JPH05171309A - 水溶液中からの貴金属の除去回収装置 - Google Patents

水溶液中からの貴金属の除去回収装置

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JPH05171309A
JPH05171309A JP33688091A JP33688091A JPH05171309A JP H05171309 A JPH05171309 A JP H05171309A JP 33688091 A JP33688091 A JP 33688091A JP 33688091 A JP33688091 A JP 33688091A JP H05171309 A JPH05171309 A JP H05171309A
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aqueous solution
mercury
noble metal
amalgam
metal
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JP33688091A
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English (en)
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Tadahiro Hoshikawa
星川忠洋
Akira Sasahira
朗 笹平
Takashi Nishi
高志 西
Koichi Chino
千野耕一
Tsutomu Baba
務 馬場
Takashi Ikeda
池田孝志
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属を含む廃液である水溶液から貴金属を除
去回収する装置であり、例えば、核燃料再処理プラント
の硝酸濃度の高い放射性廃液からの貴金属回収に好適に
用いられる装置を提供する。 【構成】 金、銀、白金などの金属表面を有する移動す
る無端状電極(図1では回転ドラム2の外面に形成され
ている)を、無底の槽3内に保持された水銀5と接触さ
せて水銀アマルガム化し、これを陰極として、槽1中の
貴金属含有水溶液に連続的にくぐらせる。電解析出した
貴金属は水銀アマルガムに取り込まれる。水溶液から出
た後に、このアマルガムを上記無端電極の金属表面から
剥離器7で削り落して回収容器8内に回収する。この削
り落しで再び露出した電極表面金属は、再びアマルガム
化され、同様の処理が繰返される。 【効果】 核燃料再処理プラントの放射性廃液を代表と
するような酸性水溶液から連続的に小電力で効率よく貴
金属を除去回収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属を含有する廃液より
貴金属を除去・回収する装置に係り、特に核燃料再処理
プラントの高レベル廃液のような0.1規定以上の硝酸
を含む水溶液から貴金属を除去・回収するのに好適な装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】水溶液中に存在する貴金属の一つである
ルテニウムを電気的に除去する方法が特開平1−138
496に示されている。この方法は、第1の酸化可能な
酸化状態で水溶液中に存在するルテニウムを第2の異な
る酸化状態の不溶形へ転化させる方法であって、電気化
学的セルを作り、上記水溶液をセル電解液とし、セル中
でルテニウムを電気化学的に酸化し、かつ次に電気化学
的に還元することからなる方法であり、電気化学的酸化
及び還元が、例えばセルの極性を繰り返して逆転させる
ことにより、あるいはセルの電極が各々一定電圧である
ときにはセル中を通して水溶液を流れさせることによ
り、行われる原理のものである。
【0003】他方、放射性廃液より水銀陰極を用いて電
気化学的にナトリウムを除去する方法が、特開昭64−
50998に示されている。これは、ナトリウム化合物
を含む放射性廃液を水銀を陰極として電気分解し、ナト
リウムを含む金属をアマルガムの形で分離し、該アマル
ガムからナトリウムを含む金属を分離、精製すると共に
水銀を電解槽にリサイクルすることによってナトリウム
をアマルガムの形で回収する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の1番目に述べた
従来技術は、電解質としての水溶液中に浸漬した白金電
