JPH05117542A - 枝分かれポリ(オキシアルキレン)成分を有する着色剤およびその中間物質 - Google Patents

枝分かれポリ(オキシアルキレン)成分を有する着色剤およびその中間物質

Info

Publication number
JPH05117542A
JPH05117542A JP3298117A JP29811791A JPH05117542A JP H05117542 A JPH05117542 A JP H05117542A JP 3298117 A JP3298117 A JP 3298117A JP 29811791 A JP29811791 A JP 29811791A JP H05117542 A JPH05117542 A JP H05117542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituted
halogen
hydrogen atom
lower alkyl
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3298117A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3187484B2 (ja
Inventor
John B Hines
ジヨン・ベリー・ハインズ
David J Moody
デイビツド・ジエシー・ムーデイ
Edward W Kluger
エドワード・ウイリアム・クルーガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Milliken Research Corp
Original Assignee
Milliken Research Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from CA002050019A external-priority patent/CA2050019A1/en
Application filed by Milliken Research Corp filed Critical Milliken Research Corp
Priority to JP29811791A priority Critical patent/JP3187484B2/ja
Publication of JPH05117542A publication Critical patent/JPH05117542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3187484B2 publication Critical patent/JP3187484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は洗浄性、非汚れ性のすぐれた着色剤
を提供する。 【構成】 この着色剤は、構造式:C−(Z)1-8 から
なる。式中、Cは1〜8の求核性部位残基を有する反応
物質の残基であって、Z成分は60重量%以上のポリ
(オキシアルキレン)を含み、ポリ(オキシアルキレ
ン)は、上記Cの求核性部位に結合した2−6のグリシ
ドール残基のグリシドール残基セグメントを1個以上有
し、かつ合計2−20のグリシドール残基を含み、ポリ
(オキシアルキレン)はさらに酸化エチレン、酸化プロ
ピレンまたは酸化ブチレンの他のエポキシド反応物質の
1以上の残基を含み、かつこれら残基を合計10−60
0(但し、約75モル%以上はEO残基)含み、グリシ
ドール残基の官能性オキシ結合の合計に対する−O−P
O−および−O−BO−結合の合計の比が1未満で、か
つグリシドール残基に対するEO残基のモル比が4〜7
5である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な恒久的または一
時的着色剤、その中間物質およびその製造方法に係わ
り、特に実質的にポリ(エチレンオキシ)成分を有する
枝分れポリ(オキシアルキレン)成分を含む化合物であ
って、1またはそれ以上のポリグリシドール残基セグメ
ントを側鎖に持つ多鎖状の化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】着色剤は、1つの態様として、ポリマー
の一時的着色のために要求される性質として、水洗性が
良く、汚れが少ないことが望まれ、これにより繊維等の
織物材料の処理工程または製造工程の間でのカラーコー
ドに有用な着色剤がもたらされる。さらに、着色剤は他
の態様として、熱可塑性樹脂、特にポリオレフィンから
の非溶出性が要望され、この場合、着色剤は恒久的着色
のために物理的にブレンドして用いられる。
【0003】本発明の新規なポリ(オキシアルキレン)
成分を含む中間物質は例えば反応性水素原子、1以上の
アルデヒド、アミノ、ニトロソ、ニトロ等の反応性部位
を持ち、従来公知の反応により着色剤を製造するのに有
用なものである。
【0004】本発明の一時的着色に関して、米国特許N
o.3,157,633に記載されているポリ(エチレ
ンオキシ)置換着色剤を含めて、業界に広く受け入れら
れている。これらの着色物質は通常、ヒートセットされ
