JPH05131995A - ヘリコプタ - Google Patents

ヘリコプタ

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JPH05131995A
JPH05131995A JP29895091A JP29895091A JPH05131995A JP H05131995 A JPH05131995 A JP H05131995A JP 29895091 A JP29895091 A JP 29895091A JP 29895091 A JP29895091 A JP 29895091A JP H05131995 A JPH05131995 A JP H05131995A
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JP
Japan
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helicopter
blow
prevention cover
rotor
down prevention
Prior art date
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JP29895091A
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English (en)
Inventor
Takashi Ito
伊藤  隆
Katsumasa Sugiyama
勝昌 杉山
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Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はヘリコプタのロータが回転していて
も、ロータ吹下しから乗客等を保護しながら乗降させる
ことのできるヘリコプタを提供することを目的とする。 【構成】 本発明はヘリコプタの胴体の客室内から外に
向って設けられたレールと、同レールに沿って前後方向
に移動可能なゴンドラ式の吹下し防止カバーとを具備し
てなることを特徴とするヘリコプタを構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータが回転中に安全
に乗客等が客室に乗降できるヘリコプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘリコプタではヘリコプタのロー
タを回転したままで乗客等がヘリコプタに搭乗したり、
ヘリコプタから降りる場合、ロータの吹下しから乗客等
を守る対策がなされていなかった。
【0003】したがって、図46〜49に示すように、
ヘリコプタ1のロータ2が回転して発生していたロータ
吹下し10が存在する状態で乗降口12から乗客13等
が乗降を行っていた。
【0004】また急病人または救助される人15をヘリ
コプタにのせて病院等へ運ぶ場合、図47に示すよう
に、救助者16がたんか等に急病人をのせて乗降口10
からヘリコプタに運びこむがその途中でロータ吹下し1
0が急病人または救助される人15をたたきつけてい
た。
【0005】通常のヘリコプタでは、図46,47に示
すように乗降口12がヘリコプタの胴体5の横にとりつ
けられているのて、ロータ吹下し10の影響をうけやす
いこととなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヘリコプタ
には解決すべき次の課題があった。
【0007】即ち、ヘリコプタ1のロータ2が回転して
いる場合における横から見る図を図48に、前方から見
る図を図49に示している。図48,49に示すよう
に、ロータ2が回転しているとロータ2によるロータ吹
下し10が発生し、吹下し10が地面9ではねかえヘリ
コプタ1のまわりには循環11が発生して、砂、小石、
草木等をまき上げていた。
【0008】図46に示すように、ヘリコプタ1のロー
タ2を停止することなく、ロータ2を回転した状態で、
ヘリコプタ1に乗客13等が乗降口12から乗降する場
合、乗客13等は強い下向きのロータ吹下し10にさら
され、衣類をふきとばされたり、乗客13がよろめいた
り、非常に冷たい風が乗客13等を直撃して苦痛をうけ
たり、けがをしたりすることにつながる場合がある。
【0009】同様にロータ2を回転した状態で図47に
示すように救助者がたんか等で急病人または救助される
人15を乗降口12からヘリコプタ1へ運びこむ場合
も、上記と同様、強い下向きのロータ吹下し10にさら
され、弱っている急病人または救助される人15に悪影
響を与え、さらに苦痛を与えることとなり、体の状態が
ぎりぎりの場合には問題となる。
【0010】従来のヘリコプタ1では、上記のように何
らの対等もなされずに乗客13等の乗降、急病人または
救助される人15の運びこみ等がなされていた。
【0011】本発明は従来のヘリコプタの以上のような
問題点を解消して、ヘリコプタのロータが回転している
状態で安全、快適にヘリコプタへの乗客、急病人または
救助される人の乗降が可能で飛行中の性能を劣化しない
ヘリコプタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として次の(1)〜(5)に記載のヘリコプタを提
供しようとするものである。 (1)ヘリコプタの胴体の客室内から外に向って設けら
れたレールと、同レールに沿って前後方向に移動可能な
ゴンドラ式の吹下し防止カバーとを具備してなることを
特徴とするヘリコプタ。 (2)ヘリコプタの胴体の客室内から外に向って設けら
れたガイドと、同ガイドに沿って前後方向に移動可能な
じゃばら式の吹下し防止カバーとを具備してなることを
