JPH0514384A - データ伝送方式 - Google Patents

データ伝送方式

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JPH0514384A
JPH0514384A JP15903091A JP15903091A JPH0514384A JP H0514384 A JPH0514384 A JP H0514384A JP 15903091 A JP15903091 A JP 15903091A JP 15903091 A JP15903091 A JP 15903091A JP H0514384 A JPH0514384 A JP H0514384A
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JP
Japan
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transmission
data
terminal
port
transmission line
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JP15903091A
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Mitsuo Imai
光雄 今井
Fumiki Sone
文樹 曽根
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワーク内のデータ伝送が頻繁になった
時においても、ネットワークの伝送容量が低下しない伝
送方式を可能とする。 【構成】 複数の端末ノード12a〜12fと1台の分
岐装置11とが送信用伝送路13、受信用伝送路14に
よりスター型接続されている。各端末ノード12a〜1
2fは、送信フレーム中のデータに先行してこのデータ
の符号形式とは異なる端末コードを送信し、この端末コ
ードを分岐装置11を介して全ての端末ノード12a〜
12fに受信させる。そして、この受信された端末コー
ドを検証して自身の送信の可否を判定し、この判定の結
果が送信可ならば送信を続行し、不可の場合は直ちに送
信を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ伝送方式に係り、
特に論理的にはバス型で物理的にはスター型をしたネッ
トワークの伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バス型をしたネットワークはIEEE等
により国際標準化が進められており、その代表的なもの
として、IEEE802.3 (CSMA/ CD方式) が
ある。この方式は、各端末 (ノード) が1本の同軸ケー
ブルを使用してデータを送信しようとする時、ネットワ
ークの状態をモニタし、既になにもデータが送信されて
いなければ自局データを送信する方式である。いま、仮
に全く同時に2つのノードがデータを送信しようとする
と、データの衝突が発生し、この場合は決められたアル
ゴリズムによりそれぞれ再送することになっている。更
に、最近では、このCSMA/ CDを使ったLANのオ
フィス内配線を改善する目的で、論理的には上述と全く
同様の動作をするものの物理的配線においてはスター状
に配線した10BASE−Tと呼ばれる規格が使われよ
うとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなCSMA/
CDの場合、一度衝突が発生すると、かなりの待ち時間
が必要となり、衝突した時間と合わせ多くの時間が無駄
となってしまう。その結果、ネットワークで許される伝
送スピードの全てを有効に利用できなくなり、殊にデー
タが頻繁に送信されている場合は、衝突回数が増し、実
質の伝送容量が約半分のスピードである5Mb/ s位ま
で低下してしまう。
【0004】本発明の目的は、前述した従来技術の欠点
を解決し、ネットワーク内のデータ伝送が頻繁になった
時においても、ネットワークの伝送容量が低下しない新
たなデータ伝送方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の端末ノードと1台の分岐装置との間
を送信用伝送路、受信用伝送路を用いてスター型接続を
行い、各端末ノードは受信用伝送路にデータキャリアが
検出されない時に送信用伝送路にデータを送信し、分岐
装置はある入力ポートからデータを受信するとデータを
全出力ポートに分配し受信用伝送路を用いて一斉に送出
するデータ伝送方式において、各端末ノードにおいて
は、データに先行してデータの符号形式とは異なる端末
コードを送信し、分岐装置を介して受信された端末コー
ドを検証することにより自身の送信の可否を判定し、送
信可ならば送信を続行し、不可の場合は直ちに送信を停
止するものである。ここで端末コードは、最大端末数だ
けのビット数を含み、且つその1ビットの送出時間が、
データ伝送速度に関係なく最大伝送路長に対する伝搬遅
