JPH05146344A - 冷暖房用空気の吹出口を備えた椅子 - Google Patents

冷暖房用空気の吹出口を備えた椅子

Info

Publication number
JPH05146344A
JPH05146344A JP22174391A JP22174391A JPH05146344A JP H05146344 A JPH05146344 A JP H05146344A JP 22174391 A JP22174391 A JP 22174391A JP 22174391 A JP22174391 A JP 22174391A JP H05146344 A JPH05146344 A JP H05146344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
chair
dispersion plate
cooling
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22174391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Koyama
一夫 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MC KEISAN CENTER KK
Original Assignee
MC KEISAN CENTER KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MC KEISAN CENTER KK filed Critical MC KEISAN CENTER KK
Priority to JP22174391A priority Critical patent/JPH05146344A/ja
Publication of JPH05146344A publication Critical patent/JPH05146344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調効果が高く快適な環境が得られる椅子を
提供することにある。 【構成】 椅子の底部、背部、横部の何れか、またはそ
れぞれに備えた吹出口から冷暖房用空気が吹出すので、
従来冷暖房用空気が到達しなかった部分にも到達するか
ら冷暖房が充分に行われ、除湿も行われるから空調効果
が高く快適な居住環境が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房用空気の吹出口
を備えた椅子、または椅子カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の椅子は椅子自体に冷暖房の手段を
備えている例は少なく、暖房の為に電気ヒータを椅子の
下に備えた例が鉄道の車両に見られるに過ぎず、特に冷
房手段を備えている例は極めて少ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の椅
子は冷房の手段を備えていないから、車両等において吹
出口から吹出した冷房用の空気が身体に当たるとその部
分は快適に感ずるが、身体と椅子の密着している部分、
即ち背中や脚部は通風が無く体温の放散が出来ないので
暑く、かつ発汗による湿度の上昇で不快感が強い。自動
車の乗員はシートベルトの着用を義務付けられ身体が椅
子に密着する状態は長時間連続し、夏期における不快感
は耐え難い。また、冬期のスタート時に冷えた椅子にシ
ートベルトで拘束されるのも快いとは云いえない。
【0004】本発明の目的は、上記問題を解決し空調効
果が高く快適な環境が得られる椅子を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、底部、背
部、横部の1個所以上に冷暖房用空気の吹出手段を備え
た椅子を提供することにより達成される。
【0006】上記目的は、底部、背部、横部の1個所以
上に環境の雰囲気を吸入する吸入手段を備えた椅子を提
供することにより達成される。
【0007】上記目的は、底部、背部、横部の1個所以
上に冷暖房用空気の吹出手段を備え椅子の上に搭載する
椅子カバーを提供することにより達成される。
【0008】上記目的は、底部、背部、横部の何れか1
個所以上に環境の雰囲気を吸入する吸入手段を備え椅子
の上に搭載する椅子カバーを提供することにより達成さ
れる。 上記目的は、冷暖房用空気の吹出手段が底部、
背部、横部の何れか1個所以上に冷暖房用空気を均等に
分散させる溝を設けた分散板と、該分散板の溝の上部に
当接し弾性と通気孔を有する緩衝材と、該緩衝材に当接
し通気孔を有する表皮とを備えることにより達成され
る。
【0009】上記目的は、雰囲気の吸入手段が底部、背
部、横部の何れか1個所以上に環境の雰囲気の雰囲気を
均等に吸入する溝を設けた分散板と、該分散板の溝の上
部に当接し弾性と通気孔を有する緩衝材と、該緩衝材に
