JPH05161676A - 人間用ホイスト装置 - Google Patents

人間用ホイスト装置

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JPH05161676A
JPH05161676A JP3326688A JP32668891A JPH05161676A JP H05161676 A JPH05161676 A JP H05161676A JP 3326688 A JP3326688 A JP 3326688A JP 32668891 A JP32668891 A JP 32668891A JP H05161676 A JPH05161676 A JP H05161676A
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JP
Japan
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bracket
band
loop
pulley
guide
Prior art date
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Application number
JP3326688A
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English (en)
Inventor
Liljedahl Gunnar
グンナー・リルジェダール
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人間をある高さに吊り上げた後、高さをその
まま一定に保ちながら水平方向に移動することのできる
ホイストを提供する。 【構成】 長手水平方向に架設されたブラケット状のハ
リ(10)と、ハリ(10)内に蛇行するようにかけ渡
されたホイストバンド(18)とを有し、ホイストバン
ド(18)の一部がハリ(10)から下部へループ(2
7)状にはみ出しており、ハリ内のホイストバンド(1
8)の長さを適当な駆動装置(12)で変化させること
によりループ(27)の長さを変え、ループ(27)先
端の吊った人間を上下させる。ループ(27)はハリ
(10)の長手方向を自由に移動できるようなトロリに
よりハリ(10)に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間を持ち上げるホイ
スト装置に関し、さらに具体的には、天井、壁、または
スタンドに取り付けられ、人間(患者等)を垂直方向に
昇降し、高さを一定に保持しながら、ホイスト装置の長
手に沿い人間を前後移動することのできるホイスト装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ホイスト装置は公知の技術である。スェ
ーデン特許公告番号781165−3は、患者の垂直移
動手段を備えた装置を開示している、しかし、この装置
を患者に適用するにあって、患者はホイスト機のフック
直下に正しく位置合わせされねばならない。この位置合
わせは、患者が身体動作に自由を欠いていたり車椅子に
拘束されているので、困難を伴うことが多い。さらにこ
の先行技術のホイストは患者を上下方向にしか移動させ
ることができなかった。患者を水平方向に移動させる方
法はどこにも記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、その
ようなホイスト装置を改良して、ホイスト装置の、上方
向あるいは下方向移動を行う点を、ホイスト装置の連続
ブラケットに沿って位置決めできるホイスト装置を提供
することである。すなわち、本発明は、ホイスト装置の
使用に際して、動作に新たな次元を提供するものであ
る。本発明は、また、患者を持ち上げるために患者を特
定の場所に移すことを不必要にする。むしろ、患者の椅
子又はハーネスに固定されるホイスト装置からのループ
を患者の位置に移動する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、ホイスト装
置は、患者よりも高い、例えば天井、壁またはスタンド
に取り付けられる。ホイスト用バンドは、ブラケットの
前面に取り付けられ、ブラケットに沿って長手方向に移
動し、トロリを通って下降しまた再び上昇し、ブラケッ
トの後部に移行する。該ホイストバンドは、余分の長さ
が下方に向かってループを構成する程度に十分な長さと
する。
【0005】患者を該ループにハーネスで吊すか、また
は、患者の椅子に該ループをフックし、ループの大きさ
を変化させることにより、患者を上下に移動させる。ト
ロリをブラケット方向に前後移動すると該ループも前後
に移動するが、ループの大きさは変化せず、よって患者
は上下移動されることはない。
【0006】ループの長さはプーリ装置のバンドの伸張
によって変更される。プーリが引き離されると、プーリ
へのバンド長がより長く必要とされ、よって、ループ用
のバンド長が減少してループは引っ込む。
【0007】一組のプーリとプーリのホイールがブラケ
ットに装着され、別の組からなるプーリとガイド・ロー
ラがブラケット内のスライド上に装着される。該スライ
ドは、ブラケット内に付設されたピボットに接続され、
該ピボットは駆動手段によりブラケット内を前後に移動
する。該駆動手段は、該ピボットの一部を構成するスク
リュー手段を少なくとも一個含む直線作動電気モータを
有する。
【0008】操作者すなわち看護婦もしくは物理療養士
によって駆動手段が起動されると、ピボットはプーリ装
置に対して近接移動または離反移動し、該ピボットの移
動はプーリのホイールに対してスライドを近接または離
反させる。その結果、スライドに装着されたガイド・ロ
ーラはプーリホイールに対して近接移動または離反移動
する。このためプーリを巻くに要するハンド長を増加ま
たは減少させ、ループ用に残されたハンド長の総量は逆
に減少または増加され、よって、患者は下降、または上
昇される。
