JPH0515979Y2 - - Google Patents

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JPH0515979Y2
JPH0515979Y2 JP8517388U JP8517388U JPH0515979Y2 JP H0515979 Y2 JPH0515979 Y2 JP H0515979Y2 JP 8517388 U JP8517388 U JP 8517388U JP 8517388 U JP8517388 U JP 8517388U JP H0515979 Y2 JPH0515979 Y2 JP H0515979Y2
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fan
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chemical
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、薬剤散布車においてフアン、動力
噴霧機、薬液攪拌機等の駆動用としての作動油や
原動機の燃料を貯留する油槽を、前記フアンの駆
動で発生せる風で冷却すると共に、当該フアンに
よる風量を有効裡に利用可能な薬剤散布車の油槽
冷却装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来()果樹園、造林地、菜園等での薬剤散
布に使用する薬剤散布車(スピードスプレーヤと
呼称されている)におけるフアン、動力噴霧機、
薬液攪拌等の駆動用としての作動油の冷却手段と
してたとえば第7,8図にみるように、走行用エ
ンジン1、薬液槽Tを搭載せるフレーム2の後方
(第7図において右側)にフアンFを収納せるフ
アンケースCを設定し、このフアンFを駆動する
油圧モータMと、該油圧モータMに油を送り込む
油圧ポンプ3と、油槽Vとを導管4で直列下に接
続し、この油槽Vに連結せる他の導管5の中途に
介装された冷却器6に、前記油圧モータMを復帰
管7を介し連結すると共に、前記冷却器6を薬液
槽Tの内部に設定し、前記油槽Vから油圧モータ
Mに送られた油を動力源としてフアンFを回動
し、しかして油圧モータM内の油を冷却器6に送
り、ここで冷却後、再び油槽Vに還流可能として
いる。(たとえばその一例として実・開昭58−
18105号公報参照) また、()第9,10図にみるように薬剤散
布車のフレーム2に載置されたフアンケースCと
化粧胴Dとを略同心状に設定し、これらフアンケ
ースCと化粧胴Dとの間に形成された空所rに油
槽Vを格納することで、薬剤散布車の全体の形態
の大型化を回避すると共に、引火による火災発生
の惧れを予防するようにしたものが提案されてい
る。(たとえばその一例として実・公昭62−5257
号公報参照) 〔考案が解決しようとする課題〕 前述の従来の技術の項の()の場合にあつて
は、フアンFを回動させる油圧モータMの高温に
なつた作動油は、薬液槽Tに流入し、冷却器6に
おける熱交換で冷却されるが、冷却器6は薬液槽
T内の薬液に直接、浸漬されているため耐腐食性
を考慮した高価な資材での製作を余儀なくされる
一方、長時間に亘る作動油の冷却作用を果すた
め、冷却器6は、第7図にみるように、薬液槽T
の底部近傍に設定する必要上、薬剤散布終了後、
薬液槽T内での清掃・点検等が困難で、また油圧
モータM、油圧ポンプ3、油槽V、冷却器6から
なる油圧回路をフレーム2に密集下に設定せざる
を得ないので点検、補修等が煩雑である。
さらに前記冷却器6は中空形式が、通常、採用
されており、ストレーナを介装して異物の回収を
図つているが、最良の使用状態を維持するため、
常時、保守、管理を行なう必要があり、多大の手
間と時間とを要し、結果的には出費増大を余儀な
くされるという問題点がある。
また()の場合にあつては、フアンFにより
発生される風は前記油槽Vの底面を冷却すること
なくフアンケースC外側にそのまま流出されるこ
とになり、風量の有効利用が充分でなく、かつフ
アンFを駆動する動力源としての油をも不必要に
消費する結果となり、しかも油槽Vの冷却効果を
充分に所期し難く、特に夏期、外気により化粧胴
Dの過熱で内部の油槽Vも高温下におかれ、稍々
もすれば油が蒸発する惧れもある等の問題点があ
る。
この考案は前述のような問題点に鑑み提案され
たもので、その目的とする所は、フアン、動力噴
霧機、薬剤攪拌機等の駆動用としての作動油や原
動機の燃料を貯留する油槽を簡単な機構で冷却す
ると共に、フアンで発生する風量を有効裡に利用
可能な薬剤散布車の油槽冷却装置を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕 前述の目的を達成するため、この考案における
