JPH05174508A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH05174508A JPH05174508A JP3355195A JP35519591A JPH05174508A JP H05174508 A JPH05174508 A JP H05174508A JP 3355195 A JP3355195 A JP 3355195A JP 35519591 A JP35519591 A JP 35519591A JP H05174508 A JPH05174508 A JP H05174508A
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- magnetic disk
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims abstract description 12
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 2
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
- G11B5/486—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives with provision for mounting or arranging electrical conducting means or circuits on or along the arm assembly
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0393—Flexible materials
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/14—Structural association of two or more printed circuits
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ディスク装置において、ＦＰＣの曲率形
状，配置を変え、キャリッジが内外周をシークしてもキ
ャリッジに加えられるＦＰＣによるテンションを極めて
小さくすることにより、サーボループによる位置決め精
度を向上させ、シークエラー，リードエラーを引き起こ
すことのないようにする。 【構成】 磁気ヘッド６をサスペンション５を介してキ
ャリッジ１により支持し、キャリッジ１は回転軸を中心
に回転可能になっている。磁気ヘッド信号を外部の制御
回路に導くためのＦＰＣの一端はキャリッジ１に、他端
はクランプ４０に固定されている。ＦＰＣの可動部分は
曲率形状をほぼ一周円以上したつるまきバネ状に形成し
てある。このような構成により、外力が小さくなり、上
述の目的を達成することができる。
状，配置を変え、キャリッジが内外周をシークしてもキ
ャリッジに加えられるＦＰＣによるテンションを極めて
小さくすることにより、サーボループによる位置決め精
度を向上させ、シークエラー，リードエラーを引き起こ
すことのないようにする。 【構成】 磁気ヘッド６をサスペンション５を介してキ
ャリッジ１により支持し、キャリッジ１は回転軸を中心
に回転可能になっている。磁気ヘッド信号を外部の制御
回路に導くためのＦＰＣの一端はキャリッジ１に、他端
はクランプ４０に固定されている。ＦＰＣの可動部分は
曲率形状をほぼ一周円以上したつるまきバネ状に形成し
てある。このような構成により、外力が小さくなり、上
述の目的を達成することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置、さら
に詳しくいえば、磁気ヘッドの信号を中継するフレキシ
ブル・プリンティド・サーキット（以下、「ＦＰＣ」と
いう）のフォーミングで発生するテンションのキャリッ
ジへの影響を軽減化するように改良を施した磁気ディス
ク装置に関する。
に詳しくいえば、磁気ヘッドの信号を中継するフレキシ
ブル・プリンティド・サーキット（以下、「ＦＰＣ」と
