JPH05148902A - 展開可能な移動式構造物 - Google Patents

展開可能な移動式構造物

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JPH05148902A
JPH05148902A JP13730592A JP13730592A JPH05148902A JP H05148902 A JPH05148902 A JP H05148902A JP 13730592 A JP13730592 A JP 13730592A JP 13730592 A JP13730592 A JP 13730592A JP H05148902 A JPH05148902 A JP H05148902A
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panel
box
panels
frame
tarpaulin
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Application number
JP13730592A
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English (en)
Inventor
Serge Gillard
セルジユ・ジラル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
G Gillard & Co
JI E JI E CO
Original Assignee
G Gillard & Co
JI E JI E CO
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Publication date
Application filed by G Gillard & Co, JI E JI E CO filed Critical G Gillard & Co
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/343Structures characterised by movable, separable, or collapsible parts, e.g. for transport
    • E04B1/344Structures characterised by movable, separable, or collapsible parts, e.g. for transport with hinged parts
    • E04B1/3442Structures characterised by movable, separable, or collapsible parts, e.g. for transport with hinged parts folding out from a core cell

Abstract

(57)【要約】 【目的】 快適性や実用性のための普通の設備をすべて
備えた優雅な建物を一時的に構築する際に生じる要求を
満足させることができる展開可能な移動式構造物を提供
することである。 【構成】 本発明の移動式構造物は、使用時の形状と、
貯蔵および搬送のための直方体の箱状の形状との間で、
次の手段によって展開可能である。箱の底と床の中央部
分を形成する長方形のベースパネル1;ベースパネル1
と同じ長さを有し、それぞれベースパネル1の長手縁部
3の一つにヒンジ止めされ、そして床の中間の二つのフ
ラップを形成する2枚の側方パネル5,6;それぞれ互
いに垂直な2枚のパネル12,13,14,15からな
る2個の垂直なパネル構造物;垂直なパネル構造物の自
由縁部に連結され、構造物の屋根を形成するターポーリ
ン27。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵および搬送のため
の第1の形状と、使用のための第2の形状との間で展開
可能である移動式構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】展覧スペース、ホールまたは観客席や、
レセプションのテント建築物を一時的に設けることは、
一般に、いろいろな異なる構造的要素(直立材、ポー
ル、横部材、ターポーリン等)の現場組立と、生じるス
ペース内に床を設置することによって行われる。このよ
うな構造は、多大の組立操作と、現場での準備に関する
操作を必要とし、その結果適当な工具を使用する大きな
労働力を必要とする。組立手段は取り外し可能な部品を
含む、このような構造物を組立または分解する度に、避
けられない紛失した品目の交換をしばしばチェックする
必要がある。
【0003】このような一時的な構造物の製作を容易に
するために、展開可能な構造物、特にファンのように開