延時間の4倍を超えることが望ましい。
【0006】また、複数の端末ノードと1台のマルチポ
ートレピータとの間を送信用伝送路、受信用伝送路を用
いてスター型接続を行い、各端末ノードは受信用伝送路
にデータキャリアが検出されない時に送信用伝送路にデ
ータを送信するデータ伝送方式において、マルチポート
レピータにおいては、ある入力ポートからデータキャリ
アを受信すると一定の遅延時間を経てから改めて全入力
ポートをモニタし、その全ポートの中から予め決められ
た優先順位に従い送信中の1ポートを選出して、そのポ
ートのデータのみを全出力ポートを介して受信用伝送路
に一斉に送出し、端末ノードにおいては、受信されたフ
レームの送信元アドレスを検証することにより自身の送
信の可否を判定するものである。ここで、マルチポート
レピータにおける遅延時間は、最大伝送路長に対する伝
搬遅延時間の2倍以上であることが望ましい。
【0007】
【作用】複数の端末ノードと1台の分岐装置とをスター
型接続したネットワークでは、各端末ノードからのデー
タが分岐装置によって無条件にすべての端末ノードに送
信される。そのため、各端末ノードからデータに先行し
て端末コードを送信させることにより、複数の端末ノー
ドがほぼ同時に送信を開始したとき、これらノードから
の端末コードが衝突し、その論理和がすべての端末ノー
ドで受信される。従って、それぞれの端末ノードでは、
受信された端末コードを検証することにより自身の送信
の可否を判定でき、その判定の結果が送信可ならば送信
を続行し、不可ならば直ちに送信を停止することで、送
信衝突時でも1台の端末ノードからのデータのみは継続
して送信できる。このとき、端末コードに最大端末数だ
けのビット数を含ませ、その1ビットの送出時間を最大
伝送路長に対する伝搬遅延時間の4倍を超えるように設
定すれば、各端末ノードと分岐装置との間の伝送路長が
異なるときでも、各端末ノードで受信されるビットの重
なりを減らし、端末コードを正確に読み取ることが可能
となる。
【0008】また、複数の端末ノードと1台のマルチポ
ートレピータとをスター型接続したネットワークでは、
マルチポートレピータにより中継されたデータのみが端
末ノードに送られる。そのため、このマルチポートレピ
ータにおいて、ある入力ポートにデータが到着するとそ
れから一定時間待って改めて全入力ポートをモニタし、
その中から予め決められた優先順位に従い送信中の1ポ
ートのみを選出し、そのポートのデータを全ての受信用
伝送路に中継することにより、複数の端末ノードからの
データが、前記待ち時間内に到着した場合、優先順位の
高いポートに到着したデータのみは中継することができ
る。このマルチポートレピータを用いた場合、各端末ノ
ードにおいては、受信されたフレームの送信元アドレス
を検証することで自身の送信の可否を判定でき、正しく
データ伝送を行うことができる。ここで、マルチポート
レピータにおける遅延時間を、最大伝送路長に対する伝
搬遅延時間の2倍以上に設定すれば、各端末ノードとレ
ピータとの間の伝送路長差が最大であるときでも、これ
ら端末ノードが同時に送信開始されたと判断して中継す
ることができ、伝送路長の違いによる不公平を解消する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図を用いて
説明する。
【0010】図1には、本発明が適用されるバス型ネッ
トワークの構成例を示す。このネットワークは、中央の
分岐装置11と複数の端末ノード12a,12b…と
を、送信用伝送路13および受信用伝送路14を用いて
スター型接続した構造をもつ。ここでは、伝送路13,
14に光ファイバを用い、分岐装置11にはスターカッ
プラを用いるものとする。また、端末ノード12a,1
2b…は6台あるものとし、それぞれが伝送路13,1
4によりスターカップラ11の入力ポート、出力ポート
各1つと接続されている。
【0011】各端末ノード12a〜12fでは、受信用
伝送路14を一定時間にわたってモニタし、データキャ
リアが検出されない時に、伝送フレームを送信する。こ
こでは図2に示すように、送信すべきデータ17に先行
して、まず端末コード15を送信する。端末コード15
は、予めシステムで決められた最大端末数だけのビット
数 (ここでは6ビット) を含み、各端末ノード12a〜
12fに1ビットずつ割り当てている。また端末コード
15は、通常のデータ伝送符号(例えばバイフェーズ符
号)と異なるNRZ符号で記述される。なお、図2の1
6,18はそれぞれデータ17の始めと終わりを示すデ
リミタである。
【0012】複数の端末ノード12a〜12fがほぼ同
時に送信を開始すると、これらノード12a〜12f
は、端末コード15中の自局に割り当てられたビット1
5a〜15fを“1” (光信号をオン状態) にし、他を
“0” (光信号をオフ状態) にして送信を開始する。各
端末ノード12a〜12fのスターカップラ11との伝
送距離が等しいときは、これらノード12a〜12fか