特徴とするヘリコプタ。 (3)ヘリコプタの胴体のまわりにほぼ水平に設けられ
たヒンジと、同ヒンジまわりに回動してロータ吹下しを
偏流する吹下し防止カバーとを具備してなることを特徴
とするヘリコプタ。 (4)ヘリコプタの胴体からつき出し式に胴体の外側へ
ロータ吹下しを偏流可能に移動できる吹下し防止カバー
を具備してなることを特徴とするヘリコプタ。 (5)ヘリコプタの胴体の外側にむけて設けられた高圧
ガス吹出し口と、同高圧ガス吹出し口からガスの吹出し
可能に設けられた高圧ガス貯器とを具備してなることを
特徴とするヘリコプタ。
【0013】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。 (1)上記(1)の構成にあってはヘリコプタの胴体の
客室内から外にむかって設けられたレールと、同レール
に沿って前後方向に移動可能なゴンドラ式の吹下し防止
カバーを備えるので、ロータが回転していてもゴンドラ
式の吹下し防止カバー内に乗客等を収容し、胴体内と外
とを移動させることにより、吹下しから乗客等を保護し
ながら乗降させることができる。 (2)上記(2)の構成にあってはヘリコプタの胴体の
客室内から外にむかって設けられたガイドと、同ガイド
に沿って前後方向に移動可能なじゃばら式の吹下しカバ
ーを備えるので、ロータが回転していてもじゃばら式の
吹下し防止カバー内に乗客等を収容し、胴体内と外とを
じゃばら式の吹下しカバーをガイドに沿わせ伸縮するこ
とにより、吹下しから乗客等を保護しながら乗降させる
ことができる。 (3)上記(3)の構成にあっては、ヘリコプタの胴体
のまわりにほぼ水平に設けられたヒンジと、同ヒンジま
わりに回動してロータ吹下しを偏流する吹下し防止カバ
ーを備えるので、ヒンジまわりに吹下し防止カバーを水
平に近づくよう回動させれば、ロータ吹下しはそれに当
って、比較的、水平に近い向きに偏流する。このような
状態下で乗客を乗降させれば、吹下しから乗客等を保護
しながら乗降させることができる。 (4)上記(4)の構成にあってはヘリコプタの胴体か
らつき出し式に胴体の外側へ、ロータ吹下しを偏流可能
に移動できる吹下し防止カバーを備えるので、それを外
方につき出すとロータ吹下しはほぼ水平に近い向きに偏
流する。このような状態下で乗客を乗降させれば、吹下
しから乗客等を保護しながら乗降させることができる。 (5)上記(5)の構成にあってはヘリコプタの外側に
むけて設けられた高圧ガス吹出し口と、同高圧ガス吹出
し口からガスの吹出し可能に設けられた高圧ガス貯器を
備えるので、高圧ガス吹出し口から高圧ガスを吹出す
と、ロータ吹下しは高圧ガスの噴流によってほぼ水平に
近い向きに偏流される。このような状態下で乗客を乗降
させれば、吹下しから乗客等を保護しながら乗降させる
ことができる。
【0014】また、外方にむかって膨縮可能な吹下しカ
バーを併設すれば、これに高圧ガスを吹込むことによっ
て外方にむかって吹下し防止カバーが突出し、ロータ吹
下しを水平に近い向きに偏流する。このような状態下で
乗客等を乗降させれば、吹下しから乗客等を保護しなが
ら乗降させることができる。
【0015】
【実施例】本発明の第1〜第15実施例を図面により説
明する。なお、従来例ないしは先の実施例と同様の構成
部材には同符号を付し、説明を省略する。また、一部の
図面は複数の実施例間で共用する場合がある。 (第1実施例)本発明の第1実施例を図1〜4を参照し
ながら説明する。
【0016】ヘリコプタの胴体5に、客室29内から外
に向ってレール20を設け、このレール20に沿って前
後方向に移動26が可能なゴンドラ式の吹下し防止カバ
ー(ゴンドラ式)18を備えこれでロータ吹下し10か
ら乗客13等を保護するようヘリコプタは構成されてい
る。
【0017】吹下し防止カバー(ゴンドラ式)18は滑
車21を介してレール20にとりつけられ、索駆動装置
23によって駆動される索22により、前後方向に移動
26ができる。索駆動装置23の操作は、オペレータ2
5のスイッチ24操作によって行われる。吹下し防止カ
バー(ゴンドラ式)18は乗客13が収容されるのに十
分な大きさを有し、合成樹脂を主体とする軽量で十分な
強度を有する材料で製作されており、乗客13が外部の
景色を見るのに便利なように、透明部分を有している。
【0018】自動車17で乗客13がヘリコプタ近くに
到着したらオペレータ25の操作により、吹下し防止カ
バー(ゴンドラ式)18がヘリコプタ後部に移動26を
行なわれ、乗客13が吹下し防止カバー(ゴンドラ式)
18に乗り込み、この状態でオペレータ25の操作によ
り、吹下し防止カバー(ゴンドラ式)18がヘリコプタ
の胴体5の前方に移動26され、胴体5内に入ったとこ
ろで乗客13は客室29へ移る。
【0019】図1,3において乗客13は1人を示して
いるが複数人でもよく、吹下し防止カバー(ゴンドラ
式)18に乗客13が乗り込む場合、必要に応じてステ
ップ等を利用する。
【0020】乗客13の代りに図42に示すような急病
人または救助される人15を救助者16がたんか等でヘ
リコプタへ乗せる場合も同様である。
【0021】吹下し防止カバー(ゴンドラ式)18の作
動プロセスに図4の作動ブロック図に示すとおりであ
る。このようにすれば、乗客13、急病人または救助さ
れる人はロータ吹下し10から保護される。
【0022】吹下し防止カバー(ゴンドラ式)18が必
要でない場合には、図1,2に示すように、ヘリコプタ
の胴体5内に吹下し防止カバー(収納)19の状態に胴
体5内に収納して空力抵抗の増加とならないようにして
ヘリコプタの性能劣化を防いでいる。
【0023】吹下し防止カバー(ゴンドラ式)18が不
要でヘリコプタの胴体5内に吹下し防止カバー(収納)