放するテント建築物が既に提案されている。或る用途で
は、このような構造物は完全に満足できるものである
が、設計上の理由から、すべての設備や付属品を統合し
ない。この設備や付属品は、例えば自由な選択によって
暖房したり、見た目に優雅にしたりする必要がある照明
付展覧ホールを設置するときに、要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、迅速に全自
動的に折り畳むことができる展開可能な移動式構造物を
提供することにより、快適性や実用性、特に電力入手性
に関する普通の設備をすべて備えた優雅な建物を一時的
に提供する際に生じる要求を満足させようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、移動式の構
造物が、直方体の箱の形をした、貯蔵および搬送のため
の第1の形状から、使用のための第2の形状へ展開可能
であり、少なくとも1個の床、2個の側壁および屋根に
よって画成される。構造物は更に、第2の形状から第1
の形状へ再び折畳み可能である。この構造物は、箱の底
と床の中央部分を形成する長方形のベースパネルと、ベ
ースパネルと同じ長さを有し、それぞれベースパネルの
長手縁部の一つにヒンジ止めされ、そして床の中間の二
つのフラップを形成する2枚の側方パネルと、それぞれ
互いに垂直な2枚のパネルからなる2個の構造物とを具
備し、前記2枚のパネルの一方がベースパネルの幅の半
分とほぼ同じ幅を有し、かつ対応する側方パネルの自由
縁部にヒンジ止めされ、それによって箱の上側の半分の
壁と床の端部フラップを形成し、他方のパネルが側方パ
ネルの幅とほぼ同じ幅を有し、それによって箱の内側に
収容され、かつ構造物の側壁を形成している。
【0006】本発明の構造物の基礎フレームは上述のよ
うに、長方形の箱の形の中に折り畳むことを可能にす
る。この箱の幅は道路輸送可能な最大幅を超えない。箱
の長さは道路輸送で一般的に使用される長さに合致して
いる(例えば12メートル)。折畳み状態では、構造物
は、プラットフォーム上で搬送するのに適したコンテナ
ーのような箱からなっている。
【0007】本発明の構造物は好ましくは、パネルが回
転する空間の外側において、ベースパネルの各端部に設
けられたフレームを備えている。このフレームはそれぞ
れベースパネルに対して垂直であり、かつ箱の輪郭と同
じ輪郭を有する。第1の例では、構造物は少なくとも一
つの棟ビームを備えている。この棟ビームはベースパネ
ルと平行であり、2本の回転アームの端部に取付けられ
ている。この回転アームはフレームに対して垂直な軸の
回りに回転するようフレームの各々一つにヒンジ止めさ
れている。
【0008】このような状況の下で、展開可能な構造物
の屋根を形成するターポーリンが、前記棟ビームに、好
ましくは前記の複数の棟ビームに対して垂直なパネルを
有する構造体の自由縁部に連結されている。構造物は好
ましくは2本の平行な棟ビームを備えている。この棟ビ
ームはそれぞれ、上記のフレームの一つの直立部に回転
可能に取付けられている。それによって、特に前記のビ
ームによって上昇し張られた被覆ターポーリンの中央部
分が支持される。それによって、雨水を落下させるのに
有利な、二つの傾斜を有する屋根が提供される。
【0009】他の実施形では、構造物は、その折畳み状
態において箱の蓋を形成し、展開状態で屋根の上側部分
を形成する上部パネルを含んでいる。このパネルは、例
えばフレームの垂直直立部内に収容された持ち上げアク
チュエータ手段によって、水平方向に移動可能に構造物
の各端部フレームに連結されている。ターポーリンは上
部パネルの各長手縁部と垂直なパネルを有する各構造物
の自由縁部の間を延びている。
【0010】構造物の屋根を形成するターポーリンは、
構造物の側壁のように、再折畳み時に箱の内側に収容さ
れ、従って貯蔵や輸送のときに保護される。これは、タ
ーポーリンと側壁が構造物の最も壊れやすい部分である
ので、有利である。ターポーリンの壊れやすい原因はそ
の材料にある。側壁は窓の区画を含んでいるため、ある
いは全体が窓パネルによって形成されているため、壊れ
やすい。
【0011】構造物の端部に配置されたフレームはドア
フレームを構成することができる。しかし、固定された
端部箱によってフレームの各々を外側へ延長させること
が好ましい。この端部箱の断面は、折畳み状態で、構造
物の断面よりも大きくはない。一方の箱は閉鎖され、い
ろいろな装置特に電力供給装置(例えば発電機)を収納
する設備室を形成する。他方の箱は、展開された構造物
の内側に通じるアクセス開口を形成する外周パネルに制
限されるかさもなければドアパネルと共に前記パネルに
よって形成されている。
【0012】本発明の構造物の場合には更に、展開時お
よび折畳み時にパネルの相対回転を制御するための駆動
手段を、パネルの厚さの中に設けることが好ましい。こ
