JPH0516072A - 研削盤の研削液回収装置 - Google Patents

研削盤の研削液回収装置

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JPH0516072A
JPH0516072A JP19575991A JP19575991A JPH0516072A JP H0516072 A JPH0516072 A JP H0516072A JP 19575991 A JP19575991 A JP 19575991A JP 19575991 A JP19575991 A JP 19575991A JP H0516072 A JPH0516072 A JP H0516072A
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JP
Japan
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grinding
mist
guide duct
work processing
processing area
Prior art date
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Pending
Application number
JP19575991A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Terai
信之 寺井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshin Technical Co Ltd
Original Assignee
Toshin Technical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 研削盤の研削点に供給される研削液の回収装
置に関するもので、ワーク加工領域に浮遊する研削液の
ミストを拡散させることなく効率良く回収することがで
きる簡単な構造の装置を得ることを目的とする。 【構成】 研削盤29のワーク加工領域25の下方に設
けた受皿26から案内ダクト27を通して研削液を回収
タンク28に導く構造を備え、案内ダクト27の断面積
をその中を流れる研削液によって断面全体が満たされる
ことのない大きさにするとともに、案内ダクト27の下
流側上部にミスト回収装置31の吸気口34を開口さ
せ、研削盤のワーク加工領域25部分に浮遊する研削液
ミストを含んだ空気を案内ダクト27の上部を通してミ
スト回収装置31に内蔵したブロワで吸引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、研削盤のワーク加工
部(研削点)に供給される研削液の回収装置に関するも
ので、特にワークや砥石車の周囲に霧状になって浮遊す
る研削液のミストを効果的に回収することができる装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は従来構造を模式的に示し
たもので、図中1はベッド、2はベッド1に固定された
ケーシング、3はケーシング2に軸着された砥石車、4
はケーシング2の後端に設けられた移動台、5は移動台
4に搭載された砥石修正装置、6はベッド1の上面に設
けられた下スライド台、7は下スライド台6上に図の左
右方向に摺動自在に設けられた上スライド台、8は上ス
ライド台7に固定された調整車台、9は調整車台8と実
質上一体の調整車頭、10は調整車頭9に軸着された調
整車、11は調整車頭9の上面に設けられた調整車修正
装置、12は下スライド台6の後端に固定された駆動ケ
ーシング、13は駆動ケーシング12に固定されたパル
スモータ、14はパルスモータ13で駆動されるボール
ネジで、その先端は調整車台8に螺着されている。15
はワーク加工部16の上方に設けられて研削液を砥石車
3の周面に供給するノズルである。
【0003】18はベッド1の左端に装着された砥石車
3の駆動モータ、19は駆動モータ18と砥石車の軸2
0とを連結しているベルト、21は調整車台8に装着さ
れた調整車10の駆動モータ、22は駆動モータ21と
調整車の軸23とを連結しているベルトである。
【0004】ノズル15から研削盤のワーク加工部16
に供給される研削液は、その大部分が研削屑とともにワ
ーク加工領域25の下方に設けられた受皿26に流下
し、そこから案内溝または案内ダクト27に導かれて研
削液回収タンク28へと流下し、そこでフィルターによ
って研削屑を濾過され、研削液供給ポンプによってポン
プアップされて再びワーク加工部16へと供給される。
【0005】高い周速で研削砥石を回転させる研削盤で
は、ワーク加工部16に供給された研削液が高速回転す
る砥石車3に衝突して吹き飛ばされ、あるいは砥石車3
の回転に伴って生ずる空気流によって一部吹き飛ばされ
て飛散し、その一部のものが研削液のミストとなって空
気中に浮遊してくる。
【0006】生成したミストは時間とともに沈降する
が、その沈降速度が遅いため、空気流に乗って装置外へ