いう）のフォーミングで発生するテンションのキャリッ
ジへの影響を軽減化するように改良を施した磁気ディス
ク装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】まず、従来の磁気ディスク装置を図面に
より説明し、その欠点に言及する。図４は従来の磁気デ
ィスク装置の一例を示す平面図である。磁気ヘッド６は
サスペンション５に取り付けられており、サスペンショ
ン５はアーム形状を持つキャリッジ１に取り付けられて
いる。キャリッジ１は複数個の軸受３を介して回転軸２
に取り付けられており、その後端部に固定したコイル組
立体９と対面して設けられた永久磁石組立体８との間の
電磁力によって回転させられる。この電磁力は磁気ディ
スク装置のシーク命令に基づいて制御され、キャリッジ
１はシーク命令にしたがって回転軸２を中心に回転し、
磁気ヘッド６を磁気ディスク７のディスク面上の所定の
トラックに位置決めすることができる。
より説明し、その欠点に言及する。図４は従来の磁気デ
ィスク装置の一例を示す平面図である。磁気ヘッド６は
サスペンション５に取り付けられており、サスペンショ
ン５はアーム形状を持つキャリッジ１に取り付けられて
いる。キャリッジ１は複数個の軸受３を介して回転軸２
に取り付けられており、その後端部に固定したコイル組
立体９と対面して設けられた永久磁石組立体８との間の
電磁力によって回転させられる。この電磁力は磁気ディ
スク装置のシーク命令に基づいて制御され、キャリッジ
１はシーク命令にしたがって回転軸２を中心に回転し、
磁気ヘッド６を磁気ディスク７のディスク面上の所定の
トラックに位置決めすることができる。
【０００３】キャリッジ１の位置決めの一般的な方法
は、磁気ディスク７の中でサーボディスクと呼ばれる媒
体上に位置決め情報が書き込まれた信号を、サーボヘッ
ドと呼ばれる位置決め用磁気ヘッド６ａで検出すること
により磁気ディスクの所定のトラックへの磁気ヘッドの
位置付け制御をしている。すなわち、磁気ヘッド６ａ位
置検出−コイル組立体９と永久磁石組立体８で構成され
るボイスコイルモータの制御回路（図示してない）−コ
イル組立体９への通電−キャリッジ１の移動−磁気ヘッ
ド６ａ移動−磁気ヘッド６ａの位置検出よりなる閉ルー
プを形成するサーボ回路系によって制御している。この
位置決めの後、データヘッドと呼ばれる磁気ヘッド６ｂ
で情報の読み書きが行われる。また、これら制御回路は
一般的にベース２０の外に配設されており、磁気ヘッド
６から得られる信号はＦＰＣ１２のケーブルで制御回路
に中継される。このＦＰＣ１２の一端はキャリッジ１に
固定され、他端はクランプ板４０によりベース２０に固
定される。
は、磁気ディスク７の中でサーボディスクと呼ばれる媒
体上に位置決め情報が書き込まれた信号を、サーボヘッ
ドと呼ばれる位置決め用磁気ヘッド６ａで検出すること
により磁気ディスクの所定のトラックへの磁気ヘッドの
位置付け制御をしている。すなわち、磁気ヘッド６ａ位
置検出−コイル組立体９と永久磁石組立体８で構成され
るボイスコイルモータの制御回路（図示してない）−コ
イル組立体９への通電−キャリッジ１の移動−磁気ヘッ
ド６ａ移動−磁気ヘッド６ａの位置検出よりなる閉ルー
プを形成するサーボ回路系によって制御している。この
位置決めの後、データヘッドと呼ばれる磁気ヘッド６ｂ
で情報の読み書きが行われる。また、これら制御回路は
一般的にベース２０の外に配設されており、磁気ヘッド
６から得られる信号はＦＰＣ１２のケーブルで制御回路
に中継される。このＦＰＣ１２の一端はキャリッジ１に
固定され、他端はクランプ板４０によりベース２０に固
定される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記従来の磁気
ディスク装置においてはつぎのような欠点があった。す
なわち、図５に示すように磁気ヘッド６が磁気ディスク
の外周に位置するときと、内周側に位置するときではＦ
ＰＣ１２の曲率半径がＲ”からにＲ’に大きく変化し、
それに伴いＦＰＣ１２で生じるテンションが大きく変化
していた。このテンションはキャリッジ１が内外周をシ
ークする際、キャリッジ１に常に変化しながら外力とし
