JPH05174406A - 光ディスク再生装置のチルト制御方式 - Google Patents
光ディスク再生装置のチルト制御方式Info
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- JPH05174406A JPH05174406A JP35464891A JP35464891A JPH05174406A JP H05174406 A JPH05174406 A JP H05174406A JP 35464891 A JP35464891 A JP 35464891A JP 35464891 A JP35464891 A JP 35464891A JP H05174406 A JPH05174406 A JP H05174406A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ディスク再生装置に於いて、装置を複雑化
・大型化させずに、経時変化・ディスクの反り等に起因
するチルト量の変動を速やかに低減することにより、変
調度の低下・エラ−の発生の無い再生信号を得るように
する。 【構成】 光ピックアップの対物レンズを介して照射さ
れるレ−ザビ−ムの光軸が光ディスクの情報記録面に対
して垂直となるように、対物レンズ側又は光ディスク側
の少なくとも一方の傾きを調整するチルト制御方式に於
いて、光ディスクの情報記録面のマ−クに対応して再生
される信号のピ−ク時刻と当該マ−クに対応して再生さ
れるべき本来のピ−ク時刻との差異を検出し、その検出
結果に基づいて、前記のチルト制御を行う制御方式。
・大型化させずに、経時変化・ディスクの反り等に起因
するチルト量の変動を速やかに低減することにより、変
調度の低下・エラ−の発生の無い再生信号を得るように
する。 【構成】 光ピックアップの対物レンズを介して照射さ
れるレ−ザビ−ムの光軸が光ディスクの情報記録面に対
して垂直となるように、対物レンズ側又は光ディスク側
の少なくとも一方の傾きを調整するチルト制御方式に於
いて、光ディスクの情報記録面のマ−クに対応して再生
される信号のピ−ク時刻と当該マ−クに対応して再生さ
れるべき本来のピ−ク時刻との差異を検出し、その検出
結果に基づいて、前記のチルト制御を行う制御方式。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク再生装置の
チルト制御方式に関し、詳しくは、再生装置の使用中に
於いてチルト制御を行う方式に関する。
チルト制御方式に関し、詳しくは、再生装置の使用中に
於いてチルト制御を行う方式に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式ディスク再生装置では、ディスク
の情報記録面に対して、レ−ザビ−ムを垂直に照射する
必要がある。もし、レ−ザビ−ムの光軸が情報記録面に
対して垂直でなくなると、情報記録面のピットに照射さ
れるビ−ムスポットが収差によって歪み、隣接するピッ
トからの反射光が相互に干渉して再生信号の変調度が低
下したり、また、再生信号のピ−ク時刻に本来のピ−ク
時刻からのずれ(=ピ−クシフト)が生じて、各ピット
に対応する各ピ−クの間隔が、正常な場合よりも短くな
ったり、逆に、長くなったりする等の不具合が生ずるた
めである。
の情報記録面に対して、レ−ザビ−ムを垂直に照射する
必要がある。もし、レ−ザビ−ムの光軸が情報記録面に
対して垂直でなくなると、情報記録面のピットに照射さ
れるビ−ムスポットが収差によって歪み、隣接するピッ
トからの反射光が相互に干渉して再生信号の変調度が低
下したり、また、再生信号のピ−ク時刻に本来のピ−ク
時刻からのずれ(=ピ−クシフト)が生じて、各ピット
に対応する各ピ−クの間隔が、正常な場合よりも短くな
ったり、逆に、長くなったりする等の不具合が生ずるた
めである。
【0003】例えば、図4の(ロ)に示すように、上記
の収差によってビ−ムスポットLBが歪み、本来よりも大
きくなると、隣接するピットP の間隔の短い部分(間隔
αの部分)では、再生信号SAのピ−ク間隔が本来の間隔
αよりも短い『間隔A』となる。また、隣接するピット
P の間隔の長い部分(間隔βの部分)では、再生信号SA
のピ−ク間隔が本来の間隔βよりも長い『間隔B』とな
る。なお、ビ−ムスポットLBは矢印N の方向へ進行する
ものとし、また、図4の(イ)は正常な場合を示す。ま
た、図5は、上記の関係(チルト量と、上記の間隔との
