JPH05118870A - エンコーダ - Google Patents

エンコーダ

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JPH05118870A
JPH05118870A JP30401491A JP30401491A JPH05118870A JP H05118870 A JPH05118870 A JP H05118870A JP 30401491 A JP30401491 A JP 30401491A JP 30401491 A JP30401491 A JP 30401491A JP H05118870 A JPH05118870 A JP H05118870A
Authority
JP
Japan
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conversion element
magnetic flux
phase difference
magnetoelectric conversion
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP30401491A
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English (en)
Inventor
Masumi Suzuki
真澄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、高精度な位置検出ができる
エンコーダを提供する。 【構成】 発磁体としてコイルを使用し、発磁体23,
24のコイルの励磁電圧をsinωt,cosωtで変
化させ、磁電変換素子21,22の出力信号の差を差動
増幅回路30で増幅する。つぎに、その増幅された信号
と発磁体23のコイルの励磁信号との位相差を位相差検
出手段31によって検出する。そして、内挿位置変換手
段33が、上記位相差によって被検出体であるギア1の
一歯内の内挿位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンコーダに関し、特
に、リラクタンス型の磁気式エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の磁気式エンコーダの一例を
示すブロック図であり、被検出体であるギア1の外周近
くに配置された永久磁石3と磁電変換素子2a,2bか
ら成る2相交流信号検出手段によって、90°位相差の
2相交流信号ea=Vcosθ+V、eb=Vsin
θ+Vが検出され、2個ずつのサンプルアンドホール
ド回路9及びA/D(アナログ/ディジタル)変換回路
10から成る瞬時値検出手段7に送出される。つぎに、
瞬時値検出手段7によって2相交流信号ea,ebの瞬
時値がサンプリングされ、ディジタル変換された2相交
流信号Ea,Ebが内挿位置検出手段8に送出される。
そして、2相交流信号Ea,Ebに基づいてギア1の一
歯内の内挿位置θが内挿位置検出手段8によって検出さ
れ、加算器6に送出される。ここで、内挿位置θは、θ
=tan−1(Vsinθ/Vcosθ)=tan−1
{(Eb−V)/(Ea−V)}の式で算出され
る。
【0003】一方、磁電変換素子2a,2bから送出さ
れた2相交流信号ea,ebは上位桁検出手段11に送
出され、波形整形器(コンパレータ)4を用いてパルス
化されたパルスPa,Pbがパルスカウンタ5に送出さ
れる。パルスカウンタ5でパルスPa,Pbが計数され
ることによって、位置情報の上位桁の情報SPuが検出
され、加算器6に送出される。この上位桁情報SPuと
内挿位置検出手段8から送出された内挿位置情報θとが
加算器6で合成され、これによって高精度な位置が検出
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のエンコ
ーダにおいては、高分解能化の方法としてはA/D変換
の分解能を上げる方法があるが、2相交流信号には、2
相間の振幅のずれによる振幅誤差、位相差の90°から
のずれによる位相誤差、直流成分の基準値からのずれに
よるオフセット誤差などが含まれているため、A/D変
換の分解能を上げただけでは実際には検出精度は上らな
い。この検出精度を上げるためには、上記誤差をなくす
ように精密な組立と調整を行なう必要があり、多大な労
力を要している。また、調整ミス等があり、常に高精度
な位置検出を行なうことはできなかった。本発明は上述
した事情から成されたものであり、本発明の目的は、正
確な位置検出を行なうことができるエンコーダを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁電変換素子
を用いて、この磁電変換素子を通過する被検出体の外形
の同一ピッチの歯の数を計数することにより位置を検出
するエンコーダに関するものであり、本発明の上記目的
は、外形に同一ピッチの歯溝を有する透磁性の被検出体
と、前記被検出体の検出移動方向に対して相互に(n+
1/4)ピッチ(nは整数)離れた位置に配置された第
1及び第2磁電変換素子と、ほぼ正弦波状に変化する磁
束が前記第1の磁電変換素子を通過するように配置され
た第1の発磁体と、前記第1の発磁体の磁束変化と位相
が90°ずれた磁束変化をする磁束が前記第2の磁電変
換素子を通過するように配置された第2の発磁体と、前
記第1の磁電変換素子の出力信号と前記第2の磁電変換
素子の出力信号との差動増幅をする差動増幅回路と、前
記差動増幅回路の出力信号と前記第1又は第2の発磁体
の磁束変化の正弦波状の信号との位相差を検出する位相
差検出手段と、前記検出した位相差を前記被検出体の1
ピッチ内の位置情報に変換する内挿位置変換手段とを具
備することによって達成される。
【0006】
【作用】本発明にあっては、第1の磁電変換素子と第2
の磁電変換素子にそれぞれsinωt,cosωt状の
磁束を通過させたとき、これらの磁電変換素子の差信号
が内挿位置に応じて前記sinωtと位相のずれた信号
として得られるので、この両者の位相差を検出すること
によってギア一歯内の内挿位置を検出できる。
【0007】
【実施例】図1は本発明のエンコーダの一例を図3に対
応させて示すブロック図であり、同一構成箇所は同符号
