JPH05146243A - 製菓装置 - Google Patents
製菓装置Info
- Publication number
- JPH05146243A JPH05146243A JP31261791A JP31261791A JPH05146243A JP H05146243 A JPH05146243 A JP H05146243A JP 31261791 A JP31261791 A JP 31261791A JP 31261791 A JP31261791 A JP 31261791A JP H05146243 A JPH05146243 A JP H05146243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grill
- carry
- port
- dough
- confectionery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一定温度に保たれた焼きがまで歩留まりの良
好な菓子を量産可能な製菓装置の提供。 【構成】 生地供給部Aと菓子取り出し口Cを焼きがま
上部に、冷却部B,B’を焼きがま一側部と底部に、熱
源13を焼きがま内に互い違いに、搬入口7と搬出口8
を焼きがまの他側部側上下部に設け、ガイド15を搬出
入口と数段の熱源に上下方向に互違いに、且つ菓子取出
口C近傍に設け、駆動鎖車16を冷却部間に設け、各ガ
イド15に間欠駆動するチェーン9を連架し、チェーン
9にてんばん6を吊下し、てんばん6が焼きがま内の熱
源上をジグザグし、冷却部B,B’、菓子取出口C、生
地供給部Aへと移行する間、搬出入口7,8を間欠的に
閉じるように水平且つ垂直移行するてんばん循環経路1
0を形成する製菓装置。
好な菓子を量産可能な製菓装置の提供。 【構成】 生地供給部Aと菓子取り出し口Cを焼きがま
上部に、冷却部B,B’を焼きがま一側部と底部に、熱
源13を焼きがま内に互い違いに、搬入口7と搬出口8
を焼きがまの他側部側上下部に設け、ガイド15を搬出
入口と数段の熱源に上下方向に互違いに、且つ菓子取出
口C近傍に設け、駆動鎖車16を冷却部間に設け、各ガ
イド15に間欠駆動するチェーン9を連架し、チェーン
9にてんばん6を吊下し、てんばん6が焼きがま内の熱
源上をジグザグし、冷却部B,B’、菓子取出口C、生
地供給部Aへと移行する間、搬出入口7,8を間欠的に
閉じるように水平且つ垂直移行するてんばん循環経路1
0を形成する製菓装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、店頭に設置され、クッ
キーやケーキ等の菓子をその場で焼くことに適した製菓
装置に関する。
キーやケーキ等の菓子をその場で焼くことに適した製菓
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クッキーなどを焼くための製菓装
置は、設置面積を小さくするために、てんばんを上下に
移動させることが考えられ、中でもてんばん上の菓子が
均一に大量に焼けるようにしたものとしての発明が本出
願人によってなされ、この発明は特開昭63−4483
2号公報に示されている。この発明の製菓装置は、焼き
がまに、てんばんを横方向に案内し、支持する固定てん
ばん受け部材を上下方向に多段に配列されるように固定
し、多段の固定てんばん受け部材の左右両側に、固定て
んばん受け部材の間隔に等しい上下方向の距離だけ交互
に逆方向に移動する第1及び第2の上下方向送り部材を
配置し、該第1及び第2の上下方向送り部材に、固定て
んばん受け部材の間隔の2倍の間隔で多段に移動てんば
ん受け部材をそれぞれ取り付け、固定てんばん受け部材
に対して移動てんばん受け部材が横方向に並んだ状態で
てんばんを横方向に移動させる横方向送り部材を設け、
固定てんばん受け部材の間に熱源を配置し、もって、て
んばんを蛇行させながら上下方向に移動させることによ
り焼きがまを立体的にし、てんばんの横方向移動中に熱
源を通過するようにしたから、大量の菓子を自動的に焼
くことができて、しかも、設置面積を小さくすることが
でき、焼き具合いを均一にすることができるようにした
ものである。
置は、設置面積を小さくするために、てんばんを上下に
