JPH05181695A - エミュレータ - Google Patents

エミュレータ

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JPH05181695A
JPH05181695A JP4018529A JP1852992A JPH05181695A JP H05181695 A JPH05181695 A JP H05181695A JP 4018529 A JP4018529 A JP 4018529A JP 1852992 A JP1852992 A JP 1852992A JP H05181695 A JPH05181695 A JP H05181695A
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JP
Japan
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terminal group
card
emulation
microcomputer
emulator
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Withdrawn
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JP4018529A
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English (en)
Inventor
Yasuyo Ishikawa
泰代 石川
Kazuhiko Honma
和彦 本間
Norimasa Yasui
徳政 安井
Hideya Fujita
秀哉 藤田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エミュレーション機能を実現する回路を小型
化し、使い勝手が良好で、エミュレーション用マイクロ
コンピュータをターゲットマイクロコンピュータ搭載ソ
ケットの直近に配置して信頼性の高いエミュレーション
を保証することである。 【構成】 エミュレーション用マイクロコンピュータを
含むエミュレーションポッド3をICカード化してその
小型化を図る。そのICカード基板には、第1端子群と
第2端子群を設け、第1端子群に結合されるべき評価対
象システムを代行制御するためのエミュレーション用マ
イクロコンピュータと、このマイクロコンピュータによ
る代行制御時には前記第1端子群とインタフェースされ
て動作され、代行制御の非実行時には前記第2端子群を
介して外部からアクセス可能にされる評価支援手段とを
内蔵する。2はエミュレータステーション、4はターゲ
ットシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロコンピュータ応
用システム開発支援装置としてのエミュレータに関し、
特にエミュレーション機能の全部又は一部を所謂ICカ
ードを利用して実現する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータシステムの開発に
おいて、そのシステムデバッグやシステム評価を行うた
めにエミュレータを利用することができる。このエミュ
レータは例えば、エミュレータ本体と、これに結合され
たエミュレーションポッドとに分割して構成することが
できる。エミュレーションポッドはインタフェースケー
ブルを介して、開発中のマイクロコンピュータシステム
(ターゲットシステム)に接続され、そのターゲットシ
ステムに含まれるマイクロコンピュータ(ターゲットマ
イクロコンピュータ)の機能を代行する一方でデバッガ
としての機能を持ち、詳細なシステムデバッグを支援す
る。エミュレーションポッドにはターゲットシステムの
代行制御を行うためのエミュレーション用マイクロコン
ピュータ、トレース回路、ブレーク制御回路などを搭載
することができ、エミュレーション用マイクロコンピュ
ータがターゲットシステムのために開発され若しくは開
発途上のターゲットプログラムを実行してターゲットシ
ステムを代行制御する。このときターゲットシステムと
エミュレーション用マイクロコンピュータとは、ターゲ
ットシステムのターゲットマイクロコンピュータ搭載ソ
ケットに結合されたインタフェースケーブルを介して各
種情報をやりとりする。したがって、エミュレーション
用マイクロコンピュータによる代行制御状態をターゲッ
トシステムの実動作状態若しくはターゲットマイクロコ
ンピュータの実制御状態に極力近ずけるには、インタフ
ェースケーブルによる信号遅延などを少なくすることが
有効である。そのために、当該インタフェースケーブル
を短くして、エミュレーションポッドをターゲットマイ
クロコンピュータ搭載ソケットの近傍に配置してエミュ
レーションを行うことが必要とされる。なお、エミュレ
ータについて記載された文献の例としては、昭和63年
10月1日に日立マイクロコンピュータエンジニアリン
グ株式会社より発行された「日立マイコン技報(第2
巻、第2号)」がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エミュレーションポッドにおいては、比較的大きな配線
基板上にエミュレーション用マイクロコンピュータを中
心にトレース回路やブレークポイント制御回路などの回
路部品が搭載されている。したがって、その配線基板の
サイズは比較的大きくされている。エミュレータ本体か
らエミュレーションポッドを切離してエミュレーション
用マイクロコンピュータをターゲットシステムに近ずけ
る考慮はなされているものの、現実には単体の(1枚
の)回路ボードだけをターゲットシステムとしてエミュ
レーションが行われるとは限らない。すなわち、当該回
路ボードを機器(開発されるべき製品)に組込んだ状態
でエミュレーションを行ったりする場合がある。この様
な場合、エミュレーションポッドの配置場所が確保でき
なかったり、エミュレーションポッドが不安定な状態で
配置されたりする。そのため、ターゲットマイクロコン
ピュータ搭載用ソケットの近傍にエミュレーションポッ
ドの配置場所を確保できない場合には、インタフェース
ケーブルが延長される。その結果、インタフェースケー