る前にナイロン糸のような糸に適用される。この着色剤
はアゾのような発色ラジカルと1または2のポリ(エチ
レンオキシ)基との組合わせからなり、好ましくはこの
ポリ(エチレンオキシ)基が発色ラジカルにアミノ窒素
を介して結合している。
【0005】ナイロンへの一時的着色は、問題として、
着色された糸、または織られた織布、タフテッドカーペ
ットがヒートセット処理がなされ、これにより糸が多少
なりとも恒久的に固定され、後の仕上げ磨き操作におい
て、その着色剤が容易に取除くことができないことであ
る。そのため、特別の面倒な還元または酸化処理をおこ
ない、着色を除去する必要がある。
【0006】Kuster Continuous D
yerのようなカーペット染色技術の出現により、染色
前に多量の水でナイロンカーペット等を磨く必要がなく
なり、また、この水による磨き処理は一時的着色の除去
以外においては、好ましいものでもない。この水による
磨き処理は大量の水を使用することから環境上でも問題
をさらに複雑にしている。
【0007】従来、この一時的着色は糸の重量に対し
0.5%程度であったが、最近はタフティング操作の間
において、糸の末端を正しく識別するのに、より高濃度
の着色が要求されている。従来の着色剤を0.5%以上
の高レベルで使用すると、処理ののちに全ての着色剤を
除去することは非常に困難となり、あるいは不可能とな
る。
【0008】糸の処理において、グラフィックタフティ
ングの間に破れた糸の末端をモニターしたり、検知する
場合に特に面倒な問題が生じる。例えば異なる染色性の
異なる糸相互を一緒にタフティングし、これを染色した
場合、この異なる染色性のために、色のパターンまたは
模様が生じることになる。このように未着色の糸を用い
るタフティング法において、異なる糸の種類を区別する
ことがしばしば困難となる。例えば、ポリアミドとポリ
エステルとの区別、軽く染色されるポリアミドと深く染
色されるポリアミドとの区別、または糸もしくは織布、
あるいは太さにおける物理的相違による区別がしばしば
困難となる。
【0009】タフティングに際し、破損をモニターし、
インラインで再結合させ、元の正しい糸に戻すために、
着色または染色物質を用いることが知られている。例え
ば米国特許No.4,877,411には、着色物質が
糸により化学的に影響を受け、比較的短時間ののちに色
が消えることが記載されてる。
【0010】しかし、色の消失を制御することは非常に
困難であり、糸をモニターしたり、検知したり、識別す
るのに最も必要な時点において、不十分な色味となる虞
が在る。そのため、もし、異なる色の一時的着色剤とし
て、後の洗浄により除去できるものを用いることができ
れば、破れた糸末端を修理し、元に戻すのがより容易と
なる。
【0011】しかし、従来の一時的着色剤は水洗性が十
分でなく、個々の糸末端を識別し、操作するのに十分な
高いレベルでの使用に適さなかった。
【0012】本発明の他の態様、すなわち熱可塑性樹脂
を恒久的に着色する場合において、発色団がポリ(オキ
シアルキレン)に結合したものは、例えば米国特許N
o.4,812,141に記載されているように公知で
ある。この特許の着色剤はその使用目的に対し有用であ
るが、溶媒との長時間での接触または激しい接触によ
り、しばしば可なり溶出してしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決するためになされたものであって; (1)著しい洗浄、研磨を要せずに、糸、特にナイロン
糸から容易に除去することができる一時的着色物質を提
供することを目的とする。
【0014】(2)従来よりも高濃度に使用することが
できる一時的着色物質を提供することを目的とする。
【0015】(3)糸末端の識別に適した可視性を有す
る一時的着色物質を提供することを目的とする。
【0016】(4)熱可塑性樹脂からの溶媒非抽出性の
すぐれた着色剤を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の構造式からなる洗浄性、非汚れ性の
すぐれた化合物を提供するものである。
【0018】C−(Z)1-8 但し、式中、CはZ成分が結合している1ないし8の求
核性部位残基を有する反応物質の残基であって、Z成分
は少なくとも60重量%のポリ(オキシアルキレン)を
含み、該ポリ(オキシアルキレン)は、(a)上記Cの
求核性部位に結合した2−6のグリシドール残基のグリ
シドール残基セグメントを少なくとも1個有し、かつ合
計2−20のグリシドール残基を含み、(b)該ポリ
(オキシアルキレン)はさらに酸化エチレン(EO)、
酸化プロピレン(PO)または酸化ブチレン(BO)の
他のエポキシド反応物質またはその混合物のエポキシド
反応物質の1以上の残基を含み、かつEO、PO、BO
残基またはその混合物を合計10−600(但し、その
内の少なくとも約75モル%はEO残基)含み、(c)
該グリシドール残基の全ての官能性オキシ結合の合計に
対する−O−PO−および−O−BO−結合の合計の比
が1未満であり、かつグリシドール残基に対するEO残
基のモル比が4ないし75である。
【0019】この場合の好ましい態様は以下の通りであ
る。
【0020】(a)上記の他のエポキシド反応物質残基