て作用するので、上記サーボループで位置決めしようと
しても精度良くできず、シークエラー，リードエラーを
引き起こす大きな原因となっていた。本発明の目的は上
記欠点を解決するもので、ＦＰＣの曲率形状，配置を変
え、キャリッジが内外周をシークしてもキャリッジに加
えられるＦＰＣによるテンション、すなわち前述の外力
を極めて小さくすることにより、サーボループによる位
置決め精度を向上させてシークエラー，リードエラーを
引き起こすことのないようにした磁気ディスク装置を提
供することにある。
ディスク装置においてはつぎのような欠点があった。す
なわち、図５に示すように磁気ヘッド６が磁気ディスク
の外周に位置するときと、内周側に位置するときではＦ
ＰＣ１２の曲率半径がＲ”からにＲ’に大きく変化し、
それに伴いＦＰＣ１２で生じるテンションが大きく変化
していた。このテンションはキャリッジ１が内外周をシ
ークする際、キャリッジ１に常に変化しながら外力とし
て作用するので、上記サーボループで位置決めしようと
しても精度良くできず、シークエラー，リードエラーを
引き起こす大きな原因となっていた。本発明の目的は上
記欠点を解決するもので、ＦＰＣの曲率形状，配置を変
え、キャリッジが内外周をシークしてもキャリッジに加
えられるＦＰＣによるテンション、すなわち前述の外力
を極めて小さくすることにより、サーボループによる位
置決め精度を向上させてシークエラー，リードエラーを
引き起こすことのないようにした磁気ディスク装置を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による磁気ディスク装置は磁気ディスクに対向
する磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを保持するサスペン
ションと、前記サスペンションを支持する可動キャリッ
ジと、前記磁気ヘッドの信号を前記磁気ディスクと前記
キャリッジを収容するベースの外へ中継し、かつその一
端はキャリッジに固定され、他端はベースに固定されて
いるフレキシブル・プリンティド・サーキットを備える
磁気ディスク装置において、前記フレキシブル・プリン
ティド・サーキットの可動部分の曲率形状を略一周円以
上のつるまきバネ状に構成してある。また、前記フレキ
シブル・プリンティド・サーキットの可動部分で発生す
るテンションを互いに打ち消し合うようにキャリッジの
両側に略同一形状のフレキシブル・プリンティド・サー
キットを配置して構成してある。さらに、前記フレキシ
ブル・プリンティド・サーキットの可動部分で発生する
テンションを互いに打ち消し合うように曲率形状の巻き
方向が反対方向で、略同等の複数個の可動フレキシブル
・プリンティド・サーキットを前記キャリッジの片側に
配置して構成してある。
に本発明による磁気ディスク装置は磁気ディスクに対向
する磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを保持するサスペン
ションと、前記サスペンションを支持する可動キャリッ
ジと、前記磁気ヘッドの信号を前記磁気ディスクと前記
キャリッジを収容するベースの外へ中継し、かつその一
端はキャリッジに固定され、他端はベースに固定されて
いるフレキシブル・プリンティド・サーキットを備える
磁気ディスク装置において、前記フレキシブル・プリン
ティド・サーキットの可動部分の曲率形状を略一周円以
上のつるまきバネ状に構成してある。また、前記フレキ
シブル・プリンティド・サーキットの可動部分で発生す
るテンションを互いに打ち消し合うようにキャリッジの
両側に略同一形状のフレキシブル・プリンティド・サー
キットを配置して構成してある。さらに、前記フレキシ
ブル・プリンティド・サーキットの可動部分で発生する
テンションを互いに打ち消し合うように曲率形状の巻き
方向が反対方向で、略同等の複数個の可動フレキシブル
・プリンティド・サーキットを前記キャリッジの片側に
配置して構成してある。
【０００６】
【作用】このような構成によれば、ＦＰＣによるキャリ
ッジに発生する外力を小さくすることができるのは、つ
ぎに示す式によって明らかである。以下、その式につい
て説明する。ＦＰＣの可動部分の曲率形状を図６（ａ）
