JPH05166280A - ディスク記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ディスク記録及び/又は再生装置

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JPH05166280A
JPH05166280A JP4100213A JP10021392A JPH05166280A JP H05166280 A JPH05166280 A JP H05166280A JP 4100213 A JP4100213 A JP 4100213A JP 10021392 A JP10021392 A JP 10021392A JP H05166280 A JPH05166280 A JP H05166280A
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disc
disk
lever
pin
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対応する光ディスクカートリッジのみの挿脱
を可能となし、その他の磁気ディスクカートリッジ等の
ディスクカートリッジの挿入を確実に禁止し、ローディ
ング機構及び光学ピックアップ装置や磁気ヘッド装置の
保護を図る。 【構成】 光ディスク202を収納したカートリッジ本
体203の装置本体への挿入方向の側面に挿入用ガイド
部201c〜201fが設けられた第1のディスクカー
トリッジ201をディスク装着部1にローディングする
ローディング機構35,36,37と、第1のディスク
カートリッジの挿入ガイド部の厚みより広く、光ディス
クと同径の磁気ディスク302を収納し、第1のディス
クカートリッジより薄い第2のディスクカートリッジ3
01の厚みより狭い幅の誤挿入防止部材35a,35b
とを備えるディスク記録及び/又は再生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスクの如く光ビームを情報信号の記録及び/又は再生
手段に用いる光学式のディスクを記録媒体に用いるディ
スク記録及び/又は再生装置に関し、さらに詳しくは、
光ディスク又は光磁気ディスクを収納したディスクカー
トリッジの装着のみを許容し、他のディスクを収納した
ディスクカートリッジの装着を阻止する誤挿入防止機構
を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録及び/又は再生に
光ビームを用いる光学式のディスクとして、専ら情報信
号の再生のみに用いられる光ディスクと、一旦記録した
情報信号の消去を行い、他の情報信号の再記録を可能と
なす光磁気ディスクとが知られている。
【0003】そして、光ディスクは、アルミニウム等の
金属薄膜からなる反射層を有し、この反射層を、射出成
型等の技術を用いて情報信号に基づいて形成された凸凹
パターンを有するディスク基板の凹凸パターン上に薄膜
状に被着することによって形成されている。この光ディ
スクに凹凸パターンとして書き込まれた情報信号は、反
射層にレーザビーム等の可干渉性を有する光ビームを照
射し、光ビームが反射層によって反射された時に生ずる
干渉による反射光ビームの強度変化の検出により、凹凸
パターンが判別されて、光ディスクから読出される。
【0004】一方、光磁気ディスクは、光透過性を有す
るディスク基板に形成された垂直磁化が可能な磁性薄膜
よりなる信号記録層を有してなる。この信号記録層は、
レーザビームの照射によりキューリー温度以上に加熱さ
れるとともに、外部磁界の印加により磁化の向きが反転
されて情報信号の書込みが行われる。また、この信号記
録層に書込まれた情報信号は、該信号記録層にレーザビ
ーム等の直線偏光光束を照射し、光束が信号記録層によ
って反射されたときに生ずるいわゆるカー効果による偏
光方向の変化の検出により、磁化方向の違いが判別され
て、読出される。
【0005】このような光学式のディスクに対して情報
信号の書込み及び/又は読出しを行うには、このディス
クに対し、光ビームを照射する光学ピックアップ装置と
外部磁界を印加する磁気ヘッド装置とを有して構成され
るディスク記録及び/又は再生装置が用いられる。そし
て、光学ピックアップ装置は、光学式のディスクの一方
の主面部に、すなわちディスク基板に対向して配され、
集光した光ビームを照射するとともに、この光ビームの
光学式のディスクからの反射光を検出するように構成さ
れている。一方、磁気ヘッド装置は、光学式のディスク
を挟んで光学ピックアップと相対向する位置で且つ光学
式のディスクの信号記録層に対向して配され、この信号
記録層に磁界を印加するように構成されている。
【0006】このディスク記録及び/又は再生装置にお
いては、光学式のディスクがディスク回転駆動機構によ
り保持されて回転されるとともに、光学ピックアップ装
置及び磁気ヘッド装置が光学式のディスクの内周側から
外周側にわたって径方向に移動操作されることにより、
該光学式のディスクの記録領域の全面に亘って情報信号
の書込み及び/又は読出しが行われる。
【0007】この種のディスク記録及び/又は再生装置
のの記録媒体として用いられる光ディスク及び光磁気デ
ィスクとして、直径を略3.5インチなすものが提案さ
れている。これら光ディスク又は光磁気ディスクは、非
使用時における塵埃の付着や手指の接触による汚損を防
止するとともに取扱いの筒使化のためカートリッジ本体
に収納されディスクカートリッジとして構成されている
これら光ディスク又は光磁気ディスクの如き光学式のデ
ィスクを収納した光ディスクカートリッジとして図1に
示すように構成されたものが提案されている。
【0008】なお、以下の説明では、光ディスク及び光
磁気ディスクを含む光学式のディスクを総称して光ディ
スクとする。
【0009】この図1に示す光ディスクカートリッジ2
01は、光ディスク202を回転可能に収納するカート
リッジ本体203とこのカートリッジ本体203に移動
可能に取り付けられるシャッタ部材211とから構成さ
れてなる。
【0010】なお、この光ディスクカートリッジ201
に収納される光ディスク202の一方の主面部の中心部
には、この光ディスクカートリッジ201が装着される
ディスク記録及び/又は再生装置内に配設されるディス
ク回転駆動機構にチャッキングされるチャッキング用ハ
ブ202aが取り付けられている。
【0011】そして、光ディスク202を収納するカー
トリッジ本体203は、直径を3.5インチとする上記
光ディスク202を収納するに足る大きさの方形状に形
成されてなるものであって、方形の主面部のシャッタ部
材211が取り付けられる側の一辺を90mmとなし、こ
の辺を直交する他の辺を94mmとなし、厚さを6mmとな
している。また、このカートリッジ本体203は、対を
上ハーフ205と下ハーフ204を突合わせた状態でネ
ジ止め、あるいは超音波等による溶着若しくは接着する
ことによって一体化することによって構成される。
【0012】このカートリッジ本体203を構成する下
ハーフ204には、光ディスク202に取り付けたチャ
ッキング用ハブ202aと上記光ディスク202の信号
記録部の一部を内外周に亘って外方に臨ませるための第
1の開口部206が形成されている。この第1の開口部
206は、カートリッジ本体203の前面部209側よ
り中央部に亘る長穴として形成されている。
【0013】この第1の開口部206は、光ディスクカ
ートリッジ201がディスク記録及び/又は再生装置に
装着されたときに、チャッキング用ハブ部202aを光
ディスク202を回転駆動するディスク回転駆動機構の
ディスクテーブルに臨ませるとともに、光ディスク20
2の信号記録部をこの信号記録部に光ビームを照射する
光学ピックアップ装置に臨ませる。
【0014】一方、上ハーフ205には、下ハーフ20
4に設けられた第1の開口部206と相対向する位置
に、図示しないが第2の開口部が設けられている。この
第2の開口部は、第1のカートリッジ本体203の前面
部209側に寄った位置に設けられ、光ディスク202
の他方の主面部の一部を径方向の内外周に亘って外方に
臨ませるに足る大きさの矩形形状として形成されてい
る。そして、この第2の開口部は、光ディスクカートリ
ッジ201がディスク記録及び/又は再生装置に装着さ
れたときに、光ディスク202の他方の主面部を磁気ヘ
ッド装置に臨ませるようになされている。
【0015】なお、カートリッジ本体203の前面部2
09側の第1の開口部206と第2の開口部に対応する
部分には、磁気ヘッド装置及び光学ピックアップ装置が
光ディスク202の各主面部に近接対向して容易に進入
し得るようになすための切り欠き凹部206a,210
aがそれぞれ設けられている。すなわち、カートリッジ
本体203の前面部209近傍の中央部分の厚みは、第
1の開口部206及び/又は第2の開口部に対応する部
分で肉薄となされている。
【0016】また、カートリッジ本体203には、第1
の開口部206及び第2の開口部を開閉するシャッタ部
材211が移動可能に取付けられている。このシャッタ
部材211は、下ハーフ204の第1の開口部206を
閉塞する第1の板部212と、この第1の板部212に
平行に対向配設されて上ハーフ205の第2の開口部を
閉塞する第2の板部213と、これら第1及び第2の板
部212,213の基端側同士を連結する連結部214
とからなり、断面が略U字状となる如く形成されてい
る。
【0017】第1の板部212は、下ハーフ204の第
1の開口部206を閉塞するに足る幅狭で長尺な方形状
をなして形成されている。この第1の板部212の先端
側は、下ハーフ204の外側面に取付けられるシャッタ
押え板215によって押圧支持され、第1の板部212
のカートリッジ本体203からの浮き上がりが防止され
ている。さらに、第1の板部212の連結部214への
連設部となる基端側には、下ハーフ204の外側面に刻
設された第1のガイド溝216に係合するための第1の
係合爪217が、第2の板部213側に向かって折曲形
成されている。一方、第2の板部213は、カートリッ
ジ本体203の上ハーフ205に設けた第2の開口部を
閉じるに足る大きさの方形状に形成されている。
【0018】そして、第1及び第2の板部212,21
3を連結部214の一側端からシャッタ部材211の移
動方向に延長されてシャッタ部材移動ガイドアーム部2
18が設けられている。このシャッタ部材移動ガイドア
ーム部218は、カートリッジ本体203の前面部20
9に形成した切り欠き凹部206a,210a間に略等
しい幅に形成され、シャッタ部材211が第1の開口部
206及び第2の開口部を開放した位置に移動されたと
き、上記切り欠き凹部206a,210aが形成された
