JPH05156624A - 砂質軟弱地盤の改良方法とその装置 - Google Patents

砂質軟弱地盤の改良方法とその装置

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JPH05156624A
JPH05156624A JP34959891A JP34959891A JPH05156624A JP H05156624 A JPH05156624 A JP H05156624A JP 34959891 A JP34959891 A JP 34959891A JP 34959891 A JP34959891 A JP 34959891A JP H05156624 A JPH05156624 A JP H05156624A
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 砂質軟弱地盤中に含まれる地下水を強制的に
揚水することにより地盤改良を行う。 【構成】 内部にフイルタ層8と排水通路7を有し、且
つ周壁に多数の通水孔2を穿設している有孔パイプ1を
砂質軟弱地盤中に打設し、この有孔パイプ1の上端に起
振機12を装着して、該起振機12に振動を与えることによ
り砂質軟弱地盤を締め固めて液状化を起因させ、その地
下水を通水孔2からフイルタ層8を通じて排水通路7側
に流入させると共に該排水通路7を外部から真空吸引す
るか、フイルタ層8を通じて加圧空気を送り込むことに
より、該排水通路7内の地下水を揚水、排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は砂質軟弱地盤中に含まれ
る地下水を地上に排除して砂質軟弱地盤を改良する方法
と、その方法を実施するための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】砂質軟弱地盤は、地震時に液状化を起こ
して砂粒子間に存在する地下水が地表に噴発し、地盤が
沈下して建物を倒壊させる虞れがある。このため、図13
に示すように、砂質軟弱地盤a中に多数の礫柱bを適宜
間隔毎に打設し、地震発生時に礫間の大きな間隙を利用
してこれらの礫柱bを通じて地下水を速やかに地表に流
出させるようにしている。
【0003】一方、予め、軟弱地盤を改良しておく工法
としては、従来からサンドドレーン工法が広く採用され
ている。この工法は軟弱地盤に鉛直方向に多数の砂柱を
打設すると共に地表に土砂等の載荷盛土を設けて該盛土
の荷重により地中の地下水圧を上昇させ、砂柱の粒子間
に軟弱地盤中に含まれている地下水を導いて砂粒子の間
隙を通じて地表に敷設したサンドマット側へ排出するこ
とにより地盤を圧密沈下させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
礫柱bによる地下水排除方法によれば、小規模な地震が
度々発生すると、軟弱地盤a中の砂粒が礫間に浸入して
目詰まりを起こし、その目詰まりによって大きな地震が
発生した際には、地下水が該礫柱bの礫間を通じて地表
に排出することができなくなる場合が生じる。
【0005】一方、後者のサンドレーン工法によれば、
軟弱地盤中の地下水を砂粒子の間隙を有する砂柱を通じ
て地表に排出するためには地下水圧を上昇させなければ
ならず、そのためには、地表に土砂等の載荷盛土を多量
に載置しなければならない。そして、このような土砂等
の載荷により軟弱地盤を圧密して地盤中の間隙水圧を上
昇させるには、通常、5〜10mの高さに達する盛土を行
っているが、必要な盛土量を一挙に施工すると、軟弱地
盤はその大きな荷重によって側方流動やすべりが発生
し、その移動によって砂柱が中間部で切断されて不連続
部分が生じる虞れがあるので、載荷盛土を段階的に行っ
て徐々に軟弱地盤を圧密沈下させなければならない。
【0006】従って、載荷盛土に応じた圧密による地盤
改良強度とした後、次段階の盛土を行って再度圧密沈下
させ、この作業を繰り返し行わなければならないため
に、施工管理が煩雑化するばかりでなく、必然的に長期
