JPH0513494U - 玩具における目構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 集光プラスチックによって目部材を形成する
ことで、該目部材に外部光線があたることによりその端
面が光るようにする。 【構成】 頭部を構成する部材１の表面には目孔２が、
裏面には該目孔２に連通する嵌合凹部３が形成される。
そして、該嵌合凹部３に嵌合される目部材４を集光プラ
スチックで形成し且つ該目部材４は少なくともその端面
の一部が上記目孔２に挿嵌されるとともに、上記部材１
の表面から露出されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は外部光線を受けることによって目を光らせることができる玩具におけ る目構造に関する。

【０００２】

【従来技術】

ロボット、恐竜等の玩具は目が光ることによって、リアル感が得られることは 言うまでもない。そこで、従来、玩具の目を光らせるための構造としては、例え ば電球、光りファイバ−等を目に設けたものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、玩具の目に電球、光りファイバ−を設けたものは構造が複雑に なり高価にならざるをえない、小型の玩具に適用するには不向きである等の難点 があり、この点の解決が望まれていた。

【０００４】 本考案は上記の観点に鑑みてなされたものであって、特に、簡単な構造によっ て目を光らせることができる玩具における目構造を提案することをその目的とす る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための手段として、本考案に係る玩具における目構造は、 下記要件を備えることを特徴とする。 （イ）玩具の頭部を構成する部材の表面には目孔が形成されるとともに、裏面に は該目孔に連通する嵌合凹部が形成されていること （ロ）上記嵌合凹部に嵌合される目部材を集光プラスチックによって形成したこ と （ハ）上記目部材は少なくともその端面の一部が上記目孔に挿嵌され且つ頭部を 構成する上記部材の表面より露出すること

【０００６】

【考案の作用、効果】

上記構成のように、本考案に係る玩具における目構造によれば、頭部を構成す る部材の嵌合凹部に集光プラスチックによって形成した目部材を嵌合するととも に、該目部材の端面の一部を目孔に挿嵌させ表面から露出させる。そして、上記 頭部の嵌合凹部に嵌合された目部材に外部光線があたることにより、上記目孔に 挿嵌された目部材の端部を光らせることができる。これによって、リアル感が得 られて面白い。

【０００７】 また、構造が簡単で煩雑になるようなこともないから、小型の玩具における目 の構造に使用するのにも最適である

【０００８】

【実施例】

以下、図面によって本考案の実施態様の一例について説明する。

【０００９】 図２及び図３において、符号１はロボット玩具の頭部を構成する部材であって 、該部材１の表面には三角形状の目孔２、２が形成されるとともに、裏面には該 目孔２、２に連通する嵌合凹部３が形成されている。

【００１０】 次に、ロボット玩具の頭部を構成する上記部材１の裏面に形成された嵌合凹部 ３に嵌合される目部材４は集光プラスチックの薄板によって形成されている。す なわち、上記目部材４は中空で一側面が開口された外観がサイコロ状を有する上 記薄板からなる部位４ａと該部位４ａの上部に配設された上面が平坦状の上記薄 板から成る部位４ｂと該部位４ｂの上部に配設された空胴で外観が略台形状を有 する上記薄板から成る部位４ｃとから構成されている。

【００１１】 上記目部材４を構成する部位４ｂの先端面の中央から基部方向にかけてスリッ ト５が形成されるとともに、該スリット５の両側に位置する上記部位４ｂの先端 面には目６、６が形成されている。そして、該目６、６の断面形状は上記目孔２ 、２の形状に即するように三角形状に形成されている。これによって、目６、６ を目孔２、２に確実に挿嵌できる。また、上記目６、６は上記部材１の表面から 露出されている。

【００１２】 集光プラスチックは棒状、薄板状等のものがあり、外部の光りを受けることに よって特に端面が顕著に発光するものである。そして、集光プラスチックまたは 蛍光プラスチックの名称で市販されている。

【００１３】 上記構成の玩具における目構造によれば、ロボット玩具の頭部を構成する部材 １の裏面に形成された嵌合凹部３に目部材４を嵌合する。このときに、目部材４ を構成する部位４ｂの先端面に形成された目６、６は上記部材１の目孔２、２に 挿嵌される。これによって、部材１に目部材４、４を取着することができる。

【００１４】 上述のように玩具における目構造は、頭部を構成する部材１の嵌合凹部３に集 光プラスチックによって形成された目部材４、４を嵌合したものであるから、こ れによって、上記目部材２、２に外部光線があたることにより上記部材１の目孔 ２、２に挿嵌されている目６、６を光らせることができ、リアル感が得られる。 また、構造が簡単であるから小型の玩具における目の構造に適用することができ る。

【００１５】 なお、実施例においては、部材１はロボット頭部を構成しているが、これに限 定されず、例えば人形、動物等の頭部を構成しても良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る玩具における目構造が適用された
ロボット頭部の斜視図である。

【図２】図１の分解斜視図である。

【図３】図２を裏側から見た状態の説明図である。

【符号の説明】

１ 頭部を構成する部材 ２ 目孔 ３ 嵌合凹部 ４ 目部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記要件を備えることを特徴とする玩具
   における目構造。 （イ）玩具の頭部を構成する部材の表面には目孔が形成
   されるとともに、裏面には該目孔に連通する嵌合凹部が
   形成されていること （ロ）上記嵌合凹部に嵌合される目部材を集光プラスチ
   ックによって形成したこと （ハ）上記目部材は少なくともその端面の一部が上記目
   孔に挿嵌され且つ頭部を構成する上記部材の表面より露
   出すること