JPH0517041Y2 - - Google Patents

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JPH0517041Y2
JPH0517041Y2 JP6754888U JP6754888U JPH0517041Y2 JP H0517041 Y2 JPH0517041 Y2 JP H0517041Y2 JP 6754888 U JP6754888 U JP 6754888U JP 6754888 U JP6754888 U JP 6754888U JP H0517041 Y2 JPH0517041 Y2 JP H0517041Y2
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JP
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mask
insertion hole
cylindrical bag
anesthesia
fiberscope
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前進麻酔下の患者の鼻孔よりフアイ
バースコープガイド下気管内挿管チユーブを潤滑
に気管支まで挿入するための気管内挿管用のマス
クに関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
一般的に挿管困難症、或いは、それが予想され
る症例の麻酔に際して、特に、禁忌がないかぎり
前例にフアイバースコープガイド下挿管法を採用
しているが、この挿管法は患者が意識下の挿管で
あり、安全性は確認されているものの、挿管に手
間取つた場合には患者にかなりの負担をかけ、
又、出血させた場合には挿管が困難と成るため
に、この技術にはある程度の熟練を要し、経験の
少ない麻酔科医は充分にトレーニングをしておく
必要がある。
全身麻酔下に本法を行なう場合、患者に負担を
かけない点で優れているが、素早く行なう必要が
有り、かなり熟練を要する。一方マスク換気下に
本法を施行するためのマスクが考案されている
が、複雑でコストが高く実用的でない。
〔問題点を解決する手段〕
本考案は前述の問題点に鑑みて、一般的に多数
市販されている麻酔用マスクを用いて、該マスク
の麻酔用管接続孔の近傍上方に挿通用孔を穿設
し、該挿通用孔へ先端に切欠部を設けた軟質の筒
状袋体をリング状部材と共に嵌入させて、簡易な
気管内挿管用マスクを得て前述の問題点が解決し
たものである。
〔考案の構成〕
本考案の構成は、椀状のマスクであつて、麻酔
用管接続孔の近傍上方へ挿通用孔を穿設し、該挿
通用孔へ嵌入するリング状部材を形成し、先端側
を稍先細とし切欠可能な切欠部を先端に設けた筒
状袋体の基部をリング状部材と挿通用孔との間へ
挟着した構成である。
〔実施例〕
斯る目的を達成なさしめた本考案の実施例を図
面によつて説明する。
第1図は本考案の実施の外観斜視図であり、第
2図は要部断面図である。
本考案は、人間の鼻及び口を覆い端辺を柔軟な
弾性部材2で形成し中央部へ麻酔用管接続孔3を
設られた椀状のマスク1であつて、装着時に鼻の
直上へ位置する前記麻酔用管接続孔2の上方近傍
へ挿通用孔4を穿設し、該挿通用孔4へ外側から
着脱自在に嵌入するリング状部材5を形成すると
共に、先端側を稍先細とし切欠後にフアイバース
コープAが密接状態で挿通できる切欠部6を先端
に設けた軟質薄膜の筒状袋体7の基部を前記リン
グ状部材5の外周と前記挿通用孔4の内周との間
に挟着し、前記筒状袋体7を内側へ突出させたも
のである。
即ち、本考案の気管内挿管用マスク1は一般に
多数市販され使用されている麻酔用のマスク1を
改造したものである。
通常、前記麻酔用のマスク1は椀状であつて、
人間の鼻及び口の呼吸系を覆い、顔に接触するマ
スク1の端辺は柔軟な弾性部材2で形成されてお
り、実施例に用いたものは柔軟なゴム製の筒体を
ドーナツ状に形成し、一ケ所へ空気導入管を付設
して、該空気導入管より適宜な弾力に成るように
空気を導入し端部を栓で封入したものであるが、
麻酔ガスが漏洩しない構造ならば他の柔軟部材2
でも構わないものである。
前記マスク1の中央部へは麻酔ガスを導入する
麻酔用呼吸回路と接続する麻酔用管接続孔3が設
けられており、装着時に鼻の直上に位置する前記
麻酔用管接続孔3の上方の近傍のマスク1面へ挿
通用孔4を穿設して、前記挿通用孔4へ外側から
着脱自在に嵌入できるリング状部材5を形成した
もので、該リング状部材5は短管の挿入部と前記
挿通用孔の内径より若干拡径したフランジ部とで
形成し、内周は気管支フアイバースコープAが容
易に挿入できる程度の若干隙間のできる径とした