ブル内の配線に寄生するインダクタンス成分や抵抗成分
によって信号遅延が生じ、ターゲットシステムの実動作
とは異なる状態でエミュレーションが行われることにな
り、システム評価の信頼性を低下させてしまう。
【0004】本発明の目的はエミュレーションポッドの
ようなエミュレーション機能を実現する回路を小型化す
ることである。本発明の別の目的は、エミュレーション
に際して使い勝手の良好なエミュレータを提供すること
にある。本発明の更に別の目的は、評価対象システムの
構成に左右されずにどの様な環境でも、エミュレーショ
ン用マイクロコンピュータをターゲットマイクロコンピ
ュータ搭載ソケットの直近に配置して信頼性の高いエミ
ュレーションを保証することができるエミュレータを提
供することである。
【0005】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0007】すなわち、エミュレーション機能を実現す
るための回路を所謂ICカード基板上に搭載してICカ
ード化し、そのサイズの小型化が図られる。上記ICカ
ード基板は、評価対象システムに結合されるべき第1端
子群と、第2端子群と、評価対象システムを代行制御す
るためのマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピ
ュータによる代行制御の実行時には前記第1端子群とイ
ンタフェースされて動作され、かつ代行制御の非実行時
あるいは実行時に前記第2端子群を介して外部からアク
セス可能にされる評価支援手段とを含む。
【0008】前記評価支援手段は、前記第2端子群を介
して条件設定され、前記代行制御途上において前記第1
端子群を介して入出力される情報が前記設定条件に一致
した場合に前記マイクロコンピュータによる代行制御動
作を停止させるためのブレーク制御手段、前記マイクロ
コンピュータによる代行制御途上において前記第1端子
群を介して入出力される所定の情報を蓄積可能であっ
て、前記代行制御動作の停止時には蓄積した情報を第2
端子群を介して外部からアクセス可能にされるトレース
手段、及び評価対象システムのために貸出し可能にされ
る記憶手段などを含ませられる。
【0009】一枚のICカード基板には、物理的な大き
さに制約があるので、1枚のICカード基板上に搭載可
能な評価支援手段の規模には制限がある。したがって、
1枚のICカード基板上に搭載することができない他の
評価支援手段が有る場合、それを必要に応じて増設可能
にするのが良い。その為、評価用のマイクロコンピュー
タを含む前記ICカード基板に、さらに第3端子群が設
けられる。その第3端子群に外部から接続される回路は
当該ICカード基板に内蔵される評価支援手段に並列的
に接続可能にされる。すなわち、第3端子群には、着脱
自在に結合可能な第4端子群を有すると共に当該第4端
子群に結合する増設用の他の評価支援手段を内蔵した増
設用ICカード基板が結合される。
【0010】物理的な大きさに制約があるICカード基
板の第1及び第2外部端子群の数には制約がある。すな
わち、例えば、8ビットのエミュレーション用マイクロ
コンピュータを内蔵する場合には第1及び第2端子群だ
けで所要の信号入出力機能を満足することができる場合
において、16ビットのエミュレーション用マイクロコ
ンピュータを内蔵しようとすると、アドレスやデータ並
びに各種制御信号の入出力機能を充足できない場合があ
る。したがって、16ビットのエミュレーション用マイ
クロコンピュータを内蔵させる場合、不足する外部端子
を補う必要がある。このような不足端子数を補う場合に
も相互に信号伝達を可能にした複数個のICカード基板
を採用することができる。すなわち、夫々第1端子群と
第2端子群を設けた主ICカード基板と副ICカード基
板とを夫々の第5端子群を介して相互に重ね合せて結合
し、前記双方のICカード基板の第1端子群に結合され
るべき評価対象システムを代行制御するためのマイクロ
コンピュータを何れか一方のICカード基板に含み、前
記マイクロコンピュータによる代行制御の実行時には前
記第1端子群とインタフェースされて動作され、代行制
御の非実行時には前記第2端子群を介して外部からアク
セス可能にされる評価支援手段手段を前記何れか一方又
は双方のICカード基板に内蔵して構成する。
【0011】上記第1端子群は、直接、又はその第1端
子群に着脱自在な第1コネクタを一端部に有するインタ
フェースケーブルを介して、評価対象システムのターゲ
ットマイクロコンピュータ搭載用ソケットに結合され
る。上記第2端子群は、直接、又は、その第2端子群に
着脱自在な第2コネクタを一端部に有するインタフェー
スケーブルを介してエミュレータ本体若しくはシステム
開発装置のような評価制御装置に接続される。このと
き、コネクタがICカード基板から容易に脱落しないよ
うにするには、前記コネクタを解離可能に係止するため
の係止部をICカード基板に形成しておくとよい。
【0012】
【作用】上記した手段によれば、単数若しくは重ね合せ
で接続されたICカードによって、エミュレーションポ
ッドなどのエミュレーション機能の一部又は全部が実現
される。このことは、エミュレーションポッドの小型化
を実現し、エミュレーションに際して使い勝手を向上さ
せ、評価対象システムの構成に左右されずにどのような
環境でも、エミュレーション用マイクロコンピュータを
ターゲットマイクロコンピュータ搭載ソケットの直近に
配置して信頼性の高いエミュレーションを保証する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るエミュレータ
を適用したシステムの全体を示している。同図におい
て、1はホストシステム、2はエミュレータステーショ
ン、3はICカード化されたエミュレーションポッド
(以下単にICカードエミュレーションポッドとも記
す)、4はターゲットシステムをそれぞれ示す。本実施
例に従えば、前記エミュレータステーション2及びIC
カードエミュレーションポッド2によってエミュレータ
5が構成される。前記ターゲットシステム4はエミュレ
ータ5による評価対象マイクロコンピュータシステムと
される。ICカードエミュレーションポッド3は第1イ
