JPH05134008A - 半導体テスタのパタン発生器 - Google Patents

半導体テスタのパタン発生器

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JPH05134008A
JPH05134008A JP3265072A JP26507291A JPH05134008A JP H05134008 A JPH05134008 A JP H05134008A JP 3265072 A JP3265072 A JP 3265072A JP 26507291 A JP26507291 A JP 26507291A JP H05134008 A JPH05134008 A JP H05134008A
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JP
Japan
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pattern
tester
test result
circuit
data
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JP3265072A
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English (en)
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Hanburi Buraun Maaku
ハンブリ ブラウン マーク
Xavier A Flinois
フリノワ ザビエ
Jennings Patrick
ジエニングス パトリツク
Takashi Kimura
隆 木村
Naoaki Narumi
直明 鳴海
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BERISHISU Inc
VERISYS Inc
Original Assignee
BERISHISU Inc
VERISYS Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ピン毎のアルゴリズミックなパタン発生と
テスト結果の格納を少ないハード量で各ピン毎に実現さ
せることができる半導体テスタのパタン発生器。 【構成】 テスタパタンの記憶回路PMと、そのテスタ
パタンに基づいてテスタ用波形を発生する波形生成回路
FMと、テスタパタン記憶回路にアドレスを供給するパ
タン発生制御回路PCと、DUTからの2値信号とテス
タパタンで記述された期待パタンとを比較する比較回路
FAと、その比較結果を記憶するテスト結果記憶回路T
Mとを具え、命令データとパタンデータとを共通に記憶
回路PMに格納し、テスト結果格納時にはテスタパタン
記憶回路PMにもテスト結果を格納し、テスタパタン出
力時にはテスト結果記憶回路TMにも命令データを格納
するようにパタン発生制御回路PCによってアドレス発
生を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーピンアーキテクチ
ャと呼ばれる構成の半導体テスタにおいて、一連の格納
パタンデータから何層にも組み込まれたループ、特定パ
タンの繰り返し発生等複雑な分岐を必要とするアルゴリ
ズミックなパタンの発生を各ピン毎で独立して実現する
ために、実際に発生される長大なパタンを各ピン毎に少
ないデータ量で効率良く格納し、各ピン毎に演算を少な
いハード規模で実現できる半導体テストのパタン発生器
に関するものである。
【0002】さらにまた、本発明は、単純な連続パタン
の発生とは異なり、アルゴリズミックな長大パタンの発
生を必要とするテストにおいても、テスト結果の必要最
小限の情報を各ピン毎に格納することのできるハード規
模の少ない半導体テスタのパタン発生器に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】上述した種類の半導体テスタは、たとえ
ば、米国特許第4,517,661号“Program
mable Chip Tester Having
Plural Pin Unit Buffers W
hich Each Store Sufficien
t Test Data For Independe
nt Operations By Each Pin
Unit”またはC.W.Rodriguez an
d D.E.Hoffman,“The Develo
pment of Ultra−High¥Frequ
ency VLSI Test System”,IB
M J.DEVELOP.Vol 34,p−260−
275に開示されている。
【0004】この種のパーピンアーキテクチャと呼ばれ
