JPH05175854A - 最尤復号器 - Google Patents

最尤復号器

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JPH05175854A
JPH05175854A JP34323191A JP34323191A JPH05175854A JP H05175854 A JPH05175854 A JP H05175854A JP 34323191 A JP34323191 A JP 34323191A JP 34323191 A JP34323191 A JP 34323191A JP H05175854 A JPH05175854 A JP H05175854A
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JP
Japan
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inter
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JP34323191A
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Makoto Yoshida
吉田  誠
Makoto Uchijima
誠 内島
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、通信路符号化された伝送情報を復
号化する最尤復号器に関し、その符号化に先行して伝送
情報のビットの2値の発生確率が一様化されても先願に
かかわる最尤復号法による効率的な復号化ができること
を目的とする。 【構成】 通信路符号化された伝送情報のビットがとり
得る2値の冗長性に伴う誤差分を補正して、伝送情報の
符号語とその情報がとり得る全ての値に対応した符号語
との符号間距離を算出する符号間距離算出手段11と、
算出された符号間距離の最小値に対応した符号語を復号
化出力として送出する復号化手段13とを備えた最尤復
号器において、通信路符号化に併せてその符号化に先行
してランダムパターンを乗算する符号変換処理を施した
伝送情報を与え、復号化出力に施される符号変換処理と
反対の処理で除数となるランダムパターンの論理値に応
じて、2値と誤差分との対応関係を反転させる制御手段
15を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送情報を通信路符号
化して伝送する通信システムの受信端において、伝送情
報に含まれるビットがとる2値の発生確率の偏りに伴う
誤差分を補正した符号間距離に基づき最尤復号化を行う
最尤復号器に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムやディジタル衛星通信
システムでは、無線回線を介して第三者に伝送情報が容
易に漏洩することを回避するためにスクランブラが採用
され、かつ無線回線の伝送状態が劣悪であったり著しく
変動する状態においても所定の伝送品質を得るために、
例えば、畳み込み符号器を用いた誤り訂正符号化方式が
採用される。受信端では、無線回線を介して受信される
信号に上述したスクランブラと反対の処理を行うデ・ス
クランブラと、例えば、ビタビ・アルゴリズムを用いて
上述した畳み込み符号器と反対の処理を行う最尤復号器
が用いられる。
【0003】このようにして伝送される伝送情報に含ま
れる論理値「1」のビットおよび論理値「0」のビット
の発生確率は、一般に、均等ではなく何らかの偏り(冗
長性)を有するので、例えば、情報源から与えられる符
号系列を自然数i(=1,2,…,n)に対してxi で表し、
その符号に応じて受信された信号をyで表し、xi とy
との符号間距離をd(xi ,y) で表し、情報源から与え
られる符号系列の内、xi の発生する確率をp(xi)で表
すと、通信路の雑音特性が分散σ2 のガウス分布で与え
られる通信システムでは、送信データxi と受信された
信号yとの相対符号間距離dは、 d=d2(xi,y)−2σ2 logep(xi) =d2(xi,y)+off(xi) ・・・ の式で与えられる。
【0004】上式の第2項off(xi) は、上述した発生確
率p(xi)が均等でないために生じるオフセットの値を示
すが、従来の最尤復号法には、このようなオフセットの
値と符号間距離d(xi,y) との和に基づいて相対符号間
距離dを求め、かつその最小値に対応したxi を復号化
出力とすることにより符号化の効率と確度とを高める方
式がある(平成3年11月15日出願の特許出願「通信シス
