JPH05177692A - プラスチック混練押出機 - Google Patents
プラスチック混練押出機Info
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- JPH05177692A JPH05177692A JP3333621A JP33362191A JPH05177692A JP H05177692 A JPH05177692 A JP H05177692A JP 3333621 A JP3333621 A JP 3333621A JP 33362191 A JP33362191 A JP 33362191A JP H05177692 A JPH05177692 A JP H05177692A
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- cylinder
- plastic
- kneading extruder
- plastic material
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/505—Screws
- B29C48/535—Screws with thread pitch varying along the longitudinal axis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/30—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
- B29B7/34—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices
- B29B7/38—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary
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- B29B7/42—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with single shaft with screw or helix
- B29B7/428—Parts or accessories, e.g. casings, feeding or discharging means
- B29B7/429—Screws
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- B29C48/53—Screws having a varying channel depth, e.g. varying the diameter of the longitudinal screw trunk
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 同一スクリュー６で加圧および減圧をできる
ようにするとともに、各種プラスチック材料それぞれの
特性に適合した混練および分散をできるようにする。 【構成】 シリンダ内でプラスチック材料を混練しスク
リューの回転により加圧してダイに押し出すプラスチッ
ク混練押出機において、シリンダおよびスクリュー６の
径を供給側と押出側との間の所定の位置に設定された境
界部よりも上流側では小さく形成し、下流側では大きく
形成する。 【効果】 スクリュー６の全長を短くすることができる
とともに、押出側に設けられた開口部を大きく設定する
ことが可能になるためガス抜きが容易となり、また、押
出側の径が大きくなることに伴ってスクリュー６の螺旋
溝を浅くすることができ、これにより焼けの発生をなく
し、成形品の歩留りをよくし材料のロスを抑えることが
できる。
ようにするとともに、各種プラスチック材料それぞれの
特性に適合した混練および分散をできるようにする。 【構成】 シリンダ内でプラスチック材料を混練しスク
リューの回転により加圧してダイに押し出すプラスチッ
ク混練押出機において、シリンダおよびスクリュー６の
径を供給側と押出側との間の所定の位置に設定された境
界部よりも上流側では小さく形成し、下流側では大きく
形成する。 【効果】 スクリュー６の全長を短くすることができる
とともに、押出側に設けられた開口部を大きく設定する
ことが可能になるためガス抜きが容易となり、また、押
出側の径が大きくなることに伴ってスクリュー６の螺旋
溝を浅くすることができ、これにより焼けの発生をなく
し、成形品の歩留りをよくし材料のロスを抑えることが
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチックの成形工程