る構成の従来テスタにおいて用いられるアルゴリズミッ
クなパタン発生器については、各ピン毎に演算器と膨大
な記憶領域が要求されるため、実現することが困難であ
った。
【0005】唯一のアルゴリズミックなパタン発生器と
して、3つのカウンタを各ピン毎に設け、これによって
3重のループのパタン発生を各ピン毎で実現する提案が
上記2つの文献においてなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、3重のループ
以外の複雑な分岐(ジャンプ:Jump,条件ジャン
プ:Conditional Jump,サブルーチン
コール:Call/Return)は実現できない。さ
らに、アルゴリズミックなパタン発生は、比較的少ない
パタンデータから長大なパタンを発生するが、この場合
に、対象テストデバイスから受信した波形が期待通りで
あるか否かの比較結果の格納に対しての解決策は、見当
たらなかった。
【0007】その第一の理由は、長大なパタンの発生と
同程度の容量のテスト結果格納領域が各ピン毎に必要と
なるからである。
【0008】第二の理由は、1テストサイクル内波形の
種類を定義するために、複数のビットが必要であり、所
定の長さのパタンデータを各ピン毎に記憶するために
は、そのビット分だけの記憶回路(メモリ)を各ピン毎
に設けなくてはならず、それだけでハード規模が膨大に
なるからである。
【0009】第三の理由は、対象テストデバイスから受
信した波形が期待通りであるか否かの比較をするのに
は、テストパタンの発生機構は必須であり、受信信号か
らテスト結果を連続して判定し、その結果を格納するた
めには発生テストパタンの記憶領域にさらに加えて、テ
スト結果の記憶領域を各ピンごとに設けることが要求さ
れ、その結果、一層、ハード規模が膨大になるからであ
る。
【0010】第四の理由は、複雑な分岐(ジャンプ:J
ump,条件ジャンプ:Conditional Ju
mp,サブルーチンコール:Call/Return)
を実行させるアルゴリズミックなパタン発生のために
は、上記記憶領域に加えて、演算のための一連の命令デ
ータを記憶する記憶領域が、各ピン毎に追加されなけれ
ばならず、これがため、ハード規模がさらに一層膨大に
なるからである。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記4つの主な
理由を克服して、各ピン毎のアルゴリズミックなパタン
発生とテスト結果の格納を少ないハード量で各ピン毎に
実現させることができる半導体テスタのパタン発生器を
提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、アルゴリズミックな
パタン発生を必要としない、すなわち単純な連続パタン
の発生には不要となる、アルゴリズミックなパタン発生
に必要な専用の命令記憶領域と、アルゴリズミックなパ
タン発生にのみ必要となる余分なテスト結果情報の格納
領域とを有効に使用するように工夫し、以て、パーキン
アーキテクチャと呼ばれる構成の半導体テスタの最大の
問題を解決した半導体テスタのパタン発生器を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、予めテスタパタンを記憶
し、それを連続して発生し、テスト対象の半導体デバイ
スから発生される信号を受信し、テスタパタンの中に予
め記述されたパタンと比較しこれを格納する半導体テス
タのパタン発生器であって、発生波形および期待される
受信波形を記述したパタンデータを格納するテスタパタ
ン記憶回路と、該テスタパタン記憶回路の次段に接続さ
れ、前記パタンデータに基づいて複数の種類の波形を発
生する波形生成回路と、前記パタンデータを連続して取
り出すために、前記テスタパタン記憶回路へ連続してア
ドレスを供給するパタン発生制御回路と、前記テスト対
象の半導体デバイスから連続して発生される信号に基づ
いて得られた2値信号を受信し、その連続して受信した
2値信号と前記テスタパタンで記述された期待パタンと
を比較するパタン比較回路と、その比較結果を記憶する
テスト結果記憶回路と、前記テスト結果記憶回路のアド
レスを発生するテスト結果格納制御回路とを具え、前記
パタン発生制御回路により前記パタン記憶装置に格納さ
れている一連の波形の種類を記述したパタンデータが格
納されているパタン記憶装置のアドレスを演算により求
め、その演算の手順をプログラムした命令データをテス
タパタン発生の際に読み出し演算しながら連続してテス
タパタンを発生するアルゴリズミックパタン発生を実行
し、前記演算の手順を記述した一連の命令の命令データ
と前記パタンデータとを前記テスタパタン記憶回路に格
納し、前記演算の手順を記述した一連の命令の命令デー
タを前記パタン発生制御回路に取り込み、当該パタン発