位置に延在し、これら切り欠き凹部206a,210a
を開放する。
【0019】また、シャッタ部材移動ガイドアーム部2
18の端部には、カートリッジ本体203の前面部20
9を挟持するよう嵌合するコ字状をなす嵌合保持部21
9が設けられている。この嵌合保持部219の下ハーフ
205上に突出した片の先端には、下ハーフ204の外
側面に第1のガイド溝216と平行に刻設された第2の
ガイド溝220に係合する係合片221が折曲形成され
ている。
【0020】そして、シャッタ部材211は、嵌合保持
部219でカートリッジ本体203の前面部209を挟
持し、第1及び第2の係合片217,221をそれぞれ
第1及び第2のガイド溝216,220に係合させてカ
ートリッジ本体203に嵌合配設されることにより、カ
ートリッジ本体203からの抜け止めが図られ安定した
移動が保証される。
【0021】さらに、連結部214の一部には、のカー
トリッジ本体203内に配設される図示しない捩じりコ
イルバネの一端側が係止されるバネ係止片222が設け
られている。この捩じりコイルバネは、シャッタ部材2
11を、第1の開口部206及び上ハーフ205の第2
の開口部を閉塞する方向に常時移動付勢するものであ
る。このバネ係止片222は、第1及び第2の板部21
2,213と略平行となるようにカートリッジ本体20
3の内方向に向かって折曲形成され、その先端部に上記
捩じりコイルバネの一端側が係止されるようになってい
る。なお、捩じりコイルバネの他端側は、カートリッジ
203内の前方側部分の隅部に係止されている。
【0022】このように構成されたシャッタ部材211
は、第1の開口部206及び第2の開口部を閉じる位置
と、これら開口部を開放する位置との間を、図1中矢印
C方向に移動可能となっている。
【0023】そして、カートリッジ本体203の前面部
209には、ディスク記録及び/又は再生装置のシャッ
タ開放ピン等の開放手段によりシャッタ部材211が移
動操作されたときに、このシャッタ開放ピンが進入して
第1の開口部206及び上記第2の開口部が開放された
状態に保持されるようにするための切り欠き部224が
形成されている。この切り欠き部224は、第1の開口
部206および上ハーフ205の第2の開口部が開放さ
れた状態での、シャッタ部材211の嵌合保持部214
の一側縁部が臨む位置に溝状に形成されている。
【0024】そして、カートリッジ本体203のシャッ
タ部材211が取り付けられるい前面部209と直交す
る両側面部207,208には、それぞれ一対の挿入ガ
イド用鍔部201c,201d及び201e,201f
が一体的に突出形成されている。これら挿入ガイド用鍔
部201c,201d及び201e,201fは、この
光ディスクカートリッジ201のディスク記録及び/又
は再生装置への挿入方向に沿って、カートリッジ本体2
03の前面部209側から後面部側に亘って形成されて
いる。また、これら挿入ガイド用鍔部201c,201
d及び201e,201fは、それぞれカートリッジ本
体203の上側の主面部または下側の主面部に面一状態
となされて形成されている。すなわち、これら挿入ガイ
ド用鍔部201c,201d及び201e,201f
は、長さが略々94mmであって、図1中矢印t1 及び
矢印t2 で示す幅が1mm、カートリッジ本体203よ
りの突出量が0.5mmとなされている。そして、それ
ぞれの対をなす挿入用ガイド鍔部201c,201d及
び201e,201fによってカートリッジ203の両
側面部207,208にガイド溝201a,201bが
それぞれ形成される。また、各対をなす挿入ガイド用鍔
部201c,201d及び201e,201f間の間
隔、すなわち各ガイド溝201a,201bの幅t
3 は、それぞれ4mmとなされている。なお、カートリ
ッジ本体203は、各挿入ガイド用鍔部201c,20
1d及び201e,201fまでを含んで、シャッタ部
材211の移動方向の幅を90mmとしている。
【0025】また、下ハーフ204には、この光ディス
クカートリッジ201をディスク記録及び/又は再生装
置に装着したときに、光ディスクカートリッジ201の
水平方向の装着位置を位置決めする位置決めピンが係合
する一対の位置決めピン係合孔225,226が設けら
れている。さらに、この下ハーフ204には、一方の位
置決めピン係合孔226の近傍に、光ディスク202へ
の情報信号の書込みの可否を標示するための誤記録防止
部材227が取付けられている。さらに、カートリッジ
203本体の一側面部207の前方寄りには、ディスク
記録及び/又は再生装置のローディング機構に設けられ
た引込みピンが係合する引込みピン係合孔228が形成
されている。
【0026】ところで、情報信号の記録媒体としては、
広く磁気ディスクが用いられている。この磁気ディスク
は、可撓性を有するフィルム状のベース部材に自制媒体
を被着して形成されてなるものである。この磁気ディス
クも極めて脆弱なものであるため、この磁気ディスクの
保護及び取扱いの簡便性を保証するため剛性を有するカ
ートリッジ本体に収納され磁気ディスクカートリッジと
して構成されている。この種の磁気ディスクカートリッ
ジの具体的なものとしてUSP4,918,559に記
載されたものがある。
【0027】この米国特許明細書4,918,559号
に開示される磁気ディスクカートリッジは、前述した光
ディスクカートリッジ201に収納された光ディスク2
02と同様に直径を3.5インチとなす磁気ディスクを
収納してなる。
【0028】この磁気ディスクカートリッジ301を図
2を参照して具体的に説明する。この磁気ディスクカー
トリッジ301は、前述した光ディスクカートリッジ2
01に収納される光ディスク202と同様に直径を3.
5インチとなす磁気ディスク302を収納するに足るカ
ートリッジ本体303を備えている。このカートリッジ
本体303は、光ディスク202と同径の3.5インチ
の磁気ディスク302を収納するに足る大きさに形成さ
れてなるので、光ディスクカートリッジ201を構成す
るカートリッジ本体203を平面の大きさ及び平面形状
を略同一をなされている。しかし、磁気ディスク302
を収納するカートリッジ本体303は、上記磁気ディス
ク302が光ディスク202に比し薄いものであるの
で、この光ディスク202を収納するカートリッジ本体
203に比し厚さは薄いものとなされている。このカー
トリッジ本体303の厚さTは、略3mmとなされてい
る。
【0029】なお、このカートリッジ本体303にも、
上記磁気ディスク302の信号記録面を内外周に亘って
外方に臨ませる記録再生用開口部310が設けられ、こ
の開口部310を開閉するシャッタ部材311が移動可
能に取付けられている。このシャッタ部材311は、上
記記録再生用開口部310を開放する開口部318が形
成された板部313を備えている。そして、シャッタ部
材311は、カートリッジ本体303に対し移動操作さ
れ、板部313に形成した開口部318が記録再生用開
口部310に対向する位置まで移動されることによりこ
の開口部310を開放し、板部313に設けた開口部3
18が記録再生用開口部310に全く対向しない位置ま
で移動されることによりこの開口部310を閉塞する。
【0030】上述したように、それぞれ直径を3.5イ
ンチとなす光ディスク202を収納した光ディスクカー
トリッジ201及び磁気ディスク302を収納した磁気
ディスクカートリッジ301は、ともにカートリッジ本
体203及び303の平面の大きさ及び平面形状を略同
一に構成され、厚さを異にするだけである。
【0031】
【発明が解決使用とする課題】ところで、光ディスクカ
ートリッジ201を記録媒体に用いるディスク記録及び
/又は再生装置においては、装置本体にカートリッジ挿
脱口を設け、このカートリッジ挿脱口を介して装置本体
内への光ディスクカートリッジ201の挿脱を行うよう
に構成されたものが提案されている。そして、カートリ
ッジ挿脱口を介して挿脱される光ディスクカートリッジ
201は、装置本体内に配設されたローディング機構に
より装置本体内のディスク装着部にローディング操作さ
れ、またカートリッジ装着部からのアンローディング操
作が行われる。
【0032】そして、上記カートリッジ挿脱口は、光デ
ィスクカートリッジ201の挿入を可能となす大きに形
成されてなるものであり、光ディスクカートリッジ20
1のシャッタ部材211が取付けられる例の辺の幅に略
等しい幅を有し、光ディスクカートリッジ201の厚さ
に略等しい高さをもって形成されている。従って、この
カートリッジ挿脱口からは、光ディスクカートリッジ2
01のみならず、この光ディスクカートリッジ201と
平面の大きさを同一となし、厚さのみを異とする前述し
た磁気ディスクカートリッジ301の挿入も可能であ
る。
【0033】上記光ディスクカートリッジ201を用い
るディスク記録及び/又は再生装置は、磁気ディスクカ
ートリッジ301が挿入された場合であってもローディ
ング機構が動作してしまう。このローディング機構は、
磁気ディスクカートリッジ301より厚い光ディスクカ
ートリッジ201のローディングを行うように構成され
ているため、誤って薄い磁気ディスクカートリッジ30
1が挿入されると、ローディング機構を構成する機構部
やローディング機構による搬送方向をガイドする機構部
に引き掛かるなどしてしまいディスク記録及び/又は再
生装置からの取り出しが行えなくなってしまい、挿入さ
れた磁気ディスクカートリッジ301及びローディング
機構を損傷させてしまう。さらには、磁気ディスクカー
トリッジ301内の磁気ディスク302や、装置本体内
に配設された光学ピックアップ装置や磁気ヘッド装置等
の情報信号の記録及び/又は再生手段を損傷させてしま
う虞れもある。
【0034】そこで、本発明は、対応する光ディスクカ
ートリッジのみの挿脱を可能となし、その他の磁気ディ
スクカートリッジ等のディスクカートリッジの挿入を確
実に禁止し、ローディング機構等の光ディスクカートリ
ッジを搬送操作する機構部の保護を図り、さらに光学ピ
ックアップ装置や磁気ヘッド装置等の達成することがで
きるディスク記録及び/又は再生装置を提供することを
目的に提案されたものである。
【0035】
【課題を達成するための手段】本発明は、上述したよう
な目的を達成するため、光ディスクを収納してなるカー
トリッジ本体の装置本体への挿入方向の少なくとも一方
の側面に少なくとも一つの挿入用ガイド部が設けられた
第1のディスクカートリッジと、上記光ディスクと同じ
径を有する磁気ディスクを収納し、上記第1のディスク
カートリッジの厚みより薄い第2のディスクカートリッ
ジのうち、上記第1のディスクカートリッジのみを装着
可能とするディスク記録及び/又は再生装置において、