に利用する。本発明はプラスチック材料を連続的に供給
し混練可塑化しながら連続的に押出しを行う装置の改良
に関する。
に利用する。本発明はプラスチック材料を連続的に供給
し混練可塑化しながら連続的に押出しを行う装置の改良
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、熱可塑性プラスチック材料は、シ
リンダと、このシリンダの一端に設けられたプラスチッ
ク材料の供給口と、シリンダの他端に設けられた混練物
の押出口と、シリンダ内部に軸を一致させて挿通され表
面に螺旋溝が形成されたスクリューと、螺旋溝とシリン
ダ内壁との間に形成された空間でプラスチック材料を混
練しながら供給口から押出口の方向にスクリューを回転
させ搬送する回転駆動手段とを備えたプラスチック混練
押出機により、シリンダ内で加熱溶融された後、スクリ
ューの回転によって混練され、連続的にダイに押出され
て所定の断面形状に成形されていた。
リンダと、このシリンダの一端に設けられたプラスチッ
ク材料の供給口と、シリンダの他端に設けられた混練物
の押出口と、シリンダ内部に軸を一致させて挿通され表
面に螺旋溝が形成されたスクリューと、螺旋溝とシリン
ダ内壁との間に形成された空間でプラスチック材料を混
練しながら供給口から押出口の方向にスクリューを回転
させ搬送する回転駆動手段とを備えたプラスチック混練
押出機により、シリンダ内で加熱溶融された後、スクリ
ューの回転によって混練され、連続的にダイに押出され
て所定の断面形状に成形されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、プラスチック製
品の用途範囲の拡大に伴い機能性樹脂の複合化が要求さ
れるようになり、この要求に応えるためにスクリューを
二基備えた二軸型のプラスチック混練押出機が開発され
ている。この種の押出機は、スクリューエレメントを適
宜組み合わせることにより、可塑化能力を高めるととも
に、材質を変えた場合でも樹脂特性に適合した混練およ
び分散を継続的に行うことができる利点はあるが、反
面、設備費がかさむ問題を有している。
品の用途範囲の拡大に伴い機能性樹脂の複合化が要求さ
れるようになり、この要求に応えるためにスクリューを
二基備えた二軸型のプラスチック混練押出機が開発され
ている。この種の押出機は、スクリューエレメントを適
宜組み合わせることにより、可塑化能力を高めるととも
に、材質を変えた場合でも樹脂特性に適合した混練およ
び分散を継続的に行うことができる利点はあるが、反
面、設備費がかさむ問題を有している。
【０００４】一方、一軸型の押出機を用いてそれぞれの
樹脂特性に合せた成形を行うには、各々の特性に適合し
た形状のスクリューを個別に数多く準備しなければなら
ない問題がある。この問題は円筒型のシリンダの断面形
状を六角形、サインカーブ、あるいはクサビ形にしてス
クリューとの相互作用により混練および分散機能を増大
させることによって解決することはできるものの、吐出
量（押出量）もあわせて増加させようとすると、スクリ
ューの長さをＬ、外径をＤとしたときのＬ／Ｄの値を大
きくしなければならず、そのためにスクリューが長大化
してしまう問題がある。
樹脂特性に合せた成形を行うには、各々の特性に適合し
た形状のスクリューを個別に数多く準備しなければなら
ない問題がある。この問題は円筒型のシリンダの断面形
状を六角形、サインカーブ、あるいはクサビ形にしてス
クリューとの相互作用により混練および分散機能を増大
させることによって解決することはできるものの、吐出
量（押出量）もあわせて増加させようとすると、スクリ
ューの長さをＬ、外径をＤとしたときのＬ／Ｄの値を大
きくしなければならず、そのためにスクリューが長大化
してしまう問題がある。
【０００５】例えば、脱気機構を有するベント式の押出
機を用いた混練の場合には、標準となるＬ／Ｄの値２８
に対して３２あるいは３６のように大きな値となり、長
いものでは４５になるものもある。このようにＬ／Ｄの
値が大きくなると、プラスチック材料の種類や色を替え
るときの段取り替えに多くの時間を要し、焼けこげや前
回混練時の材料残りなどのために掃除に手間どり、さら
にはスクリューの長大化に伴ってシリンダの曲り、ある
いはスクリューとシリンダとのがじりを生じる可能性が
ある。
機を用いた混練の場合には、標準となるＬ／Ｄの値２８
に対して３２あるいは３６のように大きな値となり、長
いものでは４５になるものもある。このようにＬ／Ｄの
値が大きくなると、プラスチック材料の種類や色を替え
るときの段取り替えに多くの時間を要し、焼けこげや前
回混練時の材料残りなどのために掃除に手間どり、さら