間の工期を要し、且つ載荷盛土の施工や撤去が全体施工
費用の大半を占める現状から鑑みて盛土量を増大させる
ことは施工性、経済性の点においても問題があった。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、載荷盛土によることなく地下水圧を強制的に
上昇させると共に振動を与えて砂地盤を締め固め、地表
への排出も積極的に行って効率の良い地盤の改良を可能
にした砂質軟弱地盤の改良方法とその方法を実施するた
めの装置の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の砂質地盤改良方法は、周囲に内部に通じる
多数の通水孔を設け、且つ内部にフイルタ層を設けると
共に該フイルタ層に連通する排水通路を設けてなる剛性
な有孔パイプを砂質軟弱地盤中に打設し、この有孔パイ
プに振動を与えながら、排水通路に吸引力を発生させる
ことにより、又は、フイルタ層を通じて排水通路に加圧
空気を送気することにより、上記通水孔から有孔パイプ
内に流入する地下水を排水通路を通じて有孔パイプの上
端から外部に排水することを特徴とするものである。
【0009】また、上記方法を実施するための装置とし
ては、周囲に内部に通じる多数の通水孔を穿設してなる
有孔パイプ内にフイルタ層を充填すると共に、該フイル
タ層と連通する排水通路をこのフイルタ層内に上下方向
に貫通させた状態に配設し、さらに、上記有孔パイプの
上端に起振機取付部を設けてなる構造を有するものであ
る。
【0010】
【作用】上記構造の有孔パイプを砂質軟弱地盤に打設し
たのち、或いは打設中に、該有孔パイプに起振機によっ
て振動を与えると、有孔パイプを介してその振動が砂質
地盤に伝達され、該砂質地盤が締め固められて液状化現
象を起因させる地下水圧が上昇し、有孔パイプの多数の
通水孔から該有孔パイプ内に浸入する。浸入した地下水
は、該地下水に混入している砂粒子等がフイルタ層によ
って捕捉されたのち、排水通路に流入する。
【0011】そして、排水通路の開口上端にバキューム
等の真空発生装置からなる吸引手段を配管を介して連結
し、該吸引手段を作動させると、該排水通路内に流入、
滞留している地下水は上方に吸引、排出される。又、こ
のような吸引手段とは反対に圧縮空気供給装置からなる
圧気手段の配管をフイルタ層を通じて排水通路に連通さ
せ、該排水通路内に加圧空気を送給すれば、排水通路内
の滞留水はその圧気によって上昇し、地表面側に排水さ
れる。
【0012】
【実施例】1は一定径を有する長尺鋼管等の剛性管から
なり、図1〜図3に示すように、その周壁に管内に連通
する多数の通水孔2を上下方向並びに周方向に小間隔毎
に穿設してなる有孔パイプで、下端が尖鋭端に形成され
ていると共に上端開口部に蓋体3を被着してある。さら
に、この有孔パイプ1の下端内部に、図2に示すように
多孔板よりなる仕切枠4を張設して該仕切枠4の下方空
間部を水溜室5に形成していると共に、中央部に無孔の
排水パイプ6を上下方向に配設して排水通路7を形成
し、該排水通路7の開口下端を仕切枠4に貫通状態に固
定して水溜室5に連通させ、開口上端は前記蓋体3の下
面に対向状態で臨ませてある。
【0013】8は排水パイプ6の外周面と有孔パイプ1
の内周面間の空間部に充填している礫や合成樹脂粒子等
の大径粒子集合体よりなるフイルタ層である。又、前記
蓋体3にはその上面中央に起振機取付部9を装着してい
ると共に適所に有孔パイプ1内に連通する連通孔10、11
を穿設してある。
【0014】このように構成した有孔パイプ1を砂質軟
弱地盤Aに打設するには、例えば、図7に示すように、
その起振機取付部9に起振機12を装着し、該起振機12を
介してクレーン台車Bにより吊り下げ、起振機12をその
下向き振動力が上向き振動力よりも大きくなるように作
動させながら、有孔パイプ1の頭部が地表面に適宜長さ
突出する状態となるまで垂直に打ち込む。
【0015】この打ち込み中や打ち込み後においても、
起振機12の振動力により砂質軟弱地盤Aが締め固められ
て地下水圧が上昇し、液状化現象が生じて砂粒子間から
