JPH05144740A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH05144740A
JPH05144740A JP3306224A JP30622491A JPH05144740A JP H05144740 A JPH05144740 A JP H05144740A JP 3306224 A JP3306224 A JP 3306224A JP 30622491 A JP30622491 A JP 30622491A JP H05144740 A JPH05144740 A JP H05144740A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロー排気、スローベント等を行うことな
く、ロードロック室からの真空排気およびロードロック
室への気体導入を行う際に舞い上がったパーティクルが
被処理物に付着することを防止することができ、スルー
プットの向上と歩留まりの向上を図ることのできる真空
処理装置を提供する。 【構成】 ロードロック室1内の天井部には、気密に閉
塞可能な小空間を形成する如く、円形の凹部7が形成さ
れている。この凹部7は、半導体ウエハ4より僅かに大
きなサイズに設定されており、凹部7の周囲には、Oリ
ング8が設けられている。そして、搬送アーム5を上昇
させることにより、半導体ウエハ4を支持する搬送アー
ム5とOリング8とが当接されてこれらの間が気密に閉
塞され、半導体ウエハ4が凹部7内に収容され気密な状
態で隔離されるよう構成されている。また、この凹部7
には、小空間用排気配管9および小空間用気体導入配管
10が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、真空処理室内に被処理物を収
容し、減圧雰囲気下で被処理物に所定の処理を施す真空
処理装置、例えばエッチング装置、アッシング装置、イ
オン注入装置、スパッタ装置、減圧CVD装置等が知ら
れている。
【0003】このような真空処理装置では、一旦真空処
理室内を常圧に戻してしまうと、再び真空処理室内を所
定の真空度に設定し、次の処理を開始できる状態にする
までに、非常に長い時間を要する。このため、真空処理
室に較べて容積の少ない予備真空室いわゆるロードロッ
ク室を設け、このロードロック室内だけを常圧に戻すよ
うにして、ロードロック室を介して被処理物、例えば半
導体ウエハを真空処理室内に搬入、搬出するよう構成さ
れたものが多い。
【0004】図5にこのような従来の真空処理装置の一
例として、エッチング装置の構成を示す。内部を気密に
閉塞可能に構成された真空処理室50内には、上部に半
導体ウエハ51を載置可能に構成されたウエハ載置台を
兼ねた下部電極52が設けられている。この下部電極5
2には、駆動機構53によって駆動され、半導体ウエハ
51の周縁部を押圧保持するウエハクランプ機構54が
設けられている。また、この下部電極52には、冷却ガ
ス例えばヘリウムガスを循環させて半導体ウエハ51を
冷却するための冷却機構55が設けられている。
【0005】上記下部電極52の上方には、円板状に形
成された上部電極56が設けられている。この上部電極
56の下面には、図示しない多数の細孔が設けられてお
り、処理ガス供給配管57から供給された所定のエッチ
ングガスを、これらの細孔から、下部電極52上に載置
された半導体ウエハ51に向けて供給するよう構成され
ている。この上部電極56と下部電極52との間には、
図示しない高周波電源から高周波電圧を印加することが
できるように構成されている。
【0006】さらに、真空処理室50には、図示しない
真空排気ポンプに接続された真空排気配管58が接続さ
れており、内部を所定の真空度に設定することができる
よう構成されている。また、真空処理室50の側部に
は、半導体ウエハ51を搬入、搬出するための搬入・搬
出口59が設けられており、この搬入・搬出口59に
は、搬入・搬出口59を気密に閉塞するためのゲートバ
ルブ60が設けられている。 このゲートバルブ60の
外側には、ロードロック室(予備真空室)61が設けら
れている。このロードロック室61には、図示しない真
空排気ポンプに接続された真空排気配管62および所定