にはスクリューの長大化に伴ってシリンダの曲り、ある
いはスクリューとシリンダとのがじりを生じる可能性が
ある。
【０００６】本発明はこのような問題を解決するもの
で、全長を短くした同一のスクリューで加圧および減圧
をできるようにし、各種プラスチック材料それぞれの特
性に適合した混練および分散を容易に行うことができる
混練押出機を提供することを目的とする。
で、全長を短くした同一のスクリューで加圧および減圧
をできるようにし、各種プラスチック材料それぞれの特
性に適合した混練および分散を容易に行うことができる
混練押出機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダと、
このシリンダの一端に設けられたプラスチック材料の供
給口と、このシリンダの他端に設けられた混練物の押出
口と、このシリンダの内部に軸を一致させて挿通されそ
の表面に螺旋溝が形成されたスクリューと、この螺旋溝
と前記シリンダ内壁との間に形成される空間で前記プラ
スチック材料を混練しながら前記供給口から前記押出口
の方向へ搬送するようにこのスクリューを回転させる回
転駆動手段とを備えたプラスチック混練押出機におい
て、前記供給口と前記押出口との間に設定された境界部
について、前記シリンダおよび前記スクリューの径がそ
の上流側で小さくその下流側で大きく形成されたことを
特徴とする。
このシリンダの一端に設けられたプラスチック材料の供
給口と、このシリンダの他端に設けられた混練物の押出
口と、このシリンダの内部に軸を一致させて挿通されそ
の表面に螺旋溝が形成されたスクリューと、この螺旋溝
と前記シリンダ内壁との間に形成される空間で前記プラ
スチック材料を混練しながら前記供給口から前記押出口
の方向へ搬送するようにこのスクリューを回転させる回
転駆動手段とを備えたプラスチック混練押出機におい
て、前記供給口と前記押出口との間に設定された境界部
について、前記シリンダおよび前記スクリューの径がそ
の上流側で小さくその下流側で大きく形成されたことを
特徴とする。
【０００８】前記境界部で前記シリンダの内壁および前
記スクリューの外面はそれぞれ対向するテーパ面に形成
され、前記スクリューをその軸方向に移動させるスクリ
ュー移動手段と、その軸方向の移動量に応じて前記対向
するテーパ面を通過するプラスチック材料の流量を調節
する弁手段を設け、前記弁手段の流量調節範囲は全閉か
ら全開まで連続的であり、前記境界部近傍の下流側に、
前記空間に発生する気体を前記シリンダ外に排出するベ
ント口を設け、前記螺旋溝のピッチおよび形状は、前記
境界部の上流側と下流側では異なり、さらに前記境界部
の上流側ではその長手方向に沿って複数種類が設定さ
れ、前記スクリューはその螺旋溝のピッチおよび形状に
ついて異なる複数のセグメントが接合された構造であ
り、そのセグメントの一部または全部が交換可能な構造
に構成されることが望ましい。
記スクリューの外面はそれぞれ対向するテーパ面に形成
され、前記スクリューをその軸方向に移動させるスクリ
ュー移動手段と、その軸方向の移動量に応じて前記対向
するテーパ面を通過するプラスチック材料の流量を調節
する弁手段を設け、前記弁手段の流量調節範囲は全閉か
ら全開まで連続的であり、前記境界部近傍の下流側に、
前記空間に発生する気体を前記シリンダ外に排出するベ
ント口を設け、前記螺旋溝のピッチおよび形状は、前記
境界部の上流側と下流側では異なり、さらに前記境界部
の上流側ではその長手方向に沿って複数種類が設定さ
れ、前記スクリューはその螺旋溝のピッチおよび形状に
ついて異なる複数のセグメントが接合された構造であ
り、そのセグメントの一部または全部が交換可能な構造
に構成されることが望ましい。
【０００９】
【作用】スクリューの上流側を基本径として下流側の径
を大きくし、その境界部をテーパ面で接続することによ
り、径をＤとし長さをＬとしたときに同じ容積を維持す
るのに必要なＬ／Ｄの値を小さくすることができ、した
がって長さ（Ｌ）を短く設定することができる。
を大きくし、その境界部をテーパ面で接続することによ
り、径をＤとし長さをＬとしたときに同じ容積を維持す
るのに必要なＬ／Ｄの値を小さくすることができ、した
がって長さ（Ｌ）を短く設定することができる。
【００１０】また、スクリューの上流側と下流側との境
界部に設けたテーパ部とこのテーパ部に対応する弁調節
手段のテーパ部との間隔をスクリューの位置を移動させ
て調節することにより容積変化が生じ、その変化量に応
じて軟化したプラスチック材料の押出し量がコントロー
ルされる。これにより同一のスクリューで加圧、または
減圧を無段階に行うことができ、混練および分散をプラ