生制御回路によって前記テスタパタン記憶回路および前
記テスト結果記憶回路を制御して、テスト結果を格納す
るときには前記テスタパタン記憶回路にもテスト結果を
格納し、テスタパタンを出力するときには前記テスト結
果記憶回路にも命令データを格納するようにしたことを
特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、前記命令データを
表1および表2の15種類の制御命令を組合せて構成す
ることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、前記パタン発生制
御回路は、複数のアップカウンタ、複数のダウンカウン
タ、および前記複数のアップカウンタおよび前記複数の
ダウンカウンタの値を一時記憶させるための複数のレジ
スタを具え、前記複数のアップカウンタ、前記複数のダ
ウンカウンタおよび前記複数のレジスタを専用のバスで
接続したことを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、前記テスト結果格
納制御回路は、テスト実行の全サイクルにわたって、各
サイクル毎にそのテスト回数を計数するサイクルカウン
タと、期待パタンとの比較結果で、期待パタンと異なる
ことが検出されたときに前記テスト結果記憶回路のアド
レスを1つずつ増加させる結果記憶アドレスカウンタと
を具えたことを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、前記テスト結果記
憶回路において、前記テスト結果格納制御回路における
前記結果記憶アドレスカウンタで指定されたアドレスに
前記サイクルカウンタのカウント値、および該カウント
値に対応する受信データと期待パタンとの比較結果のデ
ータを前記結果記憶アドレスカウンタで指定されたアド
レスに格納させるようにしたことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明は、命令データとパタンデータとを共通
の記憶回路に格納し、テスト結果を格納するときにはテ
スタパタン記憶回路にもテスト結果を格納し、テスタパ
タンを出力するときにはテスト結果記憶回路にも命令デ
ータを格納するようにパタン発生制御回路によってその
アドレスカウンタを介してこれら記憶回路をアドレス制
御するようにしたので、各ピン毎のアルゴリズミックな
パタン発生とテスト結果の格納を少ないハード量で各ピ
ン毎に実現させることができ、以て、パーピンアーキテ
クチャの半導体テスタの難点を、ハード(回路)規模の
大幅な増大なく実現できる。
【0019】しかも、本発明によれば、アルゴリズミッ
クなパタン発生を必要としない、すなわち単純な連続パ
タンの発生には不要となる、アルゴリズミックなパタン
発生に必要な専用の命令記憶領域と、アルゴリズミック
なパタン発生にのみ必要となる余分なテスト結果情報の
格納領域とを有効に使用することができるので、記憶領
域についても、たとえば、図10および図11に示した
ように、各ピン毎に少ないメモリ容量で、単純な連続パ
タンの発生および演算用の命令データの記憶場所を必要
とするアルゴリズミックなパタンの発生のいずれにも柔
軟に対応できる。
【0020】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0021】まず、本発明の一実施例として、各ピン毎
に具える基本的なパタン発生器の一実施例を図1に示
す。PMは発生波形および期待される受信波形を記述し
たパタンデータを格納するテスタパタン記憶回路、FM
は記憶回路PMの次段に接続され、前記パタンデータに
基づいて複数の種類の波形を発生する波形生成回路、P
Cは前記パタンデータを連続して取り出すために、記憶
回路PMへ連続してアドレスを発生供給するパタン発生
制御回路である。
【0022】ここで、テスト対象の半導体デバイス、す
なわちDUTからの信号は、アナログコンパレータを経
て、1,0の2値信号、すなわち1ビット信号に変換さ
れて、パタン比較回路FAに入力される。このパタン比
較回路FAは、かかる2値信号を受信し、その連続して
受信した2値信号と前記テスタパタンで記述された期待
パタンとを比較する。TMはその比較結果を記憶するテ
スト結果記憶回路、TCはこの記憶回路TMのアドレス
を発生するテスト結果格納制御回路である。
【0023】ここで、テスタパタン記憶回路PMはすべ
てテスト結果記憶回路TMとして用いること(後述する
図10の上側部分)ができる。テスト結果記憶回路TM
は命令データ記憶回路IMとして用いること(後述する
図10の下側部分)ができる。
【0024】半導体テスタのパタン発生器は、以上の各
種回路を具えて、予めテスタパタンを記憶し、それを連
