JPH0512780Y2 - - Google Patents

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JPH0512780Y2
JPH0512780Y2 JP4720184U JP4720184U JPH0512780Y2 JP H0512780 Y2 JPH0512780 Y2 JP H0512780Y2 JP 4720184 U JP4720184 U JP 4720184U JP 4720184 U JP4720184 U JP 4720184U JP H0512780 Y2 JPH0512780 Y2 JP H0512780Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、半導体放射線位置検出器の改良に
関するもので、この半導体放射線位置検出器は、
たとえば核医学診断で通常使用されているシンチ
レーシヨンカメラやマルチスライスのエミツシヨ
ンCT装置(コンピユータ断層撮影装置)のよう
に特定のエネルギの放射線の2次元的位置を検出
することによつて特定のRI核種の分布イメージ
を得るのに有用であり、あるいは他に理工学の分
野等で使用される。
(ロ) 従来技術 2次元的な半導体放射線位置検出器を、特に各
医学診断用カメラ等のように大きな有効視野(た
とえば400cm2以上)が必要な用途に使用する場合、
現状では半導体結晶の寸法が小さなものに限定さ
れている(たとえばプレーナ型高純度GeやSiで
は50cm2以下、CdTeやHgI2等の常温用化合物半導
体では数cm2以下)ため、複数の検出素子(結晶)
を配列することが必要である。しかし、各素子の
間の間隔(つまり境界)の空間分解能や不均一性
への影響、各プリアンプへの結線の複雑化、一部
の検出素子が故障した時の交換および検出器部全
体の組立の難しさ等の問題があり、実用化を困難
にしている。また、良質(一般に高純度で均一)
な結晶では寸法が大きい程非常に高価となり、逆
に小さい寸法の結晶を多数使用すれば上記の複雑
化等の問題が顕著になる。
(ハ) 目的 この考案は、複数の検出素子の配列および各プ
リアンプの結線を簡単化するとともに、組立や分
解を容易とし、検出素子の寸法(つまり素子間
隔)を小さくすることに寄与できる半導体放射線
位置検出器を提供することを目的とする。
(ニ) 構成 この考案によれば、互いに対向する第1、第2
の平行平板電極を伴なう放射線検出用半導体基板
を複数個、第1の方向に少なくとも1列に配列
し、これら半導体基板を該配列方向に沿う細長い
対向する1対の第1、第2の絶縁板ではさんで1
次元的な位置検出部をなす組立体を構成し、この
組立体を第1の方向とは略直角な第2の方向に並
列的に複数個配置して2次元的な位置検出器を構
成し、上記第1の絶縁板の内側の面に上記第1の
方向に連続している導体を形成して上記各半導体
基板の第1の電極と接続し、この導体より第2の
方向の座標位置信号を取り出し、上記第2の絶縁
板の内側の面に各半導体基板の第2の電極に対応
して第1の方向に分離された導体を形成して上記
各半導体の対応するものの第2の電極と接続し、
且つこの第2の絶縁板に第1の方向には強く束縛
するが第2の方向には束縛しないコネクタを取り
付けてその各々を上記導体の各々に接続し、第1
の方向に関して同位置のコネクタに対し第2の方
向に連続している棒状または板状の信号線を取り
付け、この信号線から第1の方向の座標位置信号
を取り出すようにしている。
(ホ) 実施例 第1図、第2図、第3図イ,ロはこの考案の一
実施例を示し、これらの図では説明の簡単化のた
め検出画素が4×4のマトリクス状に配置されて
いるものとしている。第1図および第3図に示す
ように、4枚の放射線検出用半導体基板1がX方
向に1次元的に1列に配列され、対向する1対の
細長い絶縁板4,4a〜4d、6,6a〜6dに
よりはさまれ、サンドイツチ構造の1次元検出部
をなす組立体が構成される。この組立体は第1図
に示すようにX方向と略直角なY方向に並列的に
4個配列され、2次元の位置検出器が構成され
る。半導体基板1は、たとえば、GeやSi、また
は、CdTe,HgI2等の化合物半導体であり、互い
に対向する平行平板電極2,3ではさまれた構造
となつている。電極2,3の一方は陽極、他方は
陰極であつて、これらの図では特に、1枚の基板
1に陽極と陰極とが1個ずつ設けられ、1枚の基
板に放射線検出素子が1個だけ存在している場合
が示されている。なお、基板1は、Ge,Si等で
は高純度半導体の空乏層またはリチウムイオン等
で補償した真性領域でなり、各電極2,3はp+
またはn+層を有するが、HgI2および高抵抗型
CdTe等の場合は基板1が結晶自体であり、各電
極2,3は金属(HgI2の場合はPd,Ge等)の蒸
着やアカダツク塗布等で形成されている。
