JPH0515106Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515106Y2 JPH0515106Y2 JP1985130601U JP13060185U JPH0515106Y2 JP H0515106 Y2 JPH0515106 Y2 JP H0515106Y2 JP 1985130601 U JP1985130601 U JP 1985130601U JP 13060185 U JP13060185 U JP 13060185U JP H0515106 Y2 JPH0515106 Y2 JP H0515106Y2
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- Japan
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- cable
- water
- terminal device
- injected
- cooling pipe
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Testing Relating To Insulation (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［考案の技術分野］
本考案は、ケーブルの試験用端末装置に係わ
り、特にゴム・プラスチツクケーブルの耐電圧試
験等を簡易に行なう場合に有用なケーブルの試験
用端末装置に関する。
り、特にゴム・プラスチツクケーブルの耐電圧試
験等を簡易に行なう場合に有用なケーブルの試験
用端末装置に関する。
［考案の技術的背景とその問題点］
一般に、ケーブルの破壊電圧や耐電圧試験等を
行なう場合には、ケーブル絶縁体上に、ケーブル
遮蔽層端の電界を緩和するためのストレスコーン
やコンデンサコーンを設ける必要がある。しか
し、各種電気試験を行なう毎に上記ストレスコー
ンやコンデンサコーンを設けることは、非常な労
力を要する難点がある。
行なう場合には、ケーブル絶縁体上に、ケーブル
遮蔽層端の電界を緩和するためのストレスコーン
やコンデンサコーンを設ける必要がある。しか
し、各種電気試験を行なう毎に上記ストレスコー
ンやコンデンサコーンを設けることは、非常な労
力を要する難点がある。
このため、簡易な試験用ケーブル端末装置とし
て、第２図に示されるように、ケーブル端末部１
を包囲する絶縁筒２内に水３を入れ、その上部に
絶縁油４を入れて成る、いわゆる水油端末装置が
多様されている。なお、符号５はケーブル絶縁体
である。
て、第２図に示されるように、ケーブル端末部１
を包囲する絶縁筒２内に水３を入れ、その上部に
絶縁油４を入れて成る、いわゆる水油端末装置が
多様されている。なお、符号５はケーブル絶縁体
である。
しかし、かかる構成の水油端末装置において
は、長時間課電すると接地電極たる水３が誘電体
損失やジユール損失により発熱（約60℃〜70℃）
する難点がある。したがつて、かかる水油端末装
置を使用した電気試験においては、ケーブル絶縁
体５に及ぼす熱の影響によりケーブルの本来の特
性値よりも低い特性値でケーブル端末が破壊する
難点がある。
は、長時間課電すると接地電極たる水３が誘電体
損失やジユール損失により発熱（約60℃〜70℃）
する難点がある。したがつて、かかる水油端末装
置を使用した電気試験においては、ケーブル絶縁
体５に及ぼす熱の影響によりケーブルの本来の特
性値よりも低い特性値でケーブル端末が破壊する
難点がある。
［考案の目的］
本考案は、かかる従来の難点を解消すべくなさ
れたもので、長時間課電を行なつてもケーブルの
本来の特性値を得ることができ、しかも運用コス
トもさほど高騰させることのないケーブルの試験
用端末装置を提供することを目的としている。
れたもので、長時間課電を行なつてもケーブルの
本来の特性値を得ることができ、しかも運用コス
トもさほど高騰させることのないケーブルの試験
用端末装置を提供することを目的としている。
［考案の概要］
すなわち、本考案のケーブルの試験用端末装置
は、水油端末装置の接地電極を構成する水を注入
した領域内にケーブルのコアを囲繞して冷却媒体
を流通させる冷却水パイプを配設することによ
り、水の温度を課電前と略同程度に維持すること
を可能としたものである。
は、水油端末装置の接地電極を構成する水を注入
した領域内にケーブルのコアを囲繞して冷却媒体
を流通させる冷却水パイプを配設することによ
り、水の温度を課電前と略同程度に維持すること