19の状態で収納されている場合には、扉27がヒンジ
28まわりに移動39を行なってクローズとしている。
逆に吹下し防止カバー(ゴンドラ式)18をヘリコプタ
の胴体5の外へ出す前に、扉27をヒンジ28まわりに
移動39を行なって開にした状態にしておく。因みにこ
れらの作動は、第11実施例で説明する場合と同様であ
る。
【0024】このようにして本第1実施例によれば乗客
13等は完全にロータ吹下し10から保護される。 (第2実施例)本発明の第2実施例について、図5を参
照し、かつ、図1を援用しながら説明する。
【0025】第1実施例の吹下し防止カバー(ゴンドラ
式)18が床があったのに対し、本第2実施例は、床の
ない吹下し防止カバー(ゴンドラ式)30を有し、これ
でロータ吹下し10から乗客13等を保護するようヘリ
コプタは構成されている。
【0026】前述のように、本第2実施例は、第1実施
例の吹下し防止カバー(ゴンドラ式)18の床のない場
合に相当し、乗客13等が客室29に入る場合には、乗
客13等が吹下し防止カバー(ゴンドラ式)30の移動
26とともに歩行によってほぼそれと同速度で移動26
を行なわなければならない。自動車17を小さいものと
して、吹下し防止カバー(ゴンドラ式)30を大きなも
のとすると、自動車17ごとこの吹下し防止カバー(ゴ
ンドラ式)30内におさめることができ、オープンカー
においても、ロータ吹下し10の影響をうけることなく
安全にヘリコプタの胴体5の客室29へアクセスするこ
とができるようになり、便利である。その他の機能、作
用、効果等については第1実施例と同様である。 (第3実施例)本発明の第3実施例について、図6〜9
を参照しながら説明する。
【0027】本第3実施例はヘリコプタの胴体5に、客
室29内から外に向ってガイド32を設け、このガイド
32に沿って前後方向に移動26が可能なじゃばら式の
吹下し防止カバー(じゃばら式)31を備え、これでロ
ータ吹下し10から乗客13等を保護するようヘリコプ
タは構成されている。
【0028】吹下し防止カバー(じゃばら式)31は、
ガイド32に沿ってロッド33によって前後方向に移動
26を行なえる。オペレータ25がスイッチ36を操作
すると電気信号が配線35を通って、油圧装置または電
動機34に伝達され、これらが作動して、ロッド33を
介して、吹下し防止カバー(じゃばら式)31を引き出
したり、引っこめたりすることができる。これらの作動
プロセスは、図8に示す作動ブロック図のとおりであ
る。
【0029】吹下し防止カバー(じゃばら式)31は乗
客13等が収納されるに十分な大きさを有し、合成樹脂
を主体とする軽量で十分な強度を有する材料で製作され
ており、乗客13が外部の景色を見るのに便利なよう
に、透明部分を有する。
【0030】自動車17で乗客13がヘリコプタ近くに
到着したら、オペレータ25の操作により、吹下し防止
カバー(じゃばら式)31がヘリコプタ後部に移動26
を行なわれ、乗客13が吹下し防止カバー(じゃばら
式)31に乗り込み、この状態でオペレータ25の操作
により、吹下し防止カバー(じゃばら式)31が胴体5
の前方に移動26を行なわれ、客室29内に入ったとこ
ろで乗客13等は客室29へ移る。
【0031】図6,9において乗客13は1人を示して
いるが複数人でもよく吹下し防止カバー(じゃばら式)
31に乗客13が乗り込む場合、必要に応じてステップ
等を利用する。
【0032】乗客13の代りに図47に示すような急病
人または救助される人15を救助者16がたんか等でヘ
リコプタへ乗せる場合も同様である。
【0033】吹下し防止カバー(じゃばら式)31の作
動プロセスは、図8の作動ブロック図に示すとおりであ
る。
【0034】吹下し防止カバー(じゃばら式)31が必
要でない場合には、図6,7に示すように、ヘリコプタ
の胴体5内に吹下し防止カバー(収納)37の状態に収
納して空力抵抗の増加とならないようにしてヘリコプタ
の性能劣化を防いでいる。
【0035】吹下し防止カバー(じゃばら式)31が不
要で、ヘリコプタの胴体5内に吹下し防止カバー(収
納)37の状態で収納されている場合には、扉27がヒ
ンジ28まわりに移動39を行なってクローズとしてい
る。逆に吹下し防止カバー(じゃばら式)31をヘリコ
プタの胴体5の外へ出す前に、扉27をヒンジ28まわ
りに、移動39を行なって開にした状態にしておく。因
みにこれらの作動は、第11実施例で説明する場合と同
様である。
【0036】このようにして本第3実施例によれば乗客
13は完全にロータ吹下し10から保護される。図9で
吹下し防止カバー(じゃばら式)31は角ばった表示と
しているが丸目のものとしてもよい。 (第4実施例)本発明の第4実施例について、図10を
参照しながら説明する。
【0037】第3実施例の吹下し防止カバー(じゃばら
式)31には床があったのに対し、本第4実施例は床の
ない吹下し防止カバー(じゃばら式)38を備え、これ
でロータ吹下しから乗客13等を保護するようヘリコプ
タは構成されている。
【0038】前述のように、本第4実施例は、第3実施
例の吹下し防止カバー(じゃばら式)31の床のない場
合に相当し、乗客13が客室29に入る場合には、乗客
13が吹下し防止カバー(じゃばら式)31の移動26
とともに歩行によって同速度で移動26を行なわなけれ
ばならない。
【0039】自動車17を小さいものとして、吹下し防
止カバー(じゃばら式)38を大きなものとすると、自
動車17ごと、この吹下し防止カバー(じゃばら式)3
8内におさめることができ、オープンカーにおいても、
ロータ吹下し10の影響をうけることなく安全にヘリコ
プタの胴体5の客室29へアクセスすることができるよ
うになり、便利である。
【0040】図10で吹下し防止カバー(じゃばら式)