スチック材料固有の特性に適合させて行うことができ
る。
界部に設けたテーパ部とこのテーパ部に対応する弁調節
手段のテーパ部との間隔をスクリューの位置を移動させ
て調節することにより容積変化が生じ、その変化量に応
じて軟化したプラスチック材料の押出し量がコントロー
ルされる。これにより同一のスクリューで加圧、または
減圧を無段階に行うことができ、混練および分散をプラ
スチック材料固有の特性に適合させて行うことができ
る。
【００１１】さらに、下流側の径が大きくなると、空間
に発生する気体をシリンダ外に排出するベント口の径を
大きくすることができるために脱気効果を高めることが
できるとともに、外周面積の増加に伴って容積が増加す
るためにスクリューに設けられた各種溝の深さを浅くす
ることが可能となり、溝内に生じる焼付きをなくし、こ
れにより材料替えに伴う掃除が容易となり、作業効率の
向上および材料ロスを最小限に抑えることができる。
に発生する気体をシリンダ外に排出するベント口の径を
大きくすることができるために脱気効果を高めることが
できるとともに、外周面積の増加に伴って容積が増加す
るためにスクリューに設けられた各種溝の深さを浅くす
ることが可能となり、溝内に生じる焼付きをなくし、こ
れにより材料替えに伴う掃除が容易となり、作業効率の
向上および材料ロスを最小限に抑えることができる。
【００１２】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は本発明実施例の構成を示す図、図２は本発明
実施例の図１に示すＡ部拡大図、図３は本発明実施例に
おけるスクリューの形状例を示す図、図４は本発明実施
例におけるスクリュー移動手段の構成を示す図である。
る。図１は本発明実施例の構成を示す図、図２は本発明
実施例の図１に示すＡ部拡大図、図３は本発明実施例に
おけるスクリューの形状例を示す図、図４は本発明実施
例におけるスクリュー移動手段の構成を示す図である。
【００１３】本発明実施例は、第一シリンダ１および第
二シリンダ２と、ホッパ３が設けられ第一シリンダ１の
一端に設けられたプラスチック材料の供給口４と、第二
シリンダ２の他端に設けられた混練物の押出口５と、第
一シリンダ１および第二シリンダ２の内部に軸を一致さ
せて挿通されその表面に螺旋溝が形成されたスクリュー
６と、螺旋溝と第一シリンダ１および第二シリンダ２の
内壁との間に形成される空間でプラスチック材料を混練
しながら供給口４から押出口５の方向へ搬送するように
スクリュー６を回転させる回転駆動手段７とを備え、さ
らに本発明の特徴として、供給口４と押出口５との間に
設定された境界部について、第一シリンダ１、第二シリ
ンダ２およびスクリュー６の径がその上流側で小さくそ
の下流側で大きく形成され、境界部では第一シリンダ１
と第二シリンダ２との内壁およびスクリュー６の外面は
それぞれ対向するテーパ面に形成され、スクリュー６を
その軸方向に移動させるスクリュー移動手段２５と、そ
の軸方向の移動量に応じて対向するテーパ面を通過する
プラスチック材料の流量を調節する弁手段としてリング
バルブ１０が設けられる。このリングバルブ１０の流量
調節範囲は全閉から全開まで連続的である。
二シリンダ２と、ホッパ３が設けられ第一シリンダ１の
一端に設けられたプラスチック材料の供給口４と、第二
シリンダ２の他端に設けられた混練物の押出口５と、第
一シリンダ１および第二シリンダ２の内部に軸を一致さ
せて挿通されその表面に螺旋溝が形成されたスクリュー
６と、螺旋溝と第一シリンダ１および第二シリンダ２の
内壁との間に形成される空間でプラスチック材料を混練
しながら供給口４から押出口５の方向へ搬送するように
スクリュー６を回転させる回転駆動手段７とを備え、さ
らに本発明の特徴として、供給口４と押出口５との間に
設定された境界部について、第一シリンダ１、第二シリ
ンダ２およびスクリュー６の径がその上流側で小さくそ
の下流側で大きく形成され、境界部では第一シリンダ１
と第二シリンダ２との内壁およびスクリュー６の外面は
それぞれ対向するテーパ面に形成され、スクリュー６を
その軸方向に移動させるスクリュー移動手段２５と、そ
の軸方向の移動量に応じて対向するテーパ面を通過する
プラスチック材料の流量を調節する弁手段としてリング
バルブ１０が設けられる。このリングバルブ１０の流量
調節範囲は全閉から全開まで連続的である。
【００１４】さらに、境界部近傍の下流側には前記空間
に発生する気体を第二シリンダ２外に排出するベント口
１１が設けられ、スクリュー６の螺旋溝のピッチおよび
形状は、境界部の上流側と下流側では異なり、境界部の
上流側ではその長手方向に沿って複数種類が設定され、
スクリュー６はその螺旋溝のピッチおよび形状について