と拡散し、作業環境を悪化させる。そこでこのミストを
回収するため、研削盤29のワーク加工領域25の上方
にフード30を設け、このフードにブロワを内蔵したミ
スト回収装置31を接続して、ミストを含んだ空気を吸
い込み、ミスト回収装置31に内蔵したフィルターでミ
ストを捕捉して回収タンク28で回収している。また他
の構造として、機械全体をカバーで覆ってミストが装置
外へ流出するのを防止する構造が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示すよ
うなフード30でミストを回収する構造は、研削盤29
の上方にフード30を支持するフレーム等を設ける必要
があり、フード30からミスト回収装置31を経て回収
タンク28に至る吸引ダクト32ないし配管33が長く
なるため、装置全体が大掛りなものとなる。また有効に
ミストを回収するためには、フード30をワーク加工領
域25に接近させて設けるか、あるいは加工領域全体を
覆うように設ける必要があり、装置の段取り替えのとき
にフード30が作業の邪魔になる。またミストを含んだ
空気を上方へと吸い上げるために、沈降しようとするミ
ストの自然な挙動を妨げることとなり、上昇する空気流
によってミストの発生量を増大させたり、ミストの付着
によって機械が汚染される領域をかえって拡げてしまう
という問題がある。
【0008】また装置全体をカバーによって覆う構造
は、ミストの付着による機械の汚染を機械全体に拡げる
結果となり、水を主成分とする研削液の付着によって電
気系統の故障、塗装の剥離、錆の発生等が機械全体にわ
たって生ずることとなり、機械の寿命を著しく低下させ
る結果となる。
【0009】そこでこの発明は、ワーク加工領域に浮遊
する研削液のミストを拡散させることなくより効率良く
回収することができる簡単な構造の装置を得ることを課
題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】研削液は、混入した研削
屑を分離し、必要があれば冷却器を通して循環使用され
る。そのため研削盤のワーク加工領域25の下方には、
流下する研削液を受ける受皿26が設けられ、またこれ
より下方の位置にフィルターを内蔵した回収タンク28
が設けられ、受皿26から回収タンク28へと研削液を
導く流路が形成される。この流路は上方が開放された溝
とすることもできるが、この発明の装置では、この流路
をトンネル状の案内ダクト27によって形成する。
【0011】上記案内ダクト27の断面積は、研削液が
流れるのに必要な断面積よりも充分に大きなものとし、
研削液に泡立ちが生じたときにも、その泡によって案内
ダクト27が閉鎖されることのない大きさとすることが
望ましい。
【0012】ミストを含んだ空気を吸引するブロワおよ
びミストと空気を分離するフィルターなどを内蔵したミ
スト回収装置31は、好ましくは回収タンク28の上方
に設置し、その空気吸引ダクト32の先端すなわち吸気
口34を、前記案内ダクト27の下流側の上部に開口さ
せる。研削盤のワーク加工領域25の周囲には、ミスト
を含んだ空気が機外へ流出するのをできるだけ防止する
ために、遮蔽板41ないしカバー板44を、必要があれ
ば開閉自在な構造にして設ける。
【0013】
【作用】ワーク加工部16に供給された研削液は、その
大部分が液状のまま受皿26へと流下し、案内ダクト2
7の底部を流れて回収タンク28へと導かれる。供給さ
れた研削液の一部は、細かいミストとなって周囲の空気
中に浮遊していく。ミスト回収装置31に内蔵したブロ
ワは、案内ダクト27を通して空気を吸引しており、受
皿26部分、従ってワーク加工領域25の下方で空気を
吸い込んでいる。
【0014】一方砥石車3は、通常ワーク加工部16で
ワークを上から下へと研削する方向に回転しており、高
速で回転する砥石車3によって周囲の空気が砥石車3と
同方向に連れ回っている。従ってこの連れ回る空気流に
よって、ワーク加工領域25には上から下へと流れる空
気流が生成される。さらに空気中に浮遊するミストは、
特に粒径の大きいものは、自重によって下方へ沈降しよ
うとしている。従ってワーク加工領域25で生成した研
削液のミストは、砥石車3に連れ回る空気流、ミストの
自重およびミスト回収装置31の吸引空気流の相乗作用
によって速やかに案内ダクト27内へと吸引され、ミス
ト回収装置31へと吸い込まれて回収される。
【0015】すなわちこの発明の装置では、生成したミ
ストをその自重による沈降や砥石車の回転による空気流
に逆らうことなく吸引するので、ミストの拡散を最少に
抑えることができる。
【0016】さらにこの発明の装置では、研削液回収用
の流路とミスト回収用の流路とが1本の案内ダクト27
によって形成されるので、段取り替えなどの作業の邪魔
になることがなく、また構造も簡単になる。そしてミス
ト回収装置31を研削液の回収タンク28の近くに設置
することができるので、回収したミストを回収タンク2
8に導くための配管33も短くできる。
【0017】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例を示したも
