JPH0514835A - テレビジヨン受像機 - Google Patents
テレビジヨン受像機Info
- Publication number
- JPH0514835A JPH0514835A JP19123891A JP19123891A JPH0514835A JP H0514835 A JPH0514835 A JP H0514835A JP 19123891 A JP19123891 A JP 19123891A JP 19123891 A JP19123891 A JP 19123891A JP H0514835 A JPH0514835 A JP H0514835A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- adjustment
- screen
- circuit
- supplied
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テレビジョン受像機におけるスクリーングリ
ッド電圧の調整を自動化する。 【構成】ビデオ系ＩＣ回路（１０）内のスイッチ（１
２）をｂ接点側に切替えて外部から所定のカソード電圧
を設定するデータをＤ／Ａ変換器（１４Ｆ）より支える
と共に、この状態で外部からＤ／Ａ変換器（１４Ｇ）に
対して徐々に増加するようなスクリーン電圧（Ｇ2 ）設
定用のデータを供給する。ＣＲＴ（３０）の蛍光面に取
り付けた光センサの出力が所定値となったとき、スクリ
ーン電圧（Ｇ2 ）設定用データをメモリ（６０）に保存
し、その後にホワイトバランスの各レベルにおける調整
を行う。
ッド電圧の調整を自動化する。 【構成】ビデオ系ＩＣ回路（１０）内のスイッチ（１
２）をｂ接点側に切替えて外部から所定のカソード電圧
を設定するデータをＤ／Ａ変換器（１４Ｆ）より支える
と共に、この状態で外部からＤ／Ａ変換器（１４Ｇ）に
対して徐々に増加するようなスクリーン電圧（Ｇ2 ）設
定用のデータを供給する。ＣＲＴ（３０）の蛍光面に取
り付けた光センサの出力が所定値となったとき、スクリ
ーン電圧（Ｇ2 ）設定用データをメモリ（６０）に保存
し、その後にホワイトバランスの各レベルにおける調整
を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、特に受像管の白バラ
ンス調整が容易に行われるようにしたテレビジョン受像
機に関するものである。
ンス調整が容易に行われるようにしたテレビジョン受像
機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】工場等で組み立てられているＴＶ受像機
は、生産ラインに各パーツ及び回路基板が取り付けられ
たあとに、高周波信号系回路の調整及びビデオ信号系の
回路の調整が行われ、その後に出荷されることになる。
上記各部の調整は習熟した作業員が種々の測定器を使用
して行うことになるが、近年、ＴＶ受像機の大型化や、
多機能化が進むにしたがって各調整作業が複雑になって
いる。そこで、生産ラインに種々の測定器を配置すると
共に、ＴＶ受像機のＣＲＴ表面に光に感応するセンサー
等を取り付け、調整出力が直接、計測値によって示され
るようにすることにより、調整作業の簡易化と、効率ア
ップが行われるように改善されている。
は、生産ラインに各パーツ及び回路基板が取り付けられ
たあとに、高周波信号系回路の調整及びビデオ信号系の
回路の調整が行われ、その後に出荷されることになる。
上記各部の調整は習熟した作業員が種々の測定器を使用
して行うことになるが、近年、ＴＶ受像機の大型化や、
多機能化が進むにしたがって各調整作業が複雑になって
いる。そこで、生産ラインに種々の測定器を配置すると
共に、ＴＶ受像機のＣＲＴ表面に光に感応するセンサー
等を取り付け、調整出力が直接、計測値によって示され
るようにすることにより、調整作業の簡易化と、効率ア
ップが行われるように改善されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオ系回
路の調整を行うためには、あらかじめ輝度特性のバラツ
キが大きいＣＲＴを全白画面として数時間放置し、ＣＲ
Ｔのビーム放射特性が安定化するようなエージングが行
われ、次に、ＣＲＴの電子銃のドライブ調整が行われ
る。しかしながら、ＣＲＴのドライブ特性は各ＣＲＴに
よってバラツキがあるため、ＣＲＴのＲＧＢ電子銃のド
ライブ調整は、一般にこれらに共通するスクリーングリ
ッド（Ｇ2 ）電圧との関係で行われることになる。この
場合、従来はＣＲＴのネック部に直接取付けられている
