JPH051800A - 高安全性軽量圧力容器 - Google Patents
高安全性軽量圧力容器Info
- Publication number
- JPH051800A JPH051800A JP3148801A JP14880191A JPH051800A JP H051800 A JPH051800 A JP H051800A JP 3148801 A JP3148801 A JP 3148801A JP 14880191 A JP14880191 A JP 14880191A JP H051800 A JPH051800 A JP H051800A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure vessel
- pressure
- liner
- outer shell
- inside fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧力容器の爆発的な破壊の防止を図った。
【構成】 圧力容器１を内部流体の透過性を有する複合
材の外殻２と内部流体をシールし、定められた圧力で局
部的に破壊する破壊部６を有するライナー３とから構成
させたことを特徴としている。
材の外殻２と内部流体をシールし、定められた圧力で局
部的に破壊する破壊部６を有するライナー３とから構成
させたことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は軽量化と安全性とが要求
される宇宙機器に適用される高安全性軽量圧力容器に関
する。
される宇宙機器に適用される高安全性軽量圧力容器に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の圧力容器では、図３に示すように
圧力容器１の内圧が過度に上昇した場合安全弁７により
内部流体を逃がし、内圧を一定に保つようにしている。
圧力容器１の内圧が過度に上昇した場合安全弁７により
内部流体を逃がし、内圧を一定に保つようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら安全弁等
の何らかの不具合によたり過度な内圧の上昇を止められ
ない場合は、最終的には圧力容器が破裂し、内圧が急激
に解放されることにより、爆発的な被害を周囲にもたら
す場合がある。特に宇宙機器においては軽量化設計を行
っているため一層その危険性が高い。
の何らかの不具合によたり過度な内圧の上昇を止められ
ない場合は、最終的には圧力容器が破裂し、内圧が急激
に解放されることにより、爆発的な被害を周囲にもたら
す場合がある。特に宇宙機器においては軽量化設計を行
っているため一層その危険性が高い。
【０００４】本発明はこのような問題点に対処するため
開発されたものであって過度の内圧の上昇によるも爆発
的な破壊を防止することを目的とする。
開発されたものであって過度の内圧の上昇によるも爆発
的な破壊を防止することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図１及び図２を用
いて説明すると本発明は内部流体の透過性を有する複合
材の外殻２と内部流体をシールし、定められた圧力で局
部的に破壊する破壊部６を有するライナー４とからな
る。
めの本発明の構成を実施例に対応する図１及び図２を用
いて説明すると本発明は内部流体の透過性を有する複合
材の外殻２と内部流体をシールし、定められた圧力で局
部的に破壊する破壊部６を有するライナー４とからな
る。
【０００６】
【作用】そして本発明は上記の手段により圧力容器は過
度の内圧の上昇が生じた場合、その値が所定の値以上に
なるとライナーに設けた局部的な破壊部が破断し、そこ
から内部流体が漏れ、漏れた内部流体は透過性がありか
つ主強度部材となっている外殻を通して外部へ漏れ容器
内の圧力が下がり、容器全体の爆発的に破壊するのを防
ぐ。
度の内圧の上昇が生じた場合、その値が所定の値以上に
なるとライナーに設けた局部的な破壊部が破断し、そこ
から内部流体が漏れ、漏れた内部流体は透過性がありか
つ主強度部材となっている外殻を通して外部へ漏れ容器
内の圧力が下がり、容器全体の爆発的に破壊するのを防
ぐ。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例を図１及び図２に基づ
いて説明すると１は圧力容器を示し該容器１は球形に形
成されてその外殻２は内部流体を透過させることができ
る複合材を採用し、内圧による荷重を主として負担でき
るだけの強度を持っている。また容器１のライナー３
は、内圧による荷重をほとんど負担しないが薄肉で内部
流体に対するシール性を持つ材料（金属）で構成され、
さらにライナー３には、詰物４をもって外殻２との間に
隙間５を有する凸部からなる局部的に破壊する破壊部６
を設けた。
いて説明すると１は圧力容器を示し該容器１は球形に形
成されてその外殻２は内部流体を透過させることができ
る複合材を採用し、内圧による荷重を主として負担でき
るだけの強度を持っている。また容器１のライナー３
は、内圧による荷重をほとんど負担しないが薄肉で内部
流体に対するシール性を持つ材料（金属）で構成され、
さらにライナー３には、詰物４をもって外殻２との間に
隙間５を有する凸部からなる局部的に破壊する破壊部６
を設けた。
【０００８】かくて圧力容器１内の内圧が過度に上昇
し、所定の圧力になると図２に示すように外殻２との間
に隙間５を有する凸部からなる破壊部６は、その凸なる
部分が座屈し外殻２側に凸な状態となりさらに内圧に押
されて破壊部６が局部的に破断し、内部流体がライナー
３から漏れ、そのライナー３から漏れた内部流体は透過
性のある外殻２を通って外部へ漏れ、内圧が低下し、爆
発的な破壊を防ぐ。
し、所定の圧力になると図２に示すように外殻２との間
に隙間５を有する凸部からなる破壊部６は、その凸なる
部分が座屈し外殻２側に凸な状態となりさらに内圧に押
されて破壊部６が局部的に破断し、内部流体がライナー
３から漏れ、そのライナー３から漏れた内部流体は透過
性のある外殻２を通って外部へ漏れ、内圧が低下し、爆
発的な破壊を防ぐ。
【０００９】
【発明の効果】このように本発明によるときは圧力容器
は、内部流体の透過性を有する外殻と内部流体をシール
し、定められた圧力で局部的に破壊する破壊部を有する
ライナーとから構成されるものであるから極めて安全性
の高い圧力容器の製造が可能となり、また主構造部材に
高比強度の複合材を使用することから極めて軽量な圧力
容器となる等の効果を有する。
は、内部流体の透過性を有する外殻と内部流体をシール
し、定められた圧力で局部的に破壊する破壊部を有する
ライナーとから構成されるものであるから極めて安全性
の高い圧力容器の製造が可能となり、また主構造部材に
高比強度の複合材を使用することから極めて軽量な圧力
容器となる等の効果を有する。
【図１】本発明の一実施例を示すものでａは断面図、ｂ
は一部拡大断面図である。
は一部拡大断面図である。
【図２】本発明の破壊状態を示す説明図である。
【図３】従来例を示す側面図である。
１ 圧力容器 ２ 外殻 ３ ライナー ６ 破壊部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 内部流体の透過性を有する複合材の外殻
と、内部流体をシールし、定められた圧力で局部的に破
壊する破壊部を有するライナーとからなる高安全性軽量
圧力容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3148801A JPH051800A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 高安全性軽量圧力容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3148801A JPH051800A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 高安全性軽量圧力容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051800A true JPH051800A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15461016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3148801A Withdrawn JPH051800A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 高安全性軽量圧力容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051800A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08295299A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-12 | Nec Corp | 自動展開コンタミネーション防止カバー |
| JP2014185712A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Toyota Motor Corp | 高圧タンクの評価方法 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP3148801A patent/JPH051800A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08295299A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-12 | Nec Corp | 自動展開コンタミネーション防止カバー |
| JP2014185712A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Toyota Motor Corp | 高圧タンクの評価方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |