JPH05175877A - 高周波信号切換装置 - Google Patents

高周波信号切換装置

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JPH05175877A
JPH05175877A JP3357277A JP35727791A JPH05175877A JP H05175877 A JPH05175877 A JP H05175877A JP 3357277 A JP3357277 A JP 3357277A JP 35727791 A JP35727791 A JP 35727791A JP H05175877 A JPH05175877 A JP H05175877A
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JP
Japan
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high frequency
state
impedance
voltage
frequency signal
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JP3357277A
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Yoshibumi Ishii
義文 石井
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路全体のノイズフィギュアを向上させると
ともに、省スペースを図る。 【構成】 受信時には、CPU30により電圧変換部4
6の出力する電圧を制御して可変容量ダイオード41へ
の印加電圧を高周波部27における入力回路が整合状態
となるような電圧に切り換える。そのため、高周波部2
7の入力回路が整合状態となってアンテナ28によって
受信された信号は高周波部27を通過する際に、伝送損
失が少なく、増幅率が最大となる。すなわち、入力回路
がオンの状態にスイッチングされる。一方、送信時に
は、可変容量ダイオード41への印加電圧を高周波部2
7における入力回路が不整合状態となるような電圧に切
り換える。これにより、入力回路がオフの状態(受信信
号が遮断される状態)となる。したがって、高周波部2
7が受信状態から送信状態に適切にスイッチングされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯電話等の高
周波信号の送受信の切り換えを行う高周波信号切換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、車載電話、携帯電話等を用いた移
動体通信が頻繁に行われており、このような移動体通信
では、例えば時分割多重デジタル通信方式が用いられて
いる。時分割デジタル多重通信方式を採用する移動体通
信装置では送信時と受信時とで高周波信号の切り換えを
行う必要がある。
【0003】従来の高周波信号切換装置としては、例え
ば図6に示すようなものがある。これは携帯電話の高周
波信号の送受信を行う部分に相当している。同図におい
て、受信時には切換スイッチ2が受信側に切り換わり、
アンテナ1からの受信信号は切換スイッチ2を介して受
信側の高周波増幅部3に入力される。また、送信時には
切換スイッチ2が送信側に切り換わり、送信側の高周波
増幅部4からの高周波信号は切換スイッチ2を介してア
ンテナ1に送られ、アンテナ1から放射される。
【0004】ここで、切換スイッチ2としては、例えば
高周波アンプのスイッチングに適するGaAsFET
(ガリウム砒素FET)を用いたスイッチング回路が使
用されている。そして、切換スイッチ2はCPUからの
信号に基づいて送受信の切り換えを行う。
【0005】図7は、従来の受信側の高周波増幅部(ア
ンプ)3における入力回路および増幅素子を示す図であ
る。アンテナ1からの受信信号は前述の切換スイッチ2
を介した後、図7に示すトランスミッションライン1
1、コンデンサ12、トランスミッションライン13を
順次介してFET14のゲートに入力される。
【0006】また、トランスミッションライン11とコ
ンデンサ12の間はショートスタブ15が設けられてい
る。コンデンサ12はDC分をカットするものである。
FET14はゲートに入力される受信信号を増幅し、増
幅出力はコンデンサ16を介して取り出される。FET
14はガリウム砒素FETが用いられる。
【0007】それぞれマイクロストリップラインにより
構成される上記トランスミッションライン11、13お
よびショートスタブ15は高周波回路においてインピー
ダンスの調整に用いられ、例えばトランスミッションラ
イン11、13は位相変換に、ショートスタブ15はイ
ンダクタンスとして使用される。この場合、受信信号の
入力回路のインピーダンスはFET14が最も効率良く
動作するように調整されている。ただし、インピーダン
スの値は固定となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の高周波信号切換装置にあっては、GaAsFET等
を用いたスイッチング素子を高周波アンプの前に接続し
て高周波信号の切り換えを行っていたため、高周波増幅
部にどんなにノイズフィギュア(N.F.)の良いロー
ノイズ・アンプを用いたとしても高周波部全体のノイズ
フィギュアは初段に接続する素子のノイズフィギュアで
決ってしまうことから、結局、全体のノイズフィギュア
を向上させるのが困難であるという問題点があった。
【0009】また、GaAsFET等を用いた単体のス
イッチング素子を採用することから、回路全体を小型化
するのが困難であった。
【0010】そこで本発明は、回路全体のノイズフィギ
ュアを向上させるとともに、省スペースを図ることので
きる高周波信号切換装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による高周波信号
切換装置は、上記目的達成のため、インピーダンスが変
化するインピーダンス可変手段を含み、高周波信号を入
力として受け入れ、次段回路との間のインピーダンスを
整合するインピーダンス整合手段と、前記インピーダン
ス可変手段のインピーダンスを変化させることにより、
前記インピーダンス整合手段の整合性を変化させて高周
波信号が前記次段回路に入力することを許容する状態
と、高周波信号が前記次段回路に入力することを阻止す
る状態とに切り換えるように制御する制御手段と、を備
えたことを特徴とする。また、前記インピーダンス可変
手段は、可変容量ダイオードを有して構成され、前記制
御手段は、前記可変容量ダイオードに対して印加する電
圧を変化させることにより、前記インピーダンス可変手
段のインピーダンスを変化させてもよい。さらに、前記
次段回路は、高周波増幅回路であり、かつ前記制御手段
は、高周波信号を受信するとき前記インピーダンス整合
手段を整合状態として高周波信号が高周波増幅回路に入
力することを許容し、高周波信号を受信しないとき前記
インピーダンス整合手段を不整合状態として高周波信号
が高周波増幅回路に入力することを阻止するような切換
制御を行ってもよい。
【0012】
【作用】本発明においては、インピーダンス可変手段
(例えば、可変容量ダイオード)は、例えば印加する電
圧が切り換えられる等してインピーダンスが変化させら
れ、インピーダンス整合手段の整合性を変化させて、例
えば受信時には高周波信号が次段回路(高周波増幅回路
等)に入力することを許容する状態になる。これによ
り、受信が行われる。
【0013】一方、例えば送信時には、高周波信号が次
段回路に入力することを阻止する状態に切り換えられ
る。これにより、送信信号がアンテナに送られるが、受
信系統へは信号の入力が阻止されているので、受信系統
の回路に過度の電力が加わる等の支障はない。このよう
にして高周波信号のスイッチングが行われる。
【0014】したがって、スイッチング素子を高周波ア
ンプの前に接続して高周波信号の切り換えを行う必要が
ないのので、スイッチング素子のノイズフィギュア
(N.F.)に左右されることがない。また、GaAs
FET等を用いた単体のスイッチング素子を採用してい
ないので、高周波部の回路全体が小型化する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。第1実施例 本実施例は、本発明に係る高周波信号切換装置をデジタ
ル時分割多重通信方式の移動体通信装置(特に、携帯電
話)に適用した例である。図1は携帯電話を示すブロッ
ク図である。
【0016】図1において、マイク21からあるいはス
ピーカ22への音声信号をPCMコーディック部23へ
入力、あるいはPCMコーディック部23から出力す
る。PCMコーディック部23は音声信号をデジタル信
号変換したり、あるいはデジタル信号を音声信号に変換
し、スピーチコーディック部24はデジタル信号の圧縮
/伸張を行う。TDMA(Time Division Multiple Acc
ess)信号処理部25は、時分割多重通信方式における
信号処理を行う。
【0017】デジタル変調/復調部26は中間周波数の
信号を搬送波としてデジタル信号の変調/復調を行う。
高周波部(RF:Radoi Frequency回路部)27は送信
側において中間周波を高周波に変換・増幅し、あるいは
受信側において高周波を増幅し、中間周波に変換すると
ともに、本実施例の特徴として受信側における高周波増
幅部の入力側インピーダンスの整合性を変化させ、受信
側高周波増幅部の入力側への信号の導通性を変えて送信
/受信の信号を制御し、アンテナ28により送受信が行
われる。
【0018】一方、電源部29は各回路への電源供給を
行い、CPU30はTDMA信号処理部25および高周
波部27を所定のアルゴリズムによって制御する。キー
操作部31は、例えば通話ボタンのようなキースイッチ
を有し、このキースイッチを押すことにより、無線電話
に必要な操作が行われる。
【0019】図2は前述した高周波部27における入力
回路および増幅素子を示す図である。図2において、従
来例と同一構成部分には同一符号を付している。本実施
例では、入力側マッチング回路のDCカット用のコンデ