テムの最尤復号法および最尤復号器」)。
【0005】図6は、従来の最尤復号器を用いた通信シ
ステムの構成例を示す図である。図において、伝送情報
は、スクランブラ61を介して畳み込み符号器62に与
えられ、その出力に得られる2つの直交したチャネル
I、QはQPSK変調器63に与えられる。QPSK変
調器63の出力は通信路を介してQPSK復調器64に
接続され、その出力に得られる2つの直交したチャネル
I、Qはオフセット機能付き最尤復号器65に与えられ
る。オフセット機能付き最尤復号器65の出力はデスク
ランブラ65の入力に接続され、その出力には復号化さ
れた伝送情報が得られる。オフセット機能付最尤復号器
65には、上述した通信路の回線品質Eb/NOと伝送情
報について予め求められたビット単位の2値の出現確率
0 、P1 とが与えられる。
【0006】このような通信システムの受信端では、通
信路を介して受信された信号はQPSK復調器64によ
って復調されてオフセット機能付き最尤復号器65に与
えられる。オフセット機能付き最尤復号器65は、この
ようにして与えられる復調出力に上述した先願にかかわ
る最尤復号法に基づく復号化処理を施す。デ・スクラン
ブラ66は、このようにして最尤復号器65から得られ
る復号化出力に送信端のスクランブラ61と反対の処理
を施して伝送情報を復元する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の最尤復号器を用いた通信システムでは、スクラン
ブラ61は、例えば、図7に示すように、スクランブル
パターンと伝送情報の各ビットとの乗算(以下、このよ
うな乗算処理を「ランダム化」という。)を行うので、
その出力信号の各ビットがとる2値の発生確率P0、P1
は、伝送情報と異なりほぼ等しい値となる。
【0008】すなわち、畳み込み符号器62およびQP
SK変調器63を介して通信路に送出されるビット列に
は、伝送情報に含まれる各ビットに着目した2値の発生
確率の偏り(冗長性)が承継されないために、受信端で
は、上述した先願にかかわる最尤復号化方式を採用した
オフセット機能付き最尤復号器65を配置しても、符号
化の効率および確度の向上をはかることはできなかっ
た。
【0009】本発明は、送信端で通信路符号化に先行し
て伝送情報に含まれるビットがとる2値の発生確率の偏
りを一様なものに変換する符号変換処理が行われる通信
システムにおいて、先願にかかわる最尤復号法による効
率的かつ高確度の復号化ができる最尤復号器を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。本発明は、通信路符号化された伝送情
報を取り込み、その情報に含まれるビットがとり得る2
値の冗長性に伴う誤差分を補正して、伝送情報の符号語
とその情報がとり得る全ての値に対応した符号語との符
号間距離を算出する符号間距離算出手段11と、通信路
符号化に適応し、かつ算出された符号間距離の最小値に
対応した符号語を復号化出力として送出する復号化手段
13とを備えた最尤復号器において、伝送情報に代え
て、通信路符号化に併せてその符号化に先行してランダ
ムパターンを乗算する符号変換処理を施した伝送情報を
与え、復号化出力に施される符号変換処理と反対の処理
で除数となるランダムパターンの論理値に応じて、2値
と誤差分との対応関係を反転させる制御手段15を備え
たことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明は、制御手段15が、復号化手段13か
ら送出された復号化出力に施される符号変換処理と反対
の処理で除数として用いられるランダムパターンの論理
値に応じて、伝送情報に含まれるビットがとる2値とそ
の発生確率の偏りに伴う符号間距離の誤差分との対応関
係を反転させる。
【0012】したがって、上述した2値の発生確率が送
信端で通信路符号化に先行して伝送情報に施された符号
変換処理によって一様なものに変換されても、符号間距
離算出手段11は上述した発生確率の偏りに伴う誤差分
を補正して符号間距離を算出できる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、本発明の第一の実施例を示
す図である。
【0014】図において、図6に示すものと機能が同じ
ものについては、同じ参照番号を付与して示し、ここで
はその説明を省略する。本発明の特徴とする構成は、本
実施例では、従来のオフセット機能付き最尤復号器65
に代えて、デ・スクランブラ66内で生成されるスクラ
ンブルパターンの論理値に応じて、オフセット値を切り