の清浄化ガス例えば窒素ガスを供給するための気体導入
配管63が接続されており、内部を所定の真空度に設定
したり、解放のために大気圧に戻したりすることができ
るよう構成されている。また、ロードロック室61内に
は、半導体ウエハ51を搬送するための搬送アーム64
が設けられており、ロードロック室61の側部には、半
導体ウエハ51を搬入、搬出するための搬入・搬出口6
5が設けられている。この搬入・搬出口65には、搬入
・搬出口65を気密に閉塞するためのゲートバルブ66
が設けられている。ゲートバルブ66の外側は、大気圧
とされており、ここには例えば図示しないウエハキャリ
ア等が配置されるオートローダ67等が配置されてい
る。
【0007】そして、まず、ロードロック室61を大気
圧に設定しておき、ゲートバルブ66を開けて搬送アー
ム64によって半導体ウエハ51をロードロック室61
内に搬入し、この後ゲートバルブ66を閉めてロードロ
ック室61内を所定の真空度に設定し、しかる後ゲート
バルブ60を開けて真空処理室50の下部電極上に半導
体ウエハ51を載置するよう構成されている。このよう
に半導体ウエハ51をロードロック室61を介して搬入
することにより、真空処理室50内を大気圧に戻すこと
なく、半導体ウエハ51を搬入することができる。な
お、半導体ウエハ51を搬出する場合は、上記手順と逆
の手順による。
【0008】真空処理室50内では、ウエハクランプ機
構54で半導体ウエハ51の周縁部を押圧保持し、冷却
機構55によって半導体ウエハ51を冷却しつつ、上部
電極56の下面からエッチングガスを供給し、このエッ
チングガスを下部電極52と上部電極56との間に印加
した高周波電圧等によって活性化して、半導体ウエハ5
1にエッチング処理を施す。なお、この時、真空排気配
管58により真空排気を実施し、真空処理室50内部を
所定の真空度に保つ。
【0009】しかしながら、このような真空処理装置で
は、例えば真空処理室50内で発生した反応生成物、機
械的な駆動部例えばゲートバルブ60、66や被処理物
の搬送機構等から発生した塵埃等のいわゆるパーティク
ルがロードロック室61内に多数存在する。そして、こ
のパーティクルが、ロードロック室61内の真空排気を
行う際あるいはロードロック室61内に窒素ガス等の気
体を導入して常圧に戻し大気解放する際に、急激な気体
の流れによって舞い上がり、半導体ウエハ51等に付着
するという問題があった。このような問題は、半導体ウ
エハ51等を用いた半導体デバイスの製造工程において
は、不良発生の原因となり、歩留まりの低下を招くた
め、特に大きな問題となっていた。
【0010】このため、従来の真空処理装置では、ロー
ドロック室61内の真空排気およびロードロック室61
内への気体導入をゆっくりと徐々に行ういわゆるスロー
排気、スローベントによって、このようなロードロック
室61内におけるパーティクルの舞い上がりを抑制する
ことが行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の真空処理装置では、スロー排気、スローベント
によって、ロードロック室内におけるパーティクルの舞
い上がりを抑制するため、真空排気および大気解放に時
間がかかり、スループットの低下を招くという問題と、
たとえ、スロー排気、スローベント等を行っても、完全
にパーティクルの舞い上がりを防止することが困難なた
め、パーティクルが半導体ウエハ等に付着して不良が発
生し、歩留まりが低下するという問題があった。
【0012】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、スロー排気、スローベント等を行うこと
なく、ロードロック室からの真空排気およびロードロッ
ク室への気体導入を行う際に舞い上がったパーティクル
が被処理物に付着することを防止することができ、スル
ープットの向上と歩留まりの向上を図ることのできる真
空処理装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の本発明の真空処理装置は、被処理物に所定の処理を施
す真空処理室と、内部を真空排気可能に構成された予備
真空室とを備え、この予備真空室を介して、前記被処理
物を前記真空処理室内に搬入、搬出するよう構成された
