JPH05135837A - 配線付電気分配システム及びそのための導体支持部材並びにその結合機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面実装可能な電力および通信分配システ
ム、全長に沿って接続することにより電力供給能力を有
する表面実装可能な電力分配システム、および隣接する
電力分配ストリップ間における隙間の変化に対応できる
電力分配ストリップを提供すること。 【構成】 電気エネルギーを分配するために壁のような
表面に沿って配線し、かつ、固定されるタイプの配線付
電気分配システムであって、実質的に同一で比較的硬い
カプラ２１によって接続した種々の長さを有する比較的
硬い導体支持部材１１ないし１６を含み、各導体支持部
材１１ないし１６は、その全長に沿ってほぼ均一な断面
積の細長いチャンネルを有し、このチャンネルはその長
手方向に少なくとも２つの独立した配線路に仕切られて
おり、一方に電力搬送用導体を収容し、他方に通信配線
を収容する一方、第１部材および第２部材によりそれぞ
れ閉じられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ユーザが構成できる電
力分配システムに関する。

【０００２】特に、本発明は、プラグ接続できる硬い複
数の導体支持部と、コンセントと、カプラ部とからな
り、このカプラ部は導体支持またはバス部を固定された
後に保護カバーに沿って仕切り，壁または他の表面に固
定し、かつ、接続できるものである。

【０００３】

【従来技術と発明が解決しようとする課題】配線付電力
分配システムは、仕切りの上方又は下方に沿う配線路内
を走行する電力および／または通信配線を備えた事務所
用仕切りや類似のモジュールの造作のために簡単なもの
から複雑に配線したシステムに広がる。

【０００４】例えば、米国特許２１９２８９９号，２２
３４７４５号および３３０８４１６号は、普通の基板ト
リムに似ている連続する比較的硬い２つの導電性電気コ
ンセントのストリップを教示する。

【０００５】前記米国特許２１９２８９９号は普通のプ
ラグを差し込むために特別なコンセントアダプタを必要
とし、一方、他の２つの特許装置は普通のプラグを直接
差し込むことを考慮している。

【０００６】米国特許２２５０５１３号および２９７９
６８６号もまた普通の基板トリムと似ている連続する比
較的硬い２つの導電性電気コンセントのストリップを示
しているが、プラグのない場所で接続するのに役立つ２
つのコンセントのストリップを一緒に接続するために硬
い接続要素を含んでいる。

【０００７】米国特許２９５２８２９号は一連の接続可
能で硬いスティクのいくつかを明らかにしており、この
スティクのいくつかはその長手方向に沿って一連の独立
したコンセントを有している。

【０００８】この配置は実質的に連続する硬い延長コー
ドである。

【０００９】硬い部材に沿う類似する別個のコンセント
の配置、しかし、可とう性接続用ジャンパ線を備えた配
置が米国特許４０５６２９７号に示されている。

【００１０】この配置においては、ストリップが移動可
能な仕切りの下方縁部に沿って固定されている。

【００１１】移動可能な仕切りに設けた一連の硬い導体
支持ストリップが米国特許４０４３６２６号に示されて
いる。

【００１２】この配置では、前記ストリップが硬いジャ
ンパ線で接続されているとともに、通常のコンセントボ
ックスはストリップに沿う選択した場所に特別な目的の
コンセントを介して接続されている。

【００１３】特別な目的のコンセントを介して選択した
場所で硬いストリップ内の導体に接続する普通のコンセ
ントボックスに関する概念もまた米国特許４２７８８３
４号および４７７５３２８号に示されている。

【００１４】これらの配置において、硬いストリップは
移動可能な仕切りの下方部近傍に配置され、かつ、可と
う性ジャンパ線によって接続されている。

【００１５】これらの特許以前のものは、接続がいつで
も同じ単一な回路であり、一方、以後のものは、いくつ
かの異なる回路の一つを選んで接続できるように配慮し
てある。