ンサ(従来例のコンデンサ12に相当)が可変容量ダイ
オード(インピーダンス可変手段)41に置き換えら
れ、その前後にDCカット用のコンデンサ42、43が
新たに挿入されている。
【0020】可変容量ダイオード41の両端にはトラン
スミッションライン44、45を介して電圧変換部46
から電圧が印加されるようになっており、電圧変換部4
6には図1に示す電源部29から電源が供給されるとと
もに、電圧変換部46の出力する電圧(すなわち、可変
容量ダイオード41への印加電圧)はCPU30によっ
て制御される。
【0021】可変容量ダイオード41は、その両端に印
加される電圧により容量を変化させることにより、入力
回路のインピーダンスを変化させ、入力回路を整合状態
あるいは不整合状態に切り換える。入力回路が整合状態
のときは、信号の伝送損失が少なく、増幅率が最大とな
る。この整合状態を、入力回路がオンの状態(すなわ
ち、受信信号が通過する状態)としてそのときの可変容
量ダイオード41に対する印加電圧をオン状態の制御電
圧としてCPU30によって制御する。
【0022】一方、入力回路が不整合状態に切り換えら
れたときは、入力回路の電力反射が大きくなり、信号の
減衰率も大きくなる。そして、不整合状態で電力反射係
数が最大となり、減衰率も最大となるような状態を、入
力回路がオフの状態(すなわち、受信信号が遮断される
状態)としてそのときの可変容量ダイオード41に対す
る印加電圧をオフ状態の制御電圧として同様にCPU3
0によって制御する。
【0023】ここで、上記のようなインピーダンスのマ
ッチングに関する状態は、図3のスミスチャートによっ
て表される。すなわち、スミスチャート上では入力回路
の整合状態は入力反射係数A1が中心部に近い位置(マ
ッチングの状態)に存在し、入力回路の不整合状態は入
力反射係数B1が中心部から遠い位置(ミスマッチング
の状態)に存在する。
【0024】したがって、中心部から離れるに従って整
合性が低くなり、信号の伝達効率が悪くなる。よって、
CPU30は入力回路の入力反射係数がA1およびB1
の値をとるように、可変容量ダイオード41に印加する
電圧を切り換える。なお、図3では、A1からB1への
軌跡が直線的に表示されているが、入力反射係数は直線
的に移動するとは限らず、途中の軌跡は省略されてい
る。
【0025】上記トランスミッションライン11、1
3、ショートスタブ15、可変容量ダイオード41およ
びコンデンサ42、43は全体としてインピーダンス整
合手段51を構成し、CPU30、電圧変換部46およ
びトランスミッションライン44、45は全体として制
御手段52を構成する。
【0026】以上の構成において、携帯電話を受信に使
用するときは、CPU30により電圧変換部46の出力
する電圧を制御して可変容量ダイオード41への印加電
圧を高周波部27における入力回路が整合状態となるよ
うな電圧に切り換える。スミスチャート上では入力反射
係数A1の状態となる。
【0027】これにより、高周波部27の入力回路が整
合状態となってアンテナ28によって受信された信号は
高周波部27を通過する際に、伝送損失が少なく、増幅
率が最大となる。すなわち、入力回路がオンの状態にス
イッチングされる。したがって、受信信号がほとんど損
失なく通過し、その後、受信処理が行われる。なお、送
信信号に比べて受信信号は微小なものなので、受信時に
送信側に信号が流れ込んだとしても、ほとんど問題には
ならず、無視して差し支えない。
【0028】一方、携帯電話を送信に使用するときは、
CPU30により電圧変換部46の出力する電圧を制御
して可変容量ダイオード41への印加電圧を高周波部2
7における入力回路が不整合状態となるような電圧に切
り換える。スミスチャート上では入力反射係数B1の状
態となる。これにより、高周波部27の入力回路が不整
合状態となって、FET14との間の整合がくずれ、そ
の電力反射が大きくなり、信号の減衰率も大きくなる。
【0029】すなわち、不整合状態で電力反射係数が最
大となり、減衰率も最大となるような入力回路のオフの
状態(すなわち、受信信号が遮断される状態)となる。
このため、送信信号は高周波部27における受信側入力
回路への通過がほとんど遮断され、結局、高周波部27
が受信状態から送信状態に適切にスイッチングされたこ
とになる。
【0030】このように、本実施例では、CPU30に
より電圧変換部46の出力する電圧を制御して可変容量
ダイオード41への印加電圧を上記のように切り換える
ことにより、受信/送信のスイッチングを行うことがで
きる。
【0031】したがって、従来例のようにGaAsFE
T等を用いたスイッチング素子を高周波アンプの前に接
続して高周波信号の切り換えを行うのではなく、単に入
力回路の整合状態を変化させるのみであるから、スイッ
チング手段としてのみに用いられる能動素子を設ける必
要がなく、全体のノイズフィギュア(N.F.)がその
ような能動素子のノイズフィギュア(N.F.)に左右
されることがない。
【0032】その結果、高周波部27の回路全体のノイ
ズフィギュアを向上させることができる。すなわち、受
信信号の初段に接続するのは、ノイズフィギュア(N.