絶縁板4,6はその両端でボルト14とナツト
15でスプリング16を介在させながら互いに固
定されており、絶縁板4,6の少なくとも一方、
この実施例では絶縁板4の両端がボルト17によ
つて支持板18に固定されている。ガンマ線等の
測定すべき放射線は図示しないコリメータを通し
て絶縁板4の側から入射されるようになつてい
る。絶縁板4の内側の面には導体の接着、蒸着ま
たは塗布等によりX方向に連続している導体5が
設けられ、導電性接着剤8を介して各基板1の電
極2と接続され、導電性接着剤13により接続さ
れた線12,12a〜12dを通して信号が読み
出され、Y方向の位置情報が得られる。この放射
線入射側の絶縁板4は放射線吸収の少ない物質の
比較的薄い板(たとえばガラス板等)でなり、且
つ導体5も薄く形成され、放射線の吸収効果が小
さくなるようにされている。他方、絶縁板6の内
側の面にも同様な導体7が形成されているが、X
方向に連続してはいず、各基板1の電極3と1対
1に対応するようX方向に分離されており、分離
している各導体7は導電性接着剤8を介して各々
対応する電極3と接続されている。第1図に示す
ように、絶縁板6にはX方向には強く束縛するが
Y方向にはあまり束縛しないか全然束縛しないコ
ネクタ9が取り付けられており、その各々が上記
導体7の各々に接続されている。第1図では棒状
の信号線11,11a〜11dが用いられ、これ
をコネクタ9に対し上方から一定以上の力で押し
込んだり、引つ張つたりすることにより、X方向
に関して同位置のコネクタ9に対し着脱自在に取
り付けることができるようにされている。こうし
てX方向の同位置にある導体7がそれぞれコネク
タ9を介して共通の信号線11に接続され、この
線11を通して信号が読み出されることによりX
方向の位置情報が得られる。
なお、各信号読み出し線11,12から後の位
置検出回路の構成に関しては種々考えられるが、
たとえば各行、各列毎にプリアンプを設けるとす
ると、検出素子がn×nのマトリクスの場合プリ
アンプ数が2n個となり、nが大きい用途では各
検出素子にプリアンプを設ける場合に比して結線
が簡単でプリアンプ数も少なくコストの低減が可
能となる。抵抗電荷分割等によりさらにプリアン
プ数を減少(たとえば4個)させる構成も可能で
ある。また、信号線11,12の一方はバイアス
印加側であるため交流結合により信号を読み出す
ようにする。
以上の構成によれば、信号線11はコネクタ9
に対して着脱自在であり、且つ1対の絶縁板4,
6は互いに両端で固定されて組立体をなし、これ
が両端部で支持板18に固定されるという構造に
なつているため、いずれか1つの検出素子が故障
したときはまず信号線11を外した上でその検出
素子を含む組立体のみを取り外し、これを修理し
たり、他の組立体と交換することが容易にでき
る。このように組立および交換が容易なため、検
出素子を小さくしても支障がなく、検出素子の寸
法つまり素子間隔を小さくした半導体放射線位置
検出器を実現するのに役立つ。
なお、上記は1つの実施例であつてこの考案の
要旨を逸脱しない限り、構成的に種々の変更が可
能である。たとえば、上記では検出素子が4×4
のマトリクスの場合を示しているが、他の配列の
場合にも同様に適用できることはもちろんであ
る。
また、上記のような棒状信号線11を用いる代
りに第4図に示すような板状信号線11′,11
a′〜11d′を用いたり、コネクタ9の形状も多少
変形することも可能である。板状信号線11′と
しては、板状導体あるいは絶縁板の片面または両
面に導体層の形成されたものなどを使用すること
ができる。
さらに、第5図〜第7図に示すように各信号線
11,11′を絶縁板19〜22により一体的に
組立て、複数の信号線を一度にまとめて着脱する
ことができるようにしてもい。この場合、絶縁体
のみで一体に形成するのでなく、各信号線を絶縁
状態で保持できるのではあれば非絶縁性の部材を
使用してもよい。信号線を複数のブロツクに分け
てブロツク単位でそれぞれを一体化するようにし
てもよい。
また、上記では絶縁板4,6にはさまれた組立
体にはX方向に半導体基板1が1列に並べられて
純粋の1次元の検出部を構成しているが、2列以
上並べて多少Y方向の位置検出をもできるよう
な、言わば疑似1次元検出部とでも言うべき組立
体として構成することもできる。すわわち、第8
図イ,ロのように、半導体基板1自体を2列に並
べてもよい。あるいは第9図イ,ロのように半導
体基板1自体は1列であるが、この半導体基板1
を、直交短冊型電極方式(Checker−Board−
Type)の電極を伴なつてY方向にも検出素子配
列が存在する2次元検出素子配列を有するもので
構成してもよい。この第9図では1つの半導体基
板1に2×2のマトリクス型検出素子配列を有す
るものが示されている。これら第8図および第9