ＣＲＴ基板に調整用の治具を取り付け、ボリューム抵抗
を可変することにより、スクリーン電圧の最適値の調整
していたが、この部分を調整するために熟練した作業員
が少なくとも１人必要になるという問題があった。
路の調整を行うためには、あらかじめ輝度特性のバラツ
キが大きいＣＲＴを全白画面として数時間放置し、ＣＲ
Ｔのビーム放射特性が安定化するようなエージングが行
われ、次に、ＣＲＴの電子銃のドライブ調整が行われ
る。しかしながら、ＣＲＴのドライブ特性は各ＣＲＴに
よってバラツキがあるため、ＣＲＴのＲＧＢ電子銃のド
ライブ調整は、一般にこれらに共通するスクリーングリ
ッド（Ｇ2 ）電圧との関係で行われることになる。この
場合、従来はＣＲＴのネック部に直接取付けられている
ＣＲＴ基板に調整用の治具を取り付け、ボリューム抵抗
を可変することにより、スクリーン電圧の最適値の調整
していたが、この部分を調整するために熟練した作業員
が少なくとも１人必要になるという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビジョン受
像機はこのホワイトバランス調整において、適正なスク
リー電圧を供給するため、外部からデジタル制御信号を
加え、このデジタル制御信号がＴＶ受像機内のビデオ系
ＩＣ回路のインナーバスを介してＧ2 電圧設定用のＤ／
Ａ変換器に供給され、そのアナログ出力によってＧ2 電
圧が設定されるようにすると共に、調整後はこの設定電
圧がメモリ等に記憶されるようにしたものである。
像機はこのホワイトバランス調整において、適正なスク
リー電圧を供給するため、外部からデジタル制御信号を
加え、このデジタル制御信号がＴＶ受像機内のビデオ系
ＩＣ回路のインナーバスを介してＧ2 電圧設定用のＤ／
Ａ変換器に供給され、そのアナログ出力によってＧ2 電
圧が設定されるようにすると共に、調整後はこの設定電
圧がメモリ等に記憶されるようにしたものである。
【０００５】
【作用】外部から供給されるデジタル制御信号によって
Ｇ2 電圧を調整するようにしているので、従来行われて
いた治具の取付け、調整等の工程が省略できると共に、
調整値が均一化され精度が向上する。
Ｇ2 電圧を調整するようにしているので、従来行われて
いた治具の取付け、調整等の工程が省略できると共に、
調整値が均一化され精度が向上する。
【０００６】
【実施例】図１は、本発明のＴＶ受像機のビデオ信号出
力部のブロック図を示したもので、１０はビデオ回路系
ＩＣ、２０は受像管（ＣＲＴ）３０のネック部に配置さ
れているＣＲＴ基板、４０はＴＶ受像機内に配線されて
いるマイクロコンピュータに接続されているデータ転送
用の外部バスを示し、この外部バス４０にはＴＶ受像機
全体の動作状態をコントロールするマイクロコンピュー
タ５０、及びＴＶ受像機の各部の調整電圧、ユーザコン
トロ−ルデータ等を記憶しているメモリ６０が接続され
ている。なお、７０はＴＶ受像機と外部の調整制御機器
（生産用制御コンピュータ）１００を結合するためのイ
ンタフェースを示す。
力部のブロック図を示したもので、１０はビデオ回路系
ＩＣ、２０は受像管（ＣＲＴ）３０のネック部に配置さ
れているＣＲＴ基板、４０はＴＶ受像機内に配線されて
いるマイクロコンピュータに接続されているデータ転送
用の外部バスを示し、この外部バス４０にはＴＶ受像機
全体の動作状態をコントロールするマイクロコンピュー
タ５０、及びＴＶ受像機の各部の調整電圧、ユーザコン
トロ−ルデータ等を記憶しているメモリ６０が接続され
ている。なお、７０はＴＶ受像機と外部の調整制御機器
（生産用制御コンピュータ）１００を結合するためのイ
ンタフェースを示す。
【０００７】ビデオ回路系ＩＣ１０内には、コントラス
ト調整部，ＡＣＣ回路，ＡＰＣ回路，ビデオ出力アンプ
等からなるメインＩＣ部１１と、映像信号出力Ｒ，Ｇ，
Ｂを調整信号に切り換えるスイッチ１２、各ＩＣ機能回
路を結合しているインナバス１３等が設けられ、このイ
ンナバス１３を介して供給される制御データが複数個の
Ｄ／Ａ変換器１４Ａ〜１４Ｂを介してアナログ信号に変
換され、ビデオ信号の輝度調整、コントラスト、色相調
整、その他のコントロ−ル信号とされている。
ト調整部，ＡＣＣ回路，ＡＰＣ回路，ビデオ出力アンプ
等からなるメインＩＣ部１１と、映像信号出力Ｒ，Ｇ，
Ｂを調整信号に切り換えるスイッチ１２、各ＩＣ機能回
路を結合しているインナバス１３等が設けられ、このイ
ンナバス１３を介して供給される制御データが複数個の
Ｄ／Ａ変換器１４Ａ〜１４Ｂを介してアナログ信号に変
換され、ビデオ信号の輝度調整、コントラスト、色相調