【0009】該ループは、バンドがトロリを通って伸張
下降し、ついで上昇する時に、該バンドによって形成さ
れる。トロリ内には、二つのガイド・プーリが装着さ
れ、バンドは一方のガイド・プーリから伸張し下降して
患者に達し、再び上昇して他方のガイド・プーリに巻か
れる。トロリ自体は、ブラケットの長手方向に付設され
たガイド・レール上に置かれる。トロリがブラケットに
沿って移動すると、バンドはプーリを自由に転がり、ト
ロリがブラケット長を移動する間もループはトロリの直
下に保持される。バンド長は前記移動により影響されな
いため、ループの高さは変化せず、患者を一定高さに保
持できる。
【0010】
【実施例】本発明のホイスト装置の実施例を図面に基づ
いて説明する。ホイスト装置(1)はブラケットを具備
し、好ましい実施態様として、ブラケットは中空ハリ
(10)で構成され、その断面形状は正方形であっても
円形であってもよい。中空ハリ(10)は、天井または
壁(図示せず)に対して、ハリの上部において従前の公
知技術(図示せず)で安全に取り付けられる。別の場
合、ハリはスタンドで支持されるものとしてよい。
【0011】直線動作電気モータ(12)がハリ(1
0)内に取り付けられ、ハリの縦方向に移動可能なピス
トン(13)がモータに取り付けられる。ピストンの他
端はスライド(14)に取り付けられる。該スライド
(14)はハリの長手方向に移動可能で、ガイド(1
5)に沿って図を示すように移動する。ガイド上のスラ
イド(14)は、公知技術であるホイールもしくは滑り
物体(図示せず)の装置の組み込みによって移動し易く
なる。しかしながら、垂直方向のガイドの負荷は、ホイ
スト装置(1)の運搬重量によって影響されない。
【0012】一対のガイド・ローラ(17)、(17
´)は、スライド(14)の軸受け上に取り付けられ
る。一対のプーリホイール(21)、(21´)はハリ
(10)内であって、スライド(14)の前面の軸受け
に取り付けられる。ホイストバンド(18)の一端はハ
リ(10)の先端に付着手段(19)によって取り付け
られ、バンド(18)は付着手段(19)から、上側ガ
イド・ローラ(17)を経由して、上側プーリホイール
を通ってハリの先端に達し、スライド(14)の下側ガ
イド・ローラ(17´)に戻り、その後下側プーリホイ
ール(21´)に達する。公知技術の教示するところに
よって、バンド(18)は下側プーリホイール(21
´)から下側に吊り下げられ、該バンドの自由端によ
り、患者を吊り上げるためのハーネスまたは椅子が運搬
される。
【0013】本発明によれば、ハリ(10)に沿った異
なった位置から吊り上げを行う場合、ハリに沿って移動
可能なトロリ(22)の使用によって吊り上げが実現さ
れる。トロリ(22)はガイド・レール(23)に沿っ
た車輪(24)上に置かれる。ガイド・レール(23)
は、ハリ(10)の底面の一部とするか、またはハリ
(10)の下側に取り付けてもよい。ハリの長手に通っ
た開口部はハリの下面のガイド・レール(23)の間に
形成され、この開口部はバンドがそこを通るのに十分な
幅とする。
【0014】トロリ(22)はそれぞれ一番と二番目の
ガイド・プーリ(25)、(26)を有し、バンド(1
8)は下側プーリホイール(21´)から一番目のガイ
ド・プーリ(25)を廻り、ハリ(10)の開口部を通
って、下方に向かう。バンドはハリの下でループ(2
7)を形成し、次いで上方に向かい二番目のガイド・プ
ーリ(26)を廻り、付着手段(28)が取り付けられ
たハリの後部に達する。
【0015】モータ(12)の動作時、ピストン(1
3)はハリ(10)の前方に移動し、それによって、ピ
ストンは固定付着されたスライド(14)を動かす。
【0016】スライド(14)がピストン(13)によ
って前後に移動する時、ガイド・ローラ(17)、(1
7´)がハリ(10)に固定装着されたプーリホイール
(21)、(21´)に対する接近・離反運動を行う。
ガイド・ローラがプーリホイールから離反するにつれ、
両者間のバンド(18)の長さはより長くなる必要があ
る。従って、ループ(27)に残されたバンド長はより
短かくなり、ループはハリ方向に引っ込む。ガイド・ロ
ーラがプーリホイールに近接するにつれ、両者間のバン
ド(18)の長さはより短くてすむ。従って、ループ
(27)に残されたバンド長はより長くなり、ループは
ハリ方向から伸張する。
【0017】トロリ(22)をガイド・レール(23)
に沿って移動することにより、ループ(27)は一定高
さでハリ(10)の長さ方向に移動できる。スライド
(14)は一定位置にあるため、ループ(27)は長さ
を変えず、患者は一定高さに保たれる。バンド(18)
はガイド・プーリ上を自由に回って進むことができる。
かくしてトロリがハリの長手を移動する時、ループはト
ロリの下に留まる。
【0018】しかしながら、もし必要なら、トロリは、
スライド(14)を同時に移動させながら、ガイド・レ
ール方向に移動できることは明白である。垂直方向の負
荷はトロリ(22)が担う。スライド(14)はガイド
・ローラ(17)を介して適用されるバンド(18)か
らの水平方向の力によって主に影響される。
【0019】この実施態様では、装置の機械的な有利性
を得るため、二つのガイド・ローラ(17)(17´)
および二つのプーリホイール(21)(21´)が具備
されている。一つのガイド・ローラ(17)と一つのプ
ーリホイールでバンドを張り渡すことは本発明の範囲内
に属する。この場合、ループを同一量変化させるために
はより強力なモータが必要とされる。
【0020】バンド(18)の一端に付着手段(19)
が示されている。該付着手段は、正常動作時においては
バンドがウィンチからの卷きもどりを防止する適当なロ
ック機構を具備した、ウィンチ等の解放可能なロック装
置付きのバンド巻き取り装置を具備してもよい。ホイス
ト装置が正常動作時は、バンドを一定長さに維持すべ
く、バンドの卷きもどし装置はロックされる。何らかの
理由、例えば、停電等で電気モータ(12)が作動しな
