JPH0514823U - 境界標識埋設用の位置再現器 - Google Patents

境界標識埋設用の位置再現器

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JPH0514823U
JPH0514823U JP6826291U JP6826291U JPH0514823U JP H0514823 U JPH0514823 U JP H0514823U JP 6826291 U JP6826291 U JP 6826291U JP 6826291 U JP6826291 U JP 6826291U JP H0514823 U JPH0514823 U JP H0514823U
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JP
Japan
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string
rods
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reproducer
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Pending
Application number
JP6826291U
Other languages
English (en)
Inventor
英武 大根田
Original Assignee
東邦興発株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 境界点標識の仮杭から本杭を埋設する際に、
作業者一人で、簡単に作業できる位置再現器を開発す
る。 【構成】 本案位置再現器は、下端を先鋭状にした挿込
棒2a,2bを有し、その頭部に把手部3a,3bを配
し、下方に片足で踏める踏板4a,4bを取着させた基
準杆1a,1bを一対備える。その基準杆1a,1b間
には、伸縮自在な紐体8を渡し、該紐体8に移動可能な
目印部材9を介着させる。その使用法は、仮杭Kを挟ん
で基準杆1a,1bを土中に挿し込み、伸縮性の紐体8
を張り、境界線を通過点とする一つの直線を形成する。
その直線上に、仮杭K真上に目印部材9を移動させ、境
界点の位置を紐体8上に写す。そして、紐体8を外し
て、仮杭を抜いて本杭を沈め、再度紐体8を張り、境界
点の位置を再現する。この結果、本杭の位置決めが、作
業者一人でも正確且つ容易に行なえる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、山林、宅地、畑、原野等の測量において、境界点に境界標識を埋設 するに際し、予め埋設された仮杭の位置を再現させる為の器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、山林、宅地、畑等に境界標識を埋設するには、トランシット等の測量機 器を用いて境界点を割出した後、その目印として木製の仮杭を予め埋め込み、次 いで、その仮杭を一旦抜いて、替わりに永久標識としてのコンクリ−ト製の本杭 を埋設している。しかし、仮杭を抜き去るとその位置が不明瞭となるので、本杭 の位置決めの為、先ず、仮杭を抜き去る前に、仮杭を三角形で挟む地点を選んで 、近くの二つの固定物を基準点として定め、その二箇所の基準点から仮杭迄の距 離を予め測定し、野帳に記帳している。そして、埋設用の穴を掘って本杭を埋め る際に、その二箇所の基準点から測定した距離を求めて、その一致する点を標識 の正確な境界点として、再度の位置決めを行なっている。
【0003】 しかし、この方法では、二方向からの距離を求めるのに作業者が二人以上必要 となり、人手不足の折、作業のロ−テ−ションを組むのに非常に不便である。 又、近くの固定物から距離を測定する作業は、地理的条件によっては近くに適 当な固定物がない場合があり、固定物に替わるものとして予備の杭を二点打ち込 まねばならず、作業が面倒になる欠点があり、さらに、固定物があっても二方向 からの測定には結構な時間と手間を要し、非常に作業効率の悪いものになってい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、従来の方法を一新し、作業者一人でも使用が可能であり、 且つ、地理的条件に左右されずに確実に行なえると共に、それが短時間の内に終 了できる器具を開発しようとしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本案位置再現器は、下端を先鋭状にした挿込棒2a,2bを有し、その頭部に 把手部3a,3bを配し、下方に片足で踏める踏板4a,4bを取着させた基準 杆1a,1bを一対備え、該基準杆1a,1b間に伸縮自在な紐体8を渡し、該 紐体8に移動可能な目印部材9を介着させたことを特徴として構成される。
【0006】
【作用】
一対の基準杆を備えるので、固定物を利用することなく、いかなる地理的条件 でも基準点の設定ができる。その際、頭部の把手部を握って、挿込棒の踏板を踏 むと、先端を先鋭状にした挿込棒が簡単に土中に挿し込まれ、容易に固定される 。そして、境界点の頭上を通過させつつ、向い側にもう一つの基準杆を挿し込ん で伸縮性の紐体を張ると、両者間に境界線を通過点とする一つの直線が自動的に 形成される。その直線上に、仮杭真上の境界点と一致させる位置に目印部材を移 動させると、境界点の位置が紐体上に写される。そして、紐体を外して、仮杭を 取り去りコンクリ−ト製の本杭を沈め、再度紐を張ると、その復元性から正確に 元の位置が再現され、本杭の位置決めが、正確、容易に行なえる。
【0007】
【実施例】
実施例を示した図面を基に説明すると、図1及び図2に示す如く、1a,1b が基準点を設定する為の基準杆で、その中心には、長さ約40〜120cm程度 で直径10〜15φの金属のパイプ体又は棒体とした挿込棒2a、2bを配し、 その先端を土中に挿し込み容易なように先鋭に形成する。
【0008】 そして頭部には、挿し込み時に両手で握って全体を支持するための把手部3a ,3bをTの字型に連結する。又、先鋭とした下端部から約30cm程度のとこ ろに、足で踏んで挿込棒を土中に挿し込む為の踏板4a,4bを、片足が載る程 度の大きさで挿込棒から横方向に突出させて設ける。 又、挿込棒の上部には、当該挿込棒が可及的に垂直状態を保つよう垂直指示器 7a,7bを取着するのが望ましい。
【0009】 そして、この二本の基準杆1a,1bの間にゴム紐等の伸縮性の紐体8を掛架 し、その取り付け手段として把手部3と踏板4との間に上下に移動可能な取着リ ング5a,5bを嵌入し、望ましくは締め付けネジ6a,6bで締緩自在に取着 する。尚、該紐体8は、ゴム紐の外、非伸縮性の紐の一部にバネを介着させて伸 縮性を持たせても良い。 この伸縮性の紐体8には、境界点に合せるため移動自在とした目印部材9を配 し、その態様は、例えば紐体8に対し摺動するよう金属又は合成樹脂等のきつめ の環体を嵌合させるものとする。