ンタフェースケーブル6を介してターゲットシステム4
のターゲットマイクロコンピュータ搭載領域にソケット
9を介して結合されると共に、第2インタフェースケー
ブル7を介してエミュレータステーション2に結合(イ
ンタフェース)される。
【0014】図2は本発明の他の実施例に係るエミュレ
ータを適用したシステムの全体を示している。同図にお
いてICカードエミュレーションポッド3はエミュレー
タステーション2に設けられたICカードスロット8に
装着され、第1インタフェースケーブル6を介してター
ゲットシステム4にインタフェースされる。その他の構
成は図1に示されたシステムと同様である。
【0015】図3はICカードエミュレーションポッド
3の全体的な一例ブロック図を示している。同図におい
て、30はターゲットシステム側インタフェース回路
(TIFC)、31はエミュレータ側インタフェース回
路(EIFC)を示している。外部との関係ではターゲ
ットシステム側インタフェース回路30は第1端子群P
1を介して前記第1インタフェースケーブル6に接続さ
れ、エミュレータ側インタフェース回路31は第2端子
群P2を介して前記第2インタフェースケーブル7又は
ICカードスロット8に結合される。ICカードエミュ
レーションポッド3の内部においてターゲットシステム
側インタフェース回路30はエミュレーションバス32
に接続され、エミュレータ側インタフェース回路31は
コントロールバス33に接続される。エミュレーション
ポッド3は、評価対象システムとしてのターゲットシス
テム4を代行制御するためのマイクロコンピュータ(以
下単にエミュレーション用マイクロコンピュータ又はE
MCUとも記す)34と、前記エミュレーション用マイ
クロコンピュータ34による代行制御の実行時には前記
第1端子群P1を介してターゲットシステム4とインタ
フェースされて動作され、代行制御の非実行時あるいは
実行時には前記第2端子群P2を介してエミュレータス
テーション2側からアクセス可能にされる評価支援手段
とを内蔵して構成される。
【0016】図3に従えば前記評価支援手段は、特に制
限されないが、ワークメモリ(WMEM)37、トレー
ス回路(TRACE)35、ブレーク制御回路(BRE
AK)36、エミュレーションメモリ(EMEM)3
8、データ転送制御回路(DTC)39、エミュレーシ
ョンコントロールプログラム回路(ECPC)40を含
んで構成される。前記エミュレーション用マイクロコン
ピュータ34は、ターゲットシステム4のために開発さ
れ若しくは開発途上のターゲットプログラムを実行して
ターゲットシステム4を代行制御する。斯る代行制御途
上においてターゲットシステム4との間でやりとりされ
るアドレス並びにデータなどの各種バス情報や制御信号
などはエミュレーションバス32にも与えられる。この
ようにして与えられた情報は、例えばエミュレーション
用マイクロコンピュータ34のバスサイクルに従ってト
レース回路35に順次蓄えられる。ブレーク制御回路3
6はそのエミュレーションバス32上の情報を監視し
て、予め設定されている状態に達したときにエミュレー
ション動作を停止させる。エミュレーション動作中にお
いてターゲットシステム4に未だ用意されていないメモ
リを補うための記憶領域や、ターゲットプログラムの格
納領域として前記エミュレーションメモリ38が利用さ
れる。ブレーク制御回路36に対するブレーク条件の設
定や、トレース回路35に対するトレース開始アドレス
の設定などの各種条件設定や初期設定はコントロールバ
ス33を介してエミュレータステーション2がホスト装
置1からの指示にしたがって行う。トレース回路35に
トレースされた情報は、ブレーク後にエミュレータステ
ーション2側に読出されて、ターゲットプログラムのデ
バッグやターゲットシステムの評価に供される。前記ワ
ークメモリ37はエミュレータステーション2側からの
各種条件設定などの制御動作時における作業領域若しく
はブレーク時におけるエミュレーション用マイクロコン
ピュータ34の状態保存領域などとして利用可能にされ
る。前記データ転送制御回路39は、トレースされた情
報やターゲットプログラムのダウンロードなどをエミュ
レータステーション2との間でダイレクトメモリアクセ
ス制御によって行うための制御回路である。エミュレー
ションコントロールプログラム回路40は、エミュレー
ションの全体的な制御を行うための動作プログラムが格
納され、ブレークに呼応してその動作プログラムをエミ
ュレーション用マクロコンピュータ34が実行すること
により、例えばブレーク時におけるエミュレーション用
マイクロコンピュータの状態保存を行ったりする回路で
ある。
【0017】図3においてターゲットシステム4とイン
タフェースされる第1端子群P1は、アドレス信号(A
DRS1)、データ(DATA1)、リード・ライト信
号(R/W1)、I/Oポート信号(I/O)、その他
制御信号(CONT1)の入出力に割りあてられる。一
方エミュレータステーション2とインタフェースされる
第2端子群P2は、アドレス信号(ADRS2)、デー
タ(DATA2)、リード・ライト信号(R/W2)、
ブレーク要求信号(BRK)、ブレーク応答信号(BA
CK)、その他制御信号(CONT2)の入出力に割当
てられる。エミュレータステーション2側からエミュレ
ーション動作を強制的にブレークさせるときはそのブレ
ーク要求信号BRKがイネーブルレベルされて、ICカ
ードエミュレーションポッド3に供給される。前記ブレ
ーク応答信号BACKはエミュレーション用マイクロコ
ンピュータ34によって出力される信号であり、前記ブ
レーク制御回路36がエミュレーション動作をブレーク
したとき、それに応答してエミュレーション用マイクロ
コンピュータ34がイネーブルレベルのブレーク応答信
号BACKを出力する。
【0018】図4はICカードエミュレーションポッド
3が適用されるICカードの大きさの一例を示してい
る。このICカードは、例えば、ICメモリカード(P
C)ガイドラインVer4(1990年6月に社団法人
「日本電子振興協会パーソナルコンピュータ業務委員
会」発行)の電気的並びに物理的な仕様に準じたもので
あり、その縦が85.6±0.2mm、その横が54.
