JPH05182651A - 乾電池 - Google Patents

乾電池

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Publication number
JPH05182651A
JPH05182651A JP4001620A JP162092A JPH05182651A JP H05182651 A JPH05182651 A JP H05182651A JP 4001620 A JP4001620 A JP 4001620A JP 162092 A JP162092 A JP 162092A JP H05182651 A JPH05182651 A JP H05182651A
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JP
Japan
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sealing plate
dry battery
sealing
plate
metal
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Pending
Application number
JP4001620A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuhiro Maeda
睦宏 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Battery Co Ltd filed Critical Toshiba Battery Co Ltd
Priority to JP4001620A priority Critical patent/JPH05182651A/ja
Publication of JPH05182651A publication Critical patent/JPH05182651A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高温貯蔵及び使用あるいは逆装填の際にも破裂
等の事故を起さない乾電池を提供する。 【構成】金属端子板22の鍔部23と立上り部とが連な
る部分に小孔25を設け、小孔25と連通するギャップ
を前記金属端子板22の中間平面部26と封口板19と
の間に設け、さらに前記封口板19と発電要素との間の
スペースに集電棒4と封口板19及び封口板19と金属
容器9との間をシールするシール剤を設けた乾電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常温雰囲気は勿論高温
雰囲気においても密封性及び耐漏液性にすぐれた乾電池
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乾電池を図4を参照して説明す
る。同図において、1は合成樹脂製封口板で上面周囲に
は環状の溝2が設けてある。3は環状溝2の外側立上り
部でこの内側には集電棒4の頂部5に嵌着する帽状金属
端子板6の鍔部7が環状溝2内に嵌挿され、かつ嵌挿後
は容易にはずれないように図5に示すように突起8が形
成されている。9は集電棒4、陽極合剤10、電解液を
含浸せるセパレータ11等の電池発電要素を内填せる金
属容器で、封口板1で封口している。12は金属端子底
板、13は絶縁底紙、14は絶縁リング、15は絶縁チ
ューブ、16は金属外装筒でその両端17および18は
内方に折曲または曲締めされ、封口板1の立上り部3を
端子板6の鍔部7に折曲密着している。
【0003】図5は図4の乾電池組立前の封口板部分の
断面図を示したものであり、金属容器9の開口部に金属
端子板6を載置した封口板1を圧入し、最外側に配置さ
れた金属外装筒16の上下端17,18を内側に折曲す
ると、図4に示す乾電池が製作される。
【0004】なお、集電棒4は炭素棒あるいはアルカリ
系電池では金属棒からなり、金属容器9は亜鉛あるいは
アルカリ系電池ではニッケルメツキ鉄板からなる金属罐
から構成されている。
【0005】上記したように、従来の乾電池はあらかじ
め封口板1に金属端子板6を嵌着係合しているので、乾
電池の組立工程では端子板6を集電体4の頂部5に嵌着
するのみで封口板1は金属容器9の開口部を封口でき
る。したがって、乾電池の製造作業が簡単で、また外装
筒16の上端17の内方折曲によつて封口板1の立上り
部3の内側の突起8の肉厚部分で端子板6の鍔部7を締
め付けるので、密封性がよく耐漏液性もすぐれている。
【0006】このように、従来の乾電池はその構造上密
封性がよく,耐漏液特性もすぐれているので、何等問題
はないと考えられていたが、高温雰囲気(60℃以上)
中に貯蔵または使用あるいは逆装填されると、乾電池が
破裂するという事故が発生するという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような事故の発生
について種々検討及び実験した結果、従来の乾電池は常
温では何等問題は生じないが、余りにも密封性能がよい
ため、高温雰囲気(60℃以上)中の貯蔵または使用あ
るいは逆装填が行なわれると、乾電池内部で発生したガ
スの逃げ場がなく遂には乾電池を破裂する至ることが分