続して発生し、テスト対象の半導体デバイスから発生さ
れる信号を受信し、テスタパタンの中に予め記述された
パタンと比較しこれを格納する。波形生成回路FMから
はテスタパタン出力が得られ、DUTを駆動するドライ
バ回路に供給される。
【0025】アルゴリズミックなパタン発生を実現する
パタン発生制御回路PCの一実施例を図2に示す。ここ
で、ISRは、テスタパタン記憶回路PMをすべて命令
データ記憶回路IMとして用いたときに、その命令デー
タをとってきて格納する命令データフェッチレンジス
タ、DWC1,DWC2,DWC3はダウンカウンタ、
UPC1,UPC2,UPC3はアップカウンタ、RE
G1,REG2はデータ一時記憶レジスタ、ADCはテ
スタパタン記憶回路PMに対するアドレス発生用アップ
カウンタ、BUSはダウンカウンタDWC1,DWC
2,DWC3、アップカウンタUPC1,UPC2,U
PC3、レジスタREG1,REG2およびアップカウ
ンタADCを接続するデータバスである。DECは命令
デコーダであって、命令データフェッチレジスタISR
に取り込まれた命令の解読を行う。DETはダウンカウ
ンタDWC1あるいはDWC2のカウント終了を検出す
る検出器である。命令データ記憶回路IMから命令デー
タデータフェッチレジスタISRに取り込まれた命令コ
ードに従って、データバスBUSを介して各カウンタお
よびレジスタ間のデータの転送を行う。
【0026】図1に示したパタン発生器および図2に示
したパタン発生制御回路PCは、次のようなパタンデー
タおよび命令の定義と構造を前提として構成される。1
つのパタンデータを3ビットで定義した場合を例にとっ
て、図1のテスタパタン記憶回路PMを4つのメモリブ
ロックPM1〜PM4で構成する場合のデータの定義を
図3に示す。これら4種の各メモリブロックPM1〜P
M4から同時に4組の16ビット(=1ワード)のデー
タがパタン制御回路PCに出力される。
【0027】図3において、D1はアルゴリズミックな
パタン発生での命令語(制御命令)である。D2はアル
ゴリズミックなパタン発生の場合にはオペランド(命令
に付随する“指定アドレス番地”等の数値)を定義し、
およびアルゴリズミックなパタン発生をしない単純なパ
タンの連続発生の場合には、パタンデータと定義する。
D3およびD4は残りの2ビットのパタンデータを与え
るデータである。
【0028】本実施例で定義する命令の種類を表1およ
び表2に示す。
【0029】図1および図2に示したパタン発生器の動
作の具体例を図4〜図7に示す。
【0030】図4〜図7において、FCKは基本動作ク
ロックを示し、ACは図2のアドレスカウンタADCの
出力を示している。Memory outは、ADC出
力ACがメモリPM/IMに入力された後、実際にこの
メモリから読み出されたデータを示し、パタン発生制御
回路PCに入力されるタイミングを記述したものであ
る。
【0031】MMC Latchは、パタン発生制御回
路PC内でパタン記憶回路PMからのデータを一端保持
(ラッチ)するラッチ回路におけるラッチされるタイミ
ングを記述したものである。
【0032】Counter(i)は、図2のカウンタ
DWC(i)もしくはUPC(i)を示している。
【0033】CEおよびLBは、それぞれカウントイネ
ーブル信号およびロードイネーブル信号を示し、制御命
令の解読結果より、表1と表2および図8に示すフロー
チャートで規定した所定の動作に関わる制御信号であ
る。カウントイネーブル信号は、カウンタ類の“1”加
算もしくは“1”減算を行う制御信号であり、ロードイ
ネーブル信号は、指定のカウンタにデータを取り込む制
御信号である。
【0034】AC CEおよびAC LEは、それぞ
れ、図2のアドレスカウンタADCのカウントイネーブ
ル信号およびロードイネーブル信号を示し、制御命令の
解読結果より、表1と表2および図8に規定した所定の
動作に関わる制御信号である。
【0035】PCSは、パタン発生制御回路PCから波
形生成回路FMへの出力である。LSは、波形生成回路
FMにおけるデータラッチ回路のデータ取り込みタイミ
ングを示している。
【0036】図4はオペコードがnop(次のワードに
ジャンプする)またはjmp(オペランドで指示された
アドレスにジャンプする)の場合、図5はオペコードが
rpt(現在のワードをカウント値の回数だけリピート
する)の場合、図6はcallまたはreturnの場
合を示す。図7は、命令中に命令のオペランドとパタン
データとを切り換えるための1ビットを設けたときに、
その切換えがリアルタイムで行われたときの様子を示
す。
【0037】表1および表2に定義した命令の実行動作
の一例を示すフローチャートを図8に示す。命令は、オ
ペコード(制御命令)と、データの転送先(REG
