JPH05174788A - メタルハライドランプ - Google Patents
メタルハライドランプInfo
- Publication number
- JPH05174788A JPH05174788A JP34258191A JP34258191A JPH05174788A JP H05174788 A JPH05174788 A JP H05174788A JP 34258191 A JP34258191 A JP 34258191A JP 34258191 A JP34258191 A JP 34258191A JP H05174788 A JPH05174788 A JP H05174788A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive wire
- supports
- arc tube
- metal halide
- bulb
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】導電ワイヤの湾曲を無くして発光管マウントの
挿入作業を容易にし、導電ワイヤから光電子が放出され
るのを防止してナトリウムの消失を防止し、かつ発光管
の支持強度が向上するメタルハライドランプを提供す
る。 【構成】石英ガラスからなるバルブ６内に一対の電極７
を封装するとともに少なくともハロゲン化ナトリウムを
封入した発光管５を外管１に収容し、この発光管の両端
をそれぞれサポート１０、１１を介して外管の上下部に
保持したメタルハライドランプにおいて、サポート１
０、１１間を、細い径の導電ワイヤ２２により接続し、
この導電ワイヤ２２を絶縁体２３で覆った。
挿入作業を容易にし、導電ワイヤから光電子が放出され
るのを防止してナトリウムの消失を防止し、かつ発光管
の支持強度が向上するメタルハライドランプを提供す
る。 【構成】石英ガラスからなるバルブ６内に一対の電極７
を封装するとともに少なくともハロゲン化ナトリウムを
封入した発光管５を外管１に収容し、この発光管の両端
をそれぞれサポート１０、１１を介して外管の上下部に
保持したメタルハライドランプにおいて、サポート１
０、１１間を、細い径の導電ワイヤ２２により接続し、
この導電ワイヤ２２を絶縁体２３で覆った。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石英よりなる発光管を
外管に収容して二重管構造としたメタルハライドランプ
に関する。
外管に収容して二重管構造としたメタルハライドランプ
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、メタルハライドランプは石英ガ
ラスにより形成さた発光管を外管に収容して二重管構造
としてあり、この発光管はサポートを介して外管に保持
されている。
ラスにより形成さた発光管を外管に収容して二重管構造
としてあり、この発光管はサポートを介して外管に保持
されている。
【０００３】この種のメタルハライドランプにおいて、
発光管内に発光物質としてナトリウムＮａを含むハロゲ
ンを封入した場合は、ナトリウムが石英ガラスを透過す
る性質があるためナトリウムの消失が心配される。この
点についてさらに説明するため、図３に示す従来のメタ
ルハライドランプの構造を説明する。
発光管内に発光物質としてナトリウムＮａを含むハロゲ
ンを封入した場合は、ナトリウムが石英ガラスを透過す
る性質があるためナトリウムの消失が心配される。この
点についてさらに説明するため、図３に示す従来のメタ
ルハライドランプの構造を説明する。
【０００４】図面は定格入力４００Ｗのメタルハライド
ランプを示し、図において１は外管バルブであり、硬質
ガラスにより形成されている。この外管１は中央部に膨
出部を有するとともに、図示上部に小径なトップ部２お
よび図示下部に小径なネック部３を有し、いわゆるＢＴ
形に形成されている。ネック部３の下端には口金４が被
着されている。
ランプを示し、図において１は外管バルブであり、硬質
ガラスにより形成されている。この外管１は中央部に膨
出部を有するとともに、図示上部に小径なトップ部２お
よび図示下部に小径なネック部３を有し、いわゆるＢＴ
形に形成されている。ネック部３の下端には口金４が被
着されている。