の駆動手段は液圧アクチュエータによって形成してもよ
い。例えば設備室内に設けられた中央の圧力液体源によ
って、パワーがアクチュエータに供給される。
【0013】折畳み状態で輸送プラットフォーム上で構
造物の荷積みまたは荷下ろしをできるようにするため
に、フレームに装着されたベースプレートは、伸縮可能
な脚を備えている。この脚は各フレームの直立部と平行
に延びている。この伸縮可能な脚は、回転アームによっ
てベースプレートとフレームの直立部に連結されてい
る。それによって、ベースパネルの幅の外側、すなわち
箱の幅の外側の使用位置から、前記幅の内側の貯蔵位置
へ、例えば構造物の各固定端部箱に沿って、伸縮可能な
脚を移動させることができる。
【0014】
【実施例】本発明の他の特徴および効果は、二つの実施
例の次の説明から明らかになる。図1〜4に示すよう
に、本発明の移動式構造物はベースパネル1を備えてい
る。このベースパネルのフレームは例えば溶接構造物に
よって構成されている。この溶接構造物はその上面を適
当なカバー(布、木・・・)によって覆うことができ
る。パネル1は、構造物の支えを構成するようにパネル
の底面から下方へ突き出た長手方向部材2を有する。
【0015】構造物は、ベースパネル1の各々の側に、
長いエッジ3に沿って軸線4回りにヒンジ止めされた2
枚の側方パネル5,6を備えている。この側方パネルは
パネル1と同じ長さを有し、幅は折畳み状態の構造物に
よって形成される箱の高さに等しい。この幅は約2メー
トルであり、箱の全体の高さは約2.50メートルである。
ベースパネル1の幅は同様に約2メートルであり、箱の
全体の幅は約2.50メートルあるいはそれより少し狭い。
この寸法により、箱の寸法は、道路での使用に受け入れ
られる範囲内にとどまる。
【0016】パネル5,6は液圧アクチュエータ7,8
によって、そのヒンジ4回りに動かされる。このアクチ
ュエータはベースパネル1の厚さ内に収容され、ヒンジ
によってベースパネルの長手方向部材の一つとパネル
5,6の端部フラップに連結されている。ベースパネル
と各々の側方パネルとの間に連結されたアクチュエータ
の数は、長手方向構造物に依存する。長さが約12メー
トルの場合には、例えば7個のアクチュエータ7と7個
のアクチュエータ8が設けられる。
【0017】各パネル5,6の自由縁部は、構造物1
0,11のためのヒンジ軸9を支持している。この構造
物10は垂直なパネル12,13からなり、構造物11
はパネル14,15からなっている。パネル5,6に対
して軸9回りに直接ヒンジ止めされたパネル12,14
の幅は、ベースパネルの幅のほぼ半分である(クリアラ
ンスを考慮している)。パネル13,15の幅は(クリ
アランスを考慮して)、パネル5,6の幅の半分である
(約2メートル)。アクチュエータ7,8と同様にアク
チュエータ16,17が、パネル5,6の厚さ内に設け
られている。このアクチュエータは軸9の回りに構造物
10,11を回転駆動する。パネルの間のヒンジは図示
していない接触支持手段を含んでいる。この接触支持手
段は、パネルの相対的な変位の範囲を約90°に定め、
アクチュエータのスラストまたは引張り力に抗してパネ
ルの相対的な移動を停止する。
【0018】この基礎フレームに加えて、本発明の構造
物は2個のガントリー型フレーム18,19を備えてい
る。このガントリー型フレームはベースパネル1に固定
され、ベースパネルに対して垂直である。ガントリー型
フレームの輪郭は、基礎フレームが折畳み状態のとき
に、基礎フレームがガントリー型フレームの輪郭内に完
全に収納されるように形成されている。従って、フレー
ム18,19は平行であり、2対のヒンジアーム20,
21と22,23のための支持部を形成している。各ア
ームはフレーム18,19の平面と平行な平面内で回転
可能である。アーム20,21はそれぞれその一端がフ
レーム18,19にヒンジ止めされ、そして他端の間を
延びるビーム24によって相互連結されている。ビーム
24は平面1に対して平行であり、アーム20,21と
フレーム18,19の間のヒンジ軸が比較的に高い位置
にあることを考慮して、ビーム24は低い位置でフレー
ム18,19の内側に収容されていてもよいし、あるい
は高い位置で前記フレームから突出していてもよい。同
様にビーム25はアーム22,23を相互連結してい
る。図1において、ビーム24はその低い位置にあり、
ビーム25はその高い位置にある。
【0019】アームとビームの組立体の回転駆動は、図
4に示すように、組立体当たり少なくとも1個の液圧モ
ータ26によって行われる。図示例では、二つの回転ビ
ーム組立体が設けられている。本発明は次のような状態
でも適用される。すなわち、ビームが1個だけ設けら
れ、高い位置でビームが実質的に構造物の中間平面内に
位置するように、ビームを支持する回転アームの長さが
採寸されているときにも適用される。