らの端末コード15がスターカップラ11にて衝突し、
その論理和がスターカップラ11の出力ポートに分配さ
れて全端末ノード12a〜12fに送られる。
【0013】各端末ノード12a〜12fでは、スター
カップラ11を介して受信された端末コードを、予め決
められた優先順位に従って検証し、自局の送信の可否を
判定する。そして、この判定の結果が送信可ならば送信
を続行し、不可の場合はその後の送信を停止する。
【0014】今、端末ノード12aと12cがほぼ同時
に送信を開始した場合、端末ノード12aは、最初に送
りだすビット15aのみを“1”とし他のビットを
“0”とした端末コード15を送信する。一方、端末ノ
ード12cは、3番目のビット15cを“1”とし他を
“0”として送信する。これにより端末ノード12a,
12cには、同じ端末コード“101000”が受信さ
れる。ここで、より早く受信されたビットに相当する端
末ノード12a〜12fほどプライオリティが高いとす
ると、端末ノード12aでは送信が続行され、端末ノー
ド12cでは直ちに送信が停止される。
【0015】このように各端末ノード12a〜12fで
は、データ17に先行して端末コード15を送信し、ス
ターカップラ11を経て受信された端末コードを検証し
て自局の送信の継続・停止を決定することにより、複数
の端末ノード12a〜12fが同時に送信を開始した場
合でも、プライオリティの高い1台の端末ノード12a
〜12fのみはそのままデータ17を送信できる。従っ
て、従来のように衝突発生から再送までの時間を無駄に
してしまうことなく、ネットワークを有効活用すること
ができる。
【0016】なお、上記ネットワークでは、各端末ノー
ド12a〜12fのスターカップラ11との伝送距離が
等しい場合について説明したが、これらの伝送距離が異
なるときは、ノード12a〜12fからの端末コード1
5が互いにずれて重畳されてしまう。この場合、端末コ
ード15の1ビット送出時間T (図2) を、データ伝送
速度とは無関係に、最大伝送路長における伝搬遅延時間
の4倍を超えるように設定する。すなわち、端末ノード
12a〜12fとスターカップラ11間の最大伝送路長
をlMAX [m] とすると、ファイバ中の伝搬速度は1/
5 [m/ nsec]であるため、1ビット長Tは次式を満足
するものとする。
【0017】
【数1】
【0018】いま仮に、lMAX = 100 [m] のとき、T
=2 [μsec]となる。ここでは、T= 2.5 [μsec]に設
定すると、端末ノード12aとスターカップラ11まで
の距離が 100 [m] であり、端末ノード12bとスター
カップラ11までの距離が0[m] のときでも、各ノー
ド12a,12bで受信される端末コードのビットは4
0%しか重ならない。従って、たとえ各端末ノード12
a〜12fで伝送距離が異なるときでも、各ビット15
a〜15fをその中央で読み取るようにすれば、端末コ
ードを正確に検証することが可能となる。しかも、端末
コード15の送信時間はなんらデータ伝送速度に関係な
く決定されるため、データ伝送速度が極めて高いときで
も、端末コード15の判別は可能である。このような方
式と採らなかった場合には、1ビットの送出時間Tが
2.5 (μsec)であることから、データ伝送速度は 400kb/
sまでしか適用できなくなり、高速伝送が不可能となっ
てしまう。
【0019】次に、他のネットワーク構成に適用したデ
ータ伝送方式について説明する。
【0020】このネットワークは、図3に示すように、
マルチポートレピータ(ハブ) 31と複数の端末ノード
32a〜32cとを、送信用伝送路33および受信用伝
送路34を用いてスター型に配線したものである。
【0021】端末ノード32a〜32cは、受信用伝送
路34を一定時間にわたってモニタし、データキャリア
が検出されないと、図5に示す伝送フレーム51を送信
する。これに対して、マルチポートレピータ31では、
先着優先制御部35によりすべての入力ポートをモニタ
し、あるポートにフレームが到着すると、その時点から
一定時間待って改めて全入力ポートをモニタする。その
結果、他の入力ポートにもフレーム到着が認められない
ときは、スイッチ37a〜37cのいずれかをオンに
し、既に到着しているフレームを中継する。また、他の
入力ポートにフレーム到着が認められると、どのポート
のフレームを通過させるかの判定をし、その結果に基づ
くフレームのみを中継する。こうして中継されたフレー
ムは、増幅器36を介して受信用伝送路34に一斉に送
出され、全ての端末ノード32a〜32cに送信され
る。
【0022】一方、送信した各ノード32a〜32cに
おいては、受信用伝送路34を介して受信されたフレー
ム中の送信元アドレスSA (図5) をモニタし、自局ア
ドレスと比較する。これらアドレスが一致していれば、
送信が成功したとみなし、一致していなければ(他局の
アドレスであれば)、競合が発生して自局データがマル
チポートレピータ31内で廃棄されたとみなし、適切な
再送手順に入る。