0±0.1mm、その厚さが33±0.1mmの外形を
有する。第1及び第2端子群P1,P2は夫々2段の6
8ピンコネクタとして構成される。この様にICカード
エミュレーションポッド3に使用されるICカードをI
CメモリカードガイドラインVer4に準拠させること
により、ICカードの部品が低コストで入手できるの
で、ICカードエミュレーションポッド3のコストが低
減される。
【0019】図5は、図4で説明した仕様に準ずる1枚
のICカード3Aで構成された前記ICカードエミュレ
ーションポッド3の一部切欠図を示している。ICカー
ド3Aは、所望の配線(図示せず)が形成されたICカ
ード基板43に、図3で説明された前記エミュレーショ
ン用マイクロコンピュータ34などが搭載されている。
エミュレーション用マイクロコンピュータ34は1チッ
プの半導体集積回路とされる。LSI1は図3で説明さ
れたインタフェース回路30を構成するための半導体集
積回路、LSI2は図3で説明されたインタフェース回
路31を構成するための半導体集積回路、LSI3は前
記トレース回路35などの評価支援手段などを構成する
半導体集積回路である。図において、夫々の半導体集積
回路はそのリード端子が側方に突出した状態のパッケー
ジを配線基板上に実装した場合に関し図示されている。
しかし、さらに、実装面積の縮小を考慮する場合には、
各半導体集積回路はプラスチック・リード・チップ・キ
ャリア(PLCC)などの表面実装用にパッケージされ
た集積回路を配線基板に実装する形式、又は、半導体基
板に直接金属バンプ電極を形成したものを直接配線基板
に実装する形式を採用することができる。
【0020】図4で説明した仕様に準ずる1枚のICカ
ード3Aで構成したICカードエミュレーションポッド
3において、第1端子群P1と第2端子群P2は夫々6
4端子とされる。この端子数の制約の下において構成さ
れる図5のICカードエミュレーションポッド3は、特
に制限されないが、8ビットマイクロコンピュータ用と
される。すなわち、この例に従えば、前記エミュレーシ
ョン用マイクロコンピュータ34は8ビットマイクロコ
ンピュータに対応される評価用のマイクロコンピュータ
とされる。このとき、ターゲットシステムとインタフェ
ースされる第1端子群P1は、アドレス信号に16個の
端子、データに8個の端子、制御信号に39個の端子が
割当てられる。制御信号に割当てられる39個の端子の
内訳は、特に制限されないが、3個のバス制御用端子
(リード・ライト信号、ウェイト信号、アドレスストロ
ーブ信号)、5個の割込み端子(リセット信号、マスク
不可能な割込み信号、マスク可能な3種類の割込み信
号)、6個の電源端子、2個の動作モード制御端子、1
個のCPU制御端子(スタンバイ制御信号)、19個の
I/Oポート端子、3個のクロック端子とされる。
【0021】図6にはICカードエミュレーションポッ
ド3と前記インタフェースケーブル6,7との関係が示
されている。同図に従えば、第1インタフェースケーブ
ル6は第1端子群P1に着脱自在な第1コネクタ61を
一端部に有し、第1コネクタ61の左右には可撓性の係
合突起62が設けられる。前記ICカード基板43に
は、前記第1コネクタ6の係合突起62を係止する凹部
41が両側に形成されている。同様に第2インタフェー
スケーブル7は第2端子群P2に着脱自在な第2コネク
タ71を一端部に有し、第2コネクタ71の左右には可
撓性の係合突起72が設けられる。前記ICカード基板
43には、前記第2コネクタ7の係合突起72を係止す
る凹部42が両側に形成されている。
【0022】図7には前記双方のコネクタ61,71を
ICカードエミュレーションポッド3に接続した状態が
示される。このとき係合突起62,72はICカードエ
ミュレーションポッド3の凹部41,42に嵌合するこ
とにより、コネクタ61,71が容易にICカードエミ
ュレーションポッド3から抜けることが未然に防止され
る。
【0023】図8には評価支援手段を増設するための増
設用ICカードを用いる実施例が示される。同図におい
て3Bは前記ICカード3Aに第3端子群P3を設けて
構成されたICカードである。その第3端子群P3は、
これに外部から接続される回路を当該ICカード3Bに
内蔵される評価支援手段に並列的に接続可能にするもの
である。図8において3Cは増設用ICカードである。
この増設用ICカード3Cは、前記第3端子群P3に着
脱自在に結合可能な第4端子群P4を有すると共に、当
該第4端子群P4に内部で接続する増設用の他の評価支
援手段構成用の半導体集積回路LSI4を内蔵する。
【0024】図9には図8の構成に対応されるブロック
図が示される。同図においてICカード3Bには評価支
援手段としてトレース回路35が代表的に示されてい
る。第3端子群P3と第4端子群P4とを結合した状態
において半導体集積回路LSI4で構成された増設用評
価支援手段45は、エミュレーションバス32とコント
ロールバス33の双方に結合され、トレース回路35で
代表される半導体集積回路LSI3で構成された評価支
援手段に並列的に接続される。増設用評価支援手段45
としては、特に制限されないが、増設用のエミュレーシ
ョンメモリ、また、エミュレーションメモリのアドレス
配置を制御するようなマッピング制御回路をその一例と
して挙げることができる。したがって、物理的な大きさ
に制約がある一つのICカードに搭載することができな
い他の評価支援手段を必要に応じて増設することによ
り、ICカードエミュレーションポッドの機能向上を容
易に図ることができる。また、図3に示される全ての評
価支援手段35乃至40を図4で説明したような規格の
1枚のICカードに全て搭載できない場合、或はユーザ
の必要性若しくはターゲットシステムに応じたエミュレ
ーション内容に応じて、増設用ICカードの種類を選択
することにより、ICカードエミュレーションポッドの
機能を自由に決定することも可能になる。
【0025】図10には1枚のICカードでは不足する