極に電荷を負荷し、陽極上で酸化、陰極上で再還元して
沈殿させることにより、水溶液中のルテニウムを不溶性
のルテニウム化合物に変化させて除去する方法である
が、核燃料再処理プラントの高レベル廃液のような硝酸
濃度の高い(0.1規定以上)水溶液の場合には、該水
溶液が電気分解し易く、消費電力が大きくなる。また電
気分解によって発生する水素、酸素の処理量が大きくな
るという問題点がある。
【0005】上記の2番目に述べた水銀陰極を用いた方
法は、核燃料再処理プラントの高レベル廃液のような硝
酸濃度の高い(0.1規定以上)水溶液からの貴金属の
除去に利用した場合には、陰極の水銀が溶解してしまう
という問題がある。
【0006】また、これら従来の方法はいずれも不連続
的な処理であり、効率という点で問題がある。
【0007】本発明の目的は、金属を含有している廃
液、特に核燃料再処理プラントの放射性廃液に代表され
るような酸性水溶液、から貴金属を連続的に小電力で効
率良く除去回収処理をする装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による水溶液中から貴金属を除去回収する方
法では、溶液の電気分解量が小さい水銀アマルガム電極
を連続的に作り出し、これを陰極として上記水溶液に接
触させて該水液中の貴金属を該電極(陰極)で還元しな
がら該電極の水銀アマルガム中に取り込む。貴金属を取
り込んだ水銀アマルガムは固化するので、この貴金属を
取り込んだ水銀アマルガム電極を再び上記水溶から外に
出した後、貴金属を取り込んでいる水銀アマルガムを電
極から選択的に除去することによって貴金属を回収す
る。このアマルガム剥離の後は電極の新しい金属面が出
るが、これに水銀を接触させ連続的に再び水銀アマルガ
ムを作り、再び水溶液に接触させる。
【0009】
【作用】水溶液中の貴金属化合物を陰極上で直接還元
し、貴金属を金属の状態で析出させて回収する電気化学
的処理をする方法として、本発明では水銀アマルガムを
陰極として用いるので、水素発生電位が負の大きな値な
ので水を分解せずに貴金属を還元できる。同時に水銀は
合金を作り易く貴金属を取り込んで固化し同化するの
で、水銀アマルガムは、電気分解によって溶液中から還
元され析出した貴金属を取り込んで固化し同化する。固
化し同化した水銀アマルガムは電極の金属上から容易に
剥離・除去できるので、貴金属を水溶液から連続的に除
去できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1により説明す
る。1は貴金属を含む水溶液で満たされた水溶液槽であ
る。2は金鍍金された、または、ある厚さに金を張った
ドラムであり、図中の矢印の方向に回転する。3は水銀
5を満たした容器であり、底がなく、ドラム2に小隙間
を以て対向しており、中の水銀5はドラム2上の金表面
に直接接しており、その中に負電荷を加える電極4を入
れてある。上記ドラム2を回転させ、容器3中の水銀5
との接触でドラム2の金表面をアマルガム化させる。こ
のアマルガム化したドラム2の金表面は該ドラムの回転
により槽1内の水溶液に浸漬される。容器3内の水銀5
中の電極4と槽1中の白金対極6の間には、水銀5側が
負になるように2V以上、好ましくは2.5Vの電位差
を印加する。水銀は電導体なのでドラム2の金表面のア
マルガムの電位も水銀5と同じになる。このため、槽1
内の水溶液に浸されているドラム2上のアマルガムと白
金対極6の間に電位差が発生する。該水溶液中の貴金属
は該ドラム2上のアマルガムを陰極として電解され、ド
ラム2上のアマルガムに取り込まれる。貴金属を取り込
んだドラム2上のアマルガムはドラム2の回転に従って
上記水溶液の外に出て剥離器7に達する。貴金属を取り
込んだアマルガムは同化し体積が大きくなっているの
で、剥離器7で削り落され、回収槽8に落下する。アマ
ルガムが剥離されて露出したドラム2の金鍍金面(また
はある厚さに金を張った面)は容器3内の水銀5によっ
て再びアマルガム化される。なお、剥離器7とドラム2
の金表面との隙間は容器3とドラム2の金表面との隙間
と同じ大きさである。なお、ドラム2の端面は、電気分
解により金属がそこに析出しない様に絶縁物表面として
ある。
【0011】本発明の更に別の実施例を図2により説明
する。この実施例は、図1に示した剥離器7を設ける代
りに、水銀5を満たした容器3の側面7’で剥離器の作
用を代用させたものであり、他の構成、作用、効果は前
記図1で述べた実施例と同じである。
【0012】本発明の更に別の実施例を図3により説明