【００１６】米国特許４６８８８６９号は、略平行な複
数の導電性バーを有する硬いトラック要素を教示してお
り、前記導電性バーは、普通のコンセントボックスの導
電性ブレード（選択した対のバー間のそれぞれ）はもち
ろん、導電性バーに沿うほとんどすべての場所で他のモ
ジュールを受け入れるためのものである。

【００１７】可とう性ジャンパー線は隣接する前記トラ
ック要素の間を接続する。

【００１８】幾分か類似する概念が米国特許３２４８５
７６号に示されている。

【００１９】最近紹介されたシステムは２つの導電性の
とぎれない比較的硬いアウトレットストリップを有して
おり、このアウトレットストリップは、通信配線のため
に独立したチャンネルを有している普通の基板トリムに
似ており、そして、連続するストリップに沿うどこにで
も所定の位置でツイストするコンセントを受け入れられ
るように形成されている。

【００２０】通信を利用できる場所はコンセントから独
立しており、そして、２つの別個の前カバー部がストリ
ップの通信および電力部の上方に別々に位置決めされ
る。

【００２１】前記システムのうち、２１９２８９９号，
２２３４７４５号，２２５０５１３号，２９５２８２９
号，２９７９６８６号，３３０８４１６号および最近紹
介されたシステムだけが表面実装であり、一方、残りが
パネルの直下または内部に配置される。

【００２２】これらの表面実装システムは、それぞれ簡
単な２つの導体システムに限定されている。

【００２３】これらのシステムでは通信用回路を提供す
るものがない。

【００２４】ストリップの全長に沿って実質的に連続す
るコンセント場所とする他に何かを設けるこれらのシス
テムの一つだけが（特許２９５２８２９号）、ストリッ
プ自身の全体部分を形成する被覆されたコンセント配置
を完全に利用している。

【００２５】いいかえれば、この硬い延長コードを除い
たすべてがこれらの長手方向に沿ってほぼ均一な断面形
状を有する。

【００２６】これらの表面実装した電力分配システムの
うち、特許２１９２８９９号だけが普通の室内プラグを
備えた電力搬送用導体に接続するために中間部材または
アダプターを利用している。

【００２７】他の表面実装システムのすべては、電力搬
送用導体を備えたストリップや接触子内に直接的にプラ
グのようなものを受け入れる。

【００２８】すべての表面実装システムにおいて、電力
搬送用導体のアクセスは、プラグのまたによって接続す
る一方、前記導体を部分的に覆うために固定される。

【００２９】いいかえれば、これらの表面実装システム
のすべてのアクセスは固定されており、そして、例え
ば、回路の接続に準備するように改善できず、さらに、
電力搬送用導体に不注意で接触することからより安全度
を高くするように修正することもできない。