整、その他のコントロ−ル信号とされている。
【０００８】又、ＣＲＴ基板２０には、各電子銃に印加
される原色カラー信号を供給するバッファアンプ１３Ａ
〜１３Ｃが設けられると共に、受像管３０のスクリーン
グリッドに対してＧ2 電圧を供給するスクリーン電圧調
整器１３Ｄが設けられている。そして、このスクリーン
電圧調整器１３Ｄは、前記Ｄ／Ａ変換器１４Ｇのアナロ
グ出力によってその出力電圧が可変されるように構成さ
れている。
される原色カラー信号を供給するバッファアンプ１３Ａ
〜１３Ｃが設けられると共に、受像管３０のスクリーン
グリッドに対してＧ2 電圧を供給するスクリーン電圧調
整器１３Ｄが設けられている。そして、このスクリーン
電圧調整器１３Ｄは、前記Ｄ／Ａ変換器１４Ｇのアナロ
グ出力によってその出力電圧が可変されるように構成さ
れている。
【０００９】本発明のテレビジョン受像機は、上記した
ようなビデオ系ＩＣ回路１０を備えているため、以下の
ような方式でスクリーン電圧Ｇ2 を自動的に設定するこ
とができる。
ようなビデオ系ＩＣ回路１０を備えているため、以下の
ような方式でスクリーン電圧Ｇ2 を自動的に設定するこ
とができる。
【００１０】まず、本発明のＴＶ受像機１を図２に示す
ように配置（実際は搬送ベルト上のトレイに搭載されて
いる）し、受像管の前面に光に感応して電気信号を出力
するセンサ２を取付ける。そして、生産用制御用コンピ
ュータ３から前記インタフェース７０に対してホワイト
バランス調整用のデータを供給する。ホワイトバランス
の初期設定を行うために、この調整用データはＴＶ受像
機内のコンピュータ５０に供給され、スイッチ１２をｂ
接点側に切換えると共に、Ａ／Ｄ変換器１４Ｆに対して
所定のカソード電圧（約−１８０Ｖ）を供給する。この
所定のカソード電圧はスイッチ１２、ＣＲＴ基板２０の
バッファアンプ１３Ａ，１３Ｂ，１３Ｃを介して受像管
の各カソード電極に供給される。
ように配置（実際は搬送ベルト上のトレイに搭載されて
いる）し、受像管の前面に光に感応して電気信号を出力
するセンサ２を取付ける。そして、生産用制御用コンピ
ュータ３から前記インタフェース７０に対してホワイト
バランス調整用のデータを供給する。ホワイトバランス
の初期設定を行うために、この調整用データはＴＶ受像
機内のコンピュータ５０に供給され、スイッチ１２をｂ
接点側に切換えると共に、Ａ／Ｄ変換器１４Ｆに対して
所定のカソード電圧（約−１８０Ｖ）を供給する。この
所定のカソード電圧はスイッチ１２、ＣＲＴ基板２０の
バッファアンプ１３Ａ，１３Ｂ，１３Ｃを介して受像管
の各カソード電極に供給される。
【００１１】次に、この状態を保持しながら、生産制御
用コンピュータ３から、Ｄ／Ａ変換器１４Ｇに対する制
御データを供給し、受像管３０に対してスクリーン電圧
Ｇ2が供給されるようにする。この制御データは１ステ
ップ毎にスクリーン電圧Ｇ2 高くなるように設定され、
加速された電子銃のビームが管面で発光する点をセンサ
２で検出し、その検出値が図２の検出器４を介して生産
用制御コンピュータ３にフィードバックされる。
用コンピュータ３から、Ｄ／Ａ変換器１４Ｇに対する制
御データを供給し、受像管３０に対してスクリーン電圧
Ｇ2が供給されるようにする。この制御データは１ステ
ップ毎にスクリーン電圧Ｇ2 高くなるように設定され、
加速された電子銃のビームが管面で発光する点をセンサ
２で検出し、その検出値が図２の検出器４を介して生産
用制御コンピュータ３にフィードバックされる。
【００１２】検出値が所定値となったとき（管面が僅か
に光り始めたとき）に、スクリーン電圧Ｇ2 の増加が停
止され、このときにＤ／Ａ変換器１４Ｇに供給されてい
たＧ2 電圧設定データはメモリ６０に記憶される。そし
て、スクリーン電圧Ｇ2 の調整が終了する。この後は、
スイッチ１２がａ接点側に戻され、３原色各ドライブ信
号の細かなレベル調整等が行われる。そして、各輝度レ
ベルでホワイトバランスが達成されるような調整工程に
入る。
に光り始めたとき）に、スクリーン電圧Ｇ2 の増加が停
止され、このときにＤ／Ａ変換器１４Ｇに供給されてい
たＧ2 電圧設定データはメモリ６０に記憶される。そし
て、スクリーン電圧Ｇ2 の調整が終了する。この後は、
スイッチ１２がａ接点側に戻され、３原色各ドライブ信
号の細かなレベル調整等が行われる。そして、各輝度レ
ベルでホワイトバランスが達成されるような調整工程に
入る。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のＴＶ受像
機は、ビデオ系ＩＣ回路内に、ＣＲＴ基板に設けられて
