JPH05149853A - 材料試験機の載荷制御方法及び装置 - Google Patents
材料試験機の載荷制御方法及び装置Info
- Publication number
- JPH05149853A JPH05149853A JP33977791A JP33977791A JPH05149853A JP H05149853 A JPH05149853 A JP H05149853A JP 33977791 A JP33977791 A JP 33977791A JP 33977791 A JP33977791 A JP 33977791A JP H05149853 A JPH05149853 A JP H05149853A
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- JP
- Japan
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- load
- actuator
- main
- sub
- main actuator
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- Pending
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来、材料試験において、大きな静的荷重を
与えている供試体に小さい振幅の動的荷重をかけ、動的
変形特性試験が行われる。しかし、その試験機の荷重精
度は大荷重に基づいて決められていて、上記小さい動的
荷重の振幅は荷重精度以下になり、正確な荷重が与えら
れない。このため正確な動的変形特性試験のできる方法
及び装置の提供。 【構成】 アクチュエータ及びロードセルにより載荷す
る試験機において大荷重用の主アクチュエータで静的荷
重を載荷された供試体に、上記主アクチュエータと別
の、独立に設けた副アクチュエータにより動的荷重を重
畳させる。
与えている供試体に小さい振幅の動的荷重をかけ、動的
変形特性試験が行われる。しかし、その試験機の荷重精
度は大荷重に基づいて決められていて、上記小さい動的
荷重の振幅は荷重精度以下になり、正確な荷重が与えら
れない。このため正確な動的変形特性試験のできる方法
及び装置の提供。 【構成】 アクチュエータ及びロードセルにより載荷す
る試験機において大荷重用の主アクチュエータで静的荷
重を載荷された供試体に、上記主アクチュエータと別
の、独立に設けた副アクチュエータにより動的荷重を重
畳させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は各種材料の強度試験に
用いられる。材料試験機の載荷制御方法及び装置に関す
るものである。
用いられる。材料試験機の載荷制御方法及び装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来各種材料の圧縮、引張り、その他の
強度試験を行う材料試験機において、供試体に一定の荷
重（静的荷重）を加えた状態で、その荷重と比較して小
さな、振幅を伴う繰り返し荷重（動的荷重）を加え、コ
ンクリート、岩石等の材料の動的変形特性を測定するい
わゆる動的変形特性試験を行う場合がある。このような
場合その試験機の最大秤量は上記静的荷重で決定されて
しまう。そして上記材料試験機の荷重精度は上記最大秤
量で決るため、上記のような試験においては動的荷重の
振幅が荷重精度以下となってしまう場合がある。このよ
うな場合従来の試験機では動的変形特性試験を行うこと
が困難である。
強度試験を行う材料試験機において、供試体に一定の荷
重（静的荷重）を加えた状態で、その荷重と比較して小
さな、振幅を伴う繰り返し荷重（動的荷重）を加え、コ
ンクリート、岩石等の材料の動的変形特性を測定するい
わゆる動的変形特性試験を行う場合がある。このような
場合その試験機の最大秤量は上記静的荷重で決定されて
しまう。そして上記材料試験機の荷重精度は上記最大秤
量で決るため、上記のような試験においては動的荷重の
振幅が荷重精度以下となってしまう場合がある。このよ
うな場合従来の試験機では動的変形特性試験を行うこと
が困難である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な問題を解決するためになされたもので、その目的は、
上記従来の試験機では困難な、動的変形特試験を正確に
行うことのできる、材料試験機の載荷制御方法及び装置
を提供することである。
な問題を解決するためになされたもので、その目的は、
上記従来の試験機では困難な、動的変形特試験を正確に
行うことのできる、材料試験機の載荷制御方法及び装置
を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明についてまず方法について述べるとそれは、供試
体をアクチュエータとロードセルによって載荷する試料
の力学特性を試験する材料試験機において、大荷重用の
主アクチュエータ３によって載荷された供試体６に、上
記大荷重用の主アクチュエータ３とは別に、独立して設
けられた小荷重用の副アクチュエータ５により荷重を重
畳せしめることを特徴とする、材料試験機の載荷制御方
法である。次にこの発明の装置について述べるとそれ
は、基体１に、供試体に対して大荷重を載荷する、主ロ