移動させることが考えられ、中でもてんばん上の菓子が
均一に大量に焼けるようにしたものとしての発明が本出
願人によってなされ、この発明は特開昭63−4483
2号公報に示されている。この発明の製菓装置は、焼き
がまに、てんばんを横方向に案内し、支持する固定てん
ばん受け部材を上下方向に多段に配列されるように固定
し、多段の固定てんばん受け部材の左右両側に、固定て
んばん受け部材の間隔に等しい上下方向の距離だけ交互
に逆方向に移動する第1及び第2の上下方向送り部材を
配置し、該第1及び第2の上下方向送り部材に、固定て
んばん受け部材の間隔の2倍の間隔で多段に移動てんば
ん受け部材をそれぞれ取り付け、固定てんばん受け部材
に対して移動てんばん受け部材が横方向に並んだ状態で
てんばんを横方向に移動させる横方向送り部材を設け、
固定てんばん受け部材の間に熱源を配置し、もって、て
んばんを蛇行させながら上下方向に移動させることによ
り焼きがまを立体的にし、てんばんの横方向移動中に熱
源を通過するようにしたから、大量の菓子を自動的に焼
くことができて、しかも、設置面積を小さくすることが
でき、焼き具合いを均一にすることができるようにした
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た発明の製菓装置は、その焼きがま上下部に設けられた
搬出入口が常時外気に流通する構造となっているので、
焼きがま内の温度を一定に維持できなかった。また、焼
きがまの搬出口から搬出されたてんばんは、その搬出口
に連絡するてんばん回収部によって回収され、再び搬入
位置まで移行されて生地を載置するが、この時点で、て
んばんは載置された成形生地が解けない程度に冷却され
ていなければならない。ところが、このてんばん回収部
における移行過程での冷却では、てんばんをその適度な
状態までに冷却させるには至らなかった。
た発明の製菓装置は、その焼きがま上下部に設けられた
搬出入口が常時外気に流通する構造となっているので、
焼きがま内の温度を一定に維持できなかった。また、焼
きがまの搬出口から搬出されたてんばんは、その搬出口
に連絡するてんばん回収部によって回収され、再び搬入
位置まで移行されて生地を載置するが、この時点で、て
んばんは載置された成形生地が解けない程度に冷却され
ていなければならない。ところが、このてんばん回収部
における移行過程での冷却では、てんばんをその適度な
状態までに冷却させるには至らなかった。
【0004】本発明は上記従来の技術的課題を背景にな
されたもので、焼きがま内の温度を一定に維持して均一
に焼き上がった菓子を得ることができると共に、焼きが
ま内で熱せられたてんばんの放冷を効果的になして型く
ずれなく歩留まりの良好な菓子を大量に得ることのでき
る製菓装置を提供することを目的とする。
されたもので、焼きがま内の温度を一定に維持して均一
に焼き上がった菓子を得ることができると共に、焼きが
ま内で熱せられたてんばんの放冷を効果的になして型く
ずれなく歩留まりの良好な菓子を大量に得ることのでき
る製菓装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その要旨とするところは、
焼きがまの上部に生地供給部と菓子取り出し口を設け、
その焼きがまの一側部側と底部側にかけて上記生地供給
部に連絡する冷却部を設け、上記焼きがま内に上下方向
に互い違いに適宜な間隔をもって配設された複数の熱源
を有し、上記焼きがまの一側部に対向する他側部側上部
に、上記生地供給部と焼きがま内とに連通する搬入口を
設けるとともに、その他側部側底部に焼きがま内と上記
冷却部に連通する搬出口を設け、上記搬入口,上記複数
の熱源,上記搬出口に上下方向に互い違いにガイドが配
設され、さらに上記冷却部内に駆動鎖車を配設するとと
もに、上記菓子取り出し口近傍にガイドを配設し、上記
駆動鎖車を介して上記各ガイドにチェーンを連架し、そ
のチェーンに水平に前後隣接するてんばんが互いに当接
する状態に吊下され、上記てんばんは、上記搬入口を塞
ぐように間欠的に移行して焼きがま内の熱源上をジグザ
グ移行し、さらに上記搬出口を塞ぐように間欠的に移行
して上記底部側の冷却部そして上記一側部側の冷却部か
ら菓子取り出し口を介して再び生地供給部へと少なくと