替えて算出するオフセット値計算部21 1 、212 を含
むオフセット機能付きビタビ復号器22を備えた点にあ
る。
【0015】スクランブラ61では、伝送情報が乗算器
231 の一方の入力に与えられ、その出力は後段の畳み
込み符号器62の入力に接続される。M系列発生器24
1 の出力は、乗算器231 の他方の入力に接続される。
【0016】デ・スクランブラ66では、前段のオフセ
ット機能付きビタビ復号器22の出力が乗算器232
一方の入力に接続され、その出力には復号化された伝送
情報が得られる。M系列発生器242 の出力はオフセッ
ト機能付きビタビ復号器22の帰還入力と遅延器25の
入力に接続され、遅延器25の出力は乗算器232 の他
方の入力に接続される。
【0017】オフセット機能付きビタビ復号器22で
は、QPSK復調器64から与えられる2つの直交した
チャネルI、Qは、符号間距離計算部261 、262
入力に与えられる。符号間距離計算部261 の出力は加
算器271 の一方の入力に接続され、その出力は選択器
28の一方の入力に与えられる。選択器28の出力は、
デ・スクランブラ66の入力に接続される。符号間距離
計算部262 の出力は加算器272 の一方の入力に接続
され、その出力は選択器28の他方の入力に与えられ
る。帰還入力は、オフセット値計算部211 、212
入力に接続される。オフセット計算部211 の出力は加
算器271 の他方の入力に接続され、オフセット計算部
212 の出力は加算器272 の他方の入力に接続され
る。
【0018】ただし、上述した構成は動作を明確にする
ために簡略化したものであり、実際には畳み込み符号器
62の拘束長Kに応じた2K-1 個の状態に対して同様の
構成を有し、選択器28の他にこの出力値2K-1 個の中
の最小値(復号出力)を選ぶ選択器も存在する。
【0019】なお、本実施例では、通信路の雑音特性に
ついては、従来例と同様に分散σ2 のガウス分布で与え
られるものとする。。また、本実施例と図1に示すブロ
ック図との対応関係については、符号間距離算出部26
1 、262 は符号間距離算出手段11に対応し、選択器
28は復号化手段13に対応し、オフセット値計算部2
1 、212 および加算器271 、272 は制御手段1
5に対応する。
【0020】以下、図2を参照して本実施例の動作を説
明する。送信端では、スクランブラ61の乗算器231
は、図7に示すように、伝送情報の各ビットの論理値に
ついて、スクランブルパターンの論理値が「0」のとき
には反転させずに出力し、反対にスクランブルパターン
の論理値が「1」のときには反転させて出力する。
【0021】一方、受信端では、デ・スクランブラ66
内に配置されたM系列発生器242 は、所定の同期制御
の下に送信端のスクランブラ61内に配置されたM系列
発生器241 に同期したスクランブルパターンを生成
し、オフセット機能付きビタビ復号器22内のオフセッ
ト値計算部211 、212 に与える。
【0022】オフセット値計算部211 、212 では、
このようなスクランブルパターンの論理値に応じて、図
3に示すように、それぞれ発生確率P0、P1の一方を交
互に用いて上式に示すオフセット値off(xi) を算出
し、加算器271 、272 にその算出結果を与える。
【0023】符号間距離計算部261 、262 は、それ
ぞれ上式の第1項に示す符号間距離d(0,y)、d(1,y)を
算出して加算器271 、272 に与える。選択器28
は、このようにして加算器271 、272 から上式に
示す相対符号間距離dが与えられるので、これらの内で
値の小さな一方に対応した論理値のビットを出力する。
【0024】デ・スクランブラ66では、遅延器25は
M系列発生器242 から出力されるスクランブルパター
ンに上述したオフセット機能付きビタビ復号器22の演
算所要時間に等しい遅延を与え、乗算器232 は送信端
におけるスクランブラ61と反対の処理を行って伝送情
報を復元する。
【0025】したがって、通信路符号化を行う符号器の
前段にスクランブラを配置した通信システムにおいて
も、先願にかかわる最尤復号化方式を適用して情報源の
冗長度に基づく効率的かつ高確度の復号化を行うことが
できる。
【0026】なお、本実施例では、送信端で伝送情報に
含まれるビットがとる2値の発生確率の偏りを一様なも
のに変換する回路としてスクランブラ61を用いたが、
本発明は、このような伝送情報の秘匿性を得ることを目
的とするものに限定されず、上述した偏りを一様なもの
に変換するディジタル符号変換回路であって通信システ
ムの要求に応じて設けられるものであれば、どのような
