JPH05133174A - マスキングドア - Google Patents
マスキングドアInfo
- Publication number
- JPH05133174A JPH05133174A JP4111393A JP11139392A JPH05133174A JP H05133174 A JPH05133174 A JP H05133174A JP 4111393 A JP4111393 A JP 4111393A JP 11139392 A JP11139392 A JP 11139392A JP H05133174 A JPH05133174 A JP H05133174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- sound
- masking
- signal
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Special Wing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 聴覚的(音響的)なプライバシーが得られる
マスキングドアを提供する。 【構成】 ドアDの面材4を振動可能な材料で構成し
て、このドア面材4を発音手段8で振動させるようにす
る。又は、発音手段8に無線でマスキング音の信号を送
信する。さらには、リモートコントローラ28により無
線でマスキング音の種類や音量を切換操作する。
マスキングドアを提供する。 【構成】 ドアDの面材4を振動可能な材料で構成し
て、このドア面材4を発音手段8で振動させるようにす
る。又は、発音手段8に無線でマスキング音の信号を送
信する。さらには、リモートコントローラ28により無
線でマスキング音の種類や音量を切換操作する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅やオフィス等の
空間において聴覚的なプライバシーを得るためのマスキ
ングドアに関する。
空間において聴覚的なプライバシーを得るためのマスキ
ングドアに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空間の遮音を考えるとき、一般
にドアの遮音性能は壁等の他の部分に比較して低いの
で、隣室の話し声がドア越しに聞こえることがあり、音
響的(聴覚的)なプライバシーを十分に確保できないと
いう問題がある。
にドアの遮音性能は壁等の他の部分に比較して低いの
で、隣室の話し声がドア越しに聞こえることがあり、音
響的(聴覚的)なプライバシーを十分に確保できないと
いう問題がある。
【0003】この音響的プライバシーを確保するための
例として、従来、室内の所定位置からマスキング用の音
を発するようにしたマスキングシステムが提案されてい
る。このシステムでは、図7に示す如く、例えば室の天
井Cの裏側所定位置に複数のスピーカ34,34,…を
配設しており、この各スピーカ34から下方に向けてマ
スキング音を発することで、そのマスキング音によりス
ペースを音響的に仕切ったり、話し声等を遮断したりす
るようになっている。図示の例では、テーブルTのある
空間にいる人とその側方の空間にいる人との間で互いに
話し声が聞こえるのを防止することができる。図中、P
は視線を遮るパーティションである。
例として、従来、室内の所定位置からマスキング用の音
を発するようにしたマスキングシステムが提案されてい
る。このシステムでは、図7に示す如く、例えば室の天
井Cの裏側所定位置に複数のスピーカ34,34,…を
配設しており、この各スピーカ34から下方に向けてマ
スキング音を発することで、そのマスキング音によりス
ペースを音響的に仕切ったり、話し声等を遮断したりす
るようになっている。図示の例では、テーブルTのある
空間にいる人とその側方の空間にいる人との間で互いに
話し声が聞こえるのを防止することができる。図中、P
は視線を遮るパーティションである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のシ
ステムでは、室の全体(建物全体)にマスキング用ノイ
ズを再生するので、使用する個人が目的に応じて自由に
各種の調整することはできず、簡易性、局部性、可変性
に欠けて、使い勝手が悪いという難があった。
ステムでは、室の全体(建物全体)にマスキング用ノイ
ズを再生するので、使用する個人が目的に応じて自由に
各種の調整することはできず、簡易性、局部性、可変性
に欠けて、使い勝手が悪いという難があった。
【0005】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ドアを改良することで、ドア両側の空