【０００５】上記外管１内には発光管５が収容されてお
り、この発光管５は石英ガラスからなるバルブ６の両端
内部には電極７、７を封装してある。発光管５内には、
所定量の水銀Ｈｇと、ＮａＩ、ＳｃＩ3 などのようなハ
ロゲン化金属および始動用希ガスが封入されている。
り、この発光管５は石英ガラスからなるバルブ６の両端
内部には電極７、７を封装してある。発光管５内には、
所定量の水銀Ｈｇと、ＮａＩ、ＳｃＩ3 などのようなハ
ロゲン化金属および始動用希ガスが封入されている。
【０００６】発光管５の両端は絶縁性ホルダ−８、９を
介して上下のサポ−ト１０、１１に支持されている。各
サポート１０、１１は線径２mm程度のステンレスのよう
な導電線により枠形に形成されており、上部サポート１
０は、弾性体１２を介して上記外管１のトップ部２に係
止されているとともに、下部のサポ−トワイヤ１１はス
テム１３に突設したリ−ド線１４ａに溶接されている。
介して上下のサポ−ト１０、１１に支持されている。各
サポート１０、１１は線径２mm程度のステンレスのよう
な導電線により枠形に形成されており、上部サポート１
０は、弾性体１２を介して上記外管１のトップ部２に係
止されているとともに、下部のサポ−トワイヤ１１はス
テム１３に突設したリ−ド線１４ａに溶接されている。
【０００７】上部の電極７は導電ワイヤ１５を介して上
記ステム１３に突設した他のリ−ド線１４ｂに接続され
ており、下部の電極７は上記他方のサポ−ト１１に接続
されている。上記リ−ド線１４ａおよび１４ｂは口金４
のシェルおよび外部端子に接続されている。
記ステム１３に突設した他のリ−ド線１４ｂに接続され
ており、下部の電極７は上記他方のサポ−ト１１に接続
されている。上記リ−ド線１４ａおよび１４ｂは口金４
のシェルおよび外部端子に接続されている。
【０００８】このような構造のメタルハライドランプの
場合、上部の電極７に電圧を与える導電ワイヤ１５は、
線径０．５mm程度のモリブデン線から形成されており、
発光管５との距離が最大２８mm程度まで離されている。
すなわち、導電ワイヤ１５は大きく弓なりに湾曲され、
発光管５から離間されている。
場合、上部の電極７に電圧を与える導電ワイヤ１５は、
線径０．５mm程度のモリブデン線から形成されており、
発光管５との距離が最大２８mm程度まで離されている。
すなわち、導電ワイヤ１５は大きく弓なりに湾曲され、
発光管５から離間されている。
【０００９】このようなメタルハライドランプは、発光
管５から放出される紫外線が導電ワイヤ１５に当たって
紫外線の透過を妨げ、このため導電ワイヤ１５の影をつ
くる虞があり、また紫外線が導電ワイヤ１５に当った場
合に導電ワイヤ１５が光電子を放出するようになり、こ
の光電子が発光管５内のナトリウムイオンを吸引するこ
とからナトリウムがバルブ６の石英を透過して消失する
場合がある。ナトリウムの消失は、ランプ電圧を上昇さ
せ、ランプの立消えを発生させる。
管５から放出される紫外線が導電ワイヤ１５に当たって
紫外線の透過を妨げ、このため導電ワイヤ１５の影をつ
くる虞があり、また紫外線が導電ワイヤ１５に当った場
合に導電ワイヤ１５が光電子を放出するようになり、こ
の光電子が発光管５内のナトリウムイオンを吸引するこ
とからナトリウムがバルブ６の石英を透過して消失する
場合がある。ナトリウムの消失は、ランプ電圧を上昇さ
せ、ランプの立消えを発生させる。
【００１０】このような不具合を防止するため、上記図
３のランプは、発光管５から離間されている。導電ワイ
ヤ１５を発光管５から離間させると、紫外線の遮光作用
が少なくなり、光電子によるナトリウムイオンの吸引力
も弱くなるので、上記の不具合が解消される。
３のランプは、発光管５から離間されている。導電ワイ
ヤ１５を発光管５から離間させると、紫外線の遮光作用
が少なくなり、光電子によるナトリウムイオンの吸引力
も弱くなるので、上記の不具合が解消される。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図３に
示すような従来の構造の場合、導電ワイヤ１５が大きく
弓なりに湾曲されているので、発光管マウントを外管１
に挿入する組付工程で導電ワイヤ１５が外管１のネック
部３を通過し難くなり、作業性が良くない欠点がある。