真空処理装置において、前記予備真空室内に、気密に閉
塞可能な小空間を設け、該予備真空室からの真空排気お
よび該予備真空室への気体導入を行う際に、前記被処理
物をこの小空間内に一時的に退避させるよう構成したこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の本発明の真空処理装
置は、被処理物に所定の処理を施す真空処理室と、内部
を真空排気可能に構成された予備真空室とを備え、この
予備真空室を介して、前記被処理物を前記真空処理室内
に搬入、搬出するよう構成された真空処理装置におい
て、前記予備真空室内の上部に、気密に閉塞可能な小空
間を設け、該予備真空室からの真空排気および該予備真
空室への気体導入を行う際に、前記被処理物を上昇させ
てこの小空間内に一時的に退避させるよう構成したこと
を特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成の本発明の真空処理装置では、例えば
予備真空室すなわちロードロック室の上部等に、気密に
閉塞可能な小空間が設けられている。そして、ロードロ
ック室からの真空排気および大気解放時の気体導入を行
う際に、例えば被処理物を上昇させること等により、こ
の小空間内に被処理物を一時的に退避させる。
【0016】したがって、スロー排気、スローベント等
を行わなくても、ロードロック室内に舞い上がったパー
ティクルが被処理物に付着することを防止することがで
き、スループットの向上と歩留まりの向上を図ることが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を半導体ウエハに真空雰囲気下
で所定の処理を施す真空処理装置に適用した一実施例を
図面を参照して説明する。
【0018】図1に示すように、ロードロック室1は例
えば円筒容器状に形成されており、その所定部例えば底
部には、図示しない真空ポンプに接続された排気配管2
と、図示しない気体供給源例えば窒素ガス供給機構に接
続された気体導入配管3が接続されている。また、ロー
ドロック室1の内部には、半導体ウエハ4を搬送するた
めの搬送機構として、複数段(本実施例では3 段)の搬
送アーム5が配設されている。この搬送アーム5は、シ
ャフト6を介して外部の図示しない駆動機構に接続され
ており、回転および伸縮することにより、上部に載置さ
れた半導体ウエハ4を搬送するように構成されている。
また、この搬送アーム5は、図中矢印で示すように、上
下動可能に構成されている。
【0019】さらに、ロードロック室1内の天井部に
は、気密に閉塞可能な小空間を形成する如く、円形の凹
部7が形成されている。この凹部7は、半導体ウエハ4
より僅かに大きなサイズに設定されており、凹部7の周
囲には、Oリング8が設けられている。そして、搬送ア
ーム5を上昇させることにより、半導体ウエハ4を支持
する搬送アーム5とOリング8とが当接されてこれらの
間が気密に閉塞され、半導体ウエハ4が凹部7内に収容
され気密な状態で隔離されるよう構成されている。ま
た、この凹部7には、図示しない真空ポンプに接続され
た小空間用排気配管9および図示しない気体供給源例え
ば窒素ガス供給機構に接続された小空間用気体導入配管
10が接続されている。
【0020】また、ロードロック室1の側部には、ゲー
トバルブ11、12によって気密に閉塞可能な搬入・搬
出口13、14が設けられている。搬入・搬出口13は
真空処理室15に連通するものであり、搬入・搬出口1
4は外部16に向けて開口するものである。外部16に
は、上下動可能に構成されたウエハキャリア載置台17
が設けられており、このウエハキャリア載置台17上に
は複数枚例えば25枚の半導体ウエハ4を収容可能に構成
されたウエハキャリア18が載置される。
【0021】一方、真空処理室15は、前述した図5の
エッチング装置と同様に構成されており、図示しない排
気機構、処理ガス供給機構等が設けられている。また、
その内部にはウエハ載置台(下部電極)19が設けられ
ている。そして、このウエハ載置台19上に半導体ウエ
ハ4を載置して、所定の減圧雰囲気下でこの半導体ウエ
ハ4に所定のエッチング処理を施すよう構成されてい
る。なお、この処理は、エッング処理の他、例えばアッ