間で音響的なプライバシーが効果的に得られ、しかもそ
の音響的なマスキング効果を個人が自由に調整できるよ
うにすることにある。
で、その目的は、ドアを改良することで、ドア両側の空
間で音響的なプライバシーが効果的に得られ、しかもそ
の音響的なマスキング効果を個人が自由に調整できるよ
うにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、この発明では、ドアにおける面材自体を振動させ
て、マスキング音を発するようにした。
く、この発明では、ドアにおける面材自体を振動させ
て、マスキング音を発するようにした。
【0007】具体的には、請求項1の発明では、フレー
ム材と、該フレーム材に一体的に取り付けられた振動可
能な材料からなるパネル状のドア面材と、該ドア面材に
発音するように振動を与える発音手段とを備えたマスキ
ングドアとする。
ム材と、該フレーム材に一体的に取り付けられた振動可
能な材料からなるパネル状のドア面材と、該ドア面材に
発音するように振動を与える発音手段とを備えたマスキ
ングドアとする。
【0008】請求項2の発明では、フレーム材と、該フ
レーム材の表裏両側に一体的に取り付けられた振動可能
な材料からなる1対のパネル状のドア面材と、該両ドア
面材の少なくとも一方に発音するように振動を与える発
音手段とを備えたマスキングドアとする。
レーム材の表裏両側に一体的に取り付けられた振動可能
な材料からなる1対のパネル状のドア面材と、該両ドア
面材の少なくとも一方に発音するように振動を与える発
音手段とを備えたマスキングドアとする。
【0009】請求項3の発明では、ドアに、外部の送信
手段からの音信号を受信する受信手段と、該受信手段か
ら出力された音信号を増幅して発音手段を駆動する増幅
器とを設ける。
手段からの音信号を受信する受信手段と、該受信手段か
ら出力された音信号を増幅して発音手段を駆動する増幅
器とを設ける。
【0010】請求項4の発明では、ドアに、発音手段に
接続された増幅器と、該増幅器に各種のマスキング音信
号を出力する少なくとも1つの入力機器と、ドア外部の
切換信号送信手段からの切換信号を受けて上記発音手段
からのマスキング音の種類や音量等を切り換える信号切
換手段とを設ける。
接続された増幅器と、該増幅器に各種のマスキング音信
号を出力する少なくとも1つの入力機器と、ドア外部の
切換信号送信手段からの切換信号を受けて上記発音手段
からのマスキング音の種類や音量等を切り換える信号切
換手段とを設ける。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、発音手段によりドア面材
自体が振動してマスキング音が発せられ、このドア面材
からのマスキング音により聴覚的(音響的)なプライバ
シーが確保される。このとき、ドア面材自体からマスキ
ング音が発せられるので、マスキング音を簡易に発する
ことができ、局部性や可変性を高めることができる。
自体が振動してマスキング音が発せられ、このドア面材
からのマスキング音により聴覚的(音響的)なプライバ
シーが確保される。このとき、ドア面材自体からマスキ
ング音が発せられるので、マスキング音を簡易に発する
ことができ、局部性や可変性を高めることができる。
【0012】請求項2の発明では、発音手段により少な
くとも一方のドア面材自体が振動してマスキング音が発
せられる。この発明でも、ドア面材自体からマスキング
音が発せられるので、マスキング音を簡易に発して局部
性や可変性を高めることができる。
くとも一方のドア面材自体が振動してマスキング音が発
せられる。この発明でも、ドア面材自体からマスキング
音が発せられるので、マスキング音を簡易に発して局部
性や可変性を高めることができる。
【0013】請求項3の発明では、受信手段が外部の送
信手段からの音信号を受信し、この受信手段から出力さ
れた音信号は増幅器により増幅され、この増幅信号によ
り発音手段が駆動されてドア面材が振動し、マスキング
音が発せられる。従って、発音手段を作動させるための
マスキング音の信号が無線により入力されるので、ドア
に信号伝達のためのケーブルを接続せずとも済み、ケー
ブルの引回しが不要となり、そのための制約を少なくで
きるとともに、外観見映えを向上させることができる。
信手段からの音信号を受信し、この受信手段から出力さ
れた音信号は増幅器により増幅され、この増幅信号によ
り発音手段が駆動されてドア面材が振動し、マスキング
音が発せられる。従って、発音手段を作動させるための
マスキング音の信号が無線により入力されるので、ドア
に信号伝達のためのケーブルを接続せずとも済み、ケー
ブルの引回しが不要となり、そのための制約を少なくで