を可能としたものである。
［考案の実施例］
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第２図と同一部分に同一番号を付した第１図に
おいて、端部を段剥して絶縁体５、外部半導電層
６および遮蔽層７を露出させたケーブル端末部１
をたとえばアクリル樹脂製の絶縁筒２で包囲し、
この絶縁筒２内に接地電極たる水３およびその上
部に絶縁油４を注入する点は、従来のケーブル試
験用端末と同一である。
おいて、端部を段剥して絶縁体５、外部半導電層
６および遮蔽層７を露出させたケーブル端末部１
をたとえばアクリル樹脂製の絶縁筒２で包囲し、
この絶縁筒２内に接地電極たる水３およびその上
部に絶縁油４を注入する点は、従来のケーブル試
験用端末と同一である。
本考案においては、接地電極たる水３の中に、
ケーブルコアすなわち外部半導電層６の外周を囲
繞するコイル状の冷却パイプ８が配設されてい
る。この冷却パイプ８は銅パイプや鉛パイプ等の
金属パイプから成り、その始端９および終端（図
示せず）はバルブ１０を介して絶縁筒２外に延出
されている。
ケーブルコアすなわち外部半導電層６の外周を囲
繞するコイル状の冷却パイプ８が配設されてい
る。この冷却パイプ８は銅パイプや鉛パイプ等の
金属パイプから成り、その始端９および終端（図
示せず）はバルブ１０を介して絶縁筒２外に延出
されている。
なお、遮蔽層７端部の電界をより緩和するため
には、外部半導電層６の外周に体積固有抵抗が
107〜1013Ω・cm、誘電率が10以上の高抵抗、高
誘電率層１１を絶縁体５と遮蔽層７の一部に跨つ
て設けることが望ましい。この場合には高抵抗、
高誘電率層１１の発熱を防止するためにこの層の
外周にアルミ箔等の金属箔１２が遮蔽層７間に跨
つて設けられ、さらに、この金属箔１２の外周に
防水層１３がシース１４間に跨つて設けられる。
には、外部半導電層６の外周に体積固有抵抗が
107〜1013Ω・cm、誘電率が10以上の高抵抗、高
誘電率層１１を絶縁体５と遮蔽層７の一部に跨つ
て設けることが望ましい。この場合には高抵抗、
高誘電率層１１の発熱を防止するためにこの層の
外周にアルミ箔等の金属箔１２が遮蔽層７間に跨
つて設けられ、さらに、この金属箔１２の外周に
防水層１３がシース１４間に跨つて設けられる。
しかして、本考案に係るケーブルの試験用端末
装置においては、導体１５と大地間に所定の交流
電圧を印加して耐電圧試験等が行なわれるが、課
電されている間は、冷却パイプ８の始端９より水
道水、フロンあるいは絶縁油等の冷却媒体１６が
流入され、冷却パイプ８の終端よりこれが流出さ
れる。したがつて、本考案においては、約12時間
程度の課電を行なつても水３の温度を上昇させる
ことがない。
装置においては、導体１５と大地間に所定の交流
電圧を印加して耐電圧試験等が行なわれるが、課
電されている間は、冷却パイプ８の始端９より水
道水、フロンあるいは絶縁油等の冷却媒体１６が
流入され、冷却パイプ８の終端よりこれが流出さ
れる。したがつて、本考案においては、約12時間
程度の課電を行なつても水３の温度を上昇させる
ことがない。
なお、本考案においては、冷却パイプ８が水没
されているので、冷却パイプによる外部電界の変
化は惹起されず、また冷却効率も良好である。
されているので、冷却パイプによる外部電界の変
化は惹起されず、また冷却効率も良好である。
図中１７は絶縁筒と同質の材料から成る蓋、１
８はたとえばソロバン玉状のパツキングをそれぞ
れ示している。
８はたとえばソロバン玉状のパツキングをそれぞ
れ示している。
［考案の効果］
以上説明したように本考案のケーブルの試験用
端末装置によれば水の中に配設した冷却パイプに
より水を冷却しているので、水温を上昇させるこ
とのない、いわゆる水油端末装置を提供すること
ができる。したがつて、本考案においては、ケー
ブルの耐電圧試験等においてケーブルの真の特性
値を得ることができる。特に本考案においては、
冷却媒体は冷却パイプ内を流通するので、接地電
極を構成する水として、例えば特公昭53−29231
号に記載されているような純水を用いた場合であ
つても、冷却媒体としては純水とは異なる容易に
入手可能な安価な冷却媒体（例えば水道水）を使
用することが可能であり、したがつて運用コスト
をさほど高騰させることなく良好な試験結果を得
ることができるという利点がある。さらに、水油
端末装置の接地電極を構成する水を注入した領域
内に冷却パイプを配設したので、冷却パイプの材
質によつて外部電界が乱されるようなことはな
く、例えば金属パイプのような熱伝導性の良好な
材質のパイプも冷却パイプとして使用することが
できるという利点もある。
端末装置によれば水の中に配設した冷却パイプに
より水を冷却しているので、水温を上昇させるこ
とのない、いわゆる水油端末装置を提供すること
ができる。したがつて、本考案においては、ケー
ブルの耐電圧試験等においてケーブルの真の特性
値を得ることができる。特に本考案においては、
冷却媒体は冷却パイプ内を流通するので、接地電
極を構成する水として、例えば特公昭53−29231
号に記載されているような純水を用いた場合であ
つても、冷却媒体としては純水とは異なる容易に
入手可能な安価な冷却媒体（例えば水道水）を使
用することが可能であり、したがつて運用コスト
をさほど高騰させることなく良好な試験結果を得
ることができるという利点がある。さらに、水油
端末装置の接地電極を構成する水を注入した領域
内に冷却パイプを配設したので、冷却パイプの材
質によつて外部電界が乱されるようなことはな
く、例えば金属パイプのような熱伝導性の良好な
材質のパイプも冷却パイプとして使用することが
できるという利点もある。
第１図は本考案の一実施例のケーブルの試験用
端末装置を示す半裁断面図、第２図は従来のケー
ブルの試験用端末装置を示す半裁断面図である。 ２……絶縁筒、３……水、４……絶縁油、６…
…外部半導電層、７……遮蔽層、８……冷却パイ
プ。
端末装置を示す半裁断面図、第２図は従来のケー
ブルの試験用端末装置を示す半裁断面図である。 ２……絶縁筒、３……水、４……絶縁油、６…
…外部半導電層、７……遮蔽層、８……冷却パイ
プ。
Claims (1)
- ケーブル端末部を絶縁筒で包囲し、この絶縁筒
内に水を注入し、その上部に絶縁油を注入して成
るケーブルの試験用端末装置において、前記水を
注入した領域内に前記ケーブルのコアを囲繞して
冷却媒体を流通させる冷却パイプを配設したこと
を特徴とするケーブルの試験用端末装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985130601U JPH0515106Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985130601U JPH0515106Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6240575U JPS6240575U (ja) | 1987-03-11 |
| JPH0515106Y2 true JPH0515106Y2 (ja) | 1993-04-21 |
Family
ID=31028254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985130601U Expired - Lifetime JPH0515106Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515106Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5329231A (en) * | 1976-08-31 | 1978-03-18 | Hitachi Cable | Method and device for continuous casting extrusion |
| JPS5630531B2 (ja) * | 1972-12-15 | 1981-07-15 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5630531U (ja) * | 1979-08-17 | 1981-03-24 |
-
1985
- 1985-08-27 JP JP1985130601U patent/JPH0515106Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5630531B2 (ja) * | 1972-12-15 | 1981-07-15 | ||
| JPS5329231A (en) * | 1976-08-31 | 1978-03-18 | Hitachi Cable | Method and device for continuous casting extrusion |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6240575U (ja) | 1987-03-11 |
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