上記第1のディスクカートリッジをディスク装着部にロ
ーディングするローディング手段と、上記第1のディス
クカートリッジの上記挿入ガイド部の厚みより広く、上
記第2のディスクカートリッジの厚みより狭い幅の誤挿
入防止手段とを備えるようにしたものである。
【0036】
【作用】本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置
は、装置本体に挿入された第1のディスクカートリッジ
は、ローディング機構によりディスク装着部にローディ
ング操作され、誤挿入防止機構により第1のディスクカ
ートリッジより薄い第2のディスクカートリッジの装置
本体内への挿入を阻止する。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係るディスク記録及び/又は
再生装置の具体的な実施例を図面を参照して説明する。
本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置は、光デ
ィスクカートリッジ201を装着し、光ディスクカート
リッジ201内の光ディスク202への情報信号の記録
及び/又は再生を行うための機構及び手段を備えて構成
されている。すなわち、このディスク記録及び/又は再
生装置には、光ディスクカートリッジ201をディスク
装着部1に装着させるとともに光ディスク202をディ
スク回転駆動機構2のディスクテーブル上に装着させる
ディスクローディング機構3、ディスクテーブルによっ
て回転駆動される光ディスク202の内外周に亘って径
方向に移送されてこの光ディスク202に対し情報信号
の記録及び/又は再生を行う光学ピックアップ装置4、
光ディスク202に情報信号の記録を行う際にこの光デ
ィスク202に光学ピックアップ装置4によって光ビー
ムを照射した状態で外部磁界を印加する磁気ヘッド装置
5等が配設されている。
【0038】光ディスクカートリッジ201が装着され
るディスク装着部1は、図3乃至図5に示すように、デ
ィスク回転駆動装置2や光学ピックアップ装置4の移送
機構等の機構部が配設されるシャーシ基板6とにより構
成される。すなわち、このディスク装着部1は、シャー
シ基板6の上面側に光ディスクカートリッジ201が装
着される。このディスク装着部1には、光ディスクカー
トリッジ201に設けた位置決めピン係合孔225,2
26に係合する位置決めピン7,8が植立されている。
光ディスクカートリッジ201は、ディスク装着部1に
装着するとき、上記ディスクカートリッジ位置決めピン
7,8が位置決めピン係合孔225,226に係合し
て、ディスク装着部1に対する所定の装着位置に位置決
めされた状態でディスク装着部1に装着される。また、
このディスク装着部1には、光ディスクカートリッジ2
01に当接して光ディスクカートリッジ201をシャー
シ基板6に対して一定の高さに保持するための高さ基準
ピン7a,8aが設けられている。
【0039】そして、ディスク装着部1を構成するシャ
ーシ基板6の略中央部には、ディスク装着部1に装着さ
れる光ディスクカートリッジ201の光ディスク202
を回転駆動するディスク回転駆動機構2が配設されてい
る。このディスク回転駆動機構2は、シャーシ6の下面
側に取付けられ、該シャーシ6の上面側にスピンドル軸
10となる駆動軸を突出させた駆動モータ9を有してい
る。スピンドル軸10の先端側には、光ディスク202
が載置されるディスクテーブル11がスピンドル軸と一
体的に取付けられている。このディスクテーブル11に
は、光ディスク202のチャッキングハブ部202aを
磁気吸引力によって保持するためのディスク吸引用のマ
グネット12が配設されている。
【0040】また、シャーシ基板6上には、光学ピック
アップ装置4が配設されている。この光学ピックアップ
装置4は、ディスクテーブル11上に載置された光ディ
スク202の信号記録面に対向するように、光源からの
光ビームを信号記録部に集光する対物レンズ13を配し
ている。すなわち、この光学ピックアップ装置4は、シ
ャーシ基板6の略中央部に開設された装着用孔14内に
掛け渡された一対の送りガイド軸15,16によって支
持されている。このように支持された光学ピックアップ
装置4は、装着用孔14内に配設される一対のマグネッ
ト17,18と駆動コイル19とから構成される、いわ
ゆるリニアモータ装置によって、送りガイド軸15,1
6に沿って、光ディスク202の径方向に移送される。
【0041】上記光学ピックアップ装置4には、この光
学ピックアップ装置4と同期して光ディスク202の内
外周に亘ってこの光ディスク202の径方向に移送され
る磁気ヘッド装置5が連結されている。この磁気ヘッド
装置5は、図9に示すように、光ディスク202の信号
記録部に所定強度の垂直磁界を印加する磁界発生用のコ
イルを備えた磁気ヘッド20を有している。磁気ヘッド
20は、後述する磁気ヘッド装置上下動機構の磁気ヘッ
ド昇降用部材に対し移送可能に取付けられた磁気ヘッド
移動用部材21に取付けられている。
【0042】この磁気ヘッド移動用枠体部材21には、
磁気ヘッド20と光ディスク202との距離を常に一定
の距離に保つための図示しない距離センサが設けられて
いる。また、この磁気ヘッド移動用部材21には、図5
に示すように、光学ピックアップ装置4側に垂下する一
対の連結部材21a,21bが設けられ、これら連結部
材21a,21bの下端側が光学ピックアップ装置4に
連結するようになっている。従って、磁気ヘッド移動用
部材21は、光学ピックアップ装置4と同期して光ディ
スク202の内外周に亘って径方向に移送され、常に、
磁気ヘッド20を光ディスク202を介して光学ピック
アップ装置4の対物レンズ13に相対向させる。
【0043】そして、このように構成された磁気ヘッド
装置5は、磁気ヘッド上下動機構22によって光ディス
ク202の主面部に対し略垂直方向である光ディスク2
02に対し接離する方向に移動操作される。この磁気ヘ
ッド装置を移動操作する磁気ヘッド上下動機構22は、
磁気ヘッド20が設けられた磁気ヘッド移動用部材21
を支持する磁気ヘッド昇降用部材23と、この磁気ヘッ
ド昇降用部材23を光ディスク202の主面部に対し略
垂直方向に接離操作する磁気ヘッド昇降用上下動レバー
24とからなる。
【0044】上記磁気ヘッド昇降用部材23は、シャー
シ基板6上であって光ディスクカートリッジ201に当
接しない位置に植立された一対の昇降シャフト25,2
6により、上下方向、すなわち、図9中矢印D方向のシ
ャーシ基板6に対して接離する方向に移動可能に支持さ
れている。そして、この磁気ヘッド昇降用部材23の光
学ピックアップ装置4に対向する側には、軸方向を光デ
ィスク202の主面部に平行となし、且つ、軸方向を光
ディスク202の径方向に沿って一対の支持シャフト2
7,28が取付けられている。これら支持シャフト2
7,28には、磁気ヘッド移動用部材21が、図9中矢
印E方向の各支持シャフト27,28の軸方向、すなわ
ち光ディスク202の径方向に沿って移動可能に取付け
られている。
【0045】また、磁気ヘッド昇降用枠部材23の一方
の昇降シャフト26の近傍となる位置には、この磁気ヘ
ッド昇降用部材23を上下動させる磁気ヘッド昇降用上
下動レバー24と係合する係合ピン29が設けられてい
る。この係合ピン29は、磁気ヘッド昇降用部材23の
一側面より垂下するように設けられた係合ピン取付け部
材30の先端側に取付けられている。
【0046】そして、係合ピン29に係合して磁気ヘッ
ド昇降用23を上下動させる磁気ヘッド昇降用上下動レ
バー24は、この係合ピン29に対応する位置に、支軸
31を中心として、図9中矢印F方向に、回動可能に、
シャーシ基板6上に取付けられている。この磁気ヘッド
昇降用上下動レバー24は、シャーシ基板6に摺接して
移動される扇形状の摺接部32と、この摺接部32より
立ち上がり形成された上下動ガイド部33とからなって
いる。摺接部32には、シャーシ基板6に対する摺動を
容易となすための微小突起32aが設けられ、この摺接
部32はシャーシ基板6に点接触するように構成されて
いる。そして、摺接部32には、後述するディスクロー
ディング機構3のイジェクト板に設けられる磁気ヘッド
昇降用上下動レバーを操作する操作部材に嵌入されるレ
バー操作ピン34が植立されている。
【0047】そして、上下動ガイド部33は、立ち上が
り壁の上端部が係合ピン29と係合するようになされて
おり、シャーシ基板6と平行な平行部33aと、この平
行部33aから摺接部32側に傾斜する傾斜部33bと
から構成されている。すなわちイジェクト状態では、図
9に示すように、平行部33aに係合ピン29が係合し
た状態にあるので、磁気ヘッド昇降用部材23は、光デ
ィスク202より離間する位置で、且つ、少なくとも光
ディスクカートリッジ201が挿入されたときに磁気ヘ
ッド20を該光ディスクカートリッジ201に当接させ
ない位置に保持している。これに対し、傾斜部33bの
下端側に係合ピン29が係合したローディング状態で
は、図8に示すように、傾斜部33bの下端側に係合ピ
ン29が係合した状態にあるので、磁気ヘッド昇降用部
材23は、光ディスク202に対して近接された位置に
あり、磁気ヘッド20を光ディスク202の信号記録層
に対する磁界の印加を可能となす高さ位置に保持する。
【0048】従って、磁気ヘッド移動用部材21は、磁
気ヘッド昇降用部材23に移送可能に取付けられて光デ
ィスク202の内外周に亘って径方向に移送操作され得
るとともに、磁気ヘッド移動用部材21は磁気ヘッド昇
降用上下動レバー24の回動により磁気ヘッド昇降用枠
部材23に設けられた係合ピン29が平行部33aと傾
斜部33bとの間を摺動することによって、光ディスク
202の信号記録面に対し略垂直方向に接離操作である
光ディスク202に対し近接離間する位置間に亘って移
動操作される。
【0049】また、磁気ヘッド昇降用部材23の他方の
昇降シャフト25の近傍位置には、この磁気ヘッド昇降
用枠部材23が磁気ヘッド移動用部材21を光ディスク
202に近接した位置に移動させたときに、上記磁気ヘ
ッド昇降用部材23を光ディスク202に近接した位置
に保持するための後述する磁気ヘッド保持機構と係合す
る係合面23aが設けられている。この係合面23a
は、磁気ヘッド移動用部材21が設けられる側とは反対
側にシャーシ基板6側に傾斜した傾斜面として形成され
ている。
【0050】一方、ディスク装着部1に光ディスクカー
トリッジ201をローディング操作するディスクローデ
ィング機構3は、図3乃至図8に示すように、このディ
スク記録及び/又は再生装置に装着される光ディスクカ
ートリッジ201が挿入保持されるカートリッジホルダ