【００３０】これらの表面実装システムのいずれもが電
力ストリップの両端以外で電力を受け入れることができ
ない。

【００３１】これらの表面実装システムのいずれも、装
飾目的または通信配線だけのために電力搬送能力のない
空白またはダミーセクションを示唆していない。

【００３２】本発明の好ましい実施例は、不可欠な通信
およびデータルーティグチャンネルを備えた２回路の電
力分配網を一緒に表面実装したプラグである。

【００３３】現代の事務環境に適した理想的な見えない
実装手段を備えた低い側面が特色である。

【００３４】表面設備は、現存する壁または壁システム
を交換しないことを必要とし、そして、通常配線以上に
時間を著しく節約する壁建設と別個に成し遂げられる。

【００３５】入力を除き、すべての電力接続は構成部材
を相互に差し込んで行われる。

【００３６】入力装置の外形は変わらず、そして、ラン
の端部またはランのどこにでも供給するのに利用でき
る。

【００３７】また、これらは、接続箱に壁を通じて供給
するための管路ウィップを据え付けた工場にも供給され
る。

【００３８】装置のシステム補充は頂上に通信の一定の
方位を備えた隣接する壁や壁のどこにでも経路を許す。

【００３９】書き入れていない装置は、審美的な目的だ
けのためにランの使用部分の一手段を設けている。

【００４０】すべての器具は、選択した器具に関係なく
システムセンターライン法で特定する経路を許容する共
通な巾寸法を有する。

【００４１】導体支持部材（バススティク）はいかなる
システムレイアウトにも対応するためにあつらえた長さ
は勿論、種々の規格寸法のものが提供される。

【００４２】内部結合孔は、どんなスタッド配置にも適
合できるようにシステムの端から端まで０.５インチの
ピッチで設けてある。

【００４３】さらに、唯一の区別できない伸縮自在なス
ティクがコーナー間または装置とコーナーとの間の接続
を調整するために３インチの余裕を与える。

【００４４】通信経路チャンネルは完全に電力セクショ
ンと独立であり、前記チャンネルから導体を取り出す必
要性をなくしたドロップイン設計を特色とする。

【００４５】一本の同軸データケーブルと数本のシング
ルペア電話線のために充分なスペースが設けられてい
る。

【００４６】電力コンセント本体の上方に位置するスラ
イドカバーは、壁から入口点を被覆し、かつ、取り外し
できる手段を設けてある。

【００４７】電話ジャックや標準的なＢＮＣ装置に適合
する様々なカバーは勿論、カスタムカバーも可能であ
る。

【００４８】本発明のいくつかの目的の中では、ひかえ
目にみて、改善した表面実装電力分配システムの提供、
表面に実装できる電力および通信分配システムの提供、
全長に沿って電力のために接続できる能力を有する表面
に実装可能な電力分配システムの提供、および、その隣
接する電力分配ストリップ間における隙間の変化に対応
できる硬い（非可とう性）電力分配ストリップの提供が
注目に値する。

【００４９】一般に、電気エネルギーを分配するため壁
に沿って配線し、かつ、固定されるタイプの配線付電気
的分配システムは、両端に固定した同一の第一コネクタ
を備えた複数の比較的硬い導体支持部材を有している。

【００５０】実質的に同一で比較的硬い複数のカプラ
が、複数対の導体支持部材間を接続する。

【００５１】前記カプラは、その両端に同一の第２コネ
クタを有しており、各第２コネクタは、比較的硬い導体
支持部材の対応する第１コネクタに結合するようにして
ある。

【００５２】少なくとも一つ（そして、しばしばそれ以
上）の比較的硬い付加的カプラがあり、この付加的カプ
ラは複数の実質的に同一のカプラと同じでなく、にもか
かわらず、前記カプラは、前述した対の導体支持部材間
を接続するために両端に固定した同一の第２コネクタを
有している。

【００５３】１つの付加的カプラは、それに電力を供給
するために普通のプラグを受け入れられるように電気コ
ンセント手段を有している。

【００５４】他の付加的カプラもまた、相互に略垂直方
向に伸びている対の導体支持部材間を接続する。

【００５５】本発明の一態様において、配線付電気分配
部材は壁に沿って伸びるように形成されているととも
に、複数個の比較的硬い導体支持部材を有しており、各
支持部材は、その全長に沿ってほぼ均一な断面積の細長
いチャンネルで構成してある。

【００５６】前記チャンネルは、その長手方向に少なく
とも２つの独立した配線路に仕切られており、一方に電
力搬送用導体を収容し、他方に通信配線を収容する。

【００５７】細長いチャンネルは、壁に固定されるよう
にした第１部と、この第１部のためのカバーとを有し、
前記第１部は前記カバーとで電力搬送用導線配線路を囲
むとともに、少なくとも通信配線用配線路の一部を形成
する。

【００５８】概して、細長いチャンネルは３本の接続可
能な部材から形成されており、その第１部材を壁に固定
されるようにし、第２部材を、電力搬送用導線配線路を
囲み、かつ、壁と共に通信配線用配線路の一部を形成す
る前記第１部材に上方から係止するようにし、そして、
第３部材を、所定の位置に配線した後に通信配線用配線
路を閉じるようにすることにより、既に囲んだ配線路か
ら取り出すよりもかなり簡単に配線できる。