った。すなわち、高温貯蔵では、電池内部の自己放電に
よって多量の水素ガス、ABの酸化作用によるCO2
スが発生し、この発生したガスは封口板と炭素棒間およ
び端子板の間のわずかな隙間を通過して外部へ排出され
るが、ガスの発生スピードが早くその量が多いとガスの
排出スピードが間に合わず、乾電池内部の圧力上昇によ
り乾電池が破裂するということが分かった。
【0008】本発明は上記従来乾電池の問題点を解消す
るためになされたもので、その目的は、乾電池の高温貯
蔵及び使用あるいは逆装填の際にも破裂等の事故を起さ
ない乾電池を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は合成樹脂製封口板の上面周囲に設けた環状
溝に、集電棒頂部に嵌着する帽状金属端子板の鍔部を嵌
挿してなる封口板によって発電要素を内填した金属容器
の開口部を封口してなる乾電池において、前記金属端子
板の鍔部と立上り部とが連なる部分に小孔を設け、かつ
前記小孔と連通するギャップを前記金属端子板の中間平
面部と前記封口板との間に設け、さらに前記封口板と前
記発電要素との間のスペースに前記集電棒と前記封口板
及び前記封口板と前記金属容器との間をシールするシー
ル剤を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の乾電池は、高温雰囲気での貯蔵、使用
あるいは逆装填により乾電池内部で多量のガスが発生し
ても、この発生したガスは集電棒と封口板のわずかな隙
間をとおり端子板と封口板のギャップを経て端子板に設
けた小孔から外部に排出されるので、乾電池が破裂する
ことはなくなった。しかし、常温雰囲気でもガス排出径
路により外部と連通して酸素が流入する恐れがあるた
め、封口板と発電要素との間の空間に集電棒と封口板及
び封口板と金属容器との間をシールするシール剤を設け
ることによって外部との通気しゃ断を行っているので、
酸素が流入する恐れはなく、乾電池内部の乾燥および自
己放電を防ぐことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例の左側半分の断面図、図2は図1
の本発明の乾電池組立前の封口部の断面図であり、既に
説明した従来例である図4及び図5と同一部分には同一
符号を付して説明する。
【0012】図1において、19は合成樹脂製封口板で
上面周囲には環状の溝20が設けてある。21はこの環
状溝20の外側立上り部で、この内側には集電棒4の頂
部5に嵌着する帽状金属端子板22の鍔部23が環状溝
20内に嵌挿され、かつ嵌挿後は容易にはずれないよう
に図2に示すように突起24が形成されている。帽状金
属端子板22の立上り部27には小孔25が設けてあ
る。また、帽状金属端子板の中間平面部26と封口板1
9との間にはギャップ28が形成されている。9は集電
棒4、陽極合剤10、電解液を含浸せるセパレータ11
等の電池発電要素を内填せる金属容器で、封口板19で
封口されている。12は金属端子底板、13は絶縁底
紙、14は絶縁リング、15は絶縁チューブ、16は金
属外装筒でその両端17および18は内方に折曲または
曲締めされ封口板19の外側立上り部21を端子板22
の鍔部23に折曲密着している。また、封口板19と発
電要素との間のスペースにはシール剤29が注入されて
おり、このシール剤29により集電棒4と封口板19お
よび金属容器9と封口板19のわずかな隙間が塞がれ、
外部と通気しゃ断されている。なお、集電体4は本実施
例では炭素棒,アルカリ系電池では金属棒からなり、ま
た、金属容器9は本実施例では亜鉛,アルカリ系電池で
はニッケルメツキ鉄板からなる金属罐から構成されてお
り、従来の乾電池と同様である。ただ、金属外装筒16
のないものも当然電池としての機能があるので、その場
合は、外装は塩ビ等のチューブまたはラベルを用いる。
【0013】図2の封口板部分の構造は金属容器9の開
口部が封口板19の周縁下面周囲から圧入、形成される
前の状態を示したものである。帽状金属端子板22の中
間平面部26と封口板19との間に形成されたギャップ
28は封口板19の外側立上り部21を端子板22の鍔
部23に折曲しても内部に発生したガスが外部に排出す
る径路を構成するようにしている。
【0014】乾電池の組立工程では棒状金属端子板22
を集電体4の頂部5に嵌着するのみで封口板19は金属
容器9の開口部を封口できる。したがって、乾電池の製
造作業が簡単で、また外装筒16の上端17の内方折曲
によつて封口板19の立上り部21の内側の突起24の
肉厚部分で端子板22の鍔部23を締め付けるので、常
温雰囲気での密封性及び耐漏液性は従来の乾電池と同様
にすぐれている。また、高温雰囲気等において、乾電池
内部でガスが多く発生しても発生したガスは比較的速に
外部に放出されるので、乾電池が破裂することはなくな
った。
【0015】なお、発生したガスの放出が良いことは、
外からの酸素の供給もあり得るので、封口板と発電要素
との間の空間に集電棒と封口板及び封口板と金属容器と
の間をシールするシール剤を設けて、外気との通気しゃ
断を行っている。
【0016】図3は本発明の他の実施例の封口部分の半
裁側面図であり、上記実施例と相異する点は、シール剤
を設ける場所が封口板19と発電要素との間のスペース
