JPH05182597A - 高周波電源 - Google Patents

高周波電源

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JPH05182597A
JPH05182597A JP34557391A JP34557391A JPH05182597A JP H05182597 A JPH05182597 A JP H05182597A JP 34557391 A JP34557391 A JP 34557391A JP 34557391 A JP34557391 A JP 34557391A JP H05182597 A JPH05182597 A JP H05182597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high frequency
impedance
variable capacitor
coupled plasma
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP34557391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Endo
政彦 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】いかなるときにも反射動が少なく高周波電流の
供給効率が高い高周波電源を提供する。 【構成】高周波誘導コイルに対し並列に接続されたコン
デンサと電源本体の接続を断続させるスイッチを整合回
路内に設け、このスイッチを高周波誘導結合プラズマが
点火前後でオンオフさせて整合をとるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波誘導コイルに高
周波エネルギ―を供給し高周波磁界を形成して高周波誘
導結合プラズマを生じさせ該プラズマを利用して試料中
の被測定元素を分析する高周波誘導結合プラズマ質量分
析計(以下、「ICP−MS」という)などに用いて好
適な高周波電源に関し、特に、いかなるときにも反射動
が少なく効率のよい高周波電源に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、ICP−MSの一般的な構成説
明図である。この図において、プラズマト―チ1の外室
1bと最外室1cにはガス調節器2を介してアルゴンガ
ス供給源3からアルゴンガスが供給されると共に、内室
1aには試料槽4内の試料がネブライザ5で霧化されて
のちキャリアガスであるアルゴンガスによって搬入され
るようになっている。また、プラズマト―チ1に巻回さ
れた高周波誘導コイル6には高周波電源10によって高
周波電流が流され、該コイル6の周囲に高周波磁界(図
示せず)が形成されている。この高周波磁界の近傍でア
ルゴンガス中に電子かイオンが植え付けられると、該高
周波磁界の作用によって瞬時に高周波誘導結合プラズマ
7が生ずる。
【0003】更に、ノズル8とスキマ―9に挟まれたフ
ォアチェンバ―本体11内は、真空ポンプ12によって
吸引されている。また、センタ―チェンバ―13内に
は、イオンレンズ系14a,14bが設けられると共
に、該センタ―チェンバ―の内部は第1油拡散ポンプ1
5によって吸引され、四重極マスフィルタ16を収容し
ているリアチェンバ―17内は第2油拡散ポンプ18に
よって吸引されている。
【0004】この状態で、高周波誘導結合プラズマ7中
に上述のようにして霧化された試料が導入され、イオン
化や発光が行われる。該プラズマ7内のイオンは、ノズ
ル8やスキマ―9を経由してのちイオンレンズ系14
a,14bの間を通って収束され、四重極マスフィルタ
16に導入される。このようにして四重極マスフィルタ
16に入ったイオンのうち目的の質量電荷比のイオンだ
けが、四重極マスフィルタ16を通過し、高周波誘導結
合プラズマ質量分析計19に導かれて検出される。この
検出信号が信号処理部20に送出されて演算・処理され
ることによって、前記試料中の被測定元素分析値が求め
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】一方、図3は上記高
周波電源10の構成回路図であり、図中、21は電源本
体、22は整合回路、22a,22bは第1,第2の可
変コンデンサである。また、これらの可変コンデンサ2
2a,22bは、図2の高周波誘導結合プラズマ7が点
火する時におこる高周波誘導コイル6のインピーダンス
変化や、高周波誘導結合プラズマ7が点火した後におこ
る高周波誘導コイル6のインピーダンス変化に対応して
変化する。
【0006】このように高周波誘導結合プラズマ7の点
火の前後においてインピーダンスが大きく変化するた
め、第1,第2可変コンデンサ22a,22bが追随で
きなくなることがあった。また、高周波誘導結合プラズ
マ7の点火の前後において上述のように第1,第2可変
コンデンサ22a,22bのインピーダンスが大きく変
化するため、高周波電源10は負荷インピーダンスを一
定にしないと反射波が増えて効率が低下した。従って、
図3の整合回路22は第1,第2可変コンデンサ22
a,22bを変化させて常に電源本体22からみた負荷
インピーダンス、即ち、整合回路22と高周波誘導コイ
ル6のインピーダンスを一定にする必要があった。本発
明は、かかる状況などに鑑みて成されたものであり、い
かなるときにも反射動が少なく高周波電流の供給効率が
高い高周波電源を提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、高周波誘導
結合プラズマを発生させるための高周波誘導コイルに高
周波電流を供給する高周波電源において、電源本体と、
高周波誘導コイルに対し並列に接続された第1可変コン
デンサ,高周波誘導コイルに対し直列に接続された第2
可変コンデンサ,高周波誘導コイル及び第1可変コンデ
ンサに対し並列に接続されたコンデンサ,及び該コンデ
ンサと電源本体の接続を断続させるスイッチを有する整
合回路とを設け、高周波誘導結合プラズマが点火する前
はスイッチがオンにされ、高周波誘導結合プラズマが点
火した後はスイッチがオンにされるように構成すること
によって前記課題を解決したものである。
【0008】
