JPH0513113A - 構成型空気電池 - Google Patents
構成型空気電池Info
- Publication number
- JPH0513113A JPH0513113A JP3160323A JP16032391A JPH0513113A JP H0513113 A JPH0513113 A JP H0513113A JP 3160323 A JP3160323 A JP 3160323A JP 16032391 A JP16032391 A JP 16032391A JP H0513113 A JPH0513113 A JP H0513113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air battery
- filter
- type air
- constitutional
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気電池からなる素電池を複数個直列に構成
した構成型空気電池は、過放電時に漏液の問題が生じ
る。よって過放電時に漏液しない優れた特性を有する構
成型空気電池を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の構成型空気電池は、ポリプロピレン
樹脂の不織布を基材とするフィルター2を撥水処理をし
たもの、つまりフィルター2に厚さ0.007mm以上の
テトラフルオルエチレンのフィルム11を熱溶着するこ
とにより、耐漏液性の点で優れた効果が得られ、過放電
時に漏液しない優れた特性を有する構成型空気電池を提
供することができる。
した構成型空気電池は、過放電時に漏液の問題が生じ
る。よって過放電時に漏液しない優れた特性を有する構
成型空気電池を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の構成型空気電池は、ポリプロピレン
樹脂の不織布を基材とするフィルター2を撥水処理をし
たもの、つまりフィルター2に厚さ0.007mm以上の
テトラフルオルエチレンのフィルム11を熱溶着するこ
とにより、耐漏液性の点で優れた効果が得られ、過放電
時に漏液しない優れた特性を有する構成型空気電池を提
供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構成型空気電池に関し、
特に通気孔に用いるフィルターを改良した構成型空気電
池に関する。
特に通気孔に用いるフィルターを改良した構成型空気電
池に関する。
【0002】
【従来の技術】空気電池の正極活物質は、空気中の酸素
である。したがって構成型空気電池の場合、電池ケース
に空気中の酸素を取り入れるための通気孔を設ける必要
がある。
である。したがって構成型空気電池の場合、電池ケース
に空気中の酸素を取り入れるための通気孔を設ける必要
がある。
【0003】従来、この通気孔には高分子樹脂(不織
布)のフィルターを使用していた。図1において、1は
電池ケース、3は吸液材、4は素電池、5はコネクター
(a)、6はコネクター(b)、7は−端子、8は+端
子、9は電池ケースふたである。そして電池ケースふた
9には複数の通気孔10が設けられ、この通気孔10に
フィルター2が設けてある。
布)のフィルターを使用していた。図1において、1は
電池ケース、3は吸液材、4は素電池、5はコネクター
(a)、6はコネクター(b)、7は−端子、8は+端
子、9は電池ケースふたである。そして電池ケースふた
9には複数の通気孔10が設けられ、この通気孔10に
フィルター2が設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】空気電池を複数個直列
に構成した場合、過放電時に電池内圧の上昇により、素
電池4に漏液の問題が生じる。構成型空気電池では、通
気孔10において電解液が漏出したか否かで漏液の有無
を判定する。
に構成した場合、過放電時に電池内圧の上昇により、素
電池4に漏液の問題が生じる。構成型空気電池では、通
気孔10において電解液が漏出したか否かで漏液の有無
を判定する。
【0005】従来、通気孔10のフィルター2には、先
にも述べたように高分子樹脂からなる不織布を使用して
おり、これでは容易に電解液が浸透するため、過放電時
に漏液するという問題点を有していた。
にも述べたように高分子樹脂からなる不織布を使用して
おり、これでは容易に電解液が浸透するため、過放電時
に漏液するという問題点を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、過放電時に漏液しない構成型空気電池を提供する
ことを目的とする。
ので、過放電時に漏液しない構成型空気電池を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の構成型空気電池は、撥水処理を施したフィル
ターを通気孔に設けたものである。
に本発明の構成型空気電池は、撥水処理を施したフィル
ターを通気孔に設けたものである。
【0008】
【作用】この構成において、過放電時に素電池より漏液
した電解液を、通気孔に設けた撥水処理したフィルター
でトラップすることとなる。
した電解液を、通気孔に設けた撥水処理したフィルター
でトラップすることとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成型空気電池に
ついて図面に基づいて説明する。
ついて図面に基づいて説明する。
【0010】本実施例における構成型空気電池は、図1
に示した従来例と同様の構成となっており、唯一、フィ
ルター2のみが撥水処理を施したものである。
に示した従来例と同様の構成となっており、唯一、フィ
ルター2のみが撥水処理を施したものである。
【0011】本実施例は、医療機器用構成型空気電池P
Z146Xを用いて、図2に示したようにフィルター2
の側面にポリテトラフルオルエチレン(三井フロロケミ
カル製、以下テフロンという)のフィルムを熱溶着し、
過放電テストを行って耐漏液性の検討を行ったものであ
る。
Z146Xを用いて、図2に示したようにフィルター2
の側面にポリテトラフルオルエチレン(三井フロロケミ
カル製、以下テフロンという)のフィルムを熱溶着し、
過放電テストを行って耐漏液性の検討を行ったものであ
る。
【0012】図2において、2はフィルター、11はテ
フロンのフィルムである。フィルター2の基材には、テ
フロン11の熱溶着を容易にするため、テフロンの融点
より20℃以上低い融点の材料が適していることがわか
っているので、本実施例のフィルター2にはポリプロピ
レン樹脂(以下PPという)製の厚さ0.8mmの不織布
を用いた。PPといったような高分子樹脂の基材が必要
なのは、テフロンのみのフィルターでは、強度不足とコ
スト高といったような問題点を有するためである。
フロンのフィルムである。フィルター2の基材には、テ
フロン11の熱溶着を容易にするため、テフロンの融点
より20℃以上低い融点の材料が適していることがわか
っているので、本実施例のフィルター2にはポリプロピ
レン樹脂(以下PPという)製の厚さ0.8mmの不織布
を用いた。PPといったような高分子樹脂の基材が必要
なのは、テフロンのみのフィルターでは、強度不足とコ
スト高といったような問題点を有するためである。
【0013】なお、PZ146Xは、空気電池PR16
62の6直列で構成されている8.4Vタイプの構成型
空気電池である。
62の6直列で構成されている8.4Vタイプの構成型
空気電池である。
【0014】検討項目としては、厚さ0.005〜0.