シング処理、イオン注入処理、スパッタ処理、減圧CV
D処理等である。
【0022】上記構成の本実施例の真空処理装置は、マ
イクロプロセッサ等から構成される図示しない制御装置
によって制御され、次のような動作により半導体ウエハ
4の処理を実施する。
【0023】すなわち、まず、図2に示すようにロード
ロック室1内を常圧とした状態でゲートバルブ12を開
け、搬送アーム5によってウエハキャリア18内の所定
の半導体ウエハ4を一枚取り出す。なお、この時予めウ
エハ載置台17によってウエハキャリア18が上下動
し、所定の半導体ウエハ4が搬送アーム5の高さに応じ
た所定高さ位置になるよう設定される。
【0024】次に、搬送アーム5を収縮および回転させ
ることによって、図3に示すように半導体ウエハ4をロ
ードロック室内に収容し、ゲートバルブ12を閉じる。
【0025】この後、搬送アーム5を上昇させ、図1に
示すように半導体ウエハ4を凹部7内に収容し、搬送ア
ーム5とOリング8とを当接させて半導体ウエハ4を凹
部7内に気密な状態で隔離する。そして、排気配管2に
よってロードロック室1内の排気を行うとともに、小空
間用排気配管9によって凹部7内の小空間から排気を行
って、ロードロック室1内および小空間内を所定の真空
度、例えば10-5〜10-6Torrに設定する。この時、いわゆ
るスロー排気は行わず、急速に排気を行う。このため、
ロードロック室1内のパーティクルが舞い上がるが、半
導体ウエハ4は凹部7内に隔離されているため、このパ
ーティクルが半導体ウエハ4に付着することはなく、か
つ、急速に排気を行うため、スロー排気を行う場合に較
べて排気時間は大幅に短縮することができる。なお、急
速排気に伴って舞い上がったパーティクルは真空度の上
昇にともなって、ロードロック室1の底部に落下する。
【0026】このようにして、ある程度ロードロック室
1内の真空度が上昇し、舞い上がったパーティクルが底
部に落下した状態で搬送アーム5を下降させ、図4に示
すようにゲートバルブ11を開けて、予め所定の真空度
に設定されている真空処理室15内に搬送アーム5で半
導体ウエハ4を搬入し、ウエハ載置台19上に半導体ウ
エハ4を載置する。
【0027】しかる後、搬送アーム5を収縮させ、ゲー
トバルブ11を閉じ、真空処理室15内で半導体ウエハ
4に上述したような所定の処理を施す。
【0028】なお、一般に真空処理室15には、2 つの
ロードロック室1を設け、一方を半導体ウエハ4を真空
処理室15に搬入するための搬入用、他方を搬出用に用
いてスループット向上を図ることが多い。このように、
ロードロック室1が2 つ設けられている場合は、上記操
作の後、同様な操作を繰り返して次の半導体ウエハ4の
搬入のための準備を行う。また、ロードロック室1が一
つだけの場合は、真空処理室15内での処理が終了する
まで待機し、処理が終了した半導体ウエハ4を上記動作
と逆の動作により搬出し、この後、次の半導体ウエハ4
の搬入動作を行う。
【0029】どちらの場合でも、真空処理室15内での
処理が終了した半導体ウエハ4を搬出する際は、真空処
理室15からロードロック室1内に取り出した半導体ウ
エハ4を、図1に示すように凹部7内に気密な状態で隔
離し、この状態で気体導入配管2および小空間用気体導
入配管10から、ロードロック室1および凹部7内に所
定の清浄化された気体、例えば窒素ガスを導入し、常圧
に戻す。この時もいわゆるスローベントは行わない。こ
のため、ロードロック室1内のパーティクルが舞い上が
るが、半導体ウエハ4は凹部7内に隔離されているた
め、このパーティクルが半導体ウエハ4に付着すること
はない。また、ベントに要する時間はスローベントを行
う場合に較べて大幅に短縮することができる。
【0030】このように、本実施例では、ロードロック
室1の排気および気体導入時に、半導体ウエハ4をロー
ドロック室1の上部に設けた凹部7内に気密な状態で隔
離し、この状態で排気および気体導入を行うので、気体
の流れによってロードロック室1内に舞い上がったパー
ティクルが半導体ウエハに付着することを防止すること
ができる。このため、パーティクルの付着による不良発
生を防止することができ、歩留まりの向上を図ることが
できる。また、排気および気体導入を急速に行うことが