所要の端子数を補うために2枚のICカードを採用して
単一のICカードエミュレーションポッド3を構成する
実施例が示される。同図において3Dは主ICカード、
3Eは副ICカードである。主ICカード3Dはターゲ
ットシステムとインタフェースされる第1端子群PM
1、エミュレータステーションとインタフェースされる
第2端子群PM2、副ICカードと信号をやり取するた
めの第5端子群PM5を有する。同様に前記副ICカー
ド3Eはターゲットシステムとインタフェースされる第
1端子群PS1、エミュレータステーションとインタフ
ェースされる第2端子群PS2、主ICカード3Dの第
5端子群PM5と着脱可能に結合されて信号をやり取す
るための第5端子群PS5を有する。相互に第5端子群
PM5,PS5を介して主ICカード3Dと副ICカー
ド3Eとを結合することにより、双方のICカードは重
なり合って一体とされる。前記エミュレーション用マイ
クロコンピュータ34は主ICカード3Dに搭載され
る。本実施例に従えば、エミュレーション用マイクロコ
ンピュータ34は16ビットマイクロコンピュータとさ
れる。したがって、8ビットのエミュレーション用マイ
クロコンピュータに比べてデータ及びアドレスなどをや
り取するための端子が余計に必要になり、不足分を副I
Cカード3Eの端子群PS1,PS2で補う。図10に
おいて、LSI5は図3で説明したインタフェース回路
30を構成するための半導体集積回路、LSI6は図3
で説明したインタフェース回路31を構成するための半
導体集積回路、LSI7は前記トレース回路35などの
一部の評価支援手段を主ICカード3D上で構成するた
めの半導体集積回路、LSI8その他の評価支援手段を
副ICカード3E上で構成するための半導体集積回路で
ある。
【0026】図11には前記図10の構成に対応される
ブロック図が示される。同図において主ICカード3D
には評価支援手段としてトレース回路35が代表的に示
されている。第5端子群PM5とPS5とを結合した状
態において、半導体集積回路LSI8で構成された評価
支援手段46は副ICカード3E側のエミュレーション
バス32S及びコントロールバス33Sを介して主IC
カード3D側のエミュレーションバス32及びコントロ
ールバス33に結合され、前記副ICカード3Eの評価
支援手段46と、トレース回路35で代表される主IC
カード3E側の評価支援手段とは相互に並列的に接続さ
れる。このとき、夫々のICカード3D,3Eにおける
第1端子群PM1とPS1は双方のエミュレーションバ
ス32,32Sに必要な信号配線のための端子数を相互
に補い合って確保する。同様に夫々のICカード3D,
3Eにおける第2端子群PM2とPS2も双方のコント
ロールバス33,33Sに必要な信号配線のための端子
数を相互に補い合って確保する。
【0027】図12には前記主ICカード3Dと副IC
カード3Eによっと構成されるICカードエミュレーシ
ョンポッド3をインタフェースケーブルに結合した状態
の一例が示される。この状態を図7と比較するとICカ
ードエミュレーションポッド3の厚さがわずかに相違さ
れるだけであり、エミュレーションポッド3それ自体の
小型化を維持しながら、16ビットのエミュレーション
用マイクロコンピュータを採用する場合に1枚のICカ
ードでは不足する所要の端子数を補って所要のエミュレ
ーション機能を実現することができる。なお、32ビッ
トのエミュレーション用マイクロコンピュータに対応さ
せるときに2枚のICカードでも所要の端子数が不足す
る場合には上記同様に相互間での信号のやりとりを可能
にして3枚以上のICカードを組み合せて単一のICカ
ードエミュレーションポッドを構成することもできる。
【0028】図13には図1及び図2のホストシステ
ム、エミュレータステーション及びICカードエミュレ
ーションポッド3の詳細システムブロック図が示され
る。同図に示される制御ブロック100は、図1及び図
2におけるホストシステム1とエミュレータステーショ
ン2とされる。
【0029】前記制御ブロック100は、特に制限され
ないが、ホストプロセッサ(HMCU)101、ホスト
プロセッサ101の動作プログラムやデータを保持する
リード・オンリ・メモリ(以下単にROMとも記す)1
02、ホストプロセッサ101の作業領域若しくはデー
タの一時記憶領域などとして利用されるランダム・アク
セス・メモリ(以下単にRAMとも記す)103、及び
入出力回路(I/O)104がシステムバス105に共
通接続されて構成される。前記入出力回路104にはフ
ロッピディスク装置(FDD)106、コンソール装置
(CRT)107、プリンタ装置(PRT)108が接
続されている。
【0030】この実施例においてICカードエミュレー
ションポッド300は、エミュレーション用マイクロコ
ンピュータ(EMCU)301、トレース回路(TAC
E)302、ブレーク制御回路(BREAK)303、
RAM304,305、ROM306、セレクタ(SE
L1〜SEL3)307〜309、モード設定回路31
0、ユーザーバス311、エミュレーションバス31
2、及びコントロールバス313を、ICカード基板に
搭載して構成される。ICカード基板には前記ユーザバ
ス311に結合される第1端子群P1と、前記コントロ
ールバス313に結合される第2端子群P2を有し、第
1端子群P1はターゲットシステム4にインタフェース
され、第2端子群P2は前記制御ブロック100のシス
テムバス105にインタフェースされる。前記セレクタ
307は、コントロールバス313又はエミュレーショ
ンバス312を選択的に前記RAM304に接続制御す
る。前記セレクタ308は、コントロールバス313又
はエミュレーションバス312を選択的に前記トレース
回路302及びブレーク制御回路303に接続制御す
る。前記セレクタ309は、ユーザバス311又はエミ
ュレーションバス312を選択的に前記ROM306及