発光管マウントの挿入作業を容易にするため、導電ワイ
ヤ１５の湾曲割合を小さくすると導電ワイヤ１５が発光
管５に接近するから、ナトリウムの消失が促進される。
示すような従来の構造の場合、導電ワイヤ１５が大きく
弓なりに湾曲されているので、発光管マウントを外管１
に挿入する組付工程で導電ワイヤ１５が外管１のネック
部３を通過し難くなり、作業性が良くない欠点がある。
発光管マウントの挿入作業を容易にするため、導電ワイ
ヤ１５の湾曲割合を小さくすると導電ワイヤ１５が発光
管５に接近するから、ナトリウムの消失が促進される。
【００１２】また、従来の場合は、発光管５の上下をそ
れぞれ別個に構成したサポート１０、１１により支持し
ており、これらサポート１０、１１は個々に外管１のト
ップ部２やステム１３に保持されている構造であり、発
光管５の機械的支持強度が低い不具合があった。
れぞれ別個に構成したサポート１０、１１により支持し
ており、これらサポート１０、１１は個々に外管１のト
ップ部２やステム１３に保持されている構造であり、発
光管５の機械的支持強度が低い不具合があった。
【００１３】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、導電ワイヤの湾曲
を無くする、または小さくして発光管マウントの挿入作
業を容易にし、しかも導電ワイヤから光電子が放出され
るのを防止してナトリウムの消失を防止し、かつ発光管
の支持強度も向上するメタルハライドランプを提供しよ
うとするものである。
たもので、その目的とするところは、導電ワイヤの湾曲
を無くする、または小さくして発光管マウントの挿入作
業を容易にし、しかも導電ワイヤから光電子が放出され
るのを防止してナトリウムの消失を防止し、かつ発光管
の支持強度も向上するメタルハライドランプを提供しよ
うとするものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、石英ガラスか
らなるバルブ内に一対の電極を封装するとともにこのバ
ルブ内に少なくともハロゲン化ナトリウムを封入した発
光管を外管に収容し、この発光管の両端をそれぞれサポ
ートにより支持し、これらサポートを上記外管の上下に
それぞれ保持したメタルハライドランプにおいて、上記
サポート間を、該サポートよりも細い径の導電ワイヤに
より接続し、この導電ワイヤにおける上記電極間と対向
する部分を絶縁体で覆ったことを特徴とする。
らなるバルブ内に一対の電極を封装するとともにこのバ
ルブ内に少なくともハロゲン化ナトリウムを封入した発
光管を外管に収容し、この発光管の両端をそれぞれサポ
ートにより支持し、これらサポートを上記外管の上下に
それぞれ保持したメタルハライドランプにおいて、上記
サポート間を、該サポートよりも細い径の導電ワイヤに
より接続し、この導電ワイヤにおける上記電極間と対向
する部分を絶縁体で覆ったことを特徴とする。
【００１５】
【作用】本発明によれば、発光管の両端をそれぞれ支持
したサポートを該サポートよりも細い径の導電ワイヤに
より接続するとともにこの導電ワイヤを絶縁体で覆った
ので、発光管から放射される紫外線によって導電ワイヤ
が光電子を放出する割合が少なくなり、発光管からナト
リウムが消失するのが防止され、かつ導電ワイヤの湾曲
を無くする、または小さくすることができるので発光管
マウントの挿入作業が容易になる。
したサポートを該サポートよりも細い径の導電ワイヤに
より接続するとともにこの導電ワイヤを絶縁体で覆った
ので、発光管から放射される紫外線によって導電ワイヤ
が光電子を放出する割合が少なくなり、発光管からナト
リウムが消失するのが防止され、かつ導電ワイヤの湾曲
を無くする、または小さくすることができるので発光管
マウントの挿入作業が容易になる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明について、図１および図２に示
す一実施例にもとづき説明する。図１は定格入力が４０
０Ｗのメタルハライドランプを示し、図３に示す従来の
ランプと同一部材については同一番号を付して詳細な説
明は省略する。
す一実施例にもとづき説明する。図１は定格入力が４０
０Ｗのメタルハライドランプを示し、図３に示す従来の
ランプと同一部材については同一番号を付して詳細な説
明は省略する。