も停止時間の長い水平及び垂直な間欠移行をなすてんば
ん循環経路を形成してなることを特徴とする。
するためになされたもので、その要旨とするところは、
焼きがまの上部に生地供給部と菓子取り出し口を設け、
その焼きがまの一側部側と底部側にかけて上記生地供給
部に連絡する冷却部を設け、上記焼きがま内に上下方向
に互い違いに適宜な間隔をもって配設された複数の熱源
を有し、上記焼きがまの一側部に対向する他側部側上部
に、上記生地供給部と焼きがま内とに連通する搬入口を
設けるとともに、その他側部側底部に焼きがま内と上記
冷却部に連通する搬出口を設け、上記搬入口,上記複数
の熱源,上記搬出口に上下方向に互い違いにガイドが配
設され、さらに上記冷却部内に駆動鎖車を配設するとと
もに、上記菓子取り出し口近傍にガイドを配設し、上記
駆動鎖車を介して上記各ガイドにチェーンを連架し、そ
のチェーンに水平に前後隣接するてんばんが互いに当接
する状態に吊下され、上記てんばんは、上記搬入口を塞
ぐように間欠的に移行して焼きがま内の熱源上をジグザ
グ移行し、さらに上記搬出口を塞ぐように間欠的に移行
して上記底部側の冷却部そして上記一側部側の冷却部か
ら菓子取り出し口を介して再び生地供給部へと少なくと
も停止時間の長い水平及び垂直な間欠移行をなすてんば
ん循環経路を形成してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】生地供給部より生地がてんばん上に供給され、
駆動鎖車を介して各ガイドに連架されたチエーンによっ
ててんばんが間欠移動する。てんばんはチェーンに水平
に前後隣接して互いに当接する状態に吊下され、搬入口
のガイドを介して搬入口との僅かな間隙を抜って焼きが
ま内に間欠的に漸次垂直移行する。さらにてんばんは次
のガイドに向いながら熱源に沿って水平移行し、そのガ
イドを介して垂直に降下して次の熱源に向かう。このよ
うにてんばんは互い違いに設けられたガイドを介して熱
源に沿って焼きがま内を左右に蛇行し、搬出口に至る。
てんばんは搬出口のガイドを介して搬出口との僅かな間
隙を抜って焼きがまの外に間欠的に漸次垂直移行する。
この時、搬出口にあるてんばんは搬入口にあるてんばん
と連動しながら間欠的に漸次垂直移行する。焼きがまか
ら出たてんばんは、焼きがま底部の冷却部内の外気に冷
やされながら放冷され、さらに菓子取り出し部に連通す
る焼きがま一側部側部の冷却部内の外気に冷やされなが
らさらに冷却されつつ菓子取り出し部、そして再び生地
供給部へと移行される。
駆動鎖車を介して各ガイドに連架されたチエーンによっ
ててんばんが間欠移動する。てんばんはチェーンに水平
に前後隣接して互いに当接する状態に吊下され、搬入口
のガイドを介して搬入口との僅かな間隙を抜って焼きが
ま内に間欠的に漸次垂直移行する。さらにてんばんは次
のガイドに向いながら熱源に沿って水平移行し、そのガ
イドを介して垂直に降下して次の熱源に向かう。このよ
うにてんばんは互い違いに設けられたガイドを介して熱
源に沿って焼きがま内を左右に蛇行し、搬出口に至る。
てんばんは搬出口のガイドを介して搬出口との僅かな間
隙を抜って焼きがまの外に間欠的に漸次垂直移行する。
この時、搬出口にあるてんばんは搬入口にあるてんばん
と連動しながら間欠的に漸次垂直移行する。焼きがまか
ら出たてんばんは、焼きがま底部の冷却部内の外気に冷
やされながら放冷され、さらに菓子取り出し部に連通す
る焼きがま一側部側部の冷却部内の外気に冷やされなが
らさらに冷却されつつ菓子取り出し部、そして再び生地
供給部へと移行される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。図中1は焼きがまを示し、この焼きがま
1は方形状をなしていて6面の耐熱性の壁から形成され
ている。焼きがま1の上壁2上部から焼きがま内1a、
焼きがま1の底壁3下部からその一側壁4側部に掛けて
は後述するてんばん循環経路10が形成されている。そ
の上壁2上部には生地供給部Aが設けられ、その底壁3
下部とその一側壁4側部に掛けて冷却部B,B’が形成
され、その一側壁4側部と上壁2上部と交わった箇所の
てんばん循環経路10に焼き上がった菓子の取り出し口
Cが設けられている。
して説明する。図中1は焼きがまを示し、この焼きがま