きるとともに、外観見映えを向上させることができる。
【0014】請求項4の発明では、ドア外部の切換信号
送信手段から切換信号が発せられると、この切換信号を
受けた信号切換手段により、発音手段からのマスキング
音の種類や音量等が切り換えられる。切換信号送信手段
を操作するだけで、マスキング音の種類や音量等を切り
換えることができ、その切換操作が簡易である。
送信手段から切換信号が発せられると、この切換信号を
受けた信号切換手段により、発音手段からのマスキング
音の種類や音量等が切り換えられる。切換信号送信手段
を操作するだけで、マスキング音の種類や音量等を切り
換えることができ、その切換操作が簡易である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0016】(実施例1)図1及び図2は本発明の実施
例1に係るマスキングドアDを示し、このドアDは例え
ば図3に示すように住宅やオフィス等の隣り合う2つの
室R1 ,R2 の間に配置される。ドアDは基本的にフレ
ーム材1と表裏1対のドア面材4,4とからなる扉式の
もので、上記フレーム材1は、ドアDの外郭形状に形成
された矩形状の外枠2と、該外枠2内に縦横方向に架設
された補強フレーム3,3,…とからなり、これらはい
ずれも同じ厚さとされている。
例1に係るマスキングドアDを示し、このドアDは例え
ば図3に示すように住宅やオフィス等の隣り合う2つの
室R1 ,R2 の間に配置される。ドアDは基本的にフレ
ーム材1と表裏1対のドア面材4,4とからなる扉式の
もので、上記フレーム材1は、ドアDの外郭形状に形成
された矩形状の外枠2と、該外枠2内に縦横方向に架設
された補強フレーム3,3,…とからなり、これらはい
ずれも同じ厚さとされている。
【0017】一方、各ドア面材4は振動可能な材料から
なるパネル状のもので、例えば図1で右側の表側ドア面
材4は上記フレーム材1の表面に、また同左側の裏側ド
ア面材4はフレーム材1の裏面にそれぞれ互いに上下左
右に対応して一体に接合固定されている。図1〜図3
中、Cは天井、Wは壁、Fは床、25は壁Wに開口され
たドア枠で、このドア枠25にドアDが嵌め込まれる。
26はドア枠25側縁にドアDを支持するための蝶番で
ある。27はノブである。
なるパネル状のもので、例えば図1で右側の表側ドア面
材4は上記フレーム材1の表面に、また同左側の裏側ド
ア面材4はフレーム材1の裏面にそれぞれ互いに上下左
右に対応して一体に接合固定されている。図1〜図3
中、Cは天井、Wは壁、Fは床、25は壁Wに開口され
たドア枠で、このドア枠25にドアDが嵌め込まれる。
26はドア枠25側縁にドアDを支持するための蝶番で
ある。27はノブである。
【0018】さらに、この発明の特徴として、例えば上
記裏側(室R2 側)のドア面材4の背面には補強フレー
ム3,3,…と干渉しない位置に複数の発音器8,8,
…が取付固定されている。この各発音器8は、詳しく図
示しないが、マグネットにより発生する磁界内にボイス
コイルを配置したスピーカ構造のもので、上記ボイスコ
イルにはケーブル(図示せず)を介して図外のオーディ
オ装置における増幅器が接続されており、オーディオ装
置からボイスコイルに例えばバックグラウンドミュージ
ック等のマスキング音の信号を入力させることで、ボイ
スコイルを振動させるようになっている。そして、この
発音器8はドア面材4にボイスコイルの振動が伝わるよ
うに取り付けられており、ボイスコイルの振動によりド
ア面材4自体をスピーカでのコーン紙と同様に振動させ
ることにより、ドア面材4からマスキング音を発するよ
うになされている。
記裏側(室R2 側)のドア面材4の背面には補強フレー
ム3,3,…と干渉しない位置に複数の発音器8,8,
…が取付固定されている。この各発音器8は、詳しく図
示しないが、マグネットにより発生する磁界内にボイス
コイルを配置したスピーカ構造のもので、上記ボイスコ
イルにはケーブル(図示せず)を介して図外のオーディ
オ装置における増幅器が接続されており、オーディオ装
置からボイスコイルに例えばバックグラウンドミュージ
ック等のマスキング音の信号を入力させることで、ボイ
スコイルを振動させるようになっている。そして、この
発音器8はドア面材4にボイスコイルの振動が伝わるよ
うに取り付けられており、ボイスコイルの振動によりド
ア面材4自体をスピーカでのコーン紙と同様に振動させ
ることにより、ドア面材4からマスキング音を発するよ
うになされている。
【0019】したがって、この実施例では、図3に示す
ように、オーディオ装置からの音信号をドアDの各発音
器8に入力させて、該発音器8のボイスコイルを振動さ