35と、このカートリッジホルダ35を支持するカート
リッジホルダ支持板36と、カートリッジホルダ35を
ディスク装着部1に対し上下動させるとともに光ディス
クカートリッジ201を排出するイジェクト位置に移動
させるイジェクト板37と、このイジェクト板37を移
動させるイジェクト板駆動機構38とを備えて構成され
ている。
【0051】そして、カートリッジホルダ35は、図
7、図11及び図12に示すように、板状部材より折曲
して形成されてなるものであって、内部に図1の矢印a
方向より挿入された光ディスクカートリッジ201が挿
入保持される空間を形成した薄い筺体状に形成されてい
る。すなわち、このカートリッジホルダ35の内部に光
ディスクカートリッジ201を挿入操作する際の入口部
となるカートリッジ挿脱口は、幅が6.5mm、長さが
90.5mmとなされている。このカートリッジホルダ
35の互いに相対向する両側部には、ディスクカートリ
ッジ201を保持する断面略コ字状をなすカートリッジ
保持部39,40が形成されている。これらカートリッ
ジ保持部39,40の外側面部には、その外側面部の一
部が外方に張り出した膨出部に一対ずつ上下動ガイドピ
ン41,42及び43,44が外側面部より突出するよ
うに設けられている。なお、これら上下動ガイドピン4
1,42、43,44は、後述するホルダ支持板36及
びイジェクト板37に設けられる上下動ガイド溝に挿通
係合するようになっている。
【0052】上記各カートリッジ保持部39,40のカ
ートリッジホルダ35の内方側に臨む部分には、図16
に示すように、対をなす誤挿入防止部材35a,35b
が配設されている。これら誤挿入防止部材35a,35
bは、それぞれ細い棒状に形成された部材であって、長
手方向をカートリッジホルダ35の前方側より後方側に
向かう方向である光ディスクカートリッジ201の挿入
操作方向となし、各カートリッジ保持部39,40の幅
方向略中央部に取付けられている。そして、これら誤挿
入防止部材35a,35bは、幅が3.5mm、厚みが
0.5mmとなされている。したがって、カートリッジ
ホルダ35の内部への入口部であるカートリッジ挿入ス
リット部は、各誤挿入防止部材35a,35bが設けら
れた両側側部分においては、図16中矢印S1 及び矢印
2 で示すように、高さ方向の幅が1.5mmの2つの
スリット部に分割されている。従って、このカートリッ
ジ挿入スリット部は、図16中矢印S1 及び矢印S2
示すスリット部が厚み3mmをなす第2のカートリッジ
203よりも狭くなっている。また、カートリッジ挿入
スリット部の幅方向の長さは、中央部においては、各誤
挿入防止部材35a,35b間の間隔となり、すなわ
ち、89mmとなっている。従って、このカートリッジ
挿入スリット部は、90mmをなす第2のカートリッジ
203より幅方向においても狭くなっている。
【0053】そして、カートリッジホルダ35の上板部
45には、シャッタ開放レバー47が回動可能に取付け
られている。このシャッタ開放レバー47には、このカ
ートリッジホルダ35に挿入される光ディスクカートリ
ッジ201の前面部209に対して摺動してシャッタ部
材211を開放操作するシャッタ開放ピン46が設けら
れている。
【0054】上記シャッタ開放レバー47は、略L字形
状に形成され、その基端側を、第1の支軸48によっ
て、上板部45の上面部45aの略中央部に回動可能に
支持されている。このシャッタ開放レバー47の先端側
には、シャッタ部材211を開蓋操作するシャッタ開放
ピン46がシャッタ開放レバー47の面に対して略垂直
に設けられている。このシャッタ開放ピン46は、この
シャッタ開放ピン46の第1の支軸48を中心とする移
動軌跡に沿って上板部45に設けられたシャッタ開放ピ
ンガイド溝49に挿通係合されてカートリッジホルダ3
5内に垂下されている。
【0055】なお、この開放ピンガイド溝49は、シャ
ッタ開放ピン46の移動を容易なものとなすため、当該
シャッタ開放ピン46の外径寸法よりも若干大きな溝幅
を有するように形成されている。
【0056】そして、このシャッタ開放ピン46の基端
側には、シャッタ部材211への乗り上げを防止する開
放ピン乗上げ防止手段たる開放ピン逃げ防止部材50が
設けられている。この開放ピン逃げ防止部材50は、シ
ャッタ開放ピンガイド溝49に跨がるに足る大きさの円
環状のいわゆるワシャによって構成されており、シャッ
タ開放ピン46に挿通するように設けられるとともに、
上板部45の内面部45bに接して設けられている。こ
れにより、シャッタ開放ピン46は、この開放ピンガイ
ド溝49に対して、この開放ピン逃げ防止部材50によ
り位置が規制され、開放ピンガイド溝49内をカートリ
ッジホルダ35の外方側に押出されることなく移動可能
となっている。そのため、シャッタ開放ピン46は、第
1のカートリッジ203の前面部209に確実に摺動さ
れ、シャッタ部材211に乗り上げることなく該シャッ
タ部材211を開放操作する。
【0057】
【0058】そして、このように回動可能に取付けられ
たシャッタ開放レバー47は、第1の引っ張りコイルバ
ネ51により、図7中矢印G方向のシャッタ開放ピン4
6を光ディスクカートリッジ201の挿脱口側に移動さ
せる方向に回動付勢されている。すなわち、第1の引っ
張りコイルバネ51は、図11に示すように、一端側を
シャッタ開放レバー47の一部を切り起こすことによっ
て形成された第1のバネ係止片52に係止され、他端側
を後述の引込み操作レバー57に設けられる第3の支軸
68に係止されることにより、シャッタ開放ピン46を
シャッタ開放ピンガイド溝49の始端位置である初期位
置に位置させている。
【0059】そして、さらにカートリッジホルダ35の
上板部45には、光ディスクカートリッジ201がこの
カートリッジホルダ35に挿入操作されたときに、カー
トリッジホルダ35内の所定の位置まで手動によって挿
入された光ディスクカートリッジ201をローディング
位置に自動的に引き込むためのディスクカートリッジの
引込み機構53が設けられている。この引込み機構53
は、光ディスクカートリッジ201に設けられた引込み
ピン嵌入用孔228に挿入係合する引込みピン54が設
けられた引込み部材55と、この引込み部材55を回動
可能に支持する引込みレバー56と、この引込みレバー
56を進退操作する操作レバー57とから構成される。
【0060】上記引込みレバー56は、カートリッジホ
ルダ35の上板部45の上面部45aに植立された一対
のガイド軸61,62に係合して、図11中矢印Iで示
すように、光ディスクカートリッジ201のカートリッ
ジホルダ35に対する挿脱操作方向に沿った方向に移動
可能なように上板部45に取付けられる。すなわち、引
込み部材55の各ガイド軸61,62に対応した位置に
は、それぞれ長穴状の進退操作ガイド溝63,64が設
けられ、この進退操作ガイド溝63,64にガイド軸6
1,62が挿通係合することによって、引込みレバー5
6が引込み部材55に支持されている。また、この引込
みレバー56のカートリッジホルダ35の後方側となる
一端側近傍には、後述する第1の捩じりコイルバネ59
の他端が係合する第3のバネ係止片65がその一部を切
り起すことによって形成されるとともに、第2の支軸5
8を取付けるための取付け孔66が形成されている。そ
して、引込みレバー56のカートリッジホルダ35の前
方側となる他端側には、この引込みレバー56を進退操
作するための引込み操作レバー57の進退操作係合ピン
69が係合する係合孔67が設けられている。
【0061】また、上記引込み部材55は、略コ字状に
屈曲形成され、上側となる一端側を引込みレバー56に
支持され、下側となした他端側に光ディスクカートリッ
ジ201の挿脱口側へ延びる略L字状の延在部55aを
有している。この引込み部材55は、一端側を引込みレ
バー56の一端側に第2の支軸58を介して回動可能に
取付けられている。そして、第2の支軸58には、第1
の捩じりコイルバネ59が取付けられている。この第1
の捩じりコイルバネ59は、引込みピン54を図5中矢
印Hで示すカートリッジホルダ35のカートリッジ保持
部40の外側面側へ回動付勢している。すなわち、この
第1の捩じりコイルバネ59は、一端側を引込み部材5
5の一部を切り起こすことによって形成された第2のバ
ネ係止片60に係止され、他端側を引込みレバー56の
第3のバネ係止片65に係止させている。そして、延在
部55aの先端側は、カートリッジホルダ35のカート
リッジ保持部40の外側面側に向けて突出形成されてお
り、引込みピン54が植立されている。この引込みピン
54は、第1の捩じりコイルバネ59により、カートリ
ッジホルダ35のカートリッジ保持部40の外側面側へ
移動付勢されている。
【0062】上記引込み操作レバー57は、略三日月形
状の平板体として形成され、その略中央部を第3の支軸
68によってカートリッジホルダ35の上板部45の上
面部45aに回動可能に支持されている。なお、この引
込み操作レバー57は、シャッタ開放レバー47に近接
して光ディスクカートリッジ201の挿脱口側に設けら
れている。そして、このカートリッジ引込み操作レバー
57の一端側には、引込みレバー56の係合孔67に係
合する進退操作係合ピン69が植立されるとともに、第
2の引っ張りコイルバネ70が係止される第4のバネ係
止片71がその一部を切り起こすことによって形成され
ている。一方、引込み操作レバー57の他端側には、後
述するイジェクト板37に係合してこのイジェクト板3
7によって引込み操作レバー57が回動操作されるため
の回動操作係合片72が突設形成されている。
【0063】このように回動可能に取付けられた引込み
操作レバー57は、第2の引っ張りコイルバネ70によ
り、図7中矢印J方向の引込みレバー56を光ディスク
カートリッジ201の挿入方向に移動させる方向に回動
付勢されている。すなわち、第2の引っ張りコイルバネ
70は、一端側を引込み操作レバー57の第4のバネ係
止片71に係止され、他端側をカートリッジホルダ35
の上板部45の上面部45a側にその一部を切り起こす
ことによって形成された第5のバネ係止片73に係止さ
れている。
【0064】そして、引込み操作レバー57に係合され
た引込みレバー56は、初期状態において、引込み部材
55の引込みピン54を、所定の位置に位置させてい
る。
【0065】なお、カートリッジホルダ35の上板部4
5の、回動操作係合片72が引込み操作レバー57の回
動によって移動する領域には、この係合片72が移動中
にカートリッジホルダ35の内方側に倒れ込まないよう
になすための倒れ込み防止部74が設けられている。こ
の倒れ込み防止部74は、上面部45の上面部45aが
上方側にへ張り出すようにして形成されている。
