JPH05168387A - 気化器及び芳香成分の揮散方法 - Google Patents

気化器及び芳香成分の揮散方法

Info

Publication number
JPH05168387A
JPH05168387A JP35455591A JP35455591A JPH05168387A JP H05168387 A JPH05168387 A JP H05168387A JP 35455591 A JP35455591 A JP 35455591A JP 35455591 A JP35455591 A JP 35455591A JP H05168387 A JPH05168387 A JP H05168387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixed liquid
catalytic combustion
combustion part
frame
thin tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35455591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Matsuda
一夫 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP35455591A priority Critical patent/JPH05168387A/ja
Publication of JPH05168387A publication Critical patent/JPH05168387A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、常温で揮散され難い香料成
分や殺虫成分を、電源や接続コードを必要とすることな
く、どこででも空気中へ揮散することができ、且つこれ
ら成分の他には悪臭や煙,スス等を発生することのない
気化器及び芳香成分の揮発方法を提供することにある。 【構成】 香料もしくは殺虫剤を溶媒に溶解した混合液
の貯留部1と、該混合液を触媒燃焼部2へ誘導する誘導
部21と、混合液を燃焼させる触媒燃焼部2を備えてなる
気化器である。また本発明における芳香成分の揮散方法
は、イソプロピルアルコール又はベンジンに香料を溶解
した混合液を触媒燃焼部へ誘導して触媒、燃焼するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は香料や殺虫剤を空気中に
揮散させるための気化器及び揮散方法に関し、詳細には
燃料燃焼方式を採用することによって電気コードを排除
することができてどこへでも持運びができ、しかも燃料
燃焼による悪臭やススを発生することのない気化器及び
芳香成分の揮散方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内(病室、便所、応接室、居間等)に
香料を配置することは、所謂「お香をたく」という習慣
から出発して古くから行われており、近年は揮発性(昇
華性)のゲル状担持体に香料を担持させたものが汎用さ
れており、前記担持体の揮散(昇華)に伴って芳香成分
を空気中に長期間にわたって拡散することができる。な
お芳香成分の揮散を補助する手段として送風ファンを併
用したものもある。一方殺虫剤用の気化器の例としては
蚊取り線香にかわるものとして、電気式発熱体の上に、
殺虫剤成分を含浸させた殺虫用マットを載置するタイプ
のものが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】香料としては常温揮発
性のものだけでなく高温揮発性ものも使用されてきた
が、上記したゲル状担持体に担持させる方法のものでは
常温揮発性に限定されてしまう。そこで殺虫用マットを
用いる方式を採用することも検討され、幾つかの試作も
提案されているが、次に述べる様な欠点があって汎用さ
れるには至っていない。
【0004】即ち殺虫用マット方式のものにおいては発
熱体を高温に加熱するための発熱用の電源が必要であ
り、電気用接続コードがなければ使用できないという不
都合があった。尚コードレスタイプのものも市販されて
いるが、消費電力の関係上コンセント差し込み方式に限
定され、また仮に電池方式のものが開発されるとして
も、電池の消耗が激しく短時間しか使用できない上、コ
スト高になるという欠点がある。更にマット方式では使
用可能終期を判定することが困難であり、早めに取り替
えたり、香りがないのにいつまでも使用してコスト高に
なるという問題もでてくる。
【0005】そこで本発明の目的は特定の電源や接続コ
ードがなくても作動でき、常温下で揮発しない香料や殺
虫剤であっても不具合なく低コスト且つ確実に、しかも
不快感を伴わずにこれらを空気中に揮散することのでき
る燃料燃焼方式の気化器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
発明の気化器は、香料もしくは殺虫剤を溶剤に溶解した
混合部の貯留部と、該混合液を触媒燃焼部に誘導する誘
導部と、この混合液を燃焼させる触媒燃焼部を備えてな
ることを要旨とするものである。また本発明における芳
香成分の揮発方法は、香料を溶剤であるイソプロピルア
ルコール又はベンジンに溶解した混合液を触媒燃焼部に
誘導し、この混合液を触媒燃焼させることを要旨とする
ものである。
【0007】
【作用及び実施例】本発明の代表的な実施例を図1,図
2によって説明する。混合液Aの貯留部として密閉容器
1が設けられ、該容器1の天板上には触媒燃焼部2が配
設され、該触媒燃焼部2の下部には混合液Aを燃焼部2
へ誘導する誘導部材としての細管21が、上記混合液A中
へ浸漬される。前記細管21の内部は1本または複数本の
空筒によって構成されているか、または繊維等の糸状の
ものが詰められていて、毛管現象によって混合液Aが貯
留部から触媒燃焼部2に誘導される様に構成されてお
り、混合液Aの触媒燃焼部2への供給速度は細管21内部
の構造、即ち空筒や糸状物の太さや本数を適宜に設計す
ることによって調節できる。上記触媒燃焼部2には図2
に示す様に上部を開口した枠体24を主として構成され、
該枠体24の底部には細管21の上部開口が連接され、この
枠体24の内部には燃焼触媒として白金担持ガラスウール
22が収納される。なお、人が直接燃焼部2に触れて熱さ
を感じることがないように、枠体24の外側部には保護カ
バー26が設けられている。枠体24と保護カバー26の間は
燃焼用空気の流通孔23として利用するとともに、枠体24
の任意の位置には空気導入孔25が任意数穿設され、これ
らによって燃焼用空気は枠体24の内側に供給される。ま
た枠体24の内部には点火用の発熱コイル33が設けられ、
該コイル33は点火機構3によって作動される。
【0008】すなわち混合液Aは細管21の毛管現象によ
ってガラスウール22に達し、コイル33によって点火され
た後は、継続的に燃焼が続けられ、混合液Aはこの燃料
による負圧発生によって細管21内を継続的に燃焼部2へ
誘導される。一方燃焼部2においては、混合液A中の溶
媒が触媒燃焼され、混合液A中に溶解された香料及び/
又は殺虫成分は連続的に空気中へ揮散される。使用する
溶剤としては香料もしくは殺虫剤を溶解し、比較的粘性
が低くて毛管現象によって誘導が容易であり、引火性が
あって着火・燃焼が容易であり、かつ燃焼して悪臭や有
害な成分を発生しないものが好ましい。例えば、イソプ