38は角ばった表示としているが丸目のものとしてもよ
い。 (第5実施例)本発明の第5実施例について、図11〜
13,15を参照しながら説明する。
【0041】本第5実施例は、ヘリコプタの胴体5のま
わりにヒンジ41を設け、このヒンジ41まわりに移動
48が可能な吹下し防止カバー40を備え、これでロー
タ吹下しを偏流するようヘリコプタは構成されている。
図11〜13では吹下し防止カバー40が胴体5の横方
に装着されている場合を示しているが前方でも後方でも
よい。
【0042】吹下し防止カバー40はロッド50を介
し、アクチュエータ42に連結されていて、油圧装置ま
たは電動機44の動力を伝達装置43が伝達して、吹下
し防止カバー40をヒンジ41まわりに移動48を行な
わせている。オペレータ25がスイッチ46を操作する
と電気信号が配線45を通って、油圧装置または電動機
44に伝達され、これらが作動して、伝達装置43、ア
クチュエータ42、ロッド50等を介して、吹下し防止
カバー40がヒンジ41まわりに移動48を行なう。こ
れらの作動プロセスは図15に示す作動ブロック図の通
りである。吹下し防止カバー40が不要な場合には、吹
下し防止カバー(収納)47として胴体5内に収納し
て、空力抵抗の増加をおさえ、ヘリコプタの性能劣化を
ふせいでいる。
【0043】図11〜13に示すような吹下し防止カバ
ー40とするとロータ吹下し49として横方向に偏流さ
せて下向きのロータ吹下し10をなくすことができ、乗
客13等が自動車17で矢印のようにヘリコプタにアク
セスして、より安全、快適に胴体5の客室29内へ、乗
降口12からステップ14を使って乗り込むことが可能
となる。
【0044】図11〜図13において、吹下し防止カバ
ー40の上下方向位置は胴体5の上部に装着されている
図を示しているが、この位置がもっと下方でもよく、吹
下し防止カバー40の長手方向の長さが比較的長い状態
を示しているが、もっと短くてもよく、吹下し防止カバ
ー40の左右方向の幅は比較的広い状態を示している
が、この幅がもっと大きくても小さくてもよい。
【0045】また図11,12において、ヘリコプタの
胴体5の客室29への乗降口12は、ヘリコプタの胴体
5の幅の広い部分の後部に設けられていることを示して
いるが、胴体5の幅の広い部分の横方に乗降口12が設
けられている場合でもよい。 (第6実施例)本発明の第6実施例について、図14,
15を参照しながら説明する。
【0046】図11〜13に示す第5実施例がヒンジ4
1まわりに移動48を行なう回転方式の吹下し防止カバ
ー40であったのに対し、本第6実施例は、ヘリコプタ
の胴体5の外側に突出し式に出たり、ひっこんだりして
移動55ができる吹下し防止カバー51を備え、これで
ロータ吹下し10を偏流するようヘリコプタは構成され
ている。図14では吹下し防止カバー51を胴体の横方
へつき出した場合を示しているが、前方または後方へつ
き出す場合でもよい。
【0047】吹下し防止カバー51はロッド52を介
し、アクチュエータ53に連結されていて油圧装置また
は電動機44の動力を伝達装置54が伝達して、吹下し
防止カバー51を左右方向に移動55が行なえるように
している。オペレータ25がスイッチ46を操作すると
電気信号が配線45を通って油圧装置または電動機44
に伝達され、これらが作動して伝達装置54、アクチュ
エータ53、ロッド52等を介して、吹下し防止カバー
51が胴体5の左右方向につき出し式に移動55を行な
う。これらの作動プロセスは、図15に示す作動ブロッ
ク図の通りである。吹下し防止カバー51が不要な場合
には、吹下し防止カバー(収納)56として胴体5内に
収納して空力抵抗の増加をおさえ、したがって、ヘリコ
プタの性能劣化がふせがれる。
【0048】その他、吹下し防止カバー51の機能、作
用、効果等は前述の第5実施例と同様である。
【0049】図14において、吹下し防止カバー51の
上下取付位置は上部となっているかもっと下方でもよく
(ただし上部に位置している程、ロータ吹下し10を偏
流する効果はより大きく、より効果的である)、左右方
向への吹下し防止カバー51のつき出し量については、
図14より大きくても小さくてもよい。 (第7実施例)本発明の第7実施例について、図16,
17,15を参照しながら説明する。
【0050】本第7実施例はヘリコプタの胴体5の幅の
広い部分の後部にヒンジ59を設け、そのヒンジ59ま
わりに後方へ移動63ができる吹下し防止カバー58を
備え、これでロータ吹下しを偏流するよう構成されたヘ
リコプタである。
【0051】吹下し防止カバー58はロッド60を介
し、アクチュエータ61に連結されていて、油圧装置ま
たは電動機44の動力を伝達装置62が伝達して、吹下
し防止カバー58を後方に移動63をさせている。オペ
レータ25がスイッチ46を操作すると電気信号が配線
45を通って、油圧装置または電動機44に伝達され、
これらが作動して伝達装置62、アクチュエータ61、
ロッド60等を介して吹下し防止カバー58が胴体5の
幅の広い部分の後部にヒンジ59まわりに移動63が行
なわれる。これらの作動プロセスは図15に示す作動ブ
ロック図の通りである。吹下し防止カバー58が不要な
場合には、吹下し防止カバー(収納)64として、胴体
5内に収納して空力抵抗の増加をおさえ、これによっ
て、ヘリコプタの性能の劣化をふせいでいる。
【0052】自動車17のヘリコプタへの接近、乗客1
3のヘリコプタの胴体5の客室29への乗降は前述の第
5実施例と同様である。
【0053】図16,17において、吹下し防止カバー
58の上下取付位置は上部となっているが、もっと下方
でもよい。ただし、上部に位置している程、ロータ吹下
し10を偏流する効果はより大きく、効果的である。