1は方形状をなしていて6面の耐熱性の壁から形成され
ている。焼きがま1の上壁2上部から焼きがま内1a、
焼きがま1の底壁3下部からその一側壁4側部に掛けて
は後述するてんばん循環経路10が形成されている。そ
の上壁2上部には生地供給部Aが設けられ、その底壁3
下部とその一側壁4側部に掛けて冷却部B,B’が形成
され、その一側壁4側部と上壁2上部と交わった箇所の
てんばん循環経路10に焼き上がった菓子の取り出し口
Cが設けられている。
【0008】また、焼きがま1の一側壁4と対面をなす
他側壁5近傍の上壁2部と底壁3部には、てんばん6が
僅かな間隙を抜って挿通可能な形状に穿設された搬入口
7と搬出口8が形成されている。焼きがま1の底壁3下
部に形成された冷却部Bの下部には、チェーン8を間欠
駆動する駆動源たるモータ11を収納した制御装置部D
が形成され、制御装置部Dの下部に脚部12を有して焼
きがま1を支持している。
他側壁5近傍の上壁2部と底壁3部には、てんばん6が
僅かな間隙を抜って挿通可能な形状に穿設された搬入口
7と搬出口8が形成されている。焼きがま1の底壁3下
部に形成された冷却部Bの下部には、チェーン8を間欠
駆動する駆動源たるモータ11を収納した制御装置部D
が形成され、制御装置部Dの下部に脚部12を有して焼
きがま1を支持している。
【0009】焼きがま内1aは、図1に示すように上下
方向に互い違いに適宜な間隔をもって平行に配設された
複数段の熱源13a,13b,13c,13dによって仕切
られている。即ち、焼きがま内1は、てんばん6が、上
位の熱源13aに沿って右方向に平行に水平移行すると
ともに、その熱源13aの右端で下方の下位の熱源13b
に向かって垂直移行し、さらにその下位の熱源13bに
沿って左方向に水平移行し、というように、焼きがま内
1aの熱源13…を順繰りに上から下にジグザグに移行
するような経路を有するように構成されている。また熱
源13…は図4に見られるように焼きがま1の幅方向に
長い棒状のヒータ14を複数組み込んでユニット化した
もので、焼きがま1の両側壁4,5内壁に固設された受
け部材14aに嵌合支持されている。
方向に互い違いに適宜な間隔をもって平行に配設された
複数段の熱源13a,13b,13c,13dによって仕切
られている。即ち、焼きがま内1は、てんばん6が、上
位の熱源13aに沿って右方向に平行に水平移行すると
ともに、その熱源13aの右端で下方の下位の熱源13b
に向かって垂直移行し、さらにその下位の熱源13bに
沿って左方向に水平移行し、というように、焼きがま内
1aの熱源13…を順繰りに上から下にジグザグに移行
するような経路を有するように構成されている。また熱
源13…は図4に見られるように焼きがま1の幅方向に
長い棒状のヒータ14を複数組み込んでユニット化した
もので、焼きがま1の両側壁4,5内壁に固設された受
け部材14aに嵌合支持されている。
【0010】このように焼きがま内1aにおいて、てん
ばん6を水平及び垂直にジグザクに移行する経路には、
各熱源13a,13b,13cの左右端に互い違いに配設
されたガイド15a,15b,15cと、それらガイド1
5…に連架するチェーン9が配設されている。ガイド1
5…は、一対もので、チェーン9のローラ部9aを案内
するR形状をなしており、図4に示すようにてんばん6
の両脇にあって、焼きがま1の両側壁4,5内壁に固設
されたブラケット15Caに固着されている。また、こ
のガイド15…は搬入口7と搬出口8にも設けられ、上
記熱源13…に設けられたガイド15…に対応して、て
んばん6がジグザグ移行可能なような配列に設けられて
いる。搬入口7側のガイド15Aは、この搬入口7の穿
設断面に対応して上記熱源13a側ガイド15aよりや
や半径の大きいR形状をなし、搬入口7を介して焼きが
ま1の内と外に臨むように配設されている。一方、搬出
口8側のガイド15Bも搬入口7側同様、搬出口8の穿
設断面に対応した半径のR形状をなし、搬出口8を介し
て焼きがま1の内外に臨むように配設されている。これ
ら搬出口側ガイド15B,搬入口側ガイド15Aも一対
ものであって、熱源側ガイド15a,15b,15cと同
様な手段で焼きがま1両側壁4,5内壁に支持されてい
る。さらにこれらガイド15A,15a,15b,15
