JPH05126926A - データ充填方式 - Google Patents
データ充填方式Info
- Publication number
- JPH05126926A JPH05126926A JP3289720A JP28972091A JPH05126926A JP H05126926 A JPH05126926 A JP H05126926A JP 3289720 A JP3289720 A JP 3289720A JP 28972091 A JP28972091 A JP 28972091A JP H05126926 A JPH05126926 A JP H05126926A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- spectrum
- extracted
- frequency
- resolution
- Prior art date
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- Pending
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】NMRスペクトルにおいて、部分抜き出しによ
る拡大処理を行う場合、その部分のスペクトルのデータ
点数を増加させ分解能を向上させる。 【構成】フーリエ変換を行う前のFID信号に周波数変
換を行い、ディジタルフィルタにより抜き出す部分の周
波数を抜き出し、その内の必要なデータを間引きしゼロ
データを加え、フーリエ変換してスペクトルを得る。 【効果】近接したスペクトルピークが混在するようなス
ペクトルにおいて、部分的に抜き出したスペクトルはデ
ータ点数が十分であるため分解能が低下しないため、ピ
ーク判定は容易となる。
る拡大処理を行う場合、その部分のスペクトルのデータ
点数を増加させ分解能を向上させる。 【構成】フーリエ変換を行う前のFID信号に周波数変
換を行い、ディジタルフィルタにより抜き出す部分の周
波数を抜き出し、その内の必要なデータを間引きしゼロ
データを加え、フーリエ変換してスペクトルを得る。 【効果】近接したスペクトルピークが混在するようなス
ペクトルにおいて、部分的に抜き出したスペクトルはデ
ータ点数が十分であるため分解能が低下しないため、ピ
ーク判定は容易となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核磁気共鳴装置におけ
るスペクトル処理に関する。
るスペクトル処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置では、FID信号をフーリエ
変換したスペクトルを部分拡大する場合、拡大する部分
のスペクトルデータを抜き出しそれをCRTモニタに表
示したり、記録計へ出力したりする。抜き出したデータ
点数が少ない場合は、周波数オフセットと周波数領域を
変更し再度FID信号を収集し、フーリエ変換を行う。
変換したスペクトルを部分拡大する場合、拡大する部分
のスペクトルデータを抜き出しそれをCRTモニタに表
示したり、記録計へ出力したりする。抜き出したデータ
点数が少ない場合は、周波数オフセットと周波数領域を
変更し再度FID信号を収集し、フーリエ変換を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フーリエ変換して得ら
れたスペクトルは、その処理点数がスペクトルの全デー
タ点数となる。従ってスペクトルの部分抜き出しを行う
とその部分のデータ点数は少なくなる。そのため分解能
が低下し近接したスペクトルピークの判定が困難にな
る。これを解決するには条件を変更し再度データ収集を
行えばよいが、特に二次元NMRの測定などの場合、そ
のデータ収集にかなりの時間を要する。そこで時間をか
けずにデータ収集したのと同じ効果を得るため、高速処
理が可能なコンピュータによりスペクトルの抜き出した
い部分のデータ点数を増加させ、分解能を向上させるこ
とを目的とする。
れたスペクトルは、その処理点数がスペクトルの全デー
タ点数となる。従ってスペクトルの部分抜き出しを行う
とその部分のデータ点数は少なくなる。そのため分解能
が低下し近接したスペクトルピークの判定が困難にな
る。これを解決するには条件を変更し再度データ収集を
行えばよいが、特に二次元NMRの測定などの場合、そ
のデータ収集にかなりの時間を要する。そこで時間をか
けずにデータ収集したのと同じ効果を得るため、高速処
理が可能なコンピュータによりスペクトルの抜き出した
い部分のデータ点数を増加させ、分解能を向上させるこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、FI
D信号の周波数を変換し、ディジタルフィルタにより必
要な周波数成分を抜き出し、データの間引きを行う。次
に不足分のデータとしてゼロのデータを加え再度フーリ
エ変換を行うことによりスペクトルの抜き出し部のデー
タ点数を増加させることが可能となる。
D信号の周波数を変換し、ディジタルフィルタにより必
要な周波数成分を抜き出し、データの間引きを行う。次
に不足分のデータとしてゼロのデータを加え再度フーリ
エ変換を行うことによりスペクトルの抜き出し部のデー
タ点数を増加させることが可能となる。
【0005】
【作用】フーリエ変換の性質から角周波数の値を変更す
ることにより周波数は変換される。これを抜き出すスペ
クトルの周波数に合わせるようにしてFIDに掛けその
後、ディジタルフィルタにより周波数を抜き出し、その
データを間引きし、不足したデータの分をゼロのデータ
を加える(ゼロフィリング)。このデータをフーリエ変
換すると抜き出す部分のスペクトルは分解能が向上して
得られる。
ることにより周波数は変換される。これを抜き出すスペ
クトルの周波数に合わせるようにしてFIDに掛けその
後、ディジタルフィルタにより周波数を抜き出し、その
データを間引きし、不足したデータの分をゼロのデータ
を加える(ゼロフィリング)。このデータをフーリエ変
換すると抜き出す部分のスペクトルは分解能が向上して
得られる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。図1に本発明を実現するための構成図を示す。デー
タ収集部により収集されたFID信号は、処理演算部に
転送され、表示データに変換し、マンマシン部に転送し
CRTモニタに表示される。その後マンマシン部のキー
操作に従い、データは処理演算部で処理される。
る。図1に本発明を実現するための構成図を示す。デー
タ収集部により収集されたFID信号は、処理演算部に
転送され、表示データに変換し、マンマシン部に転送し
CRTモニタに表示される。その後マンマシン部のキー
操作に従い、データは処理演算部で処理される。
【0007】図2にFIDデータをフーリエ変換したス
ペクトルの例を示し、図3にそのスペクトルを処理する
フローチャートを示す。図2のスペクトルにおいてマン
マシン部より抜き出して拡大したい部分を選択させる。
選択した部分をa〜bとした場合、a−b間の低い方の
周波数を求める(f1)。またデータの開始位置(Q.
