JPH051670A - 下水施設設計支援装置 - Google Patents

下水施設設計支援装置

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JPH051670A
JPH051670A JP3151238A JP15123891A JPH051670A JP H051670 A JPH051670 A JP H051670A JP 3151238 A JP3151238 A JP 3151238A JP 15123891 A JP15123891 A JP 15123891A JP H051670 A JPH051670 A JP H051670A
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sewage
pipe
drainage
tank
flow rate
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JP3151238A
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Yutaka Saito
豊 齋藤
Yoshiharu Kitada
義春 北田
Masashi Hashimoto
雅至 橋本
Akihiko Udo
顕彦 宇土
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力式下水施設、特に管径の選定作業の支援
装置を提供する。 【構成】 汚水槽10に流入する汚水発生パターンか
ら、設定水位に達するとポンプ13により圧送管12に
流出する汚水流出パターンを生成して、これに基づいて
最低流速が確保できる径を有する管路を選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧送管と、汚水を貯留
する汚水槽と、設定水量貯留されると汚水槽内の汚水を
圧送管に圧送するポンプとから構成してある圧力式下水
施設に対する設計作業を支援する下水施設設計支援装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の下水施設設計支援装置として
は、最大発生汚水量を考慮した一日の平均汚水発生量に
対して一定の演算処理を施して平均値としての汚水槽か
らの汚水流出パターンを生成する汚水流出パターン生成
手段と、前記汚水流出パターン生成手段による汚水流出
パターンから前記圧送管の管路区間流量を算定する区間
流量算定手段と、前記区間流量算定手段による管路区間
流量に基づき、設定最低流速が確保できる管径を決定す
る管径決定手段とを備えて構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術は、汚水流出パターン生成手段が平均値としての汚水
槽からの汚水流出パターンを生成するものであったの
で、その汚水流出パターンは現実に適応しない虞があっ
た。つまり、一日のうちで汚水の発生する時間帯はほぼ
決まっているので、平均値としての汚水槽からの汚水流
出パターンに従って圧送管の管径を決定すると、管径が
小にすぎ通水能力が不足したり、管径が大にすぎ設定最
低流速の確保ができずに管路内に汚物が堆積して目詰ま
りする虞があった。本発明の目的は上述した従来欠点を
解消する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による下水施設設計支援装置の特徴構成は、
圧送管と、汚水を貯留する汚水槽と、設定水量貯留され
ると汚水槽内の汚水を圧送管に圧送するポンプとから構
成してある圧力式下水施設に対して、汚水槽に流入する
時系列的な汚水発生パターンに基づいて汚水槽からの時
系列的な汚水流出パターンを生成する汚水流出パターン
生成手段と、前記汚水流出パターン生成手段による時系
列的な汚水流出パターンから前記圧送管の時系列的な管
路区間流量を算定する区間流量算定手段と、前記区間流
量算定手段による時系列的な管路区間流量に基づき、い
ずれの時点においても設定最低流速が確保できる管径を
決定する管径決定手段とを備えて構成してあることにあ
る。
【0005】
【作用】汚水槽に流入する汚水発生パターン、即ち各戸
から発生する一日の時系列的な汚水発生量に基づく汚水
発生パターンに対して、その汚水が流入して設定水量貯
留された結果汚水槽から流出する汚水流出パターンは極
めて現実に近いモデルとして取り扱うことができる。そ
のような汚水流出パターン生成手段による汚水流出パタ
ーンから区間流量算定手段によって算定された管路区間
流量に対して、管径決定手段は、極力通水能力不足とな
らない範囲で確実に設定最低流速が確保できる管径を決
定する。
【0006】
【発明の効果】従って本発明の下水施設設計支援装置に
よれば、現実に即した汚水流出パターンに基づき管径を
決定するものであるので、管径が小にすぎ通水能力が不
足したり、管径が大にすぎ設定最低流速の確保ができず
に管路内に汚物が堆積して目詰まりすることを回避し
て、設定最低流速の確保を確実に行えるので、管路内に
汚物が堆積して目詰まりする虞のあるような設計を回避
することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明する。図1に
示すように、圧力式下水道システムに関する下水施設設
計支援装置は、管路を敷設する地図データを入力する図
面読み取り装置1としてのイメージスキャナと、入力さ
れた地図データに汚水槽や管路の敷設路線を入力する路
線入力装置2としてのマウスやタブレットと、汚水槽や
管路の属性データを入力する数値データ入力装置3とし