異なる複数のセグメントが接合された構造であり、その
セグメントの一部または全部が交換可能な構造に構成さ
れる。
に発生する気体を第二シリンダ２外に排出するベント口
１１が設けられ、スクリュー６の螺旋溝のピッチおよび
形状は、境界部の上流側と下流側では異なり、境界部の
上流側ではその長手方向に沿って複数種類が設定され、
スクリュー６はその螺旋溝のピッチおよび形状について
異なる複数のセグメントが接合された構造であり、その
セグメントの一部または全部が交換可能な構造に構成さ
れる。
【００１５】前述の回転駆動手段７には、主電動機２１
と、Ｖベルト２２と、このＶベルト２２により主電動機
２１からの駆動力を受けるＶプーリ２３と、このＶプー
リ２３に直結されスクリュー６を回転駆動する主軸２４
と、スクリュー６を軸方向に移動させるスクリュー移動
手段２５とが含まれる。
と、Ｖベルト２２と、このＶベルト２２により主電動機
２１からの駆動力を受けるＶプーリ２３と、このＶプー
リ２３に直結されスクリュー６を回転駆動する主軸２４
と、スクリュー６を軸方向に移動させるスクリュー移動
手段２５とが含まれる。
【００１６】また、スクリュー移動手段２５は、移動用
電動機２６と、この移動用電動機２６に直結されたウオ
ーム２７と、このウオーム２７に噛合し内径の一部に雌
ねじ２８ａが形成されたウオームホイール２８と、外周
の一部に雄ねじ２９ａが形成されウオームホイール２８
と螺合する移動軸２９と、この移動軸２９と主軸２４と
を回転自在に結合するスラスト軸受３０およびラジアル
軸受３１により構成される。
電動機２６と、この移動用電動機２６に直結されたウオ
ーム２７と、このウオーム２７に噛合し内径の一部に雌
ねじ２８ａが形成されたウオームホイール２８と、外周
の一部に雄ねじ２９ａが形成されウオームホイール２８
と螺合する移動軸２９と、この移動軸２９と主軸２４と
を回転自在に結合するスラスト軸受３０およびラジアル
軸受３１により構成される。
【００１７】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【００１８】回転駆動手段７の主電動機２１を起動する
と、Ｖベルト２２を介してその駆動力がＶプーリ２３に
伝達され、このＶプーリ２３に直結された主軸２４が回
転し、スクリュー６に回転力を与える。このような状態
でホッパ３からのプラスチック材料が供給口４を介して
供給されると、回転しているスクリュー６によってプラ
スチック材料は第一シリンダ１内を第二シリンダ２側に
移動する。
と、Ｖベルト２２を介してその駆動力がＶプーリ２３に
伝達され、このＶプーリ２３に直結された主軸２４が回
転し、スクリュー６に回転力を与える。このような状態
でホッパ３からのプラスチック材料が供給口４を介して
供給されると、回転しているスクリュー６によってプラ
スチック材料は第一シリンダ１内を第二シリンダ２側に
移動する。
【００１９】この移動の過程でプラスチック材料は、第
一シリンダ１の外周部に複数配置されたヒータ１２によ
り加熱されて軟化し、溶融状態となってリングバルブ１
０に送り出される。リングバルブ１０のテーパ面とスク
リュー６のテーパ面との間隔はプラスチック材料に適し
た流量になるようにスクリュー６の位置を移動すること
によって調節されている。
一シリンダ１の外周部に複数配置されたヒータ１２によ
り加熱されて軟化し、溶融状態となってリングバルブ１
０に送り出される。リングバルブ１０のテーパ面とスク
リュー６のテーパ面との間隔はプラスチック材料に適し
た流量になるようにスクリュー６の位置を移動すること
によって調節されている。
【００２０】流量が調節されたプラスチック材料は、第
二シリンダ２内に送り出され、ベント口１１からこれま
でに発生した気体を排出し、さらにヒータ１２の加熱を
受けながらスクリュー６によって移動し、押出口５から
ダイ１３に押出される。
二シリンダ２内に送り出され、ベント口１１からこれま
でに発生した気体を排出し、さらにヒータ１２の加熱を
受けながらスクリュー６によって移動し、押出口５から
ダイ１３に押出される。
【００２１】本発明は、このようなプラスチック材料の
混練押出し動作を行うスクリュー６の供給口４と押出口
５との間に境界部を設け、この境界部よりも下流側の第
一シリンダ１の径を小さくし、上流側の第二シリンダ２
の径を大きくして、この第一シリンダ１および第二シリ
ンダ２に対応してスクリュー６の径を設定し、境界部を
テーパ面で形成したことを特徴とする。
混練押出し動作を行うスクリュー６の供給口４と押出口
５との間に境界部を設け、この境界部よりも下流側の第
一シリンダ１の径を小さくし、上流側の第二シリンダ２
の径を大きくして、この第一シリンダ１および第二シリ