F.)を悪化させる要因となる素子でなく、インピーダ
ンスマッチング回路であるから、ノイズフィギュアが良
好になる。
【0033】また、信号のマッチング回路にはGaAs
FET等を用いた単体のスイッチング素子を採用してい
ないので、高周波部27の回路全体を小型化することが
でき、省スペース化を図ることができる。
【0034】さらに、本実施例の場合にはDCカット用
のコンデンサを可変容量ダイオード41に置き換えれば
よいので、予め設計してあるアンプ回路を設計仕直す必
要がないという利点がある。
【0035】第2実施例 次に、図4、5は本発明の第2実施例を示す図である。
第2実施例も第1実施例と同様の携帯電話に本発明を適
用した例であり、全体の構成は図1のようになる。図4
は図1の高周波部27における入力回路および増幅素子
を示す図である。前記第1実施例は直列に配置された入
力側マッチング回路のDCカット用のコンデンサ(従来
例のコンデンサ12に相当)を可変容量ダイオード41
に置き換えているが、この第2実施例では、可変容量ダ
イオード62を並列のコンデンサとして入力回路に並列
に配置したものである。
【0036】すなわち、ショートスタブ15とグランド
との間にはDCカット用のコンデンサ61、可変容量ダ
イオード62が順次介挿されており、コンデンサ61と
可変容量ダイオード62との接続点にはトランスミッシ
ョンライン63を介して電圧変換部64から電圧が印加
されるようになっている。電圧変換部64には図1に示
す電源部29から電源が供給されるとともに、電圧変換
部64の出力する電圧(すなわち、可変容量ダイオード
62への印加電圧)はCPU30によって制御される。
【0037】可変容量ダイオード62は、第1実施例と
同様に、その両端に印加される電圧により容量を変化さ
せ、高周波部27における入力回路を整合状態あるいは
不整合状態に切り換える。なお、第1実施例の場合とは
整合条件が異なり、印加電圧の値も相違している。
【0038】ここで、上記のようなインピーダンスのマ
ッチングに関する状態は、図5のスミスチャートによっ
て表される。すなわち、スミスチャート上では入力回路
の整合状態は入力反射係数A2が中心部に近い位置(マ
ッチングの状態)に存在し、入力回路の不整合状態は入
力反射係数B2が中心部から遠い位置(ミスマッチング
の状態)に存在する。したがって、中心部から離れるに
従って整合性が低くなり、信号の伝達効率が悪くなる。
よって、CPU30は入力回路の入力反射係数がA2お
よびB2の値をとるように、可変容量ダイオード62に
印加する電圧を切り換える。
【0039】上記トランスミッションライン11、1
3、コンデンサ12、ショートスタブ15、可変容量ダ
イオード62およびコンデンサ61は全体としてインピ
ーダンス整合手段71を構成し、CPU30、電圧変換
部64およびトランスミッションライン63は全体とし
て制御手段72を構成する。
【0040】以上の構成において、携帯電話を受信に使
用するときは、CPU30により電圧変換部64の出力
する電圧を制御して可変容量ダイオード62への印加電
圧を高周波部27における入力回路が整合状態となるよ
うな電圧に切り換える。スミスチャート上では入力反射
係数A2の状態となる。
【0041】これにより、高周波部27の入力回路が整
合状態となってアンテナ28によって受信された信号は
高周波部27を通過する際に、伝送損失が少なく、増幅
率が最大となる。すなわち、入力回路がオンの状態にス
イッチングされる。
【0042】一方、携帯電話を送信に使用するときは、
CPU30により電圧変換部64の出力する電圧を制御
して可変容量ダイオード62への印加電圧を高周波部2
7における入力回路が不整合状態となるような電圧に切
り換える。スミスチャート上では入力反射係数B2の状
態となる。
【0043】これにより、高周波部27の入力回路が不
整合状態となって、FET14との間の整合がくずれ、
その電力反射が大きくなり、信号の減衰率も大きくな
る。すなわち、不整合状態で電力反射係数が最大とな
り、減衰率も最大となるような入力回路のオフの状態
(すなわち、受信信号が遮断される状態)となる。この
ため、送信信号は高周波部27における受信側入力回路
への通過がほとんど遮断され、結局、高周波部27が受
信状態から送信状態に適切にスイッチングされる。
【0044】このように、第2実施例では、可変容量ダ
イオード62の配置位置が異なるももの、印加電圧を上
記のように切り換えることにより、受信/送信のスイッ
チングを行うことができ、第1実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0045】また、第2実施例では制御電圧端子のグラ
ンド側を共通にできるので、端子が1つで済み、また新
たに配置するDCカット用のコンデンサもグランド側に
は不要となるので、結局、1つで済むという利点があ
る。
【0046】なお、図3および図5においてスミスチャ
ートに示された入力反射係数の値はあくまでも一例を示
すものであり、FET14の特性等により整合/不整合
の関係が正しければ、入力反射係数の値は変更されても