する。1は貴金属を含む水溶液で満たされた水溶液槽で
ある。9はエンドレスな1本あるいは複数本の金線、ま
たはある厚さに金を張った1本あるいは複数本の線であ
り、1対の回転ドラム2’間に掛け渡されて図中の矢印
の方向に回転する。3は水銀を満たした容器であり、底
がなく、ドラム2’上の線9に小隙間を以て対向してお
り、中の水銀5は線9と直接接しており、その中に負電
荷を加える電極4を入れてある。上記のようにして1本
あるいは複数本の金線、またはある厚さに金を張った1
本あるいは複数本の線9を回転させ、容器3内の水銀5
との接触でその金表面をアマルガム化する。表面がアマ
ルガム化された線9はドラム2’の回転につれて槽1中
の水溶液に浸漬される。容器3内の水銀5中の電極4と
槽1内の白金対極6との間には、水銀5側が負になるよ
うに2V以上、好ましくは2.5Vの電位差を印加す
る。水銀は電導体なので線9の金表面のアマルガムの電
位も水銀5と同じになる。このため、槽1内の水溶液に
浸されている上記の線9上のアマルガムと白金対極6の
間に電位差が発生する。水溶液中の貴金属は上記線9上
のアマルガムを陰極として電解され、線9上のアマルガ
ムに取り込まれる。貴金属を取り込んだ線9上のアマル
ガムは線9の回転に従って上記水溶液の外に出て剥離器
7に達する。貴金属を取り込んだアマルガムは同化し体
積が大きくなっているので剥離器7で削り落され、回収
槽8に落下する。アマルガムが剥離して露出した金線
(またはある厚さに金を張った線)9の金表面は水銀5
によって再びアマルガム化される。上記1本あるいは複
数本の線9は張力調整装置を持ち、線9が析出した貴金
属によって太くなっても一定の張力で滑らかに回転する
ことができるようになっている。
【0013】上記図3の実施例の変形実施例を図4に示
す。図3に示した水銀容器3の代りに、水銀5を満たし
た槽3’を別設する。エンドレスな1本あるいは複数本
の金線、またはある厚さに金を張った1本あるいは複数
本の線9は、複数の回転ドラム間に掛け渡され、水銀槽
3’内の水銀5中をくぐることによって、その金表面が
アマルガム化する。他の構成・作用は図3の実施例と同
様である。本実施例も、図3に示した実施例と同様に水
溶液中から貴金属を連続的に回収除去できる。
【0014】なお、図3、図4において、槽1中の水溶
液に浸るドラムの面は、そこに電気分解によって金属が
析出しないように絶縁物面としてある。
【0015】本発明の更に別の実施例を図5により説明
する。1は貴金属を含む水溶液で満たされた水溶液槽で
ある。10は、金鍍金されたベルト、あるいはある厚さ
に金を張ったベルトであり、回転ドラム間に掛け渡され
て図中の矢印の方向に回転する。3は水銀5を満たした
容器であり、底がなく、上記ベルトの金表面に小隙間を
以て対向しており、中の水銀5は上記ベルト10の金表
面に直接接しており、その中に負電荷を加える電極4を
入れてある。金鍍金された、またはある厚さに金を張っ
たベルト10を回転させ、その金表面を容器3内の水銀
5でアマルガム化させ、次いでベルト10の回転に伴い
槽1中の水溶液に浸漬される。容器3内の水銀5中の電
極4と槽1内の白金対極6の間には、水銀側が負になる
ように2V以上、好ましくは2.5Vの電位差を印加す
る。水銀は電導体なのでベルト10の金表面のアマルガ
ムの電位も水銀5と同じになる。このため、槽1内の水
溶液に浸されているベルト10上のアマルガムと白金対
極6の間に電位差が発生する。水溶液中の貴金属は電解
され、ベルト10上のアマルガムに取り込まれる。貴金
属を取り込んだベルト10上のアマルガムはベルト10
の回転に従って上記水溶液の外に出て剥離器7に達す
る。貴金属を取り込んだアマルガムは同化し体積が大き
くなっているので剥離器7で削り落され、回収槽8に落
下する。アマルガムが剥離して露出したベルト10の金
鍍金面(またはある厚さに金を張った面)は容器3内の
水銀5によって再びアマルガム化される。なお、剥離器
7とベルト10の金表面との間隙は容器3とベルト10
の金表面との間隙と同じ大きさである。なお、ベルト1
0の裏面は電気分解による金属の析出を避けるため絶縁
物で覆われている。
【0016】上記図5で示した実施例の変形実施例を図
6によって説明する。本実施例では、図5に示された実
施例のベルト10を、金表面を有するキャタピラ(裏面
は絶縁物で覆われている)10’にし、それぞれの接合
部分を電流が流れるようにしたものを用いる。これによ
り、水銀に負荷した電位と一体の陰極となる水銀アマル