【００５９】

【実施例】添付図面の各図において、対応する参照符号
は対応する部材を示す。

【００６０】図１に示す配線付分配部材は、電気エネル
ギーを分配するために移動可能なあるいは固定した壁、
または、他の構造に沿って伸設する典型例である。

【００６１】この配線付分配部材は、１１，１２，１
３，１４，１５および１６で示す複数の比較的硬い導体
支持部材を含み、各部材は、図３および図４において最
もよく示すように、１７および１９で示す同一の第１コ
ネクタを有しており、このコネクタは導体支持部材の両
端に固定されている。

【００６２】２１で示される実質的に同一の複数の比較
的硬いカプラは両端に固定した同一の第２コネクタ（図
４の２３）を有しており、そして、この第２コネクタ
は、図４で示された方法で、それぞれ対応する第１コネ
クタに結合するようにしてあり、このため、２１で示さ
れる各カプラは１５，１６で示される対の導体支持部材
間を相互に接続できる。

【００６３】カプラ２１と異なり、２５，２７で示され
る比較的硬い付加的カプラがある（完成したシステムで
は複数の実質的に同一のカプラ２１を含む。）。

【００６４】これらの付加的カプラは両端に固定した２
３で示されるコネクタと同様に同一の第２コネクタを有
しており、前述したように、各第２コネクタは、対の導
体支持部材の間、例えば、図１における１３と１４との
間を相互に接続するため、１７で示される対応する第１
コネクタに結合するようにしてある。

【００６５】２５，２７で示される付加的カプラは、２
９，３１および３３ような電気コンセントを含むことに
よって２１のような単なるカプラと異なり、前記電気コ
ンセント２９，３１および３３は接続される電気器具ま
たは電気装置に電力を供給するために普通プラグを受け
入れる。

【００６６】また、これらのカプラは、必要とあれば、
３０，３２で示される通信用接続部をも有していてもよ
い。

【００６７】２１または２５のいずれとも異なるより一
層比較的硬いカプラ３５は、直角に隣接する縁部に固定
した２３で示される第２コネクタを有しており、この第
２コネクタもまたそれぞれ、相互に略垂直方向に伸びて
いる１１，１２で示される対の導体支持部材間を接続す
るため、対応する第１コネクタに結合するように形成さ
れている。

【００６８】また、カプラ３５，２５または２１のいず
れとも異なる少なくとも一つ以上の比較的硬いカプラ３
７もまた、両端および直角に隣接する縁部に固定した２
３で示される第２コネクタを有している。

【００６９】この付加的カプラ、本来はＴ字形のカプラ
は、相互に略垂直方向に伸びている１３，１２で示され
る対の導体支持部材間を接続すると同様に、相互に略平
行で同一方向に伸びている１３，１６で示される同一直
線上で対となる導体支持部材間を接続する。

【００７０】セクション１３からの通信線が電力線の前
方を通過し、その後カプラ１２の左側を昇って再びセク
ション１１の上方に位置する３８の突出部に注意してほ
しい。

【００７１】１１で示される比較的硬い各導体支持部材
は、図２からよくわかるように、その全長に沿って（タ
ーミナルを除く）ほぼ均一な断面積を有する細長いチャ
ンネルで構成されている。

【００７２】前記チャンネルは、その長手方向に２つの
独立した空間部または配線路３９，４１に仕切られ、配
線路３９が電力搬送用導体４３，４５，４７，４９およ
び５１を収容する一方、配線路４１が通信線を収容し、
かつ、個々の部材の長さ一杯に配線してある。

【００７３】例えば、ライン４３，４５は、２つの独立
した回路のための２本のホットラインであってもよく、
ライン５１，４９のそれぞれはそれらのニュートラルで
あってもよく、ライン４７は共通あるいは共有のグラン
ドであってもよい。