関係)を示す特性図である。
の収差によってビ−ムスポットLBが歪み、本来よりも大
きくなると、隣接するピットP の間隔の短い部分(間隔
αの部分)では、再生信号SAのピ−ク間隔が本来の間隔
αよりも短い『間隔A』となる。また、隣接するピット
P の間隔の長い部分(間隔βの部分)では、再生信号SA
のピ−ク間隔が本来の間隔βよりも長い『間隔B』とな
る。なお、ビ−ムスポットLBは矢印N の方向へ進行する
ものとし、また、図4の(イ)は正常な場合を示す。ま
た、図5は、上記の関係(チルト量と、上記の間隔との
関係)を示す特性図である。
【0004】このように、再生信号SAに図4の(ロ)の
如きピ−クシフトが生ずると、該再生信号SAの復調時
に、エラ−が生じ易くなる。このため、光学式ディスク
再生装置の工場出荷前に於いて、手操作により、チルト
調整(レ−ザビ−ムがディスクの情報記録面に垂直に照
射されるように、対物レンズ側又はディスク側の少なく
とも一方の傾きを調整すること)が行われている。しか
し、この調整は、作業が煩雑であるばかりでなく、出荷
後の経時変化によるチルト量の変動、或いは、ディスク
の反りによるチルト量の変動等には対応できないという
欠点を有する。
如きピ−クシフトが生ずると、該再生信号SAの復調時
に、エラ−が生じ易くなる。このため、光学式ディスク
再生装置の工場出荷前に於いて、手操作により、チルト
調整(レ−ザビ−ムがディスクの情報記録面に垂直に照
射されるように、対物レンズ側又はディスク側の少なく
とも一方の傾きを調整すること)が行われている。しか
し、この調整は、作業が煩雑であるばかりでなく、出荷
後の経時変化によるチルト量の変動、或いは、ディスク
の反りによるチルト量の変動等には対応できないという
欠点を有する。
【0005】このため、上記の欠点に鑑み、光ピックア
ップの対物レンズの左右に一対のフォトセンサを配設し
ておき、該フォトセンサによって検出される光量差(該
光量差は、チルト量の絶対値が大きくなるにしたがって
大きくなる)に応じて、チルト調整を行う方式が提案さ
れている(レ−ザディスクテクニカルブック)。しか
し、上記の方式では、対物レンズの左右にフォトセンサ
を配設する必要があり、装置の複雑化、大型化を招くと
いう問題がある。
ップの対物レンズの左右に一対のフォトセンサを配設し
ておき、該フォトセンサによって検出される光量差(該
光量差は、チルト量の絶対値が大きくなるにしたがって
大きくなる)に応じて、チルト調整を行う方式が提案さ
れている(レ−ザディスクテクニカルブック)。しか
し、上記の方式では、対物レンズの左右にフォトセンサ
を配設する必要があり、装置の複雑化、大型化を招くと
いう問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
の解決を企図するものであり、装置の部品点数の増大に
よる複雑化,大型化を招くこと無く、光ディスク再生装
置の機構の経時変化によるチルト量の変動、或いは、デ
ィスクの反りに起因するチルト量の変動に対応して、速
やかに、チルト調整を行い得る制御方式の提供を目的と
する。
の解決を企図するものであり、装置の部品点数の増大に
よる複雑化,大型化を招くこと無く、光ディスク再生装
置の機構の経時変化によるチルト量の変動、或いは、デ
ィスクの反りに起因するチルト量の変動に対応して、速
やかに、チルト調整を行い得る制御方式の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の制御方式は、光
ピックアップの対物レンズを介して照射されるレ−ザビ
−ムの光軸が光ディスクの情報記録面に対して垂直とな
るように、対物レンズ側、又は、光ディスク側の少なく
とも一方の傾きを調整するチルト制御方式に於いて、光
ディスクの情報記録面のマ−クに対応して再生される信
号のピ−ク時刻と当該マ−クに対応して再生されるべき
本来のピ−ク時刻との差異を検出し、その検出結果に基
づいて、前記のチルト制御を行うものである。
ピックアップの対物レンズを介して照射されるレ−ザビ
−ムの光軸が光ディスクの情報記録面に対して垂直とな
るように、対物レンズ側、又は、光ディスク側の少なく
とも一方の傾きを調整するチルト制御方式に於いて、光
ディスクの情報記録面のマ−クに対応して再生される信
号のピ−ク時刻と当該マ−クに対応して再生されるべき
本来のピ−ク時刻との差異を検出し、その検出結果に基
づいて、前記のチルト制御を行うものである。