ロピルアルコール等の低級アルコールやベンジン等の炭
化水素が挙げられる。なかでも、イソプロピルアルコー
ルやベンジンは着火しやすく、無煙・無臭状態で触媒燃
焼される。イソプロピルアルコールは完全燃焼しきれな
いと微量のアセトンを生成するが、微量のアセトンは空
気中に存在しても人にさほど不快感を与えない。しかし
溶媒としてメタノールやエタノール等を用いた場合に
は、これらが完全燃焼しきれないとホルムアルデヒドや
アセトアルデヒドを生成し、これらは微量であっても空
気中に存在すると不快臭となる。
【0009】香料としてはジャコウ、レイビョウコウ等
の動物性香料、ビャクダン系、モクレン系、フィトンチ
ッドのようなテルペン系等の植物性香料、その他合成香
料等が例示される。また、殺虫剤としてはピレスロイド
等が例示される。
【0010】上記燃焼部2における燃焼触媒は、白金担
持ガラスウールの他、白金担持セラミックハニカム触媒
等を用いたものであっても良く、また誘導部は細管21の
他、混合液を浸透することのできるガラス繊維を集束し
たものや紐状のもの或はウェブ状のものであっても構わ
ない。さらに点火機構3は高電圧発生コイルと火花発生
プラグを組合わせたもの等であっても良く、マッチ、ラ
イターによる直火方式であっても構わない。さらに誘導
部材としては紐状の芯材等を利用したものであっても良
い。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、電源や接続コードを要せず、香料や殺虫成分を長時
間連続して空気中へ揮散することができる。特に溶剤と
してイソプロピルアルコール又はベンジンを用いること
によって煙や悪臭を発生することなく、常温で揮散され
難い香料や殺虫成分を清浄な状態で揮散できる様になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例を示す説明図である。
【図2】図1における触媒燃焼部の詳細を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 容器 2 触媒燃焼部 3 点火機構 21 細管 24 枠体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香料もしくは殺虫剤を溶剤に溶解した混
    合液の貯留部と、該混合液を触媒燃焼部に誘導する誘導
    部と、この混合液を燃焼させる触媒燃焼部を備えてなる
    ことを特徴とする気化器。
  2. 【請求項2】 香料を溶剤であるイソプロピルアルコー
    ルまたはベンジンに溶解した混合液を触媒燃焼部に誘導
    し、この混合液を触媒燃焼させる芳香成分の揮散方法。
JP35455591A 1991-12-18 1991-12-18 気化器及び芳香成分の揮散方法 Withdrawn JPH05168387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35455591A JPH05168387A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 気化器及び芳香成分の揮散方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35455591A JPH05168387A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 気化器及び芳香成分の揮散方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05168387A true JPH05168387A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18438346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35455591A Withdrawn JPH05168387A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 気化器及び芳香成分の揮散方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05168387A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6033212A (en) Lamp for dispensing volatile substances
ES2218183T3 (es) Dispositivo para emision de fragancias.
EP0843561B1 (en) Device for dispensing a volatile substance
US5928605A (en) Device for dispensing a volatile substance
US20070224232A1 (en) Composition and method to repel insects
US4693868A (en) Thermal fumigator for drugs
US3778924A (en) Insecticidal fumigator
US11730202B2 (en) Multi-source micro-vaporizer
US6783081B2 (en) Mobile combustion exhaler for the vaporization of insecticide or perfumed substances having a low vapor pressure and combustible refill for said exhaler
US20030161755A1 (en) Emanator and lamp for dispersing volatiles
JP7447390B2 (ja) エアロゾル生成システム
BRPI0708032A2 (pt) dispositivo para o tratamento do ar tendo um substrato com o tamanho do poro controlado e substrato para ele
JPH05168387A (ja) 気化器及び芳香成分の揮散方法
JPH0534544Y2 (ja)
JPH0373250B2 (ja)
EP1205192A1 (en) Efficient self-heating device for dispensing volatile materials
JP2926172B2 (ja) 加熱蒸散装置および加熱蒸散殺虫方法
JPS61151101A (ja) 殺虫器
CZ2002926A3 (cs) Osvěžovač vzduchu
KR900007933B1 (ko) 약제 가열훈증기
JPS6310698Y2 (ja)
EP1159874A2 (en) Insectidal mat and heat-transpiration insectidal method using the same
JPS5831504Y2 (ja) 蚊取器
JPH01146506A (ja) 香炉
KR100540418B1 (ko) 아로마테라피 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311