【００７４】通信配線は、５３，５５で示される２本の
リード線からなる電話線を含んでいると同様に、コンピ
ュータネットワーク等のようなデータ通信のために１本
以上の同軸線５７を含んでいてもよい。

【００７５】前記細長いチャンネルは、３本の細長い接
続可能な部材５９，６１および６３から構成されてお
り、部材６１および６３は典型的な押し出し成形した合
成樹脂部材であり、部材５９は成形した金属製ベースで
ある。

【００７６】その上方の金属製カバー８７は、不注意に
よる電気ショックを防止するために付加的な安全装置と
して付け加えられてもよい。

【００７７】第１部材またはストリップ５９は図５の６
５，６７で示される一連の孔を有しており、孔６５，６
７は壁にストリップ５９をネジ止めする際に６９で示さ
れるネジを挿通できる。

【００７８】第２ストリップ６１は、壁の表面７５，通
信配線用空間部４１の一部とともに、電力搬送用導体空
間部３９を囲み、かつ、形成するように、所定の位置に
支持するノッチ９１，８９を介して第１ストリップに上
方から係止する。

【００７９】カバー又はキャップ６３を正しい位置に保
持し、かつ、通信配線用空間部を閉じるべく、９３に係
合するノッチおよびタブで正しい位置に第３部材または
トップキャップ６３が係止される前に、通信配線を正し
い位置に簡単に行うことができる。

【００８０】比較的硬い導体支持部材１１ないし１６は
それぞれの長さは異なるが、他の点においては実質的に
同一である。

【００８１】１１ないし１６で示される種々の長さの部
材を選択することに加え、特別な長さに対応するには、
図５ないし図８において示した導体支持部材によって達
成でき、この支持部材は、ここまで論述してきた比較的
硬い導体支持部材のいずれとも異なる。

【００８２】この上方の比較的硬い導体支持部材もまた
両端に固定した１７で示される第１コネクタを有してい
るが、この部材は隣接する比較的硬いカプラの間におけ
る隙間の変化を補うために長さ方向に伸縮して出し入れ
可能である。

【００８３】図２，３および４における５１で示される
通常の絶縁したワイヤ５１に沿って、図５の伸縮するセ
クションの導体は、これらのスライドする接触子の間に
おいて良好な電気的接続を維持するために弾性ワイパー
８１，８４で対の接触子７７，７９にそれぞれスライド
結合している。

【００８４】７７で示される接触子や８１で示されるワ
イパーは好ましい一本の端子の一部である。

【００８５】この調整可能なセクションは、合成樹脂が
露出する上方部９７と下方部９９とを有している。

【００８６】端子７９は４３等で示される通常の絶縁し
た導体に９５で結線されている。

【００８７】図２における端子７７も外方に伸びる導体
の一端部に同様に結線されている。

【００８８】図４と図５とを比較することにより、突部
８３と、その上方に横たわるタブ８５の内部係合とによ
って２つのセクションが接続されていることがわかるで
あろう。

【００８９】図５における突部８３の上下の線は合成樹
脂部材の端部に形成された溝であり（部材１５の両端は
同様な溝を有しており、そして、結合する溝は２１で示
される合成樹脂部材に結合するように形成されてい
る。）、前記端部は、図４の２３で示される熱い導体２
３に偶発的に接触するのを防止するのに役立つものであ
る。

【００９０】これらは、共通安全規格品である４分の１
インチプローブの挿入を防止する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明にかかる表面実装した電力分配システ
ムの一実施例を示す部分正面図である。