当接し通気孔を有する表皮とを備えを備えることにより
達成される。
【0010】
【作用】上記構成によれば、椅子の底部、背部、横部の
何れか、またはそれぞれに備えた吹出口から冷暖房用空
気が吹出すので、従来冷暖房用空気が到達しなかった部
分にも到達するから冷暖房が充分に行われ、除湿も行わ
れるから空調効果が高く快適な居住環境が得られる。
【0011】また、吹出手段備えた椅子カバーも上記の
椅子と同様に空調効果が高く、既設の椅子の上に搭載す
ることにより、椅子の改造を行うこと無く簡便に使用す
ることが出来る。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図を用いて説明する。
【0013】先ず本実施例の椅子の全体構成を説明す
る。
【0014】図1は本実施例の冷暖房用空気の吹出手段
を備えた椅子の縦断面図を示す。椅子1の表面には冷暖
房用空気が吹出す表皮5があり、その下に緩衝材4があ
り、その下に必要に応じてスポンジ膜3、更にその下に
冷暖房用空気を均等に分散させる多数の溝を設けた分散
板2がある。分散板2は椅子1の底部、背部、横部に配
置され、分散板2は本実施例のように底部、背部、横部
の全てに埋め込むとは限らず必要に応じて背部のみとし
ても良い。分散板2の下にコイルスプリングが設けられ
れている。
【0015】次に冷暖房用空気の吹出手段の構成を説明
する。
【0016】先ず冷暖房用空気を均等に分散させる分散
板2について説明する。
【0017】図2及び図3は分散板2を上から見た平面
図である。
【0018】分散板2の材質は体重により溝の形状が変
形すること無くかつ座した時に不快感や異物感を与えな
いものが望ましい。例えばゴム、硬質ポリウレタンフォ
ームが挙げられる。分散板2に発熱体を組み込んで発熱
させることも可能である。
【0019】分散板2の端部に冷暖房用空気の供給及び
雰囲気の吸入の為の接続パイプを設ける。
【0020】図4は図2の分散板2の内部構造を示す横
断面図である。
【0021】図の正方形の部分がスポンジ膜3に当接し
正方形以外の部分は空間で溝を形成し、供給された冷暖
房用空気がここで分散される。
【0022】図5は図4のA−A断面図である。
【0023】分散板2の溝の形状は図5に示すように等
ピッチの方形に限定されるものではなく、図6から図8
に示すように溝の上下で間隔が異なっても良い。また図
9に示すようには分散板2の溝に堅い材質で小さい孔を
あけたパイプ6を通しその小さい孔から冷暖房用空気を
吹き出させても良い。分散板2の下にコイルスプリング
が配置されるが、その形状によっては分散板2の溝が圧
迫され冷暖房用空気の流れが阻止される恐れがあり、溝
の変形を防止するために分散板2の底部とコイルスプリ
ングの間に堅い板を挿入しても良い。分散板2の材質に
通気性のある発泡ポリウレタンを用いれば緩衝材4と兼
用出来るから直接表皮5と接着することも出来る。
【0024】スポンジ膜3の材質は例えば発泡ポリウレ
タンで分散板2の溝による身体への異物感を低減し溝に
粉塵が侵入することを防止する。
【0025】緩衝材4は通常椅子に使われているもので
弾力性と通気性のある材質例えば発泡ウレタン、繊維等
である。分散板2の溝と重なる位置に小さい孔をあけた
り、分散板2の溝と重なる位置に溝を設ける。
【0026】表皮5は通気性のある綾織の繊維、メッシ
ュ状のプラスチック若しくは小さい孔をあけた牛皮若し
くはビニルレザーを用いることが出来る。
【0027】次に冷暖房用空気の吹出手段の製造方法を
説明する。
【0028】図10は吹出手段を構成するスポンジ膜
3、緩衝材4、表皮5の関係を示す。図示せざる分散板
2を椅子1の底部、背部、横部にそれぞれ接着する。分
散板2の上に緩衝材4を接着するが、必要に応じてスポ
ンジ膜3を接着する。分散板2の溝の開口部は緩衝材4
若しくはスポンジ膜3で蓋をされた形状となり導管を形
成する。次に分散板2の導管と外部との連通を図る為に
緩衝材4及び表皮5に空気抜孔をあける。この空気抜孔
の直径やピッチは椅子に腰掛ける時に異物感を与えない
値とする。空気抜孔の直径は15mm以下であれば問題
が無い。分散板2の材質により分散板2と緩衝材4を一
体で成型し分散板2の底部を椅子1に接着することも可
能である。分散板2を緩衝材4に接着する場合緩衝材4
の上は表皮5となる。緩衝材4の空気抜孔上の表皮5に
ついては材質により孔をあけたり、メッシュ状にする。
また表皮5の材質により分散板2を直接表皮5に接着す
ることも出来る。更に、分散板2と表皮5を一体構造と
して分散板2の底部を椅子に接着することも出来る。こ
の時の表皮部の構造は上記と同様孔をあけたり、必要に
応じてメッシュ状にする。
【0029】図11は上記の製造方法による冷暖房用空
気の吹出手段の断面を示す。
【0030】次に冷暖房用空気の吹出手段の動作を説明
する。
【0031】分散板2の端部に設けられた接続パイプに
冷暖房用空気の供給源からのパイプを接続し、吹出手段
の圧力損失に打ち勝つ圧力を有する冷暖房用空気を供給