びRAM305に接続制御する。前記エミュレーション
用マイクロコンピュータ301は、ホストシステム又は
ホストプロセッサ101の管理の下で制御され、ターゲ
ットシステム4のために開発されもしくは開発途上のタ
ーゲットプログラムを実行してターゲットシステム4を
代行制御する。前記トレース制御回路302とブレーク
制御回路303は、セレクタ308を介してホストプロ
セッサ101又はエミュレーション用マイクロコンピュ
ータ301によってアクセス可能にされる。同様にRA
M304はセレクタ307を介してホストプロセッサ1
01又はエミュレーション用マイクロコンピュータ30
1によってアクセス制御される。
【0031】図13に示されるシステムにおいて、例え
ばホストシステムのコンソール108からブレークコマ
ンドとブレークアドレスが入力されると、ホストプロセ
ッサ101は、入力されたブレークコマンドをRAM3
04に書き込み、ブレークアドレスをブレーク制御回路
303内の図示しないレジスタに書き込む。ブレーク制
御回路303は、アドレス比較回路(図示せず)を有し
ており、上記レジスタに設定されたブレークアドレスと
エミュレーション用マイクロコンピュータ301がター
ゲットシステム4に供給するアドレス信号とを比較す
る。即ちブレーク条件が成立したか否かを判定する。ブ
レーク条件成立前において、エミュレーション用マイク
ロコンピュータ301から出力されるブレーク応答信号
BACKはディスイネーブルレベルにされており、これ
を受ける前記セレクタ309はエミュレーションバス3
12をユーザバス311に接続している。この状態で前
記エミュレーション用マイクロコンピュータ301はタ
ーゲットプログラムを実行しながらターゲットシステム
4を代行制御する。ブレークアドレスとエミュレーショ
ン用マイクロコンピュータ301の実行アドレスが一致
すると、ブレーク制御回路303は、ブレーク信号BA
Kをイネーブルレベルに変化させる。これにより、エミ
ュレーション用マイクロコンピュータ301は、それを
トリガ信号TRGとして受け付けて所定のタイミングを
以てターゲットプログラムの実行を停止(ブレーク)す
る。これと共に、ブレーク応答信号BACKをイネーブ
ルレベルにする。イネーブルレベルのブレーク応答信号
BACKが入力されるセレクタ309はエミュレーショ
ンバス312をユーザーバス311から切り離すと共に
ROM306及びRAM305に接続する。上記ブレー
クされたときのエミュレーション用マクロコンピュータ
301のプログラムカウンタやコンディションコードレ
ジスタ等の内容はRAM305に退避される。その後、
エミュレーション用マクロコンピュータは、ROM30
6内のプログラムに従って、RAM304が保持するコ
マンドを解析して、前記RAM305に書き込まれたプ
ログラムカウンタやコンディションコードレジスタ等の
内容を読み出してRAM304に転送する。RAM30
4に書き込まれた上記情報は、ホストプロセッサ101
がROM102の動作プログラムに従って読み出し、入
出力回路104を通してコンソール107に表示され
る。また、ブレークされるまでにトレース回路302に
蓄積された情報も同様にホストプロセッサ101がRO
M102の動作プログラムに従って読み出し、入出力回
路104を通してコンソール107に表示させることが
できる。前記ブレーク応答信号BACKは、エミュレー
ション用マクロコンピュータ301がROM306に書
き込まれているリターン命令を実行することによりディ
スイネーブルレベルに戻される。尚、前記モード設定回
路310は、エミュレーション用マクロコンピュータ3
01の動作モード信号を発生する。この動作信号により
エミュレーション用マクロコンピュータ301は、これ
がサポートしている任意の動作モードで動作することが
できる。尚、ICカードエミュレーションポッド300
は、図9又は図11のICカードエミュレーションポッ
ドに変更されても良い。
【0032】この様に、エミュレーションポッドをIC
カード化することにより、ICカード型エミュレーショ
ンポッドをターゲットプロセッサ毎に作ることによっ
て、ICカード型エミュレーションポッドを交換するだ
け各種ターゲットプロセッサに対応するエミュレータが
構成可能である。さらに、各種ターゲットプロセッサに
対応するICカードエミュレータポッドを開発すれば、
各種ターゲットプロセッサに対応するエミュレータが構
成できるので、エミュレータ開発期間が短くなる。
【0033】上記実施例によれば以下の作用効果を得る
ものである。
【0034】(1)エミュレーション用マクロコンピュ
ータを含むエミュレーションポッドを、ターゲットシス
テム側並びにエミュレータ側双方とのインターフェース
用端子群を有するICカード基板を用いて構成すること
により、そのサイズの小型化を図ることができる。
【0035】(2)エミュレータ機能の一部または全て
を含むICカード化されたエミュレーションポッドが小
型であるから、エミュレーションに際して使い勝手を向
上させることができる。更に、評価対象システムの構成
に左右されずにのどのような環境でも、エミュレーショ
ン用マイクロコンピュータをターゲットマイクロコンピ
ュータ搭載ソケットの直近に配置することができるの
で、エミュレーションポッドとターゲットマイクロコン
ピュータソケットとの間のインタフェースケーブルを短
かくできる。したがって、インタフェースケーブルに寄
生するインダクタンス成分や抵抗成分による信号遅延を
小さくできるので、信頼性の高いエミュレーションを保
証することができる。さらに、図2に示されるようにエ
ミュレータステーション2とエミュレーションポッド3
とをインタフェースケーブル無しで接続することも可能
になる。
【0036】(3)ICメモリカードガイドラインVe
r4などで規定される電気的並びに物理的な仕様に準じ
てICカードエミュレーションポッド3を構成すること
により、その部品コストが低減される。
