JPH05125813A - 外装建材、及びこの外装建材の取付方法 - Google Patents

外装建材、及びこの外装建材の取付方法

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JPH05125813A
JPH05125813A JP29013991A JP29013991A JPH05125813A JP H05125813 A JPH05125813 A JP H05125813A JP 29013991 A JP29013991 A JP 29013991A JP 29013991 A JP29013991 A JP 29013991A JP H05125813 A JPH05125813 A JP H05125813A
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倉 照 彦 小
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 合成樹脂から断面略一定で長手方向に延出し
て成形され、その長手方向に延びる凹所15を表側に有
する複数の部材からなり、一つの部材の凹所15が長手
方向に隣接する部材の凹所15に連通するように各部材
の裏側が外壁に配置され、凹所内を表側から挿通される
固定部材により外壁に固定される複数の建材本体と、相
互に隣接して連通する複数の建材本体の凹所15を掛け
渡すようにしてこれらの凹所15に着脱自在に装着さ
れ、前記固定部材の外部への露見を防止する蓋部材13
と、を具備したことを特徴としている。また、これを取
り付ける方法も特徴としている。 【効果】 固定部材は、蓋部材により覆われているた
め、固定部材の露見により見栄えを損ねることがない。
隣位の建材本体の凹所とを掛け渡すようにして、蓋部材
が装着してあるため、凹所同士の位置の整合性を取るこ
とができ、更に、接合部での補強材としての役割をも果
たすことになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、一戸建て住宅あるいは集
合住宅などにおける外装建材及び、この外装建材の取付
方法に関するものである。
【0002】
【発明の技術的背景】一戸建て住宅あるいは集合住宅な
どにおいては、胴差、破風などに化粧用として種々の外
装品が取り付けられている。このような外装品も合成樹
脂化が進むと共に、その取付方法についても作業工数低
減の観点から簡略化する方向にある。
【0003】図12はこのような従来の外装品の一例と
して胴差を示したものである。この胴差の取付けに際し
ては、先ず、水平墨を打った後、これに位置合わせして
木製の下地桟2、3を外壁1に釘などにより固定する。
次いで、塩化ビニルなどから形成された胴差本体6の上
鉤部9を下地桟2に係合させる。続いて、胴差本体6に
形成された凹所7、8内に表側からタッピングネジ5、
5を打ちつけて下地桟2、3に確実に固定し、これによ
り、取付けが完了する。
【0004】さらに、このような胴差本体6などの外装
建材は、図12に示すような断面形状一定で、長手方向
に延出して成形された多数の長尺物からなっており、こ
れら多数の長尺物をその長手方向に順次隣接させて外壁
1に取付けている。
【0005】しかしながら、このような従来の胴差など
の外装建材では、胴差本体6を表側から挿通したタッピ
ングネジ10が外方に露見しているため、このタッピン
グネジ10が見栄えを損ねるといった問題があった。
【0006】また、上記のように、長尺物からなる多数
の胴差本体6をその長手方向に順次隣接させて外壁に取
付ける際、1つの胴差本体6とこれの隣位の胴差本体6
との接合部において、上下方向若しくは水平方向などに
位置ずれすることがある。その結果、順次配設された多
数の胴差本体6がその接合部において整合せず、不揃い
になることがあり、問題となっていた。
【0007】その他、胴差などの外装建材の化粧性を一
層向上したいという要請もあった。
【0008】
【発明の目的】本発明はこのような実情に鑑みてなされ
たもので、固定部材の外部への露見を防止し見栄えを向
上させるとともに、接合部の整合性の良い外装建材、及
びこの外装建材の取付方法を提供することを目的として
いる。
【0009】
【発明の概要】この目的を達成するため、本発明に係る
外装建材は、合成樹脂から断面略一定で長手方向に延出
して成形され、その長手方向に延びる凹所を表側に有す
る複数の部材からなり、一つの部材の凹所が長手方向に
隣接する部材の凹所に連通するように各部材の裏側が外
壁に配置され、凹所内を表側から挿通される固定部材に
より外壁に固定される複数の建材本体と、相互に隣接し
て連通する複数の建材本体の凹所を掛け渡すようにして