【0008】上記に於いて、チルト調整を行うための機
構は従来と同様である。即ち、チルト調整の対象は、対
物レンズを支持している部材の傾き、光ディスクを支持
している部材の傾き等である。また、上記『当該マ−ク
に対応して再生されるべき本来のピ−ク時刻』は、図4
の(イ)に示される再生信号SAのピ−ク時刻をいう。即
ち、レ−ザビ−ムの光軸がディスクに対して垂直でなく
なると収差が生じ、その結果、図4の(ロ)のように再
生信号SAの波形が乱れてピ−クシフトが生ずるのである
が、もし、レ−ザビ−ムの光軸がディスクに対して垂直
であれば、同一のマ−ク(ピット)群の読み取りによっ
て、図4の(イ)の如き再生信号SAを得る筈である。か
かる場合を、前記の如く定義することとする。
構は従来と同様である。即ち、チルト調整の対象は、対
物レンズを支持している部材の傾き、光ディスクを支持
している部材の傾き等である。また、上記『当該マ−ク
に対応して再生されるべき本来のピ−ク時刻』は、図4
の(イ)に示される再生信号SAのピ−ク時刻をいう。即
ち、レ−ザビ−ムの光軸がディスクに対して垂直でなく
なると収差が生じ、その結果、図4の(ロ)のように再
生信号SAの波形が乱れてピ−クシフトが生ずるのである
が、もし、レ−ザビ−ムの光軸がディスクに対して垂直
であれば、同一のマ−ク(ピット)群の読み取りによっ
て、図4の(イ)の如き再生信号SAを得る筈である。か
かる場合を、前記の如く定義することとする。
【0009】
【作用】光ディスク再生装置の作動中、チルト調整機構
は、情報記録面のマ−クに対応して再生される信号のピ
−ク時刻が、該マ−クの再生による本来のピ−ク時刻か
らずれないように制御される。即ち、ディスクの反り等
によってレ−ザビ−ムの光軸がディスクに対して垂直で
なくなると収差が生じ、これにより、再生信号SAが乱れ
て、図4の(ロ)に示すようなピ−クシフトが生ずるの
であるが、そのシフト量を『0』とするようにチルト機
構が制御される。
は、情報記録面のマ−クに対応して再生される信号のピ
−ク時刻が、該マ−クの再生による本来のピ−ク時刻か
らずれないように制御される。即ち、ディスクの反り等
によってレ−ザビ−ムの光軸がディスクに対して垂直で
なくなると収差が生じ、これにより、再生信号SAが乱れ
て、図4の(ロ)に示すようなピ−クシフトが生ずるの
であるが、そのシフト量を『0』とするようにチルト機
構が制御される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
実施例の方式を実現する装置の回路構成を示すブロック
図であり、図2及び図3は、上記回路中の各部(a)〜
(e)の出力信号波形を示すタイムチャ−トである。な
お、図2は再生信号SAのピ−クの間隔が本来よりも長く
なった場合を示し、図3は短くなった場合を示す。ま
た、図2及び図3に於いて、周期C は、或る符号パタ−
ンの情報ビットの本来の時間間隔であり、また、D は、
ウインドウマ−ジンである。
実施例の方式を実現する装置の回路構成を示すブロック
図であり、図2及び図3は、上記回路中の各部(a)〜
(e)の出力信号波形を示すタイムチャ−トである。な
お、図2は再生信号SAのピ−クの間隔が本来よりも長く
なった場合を示し、図3は短くなった場合を示す。ま
た、図2及び図3に於いて、周期C は、或る符号パタ−
ンの情報ビットの本来の時間間隔であり、また、D は、
ウインドウマ−ジンである。
【0011】本装置では、チルト量を調整する機構(チ
ルト制御機構32)は、チルト制御回路31によって制御さ
れる。また、チルト制御機構32としては、対物レンズ
(不図示)の中心軸を変位させる機構、或いは、光ディ
スクを回転させるためのスピンドルモ−タの傾きを圧電
素子等を用いて変位させる機構等を採用できる。
ルト制御機構32)は、チルト制御回路31によって制御さ
れる。また、チルト制御機構32としては、対物レンズ
(不図示)の中心軸を変位させる機構、或いは、光ディ
スクを回転させるためのスピンドルモ−タの傾きを圧電
素子等を用いて変位させる機構等を採用できる。
【0012】図1に於いて、光ディスクのピットから読
み取られる再生信号SAは、コンパレ−タ11によって2値
化され、再生信号SD(図2又は図3の(a)の信号)と
されて、まず、ウインドウパルス発生器21、ウインドウ
パルス発生器23、アンドゲ−ト22、アンドゲ−ト24へ取
り込まれる。ウインドウパルス発生器21、ウインドウパ
ルス発生器23、アンドゲ−ト22、アンドゲ−ト24等は、