のようなぼぼ一周円以上のつるまきバネ状とした場合、
キャリッジにかかる荷重Ｗ１は以下の式で表される。 Ｗ１＝δ・ｂ・ｈ3 ・Ｅ／（１２Ｌ・Ｒ2 ）……（１） ただし、δ；たわみ，ｂ；ＦＰＣ幅，ｈ；ＦＰＣ厚み，
Ｅ；ＦＰＣのヤング率 Ｌ；ＦＰＣの長さ（全長） Ｒ；作用半径
ッジに発生する外力を小さくすることができるのは、つ
ぎに示す式によって明らかである。以下、その式につい
て説明する。ＦＰＣの可動部分の曲率形状を図６（ａ）
のようなぼぼ一周円以上のつるまきバネ状とした場合、
キャリッジにかかる荷重Ｗ１は以下の式で表される。 Ｗ１＝δ・ｂ・ｈ3 ・Ｅ／（１２Ｌ・Ｒ2 ）……（１） ただし、δ；たわみ，ｂ；ＦＰＣ幅，ｈ；ＦＰＣ厚み，
Ｅ；ＦＰＣのヤング率 Ｌ；ＦＰＣの長さ（全長） Ｒ；作用半径
【０００７】一方、従来のＦＰＣ形状を図６（ｂ）に示
しているが、この場合のキャリッジにかかる荷重Ｗ２は
以下の式で表される。 Ｗ２＝δ・ｂ・ｈ3 ・Ｅ／｛１２（３πＲ／２＋４Ｓ）
・Ｒ2 ｝……（２） ただし、Ｓ；ＦＰＣの長さ（直線部） キャリッジにかかる外力を小さくするためにはＷ１，Ｗ
２を小さくすれば良いが（１）（２）式よりシーク角度
を一定とすると、δは一定であるのでｂ・ｈ・Ｅを小さ
くするか、Ｌ・Ｒ，３πＲ／２＋４Ｓを大きくすれば良
い。前者（分子）はＦＰＣの幅×厚さ×ヤング率である
が、ヘッドの数，信号用パターンの最低幅確保，引き裂
き強度，素材等の制限でむやみに小さい値をとることは
できない。
しているが、この場合のキャリッジにかかる荷重Ｗ２は
以下の式で表される。 Ｗ２＝δ・ｂ・ｈ3 ・Ｅ／｛１２（３πＲ／２＋４Ｓ）
・Ｒ2 ｝……（２） ただし、Ｓ；ＦＰＣの長さ（直線部） キャリッジにかかる外力を小さくするためにはＷ１，Ｗ
２を小さくすれば良いが（１）（２）式よりシーク角度
を一定とすると、δは一定であるのでｂ・ｈ・Ｅを小さ
くするか、Ｌ・Ｒ，３πＲ／２＋４Ｓを大きくすれば良
い。前者（分子）はＦＰＣの幅×厚さ×ヤング率である
が、ヘッドの数，信号用パターンの最低幅確保，引き裂
き強度，素材等の制限でむやみに小さい値をとることは
できない。
【０００８】一方、後者（分母）はＦＰＣの全長に関係
するが、特に従来タイプはＲ，Ｓを大きく、特にＳを大
きくすると、その実装には大きなスペースを必要とす
る。しかし、本発明の場合はＲを変えなくても、Ｓに対
応するＬが渦巻き状になるので、比較的大きな値がと
れ、実装スペースが小さくて済む。また、キャリッジの
両側にぼぼ同一形状のＦＰＣを配置したり、曲率が正反
対でほぼ同等の複数個のＦＰＣをキャリッジの片側に配
置して、ＦＰＣの可動で発生するテンションを互いに打
ち消し合うような作用を利用している。
するが、特に従来タイプはＲ，Ｓを大きく、特にＳを大
きくすると、その実装には大きなスペースを必要とす
る。しかし、本発明の場合はＲを変えなくても、Ｓに対
応するＬが渦巻き状になるので、比較的大きな値がと
れ、実装スペースが小さくて済む。また、キャリッジの
両側にぼぼ同一形状のＦＰＣを配置したり、曲率が正反
対でほぼ同等の複数個のＦＰＣをキャリッジの片側に配
置して、ＦＰＣの可動で発生するテンションを互いに打
ち消し合うような作用を利用している。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図１は本発明による磁気ディスク装置の実施
例を示す平面図である。本図において、図４と同一また
は相当する部分には同一の符号を附してあり、それら部
分についての説明は省略する。この実施例はＦＰＣの可
動部分の曲率半径をほぼ一周円以上のつるまきバネ状に
したものである。このＦＰＣ１は磁気ヘッド６で得られ
た信号をベース２０の外にある図示しない制御回路へ中
継している。ＦＰＣの一端は可動部であるキャリッジ１
に固定され、他端はベース２０に固定されている。キャ
リッジ１がデータの読み書きのためにシーク動作を行う
と、その動きに伴ってＦＰＣ１１の可動部分はある曲率
で変化を生じる。しかし、このＦＰＣ１１の可動部分は
ほぼ一周円のつるまきバネ状になっているので、曲率半
径の変化に伴って生じるＦＰＣのテンションは前述の
（１）式の説明の通り、極めて小さい値を示す。