これらの凹所に着脱自在に装着され、前記固定部材の外
部への露見を防止する蓋部材と、を具備したことを特徴
としている。
【0010】本発明では、建材本体の凹所に表側から挿
通された固定部材は、凹所に装着された蓋部材により覆
われているため、固定部材の露見により見栄えを損ねる
ことがない。
【0011】また、1つの建材本体の凹所とこれの隣位
の建材本体の凹所とを掛け渡すようにして、これら凹所
に蓋部材が装着してあるため、建材本体の接合部におい
て、凹所同士の位置の整合性を取ることができる。これ
により、接合部の上下方向若しくは水平方向などの位置
ずれを防止でき、順次配設した多数の建材本体がその接
合部において不揃いになることがない。さらに、このよ
うに、接合部における凹所同士に蓋部材を掛け渡して装
着しているため、この蓋部材は、接合部における建材本
体同士の剛性を上げる働きをもすることができ、接合部
での補強材としての役割をも果たすことになる。
【0012】さらに、蓋部材は、凹所に着脱可能に装着
してあるため、着脱が容易であると共に、施工後におい
ても、この蓋部材を取り外すことができ、蓋部材を設け
たことによりメンテナンス性が劣化するといったことも
ない。
【0013】さらに、別体に設けた蓋部材を、例えば合
成樹脂により形成した場合、これらに所望の色合いをも
たせることができ、デザイン的にも多様化を図ることが
できる。また、蓋部材にアルミ、ステンレス等金属のパ
イプ材、及び押出成形材を用いた場合には、素材色、被
膜色を生かすことができる。
【0014】
【発明の具体的説明】以下、図面に示した実施例を参照
しながら本発明を説明する。図1及び図2は本発明の第
1の実施例を示すもので、外装品として胴差に本発明を
適用したものである。
【0015】図1、図2に示すように、第1の実施例に
係る胴差は、大略的には、外壁10に固定される二段の
支持部材12と、この支持部材12に支持・固定される
胴差本体14と、胴差本体14に装着される蓋部材13
とから構成されている。外壁10は、例えば、柱16、
間柱18に取り付けられた下地材20と、これに防水紙
22を介して取り付けられたサイディング24とからな
っている。
【0016】胴差本体14は、建物の出隅に取り付けら
れるべき出隅役物14aと、建物の外壁全体に取り付け
られるべき長尺本体14bと、建物の入隅に取り付けら
れるべき入隅役物14cとからなっている。これらの胴
差本体14は、合成樹脂からなり、押出成形などにより
断面略一定で長手方向に延出して形成されている。胴差
本体14の上方側には、断面直線状に形成された上座面
34を有し、この上座面34の先端部34aは、後述す
る支持部材4に係止される。また、上座面34から下方
に、化粧部36が曲線又は直線状に形成されている。こ
の化粧部36の表面側には、裏面側に突部17、17を
形成する凹所15、15を有している。凹所15内に
は、後述する蓋部材13に係合する係止部15a、15
aが形成されている。このような化粧部36の表側に
は、凹所15、15の他、化粧目的のため他の装飾模様
が施されるが、この装飾模様は、種々のものであってよ
く、何ら限定されるものではない。さらに、この化粧部
36の下方には、支持部材12を目隠しするための補助
化粧部40が裏側に突出して形成されている。さらに、
胴差本体14の先端部34aには、図3に拡大して示す
ように、定形シール材42が予め取り付けられている。
【0017】また、この胴差本体14は、発泡させてい
ない合成樹脂でもよいが、好ましくは、低発泡の合成樹
脂、例えば、塩化ビニル、ABS、ポリスチレン、各種
ポリオレフィンなどから一体形成されているが、さらに
好ましくは、外側に表皮を形成したり、二層押出しによ
りアクリル樹脂の表皮を形成してもよい。なお、低発泡
の場合の発泡倍率は、1.5〜4倍であり、好適には、
1.8〜2.5倍である。また、この胴差本体14の肉
厚は、3〜20mmであり、好適には、5〜10mmで
ある。さらに、成形に際しては、断面形状が一定である
ため、押出成形が好適である。但し、型内成形により成
形してもよいことは勿論である。
【0018】さらに、このように構成された胴差本体1
4の表面に、アクリルコーティングしてあってもよい。
この場合には、この胴差本体14の耐候性を向上するこ
とができると共に、コーティングの素材として種々の色
のものを用いることにより、胴差本体14を装飾性に富
んだものにすることができる。
【0019】一方、 支持部材12は、断面角形状に形
成され、所定距離、離して2列に配置されている。支持
部材12は、外壁全体に固定されているのでは無く、所
定間隔をおいて、適当な長さに形成されたものが建物の
出隅、外壁、入隅にとりつけられている。なお、上方側