てのキーボードと、前記地図データや属性データ等を格
納する記憶装置4と、下水施設図や設計データを出力す
る出力装置5としてのプロッタやプリンタ等を演算手段
6としてのコンピュータに接続して構成してある。前記
圧力式下水道システムは、図2に示すように、家庭等か
ら排出された汚水を貯留する汚水槽10と、その汚水槽
10に汚水が設定水位迄溜まると汚水槽10に接続管1
1を介して接続された圧送管12に汚水を圧送する破砕
機付水中ポンプ13とで構成してあり、以て汚水を処理
場(図示せず)もしくは自然流下管(図示せず)まで圧
送するシステムである。前記汚水槽10及び破砕機付水
中ポンプ13は、1時間当たりの最大汚水量が流入した
ときに、1時間に平均10回程度起動するように、又、
1回当たりの運転時間が2乃至3分となるように選定さ
れる。前記演算手段6は、前記汚水槽10に流入する汚
水発生パターンに基づいて前記汚水槽10からの汚水流
出パターンを生成する汚水流出パターン生成手段と、前
記汚水流出パターン生成手段による汚水流出パターンか
ら前記圧送管12の管路区間流量を算定する区間流量算
定手段と、前記区間流量算定手段による管路区間流量に
基づき、設定最低流速が確保できる管径を決定する管径
決定手段とを備えて構成してある。以下に前記演算手段
6による動作を、図3に示すフローチャートに基づき説
明する。前記キーボードから入力された聞き取り調査等
による予備調査データで、図4に示すような、前記記憶
手段4に格納された前記汚水槽10に流入する汚水発生
パターンに基づいて、適当な容量の汚水槽10及び適当
な吐き出し量を有するポンプ13を選定する<#1>。
同じく、前記汚水発生パターンに基づいて、汚水流出パ
ターン生成手段が、図5に示すような、前記汚水槽10
からの時系列的な汚水流出パターンをそれぞれ生成す
る。即ち、前記汚水槽10内の汚水量が設定量に達する
と前記ポンプ13を駆動させて初期の貯溜量に低下する
まで圧送するように汚水流出パターンを生成するのであ
る<#2>。前記汚水流出パターンに基づいて、前記区
間流量算定手段が前記圧送管12の前記処理場までの管
路を分割した各管路区間の時系列的な流量の変遷、即ち
管路区間流量を算定する<#3>。前記管径決定手段
が、前記管路区間流量に基づき、最低流速0.6m/s
が確保できる管径の管路を、別途準備された管径選定図
(例えば、流速0.6m/sから1.2m/sの範囲に
おける流量と摩擦損失の関係を示す特性図)に従って各
管路区間毎に選定する<#4>。ステップ<#4>で選
定された管路に対して、Hazen−Williams
の式を用いて摩擦損失を計算し、それを基にステップ<
#1>で選定されたポンプ13の全揚程を演算導出する
<#5>。選定されたポンプ13の揚程−吐き出し量特
性曲線からそのポンプ13の吐き出し量を求めて、ステ
ップ<#1>で選定したポンプ13の特性とを比較評価
する<#6>。特性が大きく異なれば<#7>、再度ポ
ンプ13を選定して<#8>、ステップ<#2>に移行
して、上述の処理を繰り返す。
【0008】以下に別実施例を説明する。ステップ<#
8>において、汚水槽10は1乃至数軒で1槽の割りで
設定されるが、聞き取り調査等による予備調査データ
や、評価の結果に基づき適宜設定することができる。聞
き取り調査等による予備調査データは曜日、月、季節等
の時期的変動を加味することが好ましい。既存の施設に
新たな施設を追加する場合には、汚水槽10等にポンプ
13の可動時間等をモニタする装置を設けて予備調査デ
ータを収集してもよい。先の実施例では、汚水槽10
は、各戸に1槽持たせているが、複数戸に1槽で構成し
てもよい。又、複数槽に1槽の大型汚水槽を設け、その
大型汚水槽と接続管11とを接続するように構成して、
圧送能力が不足した時の緩衝を考慮してもよい。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】下水施設設計支援装置のブロック構成図
【図2】下水施設の構成図
【図3】フローチャート
【図4】汚水発生パターンの特性図
【図5】汚水流出パターンの特性図
【符号の説明】
10 汚水槽 12 圧送管 13 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇土 顕彦 大阪府寝屋川市池田中町17番8号 摂南大 学工学部 電気工学科内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧送管(12)と、汚水を貯留する汚水
    槽(10)と、設定水量貯留されると前記汚水槽(1
    0)内の汚水を前記圧送管(12)に圧送するポンプ
    (13)とから構成してある圧力式下水施設に対して、
    前記汚水槽(10)に流入する時系列的な汚水発生パタ
    ーンに基づいて前記汚水槽(10)からの時系列的な汚
    水流出パターンを生成する汚水流出パターン生成手段
    と、前記汚水流出パターン生成手段による時系列的な汚
    水流出パターンから前記圧送管(12)の時系列的な管
    路区間流量を算定する区間流量算定手段と、前記区間流
    量算定手段による時系列的な管路区間流量に基づき、い
    ずれの時点においても設定最低流速が確保できる管径を
    決定する管径決定手段とを備えた下水施設設計支援装
    置。
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JPH051670A true JPH051670A (ja) 1993-01-08
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