ガムを連続的に作る電極を持つ連続処理装置が構成され
る。
【0017】なお、図3、図4、図5、図6の各実施例
において剥離器7を図2と同様、水銀容器の側面で代用
させる構成とすることも出来る。
【0018】以上述べた各実施例において、水銀アマル
ガム電極は、貴金属を含む水溶液中を連続的に移動する
が、該水溶液中で水銀アマルガム電極に電気分解によっ
て析出する貴金属が水銀アマルガム電極を覆ってしまう
と該電極は貴金属でできたものと同様に水素を大量に発
生するようになるので、これを避けるためには、貴金属
を含む水溶液中に浸漬され電気分解を行っている電極部
分を、水素を発生する前に水溶液外に移動させ、析出し
水銀アマルガムに取り込まれた貴金属を剥離させること
により、水溶液中の貴金属の連続的な除去回収を行う必
要がある。そのためには、電極の移動速度を予め実験も
しくは理論計算によって求めた値に設定し、あるいは溶
液中に設置した水素探知器により電極の移動速度を制御
し、以て、初めに水溶液に浸漬している電極部分に電気
分解によって貴金属が析出して水素を発生するようにな
る前に、電気分解によって貴金属が析出する前の次の新
しい電極部分を水溶液に浸漬することを繰り返すように
するのが良い。
【0019】本発明の以上に述べた各実施例において、
水銀アマルガム化させることにより陰極として使用する
電極の金属は、金の代りに銀、銅、白金、亜鉛、炭素、
あるいはそれらの合金などを用いてもよい。
【0020】次に、連続的に水銀アマルガムを作る電極
を用いる電解槽を備えた前記各実施例記載の貴金属除去
回収装置を有効に利用する実施例を図7により説明す
る。11は図1ないし図6のいずれかに示したのと同じ
貴金属除去回収装置であり、前述のようにして水溶液中
の貴金属を電気化学的に連続的に除去・回収処理する装
置であり、すなわち、水銀アマルガムを連続的に作る電
極を持ち、前記の槽1内の水溶液中から電気分解によっ
て析出した貴金属を取り込んだ水銀アマルガムを連続的
に剥離して除去回収する装置である。該装置11は前記
の槽1への水溶液の入口管15及び出口管16を有す
る。12はタンクであって、貴金属を含んだ水溶液を供
給管17から受入れる。タンク12内の水溶液はポンプ
13により入口管15から貴金属除去回収装置11に送
り込まれ、貴金属除去回収装置11中の前記槽1内を通
過して貴金属濃度の減じた水溶液となって、出口管16
から再びタンク12に戻る。このようにタンク12内の
水溶器は貴金属除去回収装置11を通して循環すること
により、十分に貴金属濃度の減じた水溶液となる。この
貴金属濃度の十分減じた水溶液はタンク12から排出管
18により排出される。14は脈動発生装置であって、
水溶液中に設置された水素探知器などと連動して、タン
ク12からポンプ13によって貴金属除去回収装置11
に送り込まれる水溶液に脈動を与えるものである。タン
ク12内の水溶液を装置11内に繰り返して循環させる
ことを特徴とする本実施例は、処理の対象となる水溶液
中の貴金属濃度が変動しても、処理済みの水溶液の貴金
属濃度は一定に低く保つことが要求される場合に好適な
ものである。また、装置11内における水溶液の流動が
脈動的であることによって、単一な流動の場合に比較し
て、貴金属除去回収装置11内での水溶液と電極との接
触を促進して、本発明の基本原理である貴金属の電極上
における還元反応を促進することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、表面に水銀アマルガム
が連続的に作られる電極を陰極として用い、これを連続
的に水溶液に接触させ、再び水溶液の外へ戻すことによ
り、水溶液中の貴金属は直接還元されて水銀アマルガム
中に取り込まれ、貴金属を取り込んだ水銀アマルガム
は、水溶液の外で上記電極表面から除去されるのであ
り、陰極に水銀アマルガムを用いるので水素発生が少な
く、硝酸濃度の高い水溶液でも水溶液が分解せず、また
電極が溶解しないので、電解効率が良い。また水溶液か
らの貴金属の除去回収は連続処理として行うことができ
るので処理効率が良い。従って、例えば核燃料再処理プ
ラントの高レベル廃液に代表されるような硝酸濃度の高
い水溶液から電気化学的に貴金属を連続的に小電力で効
率良く除去回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドラム型の電極を持つ本発明の一実施例を示
す。
【図2】剥離器を水銀容器の側面で代用した本発明の一
実施例を示す。