の総数が150−400であるもの。 (b)EO残基が該他のエポキシド反応物質残基の90
−100モル%からなるもの。 (c)該ポリ(オキシアルキレン)成分が2ないし6グ
リシドール残基を含む少なくとも1のグリシドール残基
セグメントを含むもの。
【0021】(d)該ポリ(オキシアルキレン)成分
が、3個の別々のポリ(オキシアルキレン)分枝を有す
るグリシドール残基セグメントを少なくとも1以上含む
もの。
【0022】(e)該ポリ(オキシアルキレン)成分
が、それぞれ独立に、その末端が水素原子、アシルまた
は置換、非置換アルキル、シクロアルキル、アリールか
ら選ばれる基で終わっているもの。 (f)ポリ(オキシアルキレン)分枝が水素原子で終っ
ているもの。 (g)Z成分の数が1ないし4であるもの。
【0023】本発明の好ましい着色剤は以下の構造式を
有する。
【0024】Q−N=N−Ar (アゾ) Q1 (N=N−Ar)2,3 (ポリアゾ) M=CH−Ar (メチン) M=N−Ar (アザメチン)
【0025】
【化39】 Ar3 + (トリアリールメタン) D−N=N−Ar (第4級アゾ) 但し、式中、Qは炭素環または複素環芳香族基、ジアゾ
化性アミンであり、置換または非置換の:フェニル;ナ
フチル;チアゾ−ル−2−イル;ベンゾチアゾ−ル−2
−イル;1,3,4−チアジアゾ−ル−2−イル;1,
2,4−チアジアゾ−ル−5−イル;イソチアゾ−ル−
5−イル;イソキサゾ−ル−5−イル;2,1−ベンズ
イソチアゾ−ル−3−イル;2−チエニル;3−および
4−ピリジル;ピラゾ−ル−5−イル;3−および4−
フタルイミジル;1,2,4−トリアゾ−ル−3−イ
ル;または4,5(3,3−ジメチル−1−オクソテト
ラメチレン)チアゾ−ル−2−イルから選ばれるもので
あり;Q1 は2価または3価の芳香族、炭素環または複
素環成分であり;Mは活性メチレン残基であり;Arは
置換または非置換の:アニリン;ナフチルアミン;1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン;3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンズオキサジン;2−アミノチアゾ
ール;2,3−ジヒドロインドール;カルバゾール;フ
ェノキサジン;フェノチアジン;2−アミノチオフェ
ン;またはジュロリジンから選ばれる反応体の残基であ
り;Dは第4級窒素原子を含む芳香族複素環ラジカルで
あって、非置換または置換の:チアゾ−ル−2−イル;
ベンゾチアゾ−ル−2−イル;1,3,4−チアジアゾ
−ル−2−イル;1,2,4−チアジアゾ−ル−5−イ
ル;イソチアゾ−ル−5−イル;2,1−ベンズイソチ
アゾ−ル−3−イル;ピラゾ−ル−5−イル;1,3,
4−トリアゾ−ル−2−イル;3−または4−ピリジ
ル;または4,5(3,3−ジメチル−1−オクソテト
ラメチレン)チアゾ−ル−2−イルから選ばれるもの;
ここで、少なくとも1つの−ZがQ、Q1 または−Ar
のいずれかに存在しているもの。
【0026】本発明の着色剤のより好ましい基は下記の
ようなQ−、Q1 、−Ar、M−およびD−成分につい
ての構造式を有するものである。
【0027】好ましい着色剤は下記構造式から選ばれる
芳香族残基Q−を有するものである:
【0028】
【化40】 式中、R2 は水素原子、または低級アルキル、低級アル
コキシ、ハロゲン、シアノ、ホルミル、アルカノイル、
アロイル、チオシアノ、低級アルキルチオ、アリールチ
オ、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、−
SO3 アリール、カルバルコキシ、非置換または置換ス
ルファモイル、非置換または置換カルバモイル、ニト
ロ、トリフルオロメチルまたはアリールアゾから選ばれ
る1−3置換体;R3 は水素原子;または低級アルキ
ル、アリール、アリールアゾ、ハロゲン、シアノ、ホル
ミル、カルバルコキシ、ニトロ、チオシアノ、低級アル
キルスルホニル、アリールスルホニル、トリフルオロメ
チル、アルカノイル、アロイル、非置換または置換スル
ファモイルまたは非置換または置換カルバモイルから選
ばれる1−2置換体;R4 は水素原子;または低級アル
キル、低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ、カルバルコ
キシ、アルカノイル、アロイル、アリールアゾ、−SO
3 アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニ
ル、非置換または置換カルバモイル、非置換または置換
スルファモイル、アルキルチオ、チオシアノ、2−シア
ノエチルチオ、2−シアノエチルスルホニル、またはア
ルカノイルアミノから選ばれる1−3置換体;R5 は水
素原子、または低級アルキル、シクロアルキル、アリー
ル、アルキルチオ、アリールチオ、シアノメチルチオ、
ハロゲン、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、
低級アルコキシ、ベンジルチオ、アリルチオ、非置換ま
たは置換スルファモイル、チオシアノ、またはアルカノ