【0023】図4は、先着優先制御部35周辺の具体的
構成を示したものである。マルチポートレピータ31の
各入力ポートに到着したフレームはキャリア検出回路4
1a〜41cで検出され、その検出信号がラッチ回路4
3a〜43cでラッチされる。キャリア検出回路41a
〜41cからの検出信号は、論理和回路42を介して疑
似キャリア送信回路44および遅延回路45にも送られ
る。疑似キャリア送信回路44は、最初にデータが検出
された時点で、キャリアのみを結合器46を介して送出
する。また、遅延回路45は、予めシステムで決められ
た最大伝送路長の2倍相当分の伝搬時間だけ信号遅延す
る。たとえば、伝送路33,34が光ファイバであり、
その最大伝送路長が50mであると、おおよそ 500 nse
c だけの遅延時間となる。遅延回路45で遅延された信
号は、その後優先判定回路47に入力される。優先判定
回路47は、遅延回路45からの信号により、ラッチ回
路43a〜43cをモニタし、伝送選択信号48をスイ
ッチ37a〜37cに出力する。
【0024】いま仮に、端末ノード32aからフレーム
が送信されると、そのフレームの先頭がキャリア検出回
路41aにて検出される。この検出信号はラッチ回路4
3aでラッチされる一方、疑似キャリア送信回路44に
送られて、そこでキャリアのみをすべての端末ノード3
2a〜32bに送信する。キャリア検出回路41aから
の検出信号は、また遅延回路45にも入力され、そこで
最大伝送路長の2倍相当分の伝搬時間だけ遅延される。
この遅延時間内に別の端末ノード32bからのフレーム
も到着すると、それがキャリア検出回路41bにより検
出され、その検出信号がラッチ回路43bでラッチされ
る。こうして2つのラッチ回路43a,43bがラッチ
状態になり、優先判定回路47により端末ノード32
a,32bが同等に送信を開始したと判断される。そし
て、これら端末ノード32a,32bのうち、プライオ
リティが高い方のノード32a,32bからのフレーム
が中継される。ここで、端末ノード32aよりも端末ノ
ード32bの方が、よりプライオリティが高いとする
と、スイッチ37bのみがオンにされ、ノード32bか
らのフレームが受信用伝送路34側に再送信される。
【0025】このようにして、複数の端末ノード32a
〜32cが同時に送信を開始しても、マルチポートレピ
ータ31により1台の端末ノード32a〜32cの内の
1つのデータのみは中継することができる。しかも、マ
ルチポートレピータ31では、最初のフレームが到着し
てから一定の遅延時間だけ待って、その後どのポートの
フレームを通過させるかを判定し、その結果に基づくフ
レームだけを中継することにより、ノード32a〜32
cとレピータ31間の伝送路長に差異があっても、各ノ
ード32a〜32c間でデータ中継に不公平を生じるこ
とはない。すなわち、先着のフレームを中継するだけで
は、レピータ31とノード32a〜32c間の距離に差
異があると、レピータ31までの伝送時間に差が生じ、
距離の長い方が著しく不利となってしまう。これに対し
て、本レピータ31では、伝送路長が異なっていても、
予め決められたプライオリティに従い、1のフレームだ
けは中継されるため、より平等に送信権を獲得させるこ
とができる。
【0026】ここで、端末ノード32aとマルチポート
レピータ31との距離が0 [m] 、端末ノード32bと
マルチポートレピータ31との距離が50 [m] (最大
伝送路長) であるときに、つぎの3つのケースについて
検証してみる。なお、伝送路は光ファイバとする。
【0027】(1)端末ノード32a,32bが同時に送
信を開始したとき この場合、ノード32bからのデータは、ノード32a
よりも伝送路長の差分250 nsec だけ遅れてレピータ3
1に到着するが、遅延回路45の遅延時間 500nsec以下
のため同時に到着したとみなされる。
【0028】(2)端末ノード32aが時間τ(τ= (50
mの伝搬遅延時間) =250nsec )だけノード32bより
も早く送信を開始したとき この場合は、ノード32bからのデータはノード32a
よりも 500 nsec だけ遅れて到着するが、遅延回路45
により同時に到着したとみなされる。
【0029】(3)ノード32bが時間τだけノード32
aよりも早く送信を開始したとき この場合は、ノード32bからのデータとノード32a
からのデータはほぼ同時にレピータ31に到着する。
【0030】従って、上記 (1),(2),(3)いずれの場合
も、同時に到着したとみなされ、伝送路長に関係なく、
各端末ノード32a〜32cを平等に扱える。
【0031】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば次の如く優
れた効果を発揮する。
【0032】(1) 請求項1では、データに先行して端
末コードを送信し、分岐装置を介して受信された端末コ
ードを検証した結果により送信を継続あるいは中断させ
たので、衝突時でもプライオリティの高い1台の端末ノ