【図3】線状の電極を持つ本発明の一実施例を示す。
【図4】線状の電極を持つ本発明の他の一実施例を示
す。
【図5】ベルト型の電極を持つ本発明の一実施例を示
す。
【図6】キャタピラ型の電極を持つ本発明の一実施例を
示す。
【図7】電解装置に脈動的に水溶液を循環させる系を付
属させた一実施例を示す。
【符号の説明】
1…貴金属を含む水溶液で満たされた水溶液槽 2…金表面を有するドラム 3…水銀を満たした容
器 4…水銀中の電極 5…水銀 6…白金対極 7…剥離器 8…回収槽 9…金表面を有する線 10…金表面を有するベルト 10’…金表面を有するキャタピラ 11…貴金属除去回収装置 12…水溶液タンク 13…ポンプ 14…脈動発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千野耕一 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 馬場 務 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 池田孝志 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に移動する金属表面を有し、該金
    属表面をその移動経路の一部において、貴金属含有水溶
    液に浸漬させる様にした無端形状の電極体と、該電極体
    の金属表面に前記水溶液への浸漬前の位置にて連続的に
    水銀アマルガムを作るアマルガム化手段と、該水銀アマ
    ルガムを陰極として前記水溶液中で電解を行う様に前記
    電極体の金属表面に電圧印加を行う電圧印加手段と、該
    電解により前記水溶液中の貴金属を取り込んだ水銀アマ
    ルガムを前記水溶液外に出た後の位置にて前記電極体の
    金属表面から除去回収する除去回収手段と、を備えたこ
    とを特徴とする、水溶液中からの貴金属の除去回収装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アマルガム化手段は、前記電極体の
    金属表面に前記水溶液への浸漬前の位置にて連続的に接
    触する水銀を保持した水銀槽よりなる請求項1記載の水
    溶液中からの貴金属の除去回収装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧印加手段は前記水銀槽中の水銀
    内に設けた電極を介して前記無端形状の電極体の金属表
    面に電圧印加を行う請求項2記載の水溶液中からの貴金
    属の除去回収装置。
  4. 【請求項4】 前記除去回収手段は、水溶液中の貴金属
    を取り込んだ前記水銀アマルガムを前記水溶液外に出た
    後の位置にて連続的に前記電極体の金属表面から削り落
    す剥離器と、該剥離器で削り落された該水銀アマルガム
    を受け取る回収容器とからなる請求項1,2又は3記載
    の水溶液中からの貴金属の除去回収装置。
  5. 【請求項5】 前記無端形状の電極体は金属表面を持つ
    ドラム、線、ベルトもしくはキャタピラの形状をなして
    いる請求項1,2,3又は4記載の水溶液中からの貴金
    属の除去回収装置。
  6. 【請求項6】 前記無端形状の電極体の前記金属表面
    は、Au,Ag,Pt,Cu,Zn,C又はこれらの2
    以上の合金よりなる請求項1ないし5のいずれかに記載
    の水溶液中からの貴金属の除去回収装置。
JP33688091A 1991-12-19 1991-12-19 水溶液中からの貴金属の除去回収装置 Pending JPH05171309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100358989B1 (ko) * 2000-05-04 2002-10-31 최원석 산업용 금의 회수방법 및 그 장치
RU2753358C2 (ru) * 2020-01-28 2021-08-13 Федеральное государственное унитарное предприятие "Горно-химический комбинат" (ФГУП "ГХК") Способ регенерации серебра из актиноидсодержащего азотнокислого раствора

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