に位置する支持部材12の所定間隔おきには、胴差本体
14の先端部34aを支持するために、背の高い支持部
材4が用いられている。
【0020】また、この支持部材12および4は、発泡
させていない合成樹脂、例えば、塩化ビニル、MS、A
AS、AES、アクリル、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂から一体形成さ
れている。
【0021】また、蓋部材13は、胴差本体14と同様
に合成樹脂からなり、長手方向に延出して形成されてい
る。蓋部材13の裏面側には、円弧状の係止片13a、
13aが突出して形成されている。蓋部材13は長尺も
ののほかに、入隅役物、出隅役物にかかる部分として、
図示したようにこの隅部を一体化したものを用いてもよ
く、あるいは、長尺物の他に、役物用の角部のみのもの
を形成してもよい。
【0022】この蓋部材13の材質としては、ポリ塩化
ビニル、アクリル樹脂あるいは胴差本体と同じ材質から
形成してもよく、表面にアクリルコーティングしてあっ
てもよい。
【0023】上記のように構成してある胴差本体14を
外壁10に取り付けるに際しては、先ず、水平墨を打っ
た後、支持部材12及び4を図示しないタッピングネジ
または釘により、外壁10に沿って所定間隔おきあるい
は連続して取り付ける。次いで、胴差本体14の上座面
34の先端部34aを、支持部材4の上端面に係止させ
ながら突部17、17を支持部材12、12にあてが
う。これにより、胴差本体14は、支持部材12により
一時的に支持され、休止した状態となる。次に、胴差本
体14の上下の凹所15、15内に各々釘またはタッピ
ングネジ11,11を所定間隔おきに挿通し、表側から
外壁10に確実に固定する。このようにして1つの胴差
本体14が外壁10に取り付けられ、以後、これに隣接
して更に複数の胴差本体14を長手方向に順次取り付け
る。
【0024】このようにして多数の胴差本体14を長手
方向に固定すると、1つの胴差本体14に形成された凹
所15は隣接する部材の凹所に連通される。ところが、
接合端部同士では上下方向若しくは水平方向等に位置ず
れを発生する場合もある。しかしながら、本実施例で
は、こうして相互に連通する凹所15内に、合成樹脂製
からなる所定長さの蓋部材13を嵌合するので、たとえ
端部間に位置ずれが生じていても、蓋部材13を嵌合す
る際に凹所のずれは正される。従って、並べ方向に胴差
本体14が整合される。
【0025】このような蓋部材13を凹所15内に嵌合
するには、蓋部材13の一方の係止片13aを凹所15
の一方の係止部15aに係合させ、その状態から順次他
方側に向けて回動させれば、残りの係止片13aが残り
の係止部15aに係合し、これにより凹所15内に蓋部
材13を装着することができる。
【0026】このように、蓋部材13を凹所15内に装
着することにより、タッピングネジ11、11等の頭部
は表面から覆われ外部に露出することはない。従って、
外方から眺めると、胴差本体14の化粧部36の模様の
中に蓋部材13のラインが長手方向に識別される。ま
た、こうして蓋部材13を相互に隣接する複数の凹所間
に掛け渡して装着しているので、接合部における胴差本
体間の剛性が向上する。
【0027】さらに、蓋部材13を、例えば合成樹脂に
より形成した場合、これらに所望の色合いをもたせるこ
とができ、デザイン的にも多様化を図ることができる。
また、蓋部材にアルミ、ステンレス等金属のパイプ材及
び押出形成材を用いた場合には、素材色、被膜色を生か
すこともできる。
【0028】一方、胴差本体14を補修などの目的で一
部、外壁から取り外す場合には、蓋部材13は胴差本体
14に着脱自在に取り付けられているので、この蓋部材
を表面側から容易に外すことができる。
【0029】次に、図4を参照して、第1の実施例の変
形例について説明する。この第1の変形例では、胴差本
体14のサイズは、図2に示す第1の実施例より小さい
ものであり、化粧部36の長さが全体として短く形成さ
れている。凹所15は、大形のものが中央部に1つのみ
形成されている。この凹所15内には、2本のタッピン
グネジ11が共通の支持部材12に挿通されている。凹
所15内に装着される蓋部材13には、裏面側に複数の
突起19、19、19が形成され、これにより充分な強
度が確保されている。このように、胴差本体14の大き
さが中程度のものであれば、凹所15を1つにし、2つ
のタッピングネジ11、11を覆うのに1つの蓋部材1
3を兼用させてもよい。
【0030】このように蓋部材13を1つにすることに
より、部品点数を少なくすることができる。また、胴差
本体14の長さが異なるものであっても蓋部材13を共
用することも可能である。
【0031】さらに、図5を参照して第1の実施例の第