(i))、およびカウント動作を指定するカウンタの種
類(DWC(i),UPC(i))を指定するDEST
と、mv 命令の時のデータの転送元を指定するSRC
と、命令中に直接書かれる値であるオペランドとから構
成する。図8において(i)で示された“i”は、図2
の各カウンタの1と2だけを指定する。
【0038】ここで、15種の各命令を解読し、アドレ
スカウンタADCの値を決定するのが基本的動作であ
る。まず、nop null 命令では、解読後、直ち
にアドレスカウンタADCを“1”加算する。rtn
null では、直ちにUPC(3)の値をアドレスカ
ウンタADCに転送する。jmp DWC(i) ,r
tn DWC(i) ,rpt DWC(i) では、D
WC(i)の出力が“0”でない場合にのみ、DEST
あるいはオペランドの値をアドレスカウンタADCに転
送する。DWC(i)の出力が“0”の場合には、アド
レスカウンタADCを“1”加算する。jmp nul
とcall null では、DESTが指定(た
だしこの場合はREG(i)のみに制限される)されて
いる場合にはREG(i)の値をアドレスカウンタAD
Cに転送する。何も指定がない時は、オペランドの値を
アドレスカウンタADCに転送する。
【0039】mv の命令を解読した場合は、SRCの
REG(i)(i=1,2,3)、DWC(j)(j=
1,2,3)、UPC(j)(j=1,2,3)、アド
レスカウンタADCの中の2つがそれぞれDESTとS
RCとして指定され、その2つのカウンタあるいはRE
G(レジスタ)の間でデータを転送する。同時にアドレ
スカウンタADCを“1”加算する。1d の命令を解
読した場合は、オペランドをDESTで指定されたカウ
ンタあるいはREGにデータを転送する。同時にアドレ
スカウンタADCを“1”加算する。ce 命令を解読
した場合は、DESTで指定されたカウンタを、ダウン
カウンタの場合は“1”減算し、アップカウンタの場合
は“1”加算する。同時にアドレスカウンタADCを
“1”加算する。
【0040】halt 命令を解読した場合は、直ちに
アドレスカウンタADCのカウントを停止し、そのアク
ント値を保持する。
【0041】図9はテスト結果格納制御回路TCの一実
施例である。図9において、ADCは図1に示したテス
ト結果記憶回路TMのアドレスカウンタ、CECはテス
ト結果記憶回路TMのカウントイネーブル制御回路、C
YCはテスト実行の全サイクルにわたって各サイクル毎
にそのテスト回数を計数するテストサイクルカウンタで
ある。アドレスカウンタADCは期待パタンとの比較結
果で、期待パタンと異なることが検出されたときに前記
テスト結果記憶回路のアドレスを1つずつ増加させる。
このアドレスカウンタADCの出力は、図1のテスト結
果記憶回路TMのアドレスとして接続される。CECの
出力CEは、パス/フェイルの判定結果がフェイルの場
合に“1”を出力し、この“1”の時、アドレスカウン
タADCは“1”加算され、テストサイクルカウンタC
YCの出力が図1のテスト結果記憶回路TMに書き込ま
れる。
【0042】図1においてテスト対象半導体デバイスD
UTからの受信信号がパタン比較回路FAに入力され
る。一方、期待される受信信号は上述したパタンデータ
に記述されており、この期待パタンはテスタパタン記憶
回路PMから3ビットのパタンデータとして波形生成回
路FMに入力される。波形生成回路FMからパタン比較
回路FAに期待パタンが転送され、このパタン比較回路
FA内で実際の受信信号と比較され、この実施例では、
テスト結果としてパス/フェイルの判定が各ピンごとに
行われる。このパス/フェイルの判定結果がテスト実行
のサイクル中にわたって連続してテスト結果格納制御回
路TCに入力される。
【0043】次に、図10および図11は本発明パタン
発生器を用いて構成した半導体テスタの2実施例の一部
分を示すブロック図である。
【0044】図10は各ピン毎に設けるパタン発生器と
して、パタン発生制御回路PC、テスト結果格納制御回
路TC、波形生成回路FM、パタン比較回路FAおよび
TM/IMまたはPM/TMとして用いることのできる
記憶回路から構成されたパタン発生器を順次の2つのピ
ンあてに示したものである。ここで、1つのメモリブロ
ックをTMとIMおよびPMとTMで共用させて、メモ
リブロックを半減させた構成の半導体テスタを示してい
る。すなわち、ここでは、隣のピンのメモリを使用し、
発生パタン用の記憶領域PMとテスト結果格納用記憶領
域TMとを隣接ピンに割り付ける構成を示す。図10に
おいて、上例のピンに相当するパタン発生器はテスト結
果を格納する機能をもち、下側のピンに相当するパタン
発生器はテスタパタン発生の機能をもつ。
【0045】図11および図12は図10のさらに詳細
を示すブロック図である。すなわち、図11は、図10