薬剤散布車の油槽冷却装置は、フレームに載置さ
れたフアンケースと化粧胴とを略同心状のもとに
内・外に設定し、これらフアンケースと化粧胴と
の間に形成された空所に油槽を格納した薬剤散布
車において、前記フアンケースに複数の切欠きも
しくは細孔を穿設する一方、前記フレームに搭載
せる作業用エンジンで駆動されるフアンの回動で
フアンケース内に吸入された風の一部を前記油槽
の側縁を通過させるようにしたものである。
複数の切欠きのうちの所望の切欠きに、前記油
槽一側縁に突出せる突起部を係脱自在に臨ませて
なるものである。
フアンケース外周縁に当接するカバーの移動で
前記切欠きを開閉可能としたものである。
フアンケースに吸入された風の吐出側における
化粧胴の外周縁近傍に円周方向に沿い通孔を並列
させてなるものである。
〔作用〕
請求項1の記載により、作業用エンジンにより
回動されるフアンでフアンケース内に吸入された
大気温度下の風の一部は、フアンケースに穿設さ
れた複数の切欠きもしくは細孔を経て化粧胴とフ
アンケースの間の空所に入り、この空所に格納さ
れた油槽の側縁を通過し、油槽及びこの内の油を
冷却する。
請求項2の記載により、フアンケースに穿設さ
れた複数個の切欠きのうちの所望の切欠きに、油
槽内周縁に突出せる突起部を係入することで油槽
を容易にフアンケースに定着可能である。
請求項3の記載によりカバーのフアンケースへ
の設定位置を調節することでフアンケースから化
粧胴への風量を容易に加減できる。
請求項4の記載により化粧胴に流入され、高温
となつた風の熱気をエゼクタ効果により通孔を介
し排除することで油槽の温度上昇を抑制できる。
〔実施例〕
実施例について、第1図ないし第6図を参照
し、説明する。前後(第1図において左側を前
方、右側を後方とする。)に夫々一対の車輪W1
W2を回転自在に支持せるフレーム2に、前方か
ら後方に亘り順次、走行用エンジン1、薬液槽
T、作業用エンジンE、動力分配器Q、フアンF
を収納せるフアンケースCを搭載し、前記作業用
エンジンEは、フアンFを駆動するための油圧ポ
ンプ3、動力噴霧機、薬液攪拌機(いずも図示し
ない)を動力分配器Qを介し駆動可能とし、なお
この動力分配器Qの直後に並設した前記油圧ポン
プ3の駆動で発生した作動油(圧油)を導管4を
介し油圧モータMに供給することでフアンFを回
動可能とする一方、油圧ポンプ3と作動油を供給
する油槽V(後述する)とを供給管sで、また油
圧ポンプ3での余剰油を油槽Vに還流させる復帰
管uで夫々連結する一方、前記油圧ポンプ3と油
圧モータMとの間に復帰管7を介装させてある。
前記フアンケースCの外周縁に略同心円状に化
粧胴Dを沿設し、この化粧胴DとフアンケースC
との間に形成された断面が略かまぼこ形の空所r
に油槽Vを格納してある。また前記作業用エンジ
ンEとフアンケースCとの間に形成された吐出口
Zには、前記薬液槽T内の薬液を図示しない圧送
装置で噴霧可能としたノズルNが適数個並列下に
介装されており、また前記フアンFの回動でフア
ンケースC内に吸入された大気温度下の空気の一
部を油槽Vに接触・冷却させた後、前記吐出口Z
から大気に吐出可能としてある。
第2図にみるように、フアンケースCの一部に
穿設された複数のうちの所望の切欠き11に、油
槽Vの内周縁の一部に突出した突起部Pを係入さ
せることで油槽VをフアンケースCに定着可能と
なし、残余の切欠き11を介しフアンケースC内
の風を化粧胴D内に流入可能とするか、もしくは
第3図にみるように、フアンケースCの油槽Vに
より少許の〓間を介し被覆される部分に多数の細
孔hを穿設し、フアンケースC内の風を細孔hを
介し油槽Vの下面に流入し、冷却可能としてあ
る。
なお、この場合油槽Vを締着バンド(図示しな
い)で締着し油槽Vの揺動や、フアンケースCか
らの離脱を阻止してある。
さらに油槽Vへの冷却効果を向上させる場合に
は、第1,4図にみるように、油槽Vの側面近傍
で、吐出口Zに面した化粧胴Dの外周縁に沿う小
径の通孔aを適数個穿設する一方、フアンケース
Cの外周縁に立設したボルトbに長孔iを介し貫
装され、かつ前記フアンケースCの外周縁を被覆
可能なカバー12を前記ボルトbに螺合する蝶ナ
ツトjの締結もしくは弛緩により後述のようにそ
の設定位置を調節可能に装着する。第4図にみる
ように、前記化粧胴Dに円形もしくは楕円形の窓
孔gから手を入れ、前記締結具としての蝶ナツト
jを締着もしくは弛緩し、カバー12の設定位置
を適宜に調節可能とし、たとえば第5図におい
て、カバー12を実線位置から一点鎖線位置に移
行・設定することでフアンケースCから化粧胴D
に流入する風量を調節でき、またカバー12の前
端を油沿うVの後端(第5図では右端)に接触さ
せるとき、フアンケースCからの化粧胴Dに流入