【作用】本発明は次のように作用する。即ち、本発明に
おいては、高周波誘導コイルに対し並列に接続されたコ
ンデンサと電源本体の接続を断続させるスイッチを整合
回路内に設け、このスイッチを高周波誘導結合プラズマ
の点火前後でオンオフさせて整合をとるようになってい
る。このため、高周波誘導結合プラズマの点火前後にお
けるインピーダンス変化の差を少なくし、負荷インピー
ダンス変化に対して速く対応することができる。従っ
て、より安定した高周波電源となり、その結果、いかな
るときにも反射動が少なく効率のよい高周波電源が実現
する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて詳
細に説明する。図1は本発明実施例の構成回路図であ
り、図中、図1と同一記号は同一意味をもたせて使用し
ここでの重複説明は省略する。また、22cはコンデン
サ、22dはスイッチである。
【0010】このような構成回路からなる本実施例にお
いて、図2の高周波誘導結合プラズマ7が点火する前は
図1のスイッチ22dがオンにされる。このため、コン
デンサ22cも第1可変コンデンサ22aと同様、高周
波コイル6に対して並列接続されることになる。従っ
て、第1可変コンデンサ22a,第2可変コンデンサ2
2b,及びコンデンサ22cの各インピーダンスをそれ
ぞれC1,C2,及びC3とするとき、[(C1+C3)+
(1/C2)]の値が一定となるように第1可変コンデ
ンサ22aのインピーダンスC1が調整される。このよう
にして整合回路22内のインピーダンスは、一定値に保
たれる。
【0011】また、図2の高周波誘導結合プラズマ7が
点火した後は図1のスイッチ22dがオフにされる。こ
のため、コンデンサ22cと電源本体21との接続が断
たれ、第1可変コンデンサ22aだけが高周波コイル6
に対して並列接続されることになる。従って、第1可変
コンデンサ22a,第2可変コンデンサ22b,及びコ
ンデンサ22cの各インピーダンスをそれぞれC1
2,及びC3とするとき、[C1+(1/C2)]の値が
一定となるように第1可変コンデンサ22aのインピー
ダンスC1が調整される。このようにして整合回路22内
のインピーダンスは、一定値に保たれる。
【0012】このように高周波誘導結合プラズマ7の点
火前後でスイッチ22dをオン・オフさせると共に整合
回路22内のインピーダンスを常に一定値に保つことに
より、整合回路22ひいては高周波電源の整合をとって
いる。因みに、図2の高周波誘導結合プラズマ7が点火
される前の第1可変コンデンサ22aのインピーダンス
を470ピコファラッドとし高周波誘導結合プラズマ7
が点火された後の第1可変コンデンサ22aのインピー
ダンスを300ピコファラッドと仮定すると、高周波誘
導結合プラズマ7の点火前後における第1可変コンデン
サ22aのインピーダンス変化は170ピコファラッド
となる。
【0013】これに対し、第1可変コンデンサ22aの
インピーダンスを100ピコファラッドにすると共に、
高周波誘導結合プラズマ7が点火される前はスイツチ2
2dをオンにしておき、高周波誘導結合プラズマ7が点
火されてインピーダンスが変化した後にスイッチ22d
をオフにするようにすれば、第1可変コンデンサ22a
のインピーダンス変化は70ピコファラッドだけとな
る。即ち、図2の高周波誘導結合プラズマ7が点火され
る前の第1可変コンデンサ22aのインピーダンスを3
70ピコファラッドで高周波誘導結合プラズマ7が点火
された後の第1可変コンデンサ22aのインピーダンス
は300ピコファラッドとなるため、高周波誘導結合プ
ラズマ7の点火前後における第1可変コンデンサ22a
のインピーダンス変化は70ピコファラッドだけとな
る。
【0014】
【発明の効果】以上詳しく説明したような本発明によれ
ば、高周波電源の整合回路において可変コンデンサの高
周波誘導結合プラズマの点火前後におけるインピーダン
ス変化の差を少なくし、負荷インピーダンス変化に対し
て速く対応することができ、その結果、より安定した高
周波電源が実現する。従って、本発明によれば、いかな
るときにも反射動が少なく効率のよい高周波電源が実現
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成回路図である。
【図2】ICP−MSの一般的な構成説明図である。
【図3】従来例の構成回路図である。
【符号の説明】
1 プラズマトーチ 5 ネブライザ 7 高周波誘導結合プラズマ 14a,14b イオンレンズ系 16 四重極マスフィルタ 19 二次電子増倍管 21 電源本体 22 整合回路 22a,22b 電極 22c コンデンサ 22d スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波誘導結合プラズマを発生させるため
    の高周波誘導コイルに高周波電流を供給する高周波電源
    において、電源本体と、前記高周波誘導コイルに対し並
    列に接続された第1可変コンデンサ,前記高周波誘導コ
    イルに対し直列に接続された第2可変コンデンサ,前記
    高周波誘導コイル及び第1可変コンデンサに対し並列に
    接続されたコンデンサ,及び該コンデンサと前記電源本
    体の接続を断続させるスイッチを有する整合回路とを具
    備し、前記高周波誘導結合プラズマが点火する前は前記
    スイッチがオンにされ、前記高周波誘導結合プラズマが
    点火した後は前記スイッチがオンにされるように構成し
    たことを特徴とする高周波電源。
JP34557391A 1991-12-26 1991-12-26 高周波電源 Pending JPH05182597A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051744A1 (en) * 2004-11-10 2006-05-18 Sumifusa Ikenouchi Impedance matching network, and plasma processing apparatus using such impedance matching network
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