において、下側のピンに対応するパタン発生器中のテス
ト結果記憶回路TMを命令データ記憶回路IMとして用
いた例である。図12は、図10において、上側のピン
に対応するパタン発生器中のテスタパタン記憶回路PM
をすべてテスト結果記憶回路TMとして用いた例であ
る。
【0046】図13は、アルゴリズミックなパタン発生
を必要としない単純なパタンの連続発生の場合の例を示
す。上述した実施例に示したように、4組のメモリブロ
ックのデータは、命令データを格納する領域IMをテス
ト結果を格納する領域TMとして構成したものである。
図10の例に示した順次の各ピンあてのパタン発生器に
おいて独立にパタン発生と、テスト結果の格納を実行す
る。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、命令データとパタンデ
ータとを共通の記憶回路に格納し、テスト結果を格納す
るときにはテスタパタン記憶回路にもテスト結果を格納
し、テスタパタンを出力するときにはテスト結果記憶回
路にも命令データを格納するようにパタン発生制御回路
によってそのアドレスカウンタを介してこれら記憶回路
をアドレス制御するようにしたので、各ピン毎のアルゴ
リズミックなパタン発生とテスト結果の格納を少ないハ
ード量で各ピン毎に実現させることができ、以て、パー
ピンアーキテクチャの半導体テスタの難点を、ハード
(回路)規模の大幅な増大なく実現できる。
【0048】しかも、本発明によれば、アルゴリズミッ
クなパタン発生を必要としない、すなわち単純な連続パ
タンの発生には不要となる、アルゴリズミックなパタン
発生に必要な専用の命令記憶領域と、アルゴリズミック
なパタン発生にのみ必要となる余分なテスト結果情報の
格納領域とを有効に使用することができるので、記憶領
域についても、たとえば、図10および図11に示した
ように、各ピン毎に少ないメモリ容量で、単純な連続パ
タンの発生、および演算用の命令データの記憶場所を必
要とするアルゴリズミックなパタンの発生のいずれにも
柔軟に対応できる利点を有する。
【0049】さらにまた、本発明ではパタン発生制御回
路において、たとえば図2に示したように3組のダウン
カウンタと3組のアップカウンタと2組のレジスタを設
けるなどして、このパタン発生制御回路によって、いか
なる種類の分岐も実現できる。たとえば、表1および表
2に示した命令を用いて、“GALOPPING”と呼
ばれる複雑なパタン発生を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明パタン発生器の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】図1中のパタン発生制御回路の具体例を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明実施例で用いるデータの定義の説明図で
ある。
【図4】本発明実施例における動作の具体例を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】本発明実施例における動作の具体例を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】本発明実施例における動作の具体例を示すタイ
ミングチャートである。
【図7】本発明実施例における動作の具体例を示すタイ
ミングチャートである。
【図8】表1および表2に定義した命令の実行動作の一
例を示すフローチャートである。
【図9】図1中のテスト結果格納制御回路の具体例を示
すブロック図である。
【図10】図1のパタン発生器を用いて構成した半導体
テスタの一実施例の一部分を示すブロック図である。
【図11】図10の詳細例を示すブロック図である。
【図12】図10の詳細例を示すブロック図である。
【図13】図1のパタン発生器を用いて構成した半導体
テスタの一実施例の一部分を示すブロック図である。
【符号の説明】
PM テスタパタン記憶回路 TM テスト結果記憶回路 IM 命令データ記憶回路 PC パタン発生制御回路 FM 波形生成回路 FA パタン比較回路 TC テスト結果格納制御回路 ISR 命令データフェッチレジスタ DWC1〜DWC3 ダウンカウンタ UPC1〜UPC3 アップカウンタ REG1,REG2 データ一時記憶レジスタ ADC アドレスカウンタ BUS データバス DEC 命令デコーダ DET カウント終了検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パトリツク ジエニングス 神奈川県相模原市淵野辺2−2−1 ヴエ リシス インコーポレイテツド内 (72)発明者 木村 隆 神奈川県相模原市淵野辺2−2−1 ヴエ リシス インコーポレイテツド内 (72)発明者 鳴海 直明 神奈川県相模原市淵野辺2−2−1 ヴエ リシス インコーポレイテツド内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めテスタパタンを記憶し、それを連続