ンダ２に対応してスクリュー６の径を設定し、境界部を
テーパ面で形成したことを特徴とする。
【００２２】このように形成されたスクリュー６は、図
２に示すようにそのテーパ面が第一シリンダ１および第
二シリンダ２の接合部に設けられたリングバルブ１０の
テーパ面に対応するように配置されている。軸方向の移
動によってスクリュー６の樹脂通過溝となる深さがこの
テーパ面で０からＨまで変化することにより、全閉から
全開までの流量調節を連続的に行うことができる。
２に示すようにそのテーパ面が第一シリンダ１および第
二シリンダ２の接合部に設けられたリングバルブ１０の
テーパ面に対応するように配置されている。軸方向の移
動によってスクリュー６の樹脂通過溝となる深さがこの
テーパ面で０からＨまで変化することにより、全閉から
全開までの流量調節を連続的に行うことができる。
【００２３】このように構成された弁調節手段は、図４
に示すようにスクリュー６の下流端部に連結した主軸２
４を矢印方向に移動させることによってプラスチック材
料の流量の調節が行われる。このスクリュー６の移動
は、移動用電動機２６を回転させることによってウオー
ム２７に回転力を伝え、このウオーム２７の回転に伴っ
てウオームホイール２８を回転させ、螺合している主軸
２４を移動させることにより行われる。移動用電動機２
６の回転を正または逆に切替えれば移動方向を変えるこ
とができる。
に示すようにスクリュー６の下流端部に連結した主軸２
４を矢印方向に移動させることによってプラスチック材
料の流量の調節が行われる。このスクリュー６の移動
は、移動用電動機２６を回転させることによってウオー
ム２７に回転力を伝え、このウオーム２７の回転に伴っ
てウオームホイール２８を回転させ、螺合している主軸
２４を移動させることにより行われる。移動用電動機２
６の回転を正または逆に切替えれば移動方向を変えるこ
とができる。
【００２４】したがって、図５（ａ）に示すようにスク
リュー６を上流側に移動させればテーパ面はリングバル
ブ１０のテーパ面に内設して全閉状態となり、また、逆
にスクリュー６を下流側に移動させれば同図（ｂ）に示
すようにスクリュー６のテーパ面がリングバルブのテー
パ面から離れ空間ａを生じ全開状態となる。この全閉か
ら全開までの流量調節範囲は前述したように連続的に行
うことができる。このように流量を任意に設定すること
ができるために、プラスチック材料の特性に応じて最も
適した流量になるように容易に調節することができる。
流量が調節されたプラスチック材料が下流側のスクリュ
ー６に送り出されダイ１３に押出される。
リュー６を上流側に移動させればテーパ面はリングバル
ブ１０のテーパ面に内設して全閉状態となり、また、逆
にスクリュー６を下流側に移動させれば同図（ｂ）に示
すようにスクリュー６のテーパ面がリングバルブのテー
パ面から離れ空間ａを生じ全開状態となる。この全閉か
ら全開までの流量調節範囲は前述したように連続的に行
うことができる。このように流量を任意に設定すること
ができるために、プラスチック材料の特性に応じて最も
適した流量になるように容易に調節することができる。
流量が調節されたプラスチック材料が下流側のスクリュ
ー６に送り出されダイ１３に押出される。
【００２５】本発明ではスクリュー６の径を大きく設定
した下流側の第二シリンダ２上にベント口１１が設けら
れたために、熱バランスを失わない範囲でその開口部を
大きくとることができ、これまでの可塑化の過程で発生
した水分、残留モノマ（Ｍｏｎｏｍｅｒ）などを含む気
体が排出され気泡のない高品質の成形品を得ることがで
きる。さらに、熱バランスによって生じる第一シリンダ
１および第二シリンダ２の曲り、スクリュー６と第一シ
リンダ１および第二シリンダ２とのかじりの発生も防止
される。
した下流側の第二シリンダ２上にベント口１１が設けら
れたために、熱バランスを失わない範囲でその開口部を
大きくとることができ、これまでの可塑化の過程で発生
した水分、残留モノマ（Ｍｏｎｏｍｅｒ）などを含む気
体が排出され気泡のない高品質の成形品を得ることがで
きる。さらに、熱バランスによって生じる第一シリンダ
１および第二シリンダ２の曲り、スクリュー６と第一シ
リンダ１および第二シリンダ２とのかじりの発生も防止
される。
【００２６】また、スクリュー６には、長手方向に沿っ
て図３に示すようなピッチおよび形状の異なる螺旋溝が
設けられ、かつ、第二シリンダ２内に挿通する上流側の
螺旋溝の深さはその径が大きく形成されているために浅
く設定されることから、プラスチック材料の混練および
押出しが有効に行われ、螺旋溝底部の焼付きが防止され
る。
て図３に示すようなピッチおよび形状の異なる螺旋溝が