【００１７】硬質ガラスにより形成されてた外管１は、
図示下部に小径なトップ部２および図示上部に小径なネ
ック部３を有し、ＢＴ形に形成されているとともに、ネ
ック部３の端部に口金４を固着してある。
図示下部に小径なトップ部２および図示上部に小径なネ
ック部３を有し、ＢＴ形に形成されているとともに、ネ
ック部３の端部に口金４を固着してある。
【００１８】外管１内に収容された発光管５は、石英ガ
ラスよりなるバルブ６の内部に電極７、７を封装してあ
り、このバルブ６内には、所定量の水銀Ｈｇと、ＮａＩ
を含みその他ＳｃＩ3 などのようなハロゲン化金属と、
始動用希ガスが封入されている。
ラスよりなるバルブ６の内部に電極７、７を封装してあ
り、このバルブ６内には、所定量の水銀Ｈｇと、ＮａＩ
を含みその他ＳｃＩ3 などのようなハロゲン化金属と、
始動用希ガスが封入されている。
【００１９】発光管５の両端は絶縁性ホルダ−８、９を
介して上下のサポ−ト１０、１１に支持されている。各
サポート１０、１１は線径２mm程度のステンレス製導電
線により枠形に形成されており、上部サポート１０は弾
性体１２を介して上記外管１のトップ部２に係止されて
いるとともに、下部のサポ−ト１１はステム１３に突設
したリ−ド線１４ａに溶接されている。このような構成
は、図３の場合と同様であってよい。上部の電極７は給
電線２０を介して上部サポート１０に接続されており、
下部の電極７は他の給電線２１を介して他のリード線１
４ｂに接続されている。上記リ−ド線１４ａおよび１４
ｂは口金４のシェルおよび外部端子に接続されている。
介して上下のサポ−ト１０、１１に支持されている。各
サポート１０、１１は線径２mm程度のステンレス製導電
線により枠形に形成されており、上部サポート１０は弾
性体１２を介して上記外管１のトップ部２に係止されて
いるとともに、下部のサポ−ト１１はステム１３に突設
したリ−ド線１４ａに溶接されている。このような構成
は、図３の場合と同様であってよい。上部の電極７は給
電線２０を介して上部サポート１０に接続されており、
下部の電極７は他の給電線２１を介して他のリード線１
４ｂに接続されている。上記リ−ド線１４ａおよび１４
ｂは口金４のシェルおよび外部端子に接続されている。
【００２０】上部の上部サポート１０と下部のサポ−ト
１１は、発光管５と略平行に配置された略直線形の導電
ワイヤ２２により接続されている。この導電ワイヤ２２
は、上部サポート１０および下部のサポ−ト１１の線径
よりも細いワイヤ、例えば線径ｄが０．３〜１．０mm程
度のモリブデン線により形成されており、両端部はそれ
ぞれ上部サポート１０と下部のサポ−ト１１に突合わせ
溶接されている。よって、これら上部サポート１０と下
部のサポ−ト１１は、導電ワイヤ２２によって電気的お
よび機械的に接合されている。なお、導電ワイヤ２２の
線径ｄ（mm）と、ランプの安定点灯時のランプ電流をＩ
L （アンペア）とした場合、電流密度ＩL ／ｄ2 は、 ３≦ＩL ／ｄ2 …（１） とされている。このような導電ワイヤ２２は、少なくと
電極７、７間に亘る部分が絶縁体、例えばアルミナチュ
ーブ２３により覆われている。このような構成のメタル
ハライドランプは、安定点灯時のランプ電流ＩL が３．
３アンペアとなる。
１１は、発光管５と略平行に配置された略直線形の導電
ワイヤ２２により接続されている。この導電ワイヤ２２
は、上部サポート１０および下部のサポ−ト１１の線径
よりも細いワイヤ、例えば線径ｄが０．３〜１．０mm程
度のモリブデン線により形成されており、両端部はそれ
ぞれ上部サポート１０と下部のサポ−ト１１に突合わせ
溶接されている。よって、これら上部サポート１０と下
部のサポ−ト１１は、導電ワイヤ２２によって電気的お
よび機械的に接合されている。なお、導電ワイヤ２２の
線径ｄ（mm）と、ランプの安定点灯時のランプ電流をＩ
L （アンペア）とした場合、電流密度ＩL ／ｄ2 は、 ３≦ＩL ／ｄ2 …（１） とされている。このような導電ワイヤ２２は、少なくと
電極７、７間に亘る部分が絶縁体、例えばアルミナチュ
ーブ２３により覆われている。このような構成のメタル
ハライドランプは、安定点灯時のランプ電流ＩL が３．
３アンペアとなる。
【００２１】上記の構成によれば、発光管５の両端はそ