c,15Bとは別に焼きがま1の外部にもガイド15C
が設けられ、上記菓子取り出し口C近傍に一対のガイド
15C,15C’がてんばん循環経路10を形成する循
環経路部C1,C2に内設されたブラケット15Ca,
15Ca'に固着されている。
ばん6を水平及び垂直にジグザクに移行する経路には、
各熱源13a,13b,13cの左右端に互い違いに配設
されたガイド15a,15b,15cと、それらガイド1
5…に連架するチェーン9が配設されている。ガイド1
5…は、一対もので、チェーン9のローラ部9aを案内
するR形状をなしており、図4に示すようにてんばん6
の両脇にあって、焼きがま1の両側壁4,5内壁に固設
されたブラケット15Caに固着されている。また、こ
のガイド15…は搬入口7と搬出口8にも設けられ、上
記熱源13…に設けられたガイド15…に対応して、て
んばん6がジグザグ移行可能なような配列に設けられて
いる。搬入口7側のガイド15Aは、この搬入口7の穿
設断面に対応して上記熱源13a側ガイド15aよりや
や半径の大きいR形状をなし、搬入口7を介して焼きが
ま1の内と外に臨むように配設されている。一方、搬出
口8側のガイド15Bも搬入口7側同様、搬出口8の穿
設断面に対応した半径のR形状をなし、搬出口8を介し
て焼きがま1の内外に臨むように配設されている。これ
ら搬出口側ガイド15B,搬入口側ガイド15Aも一対
ものであって、熱源側ガイド15a,15b,15cと同
様な手段で焼きがま1両側壁4,5内壁に支持されてい
る。さらにこれらガイド15A,15a,15b,15
c,15Bとは別に焼きがま1の外部にもガイド15C
が設けられ、上記菓子取り出し口C近傍に一対のガイド
15C,15C’がてんばん循環経路10を形成する循
環経路部C1,C2に内設されたブラケット15Ca,
15Ca'に固着されている。
【0011】また、上記のモータ11の伝導プーリ11
aに設けられた駆動鎖車16は、焼きがま1外部のてん
ばん循環経路10上にあって、上記搬出口側ガイド15
Bと菓子取り出し口側ガイド15C間に設けられ、チェ
ーン9を間欠駆動して焼きがま1内外部のてんばん循環
経路10を形成している。ところで、上記チェーン9に
は、図3,図4に見られるように、互いに向き合うチェ
ーン9,9’のピンリンクプレート9a,9a’にケー
ジ9cがピン9b,9b’によって軸支されている。こ
のケージ9cはピンリンクプレート9a,9a’に軸支
される側面とてんばん6を載置する載置面から形成され
ている。従って、チェーン9は上記ケージ9cを介して
てんばん6をその移動方向に揺動自在に吊持している。
aに設けられた駆動鎖車16は、焼きがま1外部のてん
ばん循環経路10上にあって、上記搬出口側ガイド15
Bと菓子取り出し口側ガイド15C間に設けられ、チェ
ーン9を間欠駆動して焼きがま1内外部のてんばん循環
経路10を形成している。ところで、上記チェーン9に
は、図3,図4に見られるように、互いに向き合うチェ
ーン9,9’のピンリンクプレート9a,9a’にケー
ジ9cがピン9b,9b’によって軸支されている。こ
のケージ9cはピンリンクプレート9a,9a’に軸支
される側面とてんばん6を載置する載置面から形成され
ている。従って、チェーン9は上記ケージ9cを介して
てんばん6をその移動方向に揺動自在に吊持している。
【0012】そして、上記てんばん6は、図1に見られ
るように焼きがま1の搬入口7と搬出口8に僅かの間隙
を抜って挿通可能なような形状をなし、さらにチェーン
9に吊下した状態で互いに隣接するてんばん6は、その
垂直移行部、即ち搬入口7,搬出口8及び菓子取り出し
口Cの上昇過程の冷却部B’を垂直に個々に移行し、そ
の水平移行部、即ち焼きがま内1aの熱源13…、生地
供給部A及び冷却部Bを隣合うてんばん6…同士が互い
に接触しながら水平に移行するようになっている。また
てんばん6,6は、上記搬入口7及び上記搬出口8にお
いて、両搬出入口を塞ぐような位置で間欠的に停止する
べく互いに間欠的に漸次垂直移行するように送り間隔が
設定されており、その送り間隔は送り時間より停止時間
が数秒長くなるように設定されている。例えば、送り時
間が2秒に対し、停止時間が25秒である。なお、図中
20はガイド15a上のチェーン9の緩みを張設する調
整棒である。