いるスクリーン電圧調整のための制御用データ供給回路
と、この調整電圧をデータとして記憶することができる
記憶手段を備えているので、ホワイトバランス初期調整
作業が自動化されるという利点がある。又、スクリーン
電圧Ｇ2 の設定が自動化されることによって調整精度が
向上し、バラツキが少なくなるという効果がある。
機は、ビデオ系ＩＣ回路内に、ＣＲＴ基板に設けられて
いるスクリーン電圧調整のための制御用データ供給回路
と、この調整電圧をデータとして記憶することができる
記憶手段を備えているので、ホワイトバランス初期調整
作業が自動化されるという利点がある。又、スクリーン
電圧Ｇ2 の設定が自動化されることによって調整精度が
向上し、バラツキが少なくなるという効果がある。
【図１】本発明のテレビジョン受像機におけるビデオ系
ＩＣ回路の概要を示すブロック図である。
ＩＣ回路の概要を示すブロック図である。
【図２】スクリーングリッド電圧（Ｇ2 ）を調整する際
の説明図である。
の説明図である。
１０ ビデオ系ＩＣ １１ メインＩＣ部 １２ スイッチ １４Ａ〜１４Ｇ Ｄ／Ａ変換器 ２０ ＣＲＴ基板 ３０ 受像管 ４０ 外部バス ５０ マイクロコンピュータ ６０ メモリ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ビデオ信号系ＩＣ回路内に、ＴＶセット
内の内部バスを介して受像管のカットオフ電圧を設定す
る回路手段と、受像管のスクリーン電圧を設定する回路
手段とを設け、外部から供給される制御信号によって前
記スクリーン電圧を調整すると共に、調整後の設定値を
保持することができる記憶手段を備えていることを特徴
とするテレビジョン受像機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19123891A JPH0514835A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | テレビジヨン受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19123891A JPH0514835A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | テレビジヨン受像機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514835A true JPH0514835A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16271201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19123891A Pending JPH0514835A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | テレビジヨン受像機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0514835A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5619285A (en) * | 1994-07-13 | 1997-04-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | CRT drive circuit |
| KR100337753B1 (ko) * | 1993-09-03 | 2002-11-23 | 톰슨 콘슈머 일렉트로닉스, 인코포레이티드 | 비디오표시장치 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP19123891A patent/JPH0514835A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100337753B1 (ko) * | 1993-09-03 | 2002-11-23 | 톰슨 콘슈머 일렉트로닉스, 인코포레이티드 | 비디오표시장치 |
| US5619285A (en) * | 1994-07-13 | 1997-04-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | CRT drive circuit |
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