滲出した地下水が有孔パイプ1の通水孔2からフイルタ
層8を通過して下方の水溜室5側に移動、滞留する。
【0016】このような有孔パイプ1の打設作業を改良
すべき砂質軟弱地盤Aに縦横に所望間隔毎に繰り返し行
い、打設された各有孔パイプ1の排水パイプ6の上端に
蓋体3に設けている一方の連通孔11を通じて吸引管13の
一端を連結、連通させ、この吸引管13の他端をバキュー
ムポンプ等の吸引装置14に連結、連通させたのち、該吸
引手段14を作動させて吸引管13に真空吸引力を発生させ
ると、排水パイプ6の排水通路7を通じて有孔パイプ1
の下端水溜室5に滞留する地下水が吸い上げられ、吸引
管13を通じて地表に排出されると共に、その吸引力がフ
イルタ層8を介して有孔パイプ1の通水孔2側にも作用
して地下水の積極的な吸引が行われる。なお、この吸引
による地下水の排除は、連続的に行ってもよく、又、適
宜時間毎に間欠的に行ってもよい。
【0017】又、このような地下水の排除は、有孔パイ
プ1の打設中に行ってもよいが、図8に示すように、多
数本の有孔パイプ1の打設後、吸引装置14からの吸引主
管15を複数の有孔パイプ列に対応して配管した分岐管16
を通じて上記各吸引管13に接続、連通させたのち行うも
のである。この際、有孔パイプ1の打設後において、任
意の有孔パイプ1の起振機取付部9に起振機12を装着し
ておき、該起振機12をを作動させることによって、上記
したように、砂質地盤の締め固めによる集水効率を向上
させながら、吸水、排除を行う。
【0018】次に、上記実施例においては、有孔パイプ
1に吸引装置14からのバキューム力を作用させたが、図
4、図5に示すように、各有孔パイプ1のフイルタ層8
を上下に貫通した上記無孔の排水パイプ6に圧気パイプ
17を並設し、この圧気パイプ17の下端を排水パイプ6の
排水通路7の下端に上向きに臨ましていると共に、その
上端を一方の連通孔11を通じて送気管19に連結し、さら
に他方の連通孔10を通じて排水管20を接続し、前記送気
管19をコンプレッサ等の圧気装置(図示せず)に連結、
連通させて、この圧気装置からの圧気を排水通路7の下
端に作用させて水溜室5に滞留する地下水を排出するよ
うにしてもよい。その他の実施例は上記と同様である。
【0019】なお、フイルタ層8としては、図6に示す
ように有孔パイプ1内にストレッチヤーンを使用して多
数の網目を有する有底袋状に編織成された袋体21内に礫
材18を充填、収納した構造のものを採用してよい。この
場合には、排水パイプ6も予め、該袋体21内に収納、配
設しておけばよい。又、上記実施例においては断面円形
の有孔パイプ1を使用しているが、断面角形の有孔パイ
プを採用することもできる。
【0020】図9、図10は本発明のさらに別な軟弱地盤
改良方法を実施するための装置を示すもので、上記実施
例においては、有孔パイプ1はその全面に亘って通水孔
2を設けていると共に内部にはこれらの通水孔2と対応
させて略全長に亘ってフイルタ層8を設けているが、こ
の装置においては、有孔パイプ1はその下端部と上部と
における所定長さ部分のみに内部に通じる多数の通水孔
2と給水孔22を夫々設けている。
【0021】そして、これらの通水孔2と給水孔22とに
対応した有孔パイプ1の内部にフイルタ層8と貯水室25
を夫々設けている。即ち、有孔パイプ1の下端内部にお
いては多孔板よりなる仕切枠4の上方部に所望長さ間隔
を存して仕切板24を固着し、これらの仕切枠4と仕切板
24間にフイルタ層8を設けているものであり、有孔パイ
プ1の上部内においては、給水孔22と対応する長さ部分
に所望間隔を存して無孔の上下仕切板26、27を固着し、
これらの仕切板26、27間で貯水室25を形成している。23
は蓋体3の適所に穿設した空気流入孔である。
【0022】さらに、貯水室25に外部から蓋体3を貫通
して給水パイプ28を連結、連通させている。下端水溜室
5に排水パイプ6の排水通路7下端を連通させ、該排水
パイプ6の上端に吸引管13を接続すると共に起振機取付
部9を設けている点は上記実施例と同様である。なお、