【図２】 図１の２−２線断面図である。

【図３】 電力線を備えた比較的硬い導体支持部材の一
つを示すコネクタ部の平面図である。

【図４】 導体支持部材のコネクタとカプラとの間の接
続を示す図３の横断面図である。

【図５】 伸縮自在に作られた導体支持部材の抜粋した
使用方法を示す正面図である。

【図６】 伸縮自在に作られた導体支持部材の抜粋した
使用方法を示す横断面図である。

【図７】 伸縮自在に作られた導体支持部材の抜粋した
使用方法を示す縦断面図である。

【図８】 伸縮自在に作られた導体支持部材の抜粋した
使用方法を示す縦断面図である。

【符号の説明】

１１〜１６…導体支持部材、１７，１９…第１コネク
タ、２３…第２コネクタ、２１，２５，２７，３５，３
７…カプラ、２９，３１，３３…電気コンセント、３
０，３２…通信用接続部、３９…電力搬送用導体空間部
（配線路）、４１…通信配線用空間部（配線路）、５９
…第１部材、６１…第２部材、６３…第３部材、７５…
表面、７７，７９…接触子、８１，８４…弾性ワイパ
ー。

Claims (26)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電気エネルギーを分配するために壁に沿
   って配線し、かつ、それに固定するようにしてなる配線
   付電気分配システムにおいて、 両端に固定された同一の第１コネクタを有し、それぞれ
   全長に沿ってほぼ均一な断面積の細長いチャンネルを有
   し、該チャンネルがその長手方向に少なくとも２つの独
   立した空間部に仕切られ、その一方に電力搬送用導体を
   収容し、他方に通信配線を収容するようにしてなる比較
   的硬い複数の導体支持部材と、 両端に固定された同一の第２コネクタを有し、該第２コ
   ネクタをそれぞれ対応する第１コネクタに結合すること
   によって、対の導体支持部材間を相互に接続する実質的
   に同一の比較的硬い複数のカプラと、 前記実質的に同一の複数のカプラと異なり、そして、両
   端に固定された同一の第２コネクタを有し、該第２コネ
   クタをそれぞれ対応する第１コネクタに結合することに
   よって、対の導体支持部材間を相互に接続し、かつ、電
   力を供給するために普通のプラグを受け入れる電気コン
   セント手段を有している少なくとも１つの比較的硬い付
   加的カプラと、 からなることを特徴とする配線付電気分配システム。
2. 【請求項２】 前記少なくとも一つの比較的硬い付加的
   カプラと異なり、かつ、実質的に同一の複数のカプラと
   も異なる少なくとも一つのより硬いカプラを有し、該カ
   プラが、直角に隣接する縁部に固定した同一の第２コネ
   クタを有し、各第２コネクタを対応する第１コネクタに
   結合することにより、付加的カプラで、相互に略垂直方
   向に伸びる対の導体支持部材間を接続しうるようにして
   なることを特徴とする請求項１の配線付電気分配システ
   ム。
3. 【請求項３】 前述のより比較的硬いカプラと異なり、
   少なくとも一つの比較的硬い付加的カプラとも異なり、
   および、複数の実質的に同一のカプラとも異なる少なく
   とも一つ以上の比較的硬いカプラを有し、該カプラが、
   直角に隣接する縁部に固定した同一の第２コネクタを有
   し、各第２コネクタを対応する第１コネクタに結合する
   ことにより、付加的カプラで、相互に略平行に伸びる対
   の導体支持部材間を接続しうるとともに、相互に略垂直
   方向に伸びる対の導体支持部材間を接続しうることを特
   徴とする請求項２の配線付電気分配システム。
4. 【請求項４】 細長いチャンネルが３つの接続可能な部
   材から構成され、その第１部材を壁に固定するように
   し、その第２部材を、電力搬送用導体空間部を囲み、か
   つ、通信配線用空間部の一部を形成する前記第１部材に
   上方から係止するようにし、および、その第３部材で通
   信配線用空間部を閉じるようにしたことを特徴とする請
   求項１の配線付電気分配システム。
5. 【請求項５】 比較的硬い複数の導体支持部材は種々の