ので、図1は一部断面正面図、図2はベッドの平面図で
ある。本実施例において従来の心なし研削盤で説明した
部材と同一の部材には同じ符号を付してその説明を省略
する。
【0018】本発明では、受皿26から回収タンク28
へと研削液を導く案内ダクト27は、ベッド1にトンネ
ル状に形成されており、その開口端にT型配管35が連
結されている。ミスト回収装置31は、回収タンク28
の上方に設置されており、その吸引ダクト32の吸気口
34は、T型配管35の上部管36に連通されている。
T型配管35の下部管37は、回収タンク28に開口し
ており、下部管37の先端と回収タンク28内の液面と
の間に間隙38が形成されている。
【0019】T型配管の下部管37は、その先端から空
気が吸入されてミスト回収装置31に吸い込まれること
がないよう、タンク内の液に水没させるのが好ましい。
しかし泡立ちの大きな研削液の場合、下部管37の先端
を水没させると、T型配管35内に泡が充満してこれが
ミスト回収装置に流れる危険があるので、水面と下部管
37の先端との間に若干の隙間を設けて泡が流れ出るよ
うにしている。
【0020】ベッド1の両側には受皿26に向けて緩く
傾斜した研削液回収用の溝39が延びている。ワーク加
工領域25を挟んでワークの通路となる切欠40を設け
た遮蔽板41を両側(前後)に立て、溝39側にゴムシ
ートを垂下させてワーク加工領域25の下半を囲むよう
にしている。ケーシング2の上部には、蝶番43で開閉
自在なカバー板44を設け、その両側に透明なビニール
シート45を垂らして、ワーク加工領域25の上半を覆
っている。
【0021】以上のような構造とした場合、ゴムシート
42やビニールシート45と研削盤29との間に20〜
30mmの隙間ができたとしても、その隙間では空気が
ワーク加工領域25の方へと流れるので、この隙間から
のミストの流出を防止できることが確認された。なお段
取り替え等のときには、蝶番43でカバー板44を開い
て作業を行う。
【0022】
【発明の効果】本発明の研削液回収装置は、生成したミ
ストをその自重による沈降や砥石車の回転による空気流
に逆らうことなく吸引するので、ワーク加工領域に浮遊
する研削液のミストを拡散させることなく効率良く回収
することができるという効果がある。更に、研削液回収
用の流路とミスト回収用の流路とが1本のダクトによっ
て形成されるので、段取り替えなどの作業の邪魔になる
ことがなく、また構造も簡単になる。そしてミスト回収
装置を研削液の回収タンクの近くに設置することができ
るので、回収したミストを回収タンクに導くための配管
も短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研削液回収装置を有する心なし研削盤
の部分断面正面図
【図2】心なし研削盤のベースの平面図
【図3】従来の研削液回収装置を有する心なし研削盤の
部分断面正面図
【図4】従来の研削液回収装置を有する心なし研削盤の
平面図
【符号の説明】 25 ワーク加工領域 26 受皿 27 案内ダクト 28 回収タンク 29 研削盤 31 ミスト回収装置 34 吸気口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 研削盤(29)のワーク加工領域(25)の下方
    に設けた受皿(26)から案内ダクト(27)を通して研削液を
    流下させて回収タンク(28)に導く研削盤の研削液回収装
    置において、 前記案内ダクト(27)をその中を流れる研削液によって断
    面全体が満たされることのない大きさの断面積を有する
    ダクトとするとともに、当該案内ダクト(27)の下流側上
    部にミスト回収装置(31)の吸気口(34)を開口させ、研削
    盤のワーク加工領域(25)部分に浮遊する研削液ミストを
    含んだ空気を案内ダクト(27)の上部を通してミスト回収
    装置(31)に内蔵したブロワで吸引することを特徴とす
    る、研削盤の研削液回収装置。
JP19575991A 1991-07-09 1991-07-09 研削盤の研削液回収装置 Pending JPH0516072A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1440765A1 (en) * 2003-01-21 2004-07-28 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Cylindrical grinding machine
JP2016132058A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 ダイハツ工業株式会社 オイルミスト回収構造
CN118003213A (zh) * 2024-04-09 2024-05-10 杭州宏骏汽车零部件有限公司 一种应用于汽配件加工中心的磨削装置及其控制方法

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