説明する。図１は本発明による磁気ディスク装置の実施
例を示す平面図である。本図において、図４と同一また
は相当する部分には同一の符号を附してあり、それら部
分についての説明は省略する。この実施例はＦＰＣの可
動部分の曲率半径をほぼ一周円以上のつるまきバネ状に
したものである。このＦＰＣ１は磁気ヘッド６で得られ
た信号をベース２０の外にある図示しない制御回路へ中
継している。ＦＰＣの一端は可動部であるキャリッジ１
に固定され、他端はベース２０に固定されている。キャ
リッジ１がデータの読み書きのためにシーク動作を行う
と、その動きに伴ってＦＰＣ１１の可動部分はある曲率
で変化を生じる。しかし、このＦＰＣ１１の可動部分は
ほぼ一周円のつるまきバネ状になっているので、曲率半
径の変化に伴って生じるＦＰＣのテンションは前述の
（１）式の説明の通り、極めて小さい値を示す。
【００１０】具体的数値を求めてみると、従来および本
実施例による磁気ディスク装置の例である図６（ａ）
（ｂ）において、 δ＝２０（ｍｍ）， ｂ＝３０（ｍｍ） ｈ＝０．２（ｍｍ）， Ｅ＝２５０（ｋｇ／ｍ
ｍ2 ） Ｌ＝３００（ｍｍ）， Ｒ＝２５（ｍｍ） とすれば、 Ｗ１＝０．５（ｇ） となり、このＷ１の値と同一にするためにＳは４５．５
（ｍｍ）となる。これらテンションはＦＰＣの全長に関
係するが、前述の通り、特に従来タイプはＦＰＣ１２の
全長を大きくすると、そのままその実装には大きなスペ
ースを必要とする。しかし、本実施例ではＦＰＣが渦巻
き状になるので、実装スペースは小さくなる。このよう
に前述の外力が小さくなるため、サーボループによる位
置決め精度が向上し、シークエラー，リードエラーを引
き起こすことが極めて少なくなる。
実施例による磁気ディスク装置の例である図６（ａ）
（ｂ）において、 δ＝２０（ｍｍ）， ｂ＝３０（ｍｍ） ｈ＝０．２（ｍｍ）， Ｅ＝２５０（ｋｇ／ｍ
ｍ2 ） Ｌ＝３００（ｍｍ）， Ｒ＝２５（ｍｍ） とすれば、 Ｗ１＝０．５（ｇ） となり、このＷ１の値と同一にするためにＳは４５．５
（ｍｍ）となる。これらテンションはＦＰＣの全長に関
係するが、前述の通り、特に従来タイプはＦＰＣ１２の
全長を大きくすると、そのままその実装には大きなスペ
ースを必要とする。しかし、本実施例ではＦＰＣが渦巻
き状になるので、実装スペースは小さくなる。このよう
に前述の外力が小さくなるため、サーボループによる位
置決め精度が向上し、シークエラー，リードエラーを引
き起こすことが極めて少なくなる。
【００１１】図２は本発明の他の実施例を示す平面図で
ある。この実施例はＦＰＣの可動で発生するテンション
を互いに打ち消し合うように、キャリッジの両側にほぼ
同一形状のＦＰＣを配置している点に特長がある。この
実施例の場合、ＦＰＣ１３ａ，ＦＰＣ１３ｂは前述と同
様、一端をキャリッジ１に、他端をベース２０に固定し
てあり、キャリッジ１がシーク動作したときにそれぞれ
のＦＰＣ１３ａ，１３ｂにはそのシーク動作に伴うＦＰ
Ｃの曲率の変化でテンションＦ１，Ｆ２が発生するが、
これらＦＰＣ１３ａ，１３ｂはほぼ同一形状でキャリッ
ジ１の両側に配置されているので、Ｆ１，Ｆ２は極性が
異なり、ほぼ同じ値すなわち互いのテンションを打ち消
し合うようになる。
ある。この実施例はＦＰＣの可動で発生するテンション
を互いに打ち消し合うように、キャリッジの両側にほぼ
同一形状のＦＰＣを配置している点に特長がある。この
実施例の場合、ＦＰＣ１３ａ，ＦＰＣ１３ｂは前述と同
様、一端をキャリッジ１に、他端をベース２０に固定し
てあり、キャリッジ１がシーク動作したときにそれぞれ
のＦＰＣ１３ａ，１３ｂにはそのシーク動作に伴うＦＰ
Ｃの曲率の変化でテンションＦ１，Ｆ２が発生するが、
これらＦＰＣ１３ａ，１３ｂはほぼ同一形状でキャリッ
ジ１の両側に配置されているので、Ｆ１，Ｆ２は極性が
異なり、ほぼ同じ値すなわち互いのテンションを打ち消
し合うようになる。
【００１２】図３は本発明のさらに他の実施例を示す平
面図である。この実施例のＦＰＣ１４ａ，１４ｂは従来
のＦＰＣ１２のようにキャリッジ１の片側に配置されて
いるが、ＦＰＣの可動で発生するテンションを互いに打
ち消し合うようにキャリッジ１の片側にほぼ同一形状の