図では導体5はX方向には連続であるがY方向に
は素子配列の各行に対応して分離されており、異
なる信号線12でそれぞれ信号の読み出しが行な
われ、また、導体7はX方向には素子配列の各列
に対応して分離されているがY方向には連続であ
り、異なる行に配列されている検出素子の、X方
向に同位置であるもの同士が共通の導体7に接続
され、共通のコネクタ9を介して共通の信号線1
1により信号が読み出される。第8図および第9
図ではともにY方向に検出素子配列が2行の場合
を示しているが、3行以上の場合も同様に可能で
ある。
これら第1図〜第3図の例と第9図の例の中間
的なものとして、X方向に1次元的に複数の放射
線検出素子を備える半導体基板を1対の絶縁板で
はさんで1次元検出器の組立体を構成し、この組
立体を複数個並列的に配列して2次元位置検出器
を構成するようにすることも考えられる。
さらに、これらの2次元放射線位置検出器をリ
ング型または六角形状に配置することにより多層
スライスのエミツシヨンCT装置に適用すること
も可能である。
(ヘ) 効果 この考案によれば、複数の検出素子を配列する
ことが容易であり且つ各プリアンプの結線を簡単
化でき、しかも組立や分解がきわめて容易で、検
出素子の寸法つまり素子間隔を小さくしても組立
や分解を簡単にできるので検出素子寸法の小さな
半導体放射線位置検出器を実現するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の側面図、第2図
は同実施例の斜視図、第3図イ,ロは同実施例に
係る1対の絶縁板にはさまれて構成される組立体
の1つのみを示すもので、第3図イは平面図、第
3図ロは第3図イのA−A線断面図、第4図乃至
第7図はそれぞれ他の実施例を示すもので、第4
図、第5図、第6図および第7図は斜視図、第8
図イ,ロおよび第9図イ,ロはそれぞれさらに別
の実施例に係る第3図イ,ロと同様の組立体の1
つのみを示すもので、第8図イは平面図、第8図
ロは第8図イのB−B線断面図、第9図イは平面
図、第9図ロは第9図イのC−C線断面図であ
る。 1……放射線検出用半導体基板、2,3……電
極、4,4a〜4d、6,6a〜6d……絶縁
板、5,7……導体、8,13……導電性接着
剤、9……コネクタ、11,11a〜11d、1
2,12a〜12d、11′,11a′〜11d′…
…信号読み出し線、14,17……ボルト、15
……ナツト、16……スプリング、18……支持
板、19〜22……絶縁体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに対向する第1、第2の平行平板電極を
    伴なう放射線検出用半導体基板を複数個、該電
    極面に平行な第1の方向に少なくとも1列に配
    列し、これら半導体基板を該配列方向に沿う細
    長い対向する1対の第1、第2の絶縁板ではさ
    み、この組立体を、上記電極面に平行で第1の
    方向とは略直角な第2の方向に並列的に複数個
    配置し、上記第1の絶縁板の内側の面に上記第
    1の方向に連続している導体を形成して上記各
    半導体基板の第1の電極と接続し、この導体よ
    り第2の方向の座標位置信号を取り出し、上記
    第2の絶縁板の内側の面に各半導体基板の第2
    の電極に対応して第1の方向に分離された導体
    を形成して上記各半導体の対応するものの第2
    の電極と接続し、且つこの第2の絶縁板に第1
    の方向には強く束縛するが第2の方向には束縛
    しないコネクタを取り付けてその各々を上記導
    体の各々に接続し、第1の方向に関して同位置
    のコネクタに対し第2の方向に連続している棒
    状または板状の信号線を取り付け、この信号線
    から第1の方向の座標位置信号を取り出すよう
    にしたことを特徴とする半導体放射線位置検出
    器。 (2) 上記第2の方向に連続している棒状または板
    状の信号線の各々を絶縁体によつて一体に保持
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の半導体放射線位置検出器。
JP4720184U 1984-03-31 1984-03-31 半導体放射線位置検出器 Granted JPS60159389U (ja)

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JPS60159389U JPS60159389U (ja) 1985-10-23
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JPS60159389U (ja) 1985-10-23

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