回路を用いてもよい。
【0027】また、本実施例では、デ・スクランブラ6
6から与えられるスクランブルパターンの論理値に応じ
てオフセット値計算部211 、212 内でオフセット値
の値を切り替えて出力しているが、本発明は、このよう
な方法に限定されず、例えば、オフセット値計算部には
発生確率P0 、P1 にそれぞれ対応したオフセット値を
出力させ、かつその出力と加算器271 、272 との接
続を上述した論理値に応じて切り替えたり、オフセット
値計算部に与える発生確率P0 、P1 を上述した論理値
に応じて切り替える方法を用いてもよい。
【0028】図4は、本発明の第二の実施例を示す図で
ある。図において、図2に示すものと機能および構成が
同じものについては、同じ参照番号を付与して示し、こ
こではその説明を省略する。
【0029】本実施例と図2に示す実施例との相違点
は、QPSK復調器64とオフセット機能付きビタビ復
号器22との間に遅延器41を配置し、かつQPSK復
調器64−遅延器41間の接続点とオフセット機能付き
ビタビ復号器22の発生確率入力端子との間に、縦続接
続されたオフセット機能なしビタビ復号器42、デ・ス
クランブラ43および冗長度検出器44を配置した点に
ある。なお、デ・スクランブラ43の構成はスクランブ
ラ61と同じであるから、対応する各構成要素に添え番
号「3 」を付加した同じ参照番号を付与して示し、ここ
ではその説明を省略する。
【0030】冗長度検出器44では、図5に示すよう
に、デ・スクランブラ43から与えられる入力信号はカ
ウンタ511 のイネーブル端子に与えられ、そのカウン
ト出力はリードオンリメモリ(ROM)52の下位アド
レス入力に接続される。リードオンリメモリ52の出力
はD型フリップフロップ(FF)53のD端子に接続さ
れ、そのQ出力端子はオフセット機能付きビタビ復号器
22の発生確率入力端子に接続される。カウンタ512
のイネーブル端子はアクティブの論理値「1」に固定設
定され、そのカウント出力は比較器54の一方の入力に
接続される。リードオンリメモリ52の上位アドレス入
力および比較器54の他方の入力には所定の母数が固定
設定され、比較器54の出力はD型フリップフロップ5
3のクロック端子CLKに接続される。カウンタ5
1 、512 のクロック端子CLKにはクロックが与え
られ、かつこれらのカウンタのクリア端子CLRにはス
タート信号が与えられる。
【0031】以下、図4および図5を参照して本実施例
の動作を説明する。送信端の動作については、図2に示
す実施例と同じであるから、ここではその説明を省略す
る。
【0032】受信端では、QPSK復調器64から出力
される2つの直交したチャネルI、Qの信号は、オフセ
ット機能なしビタビ復号器42に与えられる。オフセッ
ト機能なしビタビ復号器42は送信端の畳み込み符号器
62が行う符号化処理に適応した最尤復号化処理を行う
が、その復号化処理の過程では伝送情報の冗長度に応じ
たオフセット値が無視される。したがって、このような
復号化処理の結果得られる信号は、そのビット誤り率が
オフセット機能付きビタビ復号器22を介して得られる
値に比べて大きいが、そのビット誤り率が所定値(例え
ば、10-2程度)より良好であれば、伝送情報の冗長度を
ほぼ忠実に示すものとなる。
【0033】このようにしてオフセット機能なしビタビ
復号器42から出力される信号は、デ・スクランブラ4
3によって送信端のスクランブラ61と反対の処理が施
された後に冗長度検出器44に与えられる。
【0034】冗長度検出器44では、カウンタ51
2 は、スタート信号が与えられたタイミングを起点とし
てクロックの周期をカウントし、比較器54の一方の入
力にカウント値を与える。比較器54は、その他方の入
力に与えられた母数と上述したカウント値とを比較し
て、両者の大小関係が反転するタイミングにパルス信号
を送出する。
【0035】一方、カウンタ511 は、スタート信号が
与えられたタイミングを起点としてデ・スクランブラ4
3から与えられる入力信号の各ビットの論理値が「1」
となる数をクロックに応じてカウントし、そのカウント
値をリードオンリメモリ52の下位アドレス入力に与え
る。リードオンリメモリ52では、カウンタ511 から
与えられるカウント値に対応して伝送情報に含まれる論
理値「1」のビットの発生確率がテーブル化されて予め
登録され、そのテーブルの内容は上述した下位アドレス
とこれに隣接した上位アドレス(比較器54の他方の入
力に与えられる母数に等しい。)とに応じて読み出され
る。したがって、D型フリップフロップ53の出力に
は、上述した母数のクロック周期において伝送情報に含