せると、発音器8によりドア面材4自体がスピーカでの
コーン紙として振動し、このドア面材4からマスキング
音が発せられる。このため、室R2 の内部でテーブルT
の位置にいる人と室R1 内部にいる人との間では、互い
に話し声が聞こえるのをドア面材4からのマスキング音
により防止でき、聴覚的(音響的)なプライバシーを確
保することができる。
ように、オーディオ装置からの音信号をドアDの各発音
器8に入力させて、該発音器8のボイスコイルを振動さ
せると、発音器8によりドア面材4自体がスピーカでの
コーン紙として振動し、このドア面材4からマスキング
音が発せられる。このため、室R2 の内部でテーブルT
の位置にいる人と室R1 内部にいる人との間では、互い
に話し声が聞こえるのをドア面材4からのマスキング音
により防止でき、聴覚的(音響的)なプライバシーを確
保することができる。
【0020】このとき、ドアDのドア面材4自体からマ
スキング音が発せられるので、室内の天井部分からマス
キングを発する従来のシステムに比べ、マスキング音を
簡易に発することができる。
スキング音が発せられるので、室内の天井部分からマス
キングを発する従来のシステムに比べ、マスキング音を
簡易に発することができる。
【0021】しかも、発音器8への信号出力を変えるこ
とにより、マスキング音の種類や大きさ(音量)の選択
が容易であり、局部性や可変性を高めることができる。
とにより、マスキング音の種類や大きさ(音量)の選択
が容易であり、局部性や可変性を高めることができる。
【0022】また、ドアDにおける大きな振動面積を有
するドア面材4自体が音を発するので、ドアD全体から
音が聞こえるようになり、その方向感が減少して、使用
者の不要な気を引くことはない。
するドア面材4自体が音を発するので、ドアD全体から
音が聞こえるようになり、その方向感が減少して、使用
者の不要な気を引くことはない。
【0023】尚、複数のドアD,D,…がある場合、マ
スキング音のコントロール方法は、それら複数のドア
D,D,…を同時に集中制御する方法と、個々のドアD
を個別に制御する方法とがあり、前者はオフィス等に適
し、後者は一般住宅等に適している。
スキング音のコントロール方法は、それら複数のドア
D,D,…を同時に集中制御する方法と、個々のドアD
を個別に制御する方法とがあり、前者はオフィス等に適
し、後者は一般住宅等に適している。
【0024】(実施例2)図4は本発明の実施例2を示
し(尚、図1及び図2と同じ部分については同じ符号を
付してその詳細な説明は省略する)、発音器8の音信号
を無線により伝達するようにしたものである。
し(尚、図1及び図2と同じ部分については同じ符号を
付してその詳細な説明は省略する)、発音器8の音信号
を無線により伝達するようにしたものである。
【0025】すなわち、この実施例では、ドアDには受
信機12及び増幅器15が一体的に取り付けられている
(図では明確のためドアDとは別体に示している)。上
記受信機12は、外部の送信手段としてのオーディオ装
置24からの例えばFM電波信号を受信アンテナ13で
受け、それを元の可聴周波数帯域の音信号に変換して出
力するものである。受信機12の出力信号が増幅器15
に入力されるように接続されている。上記増幅器15に
は図示しないが音量調整用のボリューム(抵抗)が内蔵
されており、増幅器15により、受信機12から出力さ
れた音信号を増幅して、この増幅信号により発音器8,
8,…を駆動する。
信機12及び増幅器15が一体的に取り付けられている
(図では明確のためドアDとは別体に示している)。上
記受信機12は、外部の送信手段としてのオーディオ装
置24からの例えばFM電波信号を受信アンテナ13で
受け、それを元の可聴周波数帯域の音信号に変換して出
力するものである。受信機12の出力信号が増幅器15
に入力されるように接続されている。上記増幅器15に
は図示しないが音量調整用のボリューム(抵抗)が内蔵
されており、増幅器15により、受信機12から出力さ
れた音信号を増幅して、この増幅信号により発音器8,
8,…を駆動する。
【0026】上記オーディオ装置24は、周知のもの
で、音ソースの入力機器としてコンパクトディスクプレ
ーヤ17、カセットデッキ18、その他の音信号発生器
19と、これら機器17〜19からの音信号を選択する
とともに、スピーカ21,21を駆動するレベルまで増
幅する増幅器20とを備えている。そして、この発明の
特徴として、上記増幅器20には音信号をFM電波信号
に変換して送信アンテナ22から送信する送信機23が
接続されている。
で、音ソースの入力機器としてコンパクトディスクプレ
ーヤ17、カセットデッキ18、その他の音信号発生器