2の変形例を説明する。この第2の変形例では、胴差本
体14がさらに小型に形成されている。このように小型
の場合には、凹所15、タッピングネジ23、及び蓋部
材13共1つとし、直接外壁10に固定してもよく、こ
れにより、コストの低減をより図ることができる。
【0032】さらに、図6、図7を参照して、本発明の
第2の実施例を説明する。この第2の実施例では、蓋部
材として、ステンレスからなるパイプ材30が採用され
ている。このようなパイプ材30は、外壁10の長手方
向に沿って胴差本体14を隣接して配置した後、相互に
隣接して連通する凹所15、15間に掛け渡される。装
着に際しては、木槌31等により軽くたたけば良い。こ
れにより、パイプ材30は順次凹所15内に嵌合され
る。この時、端部間にずれが生じていても確実に整合さ
れる。このように、ステンレスのパイプ材30を用いる
ことにより、素材の有する自然の色合いを生かすことが
できる。更に、接合部での補強を確実にすることができ
る。
【0033】以上、本発明の第1、第2の実施例につい
て本発明を胴差に適用して説明したが、本発明は勿論、
胴差以外の外装品にも適用可能である。以下に、図8を
参照して、外装品として鼻隠しに適用した場合の第3の
実施例について説明する。
【0034】鼻隠しでは、まず下地桟26が、軒天板2
5の端部と野地板27との間にやや傾斜して取り付けら
れる。鼻隠し本体29は、下鉤部35を軒天板25に差
しかけるとともに上鉤部21を野地板27の下面にあて
がい、例えば中央部に1つ形成された凹所32内にタッ
ピングネジ33、33等を下地桟26に挿通して固定す
る。こうして、1つの鼻隠し本体29を固定したのち、
同様に、複数の鼻隠し本体29を順次、長手方向に隣接
して配置する。その後、相互に隣接する凹所間に、合成
樹脂製の蓋部材41を着脱自在に掛け渡すことにより凹
所32の上面を覆う。これにより、タッピングネジ33
等の露出が防止される。なお、この蓋部材41にパイプ
材を用いることもできる。
【0035】このように、鼻隠しにも有効に適用するこ
とができ、タッピングネジの露出を防止するとともに、
接合部での剛性を高めることができる。さらに、図9を
参照して、第4の実施例として、本発明を破風材に適用
した場合について説明する。
【0036】破風材でも、鼻隠しと同様に、軒天板37
と野地板38との間に、下地桟39を取り付けする。破
風材本体43は下鉤部44を軒天板37に差しかけると
ともに上鉤部45を野地板38の下面にあてがい、例え
ば中央部に1つ形成された凹所46内に2つのタッピン
グネジ47、47等を下地桟39に挿通して固定する。
こうして、複数の破風材本体43も順次、長手方向に配
置する。その後、相互に隣接する凹所46間に合成樹脂
製の蓋部材41を着脱自在に装着すれば、タッングネジ
等の露見を防ぐとともに接合部での剛性を高めることが
できる。
【0037】このように、破風材においても有効に適用
できる。さらに、図10の(A)と(B)は本考案の第
5の実施例を示すものである。この実施例では、隣接す
る例えば胴差本体51、51の接合部50での強度をよ
り高めるために、接合部50で連通する凹所49内に、
ステンレスからなる補助金具48を装着している。補助
金具48は、断面略コ字状で、一方の端部は外方に広く
拡開して形成されている。このような補助金具48を接
合部で凹所49、49間に掛け渡し、凹所内の係止部4
9a、49aに、その端部を弾性的に係合させれば、接
合部50での強度が一層向上する。
【0038】この場合、凹所49内に装着する蓋部材
は、単にカバー機能があれば良く、強度を特に必要とし
ない。また、タッピングネジ52等は、補助金具48に
当接しない胴差本体51に挿通すれば良い。
【0039】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明はこれに限定されず、種々の改変である。例
えば、以上の各実施例では、蓋部材の表面側は曲面状に
膨出して形成されているが、これに代え、図11に示し
たように、平面状の蓋部材55でもよい。また、蓋部材
55に設ける係止片55a、55aは爪として形成して
もよく、凹所56内の係止部56a、56aの形状も種
々のものであってよい。
【0040】また、以上の実施例では、外装建材とし
て、胴差、鼻隠し、及び破風材について説明したが、本
発明はこれに限定されず、他の外装建材、例えば、窓飾
り、基礎見切、コーナー柱、ベランダ笠木、附柱などに
も有効に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
建材本体の凹所に表側から挿通された固定部材は、凹所
に装着された蓋部材により覆われているため、固定部材
の露見により見栄えを損ねることがない。