する。暖房の場合、送風機と分散板2の間に加熱器を備
え加圧された暖房用空気を分散板2に供給する。また、
分散板2に発熱体を組み込んである場合は送風機から空
気のみ供給し発熱体で加熱する。冷房の場合、送風機と
分散板2の間に冷却器を備え加圧された冷房用空気を分
散板2に供給する。また、クーラーの冷空気吹き出し口
から送風機で吸引・加圧して分散板2に供給しても良
い。車両の場合は椅子の近くにエアコンディショナの吹
出口が配置されているので、そこから冷房用空気を取り
入れ必要に応じて送風機で吸引加圧して分散板2に供給
する。車両の種類によっては前部座席のダッシュボード
のみならず後部座席にもエアコンディショナの吹出口が
配置されているので、そのダクトの途中に分散板2に供
給する為の分岐を設けることが出来る。冷房用空気を取
り入れるエアコンディショナの吹出口にダンパを設けて
おくと、冷暖房用空気の吹出手段からの冷房用空気を制
御出来る。エアコンディショナを使用しない場合もある
ので、他に冷房用空気源を用意することが望ましい。
【0032】このように分散板2に供給された冷房用空
気は均一に分散し、スポンジ膜3及び緩衝材4を通過し
表皮5から吹き出し、椅子の周囲を快適な温度・湿度に
保ち空調効果を高める。また吹出手段から冷房用空気を
吹出すだけでなく雰囲気を吸入することにより発汗等に
よる湿気を除き湿度を低下させることが出来る。
【0033】図12は上記の椅子と同じ構造の冷房用空
気の吹出手段備えた椅子カバー7を示し、上記の椅子と
同様な空調効果が得られ、既設の椅子の上に搭載するこ
とにより、椅子の改造を行うこと無く簡便に使用するこ
とが出切る。
【0034】以上述べたように本実施例によれば、椅子
の底部、背部、横部に設けた冷暖房用空気の吹出手段か
ら冷風、温風を吹出すことにより快適な温度に保つこと
が出来る。また吹出手段から雰囲気を吸入することによ
り発汗等による湿気を除き湿度を低下させることが出来
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、椅子の底部、背部、横
部に設けた冷暖房用空気の吹出手段から冷風、温風を吹
出すことにより空調効果を高め、椅子の使用者に快適な
居住環境を提供することが出来る。また吹出手段から湿
気を含む雰囲気を吸入することにより発汗等による湿度
の上昇を防止する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の冷暖房用空気の吹出手段を備
えた椅子の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例の分散板2の平面図である。
【図3】本発明の他の実施例の分散板2の平面図であ
る。
【図4】図2の分散板2の内部構造を示す横断面図であ
る。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本発明の実施例の分散板2の縦断面である。
【図7】本発明の他の実施例の分散板2の縦断面であ
る。
【図8】本発明の他の実施例の分散板2の縦断面であ
る。
【図9】本発明の他の実施例の分散板2の縦断面であ
る。
【図10】本発明の実施例の吹出手段を構成する部材の
関係を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施例の冷暖房用空気の吹出手段の
縦断面である。
【図12】本発明の実施例の冷暖房用空気の吹出手段を
備えた椅子カバーの使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 椅子 2 分散板 3 スポンジ膜 4 緩衝材 5 表皮 6 パイプ 7 椅子カバー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部、背部、横部の何れか1個所以上に
    冷暖房用空気の吹出手段を備えたことを特徴とする椅
    子。
  2. 【請求項2】 底部、背部、横部の何れか1個所以上に
    冷暖房用空気を均等に分散させる溝を設けた分散板と、
    該分散板の溝の上部に当接し弾性と通気孔を有する緩衝
    材と、該緩衝材に当接し通気孔を有する表皮とを備えた
    冷暖房用空気の吹出手段を設けたことを特徴とする椅
    子。
  3. 【請求項3】 底部、背部、横部の何れか1個所以上に
    環境の雰囲気を吸入する吸入手段を備えたことを特徴と
    する椅子。
  4. 【請求項4】 底部、背部、横部の何れか1個所以上に
    環境の雰囲気の雰囲気を均等に吸入する溝を設けた分散
    板と、該分散板の溝の上部に当接し弾性と通気孔を有す
    る緩衝材と、該緩衝材に当接し通気孔を有する表皮とを
    備えた吸入手段を設けたことを特徴とする椅子。
  5. 【請求項5】 底部、背部、横部の何れか1個所以上に
    冷暖房用空気の吹出手段を備え椅子の上に搭載すること
    を特徴とする椅子カバー。