【0054】図17では、吹下し防止カバー58とヘリ
コプタの胴体5の後部との間にすきまがあるが、すきま
のないようにしてもよい。(このすきまのない方がロー
タ吹下し10を偏流する効果は大きい) (第8実施例)本発明の第8実施例について図18〜2
0,15を参照しながら説明する。
【0055】本第8実施例は、ヘリコプタの胴体5の幅
の広い部分の後部に前後方向に移動26が可能なつき出
し式の吹下し防止カバー65を備え、これでロータ吹下
し10を偏流するよう構成されたヘリコプタである。
【0056】吹下し防止カバー65はロッド66を介
し、アクチュエータ67に連結されていて油圧装置また
は電動機44の動力を伝達装置68が伝達して吹下し防
止カバー65を後方につき出し式に移動26を行なえ
る。オペレータ25がスイッチ46を操作すると電気信
号が配線45を通って油圧装置または電動機44に伝達
され、これらが作動して、伝達装置68、アクチュエー
タ67、ロッド66等を介して、吹下し防止カバー65
が胴体5の幅の広い部分の後部につき出し式に移動26
を行なわれる。これらの作動プロセスは図15に示す作
動ブロック図の通りである。
【0057】吹下し防止カバー65が不要な場合には、
吹下し防止カバー(収納)69として、胴体5内に収納
されて、空力抵抗の増加をおさえ、これにより、ヘリコ
プタの性能劣化をふせいでいる。
【0058】自動車17のヘリコプタへの接近、乗客1
3のヘリコプタの胴体5の客室29への乗降は前述の第
5実施例と同様である。
【0059】図18〜20において、吹下し防止カバー
65の上下取下位置は上部となっているがもっと下方で
もよい。ただし、上部に位置している程、ロータ吹下し
10を偏流する効果はより大きく効果的である。
【0060】また吹下し防止カバー65の後方へのつき
出し量は多ければ多い程、ロータ吹下し10を偏流する
効果は大きくなる。 (第9実施例)本発明の第9実施例について、図21〜
23,15を参照しながら説明する。
【0061】本第9実施例は、ヘリコプタの胴体5の後
部に左右両側にヒンジ74を設け、このヒンジ74まわ
りに移動75できる吹下し防止カバー70を有し、これ
でロータ吹下し10を偏流するよう構成されたヘリコプ
タである。
【0062】吹下し防止カバー70は、ロッド71を介
し、アクチュエータ72に連結されていて、油圧装置ま
たは電動機44の動力を伝達装置73が伝達して、吹下
し防止カバー70をヒンジ74まわりに移動75を行な
わせる。オペレータ25がスイッチ46を操作すると電
気信号が配線45を通って油圧装置または原動機44に
伝達され、これらが作動して伝達装置73、アクチュエ
ータ72、ロッド71等を介して吹下し防止カバー70
がヒンジ74まわりに移動75を行なう。これらの作動
プロセスは図15に示す作動ブロック図の通りである。
【0063】吹下し防止カバー70が不要の場合には、
吹下し防止カバー(収納)76として胴体5内に収納さ
れて、空力抵抗の増加をおさえ、これにより、ヘリコプ
タの性能劣化をふせいでいる。
【0064】自動車17のヘリコプタへの接近、乗客1
3のヘリコプタの胴体5の客室29への乗降は前述の第
5実施例と同様である。
【0065】吹下し防止カバー70の幅、長さとも大き
ければ大きい程、ロータ吹下し10を偏流する効果は大
きく、より効果的である。 (第10実施例)本発明の第10実施例について、図2
4〜26,15を参照しながら説明する。
【0066】本第10実施例は、ヘリコプタの胴体5の
後部に左右両側につき出し式に移動55ができる吹下し
防止カバー77を備え、これでロータ吹下し10を偏流
するよう構成されたヘリコプタである。
【0067】吹下し防止カバー77はロッド78を介し
て、アクチュエータ79に連結されていて、油圧装置ま
たは電動機44の動力を伝達装置73が伝達して、吹下
し防止カバー77を胴体5の後部の左右方向につき出し
式に移動55を行なわせる。オペレータ25がスイッチ
46を操作すると、電気信号が配線45を通って油圧装
置または電動機44に伝達され、これらが作動して伝達
装置73、アクチュエータ79、ロッド78等を介し
て、吹下し防止カバー77が胴体5の後部の左右方向に
つき出し式に移動55を行なわれる。これらの作動プロ
セスは図15に示す作動ブロック図の通りである。
【0068】吹下し防止カバー77が不要の場合には、
吹下し防止カバー(収納)80として、胴体5内に収納
されて、空力抵抗の増加をおさえ、これにより、ヘリコ
プタの性能劣化をふせいでいる。
【0069】自動車17のヘリコプタへの接近、乗客1
3のヘリコプタの胴体5の客室29への乗降等は、前述
の第5実施例の場合と同様である。
【0070】吹下し防止カバー77の幅、長さとも大き
ければ大きい程、ロータ吹下し10を偏流する効果は大
きく、より効果的である。 (第11実施例)本発明の第11実施例について、図2
7〜29を参照しながら説明する。
【0071】本第11実施例は、ヘリコプタの胴体5の
幅の広い部分の後部に、ヒンジ82を左右方向に設け、
このヒンジ82まわりに回転して移動84できる吹下し
防止カバー81を備え、これでロータ吹下しを偏流する
よう構成されたヘリコプタである。
【0072】吹下し防止カバー81はロッド83に連結
されていて、ロッド83は油圧装置または電動機44の
動力により吹下し防止カバー81をヒンジ82まわりに
上下方向に移動84を行なわせる。オペレータ25がス
イッチ46を操作すると電気信号が配線45を通って、
油圧装置または電動機44に伝達され、これらが作動し
てロッド83を介して吹下し防止カバー81がヒンジ8
2まわりに回転して移動84を行なわれる。これらの作
動プロセスは、図29に示す作動ブロック図の通りであ