ードセル２を伴った主アクチュエータ３と、小荷重を載
荷する、副ロードセル４を伴った副アクチュエータ５を
設けたことを特徴とする材料試験機の載荷制御装置であ
る。
の発明についてまず方法について述べるとそれは、供試
体をアクチュエータとロードセルによって載荷する試料
の力学特性を試験する材料試験機において、大荷重用の
主アクチュエータ３によって載荷された供試体６に、上
記大荷重用の主アクチュエータ３とは別に、独立して設
けられた小荷重用の副アクチュエータ５により荷重を重
畳せしめることを特徴とする、材料試験機の載荷制御方
法である。次にこの発明の装置について述べるとそれ
は、基体１に、供試体に対して大荷重を載荷する、主ロ
ードセル２を伴った主アクチュエータ３と、小荷重を載
荷する、副ロードセル４を伴った副アクチュエータ５を
設けたことを特徴とする材料試験機の載荷制御装置であ
る。
【０００５】
【作用】まず、前記小荷重用の副アクチュエータ５によ
る荷重を零としておき、前記大荷重用の主アクチュエー
タ３により、供試体６に静的荷重を載荷し、その状態に
おいて、該大荷重用アクチュエータ３とは別に設けられ
た前記小荷重用の副アクチュエータ５により、小振幅の
動的荷重を載荷し、荷重を重畳させる。従って供試体６
には静的荷重及び動的荷重をそれぞれ正確に加えること
ができ、従って正確な動的変形特性試験を行うことがで
きる。
る荷重を零としておき、前記大荷重用の主アクチュエー
タ３により、供試体６に静的荷重を載荷し、その状態に
おいて、該大荷重用アクチュエータ３とは別に設けられ
た前記小荷重用の副アクチュエータ５により、小振幅の
動的荷重を載荷し、荷重を重畳させる。従って供試体６
には静的荷重及び動的荷重をそれぞれ正確に加えること
ができ、従って正確な動的変形特性試験を行うことがで
きる。
【０００６】
【実施例】図１において１は基体であり、２は、主アク
チュエータ３に伴って設けられた主ロードセル、４は副
アクチュエータ５に伴って設けられた副ロードセルであ
る。そして前記基体１は供試体に荷重を与える場合の反
力部を形成している。６は供試体であり、一例として供
試体６の圧縮強度が試験されている。７は定盤を示す。
チュエータ３に伴って設けられた主ロードセル、４は副
アクチュエータ５に伴って設けられた副ロードセルであ
る。そして前記基体１は供試体に荷重を与える場合の反
力部を形成している。６は供試体であり、一例として供
試体６の圧縮強度が試験されている。７は定盤を示す。
【０００７】なおこの発明において、ロードセルとは荷
重を電圧又は電流に変換するすべての装置を指すもので
ある。次に８は比較演算器とサーボ増幅器を有する主荷
重設定装置であり、９は同様に比較演算器とサーボ増幅
器を有する副荷重設定装置である。そして前記主アクチ
ュエータ３は主ロードセル２を介して供試体６に静荷重
を与えることができ、前記副アクチュエータ５は、副ロ
ードセル４を介して供試体６に動的荷重を与えることが
できるようになっている。
重を電圧又は電流に変換するすべての装置を指すもので
ある。次に８は比較演算器とサーボ増幅器を有する主荷
重設定装置であり、９は同様に比較演算器とサーボ増幅
器を有する副荷重設定装置である。そして前記主アクチ
ュエータ３は主ロードセル２を介して供試体６に静荷重
を与えることができ、前記副アクチュエータ５は、副ロ
ードセル４を介して供試体６に動的荷重を与えることが
できるようになっている。
【０００８】なお前記主アクチュエータ３、副アクチュ
エータ５は前記のようにそれぞれ比較演算器とサーボ増
幅器を有して形成されたが、これらは比較演算器及びサ
ーボ増幅器を有することなく、単にアクチュエータのみ
であっても差支えはない。そして上記両アクチュエータ
３、５は一例として電気−油圧サーボ弁と油圧シリン
ダ、又はサーボモータとスクリュージャッキ、又はリニ
アサーボモータ、又は電動コイル（ムービングコイル）
等を適宜に用いる。この実施例の装置の作動について述
べると、まず主荷重設定装置８に静的荷重を設定してこ
れにより前記主アクチュエータ３を作動させる。
エータ５は前記のようにそれぞれ比較演算器とサーボ増
幅器を有して形成されたが、これらは比較演算器及びサ
ーボ増幅器を有することなく、単にアクチュエータのみ
であっても差支えはない。そして上記両アクチュエータ
３、５は一例として電気−油圧サーボ弁と油圧シリン
ダ、又はサーボモータとスクリュージャッキ、又はリニ
アサーボモータ、又は電動コイル（ムービングコイル）
等を適宜に用いる。この実施例の装置の作動について述
べると、まず主荷重設定装置８に静的荷重を設定してこ
れにより前記主アクチュエータ３を作動させる。
【０００９】そうするとサーボ機構が作動し比較演算器
が前記設定値と比較し、設定値に達する迄静荷重を加え
るように出力し、主アクチュエータ３により設定値によ
る静的荷重が与えられる。なおこの間、前記副アクチュ
エータ５は荷重を零に制御されている。従って前記供試
体６には正確に静的荷重のみが加えられている。次にこ
の状態において前記副荷重設定装置９に小さい振幅の動
的荷重の値を設定し、これにより前記副アクチュエータ
５を作動させる。そうすると前記副アクチュエータ５が
作動し、小振幅の動的荷重が与えられる。そしてこの場
合の動的荷重は前記副荷重設定装置９により与えられた
値により正確に行われる。こうして正確な動的変形試験