ルアミノから選ばれる基;R6 は水素原子、またはアル
キル、アリール、アルキルチオ、アルキルスルホニル、
ハロゲン、シアノ、2−カルバルコキシエチルチオ、ま
たはベンジルチオから選ばれる基;R7 は水素原子;ま
たは低級アルキル、ハロゲン、ニトロ、低級カルバルコ
キシ、シアノ、アルキルチオ、2−ヒドロキシエチルチ
オ、アリールチオ、アルキルスルホニル、またはアリー
ルスルホニル、から選ばれる1−2置換体;R8 は水素
原子、または低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
ン、ニトロ、または非置換または置換スルファモイルか
ら選ばれる基;R9 は低級アルキル、アリール、シア
ノ、低級カルバルコキシ、シクロヘキシルカルボニル、
アルカノイル、アロイル、ハロゲン、ホルミル、非置換
または置換カルバモイル、チオシアノ、アルキルスルホ
ニル、アリールスルホニル、非置換または置換スルファ
モイル、ニトロ、アリールアゾ、またはシンナモイルか
ら選ばれる1−3置換体;R10は水素原子;または低級
アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、低級アルキルス
ルホニル、アリールスルホニル、カルバルコキシ、アリ
ール、非置換または置換カルバモイル、非置換または置
換スルファモイル、ホルミル、またはチオシアノから選
ばれる1−3置換体;R11は水素原子、シクロアルキ
ル、低級アルキル、アリール、アルキルスルホニル、ま
たはアリールスルホニルから選ばれるもの;R12は水素
原子;または低級アルキル、アリール、シアノ、ニト
ロ、低級カルバルコキシ、カルバモイル、低級アルキル
チオ、またはシアノメチルから選ばれる1−2置換体;
13は水素原子、低級アルキル、低級アルキルチオ、ア
リールチオ、カルバルコキシ、ハロゲン、低級アルキル
スルホニル、またはアリールスルホニルから選ばれるも
の;R14は水素原子、非置換または置換アルキル、アリ
ール、シクロアルキル、またはアリルから選ばれるも
の;R15は水素原子;または低級アルキル、低級アルコ
キシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキルチオ、アリ
ールチオ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、
またはアリールオキシから選ばれる1−2置換体であ
り;Arが下記構造式から選ばれる芳香族残基:
【0029】
【化41】 但し、式中、R16は水素原子または低級アルキル、トリ
フルオロメチル、低級アルコキシ、アリールチオ、アリ
ールオキシ、ハロゲン、−CH2−O−Zまたは−O−
アルキレン−Zから選ばれる1−2置換体;R17および
18はそれぞれ独立に、−z、直鎖または枝分れ鎖低級
アルケニル;シクロアルキル;ヒドロキシ、アルコキ
シ、アルキル、ハロゲンまたはアルカノイルオキシで置
換されたシクロアルキル;低級アルコキシ、シアノ、ア
ルカノイルオキシ、または−L−Zから選ばれた基、1
または2以上で置換されたフェニル;炭素原子数1−1
2の直鎖または枝分れ鎖アルキル、および下記構造式の
もの、
【0030】
【化42】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
ホンイミド、下記構造式の基、
【0031】
【化43】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
たフェニル; R19は水素原子、低級アルキル、低級ア
ルカノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ば
れるもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキ
シ、アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲン
またはアルコキシで置換された低級アルキル;シクロア
ルキル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハ
ロゲン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコ
キシ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシ
で置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原
子数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、
アルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;
ビニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アル
コキシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシ
で置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキ
シレン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SC
2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2
2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17
よびR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から
選ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−
21;−SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO
2 N(R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OC
O−R23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23
−SR24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R
21およびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
アリールオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフ
ェニルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フ
ェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒ
ドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カル
ボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換され
たフェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いて
21およびR23のものと同じ置換体を表す;R24はR21
およびR23について記載したものに加えて、ベンゾチア
ゾ−ル−2−イル、ベンズイミダゾ−ル−2−イル、ピ
リジル、ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、
1,3,4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリ
アゾリル;R25、R26、R27はそれぞれ独立して水素原
子、低級アルキルから選ばれるもの;R28は水素原子、
シクロアルキル、アルキル、2−チエニル、フェニル、
ハロゲンで置換されたフェニル、低級アルキル、または
低級アルコキシから選ばれるもの;R29は水素原子;ま
たは低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンから
選ばれる1−2置換体;R30はシアノ、カルバルコキ
シ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、または
非置換あるいは置換カルバモイルから選ばれるもの;R
31は水素原子、低級アルキル、アリールから選ばれるも
の;R32およびR33はそれぞれ独立して水素原子、低級
アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、または−Zから
選ばれるもの;ここで、Xは共有結合、酸素、または硫
黄;LはXまたは−SO2 −、−SO2 N(R21)−、
−COO−、−N(SO2 −R22)−あるいは−N(R
21)−から選ばれるもの;但し、該化合物は少なくとも
1つの−Z成分を含む;ここで、Q1 は下記構造式の2
価または3価の芳香族残基: −Ar1 −L2 −Ar2 −、または −Ar1 −L4 (Ar3 )−Ar2 − ここで、Ar1 、Ar2 、およびAr3 はそれぞれ非置
換または置換のフェニレン、ナフタレンジイル、キノリ
ンジイル、ベンゾチアゾールジイルおよび1,3,4−
チアジアゾール−ジイルから選ばれるものである;ここ
で、Ar1 、Ar2 、およびAr3 についての一般的な
置換基は、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲ
ンである;ここで、L2 は、共有結合;−O−;−S
−;−SO2 −;−S−S−;−C(=O)−;−O−
C(=O)−O−;−CON(Y)−;−N(Y)−;
−N(SO2 1 )−;−SO2 N(Y)−;−NHC
(=O)NH−;−NHC(=O)−O−;アリレン;
−アルキレン−L3 −アルケン−;−L3 −アルキレン
−L3 −;−アルキレン−L3 −アリレン−L3 −アル
キレン−;−L3 −アリレン−L3 −;−アルキレン−
3 −;−L3 −アルキレン−アリレン−アルキレン−
3 −;−L3 −アルキレン−L3 −アルキレン−L3
−から選ばれるものである;Yは水素原子、または非置
換または置換アルキル、シクロアルキル、フェニルから
選ばれるもの;Y1 は非置換または置換アルキル、シク