る。
【0073】吹下し防止カバー81が不要の場合には、
吹下し防止カバー(収納)85として、胴体5内に収納
されて空力抵抗の増加をおさえ、これにより、ヘリコプ
タの性能劣化をふせいでいる。
【0074】自動車17のヘリコプタへの接近、乗客1
3等のヘリコプタの胴体5の客室29への乗降等は、前
述の第5実施例の場合と同様である。
【0075】吹下し防止カバー81の大きさは、許され
る範囲内でできるだけ大きい方がロータ吹下し10を偏
流する効果は大きく、また吹下し防止カバー81の移動
84(上に上がる量)が大きければ大きい程、ロータ吹
下し10を偏流する効果は大きく、より効果的である。 (第12実施例)本発明の第12実施例について、図3
0,31,29を参照しながら説明する。
【0076】本第12実施例は、ヘリコプタの胴体5の
幅の広い部分の後部に、後方につき出し式に移動26が
できる吹下し防止カバー86を備え、これでロータ吹下
し10を偏流するよう構成されたヘリコプタである。
【0077】吹下し防止カバー86はロッド87に連結
されていてロッド87は油圧装置または電動機44の動
力により、吹下し防止カバー86をつき出し式に後方へ
移動26を行なわせる。オペレータ25がスイッチ46
を操作すると電気信号が配線45を通って油圧装置また
は電動機44に伝達され、これらが作動して、ロッド8
7を介して吹下し防止カバー86がつき出し式に移動2
6を行なわれる。これらの作動プロセスは、図29に示
す作動ブロック図の通りである。
【0078】吹下し防止カバー86が不要の場合には、
吹下し防止カバー(収納)88として胴体5内に収納さ
れて、空力抵抗の増加をおさえ、これにより、ヘリコプ
タの性能劣化をふせいでいる。
【0079】自動車17のヘリコプタへの接近、乗客1
3等のヘリコプタの胴体5の客室29への乗降等は、前
述の第5実施例の場合と同様である。
【0080】吹下し防止カバー86の大きさは、許され
る範囲でできるだけ大きい方がロータ吹下し10を偏流
する効果は大きく、より効果的である。 (第13実施例)本発明の第13実施例について、図3
2〜35を参照しながら説明する。
【0081】本第13実施例は、ヘリコプタの胴体5の
外側に高圧ガス吹出口89を設け、ここから高圧ガス吹
出し90を行い、ロータ吹下し10を偏流する機能を有
するよう構成されたヘリコプタである。図32〜34に
おいては、高圧ガス吹出口89は胴体5の横方に位置し
ているが、これは前方でも後方でもよい。
【0082】高圧ガス吹出口89がヘリコプタの胴体5
の左右両側の横方に設けられていて、オペレータ25の
スイッチ94操作により、高圧ガス貯器95から配管9
1を通して高圧ガス吹出口89から横方に高圧ガス吹出
し90を行い、これによりロータ吹下し10を横方に偏
流することが可能となる。
【0083】オペレータ25がスイッチ94操作する
と、電気信号が配線93を通って弁92に伝達され、弁
92が開放となり、高圧ガス貯器95に蓄積された高圧
ガスが配管91を通って高圧ガス吹出口89から高圧ガ
ス吹出し90が可能となる。これらの作動プロセスは、
図35に示す作動ブロック図のとおりである。
【0084】このように高圧ガス吹出し90が形成され
るとロータ吹下し10を横方に偏流することができ、乗
客13等をロータ吹下し10から保護することができ
る。
【0085】または、前述の第5実施例の場合と同様
に、自動車17がヘリコプタへ接近し、乗客13等がヘ
リコプタの胴体5の客室29へ乗降すれば、さらに安
全、快適とすることができる。
【0086】高圧ガス吹出口89の位置は図32〜34
に示すよりもより下方位置でもよく、ロータ吹下し10
の強さ、大きさ等に合せて、もっと幅広く設けても、幅
狭く設けてもよい。図32〜34では、高圧ガス吹出口
89が胴体5の左右側の横方に設けられている場合を示
しているが、前方、後方いずれに設けられている場合で
もよい。 (第14実施例)本発明の第14実施例について図36
〜40を参照しながら説明する。
【0087】本第14実施例は、ヘリコプタの胴体5の
内側からゴムまたは合成樹脂製の袋の中に高圧ガスが充
てんされた吹下し防止カバー96が胴体5の外側へ展張
されたり、胴体5の内側へ引込んで吹下し防止カバー
(収納)102となったりできる吹下し防止カバー96
を有し、ロータ吹下し10を偏流してロータ吹下し49
としてロータ吹下しから乗客13等を保護するよう構成
されたヘリコプタである。図36〜38においては吹下
し防止カバー96が胴体5の横方へ展張される場合を示
しているが前方でも後方でもよい。
【0088】オペレータ25のスイッチ97操作によ
り、弁92が開放され(弁99は閉の状態のまま)、配
管91を通って高圧ガスが吹下し防止カバー96に充ま
んされ(この吹下し防止カバー96はゴムまたは合成樹
脂製のフレキシブルなものである)、外側へ移動55を
行なって図37,38の実線で示すような吹下し防止カ
バー96を形成し、ロータ吹下し49のように偏流させ
ることができる。
【0089】吹下し防止カバー(収納)102とするに
は、オペレータ25がスイッチ94,97を操作して、
弁99を開放とし、弁92を閉として、排出口101か
ら配管100を通して高圧ガスを外側へはき出すことと
する。そうすると吹下し防止カバー96は、ちぢんで引
込み、吹下し防止カバー(収納)102とすることがで
きる。これらの作動プロセスは、図39,40の作動ブ
ロック図に示すとおりである。 (第15実施例)本発明の第15実施例について、図4
1〜45を参照しながら説明する。
【0090】本第15実施例は、ヘリコプタの胴体5内
に収納されたプロペラ103を設け、胴体5の外側に設
