した超音波の洗浄作用とで
    被洗浄物を洗浄することを特徴とする超音波食器洗い
    器。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項に記載された超音
    波食器洗い器であって、前記超音波発生器は、前記ノズ
    ルの上流に設けた水密式超音波振動子であることを特徴
    とする超音波食器洗い器。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲第2項に記載された超音
    波食器洗い器であって、前記水密式超音波振動子の上流
    に設けてあり、発生した超音波を該振動子の下流方向に
    反射する反射板からさらに構成してあることを特徴とす
    る超音波食器洗い器。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲第1項に記載された超音
    波食器洗い器であって、前記超音波発生器は、一端が前
    記ノズルの流路に開口し多端が空気源に連通してあり、
    該流路を通過する高速の温水流に空気を吹き込んで前記
    噴流中に微細な気泡を発生させる給気管であることを特
    徴とする超音波食器洗い器。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲第4項に記載された超音
    波食器洗い器であって、前記空気源は、大気であること
    を特徴とする超音波食器洗い器。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲第4項に記載された超音
    波食器洗い器であって、前記空気源は、加圧した空気を
    発生する高圧空気源であることを特徴とする超音波食器
    洗い器。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲第2項または第4項に記
    載された超音波食器洗い器であって、前記噴流を包囲す
    る筒状流を噴流をほぼ同一方向に発生させ該筒状流で噴
    流の飛散を防止するとともに噴流中の超音波を遮蔽する
    筒状流発生器からさらに構成してあることを特徴とする
    超音波食器洗い器。
  8. 【請求項8】 特許請求の範囲第2項または第4項に記
    載された超音波食器洗い器であって、前記温水に必要時
    少量の洗剤を供給する洗剤供給器からさらに構成してあ
    ることを特徴とする超音波食器洗い器。
JP3888792A 1992-01-08 1992-01-08 超音波洗浄の簡便な食器洗い器 Pending JPH05184512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3888792A JPH05184512A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 超音波洗浄の簡便な食器洗い器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3888792A JPH05184512A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 超音波洗浄の簡便な食器洗い器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05184512A true JPH05184512A (ja) 1993-07-27

Family

ID=12537725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3888792A Pending JPH05184512A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 超音波洗浄の簡便な食器洗い器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05184512A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110072424A (zh) * 2016-12-14 2019-07-30 松下知识产权经营株式会社 餐具清洗机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110072424A (zh) * 2016-12-14 2019-07-30 松下知识产权经营株式会社 餐具清洗机
CN110072424B (zh) * 2016-12-14 2022-04-19 松下知识产权经营株式会社 餐具清洗机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5218980A (en) Ultrasonic dishwasher system
US7754026B2 (en) Dishwasher with sonic cleaner
Fuchs Ultrasonic cleaning and washing of surfaces
CN108729096A (zh) 一种洗衣机
US20050268668A1 (en) Mist generating device, and dishwasher and washing machine using same
KR100596259B1 (ko) 미스트 발생 장치와, 그것을 구비한 식기 세정기 및 세탁기
US7426931B2 (en) Dishwasher
KR20010077130A (ko) 초음파 세척겸용 식기세척기
JPH05184512A (ja) 超音波洗浄の簡便な食器洗い器
JP2007319748A (ja) 超音波洗浄装置
JP2010240529A (ja) 超音波洗浄方法
KR100637957B1 (ko) 식기 세척기
KR970003426Y1 (ko) 초음파 식기 세척기의 진동자 장착구조
JP3436692B2 (ja) 布類の洗浄装置
KR200334232Y1 (ko) 초음파발생기가 고정되는 세척기의 세정조
KR970005058B1 (ko) 초음파 식기세척기의 진동자 장치
JPH03181378A (ja) 洗浄装置
JP3436890B2 (ja) 布類の洗浄装置
KR20030003574A (ko) 분사식 초음파 세정장치
JPH0712063U (ja) 食器類の超音波洗浄装置
KR200276506Y1 (ko) 초음파와 오존을 이용한 이동식 세척기
KR20020026223A (ko) 초음파와 오존을 이용한 이동식 세척기
KR920003381Y1 (ko) 가정용 초음파 식기 세척장치
CN217066313U (zh) 一种基于超声波空化作用的餐具清洗设备
SU1730288A1 (ru) Способ стирки бель