よい。
【0047】また、本発明に係る高周波信号切換装置は
携帯電話への適用に限るものではなく、高周波信号のス
イッチングを行うものであれば、他の装置にも適用する
ことができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、例えば可変容量ダイオ
ード等によりなるインピーダンス可変手段のインピーダ
ンスを変化させることにより、インピーダンス整合手段
の整合性を変化させて高周波信号の送受信のスイッチン
グを行うことができる。したがって、スイッチング素子
を高周波アンプの前に接続して高周波信号の切り換えを
行う必要がなく、単にインピーダンス整合手段の整合状
態を変化させるのみでよい。その結果、スイッチング素
子のノイズフィギュア(N.F.)に左右されることが
なく、高周波回路全体のノイズフィギュアを向上させる
ことができる。
【0049】また、GaAsFET等を用いた単体のス
イッチング素子を採用していないので、高周波部の回路
全体を小型化することができ、省スペース化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波信号切換装置をデジタル時
分割多重通信方式の携帯電話に適用した第1および第2
実施例の構成を示す携帯電話のブロック図である。
【図2】第1実施例の高周波部における入力回路および
増幅素子を示す図である。
【図3】同実施例の入力回路におけるインピーダンス整
合のスミスチャートを示す図である。
【図4】第2実施例の高周波部における入力回路および
増幅素子を示す図である。
【図5】同実施例の入力回路におけるインピーダンス整
合のスミスチャートを示す図である。
【図6】従来の高周波信号切換装置を示すブロック図で
ある。
【図7】従来の受信側の高周波増幅部における入力回路
および増幅素子を示す図である。
【符号の説明】
11、13 トランスミッションライン 14 FET 15 ショートスタブ 21 マイク 22 スピーカ 23 PCMコーディック部 24 スピーチコーディック部 25 TDMA信号処理部 26 デジタル変調/復調部 27 高周波部 28 アンテナ 29 電源部 30 CPU 31 キー操作部 41、62 可変容量ダイオード(インピーダンス可変
手段) 42 43、61 DCカット用のコンデンサ 44、45、63 トランスミッションライン 46、64 電圧変換部 51、71 インピーダンス整合手段 52、72 制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インピーダンスが変化するインピーダン
    ス可変手段を含み、 高周波信号を入力として受け入れ、次段回路との間のイ
    ンピーダンスを整合するインピーダンス整合手段と、 前記インピーダンス可変手段のインピーダンスを変化さ
    せることにより、前記インピーダンス整合手段の整合性
    を変化させて高周波信号が前記次段回路に入力すること
    を許容する状態と、高周波信号が前記次段回路に入力す
    ることを阻止する状態とに切り換えるように制御する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする高周波信号切換装置。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス可変手段は、可変容
    量ダイオードを有して構成され、 前記制御手段は、前記可変容量ダイオードに対して印加
    する電圧を変化させることにより、前記インピーダンス
    可変手段のインピーダンスを変化させることを特徴とす
    る請求項1記載の高周波信号切換装置。
  3. 【請求項3】 前記次段回路は、高周波増幅回路であ
    り、 かつ前記制御手段は、高周波信号を受信するとき前記イ
    ンピーダンス整合手段を整合状態として高周波信号が高
    周波増幅回路に入力することを許容し、高周波信号を受
    信しないとき前記インピーダンス整合手段を不整合状態
    として高周波信号が高周波増幅回路に入力することを阻
    止するような切換制御を行うことを特徴とする請求項1
    又は2のいずれか1項に記載の高周波信号切換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19514330A1 (de) * 1994-05-19 1995-11-23 Siemens Ag Duplexer für ein Ultraschallabbildungssystem
US7308283B2 (en) 2004-07-01 2007-12-11 Nec Corporation Portable radio terminal, antenna selector control method for use in portable radio terminal, and antenna selector control program

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