けられた扉108を開にして、プロペラ103を作動さ
せ、このプロペラ後流104でロータ吹下し10を偏流
して、ロータ吹下し10から乗客13等を保護するよう
構成されたヘリコプタである。
【0091】オペレータ25がスイッチ112を操作す
ると電気信号が配線111を通って油圧装置または電動
機110に伝達され、これらが作動してロッド109を
介して扉108が開放される。この状態で、オペレータ
25がスイッチ107を操作すると、電気信号が配線1
06を通って電動機105に伝達され、電動機105が
作動してプロペラ103が回転してプロペラ後流104
が形成され、これがロータ吹下し10を偏流させ、乗客
13等を保護することが可能となる。これらの作動プロ
セスは、図44の作動ブロック図に示すとおりである。
【0092】上述では、プロペラ103を運転するのに
扉108が開になったことを確認してオペレータ25が
スイッチ107操作を行っていたが、扉108が開にな
ったことを電気信号としてとらえ、この電気信号を電動
機105に入力してやれば、自動的にプロペラ103を
回転させることができる。これらの作動プロセスは、図
45の作動ブロック図に示すとおりである。
【0093】図41〜43においては、プロペラ103
はヘリコプタの胴体5の横方に装着されていたが、プロ
ペラ103がヘリコプタの胴体5の前方または胴体5の
幅の広い部分の後方に装着されている場合でもよい。
【0094】また図41〜43において、プロペラ10
3はヘリコプタの胴体5の上部に装着されている場合を
示しているが、もっと下方に装着されている場合でもよ
い。
【0095】図41〜43において、プロペラ103は
片側3個の場合を示しているがプロペラ103の個数は
いくつでもよい。
【0096】以上第1〜15実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、
物理的に干渉しない範囲で、これらの実施例を、任意に
組合せて使用してもよいし、合目的な他の構成を選んで
もよい。組合せが多ければ多いほど、その効果は大きく
好都合となる。
【0097】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0098】請求項1に記載の発明ではヘリコプタの胴
体に客室内から外に向ってレールを設け、このレールに
沿って前後方向に移動可能なゴンドラ式の吹下し防止カ
バー(ゴンドラ式)を装着して使用するので、ヘリコプ
タのロータが回転していても、乗客等が安全に、快適に
ヘリコプタの胴体の客室への乗降が可能となるヘリコプ
タを提供できる。
【0099】吹下し防止カバー(ゴンドラ式)が不要な
場合には、胴体内に収納して、空力抵抗の増加をおさえ
ヘリコプタの性能劣化をふせぐことができる。
【0100】請求項2に記載の発明ではヘリコプタの胴
体に客室内から外に向ってガイドを設け、このガイドに
沿って、前後方向に移動可能なじゃばら式の吹下し防止
カバーを装着して使用するのでヘリコプタのロータが回
転していても乗客等が安全に、快適にヘリコプタの胴体
の客室への乗降が可能となるヘリコプタを提供できる。
【0101】吹下し防止カバー(じゃばら式)が不要な
場合には、胴体内に収納して、空力抵抗の増加をおさ
え、ヘリコプタの性能劣化をふせぐことができる。
【0102】請求項3に記載の発明ではヘリコプタの胴
体のまわりにヒンジを設け、このヒンジまわりに回転し
て、移動できる吹下し防止カバーを備え、これを使用す
るので、ヘリコプタのロータが回転していても、乗客等
が安全に、快適に、ヘリコプタの胴体の客室への乗降が
可能となるヘリコプタを提供することができる。
【0103】吹下し防止カバーが不要な時には胴体内に
収納して、吹下し防止カバー(収納)として、空力抵抗
の増加をおさえ、ヘリコプタの性能劣化をふせぐことが
できる。
【0104】請求項4に記載の発明ではヘリコプタの胴
体からつき出し式に胴体の外側へ移動できる吹下し防止
カバーを備え、これを使用すると、ヘリコプタのロータ
が回転しても、乗客等が安全に、快適にヘリコプタの胴
体の客室への乗降が可能となるヘリコプタを提供するこ
とができる。
【0105】吹下し防止カバーが不要な時には胴体内に
収納して吹下し防止カバー(収納)として、空力抵抗の
増加をおさえ、ヘリコプタの性能劣化をふせいでいる。
【0106】請求項5に記載の発明ではヘリコプタの胴
体の外側に高圧ガス吹出口を設け、ここから高圧ガス吹
出しを行ったり、胴体の外側に高圧ガスが充てんされた
ゴムまたは合成樹脂製の袋から構成される吹下し防止カ
バーを設けたり、胴体内に設置されたプロペラを作動さ
せて、プロペラ後流を形成したりして、ロータ吹下しを
偏流してロータ吹下しから乗客等を保護して、安全に、
快適にヘリコプタの胴体の客室への乗降が可能なヘリコ
プタを提供することができる。
【0107】吹下し防止カバーが不要な場合には吹下し
防止カバーを収納状態にしたり、扉を閉にしたりして、
空力抵抗の増加をおさえ、ヘリコプタの性能劣化をふせ
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の側面図、
【図2】第1実施例の平面図、
【図3】第1実施例を前方から見る断面図、
【図4】第1実施例の作動ブロック図、
【図5】本発明の第2実施例を前方から見る断面図、
【図6】本発明の第3実施例の側面図、
【図7】第3実施例の平面図、
【図8】第3実施例の作動ブロック図、
【図9】第3実施例を前方から見る断面図、
【図10】本発明の第4実施例を前方から見る断面図、
【図11】本発明の第5実施例の側面図、
【図12】第5実施例の平面図、
【図13】第5実施例を前方から見る断面図、
【図14】本発明の第6実施例を前方から見る断面図、