図中、29は貯水室25の上下パイプ内を連通させた空気連
通パイプである。
【0023】このように構成した有孔パイプ1を上記実
施例と同様にして図11に示すように砂質軟弱地盤Aに打
ち込み、起振機12を作動させて上下振動させることによ
り地下水圧を上昇させると共に、地上から給水パイプ28
を通じて貯水室25内に水を供給、充満させると、該水は
貯水室25から給水孔22を通じて砂質軟弱地盤A中に流出
する。
【0024】一方、吸引管13を通じて水溜室5内の水は
排除され、上記実施例において述べたように、通水孔2
には砂質軟弱地盤A中の地下水を積極的にフイルタ層8
内に吸収しようとする吸引力が作用しているから、上記
給水孔22から地盤中に流出する水は地盤に浸透しながら
図に示すように通水孔2側へと移動する下向きの浸透流
となり、この浸透力によって有孔パイプ周囲の砂質軟弱
地盤Aが締め固められるものである。なお、この際、地
表面に低い盛土30よりなる載荷重を施しておいてもよ
い。
【0025】図12は本発明のさらに別な実施例を示すも
ので、上記図9、図10に示す装置にいて、給水孔22と貯
水室25とを除き、その他の構造を同一に形成して水底の
砂質軟弱地盤Aの改良に適した装置を構成し、この装置
を使用して水底地盤の改良を行っているものである。
【0026】即ち、下端部のみに通水孔2を穿設してい
る有孔パイプ1を水面31上から水底面32下方の砂質軟弱
地盤A中に打設し、起振機12によって該有孔パイプ1に
振動を与えながら、排水パイプ6を通じて下端水溜室5
内に滞留する地下水を吸い上げ、吸引管13を通じて地表
に排出すると共に、その吸引力をフイルタ層8を介して
通水孔2側に作用させることにより、地盤中の地下水を
積極的に吸引させる。
【0027】一方、有孔パイプ1の周囲における水底面
32上に適宜な重り33による荷重を付与すると、その下方
の地盤が圧密され、上記通水孔2からの吸引力と相まっ
て地盤中の地下水が通水孔2側へと流動する下向きの浸
透流となり、この浸透力によって有孔パイプ周囲の砂質
軟弱地盤Aが締め固められるものである。その他の施工
状態は上記実施例と同様である。なお、図11、図12で示
した地盤改良方法において、図4に示すように圧気パイ
プを設けて圧気装置からの圧気を排水パイプ6の下端に
作用させて水溜室5に滞留する地下水を排出するように
してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、周囲に内
部に通じる多数の通水孔を設け、且つ内部にフイルタ層
を設けると共に該フイルタ層に連通する排水通路を設け
てなる剛性な有孔パイプを砂質軟弱地盤中に打設し、こ
の有孔パイプに振動を与えながら、排水通路に吸引力を
発生させることにより、又はフイルタ層を通じて排水通
路に加圧空気を送気することにより、上記通水孔から有
孔パイプ内に流入する地下水を排水通路を通じて有孔パ
イプの上端から外部に排水するものであるから、有孔パ
イプを砂質軟弱地盤に打設中に、或いは打設したのち、
該有孔パイプに起振機によって振動を与えると、砂質地
盤が締め固められて地下水圧を上昇させることができ、
強制的に液状化現象を生じさせて有孔パイプの多数の通
水孔に該地下水を効率良く流入させることができる。
【0029】さらに、有孔パイプ内の排水通路に吸引又
は圧気による揚水力を作用させるので、有孔パイプ内に
流入した地下水を積極的に能率よく排除することがで
き、従って、従来のように多量の載荷盛土を行うことな
く、砂質軟弱地盤の改良が行うことができると共にその
地盤改良工期を短縮させて施工性の向上を図り、経済的
に改良地盤を形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】有孔パイプの簡略正面図、
【図2】その縦断正面図、
【図3】その横断面図、
【図4】圧気による排水を行う場合の有孔パイプの簡略
縦断正面図、
【図5】その横断面図、
【図6】フイルタ層の変形例を示す有孔パイプの横断面
図、
【図7】打設状態を示す簡略縦断面図、