ロアルキル、フェニルから選ばれるもの;L3 は−O
−;−S−;−SO2 −;−CO2 −;−CON(Y)
−;−SO2 N(Y)−;−N(SO2 1 )−から選
ばれるもの;L4 は−C(−)2 −Yまたは−N(−)
2 から選ばれるもの;ここで、Mは下記構造式の活性メ
チレン残基から選ばれるもの;
【0032】
【化44】 ここで、R35はシアノ、−CON(R36)R37、−CO
2 36、−COR38、または−SO2 38;R36および
37は水素原子、シクロアルキル、非置換または置換ア
ルキル、フェニル、低級アルキルで置換されたフェニ
ル、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれるもの;R38
は水素原子を除いてR36およびR37と同様の置換体;R
39は低級アルキル、シクロアルキル、またはアリールか
ら選ばれるもの;R40は水素原子、アルキル、またはア
リールから選ばれるもの;R41は水素原子、低級アルキ
ル、アリールまたはカルバルコキシから選ばれるもの;
42は水素原子;または低級アルキル、低級アルコキシ
またはハロゲンから選ばれる1−2置換体;R43は低級
アルケニル、低級アルキル、適宜置換されたベンジル、
ヒドロキシアルキル、カルバモイルアルキル、−アルキ
レン−CO2 - + または−アルキレン−SO
3 - + ;M+ はH+ 、Na+ 、K+ 、Li+ またはN
4 + から選ばれるもの;X- はCl- 、Br- 、CH
3 SO4 - 、C2 5 SO4 - 、ZnCl4 -2/2 から
選ばれる対アニオン;R44はアリールまたは適宜置換さ
れたアリールである;但し、該化合物は少なくとも1つ
の−Z成分を含む。
【0033】ここで、Dは以下の構造式のものから選ば
れるもの:
【0034】
【化45】 但し、式中、R3 は水素原子;または低級アルキル、ア
リール、アリールアゾ、ハロゲン、シアノ、ホルミル、
カルバルコキシ、ニトロ、チオシアノ、低級アルキルス
ルホニル、アリールスルホニル、トリフルオロメチル、
アルカノイル、アロイル、非置換または置換スルファモ
イルまたは非置換または置換カルバモイルから選ばれる
1−2置換体;R4 は水素原子;または低級アルキル、
低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ、カルバルコキシ、
アルカノイル、アロイル、アリールアゾ、−SO3 アリ
ール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、非置
換または置換カルバモイル、非置換または置換スルファ
モイル、アルキルチオ、チオシアノ、2−シアノエチル
チオ、2−シアノエチルスルホニル、またはアルカノイ
ルアミノから選ばれる1−3置換体;R5 は水素原子;
または低級アルキル、シクロアルキル、アリール、アル
キルチオ、アリールチオ、シアノメチルチオ、ハロゲ
ン、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級ア
ルコキシ、ベンジルチオ、アリルチオ、非置換または置
換スルファモイル、チオシアノ、またはアルカノルアミ
ノから選ばれる基;R6 は水素原子;またはアルキル、
アリール、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲ
ン、シアノ、2−カルバルコキシエチルチオ、またはベ
ンジルチオから選ばれる基;R7 は水素原子;または低
級アルキル、ハロゲン、ニトロ、低級カルバルコキシ、
シアノ、アルキルチオ、2−ヒドロキシエチルチオ、ア
リールチオ、アルキルスルホニル、またはアリールスル
ホニル、から選ばれる1−2置換体;R8 は水素原子;
または低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ニト
ロ、または非置換または置換スルファモイルから選ばれ
る基;R10は水素原子;または低級アルキル、ハロゲ
ン、低級アルコキシ、低級アルキルスルホニル、アリー
ルスルホニル、カルバルコキシ、アリール、非置換また
は置換カルバモイル、非置換または置換スルファモイ
ル、ホルミル、またはチオシアノから選ばれる1−3置
換体;R11は水素原子、シクロアルキル、低級アルキ
ル、アリール、アルキルスルホニル、またはアリールス
ルホニルから選ばれるもの;R12は水素原子;または低
級アルキル、アリール、シアノ、ニトロ、低級カルバル
コキシ、カルバモイル、低級アルキルチオ、またはシア
ノメチルから選ばれる1−2置換体;R13は水素原子、
低級アルキル、低級アルキルチオ、アリールチオ、カル
バルコキシ、ハロゲン、低級アルキルスルホニル、また
はアリールスルホニルから選ばれるもの;R34は低級ア
ルキル、低級アルケニル、または適宜、置換ベンジル、
ヒドロアルキル、カルバモイルアルキル、−アルキレン
−CO2 - + 、または−アルキレン−SO3 -
+ (但し、- + はH+ 、Na+ 、K+ 、Li+ または
NH4 + )から選ばれるもの;X- はCl- 、Br-
CH3 SO4 - 、C2 5 SO4 - 、ZnCl4 -2/2
から選ばれるものであり;少なくとも1つのポリ(オキ