下記の如く機能して、レ−ザビ−ムの光軸が、ディスク
に対して垂直となるように、チルト制御機構32を作動さ
せる。
み取られる再生信号SAは、コンパレ−タ11によって2値
化され、再生信号SD(図2又は図3の(a)の信号)と
されて、まず、ウインドウパルス発生器21、ウインドウ
パルス発生器23、アンドゲ−ト22、アンドゲ−ト24へ取
り込まれる。ウインドウパルス発生器21、ウインドウパ
ルス発生器23、アンドゲ−ト22、アンドゲ−ト24等は、
下記の如く機能して、レ−ザビ−ムの光軸が、ディスク
に対して垂直となるように、チルト制御機構32を作動さ
せる。
【0013】ウインドウパルス発生器21は、図2及び図
3の(b)に示すように、再生信号SDの情報ビットの立
ち上がり時刻(以下『基準時刻』という)から『C-D 』
経過後の時刻に立ち上がり、且つ、上記基準時刻から
『C 』経過後の時刻に立ち下がる、幅D のパルスP1を発
生する。
3の(b)に示すように、再生信号SDの情報ビットの立
ち上がり時刻(以下『基準時刻』という)から『C-D 』
経過後の時刻に立ち上がり、且つ、上記基準時刻から
『C 』経過後の時刻に立ち下がる、幅D のパルスP1を発
生する。
【0014】ウインドウパルス発生器23は、図2及び図
3の(c)に示すように、上記基準時刻から『C 』経過
後の時刻に立ち上がり、且つ、上記基準時刻から『C+D
』経過後の時刻に立ち下がる、幅D のパルスP2を発生
する。
3の(c)に示すように、上記基準時刻から『C 』経過
後の時刻に立ち上がり、且つ、上記基準時刻から『C+D
』経過後の時刻に立ち下がる、幅D のパルスP2を発生
する。
【0015】アンドゲ−ト24には、再生信号SDと、ウイ
ンドウパルス発生器23から出力される信号(c)とが入
力され、両者の論理積(e)が出力される。このため、
図2の(a)のように、再生信号SDの情報ビットの時間
間隔が本来の周期C より長い場合は、同図の(e)に示
すように、パルスW2がアンドゲ−ト24から出力されて、
アップダウンカウンタ25のアップ入力端子に入力され
る。
ンドウパルス発生器23から出力される信号(c)とが入
力され、両者の論理積(e)が出力される。このため、
図2の(a)のように、再生信号SDの情報ビットの時間
間隔が本来の周期C より長い場合は、同図の(e)に示
すように、パルスW2がアンドゲ−ト24から出力されて、
アップダウンカウンタ25のアップ入力端子に入力され
る。
【0016】アンドゲ−ト22には、再生信号SDと、ウイ
ンドウパルス発生器21から出力される信号(b)とが入
力され、両者の論理積(d)が出力される。このため、
図3の(a)のように、再生信号SDの情報ビットの時間
間隔が本来の周期C より短い場合は、同図の(d)に示
すように、パルスW1がアンドゲ−ト22から出力されて、
アップダウンカウンタ25のダウン入力端子に入力され
る。
ンドウパルス発生器21から出力される信号(b)とが入
力され、両者の論理積(d)が出力される。このため、
図3の(a)のように、再生信号SDの情報ビットの時間
間隔が本来の周期C より短い場合は、同図の(d)に示
すように、パルスW1がアンドゲ−ト22から出力されて、
アップダウンカウンタ25のダウン入力端子に入力され
る。
【0017】なお、図3の場合には、アンドゲ−ト22の
出力であるパルスW1によってウインドウパルス発生器23
がリセットされるため、ウインドウパルス発生器23はパ
ルスを発生せず(図3の(c)の破線のパルスP2参
照)、したがって、アンドゲ−ト24からもパルスは発生
されない(図3の(e)の破線のパルスW2a 参照)。こ
れにより、下記のように、アップダウンカウンタ25へ矛
盾する信号が入力されることが、防止される。
出力であるパルスW1によってウインドウパルス発生器23
がリセットされるため、ウインドウパルス発生器23はパ
ルスを発生せず(図3の(c)の破線のパルスP2参
照)、したがって、アンドゲ−ト24からもパルスは発生
されない(図3の(e)の破線のパルスW2a 参照)。こ
れにより、下記のように、アップダウンカウンタ25へ矛
盾する信号が入力されることが、防止される。
【0018】即ち、アップダウンカウンタ25のダウン入
力端子には、前述のように、アンドゲ−ト22の出力信号
(d)が入力され、また、アップ入力端子には、アンド
ゲ−ト24の出力信号(e)が入力される。即ち、アップ
ダウンカウンタ25は、アンドゲ−ト22の出力信号(d)