19と、これら機器17〜19からの音信号を選択する
とともに、スピーカ21,21を駆動するレベルまで増
幅する増幅器20とを備えている。そして、この発明の
特徴として、上記増幅器20には音信号をFM電波信号
に変換して送信アンテナ22から送信する送信機23が
接続されている。
【0027】したがって、この実施例では、オーディオ
装置24を作動させて送信機23からFM電波信号を送
信すると、この送信機23からのFM電波信号を上記受
信機12が受信し、この受信機12から出力された信号
は増幅器15により増幅されて発音器8,8,…に入力
され、この発音器8,8,…の作動によりドア面材4が
振動してマスキング音が発せられる。
装置24を作動させて送信機23からFM電波信号を送
信すると、この送信機23からのFM電波信号を上記受
信機12が受信し、この受信機12から出力された信号
は増幅器15により増幅されて発音器8,8,…に入力
され、この発音器8,8,…の作動によりドア面材4が
振動してマスキング音が発せられる。
【0028】この場合、ドアDにおける発音器8,8,
…を作動させるためのマスキング音の信号がFM電波に
より入力されるので、上記実施例のように、ドアDに信
号伝達のためのケーブルを接続せずとも済み、そのケー
ブルの引回しが不要となる。その結果、ケーブルによる
ドアDの設置場所の制約を少なくできるとともに、ケー
ブルがないので、ドアDの外観見映えを向上させること
ができる。
…を作動させるためのマスキング音の信号がFM電波に
より入力されるので、上記実施例のように、ドアDに信
号伝達のためのケーブルを接続せずとも済み、そのケー
ブルの引回しが不要となる。その結果、ケーブルによる
ドアDの設置場所の制約を少なくできるとともに、ケー
ブルがないので、ドアDの外観見映えを向上させること
ができる。
【0029】また、受信機12の同調周波数が同じの場
合には、1つのオーディオ装置24からFM電波を送信
するだけで、複数のドアD,D,…から同時に同じマス
キング音を発することができる。
合には、1つのオーディオ装置24からFM電波を送信
するだけで、複数のドアD,D,…から同時に同じマス
キング音を発することができる。
【0030】さらに、オーディオ装置24に送信機23
及び送信アンテナ22を接続するだけでよいので、既存
のオーディオ装置24を有効に利用でき、コスト的にも
有利である。
及び送信アンテナ22を接続するだけでよいので、既存
のオーディオ装置24を有効に利用でき、コスト的にも
有利である。
【0031】尚、上記ドアDに外部入力端子を取り付
け、受信機12と増幅器15との間に入力切換スイッチ
を配設し、増幅器15の入力信号を切換スイッチにより
受信機12と外部入力端子との間で切り換えるようにし
てもよく、外部入力端子に例えば携帯用のコンパクトデ
ィスクプレーヤやヘッドフォンステレオ等を接続するこ
とで、ドアDを個人的に専用して、パーソナルな使い方
をすることができる。
け、受信機12と増幅器15との間に入力切換スイッチ
を配設し、増幅器15の入力信号を切換スイッチにより
受信機12と外部入力端子との間で切り換えるようにし
てもよく、外部入力端子に例えば携帯用のコンパクトデ
ィスクプレーヤやヘッドフォンステレオ等を接続するこ
とで、ドアDを個人的に専用して、パーソナルな使い方
をすることができる。
【0032】(実施例3)図5は本発明の実施例3を示
し(尚、図4と同じ部分については同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する)、ドアD自体にオーディオ装
置を内蔵させ、そのマスキング音の切換え等をリモート
コントロール操作により行うようにしたものである。
し(尚、図4と同じ部分については同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する)、ドアD自体にオーディオ装
置を内蔵させ、そのマスキング音の切換え等をリモート
コントロール操作により行うようにしたものである。
【0033】すなわち、この実施例では、ドアDにおけ
る発音器8にはそれを駆動するための増幅器20が接続
され、この増幅器20には入力機器としてのコンパクト
ディスクプレーヤ17、カセットデッキ18、その他の
音信号発生器19が信号切換回路25を介して接続さ
れ、これらの機器17〜19,25はドアDに隠蔽状態
で内蔵されている。そして、上記信号切換回路25には
ドアD表面の所定位置に露出せしめて取り付けた赤外線
受光部26が接続されている。28は、マスキング音や
音量等の切換えのための赤外線パルスからなる各種切換
信号を発するリモートコントローラ(切換信号送信手