【0066】また、カートリッジホルダ35の上板部4
5には、このカートリッジホルダ35に挿入操作される
光ディスクカートリッジ201が誤った方向に挿入され
ることを防止するための誤挿入防止レバー75が回動可
能に取付けられている。この誤挿入防止レバー75は、
基端側を第4の支軸76によって、カートリッジホルダ
35の一方のカートリッジ保持部40の一側縁寄りに支
持され、このカートリッジホルダ35の上板部45の上
面部45a上を回動可能となされている。この誤挿入防
止レバー75の先端側には、誤挿入防止ピン77が植立
されている。この誤挿入防止ピン77は、カートリッジ
ホルダ35の一側側に開口した切り欠き部78を介し
て、カートリッジホルダ35内に垂下されている。
【0067】この誤挿入防止レバー75は、第3の引っ
張りコイルバネ79によって図7中矢印Kで示すよう
に、レバー75の先端側をカートリッジホルダ35の内
方向に移動させる方向に回動付勢されている。すなわ
ち、第3の引っ張りコイルバネ79は、図11に示すよ
うに、一端側を誤挿入防止レバー75の一部を切り起こ
すことによって形成された第6のバネ係止片80に係止
され、他端側をカートリッジホルダ35の上板部45の
一部を切り起こすことによって形成された第7のバネ係
止片81に係止されている。なお、誤挿入防止レバー7
5は、第3の引っ張りコイルバネ79によって付勢され
た状態においては、カートリッジホルダ35の切り欠き
部78の開口周縁部に突設された位置決め突片82に当
接されて、誤挿入防止ピン77を初期位置に位置させて
いる。
【0068】また、カートリッジホルダ35の上板部4
5には、後述するイジェクト板37をイジェクト位置に
保持する保持レバーが臨む第1の切り欠き部83と、磁
気ヘッド装置5が臨む第2の切り欠き部84が形成され
ている。また、カートリッジホルダ35の上板部45に
は、このカートリッジホルダ35がホルダ支持板36に
支持されたときに、上板部45に設けられる各種シャッ
タ開放レバー47や引込み操作レバー57あるいは誤挿
入防止レバー75等がホルダ支持板36に当接しないよ
うにするための膨出部88が形成されている。この膨出
部88は、ホルダ支持板36の上板部45の光ディスク
カートリッジ201の挿脱口近傍の一側側に、少なくと
も各種レバーの板厚以上の突起として光ディスクカート
リッジ201の挿入操作方向に直交する方向に形成され
ている。
【0069】さらに、このカートリッジホルダ35の上
板部45の内面部45b部には、図12に示すように、
このカートリッジホルダ35に挿入される光ディスクカ
ートリッジ201をディスクテーブル11側に押し下げ
ることによって、シャッタ開放ピン46に設けられた開
放ピン逃げ防止部材50への乗り上げ防止を図るカート
リッジ押し下げ部材89が突出するように形成されてい
る。このカートリッジ押し下げ部材89は、初期位置に
あるシャッタ開放ピン46の近傍となる位置に設けら
れ、少なくとも開放ピン逃げ防止部材50の板厚以上の
突出量を有して形成されており、光ディスクカートリッ
ジ201の開放ピン逃げ防止部材50への乗り上げ防止
が確実なものとなされている。
【0070】そして、カートリッジホルダ35の上板部
45には、このカートリッジホルダ35に挿入操作され
る光ディスクカートリッジ201がローディング位置よ
りもさらに内方向に挿入されないように位置規制するた
めの位置規制部材90,91が設けられている。この位
置規制部材90,91は、上板部45の後端縁に沿って
第2の切り欠き部84の開放端縁近傍部に、カートリッ
ジホルダ35の内方向に垂下するように屈曲されて形成
されて設けられている。
【0071】また、カートリッジホルダ35の一方のカ
ートリッジ保持部40の外側面には、イジェクト状態に
あるときに引込みピン54を初期状態に保持させるため
の位置規制舌片92が外方向に屈曲されて形成されてい
る。この位置規制舌片92は、イジェクト状態において
引込みピン54が、このカートリッジホルダ35に挿入
されるときに光ディスクカートリッジ201と当接しな
いように外方に逃げた状態を保持するようになってい
る。
【0072】そして、このカートリッジホルダ35を支
持するカートリッジホルダ支持板36は、図4に示すよ
うに、カートリッジホルダ35を内部に保持するに足る
大きさの筺体状に形成され、相対向する両側部にはこの
カートリッジホルダ35を上下動可能に支持する支持壁
93,94を有している。これら支持壁93,94に
は、カートリッジホルダ35に設けられた上下動ガイド
ピン41,42,43,44が挿通した状態で係合し、
あるいは摺動係合する上下動ガイド溝95,97及び9
6,98が設けられている。これら上下動ガイド溝9
5,96,97,98のうち光ディスクカートリッジ2
01の挿脱口側に設けられる上下動ガイド溝95,97
は、上下動ガイドピン41,43を挿通するに足る幅と
してディスク回転駆動装置2のスピンドル軸10と平行
にスリット溝として切り欠かれている。これに対して一
方の上下動ガイド溝96,98は、幅広の溝として形成
され、やはり上記ディスク回転駆動装置2のスピンドル
軸10と平行に切り欠かれている。なお、この幅広に形
成された上下動ガイド溝96,98には、内方側の上下
動ガイドピン42,44が、この上下動ガイド溝96,
98の後方側の一側縁96a,98aに摺接して係合す
るように構成されている。すなわち、光ディスクカート
リッジ201の挿脱口側の上下動ガイドピン41,43
が、これに対向する上下動ガイド溝95,97に挿通係
合し、内方側の上下動ガイドピン42,44が、他方の
上下動ガイド溝96,98の一側縁96a,98aに摺
接係合するようになっている。
【0073】そして、上下動ガイド溝95,96,9
7,98が設けられた支持壁93,94の下端側の両端
縁には、ホルダ支持板36をシャーシ基板6に固定する
ための取付け部99,100及び101,102が内方
向に延在するようにして設けられている。つまり、この
ホルダ支持板36は、各取付け部99,100,10
1,102がシャーシ基板6にネジ止めされることによ
って、該シャーシ基板6に固定される。
【0074】また、このホルダ支持板36には、引っ張
りコイルバネの付勢力に抗して後述のイジェクト板37
をイジェクト位置に保持するための保持レバー103が
回動可能に取付けられている。この保持レバー103
は、基端側を第5の支軸104に支持されることによっ
て回動可能となされている。そして、この保持レバー1
03の先端側には、イジェクト板37に設けられるイジ
ェクト板係止部材と係合しこのイジェクト板37をイジ
ェクト位置に保持する係合爪103aが設けられてい
る。そして、この係合爪103aが設けられた保持レバ
ー103の基端部には、この保持レバー103を回動操
作する保持レバー回動ピン105が植立されている。こ
の保持レバー回動ピン105は、カートリッジホルダ3
5の一側側に開口した切り欠き部83を介して、カート
リッジホルダ35内に垂下されている。なお、この保持
レバー回動ピン105の先端部は、少なくともカートリ
ッジホルダ35に挿入される光ディスクカートリッジ2
01と当接する位置まで垂下されるようになっている。
【0075】そして、保持レバー103は、第2の捩じ
りコイルバネ106によって図6中矢印L方向の保持レ
バー回動ピン105を光ディスクカートリッジ201の
挿入操作方向に抗する方向に移動させる方向に回動付勢
されている。すなわち、第2の捩じりコイルバネ106
は、一端側を保持レバー回動ピン105の基端部に係止
され、他端側をホルダ支持板36に切り起こし形成され
た第8のバネ係止片107に係止されている。そして、
係止爪103aとイジェクト板係止部材との係合が解除
された状態では、保持レバー103は、この保持レバー
103の部を切り起こすことによって形成されたレバー
回動防止片103bがホルダ支持板36に係止されて回
動が規制されるようになっている。
【0076】なお、ホルダ支持板36には、引込みレバ
ー56が臨む第3の切り欠き部108と、磁気ヘッド装
置5が臨む第4の切り欠き部109及び後述のイジェク
ト板37を光ディスクカートリッジ201の挿脱方向に
スライドさせるためのスライド用ピン113,114,
115,116が設けられている。
【0077】そして、このように構成されたホルダ支持
板36に対し、イジェクト板37が移動可能に取付けら
れている。イジェクト板37は、図6に示すように、ホ
ルダ支持板36に対してスライドする平板状のスライド
部117と、このスライド部117の相対向する両側に
ディスク回転駆動装置2側に垂下して設けられる立ち上
がり壁118,119とを有している。このスライド部
117には、ホルダ支持板36に設けられたスライド用
ピン113,114,115,116がそれぞれ挿通係
合するスライド溝120,121,122,123が設
けられている。これらスライド溝120,121,12
2,123は、スライド用ピン113,114,11
5,116とそれぞれ対応した位置に、光ディスクカー
トリッジ201の挿脱方向に長穴形状として形成されて
いる。
【0078】また、スライド部117には、ホルダ支持
板36に設けられた保持レバー103と係合するイジェ
クト板係止部材124が設けられている。このイジェク
ト板係止部材124は、保持レバー103の係合爪10
3aに係止され得るに足る大きさの円筒体として形成さ
れ、この円筒体の中央部に設けられる穿設孔を通してネ
ジ125によってスライド部117に回転可能に取付け
られている。
【0079】さらに、スライド部117には、引込みレ
バー56が臨む第5の切り欠き部126と、磁気ヘッド
装置5が臨む第6の切り欠き部127、及びカートリッ
ジホルダ35に設けられた引込み操作レバー57の回動
操作係合片72が臨む第7の切り欠き部128が設けら
れている。そして、これら切り欠き部126,127,
128のうち第6の切り欠き部127のディスクカート
リッジ201が挿入される内方側の一側縁127aに
は、この切り欠き部127内に突出するようにして、磁
気ヘッド装置5が光ディスク202に近接した記録位置
に設けられたときに、磁気ヘッド装置5を光ディスク2
02の信号記録面に対して所定の高さに保持する磁気ヘ
ッド保持機構110が設けられている。磁気ヘッド保持
機構110は、先端側が略U字状に折曲形成された弾性
変位可能な板バネ111をもって構成され、この先端側
の略U字状をなす頂部が磁気ヘッド昇降用部材23に設
けられた係合面23aと当接係合し、磁気ヘッド装置5
が光ディスク202に近接した記録位置に移動させられ
たときに、磁気ヘッド昇降用部材23を押圧保持するよ
うに構成されている。なお、この板バネ111は、基端