  6. 【請求項6】 底部、背部、横部の何れか1個所以上に
    冷暖房用空気を均等に分散させる溝を設けた分散板と、
    該分散板の溝の上部に当接し弾性と通気孔を有する緩衝
    材と、該緩衝材に当接し通気孔を有する表皮とを備えた
    冷暖房用空気の吹出手段を備え椅子の上に搭載すること
    を特徴とする椅子カバー。
  7. 【請求項7】 底部、背部、横部の何れか1個所以上に
    環境の雰囲気を吸入する吸入手段を備え椅子の上に搭載
    することを特徴とする椅子カバー。
  8. 【請求項8】 底部、背部、横部の何れか1個所以上に
    環境の雰囲気の雰囲気を均等に吸入する溝を設けた分散
    板と、該分散板の溝の上部に当接し弾性と通気孔を有す
    る緩衝材と、該緩衝材に当接し通気孔を有する表皮とを
    備えた雰囲気の吸入手段を備え椅子の上に搭載すること
    を特徴とする椅子カバー。
JP22174391A 1991-09-02 1991-09-02 冷暖房用空気の吹出口を備えた椅子 Pending JPH05146344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22174391A JPH05146344A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 冷暖房用空気の吹出口を備えた椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22174391A JPH05146344A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 冷暖房用空気の吹出口を備えた椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05146344A true JPH05146344A (ja) 1993-06-15

Family

ID=16771533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22174391A Pending JPH05146344A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 冷暖房用空気の吹出口を備えた椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05146344A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6062641A (en) Seat apparatus with air flow
KR100854565B1 (ko) 통풍시트
US5902014A (en) Ventilated vehicle seat with a plurality of miniature ventilators
EP0730422B1 (en) Variable temperature seat
US6685553B2 (en) Seat air conditioning unit for vehicle
CN201777162U (zh) 控制温度的头部保护系统
US7708338B2 (en) Ventilation system for seat
US20130097777A1 (en) Fluid delivery systems for climate controlled seats
US20060273646A1 (en) Ventilated headrest
JP2007520288A (ja) 車両シート
JP2004338702A (ja) 自動車シート及び自動車シートのための送風装置
CN203611814U (zh) 一种汽车座椅靠背
US20080290702A1 (en) Ergonomically designed portable cooling seat
US20100045079A1 (en) Alignment system for a spacer layer in a ventilated seat
WO2016021225A1 (ja) 通気性シートおよびシートの空調システム
JPH05146344A (ja) 冷暖房用空気の吹出口を備えた椅子
JP5855403B2 (ja) 空調シート
JP4513363B2 (ja) 空調座席装置
JP2503366B2 (ja) 冷暖房用空気の吹出口を備えた椅子
CN2273137Y (zh) 通风透气椅
JP2943729B2 (ja) 車両の座席用通気具
US20220408932A1 (en) Seating or reclining furniture
KR20100009876U (ko) 송풍수단을 구비하는 매트리스
CN210204116U (zh) 一种冬夏两用冷暖床垫
KR20090131686A (ko) 에어볼을 이용한 통풍 매트