【0010】 次に、本案位置再現器の使用法と作用を説明すると、先ず、測定した境界点に 木の仮杭Kを埋設するのは、従来の方法と同様である。 そして、本案位置再現器を用いるには、先ず、上記木の仮杭Kの近く、約1〜 5m程度のところで後の穴堀り作業の邪魔にならない場所を選び、一方の基準杆 1aを持って、その把手部3aを両手で握って、水準器7aを見ながら、挿込2 aをほぼ垂直状態に立てる。そして、垂直状態を保ちつつ踏板4aに片足を掛け 、真下に踏み込み、先鋭な先を土中に挿し込む。すると、約30cm程ある先端 部が地中に突き刺さるので、そのまま固定される(図3A参照)。
【0011】 次いで、境界点を中心にして対向側を選び、もう一つの基準杆1bを持って移 動し、突刺した挿込棒2bとの間に紐体8を張った状態として、その紐体が仮杭 Kの境界点の頭上を通過する位置で、基準杆1bを止める(図3B参照)。する と、伸縮性に富んだ紐体8の特性で、基準杆1a,1b同志が如何なる距離にあ っても張設状態にある限り、両者間に境界点を通過点とする一つの直線が自動的 に形成される。そこで、先の基準杆1aと同様にして、把手部3bを握りつつ踏 板4bを踏んで土中に挿し込み固定する。
【0012】 更に、張られた紐体8に着設された目印部材9を指で摘んで移動させ、境界点 の真上の位置で固定させる。すると、前記境界点を通る直線上で、且つ、境界点 と一致する点に目印部材9を定めることができ、境界点の位置を紐体上に写すこ とができる(図3C参照)。 もし、地理的条件として、境界点が高低差のある場所に設けられている場合に は、低い方の基準杆の取着リングを上に移動させ、紐体8が水平になったところ で、締め付けネジで固定すれは良い。
【0013】 次いで、本杭の埋設作業に掛かり、その作業の邪魔にならないよう、一方紐体 8を挿込棒2bから外して、一方の把手部3a等に掛けて置き、穴を掘って木の 仮杭Kを抜き、コンクリ−ト製の本杭を沈める。又は、紐体8を外すことなく、 穴堀り用の範囲を外してポ−ルを建て、そこに紐体8掛けて迂回させて置いても 良い。 そして、先の基準杆1aから再度紐体8を伸して両基準杆1a,1b間に掛け ると、ゴム紐の伸縮性から直線が再現され、且つ、目印部材9は、ゴム紐の伸縮 に対する復元率が等しいことから、正確に元の境界点の位置を再現する。次いで 、その目印部材9の位置にコンクリ−ト製の本杭を合せ、一致するまで微調整を 繰返し、正確に位置決めする。そして、そのまま土を被せれば、正しい位置に本 杭を埋設することができ、特に50kgを越える重量コンクリ−ト製の場合には 、従来土を被せた後に位置の微調整をしていたので、これを不要とする点で好適 である。
【0014】
【考案の効果】
以上の構成に基づく本案は、単独で作業ができるので、必ずしも二人ペアを組 む必要がなくなり、作業効率を著しく向上させることができる。 その精度も、1mm以上の精度を要求される測量には不向きであるが、それ以 外の測量には、直線性や復元性に優れる伸縮性の紐体の特性を利用するので、充 分な精度を発揮する。 その作業は、どんな地理的条件の場所でも、基準杆を土中に突刺すことで簡単 に設定でき、且つ、紐体を張設して目印部材を境界点に一致させるだけで、短時 間のうちに簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案位置再現器の一方を示す斜視図である。
【図2】本案位置再現器を使用している状態の側面図で
ある。
【図3】本案位置再現器の使用方法を示す模式図で、
(A)が杭のそばに一方の再現器を設定する状態の平面
図、(B)がもう一方の再現器を設定する状態の平面
図、(C)が目印部材を移動する状態の平面図である。
【符号の説明】
1a,1b 基準杆 2a,2b 挿込棒 3a,3b 把手部 4a,4b 踏板 5a,5b 手着リング 8 紐体 9 目印部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端を先鋭状にした挿込棒2a,2bを
    有し、その頭部に把手部3a,3bを配し、下方に片足
    で踏める踏板4a,4bを取着させた基準杆1a,1b
    を一対備え、該基準杆1a,1b間に伸縮自在な紐体8
    を渡し、該紐体8に移動可能な目印部材9を介着させた
    ことを特徴とする境界標識埋設用の位置再現器。
JP6826291U 1991-08-01 1991-08-01 境界標識埋設用の位置再現器 Pending JPH0514823U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6826291U JPH0514823U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 境界標識埋設用の位置再現器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6826291U JPH0514823U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 境界標識埋設用の位置再現器

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JPH0514823U true JPH0514823U (ja) 1993-02-26

Family

ID=13368667

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JP6826291U Pending JPH0514823U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 境界標識埋設用の位置再現器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013246164A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Korea Inst Of Geoscience & Mineral Resources 地質調査用区画表示装置
JP2020183686A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 秋男 田中 丁張装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4219628Y1 (ja) * 1965-05-18 1967-11-14

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