    して発生し、テスト対象の半導体デバイスから発生され
    る信号を受信し、テスタパタンの中に予め記述されたパ
    タンと比較しこれを格納する半導体テスタのパタン発生
    器であって、 発生波形および期待される受信波形を記述したパタンデ
    ータを格納するテスタパタン記憶回路と、該テスタパタ
    ン記憶回路の次段に接続され、前記パタンデータに基づ
    いて複数の種類の波形を発生する波形生成回路と、前記
    パタンデータを連続して取り出すために、前記テスタパ
    タン記憶回路へ連続してアドレスを供給するパタン発生
    制御回路と、前記テスト対象の半導体デバイスから連続
    して発生される信号に基づいて得られた2値信号を受信
    し、その連続して受信した2値信号と前記テスタパタン
    で記述された期待パタンとを比較するパタン比較回路
    と、その比較結果を記憶するテスト結果記憶回路と、前
    記テスト結果記憶回路のアドレスを発生するテスト結果
    格納制御回路とを具え、 前記パタン発生制御回路により前記パタン記憶装置に格
    納されている一連の波形の種類を記述したパタンデータ
    が格納されているパタン記憶装置のアドレスを演算によ
    り求め、その演算の手順をプログラムした命令データを
    テスタパタン発生の際に読み出し演算しながら連続して
    テスタパタンを発生するアルゴリズミックパタン発生を
    実行し、前記演算の手順を記述した一連の命令の命令デ
    ータと前記パタンデータとを前記テスタパタン記憶回路
    に格納し、前記演算の手順を記述した一連の命令の命令
    データを前記パタン発生制御回路に取り込み、当該パタ
    ン発生制御回路によって前記テスタパタン記憶回路およ
    び前記テスト結果記憶回路を制御して、テスト結果を格
    納するときには前記テスタパタン記憶回路にもテスト結
    果を格納し、テスタパタンを出力するときには前記テス
    ト結果記憶回路にも命令データを格納するようにしたこ
    とを特徴とする半導体テスタのパタン発生器。
  2. 【請求項2】 前記命令データを下記の15種類の制御
    命令を組合せて構成することを特徴とする請求項1記載
    の半導体テスタのパタン発生器。 【表1】 【表2】
  3. 【請求項3】 前記パタン発生制御回路は、複数のアッ
    プカウンタ、複数のダウンカウンタ、および前記複数の
    アップカウンタおよび前記複数のダウンカウンタの値を
    一時記憶させるための複数のレジスタを具え、前記複数
    のアップカウンタ、前記複数のダウンカウンタおよび前
    記複数のレジスタを専用のバスで接続したことを特徴と
    する請求項1または2記載の半導体テスタのパタン発生
    器。
  4. 【請求項4】 前記テスト結果格納制御回路は、テスト
    実行の全サイクルにわたって、各サイクル毎にそのテス
    ト回数を計数するサイクルカウンタと、期待パタンとの
    比較結果で、期待パタンと異なることが検出されたとき
    に前記テスト結果記憶回路のアドレスを1つずつ増加さ
    せる結果記憶アドレスカウンタとを具えたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかの項に記載の半導体テ
    スタのパタン発生器。
  5. 【請求項5】 前記テスト結果記憶回路において、前記
    テスト結果格納制御回路における前記結果記憶アドレス
    カウンタで指定されたアドレスに前記サイクルカウンタ
    のカウント値、および該カウント値に対応する受信デー
    タと期待パタンとの比較結果のデータを前記結果記憶ア
    ドレスカウンタで指定されたアドレスに格納させるよう
    にしたことを特徴とする請求項4記載の半導体テスタの
    パタン発生器。
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Cited By (2)

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EP1865332A4 (en) * 2004-08-23 2010-06-09 Advantest Corp TESTER AND TEST METHOD

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