るように焼きがま1の搬入口7と搬出口8に僅かの間隙
を抜って挿通可能なような形状をなし、さらにチェーン
9に吊下した状態で互いに隣接するてんばん6は、その
垂直移行部、即ち搬入口7,搬出口8及び菓子取り出し
口Cの上昇過程の冷却部B’を垂直に個々に移行し、そ
の水平移行部、即ち焼きがま内1aの熱源13…、生地
供給部A及び冷却部Bを隣合うてんばん6…同士が互い
に接触しながら水平に移行するようになっている。また
てんばん6,6は、上記搬入口7及び上記搬出口8にお
いて、両搬出入口を塞ぐような位置で間欠的に停止する
べく互いに間欠的に漸次垂直移行するように送り間隔が
設定されており、その送り間隔は送り時間より停止時間
が数秒長くなるように設定されている。例えば、送り時
間が2秒に対し、停止時間が25秒である。なお、図中
20はガイド15a上のチェーン9の緩みを張設する調
整棒である。
【0013】上記構成によれば、まず、生地供給部Aよ
り成形された生地が供給され、間欠移行するてんばん6
上に載置される。個々に生地が供給された複数のてんば
ん6…は、てんばん循環経路10を反時計方向に水平移
行し、搬入口7に向かう。搬入口7に至ったてんばん6
…は、チェーン9を介してガイド15Aに沿って間欠的
に漸次垂直移行する。この時、個々のてんばん6はチェ
ーン9に軸支されたケージ9cをして揺動するので絶え
ず鉛直に垂下しながら、搬入口7と僅かな間隙を以て例
えば送り時間2秒に対し停止時間25秒の如く停止間隔
を長くして間欠的に降下するので、搬入口7を間欠的に
閉塞した位置で停止した状態をなし、搬入口7を常時外
気に晒すことがないようにしている。搬入口7を降下し
たてんばん6の真下には熱源13aが位置していて、て
んばん6…はその熱源13aによって熱せられながら、
その熱源13a上を図中右方向に水平移行する。水平移
行に転じて連接するてんばん6…は、互いに接触して、
熱源13aの長手方向に列をなす一体的なてんばんを形
成し、熱源13aからの熱を無駄なく効率的に受熱且つ
伝熱され、互いに接触したことで個々の揺れを防ぎなが
ら間欠的に水平移行する。ガイド15aとガイド15b
との距離が比較的長い熱源13a上を水平移行しきった
てんばん6…は、その一方のガイド15bを介して個々
に間欠的に漸次垂直移行する。さらに、降下したてんば
ん6は同様にその真下にある熱源13bによって無駄な
く熱せられながら、その熱源上を図中左方向に水平移行
する。このようにてんばん6…は焼きがま内1aで同様
なジグザグ運動を繰り返しながら、搬出口側ガイド15
Bに至り、上記搬入口7同様に搬出口8との僅かな間隙
を垂直な吊下状態で搬入口7のてんばん6と互いに連動
した送り時間で降下するので、間欠的に搬出口8を閉塞
した位置で間欠的に停止状態をなし、搬出口8を常時外
気に晒すことがない。搬出口8を降下したてんばん6…
は、冷却部 に至り、互い同士接触して個々の揺れを防
止しながら冷却部Bを図中右方向に水平移行する。次い
で、てんばん6はモータ11の駆動鎖車16に至り、こ
の時点で上方の菓子取り出し口Cに向かってこの冷却部
B’内を上方へ垂直移行する。この水平移行から垂直移
行へと比較的長い冷却部B,B’間を移行するてんばん
6…は、図示しないブロワー等によって菓子ともども効
率的に冷却され、菓子取り出し口Cに至る。この時、て
んばん6上の菓子は、冷却効果によって適度に冷えて個
々のてんばん6から取り出し易くなっている。次いで、
空になったてんばん6は、再び生地供給部Aに至り、成
形された生地が供給される。この時、生地はてんばん6
が好適に冷却されているので、てんばん6上で解けた
り、形が変化することがない。
り成形された生地が供給され、間欠移行するてんばん6
上に載置される。個々に生地が供給された複数のてんば
ん6…は、てんばん循環経路10を反時計方向に水平移
行し、搬入口7に向かう。搬入口7に至ったてんばん6
…は、チェーン9を介してガイド15Aに沿って間欠的
に漸次垂直移行する。この時、個々のてんばん6はチェ
ーン9に軸支されたケージ9cをして揺動するので絶え
ず鉛直に垂下しながら、搬入口7と僅かな間隙を以て例
えば送り時間2秒に対し停止時間25秒の如く停止間隔
を長くして間欠的に降下するので、搬入口7を間欠的に
閉塞した位置で停止した状態をなし、搬入口7を常時外