によりカウントダウンされ、また、アンドゲ−ト24の出
力信号(e)によりカウントアップされる。
力端子には、前述のように、アンドゲ−ト22の出力信号
(d)が入力され、また、アップ入力端子には、アンド
ゲ−ト24の出力信号(e)が入力される。即ち、アップ
ダウンカウンタ25は、アンドゲ−ト22の出力信号(d)
によりカウントダウンされ、また、アンドゲ−ト24の出
力信号(e)によりカウントアップされる。
【0019】したがって、もしも、図3に於いて、アン
ドゲ−ト22から出力されるパルスW1によってウインドウ
パルス発生器23がリセットされなければ、パルスW1によ
ってアップダウンカウンタ25がカウントダウンされた直
後に、パルスW2a によってアップダウンカウンタ25がカ
ウントアップされることとなり、そのカウント値が有効
な意味を持ち得なくなる。このため、前記のように、ア
ンドゲ−ト22の出力信号(d)によって、ウインドウパ
ルス発生器23をリセットすることとしているのである。
ドゲ−ト22から出力されるパルスW1によってウインドウ
パルス発生器23がリセットされなければ、パルスW1によ
ってアップダウンカウンタ25がカウントダウンされた直
後に、パルスW2a によってアップダウンカウンタ25がカ
ウントアップされることとなり、そのカウント値が有効
な意味を持ち得なくなる。このため、前記のように、ア
ンドゲ−ト22の出力信号(d)によって、ウインドウパ
ルス発生器23をリセットすることとしているのである。
【0020】このようにして、カウント値をアップ・ダ
ウンされることにより、アップダウンカウンタ25の出力
値は、再生信号SDの情報ビットの時間間隔が、本来の周
期Cより平均的に短い信号が多い場合に於いて負とな
り、一方、本来の周期C より平均的に長い信号が多い場
合に於いて正となる。
ウンされることにより、アップダウンカウンタ25の出力
値は、再生信号SDの情報ビットの時間間隔が、本来の周
期Cより平均的に短い信号が多い場合に於いて負とな
り、一方、本来の周期C より平均的に長い信号が多い場
合に於いて正となる。
【0021】マイクロコンピュ−タ26は、アップダウン
カウンタ25から出力されるカウント値に応じて、その値
が『0』に近づくようにチルト制御回路31を制御する。
これにより、光ディスク再生装置の作動中に於いて発生
するチルト量が『0』に近づくように制御される。即
ち、レ−ザビ−ムの光軸とディスクの情報記録面とが垂
直となるようにチルト調整が行われる。
カウンタ25から出力されるカウント値に応じて、その値
が『0』に近づくようにチルト制御回路31を制御する。
これにより、光ディスク再生装置の作動中に於いて発生
するチルト量が『0』に近づくように制御される。即
ち、レ−ザビ−ムの光軸とディスクの情報記録面とが垂
直となるようにチルト調整が行われる。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明によると、情報記録面のマ
−クに対応して再生される信号のピ−ク時刻が本来のピ
−ク時刻からずれないように、チルトが調整される。即
ち、ディスクの反り等によってレ−ザビ−ムの光軸がデ
ィスクと垂直でなくなり、ビ−ムスポットに収差が生じ
てピ−クシフトが生ずると、そのシフト量が『0』とな
るように、チルト調整機構が制御される。
−クに対応して再生される信号のピ−ク時刻が本来のピ
−ク時刻からずれないように、チルトが調整される。即
ち、ディスクの反り等によってレ−ザビ−ムの光軸がデ
ィスクと垂直でなくなり、ビ−ムスポットに収差が生じ
てピ−クシフトが生ずると、そのシフト量が『0』とな
るように、チルト調整機構が制御される。
【0023】このため、光ディスク再生装置の機構の経
時変化によるチルト量の変動、或いは、ディスクの反り
に起因するチルト量の変動を速やかに低減でき、変調度
の低下の無い良好な再生信号、ピ−クシフトに起因する
エラ−の無い良好な再生信号を得ることができる。ま
た、チルト調整のための特別なセンサを要しないため、
部品点数の増大による装置の複雑化,大型化を招くこと
も無い。また、ピ−クシフトを低減するようにチルト調
整を行う方式であるため、パ−シャルROMディスクの
ように、ディスクの反射率が一様でないディスクに対し
ても有効である。
時変化によるチルト量の変動、或いは、ディスクの反り
に起因するチルト量の変動を速やかに低減でき、変調度
の低下の無い良好な再生信号、ピ−クシフトに起因する