設けられ、かつ、第二シリンダ２内に挿通する上流側の
螺旋溝の深さはその径が大きく形成されているために浅
く設定されることから、プラスチック材料の混練および
押出しが有効に行われ、螺旋溝底部の焼付きが防止され
る。
【００２７】さらに、スクリュー６は、螺旋溝のピッチ
および形状についてそれぞれ異なるセグメントとして分
離できるように接合された構造となっているために、プ
ラスチック材料の材質に応じてセグメントの一部または
全部を交換し組み合わせることが可能であり、これまで
のように一体形成されたスクリュー６を数多く準備して
おく必要はなくなる。また、スクリュー６をこのように
構成することは、プラスチック材料の変更、あるいは色
の変更時における清掃作業や段取作業を容易にすること
ができる。
および形状についてそれぞれ異なるセグメントとして分
離できるように接合された構造となっているために、プ
ラスチック材料の材質に応じてセグメントの一部または
全部を交換し組み合わせることが可能であり、これまで
のように一体形成されたスクリュー６を数多く準備して
おく必要はなくなる。また、スクリュー６をこのように
構成することは、プラスチック材料の変更、あるいは色
の変更時における清掃作業や段取作業を容易にすること
ができる。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、全
長を短くした同一スクリューで加圧および減圧の程度を
任意に設定することができ、したがって特性の異なるプ
ラスチック材料それぞれに最も適合した混練および押出
しを行うことができる。
長を短くした同一スクリューで加圧および減圧の程度を
任意に設定することができ、したがって特性の異なるプ
ラスチック材料それぞれに最も適合した混練および押出
しを行うことができる。
【００２９】また、下流側の径を大きくすることができ
るために、押出し側に開口部を大きくとることが可能と
なり、ガス抜きを効果的に行えるとともに、スクリュー
の螺旋溝の深さを浅く設定でき、これによって焼き付き
を防ぎ段取り変えに要する時間を短縮することができる
効果がある。
るために、押出し側に開口部を大きくとることが可能と
なり、ガス抜きを効果的に行えるとともに、スクリュー
の螺旋溝の深さを浅く設定でき、これによって焼き付き
を防ぎ段取り変えに要する時間を短縮することができる
効果がある。
【図１】本発明実施例の構成を示す図。
【図２】本発明実施例の図１に示すＡ部拡大図。
【図３】本発明実施例におけるスクリューの形状例を示
す図。
す図。
【図４】本発明実施例におけるスクリュー移動手段の構
成を示す図。
成を示す図。
【図５】（ａ）は本発明実施例におけるスクリューによ
る全閉状態を示す図、（ｂ）は全開状態を示す図。
る全閉状態を示す図、（ｂ）は全開状態を示す図。
【符号の説明】 １ 第一シリンダ ２ 第二シリンダ ３ ホッパ ４ 供給口 ５ 押出口 ６ スクリュー ７ 回転駆動手段 １０ リングバルブ（弁手段） １１ ベント口 １２ ヒータ １３ ダイ ２１ 主電動機 ２２ Ｖベルト ２３ Ｖプーリ ２４ 主軸 ２５ スクリュー移動手段 ２６ 移動用電動機 ２７ ウオーム ２８ ウオームホイール ２８ａ 雌ねじ ２９ 移動軸 ２９ａ 雄ねじ ３０ スラスト軸受 ３１ ラジアル軸受
Claims (7)
- 【請求項１】 シリンダと、このシリンダの一端に設け
られたプラスチック材料の供給口と、このシリンダの他
端に設けられた混練物の押出口と、このシリンダの内部
に軸を一致させて挿通されその表面に螺旋溝が形成され
たスクリューと、この螺旋溝と前記シリンダ内壁との間
に形成される空間で前記プラスチック材料を混練しなが
ら前記供給口から前記押出口の方向へ搬送するようにこ
のスクリューを回転させる回転駆動手段とを備えたプラ
スチック混練押出機において、 前記供給口と前記押出口との間に設定された境界部につ
いて、前記シリンダおよび前記スクリューの径がその上
流側で小さくその下流側で大きく形成されたことを特徴
とするプラスチック混練押出機。 - 【請求項２】 前記境界部で前記シリンダの内壁および
前記スクリューの外面はそれぞれ対向するテーパ面に形
成された請求項１記載のプラスチック混練押出機。 - 【請求項３】 前記スクリューをその軸方向に移動させ
るスクリュー移動手段と、その軸方向の移動量に応じて
前記対向するテーパ面を通過するプラスチック材料の流
量を調節する弁手段を設けた請求項２記載のプラスチッ
ク混練押出機。 - 【請求項４】 前記弁手段の流量調節範囲は全閉から全
開まで連続的である請求項３記載のプラスチック混練押
出機。 - 【請求項５】 前記境界部近傍の下流側に、前記空間に