シアルキレン)成分Zが存在しているもの。
【0035】好ましい中間物質はCが第1または第2ア
ミン、ヒドロキシル化合物、メルカプト化合物、スルフ
ィン酸、スルホンアミド、イミドまたはスルホンイミド
から得られる求核性残基であるものである。
【0036】より好ましくは、Cが下記構造式のものか
ら選ばれる有機求核性物質から得られるものである:
【0037】
【化46】 ここで、R1 はそれぞれ独立に、1−20炭素数の置換
または非置換アルキル、6−10環状炭素数の置換また
は非置換アリール、5−7環状炭素数の置換または非置
換シクロアルキル;R′は水素原子またはR1 から選ば
れるもの;Eは2価の環状部分である。
【0038】さらに好ましい中間物質は、Cが置換また
は非置換のアニリン;ナフチルアミン;1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン;3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンズオキサジン;2−アミノチアゾール;イ
ンドール;2,3−ジヒドロインドール;カルバゾー
ル;ナフチルアミン;フェノキサジン;フェノチアジ
ン;ジフェニルアミン;2−アミノチオフェン;アミノ
ピリジンまたはジュロリジンから選ばれるものである。
【0039】本発明の特に好ましい中間物質はCが下記
構造式から選ばれる化合物である:
【0040】
【化47】 ここで、Pは、水素原子;−N=O;−NH2 ;−NH
−NH2;NO2 ;COR48(ここで、R48は水素原
子、非置換または置換アルキル、シクロアルキルまたは
アリールから選ばれるもの);N2 + - (ここで、X
- は対イオン);−N=CH−R49または−CH=N−
49(ここで、R49はアルキル、シクロアルキルまたは
アリールから選ばれるもの);R16は水素原子または低
級アルキル、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、ア
リールチオ、アリールオキシ、ハロゲン、−CH2 −O
−Zまたは−O−アルキレン−O−Zから選ばれる1−
2置換体;R17およびR18は−z、直鎖または枝分れ鎖
低級アルケニル;シクロアルキル;ヒドロキシ、アルコ
キシ、アルキル、ハロゲンまたはアルカノイルオキシで
置換されたシクロアルキル;フェニル;低級アルコキ
シ、シアノ、アルカノイルオキシ、または−L−Zから
選ばれた基の1または2以上で置換されたフェニル;炭
素原子数1−12の直鎖または枝分れ鎖アルキル、およ
び下記構造式のもの、
【0041】
【化48】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
ホンイミド、下記構造式の基、
【0042】
【化49】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
たフェニル;R19は水素原子、低級アルキル、低級アル
カノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれ
るもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲンまた
はアルコキシで置換された低級アルキル;シクロアルキ
ル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
ン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキ
シ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで
置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原子
数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、ア
ルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;ビ
ニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アルコ
キシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシで
置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキシ
レン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SCH
2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2 CH
2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17およ
びR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から選
ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−R21
−SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO2