ードのみは送信を中断することなく続行できる。従っ
て、ネットワークの使用効率を大幅に向上でき、ネット
ワーク内でデータ伝送が頻繁に行われている時でも、伝
送容量の極端な低下を抑えることができる。
【0033】(2) 請求項2では、端末コードの1ビッ
ト送出時間を、データ伝送速度と無関係に最大伝送路長
に対する伝搬遅延時間の4倍を超えるようにしたので、
各端末ノードと分岐装置間の伝送路長に差異があって
も、端末コードを正確に判別することができる。
【0034】(3) 請求項3では、伝送路長によるデー
タ伝送遅延分だけ、マルチポートレピータで待って、そ
の後どのポートのデータを通過させるかを判定したの
で、伝送路長に差異があっても、平等に送信権を獲得さ
せることができる。
【0035】(4) 請求項4では、マルチポートレピー
タでの遅延時間を最大伝送路長に対する伝搬遅延時間の
2倍以上としたので、極端にノードとマルチポートレピ
ータ間の伝送路長に差があっても、この差に基づく不公
平を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バス型ネットワークの一例を示す構成図であ
る。
【図2】図1のネットワークで使用される伝送フレーム
の構成を示す図である。
【図3】他のバス型ネットワークを示す構成図ある。
【図4】図3のネットワークにおける先着優先制御部の
構成を示す図である。
【図5】図3のネットワークで使用される伝送フレーム
の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 分岐装置 12a〜12f 端末ノード 13 送信用伝送路 14 受信用伝送路 15 端末コード 16 スタートデリミタ 17 データ 18 エンドデリミタ 31 マルチポートレピータ 32a〜32c 端末ノード 33 送信用伝送路 34 受信用伝送路 35 先着優先制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末ノードと1台の分岐装置との
    間を送信用伝送路、受信用伝送路を用いてスター型接続
    を行い、各端末ノードは、受信用伝送路にデータキャリ
    アが検出されない時に送信用伝送路にデータを送信し、
    分岐装置は、ある入力ポートからデータを受信すると該
    データを全出力ポートに分配し受信用伝送路を用いて一
    斉に送出するデータ伝送方式において、各端末ノードに
    おいては、データに先行して該データの符号形式とは異
    なる端末コードを送信し、分岐装置を介して受信された
    端末コードを検証することにより自身の送信の可否を判
    定し、送信可ならば送信を続行し、不可の場合は直ちに
    送信を停止することを特徴とするデータ伝送方式。
  2. 【請求項2】 前記端末コードは、設定する最大端末ノ
    ード数だけのビット数を含み、且つその1ビットの送出
    時間は、データの伝送速度に関係なく、最大伝送路長に
    対する伝搬遅延時間の4倍を超えることを特徴とする請
    求項1記載のデータ伝送方式。
  3. 【請求項3】 複数の端末ノードと1台のマルチポート
    レピータとの間を送信用伝送路、受信用伝送路を用いて
    スター型接続を行い、各端末ノードは、受信用伝送路に
    データキャリアが検出されない時に送信用伝送路にデー
    タを送信するデータ伝送方式において、マルチポートレ
    ピータにおいては、ある入力ポートからデータキャリア
    を受信すると一定の遅延時間を経てから改めて全入力ポ
    ートをモニタし、その全ポートの中から予め決められた
    優先順位に従い送信中の1ポートを選出して、そのポー
    トのデータのみを全出力ポートを介して受信用伝送路に
    一斉に送出し、端末ノードにおいては、受信されたフレ
    ームの送信元アドレスを検証することにより自身の送信
    の可否を判定することを特徴とするデータ伝送方式。
  4. 【請求項4】 前記マルチポートレピータにおける遅延
    時間は、最大伝送路長に対する伝搬遅延時間の2倍以上
    であることを特徴とする請求項3記載のデータ伝送方
    式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004028738A3 (de) * 2002-09-27 2004-05-27 Fronius Int Gmbh Brenner mit zwei drahtzuführungsvorrichtungen für ein schweissgerät, und schweissverfahren mit einem solchen brenner
JP2012231409A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 光通信システム及び接続装置

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