段)で、上記受光部26はこのリモートコントローラ2
8から発せられた切換信号を受けることで、その切換信
号を信号切換回路25に出力する。そして、信号切換回
路25及び赤外線受光部26により、リモートコントロ
ーラ28を使用者が操作して各種切換信号を受光部25
に向けて発信させることで、その切換信号に応じて入力
機器17〜19の中の1つを接続してマスキング音を選
択したり、音量切換えをしたりする信号切換手段27が
構成されている。尚、赤外線パルス信号以外に、上記F
M電波等の無線信号を利用することもできる。
る発音器8にはそれを駆動するための増幅器20が接続
され、この増幅器20には入力機器としてのコンパクト
ディスクプレーヤ17、カセットデッキ18、その他の
音信号発生器19が信号切換回路25を介して接続さ
れ、これらの機器17〜19,25はドアDに隠蔽状態
で内蔵されている。そして、上記信号切換回路25には
ドアD表面の所定位置に露出せしめて取り付けた赤外線
受光部26が接続されている。28は、マスキング音や
音量等の切換えのための赤外線パルスからなる各種切換
信号を発するリモートコントローラ(切換信号送信手
段)で、上記受光部26はこのリモートコントローラ2
8から発せられた切換信号を受けることで、その切換信
号を信号切換回路25に出力する。そして、信号切換回
路25及び赤外線受光部26により、リモートコントロ
ーラ28を使用者が操作して各種切換信号を受光部25
に向けて発信させることで、その切換信号に応じて入力
機器17〜19の中の1つを接続してマスキング音を選
択したり、音量切換えをしたりする信号切換手段27が
構成されている。尚、赤外線パルス信号以外に、上記F
M電波等の無線信号を利用することもできる。
【0034】したがって、この実施例では、リモートコ
ントローラ26を操作するだけで、マスキング音の種類
や音量等を切り換えることができるので、その切換操作
を簡易に行うことができる利点がある。
ントローラ26を操作するだけで、マスキング音の種類
や音量等を切り換えることができるので、その切換操作
を簡易に行うことができる利点がある。
【0035】(実施例4)図6は本発明の実施例4を示
し(図1と同じ部分については同じ符号を付してその詳
細な説明は省略する)、上記実施例1では、ドアD自体
の面材4を複数枚としているが、この実施例ではドア面
材4が1枚とされ、このドア面材4の所定位置に発音器
8が取付固定されており、この発音器8からドア面材4
に振動を与えることで、ドア面材4からマスキング音を
発するようになっている。尚、この場合、発音器8は外
部から隠蔽するか或いは目立たないようにする手段を講
じることが、外観見映え上好ましい。従って、この実施
例においても、上記実施例1と同様の作用効果が得られ
る。
し(図1と同じ部分については同じ符号を付してその詳
細な説明は省略する)、上記実施例1では、ドアD自体
の面材4を複数枚としているが、この実施例ではドア面
材4が1枚とされ、このドア面材4の所定位置に発音器
8が取付固定されており、この発音器8からドア面材4
に振動を与えることで、ドア面材4からマスキング音を
発するようになっている。尚、この場合、発音器8は外
部から隠蔽するか或いは目立たないようにする手段を講
じることが、外観見映え上好ましい。従って、この実施
例においても、上記実施例1と同様の作用効果が得られ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2の
発明によると、ドアにおける面材自体を発音手段により
振動させてマスキング音を出すようにしたことにより、
ドアにより聴覚的、音響的なプライバシーを確保できる
とともに、マスキング音の発生が簡易で、マスキングシ
ステムの局部性や可変性を高めることができる。
発明によると、ドアにおける面材自体を発音手段により
振動させてマスキング音を出すようにしたことにより、
ドアにより聴覚的、音響的なプライバシーを確保できる
とともに、マスキング音の発生が簡易で、マスキングシ
ステムの局部性や可変性を高めることができる。
【0037】請求項3の発明によると、ドアに、外部の
送信手段からの音信号を受信する受信手段と、該受信手
段から出力された音信号を増幅して発音手段を駆動する
増幅器とを設けたことにより、発音手段を作動させるた
めのマスキング音の信号が無線により入力されるので、
ドアに信号入力のためのケーブルを接続せずとも済み、
そのための制約の低減やドアの外観見映え等の向上を図
ることができる。
送信手段からの音信号を受信する受信手段と、該受信手
段から出力された音信号を増幅して発音手段を駆動する
増幅器とを設けたことにより、発音手段を作動させるた