気に晒すことがないようにしている。搬入口7を降下し
たてんばん6の真下には熱源13aが位置していて、て
んばん6…はその熱源13aによって熱せられながら、
その熱源13a上を図中右方向に水平移行する。水平移
行に転じて連接するてんばん6…は、互いに接触して、
熱源13aの長手方向に列をなす一体的なてんばんを形
成し、熱源13aからの熱を無駄なく効率的に受熱且つ
伝熱され、互いに接触したことで個々の揺れを防ぎなが
ら間欠的に水平移行する。ガイド15aとガイド15b
との距離が比較的長い熱源13a上を水平移行しきった
てんばん6…は、その一方のガイド15bを介して個々
に間欠的に漸次垂直移行する。さらに、降下したてんば
ん6は同様にその真下にある熱源13bによって無駄な
く熱せられながら、その熱源上を図中左方向に水平移行
する。このようにてんばん6…は焼きがま内1aで同様
なジグザグ運動を繰り返しながら、搬出口側ガイド15
Bに至り、上記搬入口7同様に搬出口8との僅かな間隙
を垂直な吊下状態で搬入口7のてんばん6と互いに連動
した送り時間で降下するので、間欠的に搬出口8を閉塞
した位置で間欠的に停止状態をなし、搬出口8を常時外
気に晒すことがない。搬出口8を降下したてんばん6…
は、冷却部 に至り、互い同士接触して個々の揺れを防
止しながら冷却部Bを図中右方向に水平移行する。次い
で、てんばん6はモータ11の駆動鎖車16に至り、こ
の時点で上方の菓子取り出し口Cに向かってこの冷却部
B’内を上方へ垂直移行する。この水平移行から垂直移
行へと比較的長い冷却部B,B’間を移行するてんばん
6…は、図示しないブロワー等によって菓子ともども効
率的に冷却され、菓子取り出し口Cに至る。この時、て
んばん6上の菓子は、冷却効果によって適度に冷えて個
々のてんばん6から取り出し易くなっている。次いで、
空になったてんばん6は、再び生地供給部Aに至り、成
形された生地が供給される。この時、生地はてんばん6
が好適に冷却されているので、てんばん6上で解けた
り、形が変化することがない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、焼きが
まの上部に生地供給部と菓子取り出し口を設け、その焼
きがまの一側部側と底部側にかけて上記生地供給部に連
絡する冷却部を設け、上記焼きがま内に上下方向に互い
違いに適宜な間隔をもって配設された複数の熱源を有
し、上記焼きがまの一側部に対向する他側部側上部に、
上記生地供給部と焼きがま内とに連通する搬入口を設け
るとともに、その他側部側底部に焼きがま内と上記冷却
部に連通する搬出口を設け、上記搬入口,上記複数の熱
源,上記搬出口に上下方向に互い違いにガイドが配設さ
れ、さらに上記冷却部内に駆動鎖車を配設するととも
に、上記菓子取り出し口近傍にガイドを配設し、上記駆
動鎖車を介して上記各ガイドにチェーンを連架し、その
チェーンに水平に前後隣接するてんばんが互いに当接す
る状態に吊下され、上記てんばんは、上記搬入口を塞ぐ
ように間欠的に移行して焼きがま内の熱源上をジグザグ
移行し、さらに上記搬出口を塞ぐように間欠的に移行し
て上記底部側の冷却部そして上記一側部側の冷却部から
菓子取り出し口を介して再び生地供給部へと少なくとも
停止時間の長い水平及び垂直な間欠移行をなすてんばん
循環経路を形成したので、従来装置に比べ、焼きがま内
の温度を一定に維持して均一に焼き上がった菓子を得る
ことができると共に、焼きがま内で熱せられたてんばん
の放冷を効果的になして型くずれなく歩留まりの良好な
菓子を大量に得ることができる。
まの上部に生地供給部と菓子取り出し口を設け、その焼
きがまの一側部側と底部側にかけて上記生地供給部に連
絡する冷却部を設け、上記焼きがま内に上下方向に互い
違いに適宜な間隔をもって配設された複数の熱源を有
し、上記焼きがまの一側部に対向する他側部側上部に、
上記生地供給部と焼きがま内とに連通する搬入口を設け
るとともに、その他側部側底部に焼きがま内と上記冷却
部に連通する搬出口を設け、上記搬入口,上記複数の熱
源,上記搬出口に上下方向に互い違いにガイドが配設さ
れ、さらに上記冷却部内に駆動鎖車を配設するととも
に、上記菓子取り出し口近傍にガイドを配設し、上記駆
動鎖車を介して上記各ガイドにチェーンを連架し、その