を付して説明を省略する。ギア1の外周近くには、2相
交流信号検出手段の磁気センサと同じ磁気抵抗効果素子
である第1の磁電変換素子21と第2の磁電変換素子2
2が配置され、それらの磁電変換素子21,22の間隔
はギア1の1ピッチλの四分の1(λ/4)となってい
る。第1の発磁体23及び第2の発磁体24は、透磁材
にコイルを巻いたものであり、それぞれの磁束が第1の
磁電変換素子21と第2の磁電変換素子22をほぼ垂直
に通過するようになっている。そして、第1の発磁体2
3のコイルの励磁電圧EsはEs=Esinωt+
、第2の発磁体24のコイルの励磁電圧EcはEc
=Ecosωt+Eであり互いに90°の位相差を持
っている。ところで、第1及び第2の磁電変換素子2
1,22の出力信号Vは、各発磁体からの磁束が一定の
ときはギア1の一歯内の内挿位置θにより正弦波状に変
化し、図2(A)のようになる。
【0008】したがって、第1及び第2の発磁体23,
24のコイルに上記励磁電圧Es,Ecを印加すると、
それぞれの出力信号Vout,Voutは、Vou
=Kcos(2πθ/λ)sinωt+V,Vo
ut=Ksin(2πθ/λ)cosωt+Vとな
り、差動増幅器30に送出される。差動増幅器30によ
って、これらの出力信号Vout,Voutの差が
とられ、その信号の振幅が適度な大きさになるように増
幅され、増幅された差動増幅信号Vdが位相差検出手段
31に送出される。ここで、増幅された信号Vdは、V
d=α(Vout−Vout)=ksin(ωt−
2πθ/λ)となり、コイルの励磁信号VC1、VC2
と周期が同じで内挿位置θに応じて位相差が変化する信
号となる。この関係は図2(B)のようになる。
【0009】位相差検出手段31は、波形整形器(コン
パレータ)34,パルス発振器32及びパルスカウンタ
35から成り、差動増幅器30から送出された差動増幅
信号Vdと第1の発磁体23から送出された励磁信号V
C1が波形整形器34でパルス化され、それぞれパルス
カウンタ35のカウントスタート信号Ps、カウントス
トップ信号Ptとして、パルスカウンタ35に送出され
る。そして、パルス発振器32から送出されるパルス数
SPが、カウントスタート信号Psとカウントストップ
信号Ptを用いてパルスカウンタ35でカウントされる
ことによって位相差が検出され、そのカウント値nが内
挿位置変換手段33に送出される。内挿位置変換手段3
3は、パルスカウンタ35から送出されたカウント値n
より内挿位置θを、θ=λ×n/Nにより求める。内
挿位置変換手段33によって求められた内挿位置θは加
算器6に送出され、加算器6によって内挿位置θと上位
桁検出手段11から送出された上位桁情報SPuとが合
成され、非検出体の高精度な位置が検出される。
【0010】なお、本実施例においては、差動増幅器3
0の出力信号Vdと第1の発磁体23のコイルの励磁信
号VC1との位相差を検出しているが、この代わりに差
動増幅器30の出力信号Vdと第2の発磁体24のコイ
ルの励磁信号VC2との位相差を検出してもよい。ま
た、本実施例はロータリエンコーダについて述べたが、
これに限るものではなく、リニアエンコーダに適用して
もよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明のエンコーダによれ
ば、位相差を検出することによって内挿位置を求めるの
で、第1及び第2の磁電変換素子の出力信号を完全な正
弦波とする必要がなくなり、2相交流信号で発生する誤
差をなくすための精密な組立てと調整の工程を減らすこ
とができ、しかも高精度な位置検出を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンコーダの一例を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明装置の磁電変換素子の出力信号と差動増
幅器の出力信号との関係を示す図である。
【図3】従来のエンコーダの一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
21 第1の磁電変換素子 22 第2の磁電変換素子 23 第1の発磁体 24 第2の発磁体 30 差動増幅器 31 位相差検出手段 32 パルス発振器 33 内挿位置変換手段 34 波形整形器(コンパレータ) 35 パルスカウンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁電変換素子を用いて、この磁電変換素
    子を通過する被検出体の外形の同一ピッチの歯の数を計
    数することにより位置を検出するエンコーダにおいて、
    外形に同一ピッチの歯溝を有する透磁性の被検出体と、
    前記被検出体の検出移動方向に対して相互に(n+1/
    4)ピッチ(nは整数)離れた位置に配置された第1及
    び第2磁電変換素子と、ほぼ正弦波状に変化する磁束が
    前記第1の磁電変換素子を通過するように配置された第
    1の発磁体と、前記第1の発磁体の磁束変化と位相が9
    0°ずれた磁束変化をする磁束が前記第2の磁電変換素
    子を通過するように配置された第2の発磁体と、前記第
    1の磁電変換素子の出力信号と前記第2の磁電変換素子
    の出力信号との差動増幅をする差動増幅回路と、前記差
    動増幅回路の出力信号と前記第1又は第2の発磁体の磁
    束変化の正弦波状の信号との位相差を検出する位相差検
    出手段と、前記検出した位相差を前記被検出体の1ピッ
    チ内の位置情報に変換する内挿位置変換手段とを具備し
    たことを特徴とするエンコーダ。
JP30401491A 1991-10-23 1991-10-23 エンコーダ Pending JPH05118870A (ja)

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JP30401491A JPH05118870A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 エンコーダ

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