全体ではなく、集電棒4と封口板19および金属容器9
と封口板19のわずかな隙間のみを塞いでいる点であ
る。このようにすると、シール剤注入個所が2ケ所必要
となるので、注入機械1台では2工程必要となるが、シ
ール剤が少なくなりその分発電容量を増加できるという
利点がある。
【0017】次に、本発明の実施例及び従来例のものを
RO3電池により比較した。その結果は、表1のとおり
である。すなわち、本実施例の電池は高温貯蔵(70
℃)でも破裂発生率は0であるのに対して従来例は貯蔵
日数に応じて段々に破裂発生率は増加する傾向にある。
常温貯蔵(20℃)状態では電気的特性、封口性は本実
施例と従来例ではほとんど差がなく、また両者とも破裂
事故は全く発生しなかった。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の乾電池に
よると、高温貯蔵及び使用あるいは逆装填の際に発生す
るガスは炭素棒と封口板のわずかな隙間から端子板と封
口板のギャップ、端子板の小孔を経て外部へ放出される
ので、乾電池内部で発生したガスの放出がスムーズに行
なわれ、乾電池本体の破裂等の事故を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半裁側面図。
【図2】図1の本発明の乾電池組立前の封口部の断面
図。
【図3】本発明の他の実施例の封口部分の半裁側面図。
【図4】従来の乾電池の半裁断面図。
【図5】図4の従来の乾電池組立前の封口部の断面図。
【符号の説明】
1,19…合成樹脂製封口板、2,20…溝、3,21
…外側立上り部、4…集電棒、5…頂部、6,22…帽
状金属端子板、7,23…鍔部、8,24…突起、9…
金属容器、10…陽極合剤、11…セパレータ、12…
金属端子底板、13…絶縁底紙、14…絶縁リング、1
5…絶縁チューブ、16…金属外装筒、17…金属外装
筒上端、18…金属外装筒下端、25…小孔、26…中
間平面部、27…立上り部、28…ギャップ、29…シ
ール剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製封口板の上面周囲に設けた環
    状溝に、集電棒頂部に嵌着する帽状金属端子板の鍔部を
    嵌挿してなる封口板によって発電要素を内填した金属容
    器の開口部を封口してなる乾電池において、前記金属端
    子板の鍔部と立上り部とが連なる部分に小孔を設け、か
    つ前記小孔と連通するギャップを前記金属端子板の中間
    平面部と前記封口板との間に設け、さらに前記封口板と
    前記発電要素との間のスペースに前記集電棒と前記封口
    板及び前記封口板と前記金属容器との間をシールするシ
    ール剤を設けたことを特徴とする乾電池。
JP4001620A 1992-01-08 1992-01-08 乾電池 Pending JPH05182651A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4001620A JPH05182651A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 乾電池

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JP4001620A JPH05182651A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 乾電池

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JP4001620A Pending JPH05182651A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 乾電池

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JP (1) JPH05182651A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6541152B1 (en) 1998-05-21 2003-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cylindrical battery and method and device for manufacturing thereof
KR20030034428A (ko) * 2001-10-23 2003-05-09 삼성에스디아이 주식회사 캡 조립체 및, 그것을 구비한 원통형 이차전지

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6541152B1 (en) 1998-05-21 2003-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cylindrical battery and method and device for manufacturing thereof
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