   長さであり、そしてさらに、その両端に固定された同一
   の第１コネクタを有し、かつ、隣接する比較的硬いカプ
   ラ間における継ぎ目の変化を補うために長手方向に伸縮
   できるより比較的硬い導体支持部材からなることを特徴
   とする請求項１の配線付電気分配システム。
6. 【請求項６】 電気エネルギーを分配するために表面に
   沿って配線し、かつ、固定されるようにした配線付電気
   分配システムにおいて、 両端に固定された同一の第１コネクタを有する比較的硬
   い複数の導体支持部材と、 両端に固定された同一の第２コネクタを有し、この第２
   コネクタをそれぞれ対応する第１コネクタに結合するこ
   とによって、対の導体支持部材間を相互に接続する実質
   的に同一の比較的硬い複数のカプラと、 全長に沿ってほぼ均一な断面積を有する細長いチャンネ
   ルからなり、このチャンネルがその長手方向に少なくと
   も２つの独立した配線路に仕切られ、一方に電力搬送用
   導体を収容し、他方に通信配線を収容するようにしてな
   る比較的硬い複数の導体支持部材のそれぞれと、 からなることを特徴とする配線付電気分配システム。
7. 【請求項７】 細長いチャンネルは３つの接続可能な部
   材からなり、その第１部材を表面に固定されるように
   し、その第２部材を、電力搬送用導体配線路を囲み、か
   つ、通信配線用配線路の一部を形成する前記第１部材に
   上方から係止するようにし、および、第３部材で通信配
   線用配線路を閉じるようにしたこと特徴とする請求項６
   の配線付電気分配システム。
8. 【請求項８】 複数の比較的硬い導体支持部材のそれぞ
   れが押し出し成形した３つの合成樹脂製チャンネル部か
   らなることを特徴とする請求項６の配線付電気分配シス
   テム。
9. 【請求項９】 電気エネルギーを分配するために表面に
   沿って配線し、かつ、それに固定するようにしてなる配
   線付電気分配システムにおいて、 比較的硬い複数の導体支持部材のそれぞれが、その全長
   に沿ってほぼ均一な断面積を有する細長いチャンネルか
   らなり、このチャンネルがその長手方向に少なくとも２
   つの独立した配線路に仕切られ、その一方に電力搬送用
   導体を収容し、他方に通信配線を収容するようにし、さ
   らに、前記チャンネルが、表面に固定するようにした第
   １部材と、電力搬送用導体配線路を囲み、かつ、通信配
   線用配線路の一部を形成する前記第１部材に上方から係
   止するようにした第２部材と、通信配線路を閉じるよう
   にした第３部材とを含む３つの接続可能な部材からなる
   ことを特徴とする導体支持部材。
10. 【請求項１０】 第１部材が、表面に確保されるように
    したベースと、このベースに電力搬送用導体を確保する
    ためのカバーとを有することを特徴とする請求項９の導
    体支持部材。
11. 【請求項１１】 前記ベースと前記カバーとが協同して
    電力搬送用導体配線路を独立した空間部に仕切ることを
    特徴とする請求項１０の導体支持部材。
12. 【請求項１２】 前記ベースと前記カバーとが金属で形
    成されているとともに、第２，第３部材が合成樹脂材で
    形成されていることを特徴とする請求項１０の導体支持
    部材。
13. 【請求項１３】 第１部材が表面に確保されるようにし
    たベースを有し、かつ、第２部材が電力搬送用配線路を
    囲むために前記ベースに上方から係止するように形成さ
    れていることを特徴とする請求項９の導体支持部材。
14. 【請求項１４】 第２部材が、通信配線用配線路の一部
    を明確にするためにベースの方に伸びるほぼ平滑な前壁
    部を有することを特徴とする請求項１３の導体支持部
    材。
15. 【請求項１５】 第３部材が、通信配線用配線路を囲む
    ために第２部材の所定の位置に係止するように形成した
    トップキャップを有していることを特徴とする請求項１
    ４の導体支持部材。
16. 【請求項１６】 さらに、隣接する装置に電力搬送用導
    体を電気的に接続できるように導体支持部材の両端に各