発生する気体を前記シリンダ外に排出するベント口を設
けた請求項１記載のプラスチック混練押出機。 - 【請求項６】 前記螺旋溝のピッチおよび形状は、前記
境界部の上流側と下流側では異なり、さらに前記境界部
の上流側ではその長手方向に沿って複数種類が設定され
た請求項１記載のプラスチック混練押出機。 - 【請求項７】 前記スクリューはその螺旋溝のピッチお
よび形状について異なる複数のセグメントが接合された
構造であり、そのセグメントの一部または全部が交換可
能な構造に構成された請求項６記載のプラスチック混練
押出機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3333621A JPH05177692A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | プラスチック混練押出機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3333621A JPH05177692A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | プラスチック混練押出機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05177692A true JPH05177692A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18268104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3333621A Pending JPH05177692A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | プラスチック混練押出機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05177692A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7101166B2 (en) | 2002-09-27 | 2006-09-05 | Denso Corporation | Apparatus for extruding ceramic molding |
| CN111844785A (zh) * | 2020-07-21 | 2020-10-30 | 唐爱英 | 一种塑料防潮托板加固用钢条安装设备 |
| CN113165248A (zh) * | 2018-11-28 | 2021-07-23 | 格诺伊斯有限责任公司 | 通过多旋转系统加工缩聚物的固体聚合物颗粒的方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS498145U (ja) * | 1972-04-22 | 1974-01-24 |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP3333621A patent/JPH05177692A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS498145U (ja) * | 1972-04-22 | 1974-01-24 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7101166B2 (en) | 2002-09-27 | 2006-09-05 | Denso Corporation | Apparatus for extruding ceramic molding |
| DE10344836B4 (de) * | 2002-09-27 | 2016-03-03 | Denso Corporation | Gerät zum Extrudieren eines keramischen Formlings |
| CN113165248A (zh) * | 2018-11-28 | 2021-07-23 | 格诺伊斯有限责任公司 | 通过多旋转系统加工缩聚物的固体聚合物颗粒的方法 |
| CN113165248B (zh) * | 2018-11-28 | 2023-03-21 | 格诺伊斯有限责任公司 | 通过多旋转系统加工缩聚物的固体聚合物颗粒的方法 |
| CN111844785A (zh) * | 2020-07-21 | 2020-10-30 | 唐爱英 | 一种塑料防潮托板加固用钢条安装设备 |
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