れぞれサポート１０、１１により支持され、これらサポ
ート１０、１１は外管１のトップ部２およびステム１３
に封着したリード線１４ａにより支持し、加えてこれら
サポート１０、１１を導電ワイヤ２２により機械的に接
合したので、これらサポート１０、１１が一体化し、発
光管５の支持強度が向上する。
れぞれサポート１０、１１により支持され、これらサポ
ート１０、１１は外管１のトップ部２およびステム１３
に封着したリード線１４ａにより支持し、加えてこれら
サポート１０、１１を導電ワイヤ２２により機械的に接
合したので、これらサポート１０、１１が一体化し、発
光管５の支持強度が向上する。
【００２２】また、導電ワイヤ２２の線径ｄは、サポー
ト１０、１１の線径よりも小さくしてあり、かつ絶縁チ
ューブ２３で覆ってあるため、発光管５から放射される
紫外線によって導電ワイヤ２２が光電子を放出すること
がなくなり、または少なくなり、発光管５のナトリウム
イオンを吸引する割合が少なくなり、発光管５からナト
リウムが消失するのが防止される。このため、ランプ電
圧の上昇が抑止され、立消えの発生が低減する。
ト１０、１１の線径よりも小さくしてあり、かつ絶縁チ
ューブ２３で覆ってあるため、発光管５から放射される
紫外線によって導電ワイヤ２２が光電子を放出すること
がなくなり、または少なくなり、発光管５のナトリウム
イオンを吸引する割合が少なくなり、発光管５からナト
リウムが消失するのが防止される。このため、ランプ電
圧の上昇が抑止され、立消えの発生が低減する。
【００２３】そして、このようにナトリウムの消失を防
止することから、導電ワイヤ２２を真っ直ぐにすること
ができ、大きく湾曲する必要がないので、発光管マウン
トを外管１に挿入する組付工程で導電ワイヤ２２により
阻害されることがなくなり、挿入作業が容易になる。
止することから、導電ワイヤ２２を真っ直ぐにすること
ができ、大きく湾曲する必要がないので、発光管マウン
トを外管１に挿入する組付工程で導電ワイヤ２２により
阻害されることがなくなり、挿入作業が容易になる。
【００２４】なお、導電ワイヤ２２を細くすると紫外線
の当たる量が少なくなるので光電子の放出が少なくな
る。しかし、導電ワイヤ２２を真っ直ぐにすると発光管
５に近づくため、線径を細くしても光電子を放出し易く
なるが、外周を絶縁チューブ２３で覆ってあるため、導
電ワイヤ２２が光電子を放出することがなくなる。導電
ワイヤ２２の太さは電流密度ＩL ／ｄ2 に関係し、電流
密度ＩL ／ｄ2 とランプ電圧の上昇具合を調べると、図
２に示す特性のようになった。
の当たる量が少なくなるので光電子の放出が少なくな
る。しかし、導電ワイヤ２２を真っ直ぐにすると発光管
５に近づくため、線径を細くしても光電子を放出し易く
なるが、外周を絶縁チューブ２３で覆ってあるため、導
電ワイヤ２２が光電子を放出することがなくなる。導電
ワイヤ２２の太さは電流密度ＩL ／ｄ2 に関係し、電流
密度ＩL ／ｄ2 とランプ電圧の上昇具合を調べると、図
２に示す特性のようになった。
【００２５】この特性から、ＩL ／ｄ2 が３未満である
と、つまり線径を大きくすると、ナトリウム抜けが発生
し、ランプ電圧の上昇が従来の場合と遜色なくなり、Ｉ
L ／ｄ2 の値が３以上になるような線径を選定すること
が望まれる。なお、導電ワイヤ２２を覆う絶縁チューブ
２３は、アルミナの外に石英ガラス、ほうけい酸ガラス
などであってもよい。
と、つまり線径を大きくすると、ナトリウム抜けが発生
し、ランプ電圧の上昇が従来の場合と遜色なくなり、Ｉ
L ／ｄ2 の値が３以上になるような線径を選定すること
が望まれる。なお、導電ワイヤ２２を覆う絶縁チューブ
２３は、アルミナの外に石英ガラス、ほうけい酸ガラス
などであってもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
光管の両端をそれぞれ支持したサポートを該サポートよ
りも細い径の導電ワイヤにより接続するとともに、この
導電ワイヤを絶縁体で覆ったので発光管から放射される
紫外線によって導電ワイヤが光電子を放出することがな
くなり、発光管からナトリウムが消失するのが防止さ
れ、したがってランプ電圧の上昇が防止されて立消えが
防止される。しかも、導電ワイヤの湾曲が無くする、ま
たは小さくすることができるので発光管マウントの挿入