【0037】(4)ICカードエミュレーションポッド
3の端子群に結合されるコネクタ61,71でICカー
ド基板を機械的に係止させることにより、コネクタが容
易にICカードエミュレーションポッド3から抜けるこ
とを未然に防止することができる。
【0038】(5)増設用ICカード3Cを採用するこ
とにより、物理的な大きさに制約がある一つのICカー
ドに搭載することができない他の評価支援手段を必要に
応じて増設することができるようになり、ICカードエ
ミュレーションポッドの機能向上を容易化する。さら
に、増設用ICカードの種類を選択することにより、I
Cカードエミュレーションポッドの機能を自由に決定す
ることも可能になる。
【0039】(6)1枚のICカードでは不足する所要
の端子数を補うために、相互間で信号のやりとりを可能
にした2枚のICカードによって、単一のICカードエ
ミュレーションポッド3が構成される。それにより、エ
ミュレーションポッド3それ自体の小型化を維持しなが
ら、例えば、16ビットのエミュレーション用マイクロ
コンピュータを採用する場合に1枚のICカードでは不
足する所要の端子数を補って所要のエミュレーション機
能を実現することができる。
【0040】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0041】例えば、上記実施例ではエミュレータ機能
の一部を実現するエミュレーションポッド部分をICカ
ード化したものについて説明したが、ICカードの枚数
を増やし且つ半導体集積回路の高集積化などによってエ
ミュレータ機能の全部をICカード化して実現すること
も可能である。また、ICカードで実現したエミュレー
ションポッドのターゲットシステムインタフェース用端
子群に一端を結合するコネクタの他端を、ターゲットマ
イクロコンピュータ搭載用ソケットに直結することもで
きる。この場合にはターゲットシステム側にインタフェ
ースケーブルが不要になるので、さらに一層エミュレー
ションを高速化することができるとともにリアルタイム
トレースも可能になる。この場合、ターゲット用マイク
ロコンピュータ搭載用ソケットに、ICカード型エミュ
レータポッドの端子群を結合させるためのピン変換用ア
ダプタが挿入されることによって実現可能である。また
ブレーク制御回路などの評価支援手段をエミュレーショ
ン用マイクロコンピュータチップに内蔵させ、あるいは
複数個の評価支援手段を1チップ化して、1枚のICカ
ードへ実装可能な回路を増大させることができる。ま
た、ICカード型エミュレータ若しくはエミュレーショ
ンポッドには公知の電波障害対策を施すことができる。
尚、本明細書においてマイクロコンピュータとは中央処
理装置を含むデータ処理用LSIとして広く把握するも
のとする。従って本明細書においてマイクロコンピュー
タはディジタル信号処理プロセッサーをも概念的に包含
するものとされる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0043】すなわち、エミュレーション用マクロコン
ピュータを含んでエミュレーション機能の全部又は一部
を実現する回路をICカード化することにより、その小
型化を図ることができるという効果がある。更にこれに
より、エミュレーションに際して使い勝手を向上させる
ことができ、更に、評価対象システムの構成に左右され
ずにのどのような環境でも、エミュレーション用マイク
ロコンピュータをターゲットマイクロコンピュータ搭載
ソケットの直近に配置して信頼性の高いエミュレーショ
ンを保証することができる。
【0044】増設用ICカードを採用することにより、
物理的な大きさに制約がある一つのICカードに搭載す
ることができない他の評価支援手段を必要に応じて増設
することができるようになり、ICカード化されたエミ
ュレーション機能実現手段の機能を容易に向上させるこ
とができる。
【0045】1枚のICカードでは不足する所要の端子
数を補うために相互間での信号のやりとりを可能にした
複数枚のICカードで単一のICカード化されたエミュ
レーション機能を実現することにより、それ自体の小型
化を維持しながら、例えば16ビットのエミュレーショ
ン用マイクロコンピュータを採用する場合に1枚のIC
カードでは不足する所要の端子数を補って所要のエミュ
レーション機能を実現することができる。
【0046】そして、エミュレーション機能実現するI
Cカードの端子群に結合されるコネクタでICカード基
板を機械的に係止させることにより、コネクタが容易に
そのICカードから抜けることを未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエミュレータを適用し
たシステム全体の一例説明図である。
【図2】本発明の他の実施例に係るエミュレータを適用
したシステム全体の一例説明図である。
【図3】ICカードエミュレーションポッドの全体的な
一例ブロック図である。
【図4】ICカードエミュレーションポッドが適用され
るICカードの大きさの一例説明図である。
【図5】図4で説明した仕様に準じて1枚のICカード
で構成した一部切欠したICカードエミュレーションポ
ッドの斜視図である。
【図6】ICカードエミュレーションポッドとインタフ
ェースケーブルとの関係を示す一例斜視図である。
【図7】図6に対して双方のコネクタをICカードエミ
ュレーションポッドに接続した状態を示す斜視図であ
る。
【図8】評価支援手段を増設するための増設用ICカー
ドを用いるさらに別の実施例説明図である。
【図9】図8の構成に対応されるブロック図である。
【図10】1枚のICカードでは不足する所要の端子数
を補うために2枚のICカードを採用して単一のICカ
ードエミュレーションポッドを構成するさらに別の実施
例説明図である。
【図11】図10の構成に対応されるブロック図であ
る。
【図12】図10における主ICカードと副ICカード
とによっと構成されるICカードエミュレーションポッ