ＦＰＣを配置している点に特長がある。本実施例の場
合、上記と同様、キャリッジ１がシーク動作したとき
に、それぞれのＦＰＣ１４ａ，１４ｂにはそのシーク動
作に伴う曲率の変化でテンションＦ３，Ｆ４が発生する
が、これらＦＰＣ１４ａ，１４ｂはほぼ同一形状でキャ
リッジ１の片側に配置されているので、Ｆ３，Ｆ４は極
性が異なり、ほぼ同じ値すなわち互いにテンションを打
ち消し合うようになる。図２および図３の実施例と図１
の実施例を併用すれば、キャリッジのシーク動作に伴う
ＦＰＣのテンションは極めて小さくなり、より一層の効
果がある。また、図２および図３においてテンションを
互いに打ち消し合うＦＰＣの一方は磁気ヘッド等からの
信号を中継する装置用ＦＰＣである必要はなくテンショ
ン補正用のダミーＦＰＣで良い。
面図である。この実施例のＦＰＣ１４ａ，１４ｂは従来
のＦＰＣ１２のようにキャリッジ１の片側に配置されて
いるが、ＦＰＣの可動で発生するテンションを互いに打
ち消し合うようにキャリッジ１の片側にほぼ同一形状の
ＦＰＣを配置している点に特長がある。本実施例の場
合、上記と同様、キャリッジ１がシーク動作したとき
に、それぞれのＦＰＣ１４ａ，１４ｂにはそのシーク動
作に伴う曲率の変化でテンションＦ３，Ｆ４が発生する
が、これらＦＰＣ１４ａ，１４ｂはほぼ同一形状でキャ
リッジ１の片側に配置されているので、Ｆ３，Ｆ４は極
性が異なり、ほぼ同じ値すなわち互いにテンションを打
ち消し合うようになる。図２および図３の実施例と図１
の実施例を併用すれば、キャリッジのシーク動作に伴う
ＦＰＣのテンションは極めて小さくなり、より一層の効
果がある。また、図２および図３においてテンションを
互いに打ち消し合うＦＰＣの一方は磁気ヘッド等からの
信号を中継する装置用ＦＰＣである必要はなくテンショ
ン補正用のダミーＦＰＣで良い。
【００１３】
【発明の効果】以上，説明したように本発明はＦＰＣの
フォーミングをつるまき状にしたり、キャリッジの両側
に略同一形状のＦＰＣを配置したりしている。また、曲
率形状が正反対で略同等の複数個の可動ＦＰＣをキャリ
ッジの片側に配置して構成してある。したがって、ＦＰ
Ｃの可動で発生するテンションが小さくなったり、互い
に打ち消し合うようになり、その結果、キャリッジにか
かる外力が小さくなるので、サーボループによる位置決
め精度が向上し、シークエラー，リードエラーを引き起
こすことが極めて少なくなる磁気ディスク装置を提供す
ることができる。
フォーミングをつるまき状にしたり、キャリッジの両側
に略同一形状のＦＰＣを配置したりしている。また、曲
率形状が正反対で略同等の複数個の可動ＦＰＣをキャリ
ッジの片側に配置して構成してある。したがって、ＦＰ
Ｃの可動で発生するテンションが小さくなったり、互い
に打ち消し合うようになり、その結果、キャリッジにか
かる外力が小さくなるので、サーボループによる位置決
め精度が向上し、シークエラー，リードエラーを引き起
こすことが極めて少なくなる磁気ディスク装置を提供す
ることができる。
【図１】本発明による磁気ディスク装置の実施例を示す
平面図である。
平面図である。
【図２】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図３】本発明のさらに他の実施例を示す平面図であ
る。
る。
【図４】従来の磁気ディスク装置の一例を示す平面図で
ある。
ある。
【図５】従来の磁気ディスク装置のＦＰＣのシーク時の
曲率半径変化を示す図である。
曲率半径変化を示す図である。
【図６】本発明と従来の磁気ディスク装置のＦＰＣのフ
ォーミングを示す図である。
ォーミングを示す図である。
１…キャリッジ ２…回転軸 ３…軸受 ５…サスペンション ６，６ａ，６ｂ…磁気ヘッド ７…磁気ディスク ８…永久磁石組立体 ９…コイル組立体 １１，１２，１３ａ，１３ｂ，１４ａ，１４ｂ…ＦＰＣ ２０…ベース ４０…クランプ板
Claims (3)
- 【請求項１】 磁気ディスクに対向する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを保持するサスペンションと、前記サス
ペンションを支持する可動キャリッジと、前記磁気ヘッ