い場合でも、なおホイスト装置はループ(27)を降ろ
す方向には動作する。付着手段を人手でロックを解除
し、バンドの卷き戻しが行われ、この結果、ループ(2
7)は下方である床面方向に伸張する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、簡単な構造でありながら、吊り上げ高さを一定に保
ちつつ、水平方向に自由に移動できるホイストを提供す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井、壁、スタンドに取り付け可能なホイスト
装置の部分断面側面図である。
【図2】スタンドに取り付けたホイスト装置の全体斜視
図である。
【符号の説明】
1 ホイスト装置 10 ハリ 12 電気モータ 13 ピストン 14 スライド 15 ガイド 17 ガイド・ローラ 17´ ガイド・ローラ 18 バンド 19 付着手段 21 プーリホイール 21´ プーリホイール 22 トロリ 25 第一ガイドプーリ 26 第二ガイドプーリ 27 ループ 28 付着手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間が位置する高さよりも高所に取り付
    けられるホイスト装置、好ましくは人間用ホイスト装
    置、であって、 天井、壁又はスタンドに取り付けできるブラケットと;
    ブラケットの第一の端に取り付けられた駆動手段と;ブ
    ラケット内に取り付けられ、駆動手段によりブラケット
    内を縦方向に変位できるように駆動手段に付着されたピ
    ボットと;ブラケット内に取り付けられ、ブラケット内
    を縦方向に自由にスライドし、駆動手段に付着されてい
    ないピボットの一端に固定され、駆動手段によりピボッ
    トが移動するに従い、該ピボットによって移動するスラ
    イドと;上記スライド上に取り付けられたガイド・ロー
    ラと;上記スライド側であって駆動手段と離れた側のブ
    ラケット上に取り付けられたプーリと;ブラケットの底
    面に取り付けられたガイド・レールに乗せられたトロリ
    と;トロリに取りつけられた一対のガイド・プーリと;
    ブラケットの駆動手段から離れた第二の端の一端に、第
    一の付着手段によって付着されたバンドであって、この
    バンドは、第二の付着手段によって、ブラケットの第一
    の端の近傍に付着され、バンドは第一の付着手段から、
    ガイド・ローラ、プーリホイールへと進み、第一のガイ
    ド・プーリを経由して、ループへと下降し、上昇して第
    二のガイド・プーリを越え、第二の付着手段に達するバ
    ンド;とを有し、 ガイド・ローラ方向または反対方向にスライドが移動
    し、それによりガイド・ローラからプーリホイールまで
    に達するのに必要とされるバンドの長さが減少および増
    大することによって、上記ループが伸張および収縮する
    ホイスト装置。
  2. 【請求項2】 ホイスト装置のブラケットが中空ハリを
    具備し、該空中ハリの下面にトロリの移動方向に沿いス
    ロットが設けられ、スロットを介してバンドが通されハ
    リの下方にループを形成することとした請求項1記載の
    ホイスト装置。
JP3326688A 1991-11-15 1991-11-15 人間用ホイスト装置 Pending JPH05161676A (ja)

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JP3326688A JPH05161676A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 人間用ホイスト装置

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JP3326688A JPH05161676A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 人間用ホイスト装置

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JPH05161676A true JPH05161676A (ja) 1993-06-29

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ID=18190551

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JP3326688A Pending JPH05161676A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 人間用ホイスト装置

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JP (1) JPH05161676A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205014A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Yokogawa Bridge Corp 橋梁の架設方法及び装置
EP3409257A1 (en) * 2017-05-31 2018-12-05 Hill-Rom Services, Inc. Linear actuator for patient lift

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JP2007205014A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Yokogawa Bridge Corp 橋梁の架設方法及び装置
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