ものである。
前記筒状袋体7は基部から先端へ向けて稍先細
とした軟質薄膜のゴム製又は合成樹脂製等で良
く、基部へリング状部材5の外周を挿入させて前
記挿通用孔2へ短管の挿入部を外側から嵌入させ
るもので、筒状袋体7の先端へは切欠後にフアイ
バースコープガイド下気管内挿管チユーブAが密
接状態で挿通する切欠可能な切欠部6を切欠開口
しており、該切欠部6が内側に突出するようにし
たものである。
使用の際は、前記マスク1を人間の鼻及び口を
覆つて固定し、麻酔マスク1として用いるもので
あり、マスク1内に麻酔ガスによる加圧がかかる
と軟質薄膜の筒状袋体7の切欠部6は加圧によつ
て外側に突出するが、先端は袋状と成つているた
め麻酔ガスの洩れは無いものであり、気管内挿管
の挿管法を行う場合は筒状袋体7の先端切欠部6
を切欠した開口へ気管支フアイバースコープガイ
ド下気管内挿管チユーブAを前記マスク1の外側
より挿通用孔4へ挿通させると、前記筒状袋体7
の先端は押し拡げられ切欠部6を切欠した開口よ
り気管支フアイバースコープガイド下気管内挿管
チユーブAの先端を突出させて、更に、鼻孔より
気管支へ挿入させるものであるが、気管支フアイ
バースコープガイド下気管内挿管チユーブAの胴
周と筒状袋体7とは密着状態と成り気密性は保持
されるもので、使用後も、つまり、気管内挿管法
の終了後も筒状袋体7が内側に有るときは加圧が
かかれば押し潰れ切欠部6からは麻酔ガスの漏洩
は無いもので、外側に突出した場合は筒状袋体7
を指で摘んで漏洩を防げるものである。
本考案のフアイバースコープ下気管内挿管用マ
スク1は、挿通用孔4へリング状部材5を筒状袋
体7の基部へ挿入した後にリング状部材5と共に
嵌入し、予め、気管支フアイバースコープAを挿
入する挿管法の了解を得た患者に、麻酔ガス導入
の後、充分な筋弛緩及び麻酔深度が得られてか
ら、フアイバースコープAを前記筒状袋体7の先
端へ設けた切欠部6を経て、患者の鼻孔より咽喉
頭へと順次挿入して行くものである。
〔考案の効果〕
本考案は、前述の構成により、入手の容易な一
般的な麻酔用マスクを使用するために安価で、挿
通用孔へ着脱自在に筒状袋体とリング状部材を設
けたことによつて、使用の度に筒状袋体を取替え
るこができ、麻酔ガスの漏洩も皆無で気管内挿管
の挿管用として使用できるもので、気管支フアイ
バ−スコープを挿入する挿管法を実施しない時は
筒状袋体に代えてシート状の盲板としていれば、
通常の麻酔用マスクとして用いることができ画期
的で実用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施の外観斜視図である。第
2図は要部断面図である。 A……気管支フアイバースコープ、1……マス
ク、2……弾性部材、3……麻酔用管接続孔、4
……挿通用孔、5……リング状部材、6……切欠
部、7……筒状袋体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 人間の鼻及び口を覆い端辺を柔軟な弾性部材で
    形成し中央部へ麻酔用管接続孔を設られた椀状の
    マスクであつて、 装着時に鼻の直上へ位置する前記麻酔用管接続
    孔の上方近傍へ挿通用孔を穿設し、該挿通用孔へ
    外側から着脱自在に嵌入するリング状部材を形成
    すると共に、先端側を稍先細とし切欠後に気管内
    挿管チユーブが密接状態で挿通できる切欠部を先
    端に設けた軟質薄膜の筒状袋体の基部を前記リン
    グ状部材の外周と前記挿通用孔の内周との間に挟
    着し、前記筒状袋体を内側へ突出させたことを特
    徴とするフアイバースコープガイド下気管内挿管
    用マスク。
JP6754888U 1988-05-24 1988-05-24 Expired - Lifetime JPH0517041Y2 (ja)

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JPH01172845U JPH01172845U (ja) 1989-12-07
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AUPO504597A0 (en) * 1997-02-10 1997-03-06 Resmed Limited A mask and a vent assembly therefor
US6561191B1 (en) 1997-02-10 2003-05-13 Resmed Limited Mask and a vent assembly therefor

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