まれる論理値「1」のビットの発生確率が得られる。
【0036】また、遅延器41は、QPSK復調器64
から出力される2つのチャネルI、Qの信号にオフセッ
ト機能なしビタビ復号器42、デ・スクランブラ43お
よび冗長度検出器44の演算所要時間に等しい遅延時間
を与えてオフセット機能付きビタビ復号器22に与え
る。
【0037】すなわち、オフセット機能付きビタビ復号
器22は、伝送情報に含まれるビットがとる2値の発生
確率P0、P1が既知でなくても、その近似値P0′、
1′が冗長度検出器44を介して得られるので、QP
SK復調器64から与えられる復調出力信号に図2に示
す実施例とほぼ同様の復号化処理を施すことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、伝送情
報に含まれるビットがとる2値の発生確率の偏りが通信
路符号化に先行して施される符号変換処理によって一様
なものに変換されても、上述した発生確率の偏りに伴う
誤差分を補正して最尤復号化に必要な符号間距離を算出
できる。
【0039】したがって、通信路符号化に先行して伝送
情報にランダムパターンとの乗算による符号変換処理が
施される通信システムにおいても、先願にかかわる最尤
復号化法を用いて効率的かつ高確度の復号化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施例を示す図である。
【図3】スクランブルパターンに応じて算出されるオフ
セット値を示す図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示す図である。
【図5】冗長度検出器の構成例を示す図である。
【図6】従来の最尤復号器を用いた通信システムの構成
例を示す図である。
【図7】スクランブラの入出力データの対応関係を示す
図である。
【符号の説明】
11 符号間距離算出手段13 復号化手段 15 制御手段 21 オフセット値計算部 22 オフセット機能付きビタビ復号器 23 乗算器 24 M系列発生器 25,41 遅延器 26 符号間距離計算部 27 加算器 28 選択器 42 オフセット機能なしビタビ復号器 43,66 デ・スクランブラ 44 冗長度検出器 51 カウンタ 52 リードオンリメモリ(ROM) 53 D型フリップフロップ(FF) 54 比較器 61 スクランブラ 62 畳み込み符号器 63 QPSK変調器 64 QPSK復調器 65 オフセット機能付き最尤復号器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信路符号化された伝送情報を取り込
    み、その情報に含まれるビットがとり得る2値の冗長性
    に伴う誤差分を補正して、前記伝送情報の符号語とその
    情報がとり得る全ての値に対応した符号語との符号間距
    離を算出する符号間距離算出手段(11)と、 前記通信路符号化に適応し、かつ前記算出された符号間
    距離の最小値に対応した符号語を復号化出力として送出
    する復号化手段(13)とを備えた最尤復号器におい
    て、 前記伝送情報に代えて、前記通信路符号化に併せてその
    符号化に先行してランダムパターンを乗算する符号変換
    処理を施した伝送情報を与え、 前記復号化出力に施される前記符号変換処理と反対の処
    理で除数となるランダムパターンの論理値に応じて、前
    記2値と前記誤差分との対応関係を反転させる制御手段
    (15)を備えたことを特徴とする最尤復号器。
JP34323191A 1991-12-25 1991-12-25 最尤復号器 Withdrawn JPH05175854A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003069868A1 (fr) * 2002-02-15 2003-08-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emetteur et procede d'emission

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003069868A1 (fr) * 2002-02-15 2003-08-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emetteur et procede d'emission

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