作業が容易になるなどの利点がある。
光管の両端をそれぞれ支持したサポートを該サポートよ
りも細い径の導電ワイヤにより接続するとともに、この
導電ワイヤを絶縁体で覆ったので発光管から放射される
紫外線によって導電ワイヤが光電子を放出することがな
くなり、発光管からナトリウムが消失するのが防止さ
れ、したがってランプ電圧の上昇が防止されて立消えが
防止される。しかも、導電ワイヤの湾曲が無くする、ま
たは小さくすることができるので発光管マウントの挿入
作業が容易になるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すメタルハライドランプ
の正面図。
の正面図。
【図２】電流密度とランプ電圧上昇値との関係を示す特
性図。
性図。
【図３】従来のメタルハライドランプの正面図。
１…外管、２…トップ部、３…ネック部、４…口金、５
…発光管、６…バルブ、７…電極、１０、１１…サポ−
ト、２２…導電ワイヤ、２３…絶縁チューブ。
…発光管、６…バルブ、７…電極、１０、１１…サポ−
ト、２２…導電ワイヤ、２３…絶縁チューブ。
Claims (2)
- 【請求項１】 石英ガラスからなるバルブ内に一対の電
極を封装するとともにこのバルブ内に少なくともハロゲ
ン化ナトリウムを封入した発光管を外管に収容し、この
発光管の両端をそれぞれサポートにより支持し、これら
サポートを上記外管の上下にそれぞれ保持したメタルハ
ライドランプにおいて、 上記サポート間を、該サポートよりも細い径の導電ワイ
ヤにより接続し、この導電ワイヤにおける上記電極間と
対向する部分を絶縁体で覆ったことを特徴とするメタル
ハライドランプ。 - 【請求項２】 上記導電ワイヤの線径をｄ（mm）、安定
点灯時のランプ電流をＩL （アンペア）とした場合、 ３≦ＩL ／ｄ2 としたことを特徴とする請求項１に記載のメタルハライ
ドランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34258191A JPH05174788A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | メタルハライドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34258191A JPH05174788A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | メタルハライドランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05174788A true JPH05174788A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18354874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34258191A Pending JPH05174788A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | メタルハライドランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05174788A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100392580B1 (ko) * | 1994-05-03 | 2003-10-11 | 제너럴 일렉트릭 캄파니 | 절연체 지지스톱을 사용한 시라우드를 구비한 램프조립체 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP34258191A patent/JPH05174788A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100392580B1 (ko) * | 1994-05-03 | 2003-10-11 | 제너럴 일렉트릭 캄파니 | 절연체 지지스톱을 사용한 시라우드를 구비한 램프조립체 |
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