    電力搬送用導体に結合したコネクタを設けたことを特徴
    とする請求項９の導体支持部材。
17. 【請求項１７】 電気エネルギーを分配するために表面
    に沿って配線し、かつ、それに固定するようにしてなる
    配線付電気分配システムで使用するための導体支持部材
    において、 電力搬送用導体を収容するために前述の表面に結合した
    第１セクションと、 電力搬送用導体配線路を形成する第１セクションを囲む
    ために第１セクションに結合するとともに、さらに、前
    記電力搬送用導体配線路に隣接する通信配線用配線路の
    一部をも形成する第２セクションと、 通信配線路を囲むために第２セクションに結合した第３
    セクションと、 からなることを特徴とする導体支持部材。
18. 【請求項１８】 第１セクションが、表面に確保される
    ようにしたベースと、このベースに電力搬送用導体を確
    保するためのカバーとを有していることを特徴とする請
    求項１７の導体支持部材。
19. 【請求項１９】 前記ベースとカバーとが協同して電力
    搬送用導体配線路を少なくとも２つの独立した空間部に
    仕切ることを特徴とする請求項１８の導体支持部材。
20. 【請求項２０】 前記ベースと前記カバーとが金属で形
    成されているとともに、第２，第３セクションが合成樹
    脂材で形成されていることを特徴とする請求項１８の導
    体支持部材。
21. 【請求項２１】 第１セクションが表面に確保されるよ
    うにしたベースを有するとともに、第２セクションが電
    力搬送用配線路を囲むために前記ベースに上方から係止
    するように形成されていることを特徴とする請求項１７
    の導体支持部材。
22. 【請求項２２】 第２セクションが、通信配線用配線路
    の一部を明確にするためにベースの方に伸びるほぼ平坦
    な前壁部を有することを特徴とする請求項２１の導体支
    持部材。
23. 【請求項２３】 第３セクションが、通信配線用配線路
    を囲むために第２セクションの所定の位置に係止するよ
    うに形成されたトップキャップを有していることを特徴
    とする請求項２２の導体支持部材。
24. 【請求項２４】 さらに、隣接する装置に電力搬送用導
    体を電気的接続できるようにするために導体支持部材の
    両端に各電力搬送用導体に結合したコネクタを設けたこ
    とを特徴とする請求項１７の導体支持部材。
25. 【請求項２５】 別々に配置した第１および第２電気導
    体を合わせて結合し、電気エネルギーを分配するために
    表面に沿って配線し、かつ、固定されるようにした配線
    付電気分配システムにおいて使用するように形成される
    結合機構において、 その表面に形成した第１導電性セクション、および、こ
    の第１導電性セクションに結合した第１接触子を有する
    一般用第１平面部材と、 第１導電性セクションを第１電気導体に結合させるため
    の手段と、 その表面に形成した第２導電性セクション、および、こ
    の第２導電性セクションに結合した第２接触子を有する
    一般用第２平面部材と、 第２導電性セクションを第２電気導体に結合させるため
    の手段と、 第１および第２導電部を相互に電気的接続するために第
    １接触子が第２導電性セクションに係合し、かつ、第２
    接触子が第１導電部に係合し、これらによって、第１お
    よび第２電気導体の間における隙間の変化を補うように
    するため、第１導電セクションに結合した第１電気導体
    から第２導電セクションに結合した第２電気導体までの
    間に伸縮可能な電気経路を設けることにより、一般用第
    １および第２平面部材を相互にスライド可能に結合する
    ための手段と、 からなることを特徴とする結合機構。
26. 【請求項２６】 第１，第２接触子が、第１，第２導電
    性セクションにそれぞれ予め付勢した力で係合する弾性
    ワイパー接触子を有していることを特徴とする請求項２
    ５の結合機構。