【0020】本発明の構造物は更に、被覆するターポー
リン、すなわち防護カバー27を含んでいる。このター
ポーリンは基礎フレームの最も外側の各パネル13,1
5の自由縁部に固定されている。24,25のような1
本または2本の棟ビームを使用しない本発明の簡単な実
施例の場合には、ターポーリン27の長さはパネル1,
5,6,12,14の幅の合計に等しい。基礎フレーム
が折り畳まれていないときに、ターポーリンは張られ
て、構造物の平らな屋根を形成している。この構造は、
構造物内側におけるターポーリン下方の頭空間が充分と
なるように、側方パネル13,15を高くする必要があ
る。このような構造の場合には、それにもかかわらず、
高さが道路搬送に受け入れられるものよりも高い箱を必
要とする恐れがある。傾動する棟ビーム24,25はこ
の欠点をなくし、図示実施例ではターポーリン27が前
記の幅の合計よりも長くなっている。それによって、構
造物を展開するとき、棟ビームをその低い位置から高い
位置へ移動することにより、ターポーリンの中央部を持
ち上げることができ、従って構造物の内側空間の高さが
高くなり、同時に、ターポーリンが張られる。更に、こ
のようにして形成され二つの傾斜面を有する屋根は、雨
水の流下を容易にする。例えば上記の寸法を有する構造
物では、ターポーリンの中央部の下方の空間は高さが約
3〜3.20メートルである。
【0021】構造物の屋根を形成するターポーリン27
は、図1に示すように、側方フラップ28によって延長
可能である。この側方フラップの自由縁部はパネル1
5,14,6,13,12,5の端部と、フレーム1
8,19の縁の一つに固定されている。構造物が展開状
態にあるとき、この側方フラップは構造物の端壁を形成
する。
【0022】本発明の構造物が各フレーム18,19の
向こう側に、固定された箱29,30を備えていると有
利である。この箱の外側輪郭はフレーム18,19の外
側輪郭の内側に位置し、箱29は構造物の内側へアクセ
スするためのエアロック(空気止め通路)を形成し一
方、箱30は例えば発電機、強制空気ヒーター、液体負
圧源および構造物の自動的な展開および引き込みを制御
するために必要とされるすべての電気または電子的な制
御部材を収容する設備室を形成する。箱29は例えばガ
ラスからなるドアフラップ31を含んでいる。このドア
フラップのための保護パネルを、箱29の上部または底
にヒンジ止めして設けてもよい。この保護パネルはドア
フラップの方へ折り畳むことができ、そして拡げてアク
セス用の傾斜路や入口エアロックに通じるキャノピィを
形成することができる。
【0023】本発明の構造物は更に、ベースパネル1の
ほぼ四隅に設けられた引き込み可能な脚を含んでいる。
この引き込み可能な脚は図において参照番号32が付け
られ、アクチュエータによって形成されている。このア
クチュエータの円筒状本体はアーム33によってフレー
ム18,19に保持され、垂直軸回りにヒンジ止めされ
ている。このアクチュエータは二つの位置を取ることが
できる。図1の左側と図4に示すような、箱29,30
の方へプレスされた貯蔵位置と、図1の右側に示すよう
に、および図3において点線で示すように、箱から離れ
るよう移動した使用位置を取ることができる。使用位置
では、アクチュエータは、折畳み状態の構造物の容積の
外側に位置している。アクチュエータ34は前記の二つ
の位置の間で脚を動かす働きをする。
【0024】本発明の構造物は次のように使用される。
箱形に折り畳んだ構造物は、その使用場所へ運ぶ働きを
する輸送プラットフォーム上に置かれる。使用場所で
は、設備室30内に含まれる液体負圧源や発電機によっ
て構成されるエネルギー源が作動して、構造物の荷下ろ
しと構造物の展開のために必要をされる動力を提供す
る。アクチュエータ34の作動を制御することにより、
引き込み可能な脚32は、折畳み状態の構造物を支持す
るプラットフォームの外側へ回転させられる。その後、
アクチュエータの棒が伸長する。これにより、脚が展開
し、地面に接触する。よって、組立体を支持していたプ
ラットフォームから、組立体全体を持ち上げることがで
きる。そして、プラットフォームを取り外すことができ
る。アクチュエータ32の付勢を除去することにより、
箱は地面上にゆっくりと下降することができる。
【0025】構造物は展開の準備が出来ている。展開す
るために、アクチュエータ7,8が最初に作動させら
れ、それによって折り畳められていたパネル5,6と構
造物10,11が拡げられる。これを実施するときに、
パネル5,6は水平位置にもたらされ、脚35は2個の
支柱を形成する。この支柱は重力の作用によりそのハウ
ジングから下方へ延び、地面に支持される。続いて、ア
クチュエータ16,17を動作させることにより、構造
物10,11が展開する。それによって、図1の右側に
示すように、小さなパネル12,14がパネル5,6と