する風を遮断できる。なお、薬剤散布時、前記窓
孔gにグロメツトのような閉塞栓13を嵌合して
おく。
図中、14は静翼、15は油槽Vの注入栓であ
る。
〔効果〕
この考案は前述のように構成であるから、以下
のような効果を奏する。
請求項1の装置においては、フアンケースと化
粧胴との間の空所に格納された油槽は、作業用エ
ンジンで駆動される油圧ポンプを介しフアンの回
動でフアンケース内に吸入された大気温度下の風
の一部で油槽を冷却するため、油槽内の温度上昇
を抑制し、フアン駆動用の油圧ポンプ、油圧モー
タのような油圧機器の効率低下の防止を所期でき
る一方、フレーム上に限定された設定面積を広く
有効に活用できるため、機器類の保守・点検、他
の付帯設備類の搭載が容易であり、また油槽冷却
に別個の動力手段を必要としないので施設費の高
騰化を回避できると共に、フアンケースに穿設さ
れた切欠き油槽を定着可能なため、油槽の取付が
簡単で広い面積を送風路に臨ませ得る故、冷却効
果が顕著であり、また細孔の存在でフアンケース
に大気温度下に吸入された風を、直接、油槽下面
に吹付けるので、冷却効果が良好であると共に、
不測のうちに樹木の枝片、棒、杭等の断片等のフ
アンケースに吸引され、油槽表面に衝突し、破損
するように事態を回避できる。
請求項2の装置においては、油槽内周縁に突出
した突起部をフアンケースの複数の切欠きのうち
の所望の切欠きに係合させることで、油槽とフア
ンケースとの一体的結合が容易であり、しかも一
体的結合のための部材を要しない故、利用者にと
つてはその取扱が簡便であり、また、突起部の係
入しない切欠きを介しフアンケース内の風を化粧
胴に流入可能であるから、油槽の冷却にも好都合
である。
請求項3の装置においては、カバーのフアンケ
ースへの設定位置を調節可能とすることで、前記
切欠きの開放度を任意に選定でき、フアンケース
から化粧胴へ流入する風量を加減することで油槽
の冷却温度を適正に保持できる。
請求項4の装置においては、フアンからの風の
吐出側における化粧胴に通孔が穿設されているの
で、エゼクタ効果(ejector effect)により化粧
胴内の熱気を排除でき、またカバーで被覆される
フアンケースに開口せる切欠きと相俟つて油槽の
上面、側面を著しく冷却可能にして、油槽全体が
均一に冷却される結果、油槽内の作動油温度を均
等に保持でき、油圧ポンプ、油圧モータ等の稼動
の円滑化を期待できる上に、油槽の冷却効果の向
上にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品を装着した薬剤散布車の一部切
欠いた縦断面図、第2図は第1図の−線拡大
断面図、第3図は細孔付の化粧胴の要部斜視図、
第4図はフアンケースに装着時の化粧胴の要部斜
視図、第5図はカバーのフアンケースへの組付状
態時の正面図、第6図は油圧ポンプ、油圧モー
タ、油槽相互間の要部配管図、第7図は従来形式
の薬剤散布車の要部正面図、第8図は仝上付設の
作動油冷却回路図、第9図は油槽をフアンケース
と化粧胴との間に格納した従来形式の薬剤散布車
の要部正面図、第10図は第9図の−線断面
図である。 C……フアンケース、D……化粧胴、E……作
業用エンジン、F……フアン、V……油槽、a…
…通孔、h……細孔、p……突起部、r……空
所、z……吐出口、2……フレーム、11……切
欠き、12……カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フレームに載置されたフアンケースと化粧胴
    とを略同心円状に設定し、これらフアンケース
    と化粧胴との間に形成された空所に油槽を格納
    した薬剤散布車において、前記フアンケースC
    に複数の切欠き11もしくは細孔hを穿設する
    一方、前記フレーム2に搭載せる作業用エンジ
    ンEで駆動されるフアンFの回動によりフアン
    ケースC内に吸入された風の一部を前記油槽V
    の側縁を通過させるようにした薬剤散布車の油
    槽冷却装置。 (2) フアンケースCの切欠き11に前記油槽V一
    側縁に突出せる突起部Pを嵌合可能に臨ませて
    なる請求項1記載の薬剤散布車の油槽冷却装
    置。 (3) フアンケースC外周縁に当接するカバー12
    の移動により前記切欠き11を開閉可能とした
    請求項1もしくは2記載の薬剤散布車の油槽冷
    却装置。 (4) フアンケースCに吸入された風の吐出口Z側
    における化粧胴Dの外周縁近傍に円周方向に沿
    い通孔aを並列させてなる請求項1,2もしく
    は3記載の薬剤散布車の油槽冷却装置。
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