できるので、これらに要する時間を短縮することがで
き、スループットの向上を図ることができる。
【0031】さらに、半導体ウエハ4を隔離するための
小空間がロードロック室1の上部に設けられているの
で、僅かに上昇させるだけで半導体ウエハ4を隔離する
ことができ、迅速に隔離することができるとともに、機
械的な動きを最小限としパーティクルの発生を抑制する
ことができる。
【0032】なお、上記実施例では、ロードロック室1
内に半導体ウエハ4を搬送するための搬送アーム5を設
けた場合について説明したが、外部16および真空処理
室15に搬送機構を設け、ロードロック室1内に半導体
ウエハ4を載置するためのウエハステージを設けて、ロ
ードロック室1内には搬送機構を配置しない場合があ
る。このような場合は、ロードロック室1内のウエハス
テージを上下動可能とすれば、上述した実施例と同様な
半導体ウエハ4の隔離を行うことができ、同様な効果を
得ることができる。また、被処理物は、半導体ウエハに
限らず、例えば液晶表示器用のガラス基板等に処理を施
す装置等に対しても同様に適用することができる。ま
た、半導体ウエハ4を隔離するための小空間を形成する
機構は、上記凹部7、Oリング8等に限らず適宜変更す
ることができる。
【0033】本発明の真空処理装置は、真空処理物を収
容し、減圧雰囲気下で被処理物に所定の処理を施す真空
処理装置、例えばエッチング装置、アッシング装置、イ
オン注入装置、スパッタ装置、減圧CVD装置等に利用
することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の真空処理装
置によれば、ロードロック室からの真空排気およびロー
ドロック室への気体導入を行う際に舞い上がったパーテ
ィクルが被処理物に付着することを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の真空処理装置の構成を示す
図。
【図2】本発明の一実施例の真空処理装置の動作を説明
するための図。
【図3】本発明の一実施例の真空処理装置の動作を説明
するための図。
【図4】本発明の一実施例の真空処理装置の動作を説明
するための図。
【図5】従来の真空処理装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1 ロードロック室 2 排気配管 3 気体導入配管 4 半導体ウエハ 5 搬送アーム 6 シャフト 7 凹部 8 Oリング 9 小空間用排気配管 10 小空間用気体導入配管 11,12 ゲートバルブ 13,14 搬入・搬出口 15 真空処理室 16 外部 17 ウエハキャリア載置台 18 ウエハキャリア 19 ウエハ載置台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/203 S 8422−4M 21/265

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物に所定の処理を施す真空処理室
    と、内部を真空排気可能に構成された予備真空室とを備
    え、この予備真空室を介して、前記被処理物を前記真空
    処理室内に搬入、搬出するよう構成された真空処理装置
    において、 前記予備真空室内に、気密に閉塞可能な小空間を設け、
    該予備真空室からの真空排気および該予備真空室への気
    体導入を行う際に、前記被処理物をこの小空間内に一時
    的に退避させるよう構成したことを特徴とする真空処理
    装置。
  2. 【請求項2】 被処理物に所定の処理を施す真空処理室
    と、内部を真空排気可能に構成された予備真空室とを備
    え、この予備真空室を介して、前記被処理物を前記真空
    処理室内に搬入、搬出するよう構成された真空処理装置
    において、 前記予備真空室内の上部に、気密に閉塞可能な小空間を
    設け、該予備真空室からの真空排気および該予備真空室
    への気体導入を行う際に、前記被処理物を上昇させてこ
    の小空間内に一時的に退避させるよう構成したことを特
    徴とする真空処理装置。
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