ドの信号を前記磁気ディスクと前記キャリッジを収容す
るベースの外へ中継し、かつその一端はキャリッジに固
定され、他端はベースに固定されているフレキシブル・
プリンティド・サーキットを備える磁気ディスク装置に
おいて、 前記フレキシブル・プリンティド・サーキットの可動部
分の曲率形状を略一周円以上のつるまきバネ状に構成し
たことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項２】 磁気ディスクに対向する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを保持するサスペンションと、前記サス
ペンションを支持する可動キャリッジと、前記磁気ヘッ
ドの信号を前記磁気ディスクと前記キャリッジを収容す
るベースの外へ中継し、かつその一端はキャリッジに固
定され、他端はベースに固定されているフレキシブル・
プリンティド・サーキットを備える磁気ディスク装置に
おいて、 前記フレキシブル・プリンティド・サーキットの可動部
分で発生するテンションを互いに打ち消し合うようにキ
ャリッジの両側に略同一形状のフレキシブル・プリンテ
ィド・サーキットを配置して構成したことを特徴とする
磁気ディスク装置。 - 【請求項３】 磁気ディスクに対向する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを保持するサスペンションと、前記サス
ペンションを支持する可動キャリッジと、前記磁気ヘッ
ドの信号を前記磁気ディスクと前記キャリッジを収容す
るベースの外へ中継し、かつその一端はキャリッジに固
定され、他端はベースに固定されているフレキシブル・
プリンティド・サーキットを備える磁気ディスク装置に
おいて、 前記フレキシブル・プリンティド・サーキットの可動部
分で発生するテンションを互いに打ち消し合うように曲
率形状の巻き方向が反対方向で、略同等の複数個の可動
フレキシブル・プリンティド・サーキットを前記キャリ
ッジの片側に配置して構成したことを特徴とする磁気デ
ィスク装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3355195A JPH05174508A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 磁気ディスク装置 |
| US08/453,103 US5701220A (en) | 1991-12-20 | 1995-05-30 | Magnetic disk drive |
| US08/734,079 US5745326A (en) | 1991-12-20 | 1996-10-21 | Magnetic disk drive |
| US09/005,548 US5901020A (en) | 1991-12-20 | 1998-01-12 | Magnetic disk drive |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3355195A JPH05174508A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05174508A true JPH05174508A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18442498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3355195A Pending JPH05174508A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPH05174508A (ja) |
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- 1998-01-12 US US09/005,548 patent/US5901020A/en not_active Expired - Fee Related
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