ドをインタフェースケーブルに結合した状態の一例斜視
図である。
【図13】ICカードエミュレーションポッドのその他
の実施例ブロック図である。
【符号の説明】
1 ホストシステム 2 エミュレータステーション 3 ICカードエミュレーションポッド 3A ICカード 3B ICカード 3C ICカード 3D 主ICカード 3E 副ICカード 4 ターゲットシステム 5 エミュレータ 6 第1インタフェースケーブル 7 第2インタフェースケーブル 8 ICカードスロット 9 ターゲットマイクロコンピュータ搭載領域結合用ソ
ケット P1 第1端子群 P2 第2端子群 P3 第3端子群 P4 第4端子群 PM1、PS1 第1端子群 PM2、PS2 第2端子群 PM5、PS5 第5端子群 P5 第5端子群 30 ターゲットシステム側インタフェース回路 31 エミュレータ側インタフェース回路 32 エミュレーションバス 33 コントロールバス 34 エミュレーション用マクロコンピュータ 35 トレース回路 36 ブレーク制御回路 37 ワークメモリ 38 エミュレーションメモリ 39 データ転送制御回路 40 エミュレーションコントロールプログラム回路 BRK ブレーク要求信号 BACK ブレーク応答信号 41 凹部 42 凹部 43 ICカード基板 45(LSI4) 増設用評価支援手段 46(LSI8) 評価支援手段 61 第1コネクタ 62 係合突起 71 第2コネクタ 72 係合突起 100 制御ブロック 101 ホストプロセッサ 102 ROM 103 RAM 104 入出力回路 105 システムバス 106 フロッピディスク装置 107 コンソール装置 108 プリンタ装置 300 ICカードエミュレーションポッド 301 エミュレーション用マクロコンピュータ 302 トレース回路 303 ブレーク制御回路 304 RAM 305 RAM 306 ROM 307 セレクタ 308 セレクタ 309 セレクタ 310 モード設定回路 311 ユーザバス 312 エミュレーションバス 313 コントロールバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 秀哉 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1端子群と第2端子群を有するICカ
    ード基板と、 前記ICカード基板上に搭載され、前記第1端子群に結
    合されるべき評価対象システムを代行制御するためのマ
    イクロコンピュータと、 前記ICカード基板上に搭載され、前記マイクロコンピ
    ュータによる代行制御の実行時に前記第1端子群とイン
    タフェースされて動作され、代行制御の非実行時あるい
    は実行時に前記第2端子群を介して外部からアクセス可
    能にされる評価支援手段と、 を含むことを特徴とするエミュレータ。
  2. 【請求項2】 前記ICカード基板は更に第3端子群を
    有し、この第3端子群は、そのICカード基板に内蔵さ
    れる前記評価支援手段に、当該第3端子群に接続される
    回路を並列的に接続可能にするものである請求項1記載
    のエミュレータ。
  3. 【請求項3】 前記第3端子群に着脱自在に結合可能な
    第4端子群を有すると共に、当該第4端子群に結合する
    増設用の他の評価支援手段を内蔵して成る増設用ICカ
    ードを更に設けた請求項2記載のエミュレータ。
  4. 【請求項4】 夫々第1端子群と第2端子群を設けた主
    ICカード基板と副ICカード基板とを夫々の第5端子
    群を介して相互に重ね合せて結合し、前記双方のICカ
    ード基板の第1端子群に結合されるべき評価対象システ
    ムを代行制御するためのマイクロコンピュータを何れか
    一方のICカード基板に含み、前記マイクロコンピュー
    タによる代行制御の実行時には前記第1端子群とインタ
    フェースされて動作され、代行制御の非実行時には前記
    第2端子群を介して外部からアクセス可能にされる評価
    支援手段手段を前記何れか一方又は双方のICカード基
    板に内蔵するして成るものであることを特徴とするエミ
    ュレータ。
  5. 【請求項5】 前記評価支援手段は、前記第2端子群を
    介して条件設定されると共に、前記代行制御途上におい
    て前記第1端子群を介して入出力される情報が前記設定
    条件に一致する場合に前記マイクロコンピュータによる
    代行制御動作を停止可能なブレーク制御手段と、前記マ
    イクロコンピュータによる代行制御途上において前記第
    1端子群を介して入出力される所定の情報を蓄積可能で
    あって、前記代行制御動作の停止時には蓄積した情報を
    第2端子群を介して外部からアクセス可能にされるトレ
    ース手段との中から選ばれた単数若しくは複数の手段を
    含むものである請求項1乃至4の何れか1項記載のエミ
    ュレータ。
  6. 【請求項6】 前記第1端子群に着脱自在な第1コネク
    タを一端部に有するインタフェースケーブルを更に有
    し、前記ICカード基板は、前記第1コネクタを解離可
    能に係止するための係止部を有するものである請求項1
    乃至5の何れか1項記載のエミュレータ。
  7. 【請求項7】 前記第2端子群に着脱自在な第2コネク
    タを一端部に有するインタフェースケーブルを更に有
    し、前記ICカード基板は、前記第2コネクタを解離可
    能に係止するための係止部を有するものである請求項6
    記載のエミュレータ。
  8. 【請求項8】 前記第2端子群に接続可能な評価制御装
    置を有して成るものである請求項1乃至7の何れか1項
    記載のエミュレータ。
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