チェーンに水平に前後隣接するてんばんが互いに当接す
る状態に吊下され、上記てんばんは、上記搬入口を塞ぐ
ように間欠的に移行して焼きがま内の熱源上をジグザグ
移行し、さらに上記搬出口を塞ぐように間欠的に移行し
て上記底部側の冷却部そして上記一側部側の冷却部から
菓子取り出し口を介して再び生地供給部へと少なくとも
停止時間の長い水平及び垂直な間欠移行をなすてんばん
循環経路を形成したので、従来装置に比べ、焼きがま内
の温度を一定に維持して均一に焼き上がった菓子を得る
ことができると共に、焼きがま内で熱せられたてんばん
の放冷を効果的になして型くずれなく歩留まりの良好な
菓子を大量に得ることができる。
【図1】焼きがまの内部構造の或る状態を示す一部断面
正面図
正面図
【図2】同じく焼きがまの内部構造の或る状態を示す一
部断面側面図
部断面側面図
【図3】図1の部分拡大詳細図
【図4】図2の部分拡大詳細図
1 焼きがま 1a 焼きがま内 2 上壁 3 底壁 4 一側壁 5 他側壁 6 てんばん 7 搬入口 8 搬出口 9 チェーン 10 てんばん循環経路 11 駆動源(モータ) 12 脚部 13 熱源 14 ヒータ 15 ガイド 16 駆動鎖車 A 生地供給部 B,B’ 冷却部 C 菓子取り出し口
Claims (1)
- 【請求項1】 生地を載せたてんばんが搬入され、生地
から焼き上がった菓子を載せたてんばんが搬出される焼
きがまを備えた製菓装置において、上記焼きがまの上部
に生地供給部と菓子取り出し口を設け、その焼きがまの
一側部側と底部側にかけて上記生地供給部に連絡する冷
却部を設け、上記焼きがま内に上下方向に互い違いに適
宜な間隔をもって配設された複数の熱源を有し、上記焼
きがまの一側部に対向する他側部側上部に、上記生地供
給部と焼きがま内とに連通する搬入口を設けるととも
に、その他側部側底部に焼きがま内と上記冷却部に連通
する搬出口を設け、上記搬入口,上記複数の熱源,上記
搬出口に上下方向に互い違いにガイドが配設され、さら
に上記冷却部内に駆動鎖車を介して上記各ガイドにチェ
ーンを連架し、そのチェーンに水平に前後隣接するてん
ばんが互いに当接する状態に吊下され、上記てんばん
は、上記搬入口を塞ぐように間欠的に移行して焼きがま
内の熱源上をジグザグ移行し、さらに上記搬出口を塞ぐ
ように間欠的に移行して上記底部側の冷却部そして上記
一側部側の冷却部から菓子取り出し口を介して再び生地
供給部へと少なくとも停止時間の長い水平及び垂直な間
欠移行をなすてんばん循環経路を形成してなることを特
徴とする製菓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31261791A JPH05146243A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 製菓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31261791A JPH05146243A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 製菓装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146243A true JPH05146243A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18031361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31261791A Withdrawn JPH05146243A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 製菓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05146243A (ja) |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31261791A patent/JPH05146243A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |