JPH0512538U - タイル - Google Patents

タイル

Info

Publication number
JPH0512538U
JPH0512538U JP8765091U JP8765091U JPH0512538U JP H0512538 U JPH0512538 U JP H0512538U JP 8765091 U JP8765091 U JP 8765091U JP 8765091 U JP8765091 U JP 8765091U JP H0512538 U JPH0512538 U JP H0512538U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
glaze
tiles
back surface
curtain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8765091U
Other languages
English (en)
Inventor
博之 小路
智明 柴地
Original Assignee
株式会社イナツクス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナツクス filed Critical 株式会社イナツクス
Priority to JP8765091U priority Critical patent/JPH0512538U/ja
Publication of JPH0512538U publication Critical patent/JPH0512538U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 幕掛けによりタイルへ施釉しても、タイルの
裏面側に釉薬が廻り込まないタイルの提供にある。 【構成】 タイル11の裏面11aの周縁部に、釉収容
切欠部12が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
施釉されるタイルの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイルに施釉する方法の一つとして幕掛けがある。この幕掛けは、図4に示す 如く下端にスリット3が設けられた釉薬缶2に釉薬4を入れ、スリット3から釉 薬4をタイル幅の幕状に垂れ流し、コンベア6で搬送されるタイル1の表面1b に釉薬4を施すものである。 幕掛けによりタイルに施釉した場合には、同図に示す如く、釉薬4はタイル1 の側面1cを伝わって下方へ垂れる。側面1cへ垂れた過剰の釉薬4のうち、大 部分の釉薬4は、側面1cの下端縁から滴下するが、一部の釉薬4は、余剰釉5 としてタイル裏面1aに廻り込む。この余剰釉5が裏面1aに付着したままで、 図示しないローラーハースキルン(以下単に、「RHK」という。)による焼成 工程に入ると次ぎの問題点が生じていた。 すなわち、釉薬4はRHKの高温焼成域でどろどろの液状であるため、タイル 裏面1aに付着した余剰釉5は、タイル1が搬送される間にRHKのローラーに 付着することになる。そして、次々に搬送されるタイル1によりローラーの周面 に多量の釉薬がこびりつくことになる。この釉薬のこびりついたローラーをその まま用いてタイルの搬送を行うと、ローラーにこびりついた釉薬が次々に搬送さ れてくるタイルにくっついたり、タイルがローラーから離れにくくなったりして 、タイルは蛇行しながらRHK内で搬送されることになる。このような蛇行を生 じると、タイルの均一な焼成ができなくなったり、ローラー間にタイルが挟まっ たり、タイルがローラーから落下したりする原因となる。ローラー間にタイルが 挟まると、ローラーの折損事故につながり、またタイルがローラーから落下する と、タイルの歩留まりの低下につながる。従って、ローラーの周面に多量の釉薬 がこびりついているものは、点検をして発見のうえ、これを交換しなければなら なかった。また、タイルの落下は、落下したタイルがRHK内に溜まり、装置自 体の停止という事故につながることもある。 そこで、従来では、工程中に、タイル1の裏面側1aに廻り込んだ余剰釉5を 除去する工程をわざわざ設けていた。この除去作業は、スポンジ(図示せず)を 搬送されてくるタイルの両側の裏面周縁部に当接するように設置しておき、この スポンジでタイル裏面1aの余剰釉5をこすりとっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、スポンジでの除去作業では、完全に余剰釉5を取り除くことができな いため、余剰釉5がRHKのローラーに付着して、依然としてタイルの蛇行,落 下,ローラーの折損等の事故が発生していた。 また、この除去作業の工程を設けているので、タイルの製造工程数が増えスポ ンジの定期交換を必要とする等により、タイルの製造能率の低下を招いていた。 更に、タイルの製造単価の高騰の原因の一つにもなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記従来の課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、釉薬がタ イルの裏面側に廻り込まないタイルを提供せんとするものである。 而して、本考案が採用した手段は、タイルの裏面周縁部に、釉薬の廻り込み分 を収容する釉収容切欠部が設けられているところにある。
【0005】
【作用】
幕掛けにより本考案に係るタイルに釉薬を施すと、過剰の釉薬がタイルの表面 から側面へと流れ出し、その大部分は側面の下端縁から下方に滴下するが、その 一部は余剰釉として側面の下端縁から面伝いに更に下方に廻り込もうとする。し かし、タイルの裏面周縁部には、釉収容切欠部が設けられているので、この余剰 釉は、釉収容切欠部の上方空間に収容され、それ以上に下方へ垂れることはない 。従って、タイル裏面にまで、余剰釉が廻り込むことはない。つまり、幕掛けに より施釉されたタイルをそのままの状態でRHKに搬入しても、RHKのローラ ーと接触するタイル裏面に余剰釉の廻り込みがないため、釉薬がローラーに付着 することがなくなる。
【0006】
【実施例】
以下に図面を用いて実施例の説明をする。なお、従来技術と同一符号は同一部 材を示すものである。 まず、図1を用いて第1実施例を説明する。タイル11は、平板状であり、R HKで焼成することのできる寸法のものである。タイル11の裏面11aの四周 縁部には、釉収容切欠部12が設けられている。釉収容切欠部12の上面12a は、タイル表面11bと平行に形成されている。釉収容切欠部12の立面12b は上面12aと直交して形成されている。釉収容切欠部12は、タイル11をプ レス成形する際に、一体成形されている。また、タイル裏面11aには、裏足1 3が設けられている。 つぎに、タイル11へ幕掛けにより施釉した場合の施釉状態を図1の(b)を 用いて説明する。コンベア6に載せられたタイル11は、釉薬缶2により幕状に 釉薬4が垂れ流される。過剰の釉薬4は側面11cを伝わって下方へ垂れるが、 その大部分は、タイル側面11cの下端縁から下方に滴下する。また、一部の下 垂釉薬はタイル側面11cの下端縁から面伝いに更に下方に廻り込もうとする。 しかし、タイル裏面11aの四周縁部には、釉収容切欠部12が設けられている ので、余剰釉5は釉収容切欠部12の上面12aに沿って若干内方へ入り込むだ けで、それ以上に内方ないし下方へ廻り込むだけの余力を残していない。つまり 、余剰釉5は、釉収容切欠部12の上方空間に収容されることになる。従って、 RHKに搬入した際にローラーと接する面であるタイル裏面11aにまで、余剰 釉5が、廻り込むことはない。 本考案に係る図1に示すタイル11によれば、幕掛けにより施釉されたタイル をそのままの状態でRHKに搬入しても、RHKのローラーに余剰釉5が付着す ることはないので、タイルの蛇行,落下等の事故も発生することがない。従って 、タイルの歩留の向上を図ることができると共に、ローラーの間にタイル11が 挟まり、ローラーが折損するという事故の発生も防止できる。
【0007】 つぎに、図2及び図3を用いて別の実施例を説明する。図2に示す実施例は、 平板状のタイル21の裏面21aの周縁部には、釉収容切欠部22の上面22a がタイル21の側面21cと鋭角を成している。つまり、上面22aが、余剰釉 の返し面になっている。従って、余剰釉は、タイル裏面21aに廻り込むことは ない。また、図3に示す実施例は、タイル31の裏面周縁部に設けられた釉収容 切欠部32が側面視して湾曲状に形成されており、釉収容部32の上面32aが 、余剰釉の返し面になっている。
【0008】 本考案に係るタイルは前述の実施例に限定されるものではない。例えば、平板 状のタイルに限ることはなく、役物タイルその他のタイルであっても幕掛け施釉 でき且つRHKにより焼成できる形状及び寸法のものであればよい。また、タイ ルが湿式成形されるものにおいては、成形された後タイルの裏面周縁部を削る等 して釉収容切欠部を形成することができる。以上詳述の如く、本考案に係るタイ ルは実施の態様に応じて適宜変更可能である。
【0009】
【考案の効果】
本考案に係るタイルによれば、タイルの裏面周縁部に、釉収容切欠部が設けら れているので、タイルに幕掛けで施釉しても、タイルの裏面にまで釉薬が廻り込 むことはない。つまり、施釉したそのままの状態でRHKによる焼成工程に入っ ても、釉薬がローラーに付着することはないので、タイルの蛇行、落下,ローラ ーの折損等の事故の発生を防止することができる。延いては、タイルの歩留りの 向上を図ることができる。また、、余剰釉の除去作業を省略することができるの で、タイルの製造能率の向上をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタイルの実施例を示すものであ
り、(a)は、タイルを裏向けた状態の斜視図、(b)
は、(a)に示すタイルに幕掛けによって施釉している
状態の側面図である。
【図2】本考案に係るタイルの別の実施例を示すもので
あり、タイルの側面図である。
【図3】本考案に係るタイルのさらに別の実施例を示す
ものであり、タイルの側面図である。
【図4】従来技術を示すものであり、幕掛けによってタ
イルへ施釉している状態の側面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31…タイル 2…釉薬缶 3…スリット 4…釉薬 5…余剰釉 12,22,32…釉収容切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイルの裏面周縁部に、釉薬の廻り込み
    分を収容する釉収容切欠部が設けられていることを特徴
    とするタイル。
JP8765091U 1991-07-29 1991-07-29 タイル Pending JPH0512538U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8765091U JPH0512538U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 タイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8765091U JPH0512538U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 タイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0512538U true JPH0512538U (ja) 1993-02-19

Family

ID=13920843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8765091U Pending JPH0512538U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 タイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0512538U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240202A (en) * 1975-09-26 1977-03-29 Kokusai Denki Kogyo Kk Portable convection system simple steam generator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240202A (en) * 1975-09-26 1977-03-29 Kokusai Denki Kogyo Kk Portable convection system simple steam generator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4664943A (en) Method of forming external electrodes of chip parts and tool for practicing same
JPS6229887A (ja) 燃焼補助手段
JPH0512538U (ja) タイル
JP3322912B2 (ja) ウエハボート回転装置及びこれを用いた熱処理装置
US5259603A (en) Device for mounting and transporting substrates in vacuum apparatus
CN115301662A (zh) 一种cg清洗设备
US9957605B2 (en) Substrate fixing apparatus
JPH10242237A (ja) ウエハ移載装置および移載方法
CN211700199U (zh) 保持装置、载体保持装置系统以及晶片干燥设备
JPS6124492Y2 (ja)
CN211120335U (zh) 玻璃板晾晒架
CN211628006U (zh) 一种用于双面显影的工装
KR200152249Y1 (ko) 면상발열체를 갖는 원적외선 건조기
JPS5926281Y2 (ja) 電気泳動槽
KR960001702U (ko) 액정 유리기판의 표면 건조장치
JPS5917873Y2 (ja) 裸焼タイルのはがし設備
CN213726607U (zh) 一种数显恒温水浴锅
JPH11145270A (ja) 薄板支持器
CN201470401U (zh) 玻片清洗贮存装置
JP5101321B2 (ja) 二酸化チタン繊維の製造方法及び装置
JPH0726344Y2 (ja) 幕掛け施釉用のタイル保持構造
JPH0541554Y2 (ja)
JPS6221586Y2 (ja)
JPS6233016Y2 (ja)
SU13603A1 (ru) Аппарат дл механического глазуровани фа нсовой и фарфоровой посуды