部がネジ112により止められることにより、イジェク
ト板37に固定されている。
【0080】また、第7の切り欠き部128の光ディス
クカートリッジ201の挿脱口側の一側縁128aは、
イジェクト板37がイジェクト位置に移動するときに、
この切り欠き部128内に突出する係合片72と係合し
て、引込み操作レバー57を回動するようになってい
る。
【0081】そして、第7の切り欠き部128の光ディ
スクカートリッジ201が挿入される後方側には、イジ
ェクト板37をイジェクト位置に移動操作するイジェク
ト板駆動機構38のスライドピンが挿通係合する操作部
129が設けられている。この操作部129は、平面形
状を略正方形状とした平板状体として形成され、スライ
ド部117の後方側の一側縁に設けられている。なお、
この操作部129には、上記スライドピンが挿通係合す
るピン摺動孔129aが略円形状の孔として形成されて
いる。
【0082】上記ピン摺動孔129aに挿通係合するス
ライドピンが設けられるイジェクト板駆動機構38は、
図4に示すように、シャーシ基板6の下方に設けられる
図示しないイジェクト用モータと、このモータによって
回転駆動されるスライドピン130が設けられた操作ギ
ア131とを備えている。上記イジェクト用モータと操
作ギア130とは、大小からなる複数の連結ギア機構1
32によって連結されている。そして、操作ギア131
の偏心した位置には、スライドピン130が植立されて
いる。このイジェクト板駆動機構38は、光ディスクカ
ートリッジ201をディスク装着部1に装着させた状態
にある状態で、図示しないイジェクト操作釦が操作され
てイジェクト用モータが駆動され操作ギア131が回転
駆動されると、スライドピン130がイジェクト板37
のピン摺動孔129aの開口周縁部と摺接係合してこの
イジェクト板37を移動させ、引込み操作レバー57に
張設される引っ張りコイルバネ70及びイジェクト板3
7とシャーシ基板6との間に設けられている後述の引っ
張りコイルバネの付勢力に抗してスライドさせ、イジェ
クト板37をイジェクト位置に移動させる。なお、この
スライドピン130は、イジェクト板37がイジェクト
位置にない状態のときには、ピン摺動孔129aに摺接
しない位置に回動される。
【0083】なお、スライド部117の光ディスクカー
トリッジ201の挿脱口側の一側縁には、上方に折り曲
げ形成された立ち上がり部133と、この立ち上がり部
133の後方に張り出し部134が設けられている。
【0084】そして、スライド部117の相対向する両
側に設けられた立ち上がり壁118,119には、カー
トリッジホルダ35をディスク装着部1に対し上下動さ
せるとともに光ディスクカートリッジ201を排出する
イジェクト位置に移動させるための上下動スライド溝1
35,136及び137,138がそれぞれ設けられて
いる。これら上下動スライド溝135,136及び13
7,138は、光ディスクカートリッジ201の挿脱方
向と平行な水平部135a,136a及び137a,1
38aと、この水平部135a,136a及び137
a,138aから後方側に向かってなだらかに下降して
傾斜する第1の傾斜部135b,136b及び137
b,138bと、さらに後方側に向かって急激に下方に
傾斜する第2の傾斜部135c,136c及び137
c,138cとから構成されている。このように形成さ
れた上下動スライド溝135,136及び137,13
8に上下動ガイドピン41,42及び43,44を挿通
させてシャーシ基板6に支持されたカートリッジホルダ
35は、上下動スライド溝135,136及び137,
138に上下動ガイドピン41,42及び43,44が
ガイドされることにより、ディスク回転駆動装置2のス
ピンドル軸10の軸方向、つまりディスク装着部1に対
し上下動されるとともに光ディスクカートリッジ201
を排出するイジェクト位置に移動される。
【0085】また、イジェクト板37の立ち上がり壁1
18,119の光ディスクカートリッジ201が挿入さ
れる内方側の上下動スライド溝136,138近傍部に
は、イジェクト板37をディスクカートリッジ201の
挿脱口側に常時付勢するための第4の引っ張りコイルバ
ネ139がそれぞれ取付けられている。なお図において
は、一方の引っ張りコイルバネは省略してある。これら
各引っ張りコイルバネ139は、一端を立ち上がり壁1
18,119に係止し、他端をシャーシ基板6に植立さ
れたバネ係止ピン140,141に係止することによっ
て、イジェクト板37をディスクカートリッジ201の
挿脱口側に常時付勢するようになっている。
【0086】そしてさらに、イジェクト板37の一方の
立ち上がり壁118の光ディスクカートリッジ201が
挿入される内方側には、シャーシ基板6に回動可能に支
持された磁気ヘッド昇降用上下動レバー24のレバー操
作ピン34に嵌入し、この磁気ヘッド昇降用上下動レバ
ー24を回動操作するレバー操作部材142が設けられ
ている。このレバー操作部材142は、一方の立ち上が
り壁118の下端側の一側縁より他方の立ち上がり壁1
19側に向かってスライド部117と平行に設けられて
いる。そして、レバー操作部材142の先端部近傍に
は、レバー操作ピン34が嵌入係合する操作ピンガイド
溝142aが長穴状の溝として形成されている。このよ
うに形成されたレバー操作部材142の操作ピンガイド
溝142aにレバー操作ピン34が嵌入係合し、イジェ
クト板37が移動することによって、磁気ヘッド昇降用
上下動レバー24が回動され、磁気ヘッド昇降用部材2
3が光ディスク202の信号記録面に対し略直交する方
向に接離操作される。
【0087】次に、上述のように構成されたディスク記
録及び/又は再生装置に前述した光ディスクカートリッ
ジ201を装着する動作について、図13から図27を
参照して説明する。まず、光ディスクカートリッジ20
1を装着する前の状態について説明する。光ディスクカ
ートリッジ201を装着するには、図示しないイジェク
ト釦を操作し、図13乃至図16に示すように、イジェ
クト板37をイジェクト位置に移動させ、カートリッジ
ホルダ35と、磁気ヘッド20が設けられた磁気ヘッド
昇降用部材23とをディスク回転駆動装置2のディスク
テーブル11から離間した上昇位置に移動操作させる。
【0088】すなわち、図示しないイジェクト釦を操作
することにより、イジェクト板駆動機構38が駆動さ
れ、このイジェクト板駆動機構38のスライドピン13
0がイジェクト板37に設けられる操作部129と摺接
係合して、イジェクト板37とシャーシ基板6との間に
張設される第4の引っ張りコイルバネ139及び引込み
操作レバー57に張設される引っ張りコイルバネ70の
付勢力に抗して、イジェクト板37が光ディスクカート
リッジ201の挿入側へ移動される。そして、ホルダ支
持板36の保持レバー103がイジェクト板37に設け
られるイジェクト板係止部材124と係合し、イジェク
ト板37がイジェクト位置に保持される。
【0089】また、イジェクト板37の移動に伴って、
このイジェクト板37の第7の切り欠き部128内に突
出係合する引込み操作レバー57の係合片72が光ディ
スクカートリッジ201の挿入側へ引き込まれる。そし
て、この引込み操作レバー57に連結された引込みレバ
ー56が反対に光ディスクカートリッジ201の挿脱口
側にスライド操作され、引込みレバー56の先端側に回
動可能に支持される引込み部材55の引込みピン54
を、カートリッジホルダ35の位置規制舌片92に当接
せしめ、該カートリッジホルダ35に挿入される光ディ
スクカートリッジ201と当接しない外方に逃げた位置
に保持する。
【0090】なお、シャッタ開放ピン46は、シャッタ
開放レバー47と引込み操作レバー57とに亘り張設さ
れる第1の引っ張りコイルバネ51によって初期位置と
なされている。一方、誤挿入防止ピン77も同様に、誤
挿入防止レバー75とカートリッジホルダ35との間に
張設される第3の引っ張りコイルバネ79によって、カ
ートリッジホルダ35内に垂下した初期位置となされて
いる。
【0091】さらに、イジェクト板37の移動に伴っ
て、このイジェクト板37に設けられるレバー操作部材
142と磁気ヘッド昇降用上下動レバー24とが係合し
て磁気ヘッド昇降用上下動レバー24が回動され、磁気
ヘッド昇降用部材23が図16に示すディスク回転駆動
装置2のディスクテーブル11から離間した上昇位置に
移動される。このとき、磁気ヘッド昇降用部材23は、
ローディング状態ではイジェクト板37に設けられる板
バネ111によってこの磁気ヘッド昇降用枠部材23に
設けられる係合面23aを押圧付勢することで当該磁気
ヘッド昇降用枠部材23を記録位置に保持しているが、
イジェクト板37が後方へ移動することによってこれら
の係合が解除され、該磁気ヘッド昇降用枠部材23の自
重のみに抗して上昇される。したがって、この磁気ヘッ
ド昇降用枠部材23を上昇させるイジェクト板駆動機構
38のモータにかかる負荷が少なくて済み、比較的小出
力のモータを使用することができる。
【0092】そして、この磁気ヘッド昇降用部材23が
上昇した位置、つまりイジェクト位置に上昇されると、
磁気ヘッド昇降用上下動レバー24の上下動ガイド部3
3の平行部33bに、磁気ヘッド昇降用部材23に設け
られる係合ピン29が係合し、磁気ヘッド20を少なく
とも光ディスクカートリッジ201が挿入されたときに
磁気ヘッド20がこの光ディスクカートリッジ201に
当たらない位置に保持させられる。
【0093】そして、この状態で光ディスクカートリッ
ジ201をシャッタ部材211が取付けられた方向を前
方側となして、カートリッジホルダ35に前方側より挿
入操作する。このとき、図19及び図21に示すよう
に、第1のカートリッジ203の一側側の各挿入ガイド
用鍔部201c,201d間に一方の誤挿入防止部材3
5aが挿入されるとともに、第1のカートリッジ203
の他側側の各挿入ガイド用鍔部201c,201d間に
他方の誤挿入防止部材35bが挿入される。
【0094】光ディスクカートリッジ201がカートリ
ッジホルダ35内に挿入されると、先ず、カートリッジ
203の先端側のコーナー部がこのカートリッジホルダ
35に回動可能に取付けられる誤挿入防止ピン77に接
触する。このとき、光ディスクカートリッジ201の挿
入方向が正しい場合は、この光ディスクカートリッジ2
01により誤挿入防止ピン77が図17中矢印M方向の
外方向に回動せしめられ、この光ディスクカートリッジ
201の挿入が図られる。これに対し、光ディスクカー
トリッジ201の挿入方向を誤った向きとしてカートリ
ッジホルダ35に挿入された場合には、この誤挿入防止
ピン77によって挿入が防止される。
【0095】そして、さらにこのディスクカートリッジ