1mmのテフロンのフィルムを熱溶着して耐漏液性の検討
を行った。
1mmのテフロンのフィルムを熱溶着して耐漏液性の検討
を行った。
【0015】その結果を(表1)に示した。
【0016】
【表1】
【0017】この(表1)から明らかなように、本実施
例による0.007mm以上のテフロンのフィルムを用い
た構成型空気電池は、耐漏液性の点で優れた効果が得ら
れる。必要以上に厚いテフロンのフィルムを用いること
はコストの面で好ましくない。
例による0.007mm以上のテフロンのフィルムを用い
た構成型空気電池は、耐漏液性の点で優れた効果が得ら
れる。必要以上に厚いテフロンのフィルムを用いること
はコストの面で好ましくない。
【0018】以上のように本実施例によれば、PPを基
材とする不織布からなるフィルターにテフロンのフィル
ムを熱溶着して、フィルターに撥水処理を施すことによ
り、過放電時の漏液問題を解決することができる。
材とする不織布からなるフィルターにテフロンのフィル
ムを熱溶着して、フィルターに撥水処理を施すことによ
り、過放電時の漏液問題を解決することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例の説明により明らかなよう
に本発明の構成型空気電池によれば、フィルターに撥水
処理を施すことにより、過放電時に漏液しない優れた特
性を有する構成型空気電池を実現できるものである。
に本発明の構成型空気電池によれば、フィルターに撥水
処理を施すことにより、過放電時に漏液しない優れた特
性を有する構成型空気電池を実現できるものである。
【図1】(a)は本発明の一実施例の構成型空気電池の
構成例を示す縦断面図 (b)は同側面図
構成例を示す縦断面図 (b)は同側面図
【図2】同構成型空気電池に用いるフィルターの断面図
1 電池ケース
2 フィルター
4 素電池
9 電池ケースふた
10 通気孔
11 テフロン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 近藤 正嗣
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】通気孔を有する電池ケースに、複数個直列
に構成した空気電池からなる素電池を収納した構成型空
気電池において、撥水処理したフィルターを設けた通気
孔を具備した構成型空気電池。 - 【請求項2】撥水処理の手段として、フィルターに厚さ
0.007mm以上のポリテトラフルオルエチレンフィル
ムを熱溶着した請求項1記載の構成型空気電池。 - 【請求項3】フィルターの基材の融点が、ポリテトラフ
ルオルエチレンの融点より20℃以上低い請求項2記載
の構成型空気電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3160323A JPH0513113A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 構成型空気電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3160323A JPH0513113A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 構成型空気電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513113A true JPH0513113A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15712481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3160323A Pending JPH0513113A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 構成型空気電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0513113A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5931992A (en) * | 1994-12-27 | 1999-08-03 | Noritake Co., Ltd. | Surface-decorated articles by noble metals utilizable in an electronic range method for producing same and liquid gold for insulating overglaze decoration |
US5972483A (en) * | 1995-12-27 | 1999-10-26 | Noritake Co., Ltd. | Surface-decorated utensil with noble metal usable in electric range |
WO2013133247A1 (ja) | 2012-03-09 | 2013-09-12 | 日産自動車株式会社 | 空気電池カートリッジ及び空気電池システム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611322U (ja) * | 1979-07-06 | 1981-01-30 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP3160323A patent/JPH0513113A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611322U (ja) * | 1979-07-06 | 1981-01-30 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5931992A (en) * | 1994-12-27 | 1999-08-03 | Noritake Co., Ltd. | Surface-decorated articles by noble metals utilizable in an electronic range method for producing same and liquid gold for insulating overglaze decoration |
US6077570A (en) * | 1994-12-27 | 2000-06-20 | Noritake Co., Ltd. | Surface-decorated articles by noble metals utilizable in an electronic range method for producing same and liquid gold for insulating overglaze decoration |
US5972483A (en) * | 1995-12-27 | 1999-10-26 | Noritake Co., Ltd. | Surface-decorated utensil with noble metal usable in electric range |
WO2013133247A1 (ja) | 2012-03-09 | 2013-09-12 | 日産自動車株式会社 | 空気電池カートリッジ及び空気電池システム |
US10297871B2 (en) | 2012-03-09 | 2019-05-21 | Nissan Motor Co., Ltd. | Air cell cartridge and air cell system |
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