【図8】打設後における配管状態を示す簡略平面図、
【図9】本発明の別な装置を示す正面図、
【図10】その縦断正面図、
【図11】この装置により地盤改良を行っている状態の
簡略縦断側面図、
【図12】水底面下の地盤の改良方法を示す簡略縦断側
面図、
【図13】従来例を示す簡略縦断面図。
【符号の説明】
1 有孔パイプ 2 通水孔 5 水溜室 6 排水パイプ 7 排水通路 8 フイルタ層 9 起振機取付部 12 起振機 13 吸引管 15 圧気パイプ A 砂室軟弱地盤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に内部に通じる多数の通水孔を設
    け、且つ内部にフイルタ層を設けると共に該フイルタ層
    に連通する排水通路を設けてなる剛性な有孔パイプを砂
    質軟弱地盤中に打設し、この有孔パイプに振動を与えな
    がら、排水通路に吸引力を発生させることにより、又
    は、フイルタ層を通じて排水通路に加圧空気を送気する
    ことにより、上記通水孔から有孔パイプ内に流入する地
    下水を排水通路を通じて有孔パイプの上端から外部に排
    水することを特徴とする砂質軟弱地盤の改良方法。
  2. 【請求項2】 下端部周囲に内部に通じる多数の通水孔
    を設け、且つ内部にフイルタ層を設けると共に該フイル
    タ層に連通する排水通路を設けてなる剛性な有孔パイプ
    を水底の砂質軟弱地盤中に打設し、この有孔パイプに振
    動を与えながら、排水通路に吸引力を発生させることに
    より、又は、フイルタ層を通じて排水通路に加圧空気を
    送気することにより、上記通水孔から有孔パイプ内に流
    入する地下水及び地盤面上の水を排水通路を通じて有孔
    パイプの上端から外部に排水することを特徴とする砂質
    軟弱地盤の改良方法。
  3. 【請求項3】 下端部周囲に内部に通じる多数の通水孔
    を設け、且つ内部にフイルタ層を設けると共に該フイル
    タ層に連通する排水通路を設け、さらに、上方部周囲に
    内部に通じる多数の給水孔を設けると共に内部に貯水部
    を設けてなる剛性な有孔パイプを砂質軟弱地盤中に打設
    し、この有孔パイプに振動を与え且つ給水孔から地盤中
    に給水しながら、排水通路に吸引力を発生させることに
    より、又は、フイルタ層を通じて排水通路に加圧空気を
    送気することにより、上記通水孔から有孔パイプ内に流
    入する地下水及び上記給水孔からの水を排水通路を通じ
    て有孔パイプの上端から外部に排水することを特徴とす
    る砂質軟弱地盤の改良方法。
  4. 【請求項4】 上記有孔パイプを複数本、砂質軟弱地盤
    中に適宜間隔毎に打設し、これらの有孔パイプの排水通
    路に吸引力を発生させることにより、又はフイルタ層を
    通じて排水通路に加圧空気を送り込むことにより、排水
    通路を通じて排水しながらこれらの有孔パイプのうち、
    任意の有孔パイプの上端に取付けた起振機を振動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の砂質軟弱地盤の改良方
    法。
  5. 【請求項5】 周囲に内部に通じる多数の通水孔を少な
    くとも下端に穿設してなる有孔パイプ内にフイルタ層を
    充填すると共に、該フイルタ層と連通する排水通路をこ
    のフイルタ層内に上下方向に貫通させて配設し、さら
    に、上記有孔パイプの上端に起振機取付部を設けている
    ことを特徴とする砂質軟弱地盤の改良装置。
  6. 【請求項6】 上記排水通路を上下端が開口した無孔管
    より構成すると共に有孔パイプの内底部に無孔管の開口
    下端とフイルタ層の下端とを連通させる水溜室を設けて
    いることを特徴とする請求項5記載の砂質軟弱地盤の改
    良装置。
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