【図15】本発明の第5〜10実施例に係る作動ブロッ
ク図、
【図16】本発明の第7実施例の側面図、
【図17】第7実施例平面図、
【図18】本発明の第8実施例の側面図、
【図19】第8実施例の平面図、
【図20】第8実施例を後方から見る断面図、
【図21】本発明の第9実施例の側面図、
【図22】第9実施例の平面図、
【図23】第9実施例を後方から見る断面図、
【図24】本発明の第10実施例の側面図、
【図25】第10実施例の平面図、
【図26】第10実施例を後方から見る断面図、
【図27】本発明の第11実施例の側面図、
【図28】第11実施例の平面図、
【図29】第11実施例の作動ブロック図、
【図30】本発明の第12実施例の側面図、
【図31】第12実施例の平面図、
【図32】本発明の第13実施例の側面図、
【図33】第13実施例の平面図、
【図34】第13実施例を前方から見る断面図、
【図35】第13実施例の作動ブロック図、
【図36】本発明の第14実施例の側面図、
【図37】第14実施例の平面図、
【図38】第14実施例を前方から見る断面図、
【図39】第14実施例の作動ブロック図(展張時)、
【図40】第14実施例の作動ブロック図(引込み
時)、
【図41】本発明の第15実施例の側面図、
【図42】第15実施例の平面図、
【図43】第15実施例を前方から見る断面図、
【図44】第15実施例の作動ブロック図(プロペラ作
動を手動)、
【図45】第15実施例の作動ブロック図(プロペラ作
動を自動)、
【図46】従来例における乗客のヘリコプタへの乗降を
示す図、
【図47】従来例における急病人または救助される人の
ヘリコプタへの乗降を示す図、
【図48】従来例における地面近くのヘリコプタ近傍の
流れを横から見る図、
【図49】従来例における地面近くのヘリコプタ近傍の
流れを前方から見る図である。
【符号の説明】
1 ヘリコプタ 2 ロータ 3 ロータ回転軸 4 エンジン 5 胴体 6 水平尾翼 7 垂直尾翼 8 テールロータ 9 地面 10 ロータ吹下し 11 循環 12 乗降口 13 乗客 14 ステップ 15 急病人または救助される人 16 救助者 17 自動車 18 吹下し防止カバー(ゴンドラ式) 19 吹下し防止カバー(収納) 20 レール 21 滑車 22 索 23 索駆動機 24 スイッチ 25 オペレータ 27 扉 28 ヒンジ 29 客室 30 吹下し防止カバー(ゴンドラ式) 31 吹下し防止カバー(じゃばら式) 32 ガイド 33 ロッド 34 油圧装置または電動機 35 配線 36 スイッチ 37 吹下し防止カバー(収納) 38 吹下し防止カバー(じゃばら式) 40 吹下し防止カバー 41 ヒンジ 42 アクチュエータ 43 伝達装置 44 油圧装置または電動機 45 配線 46 スイッチ 47 吹下し防止カバー(収納) 49 ロータ吹下し 50 ロッド 51 吹下し防止カバー 52 ロッド 53 アクチュエータ 54 伝達装置 56 吹下し防止カバー(収納) 57 自動車の軌跡 58 吹下し防止カバー 59 ヒンジ 60 ロッド 61 アクチュエータ 62 伝達装置 64 吹下し防止カバー(収納) 65 吹下し防止カバー 66 ロッド 67 アクチュエータ 68 伝達装置 69 吹下し防止カバー(収納) 70 吹下し防止カバー 71 ロッド 72 アクチュエータ 73 伝達装置 74 ヒンジ 76 吹下し防止カバー(収納) 77 吹下し防止カバー 78 ロッド 79 アクチュエータ 80 吹下し防止カバー(収納) 81 吹下し防止カバー 82 ヒンジ 83 ロッド 85 吹下し防止カバー(収納) 86 吹下し防止カバー 87 ロッド 88 吹下し防止カバー(収納) 89 高圧ガス吹出口 90 高圧ガス吹出し 91 配管 92 弁 93 配線 94 スイッチ 95 高圧ガス貯器 96 吹下し防止カバー 97 スイッチ 98 配線 99 弁 100 配管 101 排出口 102 吹下し防止カバー(収納) 103 プロペラ 104 プロペラ後流 105 電動機 106 配線 107 スイッチ 108 扉 109 ロッド 110 油圧装置または電動機 111 配線 112 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリコプタの胴体の客室内から外に向っ
    て設けられたレールと、同レールに沿って前後方向に移
    動可能なゴンドラ式の吹下し防止カバーとを具備してな
    ることを特徴とするヘリコプタ。
  2. 【請求項2】 ヘリコプタの胴体の客室内から外に向っ
    て設けられたガイドと、同ガイドに沿って前後方向に移
    動可能なじゃばら式の吹下し防止カバーとを具備してな
    ることを特徴とするヘリコプタ。
  3. 【請求項3】 ヘリコプタの胴体のまわりにほぼ水平に
    設けられたヒンジと、同ヒンジまわりに回動してロータ
    吹下しを偏流する吹下し防止カバーとを具備してなるこ
    とを特徴とするヘリコプタ。
  4. 【請求項4】 ヘリコプタの胴体からつき出し式に胴体
    の外側へロータ吹下しを偏流可能に移動できる吹下し防
    止カバーを具備してなることを特徴とするヘリコプタ。
  5. 【請求項5】 ヘリコプタの胴体の外側にむけて設けら
    れた高圧ガス吹出し口と、同高圧ガス吹出し口からガス
    の吹出し可能に設けられた高圧ガス貯器とを具備してな
    ることを特徴とするヘリコプタ。
JP29895091A 1991-11-14 1991-11-14 ヘリコプタ Withdrawn JPH05131995A (ja)

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