が行われる。なお図２に示す装置はこの発明の他の実施
例を示し、この場合副アクチュエータ５は、主アクチュ
エータ２に形成された穴１０中を通り、副ロードセル４
に接続させられており、又前記主ロードセル２及び副ロ
ードセル４は同心円状に設けられている。
が前記設定値と比較し、設定値に達する迄静荷重を加え
るように出力し、主アクチュエータ３により設定値によ
る静的荷重が与えられる。なおこの間、前記副アクチュ
エータ５は荷重を零に制御されている。従って前記供試
体６には正確に静的荷重のみが加えられている。次にこ
の状態において前記副荷重設定装置９に小さい振幅の動
的荷重の値を設定し、これにより前記副アクチュエータ
５を作動させる。そうすると前記副アクチュエータ５が
作動し、小振幅の動的荷重が与えられる。そしてこの場
合の動的荷重は前記副荷重設定装置９により与えられた
値により正確に行われる。こうして正確な動的変形試験
が行われる。なお図２に示す装置はこの発明の他の実施
例を示し、この場合副アクチュエータ５は、主アクチュ
エータ２に形成された穴１０中を通り、副ロードセル４
に接続させられており、又前記主ロードセル２及び副ロ
ードセル４は同心円状に設けられている。
【００１０】
【発明の効果】この発明は前記のように構成され、大荷
重を載荷する主アクチュエータ３によって載荷された供
試体６に、上記主アクチュエータ３とは別に、独立して
設けられた副アクチュエータ５により荷重を重畳せしめ
るため、正確な動的変形試験を行うことができる。又そ
の装置を提供することができる。
重を載荷する主アクチュエータ３によって載荷された供
試体６に、上記主アクチュエータ３とは別に、独立して
設けられた副アクチュエータ５により荷重を重畳せしめ
るため、正確な動的変形試験を行うことができる。又そ
の装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例を示し、材料試験機の載荷制
御方法の概略を示す図である。
御方法の概略を示す図である。
【図２】この発明の他の実施例を示し、図１に相当する
図である。
図である。
１ 基体 ２ 主ロードセル ３ 主アクチュエータ ４ 副ロードセル ５ 副アクチュエータ ６ 供試体 ８ 主荷重設定装置 ９ 副荷重設定装置
Claims (2)
- 【請求項１】 供試体をアクチュエータとロードセルに
よって載荷する試料の力学特性を試験する材料試験機に
おいて、大荷重用の主アクチュエータ３によって載荷さ
れた供試体６に、上記大荷重用の主アクチュエータ３と
は別に、独立して設けられた小荷重用の副アクチュエー
タ５により荷重を重畳せしめることを特徴とする、材料
試験機の載荷制御方法。 - 【請求項２】 基体１に、供試体に対して大荷重を載荷
する、主ロードセル２を伴った主アクチュエータ３と、
小荷重を載荷する、副ロードセル４を伴った副アクチュ
エータ５を設けたことを特徴とする材料試験機の載荷制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33977791A JPH05149853A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 材料試験機の載荷制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33977791A JPH05149853A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 材料試験機の載荷制御方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05149853A true JPH05149853A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18330712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33977791A Pending JPH05149853A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 材料試験機の載荷制御方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05149853A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109855974A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-06-07 | 重庆大学 | 基于相似模拟试验系统的覆岩应力与变形特性试验方法 |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP33977791A patent/JPH05149853A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109855974A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-06-07 | 重庆大学 | 基于相似模拟试验系统的覆岩应力与变形特性试验方法 |
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