【0042】また、1つの建材本体の凹所とこれの隣位
の建材本体の凹所とを掛け渡すようにして、これら凹所
に蓋部材が装着してあるため、建材本体の接合部におい
て、凹所同士の位置の整合性を取ることができる。さら
に、接合部における凹所同士に蓋部材を掛け渡して装着
しているため、この蓋部材は、接合部における建材本体
同士の剛性を上げる働きをもすることができ、接合部で
の補強材としての役割をも果たすことになる。
【0043】さらに、蓋部材は、凹所に着脱可能に装着
してあるため、着脱が容易であると共に、施工後におい
ても、この蓋部材を取り外すことができ、蓋部材を設け
たことによりメンテナンス性が劣化するといったことも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る胴差を示す分解斜
視図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す胴差の断面図であ
る。
【図3】図2の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の第1の変形例に係る胴
差の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の第2の変形例に係る胴
差の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る胴差の分解斜視図
である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す胴差の断面図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例に係る鼻隠しの断面図で
ある。
【図9】本発明の第4の実施例に係る破風材の断面図で
ある。
【図10】本図のA、Bは本発明の第5の実施例に係
り、補助金具を用いた場合の断面図、及びその正面図で
ある。
【図11】本発明の外装建材を構成する蓋部材の変形例
を示す断面図である。
【図12】従来の外装建材の断面図である。
【符号の説明】
4…支持部材 11…タッピングネジ 12…支持部材 13…蓋部材 14…胴差本体 15…凹所 15a…係止部 29…鼻隠し本体 30…パイプ材 32…凹所 33…タッピングネジ 43…破風材本体 47…タッピングネジ 48…補助金具 49…凹所 50…接合部 51…胴差本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂から断面略一定で長手方向に延
    出して成形され、その長手方向に延びる凹所を表側に有
    する複数の部材からなり、一つの部材の凹所が長手方向
    に隣接する部材の凹所に連通するように各部材の裏側が
    外壁に配置され、凹所内を表側から挿通される固定部材
    により外壁に固定される複数の建材本体と、 相互に隣接して連通する複数の建材本体の凹所を掛け渡
    すようにしてこれらの凹所に着脱自在に装着され、前記
    固定部材の外部への露見を防止する蓋部材と、を具備し
    たことを特徴とする外装建材。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材は合成樹脂からなり、凹所に
    形成された係止部に係合する係止爪を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の外装建材。
  3. 【請求項3】 前記蓋部材は、凹所に嵌合可能に形成さ
    れたパイプ材であることを特徴とする請求項1に記載の
    外装建材。
  4. 【請求項4】 合成樹脂から断面略一定で長手方向に延
    出して成形され、その長手方向に延びる凹所を表側に有
    する複数の建材本体を、一つの建材本体の凹所が長手方
    向に隣接する建材本体の凹所に連通するように裏側を外
    壁に配置し、 前記凹所内を表側から挿通した固定部材によりこれら建
    材本体を前記外壁に固定する工程と、 前記固定部材の外部への露見を防止する蓋部材を、相互
    に隣接して連通する複数の建材本体の凹所を掛け渡すよ
    うにしてこれら凹所に着脱自在に装着する工程と、を具
    備することを特徴とする外装建材の取付方法。
  5. 【請求項5】 前記建材本体とこれに長手方向に隣接し
    て配置される建材本体との接合部分では、接合される2
    つの凹所間に補助金具を掛け渡して装着し、この補助金
    具を覆うように前記蓋部材を前記凹所内に装着したこと
    を特徴とする請求項4に記載の外装建材の取付方法。
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