201が挿入されると、図18に示すように、第1のカ
ートリッジ203の前面部209にシャッタ開放ピン4
6が当接する。このシャッタ開放ピン46の前面部20
9への当接に際しては、図21に示すように、シャッタ
開放ピン46に対向してカートリッジホルダ35の上板
部45に突出形成されるカートリッジ押し下げ部材89
によって、光ディスクカートリッジ201がディスクテ
ーブル11側へ押し下げられ、シャッタ開放ピン46に
設けられたピン逃げ防止部材50への乗り上げが防止さ
れた状態で、前面部209に当接する。
【0096】この状態からさらに光ディスクカートリッ
ジ201をカートリッジホルダ35内に挿入すると、図
22に示すように、シャッタ開放ピン46にシャッタ部
材211の一端が当接し、シャッタ部材211がシャッ
タ開放ピン46により第1のカートリッジ203内に設
けられる捩じりコイルバネの付勢力に抗して、図22中
矢印N方向の光ディスクカートリッジ201の開口部2
06,210を開放する方向に移動操作される。このと
き、シャッタ開放ピン46は、ピン逃げ防止部材50に
よってシャッタ開放ピンガイド溝49に対し位置規制さ
れているため、シャッタ部材211に乗り上げることな
く確実にシャッタ部材211を開放する。
【0097】そして、さらに光ディスクカートリッジ2
01をカートリッジホルダ35内に挿入すると、ホルダ
支持板36に回動可能に取付けられた保持レバー103
の保持レバー回動ピン105と光ディスクカートリッジ
201の先端部とが当接して、この保持レバー103が
図22中矢印O方向に回動させられ、保持レバー103
とイジェクト板37に設けられるイジェクト板係止部材
124との係合が解除される。この結果、イジェクト板
37のロックが解除され、上記イジェクト板37は、こ
のイジェクト板37とシャーシ基板6との間に張設され
る第4の引っ張りコイルバネ139によって光ディスク
カートリッジ201の挿脱口側に移動される。
【0098】これと同時に、イジェクト板37の切り欠
き部128の一側縁128aは、引込み操作レバー57
の係合片72に対する係合を解除する。これにより、光
ディスクカートリッジ201の外方に位置保持されてい
た引込みピン54が、光ディスクカートリッジ201に
設けられる引込みピン嵌入用孔228に嵌入係合する。
そして、この引込み操作レバー57とカートリッジホル
ダ35とに張設される第2の引っ張りコイルバネ70に
よって、引込み操作レバー57が回動させられ、この引
込み操作レバー57に連結される引込みレバー56を光
ディスクカートリッジ201の挿入側へ移動操作させ
る。この結果、引込みレバー56の先端側に設けられた
引込み部材55が、引込み操作レバー57とカートリッ
ジホルダ35との間に設けられている第2の引っ張りコ
イルバネ70によって、光ディスクカートリッジ201
を図23中矢印P方向のディスクカートリッジ201の
挿入方向に移動させる。この結果、光ディスクカートリ
ッジ201は、カートリッジホルダ35の内方端側に位
置され、この光ディスクカートリッジ201に設けられ
る第1及び第2の開口部206,210が全開される。
【0099】ところで、このディスク記録及び/又は再
生装置においては、カートリッジホルダ35に、磁気デ
ィスクカートリッジ301を挿入する誤操作を行おうと
しても、この誤操作は確実に防止される。これは、カー
トリッジホルダ35の入口部であるカートリッジ挿入ス
リット部に設けられた各誤挿入防止部材35a,35b
により、該カートリッジ挿入スリット部から光ディスク
カートリッジ201は挿入できるが、磁気ディスクカー
トリッジ301は挿入できないようになされているから
である。すなわち、カートリッジ挿入スリット部は、各
誤挿入防止部材35a、35bが設けられている両側側
部分においては、幅が1.5mmの2つのスリット部に
分割されているため、いずれのスリット部にも、3mm
の厚みを有する磁気ディスクカートリッジ303の挿入
が禁止される。また、カートリッジ挿入スリット部の幅
方向においては、各誤挿入防止部材35a、35b間の
間隔は、上述したように89mmであるので、90mm
の幅を有する磁気ディスクカートリッジ301の挿入を
行うことができない。
【0100】そして、イジェクト板37の移動に伴っ
て、カートリッジホルダ35は、図23乃至図27に示
すように、このイジェクト板37に設けられる上下動ス
ライド溝135,136及び137,138に上下動ガ
イドピン41,42及び43,44がガイドされて、デ
ィスク回転駆動装置2のスピンドル軸10の軸方向に下
降される。すなわち、上下動ガイドピン41,42及び
43,44が上下動スライド溝135,136及び13
7,138にガイドされ、この上下動スライド溝13
5,136及び137,138の下方に傾斜した第2の
傾斜部135c,136c及び137c,138cに係
合した状態で、カートリッジホルダ35はホルダ支持板
36に設けられる上下動ガイド溝95,96及び97,
98に沿って急峻に下降される。この結果、光ディスク
カートリッジ201がディスク装着部1に対し位置決め
装着される。このとき、光ディスクカートリッジ201
は、シャーシ基板6に設けられる高さ位置決めピン7
a,8a及び位置決めピン7,8によって、位置規制さ
れるとともに所定の高さに保持され、このディスクカー
トリッジ201内に収納された光ディスク202がディ
スクテーブル11上に載置装着されてローディング操作
が完了する。
【0101】そして、イジェクト板37の移動操作に伴
って、このイジェクト板37に設けられる磁気ヘッド昇
降用上下動レバー操作部材142と磁気ヘッド昇降用上
下動レバー24とが係合して磁気ヘッド昇降用上下動レ
バー24が回動操作され、磁気ヘッド昇降用枠部材23
は、図25及び図26に示すように、ディスク回転駆動
装置2のスピンドル軸10の軸方向に下降される。この
磁気ヘッド昇降用部材23が下降した状態においては、
図25に示すように、イジェクト板37に設けられた板
バネ111がこの磁気ヘッド昇降用部材23の係合面2
3aに係合し、この磁気ヘッド昇降用部材23を押圧付
勢する。この結果、磁気ヘッド昇降用枠部材23に移動
可能に支持される磁気ヘッド20が光ディスクカートリ
ッジ201の開口部210内に臨み、光ディスクカート
リッジ201に収納された光ディスク202の信号記録
層に対して所定高さ位置に保持されるとともに、光学ピ
ックアップ装置4と対向配置され、情報信号の記録再生
が可能な状態となる。
【0102】なお、上述のように構成されたディスク記
録及び/又は再生装置においては、光ディスク202に
対して情報信号の記録再生を行う場合にのみイジェクト
板37に設けられた板バネ111によって磁気ヘッド昇
降用枠部材23を押圧付勢するようになされているた
め、この装置を、光ディスク202が水平面に対して水
平とされた状態のみならず垂直な状態で使用する場合に
も、記録再生時に磁気ヘッド20を光ディスク202に
対して所定高さ位置に保持することができる。
【0103】なお、本発明に係るディスク記録及び/又
は再生装置は、上述の実施例に限定されることなく、図
28に示すような、挿入ガイド用鍔部501e,501
eを両側部に各一ずつ有するカートリッジ本体503を
有して構成された光ディスクカートリッジ501を用い
るように構成してもよい。これら挿入ガイド用鍔部50
1e,501eは、上述の実施例中の挿入ガイド用鍔部
と同様に、図28中矢印t3 で示す1mmの厚みを有し
ている。そして、これら挿入ガイド用鍔部501e,5
01eは、カートリッジ本体503の両側面部に対応し
て、この光ディスクカートリッジの挿入操作方向に沿
い、側面部のカートリッジ本体503の厚み方向略々中
央に設けられている。また、この光ディスクのカートリ
ッジは、各挿入ガイド用鍔部501e,501eまでを
含んで90mm幅となされている。
【0104】そして、このような光ディスクカートリッ
ジを用いるように構成されたディスク記録及び/又は再
生装置は、図29に示すように、カートリッジホルダ3
5内の両側側の隅部に、各一対の誤挿入防止部材35
c,35d、35e,35fが設けられている。これら
誤挿入防止部材35c,35d、35e,35fは、上
述の実施例における誤挿入防止部材と同様に形成されて
いる。そして、これら誤挿入防止部材35c,35d、
35e,35fは、カートリッジ挿入スリット部の幅方
向の幅が、2.5mmとなされている。従って、これら
誤挿入防止部材35c,35d、35e,35fが配設
されたカートリッジホルダ35の両側側部分において
は、カートリッジ挿入スリット部の幅S3 は、一側側の
誤挿入防止部材35c,35e間及び他側側の誤挿入防
止部材35d,35f間の間隔となされており、この間
隔は、1.5mmである。また、一側側の誤挿入防止部
材35c,35eと他側側の誤挿入防止部材35d,3
5f間の間隔は、磁気ディスクカートリッジ201の幅
90mmよりも誤挿入防止部材35c,35e、35
d,35f分だけ狭い幅となされている。
【0105】従って、このように各誤挿入防止部材35
c,35e、35d,35fが設けられたカートリッジ
ホルダ35においても、3mmの厚み及び90mmの幅
を有する磁気ディスクのカートリッジ301が誤って挿
入操作されることが防止されている。
【0106】また、誤挿入防止部材は、上述の各実施例
の如く、カートリッジホルダ35内に設けることなく、
図30又は図31に示すようにこのディスク記録及び/
又は再生装置の外筺体の、初期位置にあるカートリッジ
ホルダの入口部に対応して設けられるスリット状開口部
の内縁部に形成するようにしてもよい。
【0107】この例のものにあっては、ディスク記録及
び/又は再生装置に適用される外筺体は、図30に示す
ように、第1のカートリッジ203の両側部207,2
08にそれぞれ設けられる一対の挿入ガイド用鍔部20
1c,201d、201c,201dが一体的に形成さ
れる光ディスクカートリッジのみを挿入可能として構成
したものである。
【0108】すなわち、この外筺体401の初期位置に
あるカートリッジホルダ35の入口部に対応して設けら
れるスリット状開口部402の両側側にそれぞれ誤挿入
防止部403,404が配設されている。これら誤挿入
防止部材403,404は、それぞれ突起状に形成され
た部材であって、スリット状開口部402の両側壁の幅
方向略中央部に取付けられている。そして、これら誤挿
入防止部材403,404は、幅が3.5mm、突出量
が0.5mmとなされているので、外筺体401のスリ
ット状開口部402は、各誤挿入防止部材403,40
4が設けられた両側側部分においては、図30中矢印S
4 及び矢印S5 で示すように、高さ方向の幅が1.5m
mの2つのスリット部に分割されている。従って、この
スリット状開口部402は、図30中矢印S4 及び矢印
5 で示すスリット部が厚み3mmをなす第2のカート
リッジ203よりも狭くなされている。また、上記スリ
ット状開口部402の幅方向の長さは、中央部において
は、各誤挿入防止部材403,404間の間隔となり、
すなわち、89mmとなされているので、このスリット
状開口部は、90mmをなす第2のカートリッジ203
より幅方向においても狭くなされている。
【0109】よって、このディスク記録及び/又は再生
装置において、カートリッジホルダ35に、磁気ディス
クカートリッジ301を挿入する誤操作を行おうとして
も、この誤操作は、防止される。すなわち、スリット状
開口部402は、各誤挿入防止部材403、404が設
けられている両側側部分においては、幅が1.5mmの
2つのスリット部に分割されているため、いずれのスリ
ット部にも、3mmの厚みを有する上記第2のカートリ
ッジ303が挿入され得ない。また、スリット状開口部
402の幅方向においては、各誤挿入防止部材403、
404間の間隔は、上述したように90mmの幅を有す
る第2のカートリッジ303よりも狭くなされているた
め、挿入し得ない。よって、磁気ディスクカートリッジ
301は、スリット状開口部402からカートリッジホ
ルダ35内に挿入されることがない。
【0110】次に、ディスク記録及び/又は再生装置に
適用される外筺体は、図31に示すように図28に示し
た挿入ガイド用鍔部201e,201eを両側部に各一
ずつ有する第1のカートリッジ203を有して構成され
た光ディスクカートリッジのみを挿入可能として構成す
ることができる。
【0111】この外筺体411の初期位置にあるカート
リッジホルダ35の入口部に対応して設けられるスリッ
ト状開口部412の両側側の隅部に、各一対の誤挿入防
止突部413,414、415,416が設けられてい
る。これら誤挿入防止突部413,414、415,4
16は、上述の他の実施例における誤挿入防止部材と略
同様に形成されている。そして、これら誤挿入防止突部
413,414、415,416は、上記スリット状開
口部412の幅方向の幅が、2.5mmとなされてい
る。従って、これら誤挿入防止突部413,414、4
15,416により外筺体411のスリット状開口部4
12の両側側部分において、上記スリット状開口部41
2の幅S6 は、一側側の誤挿入防止部材413,415
間及び他側側の誤挿入防止部材414,416間の間隔
となされており、この間隔は、1.5mmである。ま
た、一側側の誤挿入防止突部413,415と他側側の
誤挿入防止突部414,416間の間隔は、磁気ディス
クカートリッジ201の幅90mmよりも誤挿入防止部
材413,415、414,416分だけ狭い幅となさ
れている。
【0112】従って、このように各誤挿入防止突部41
3,415、414,416が設けられた外筺体411
のスリット状開口部412においても、3mmの厚みを
有する第2のカートリッジ303が誤って挿入操作され
ることが防止される。
【0113】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
記録及び/又は再生装置は、対応する光ディスクカート
リッジのみの挿脱を可能となし、その他の磁気ディスク
カートリッジ等のディスクカートリッジの挿入を禁止し
てなるので、装置本体内に配設されるローディング機構
等の光ディスクカートリッジを搬送操作する機構部の保
護を図ることができ、さらに装置本体内に配設される光
学ピックアップ装置や磁気ヘッド装置等の情報信号の記
録及び/又は再生手段の保護を図ることができ、さらに
は挿脱操作される光ディスクカートリッジ等のディスク
カートリッジの保護及びこのディスクカートリッジに収
納されるディスクの保護を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置
に装着される光ディスクカートリッジの構成を示す下面
側の斜視図である。
【図2】本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置
に装着が禁止される磁気ディスクカートリッジの構成を
示す斜視図である。
【図3】本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置
の要部の構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示すディスク記録及び/又は再生装置の
要部のを示す縮小分解斜視図である。
【図5】図3に示されたディスク記録及び/又は再生装
置を構成するディスク装着部の構成を示す斜視図であ
る。
【図6】図3に示されたディスク記録及び/又は再生装
置を構成するカートリッジホルダ支持板の構成を示す斜
視図である。
【図7】図3に示されたディスク記録及び/又は再生装
置を構成するカートリッジホルダの構成を示す斜視図で
ある。
【図8】図3に示されたディスク記録及び/又は再生装
置を構成するイジェクト板の構成を示す斜視図である。
【図9】図3に示されたディスク記録及び/又は再生装
置を構成する磁気ヘッド装置上下機構のイジェクト時に
おける状態を示す斜視図である。
【図10】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置を構成する磁気ヘッド装置上下動機構のローディン
グ時における状態を示す斜視図である。
【図11】図7に示したカートリッジホルダの分解斜視
図である。
【図12】図7に示したカートリッジホルダを背面側よ
り見た状態の斜視図である。
【図13】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置の要部のイジェクト状態における平面図である。
【図14】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置の要部のイジェクト状態における右側面図である。
【図15】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置の要部のイジェクト状態における左側面図である。
【図16】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置の要部のイジェクト状態における正面図である。
【図17】光ディスクカートリッジのカートリッジホル
ダに対する装着状態の誤挿入防止ピンとの係合状態を示
す平面図である。
【図18】光ディスクカートリッジのカートリッジホル
ダに対する装着状態のシャッタ開放ピンとの係合状態を
示す平面図である。
【図19】図17に示された光ディスクカートリッジに
対するシャッタ開放ピンの挿入状態を示す縦断平面図で
ある。
【図20】図17に示された光ディスクカートリッジに
対するシャッタ開放ピンの挿入状態を示す縦断面図であ
る。
【図21】図17に示された光ディスクカートリッジに
対するイジェクト板保持レバー回動ピンの係合状態を示
す縦断面図である。
【図22】図17に示された光ディスクカートリッジの
シャッタ開放ピンにおけるシャッタ部材の開放状態を示
す平面図である。
【図23】ディスクカートリッジの引き込み状態を示す
平面図である。
【図24】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置のローディング状態を示す平面図である。
【図25】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置の右側面図である。
【図26】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置の左側面図である。
【図27】図3に示されたディスク記録及び/又は再生
装置の正面図である。
【図28】光ディスクカートリッジの構成の他の例を示
す正面図である。
【図29】ディスク記録及び/又は再生装置のカートリ
ッジホルダの構成の他の例を示す正面図である。
【図30】外筺体に収納された本発明に係るディスク記
録及び/又は再生装置の外観斜視図である。
【図31】外筺体に収納された本発明に係るディスク記
録及び/又は再生装置の他の例を示す外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスク装着部 35 カートリッジホルダ 35a,35b 誤挿入防止部材 36 カートリッジホルダ支持板 37 イジェクト板 38 イジェクト板駆動機構 201 光ディスクカートリッジ 201c,201d 挿入ガイド用鍔部 202 光ディスク 301 磁気ディスクカートリッジ 302 磁気ディスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを収納してなるカートリッジ
    本体の装置本体への挿入方向の少なくとも一方の側面に
    少なくとも一つの挿入用ガイド部が設けられた第1のデ
    ィスクカートリッジと、上記光ディスクと同じ径を有す
    る磁気ディスクを収納し、上記第1のディスクカートリ
    ッジの厚みより薄い第2のディスクカートリッジのう
    ち、上記第1のディスクカートリッジのみを装着可能と
    するディスク記録及び/又は再生装置において、 上記第1のディスクカートリッジをディスク装着部にロ
    ーディングするローディング手段と、 上記第1のディスクカートリッジの上記挿入ガイド部の
    厚みより広く、上記第2のディスクカートリッジの厚み
    より狭い幅の誤挿入防止手段を備えてなるディスク記録
    及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 上記挿入ガイド部と上記誤挿入防止手段
    は相対係合するものであり、いずれか一方が凹状に形成
    され、他方は凸状に形成されてなる請求項1記載のディ
    スク記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 上記誤挿入防止手段は、装置本体のカー
    トリッジ挿入口部に設けられてなる請求項1記載のディ
    スク記録及び/又は再生装置。
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WO1996024931A1 (fr) * 1995-02-06 1996-08-15 Sony Corporation Dispositif d'enregistrement-reproduction

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