整列され、パネル13,15が垂直状態となる。これと
同様に、パネル12,14に固定された支柱35は重力
の作用を受けて作用位置に達し、地面に載る。パネル
1、パネル5,6およびパネル12,14からなる構造
物の床は完全に広がる。前記の寸法を有するパネルため
に、約8メートルの幅の底領域が得られる(約100平
方メートルの面積が得られる)。
【0026】その後、液圧モータ26が回転させられ、
棟ビーム24,25を支持する組立体を旋回させる。そ
れによって、組立体が持ち上げられ、ターポーリン27
と、構造物の端壁を形成する側方フラップ28が張られ
る。
【0027】構造物は上記と逆の動作を行うことにより
折畳まれる。すなわち、最初に棟ビームを降ろし、パネ
ル5,6上へ構造物10,11を折畳み、最後にフレー
ム18,19内で箱を閉鎖するようにパネル5,6を持
ち上げることにより、折り畳まれる。ターポーリン28
のきつい締付けを避けるために、再折畳みの前に、構造
物の内側に2個の弾性要素が配置される。この弾性要素
は締付けループを使用している。この締付けループは側
方フラップの内面に設けられている。弾性要素はフレー
ム18,19の両側で、一方の側方フラップから他方の
側方フラップへ延びている。それによって、ターポーリ
ン28に作用してターポーリンを構造物の内側の方へ付
勢し、それによってターポーリンはもはや引張力を受け
なくなった後、折り畳まれる。
【0028】図5に示す実施例については上記の細目が
再び適用される。この場合、各フレーム18,19が上
部パネル40の支持部を形成している。この上部パネル
は、箱の蓋を形成する下側の位置(図5の左側参照)
と、展開した構造物の天井の最も高い部分を形成する高
い位置(図5の右側参照)との間で、垂直に動くことが
できる。この一方の位置から他方の位置への移動のため
に、構造物はアクチュエータ41を備えている。このア
クチュエータは垂直なフレーム18,19に収納されて
いる。構造物の天井は、図5に示すターポーリン42の
ような2個の半ターポーリンによって形成され、2個の
平行な縁部を備えている。この縁部はそれぞれ、垂直な
パネル14,15を有する構造物11の自由縁部と、上
部パネル40の長手方向縁部40aに連結されている。
【0029】更に、前記構造物の端壁は、前記実施例の
ターポーリン28のようなターポーリンによって形成さ
れておらず、パネル43によって形成されている。この
パネル43は11のような垂直な各々のパネル構造物に
固定されている。パネル43は、パネル15の横桁15
aのような縁部の近くでヒンジ止めされている。それに
よって、引き込みのために、パネル15の方へ折り畳む
ことができ、かつ展開の間パネルに対して垂直に伸長可
能である(図5参照)。
【0030】展開位置では、パネル43が対応するフレ
ーム18または19を支持し、引き込み可能なブラケッ
ト44に錠止される。このブラケットは構造物の角の直
立部(パネル15の側方縁部)15aに固定されてい
る。
【0031】前記構造物の正面を被覆するために、“浮
動する”ターポーリンを設けることができる。このター
ポーリンは前記正面の形に切断され、パネル43の上側
縁部の下方に位置する底縁部を有する。この上側のター
ポーリン部分は、折畳み時にパネル40の外側に一緒に
集めることができ、それによってパネル40とフレーム
18,19の間に無理に押し込まれることがない。これ
を可能するためには、滑り要素によってターポーリン4
2に取付けられる。このような壁を例えばジッパーで取
付けることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明による展開可
能な移動式構造物は、迅速かつ全自動的に折り畳むこと
ができ、快適性や実用性、特に電力入手性に関する普通
の設備をすべて備えた優雅な建物を一時的に提供する際
に生じる要求を満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造物の第1の実施例の斜視図であ
る。構造体の半分は折畳み状態で示してあり、他の半分
は展開状態で示してある。
【図2】折畳み状態にある本発明の構造物の横断面図で
ある。
【図3】折畳み状態にある本発明の構造物の端部を示す
図である。
【図4】本発明の箱の一端を上側から見た図である。
【図5】半分が折畳み状態にあり、他の半分が展開状態
にある、本発明の他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ベースパネル 3 長手方向縁部 4 ヒンジ 5,6 側方パネル 10,11 パネル構造物 12,13,14,16 パネル 18,19 フレーム 27 ターポーリン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体の箱の形をした、貯蔵および搬送