エラ−の無い良好な再生信号を得ることができる。ま
た、チルト調整のための特別なセンサを要しないため、
部品点数の増大による装置の複雑化,大型化を招くこと
も無い。また、ピ−クシフトを低減するようにチルト調
整を行う方式であるため、パ−シャルROMディスクの
ように、ディスクの反射率が一様でないディスクに対し
ても有効である。
【図1】実施例の方式を実現する装置の回路構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】上記回路の各部の信号波形を示すタイムチャ−
トである。
トである。
【図3】上記回路の各部の信号波形を示すタイムチャ−
トである。
トである。
【図4】チルト量の変動に起因するビ−ムスポットの収
差により、再生信号にピ−クシフトが生ずる様子を示す
説明図である。
差により、再生信号にピ−クシフトが生ずる様子を示す
説明図である。
【図5】チルト量と再生信号の時間間隔の変動との関係
を示す特性図である。
を示す特性図である。
31 チルト制御回路, 32 チルト制御機構,21,23
ウインドウパルス発生器,22,24 アンドゲ−ト,25 ア
ップダウンカウンタ, 26 マイクロコンピュ−
タ,
ウインドウパルス発生器,22,24 アンドゲ−ト,25 ア
ップダウンカウンタ, 26 マイクロコンピュ−
タ,
Claims (1)
- 【請求項1】 光ディスク再生装置に於いて、光ピック
アップの対物レンズを介して照射されるレ−ザビ−ムの
光軸が光ディスクの情報記録面に対して垂直となるよう
に、対物レンズ側又は光ディスク側の少なくとも一方の
傾きを調整するチルト制御方式に於いて、 光ディスクの情報記録面のマ−クに対応して再生される
信号のピ−ク時刻と当該マ−クに対応して再生されるべ
き本来のピ−ク時刻との差異を検出し、その検出結果に
基づいて、前記のチルト制御を行うことを特徴とする光
ディスク再生装置のチルト制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35464891A JPH05174406A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ディスク再生装置のチルト制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35464891A JPH05174406A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ディスク再生装置のチルト制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05174406A true JPH05174406A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18438970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35464891A Pending JPH05174406A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ディスク再生装置のチルト制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05174406A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6577568B1 (en) | 1999-03-30 | 2003-06-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disk apparatus using tilt and aberration correction control system |
KR100432817B1 (ko) * | 1995-06-16 | 2004-08-09 | 소니 가부시끼 가이샤 | 디스크구동장치및기울기조정방법 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP35464891A patent/JPH05174406A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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