D法の場合スペクトルの中心位置)の周波数を求める
(f0)。この周波数差(f1−f0)から角周波数ω
を求める。この値を用いてFIDデータにexp(jω
t)をかけ周波数を変換させる。次に図2の破線で示す
ディジタルフィルタをかけ、必要とする部分の周波数を
抜き出す。そしてそのデータの内、データ充填したい割
合でデータの間引きを行う(2倍にしたい場合は、1点
おきにデータを抜き出す)。データの間引きによって不
足したデータとしてゼロデータをつけ加える。以上の処
理データを再度フーリエ変換することにより、抜き出し
てみたい部分のスペクトルはデータ点数が増加し分解能
が向上する。
ペクトルの例を示し、図3にそのスペクトルを処理する
フローチャートを示す。図2のスペクトルにおいてマン
マシン部より抜き出して拡大したい部分を選択させる。
選択した部分をa〜bとした場合、a−b間の低い方の
周波数を求める(f1)。またデータの開始位置(Q.
D法の場合スペクトルの中心位置)の周波数を求める
(f0)。この周波数差(f1−f0)から角周波数ω
を求める。この値を用いてFIDデータにexp(jω
t)をかけ周波数を変換させる。次に図2の破線で示す
ディジタルフィルタをかけ、必要とする部分の周波数を
抜き出す。そしてそのデータの内、データ充填したい割
合でデータの間引きを行う(2倍にしたい場合は、1点
おきにデータを抜き出す)。データの間引きによって不
足したデータとしてゼロデータをつけ加える。以上の処
理データを再度フーリエ変換することにより、抜き出し
てみたい部分のスペクトルはデータ点数が増加し分解能
が向上する。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、NMRスペクトルにお
いて近接したスペクトルピークが混在した場合など、分
解能が向上するためピーク判定が容易となる。またデー
タ収集を再度行わないため処理能力が向上する。特に2
次元NMRにおいてはデータ収集に時間を要するため有
効である。
いて近接したスペクトルピークが混在した場合など、分
解能が向上するためピーク判定が容易となる。またデー
タ収集を再度行わないため処理能力が向上する。特に2
次元NMRにおいてはデータ収集に時間を要するため有
効である。
【図1】本発明の一実施例の装置の概要を示す図であ
る。
る。
【図2】FIDデータをフーリエ変換して得られるスペ
クトル例を示す図である。
クトル例を示す図である。
【図3】本発明の処理手順を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】FID(自由誘導減衰)信号をフーリエ変
換することで得られるNMRスペクトルにおいて、スペ
クトルの部分抜き出しを行う場合、FID信号に対し、
周波数変換し、ディジタルフィルタで必要な周波数成分
を抜き出し、データ間引きし、ゼロフィリングを行い再
度フーリエ変換することにより、抜き出したい部分のス
ペクトルデータ点数が増加し分解能を向上させる機能を
有することを特徴とするデータ充填方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289720A JPH05126926A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | データ充填方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289720A JPH05126926A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | データ充填方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126926A true JPH05126926A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=17746883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289720A Pending JPH05126926A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | データ充填方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05126926A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249746A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | National Institute For Environmental Studies | 磁気共鳴装置 |
JP2019027829A (ja) * | 2017-07-26 | 2019-02-21 | 日本電子株式会社 | Nmr測定装置 |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP3289720A patent/JPH05126926A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249746A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | National Institute For Environmental Studies | 磁気共鳴装置 |
JP2019027829A (ja) * | 2017-07-26 | 2019-02-21 | 日本電子株式会社 | Nmr測定装置 |
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