めのマスキング音の信号が無線により入力されるので、
ドアに信号入力のためのケーブルを接続せずとも済み、
そのための制約の低減やドアの外観見映え等の向上を図
ることができる。
【0038】請求項4の発明によれば、ドアに、発音手
段に接続された増幅器と、該増幅器に各種のマスキング
音信号を出力する少なくとも1つの入力機器と、ドア外
部のコントローラからの切換信号を受けて上記発音手段
からのマスキング音の種類や音量等を切り換える信号切
換手段とを設けたことにより、ドアから離れた位置で切
換信号送信手段から切換信号を発するだけで、発音手段
からのマスキング音の種類や音量等を切り換えることが
でき、その切換操作の簡易化を図ることができる。
段に接続された増幅器と、該増幅器に各種のマスキング
音信号を出力する少なくとも1つの入力機器と、ドア外
部のコントローラからの切換信号を受けて上記発音手段
からのマスキング音の種類や音量等を切り換える信号切
換手段とを設けたことにより、ドアから離れた位置で切
換信号送信手段から切換信号を発するだけで、発音手段
からのマスキング音の種類や音量等を切り換えることが
でき、その切換操作の簡易化を図ることができる。
【図1】本発明の実施例1に係るマスキングドアの断面
図である。
図である。
【図2】マスキングドアの一部破断正面図である。
【図3】ドアの使用状態を示す説明図である。
【図4】実施例2に係るドアのマスキング音出力システ
ムを示す構成図である。
ムを示す構成図である。
【図5】実施例3に係るドアのマスキング音出力システ
ムを示す構成図である。
ムを示す構成図である。
【図6】実施例4に係るマスキングドアの断面図であ
る。
る。
【図7】従来のマスキングシステムを示す説明図であ
る。
る。
D マスキングドア 1 フレーム材 4 ドア面材 6 遮音パネル 7 吸音材 8 発音器(発音手段) 12 受信機 15 増幅器 17 コンパクトディスクプレーヤ(入力機器) 18 カセットデッキ(入力機器) 19 音信号発生器(入力機器) 23 送信機 24 オーディオ装置(送信手段) 25 信号切換回路 26 赤外線受光部 27 信号切換手段 28 リモートコントローラ(切換信号送信手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 フレーム材と、該フレーム材に一体的に
取り付けられた振動可能な材料からなるパネル状のドア
面材と、該ドア面材に発音するように振動を与える発音
手段とを備えたマスキングドア。 - 【請求項2】 フレーム材と、該フレーム材の表裏両側
に一体的に取り付けられた振動可能な材料からなる1対
のパネル状のドア面材と、該両ドア面材の少なくとも一
方に発音するように振動を与える発音手段とを備えたマ
スキングドア。 - 【請求項3】 外部の送信手段からの音信号を受信する
受信手段と、該受信手段から出力された音信号を増幅し
て発音手段を駆動する増幅器とが設けられている請求項
1又は2記載のマスキングドア。 - 【請求項4】 発音手段に接続された増幅器と、該増幅
器に各種のマスキング音信号を出力する少なくとも1つ
の入力機器と、ドア外部の切換信号送信手段からの切換
信号を受けて上記発音手段からのマスキング音の種類や
音量等を切り換える信号切換手段とが設けられている請
求項1又は2記載のマスキングドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4111393A JPH05133174A (ja) | 1991-05-02 | 1992-04-30 | マスキングドア |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103491 | 1991-05-02 | ||
JP3-101034 | 1991-05-02 | ||
JP4111393A JPH05133174A (ja) | 1991-05-02 | 1992-04-30 | マスキングドア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133174A true JPH05133174A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=26441967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4111393A Withdrawn JPH05133174A (ja) | 1991-05-02 | 1992-04-30 | マスキングドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05133174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000205615A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-28 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 空気清浄器 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP4111393A patent/JPH05133174A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000205615A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-28 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 空気清浄器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1933675B (zh) | 座位电声转换 | |
US6516070B2 (en) | Spa audio system operable with a remote control | |
US4903300A (en) | Compact and efficient sub-woofer system and method for installation in structural partitions | |
CA2465581C (en) | In-wall speaker system method and apparatus | |
US20040208324A1 (en) | Method and apparatus for localized delivery of audio sound for enhanced privacy | |
EP0417388A2 (en) | Body vibrator | |
US5321756A (en) | Loudspeaker system with sonically powered drivers and centered feedback loudspeaker connected thereto | |
US6349792B1 (en) | Sound enhancing speaking cabinet for a removable speaker assembly | |
JP2003216164A (ja) | アーキテクチャの音増強システム | |
EP0722526A1 (en) | Acoustical virtual environment | |
AU2001293351A1 (en) | Sound enhancing speaker cabinet for a removable speaker assembly | |
KR101052938B1 (ko) | 사운드 생성을 위한 장치 및 방법 | |
US4831656A (en) | Conference microphone for use with hearing impaired amplification system | |
US5058173A (en) | Combination inertia type audio transducer and loudspeaker | |
US3509282A (en) | Sound system | |
US6556684B1 (en) | Spa audio system | |
JPH055334A (ja) | マスキングパーテイシヨン | |
JPH03169200A (ja) | テレビ受信機 | |
US8611576B2 (en) | Adaptive noise generating device | |
JPH05133174A (ja) | マスキングドア | |
JP2001237975A (ja) | 拡声型通話装置 | |
JP2006138149A (ja) | 音響機能付き仕切り部材 | |
CN2393285Y (zh) | 天花板式音箱 | |
US20050047607A1 (en) | System and method for sharing acoustical signal control among acoustical virtual environments | |
CN214125470U (zh) | 壁画音箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |