JPH0516316Y2 - - Google Patents

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JPH0516316Y2
JPH0516316Y2 JP13499388U JP13499388U JPH0516316Y2 JP H0516316 Y2 JPH0516316 Y2 JP H0516316Y2 JP 13499388 U JP13499388 U JP 13499388U JP 13499388 U JP13499388 U JP 13499388U JP H0516316 Y2 JPH0516316 Y2 JP H0516316Y2
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JP
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junk
barrel
side wall
present
well
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JP13499388U
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  • Closures For Containers (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 作井掘削に際しては掘削作業と併行して、坑井
壁より崩落した岩石や掘削工具の折損片等の掘削
の障害となる小片(本考案ではこれ等をジヤンク
と総称する)の採揚を行う。本考案は、このジヤ
ンクの採揚作業で使用するジヤンク採取器に関す
る。
[従来の技術] 第3図は、従来のジヤンク採取器の例を示す図
である。1は中空マンドレルで、上部は例えばド
リルパイプ4に連結され、下部には例えばドリル
ビツト5が連結されている。中空マンドレル1の
外側にはジヤンクバレル3が、例えば接合板2を
介して取りつけられている。図中6は坑井壁であ
る。中空マンドレル1の内側には矢印7の方向に
泥水が流されるが、この泥水は坑井底のジヤンク
8を浚えて、7−1、および7−2の如くに流れ
る。泥水がジヤンクバレル3の外側を通過する際
は、坑井壁6とジヤンクバレル3との間隙が狭い
ために泥水の流速7−1は十分に大きく、従つて
ジヤンク8は泥水によつて上方に運ばれる。泥水
流がジヤンクバレル3の上方に達すると、泥水流
の速度7−2は遅くなつてジヤンク8は停滞し、
あるいはジヤンクバレル3内に落ち込む。9は水
切り孔で、ジヤンクバレル3の底近傍に設けられ
ている。ジヤンクバレルは所定時間操業後に地上
に揚げられる。
しかしこのジヤンク採取器は、本考案者等の知
見では、ジヤンク採取効率が低い。即ち、長時間
操業しても、ジヤンクはジヤンクバレル3を充満
する事がなく、ジヤンクの採取量はジヤンクバレ
ルの内容積の約1/3であり、又坑井が傾斜井の場
合は、特に採取量が少ないという問題点があつ
た。
[考案が解決しようとする課題] ジヤンクの採取効率を高める事ができると、垂
直井の場合も傾斜井の場合も作井掘削が円滑に進
行するため好ましい。本考案は能率よくジヤンク
を採取し、且つジヤンクをジヤンクバレルに充満
させる事が可能な、ジヤンク採取器を開示するも
のである。
[課題を解決するための手段および作用] 本考案は、ジヤンクバレルの側壁の上端縁に内
面テーパー加工を施しかつ、ジヤンクバレルの側
壁の上端面に切欠き部を設け、更に、ジヤンクバ
レルの側壁の高さの異なる複数の位置に水切り孔
を設けたジヤンクバレルを備えた事を特徴とす
る、ジヤンク採取器である。
第1図は本考案の、ジヤンク採取器の例を示す
図である。以下第1図によつて本考案を具体的に
説明する。本考案のジヤンクバレルの側壁の上端
縁には内面テーパー加工10が施されている。先
に述べた如く泥水流によつて運ばれたジヤンク8
は、ジヤンクバレル3の上方に達すると停滞し、
一部がジヤンクバレル3内、即ちジヤンクバレル
3と中空マンドレル1の間に落ち込む。ジヤンク
バレルの側壁の上端縁に内面テーパー加工10を
施すと、落ち込むジヤンク8を捕える面積がジヤ
ンクバレル3の側壁の肉厚分だけ広くなつて、ジ
ヤンクの採取効率を高める事ができる。
本考案ではまた、ジヤンクバレルの側壁の上端
面に切欠き部11を設ける。本考案者等の知見に
よると、この切欠き部11の形成はジヤンク8の
採取効率を高めるが、特に傾斜井の場合に採取効
率を高める効果が大きい。
本考案では更に、ジヤンクバレルの側壁の高さ
の異なる複数の位置に水切り孔を、例えば9−
1,9−2,9−3,9−4の如くに設ける。従
来の水切り孔は専らジヤンクバレルの底近傍に設
けられていたが、底近傍の水切り孔はジヤンクが
ジヤンクバレル内に採取されると閉塞し易く、閉
塞すると水切りの効果がなくなる。本考案の水切
り孔は高さの異なる複数の位置に設ける。ジヤン
クが充満しても閉塞しない水切り孔を確保するた
め、水切り孔はジヤンクバレルの上方にも配され
るように、例えば略等間隔に高さの異なる複数の
位置に設ける事が好ましい。本考案では例えば水
切り孔9−1が閉塞しても、他の水切り孔が開孔
しているために、ジヤンクがジヤンクバレル内に
充満しても、水切りの効果を維持する事ができ
る。
[実施例] 本考案者等は、第2図に示す本考案のジヤンク
バレルを用いて、ジヤンクを採取した。ジヤンク
バレルは外径:140mm、内径:130mm、肉厚:5.0
mmで、中空マンドレルの外径は90mmであつた。
比較例は従来のジヤンクバレルで、第2図で、
側壁の上端部に内面テーパー加工10を施さず、
側壁の上端面に切欠き部11を設けず、且つ水切
り孔は9−1(直径10mmで円周方向に3ヶ所)の
みを有し9−2及び9−3を有しないものであ
る。
本考案で、比較例のジヤンクバレルの側壁の上
端縁に内面テーパー加工10を施したが、これに
より落ち込むジヤンクを捕える面積は、比較例に
対して (140/2)2π−(90/2)2π/(130/2)2π
−(90/2)2π=1.3 約1.3倍に拡大した。
又本考案では更に側壁の上端面に巾:40mm、高
さ:200mmの切欠き部11を2ヶ所設け、又水切
り孔9−2及び9−3(それぞれ直径10mmで、円
周方向に3ヶ所宛)を設けた。
従来の比較例のジヤンクバレルは長時間操業し
ても、ジヤンクの採取量はジヤンクバレルの内容
積の約1/3で、坑井が傾斜井の場合は特に採取量
が少なかつたが、本考案のジヤンクバレルではジ
ヤンクの採取量は常にジヤンクバレルの内容積の
80%以上であつた。
[考案の効果] 本考案を実施する事により、ジヤンクを常にジ
ヤンクバレルに略充満させる事が可能となる。従
つてジヤンクの採揚回数が大幅に節減でき、作井
掘削能率を大幅に向上させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のジヤンク採取器の例を示す
図、第2図は実施例のジヤンクバレルを示す図、
第3図は、従来のジヤンク採取器の例を示す図、
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁の上端縁に内面テーパー加工を施しかつ側
    壁の上端面に切欠き部を設け更に側壁の高さの異
    なる複数の位置に水切り孔を設けたジヤンクバレ
    ルを備えた事を特徴とする、ジヤンク採取器。
JP13499388U 1988-10-18 1988-10-18 Expired - Lifetime JPH0516316Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13499388U JPH0516316Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13499388U JPH0516316Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0258081U JPH0258081U (ja) 1990-04-26
JPH0516316Y2 true JPH0516316Y2 (ja) 1993-04-28

Family

ID=31394238

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JP13499388U Expired - Lifetime JPH0516316Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18

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JPH0258081U (ja) 1990-04-26

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