    のための第1の形状から、使用のための第2の形状へ展
    開可能であり、少なくとも1個の床、2個の側壁および
    屋根によって画成され、そして第2の形状から第1の形
    状へ再び折畳み可能である移動式構造物において、箱の
    底と床の中央部分を形成する長方形のベースパネル
    (1)と、ベースパネル(1)と同じ長さを有し、それ
    ぞれベースパネル(1)の長手縁部(3)の一つにヒン
    ジ止めされ、そして床の中間の二つのフラップを形成す
    る2枚の側方パネル(5,6)と、それぞれ互いに垂直
    な2枚のパネル(12,13;14,15)からなる2
    個の構造物(10,11)とを具備し、前記2枚のパネ
    ル(12,14)の一方がベースパネル(1)の幅の半
    分とほぼ同じ幅を有し、かつ対応する側方パネル(5,
    6)の自由縁部にヒンジ止めされ、それによって箱の上
    側の半分の壁と床の端部フラップを形成し、他方のパネ
    ル(13,15)が側方パネル(5,6)の幅とほぼ同
    じ幅を有し、それによって箱の内側に収容され、かつ構
    造物の側壁を形成すること特徴とする移動式構造物。
  2. 【請求項2】 パネル(5,6,10,11)が回転す
    る空間の外側において、ベースパネル(1)の各端部に
    フレーム(18,19)が設けられ、フレームがそれぞ
    れベースパネル(1)に対して垂直であり、かつ箱の輪
    郭と同じ輪郭を有することを特徴とする請求項1の構造
    物。
  3. 【請求項3】 ターポーリン(27)が構造物の屋根を
    形成し、かつ垂直なパネル構造物(10,11)の自由
    縁部と、少なくとも一つの棟ビーム(24,25)に連
    結され、棟ビームがベース部分(1)に対して平行であ
    り、2本の回転アーム(20,21;22,23)の端
    部に取付けられ、この回転アームがフレームに対して垂
    直な軸の回りに回転するようフレームの各々一つにヒン
    ジ止めされていることを特徴とする請求項2の構造物。
  4. 【請求項4】 構造物の長手方向端部にそれぞれターポ
    ーリン(28)が設けられ、このターポーリン(28)
    が屋根ターポーリン(27)と、端部フレーム(18,
    19)と、展開可能なパネル(5,6,10,11)の
    長手方向端部に連結され、それによって構造物の端面を
    形成していることを特徴とする請求項3の構造物。
  5. 【請求項5】 上部パネル(40)が、箱の蓋を形成す
    る構造物の折畳み状態と、構造物の屋根の上側部分を形
    成する構造物の展開状態との間で、2個の端部フレーム
    (18,19)と相対的に垂直方向に移動し、ターポー
    リン(42)が前記上部パネルの各々の縁部と、垂直な
    パネル構造物(10,11)の自由縁部との間に連結さ
    れていることを特徴とする請求項2の構造物。
  6. 【請求項6】 展開および再折畳みの間、パネルの相対
    的な回転を制御するために、駆動手段(7,8,16,
    17)がパネルの厚さの中に設けられていることを特徴
    とする請求項1から5までのいずれか一つの構造物。
  7. 【請求項7】 ベースパネル(1)が垂直な各端部フレ
    ーム(18,19)に対して平行に延びる伸縮可能な脚
    (32)を備えていることを特徴とする請求項1から6
    までのいずれか一つの構造物。
  8. 【請求項8】 各々の伸縮可能な脚(32)が垂直軸の
    回りに回転する回転アーム(33)によってベースパネ
    ル(1)と端部フレーム(18,19)に連結され、各
    脚がベースパネル(1)の幅の外側の使用位置と、この
    幅の内側の貯蔵位置との間で、移動可能であることを特
    徴とする請求項7の構造物。
  9. 【請求項9】 各端部フレーム(18,19)の向こう
    側に固定された端部箱(29,30)が設けられ、各箱
    の断面が折畳み状態の構造物の断面よりも少しも大きく
    なく、箱の一方が設備室を形成し、他方の箱が展開され
    た構造物に通じるアクセス開口を形成していることを特
    徴とする請求項2から8までのいずれか一つの構造物。
  10. 【請求項10】 設備箱(30)が構造物の折畳みや展
    開用の手段に動力を供給および制御するため、および伸
    縮脚(32)を動作させるための動力供給部を備えてい
    ることを特徴とする請求項9の構造物。
JP13730592A 1991-05-28 1992-05-28 展開可能な移動式構造物 Pending JPH05148902A (ja)

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