(R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OCO−
23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23;−S
24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R21
よびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、アリ
−ルオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフェニ
ルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フェニ
ル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロ
キシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カルボキ
シ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換されたフ
ェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いてR21
およびR23のものと同じ置換体を表す;R24は、R21
よびR23について記載したものに加えて、ベンゾチアゾ
ル−2−イル、ベンズイミダゾル−2−イル、ピリジ
ル、ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
3,4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリアゾ
リル;R25、R26およびR27がそれぞれ独立にハロゲ
ン、低級アルキルから選ばれるもの;R28は水素原子、
シクロアルキル、アルキル、2−チエニル、フェニル、
ハロゲンで置換されたフェニル、低級アルキル、または
低級アルコキシから選ばれるもの;R29は水素原子;ま
たは低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンから
選ばれる1−2置換体;R30はシアノ、カルバルコキ
シ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、または
非置換あるいは置換カルバモイルから選ばれるもの;R
31は水素原子、低級アルキル、アリールから選ばれるも
の;R32およびR33はそれぞれ独立して水素原子、低級
アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、または−Zから
選ばれるもの;ここで、Xは共有結合、酸素、または硫
黄;LはXまたは−SO2 −、−SO2 N(R21)−、
−COO−、−N(SO2 −R22)−、−N(R21)−
あるいは−CON(R21)−から選ばれるもの;但し、
該化合物は少なくとも1つの−Z成分を含む。
【0043】本発明の好ましい中間物質は以下の構造式
から選ばれるものである;
【0044】
【化50】 ここで、R16およびR17は上記同様;P1 、P2
3 、P4 は水素原子、ニトロ、アミノ、ヒドラジノ、
ジアゾニューム塩から選ばれるもの;HETはベンゾチ
アゾル;チアゾール;1,3,4−チアジアゾール;
1,2,4−チアジアゾール;ピリジン、チオフェン、
2,1−ベンズイソチアゾールから得られる芳香族複素
環ラジカルであり;L1 は−O−、−S−、−SO
2 −、−N(R3 )−、−SO2 N(R3 )−、または
−N(SO2 −R4 )−、から選ばれるもの;ここで、
3 は水素原子、−Z、またはアルキル、アリール、シ
クロアルキルから選ばれる非置換または置換基;R4
アルキル、アリール、シクロアルキルから選ばれる非置
換または置換基;X1 は−C(=O)−、−SO2 −、
−S−から選ばれるものである。
【0045】脂肪族炭化水素成分であるところの、また
はこれを含む上記の全てのアルキル、アルキレン、アル
コキシ等の基または成分において、これら基または成分
は特別の記載がないかぎり、1ないし12個の非置換ま
たは置換炭素原子を含む。
【0046】さらに、シクロアルキルとは5−7員脂環
基を含み、アリールとは2−14個の炭素原子を含む非
置換または置換炭素環および複素環芳香族基を意味す
る。
【0047】本発明の着色剤は一つの態様として、重合
性、液体反応性着色剤であり、これらは、溶媒または分
散媒に添加して溶液、分散体として加えるのでなく、無
溶媒の形で反応混合物に加えてもよいし、または反応混
合物の一成分に加えることもできる。
【0048】これは異質の非反応性または反応性溶媒ま
たは分散媒を必要とせず、製品から溶媒または分散媒を
除去することを必要としないから、溶媒システムに比べ
て方法上、きわめて有利となる。
【0049】本発明で適用しうる熱可塑性樹脂として
は、基本的に熱可塑性のものであれば、公知のあらゆる
樹脂を含む。ここで、「熱可塑性」とは通常の概念と同
様であり、加熱により軟化しまたは溶融する樹脂を意味
する。この熱可塑性樹脂は基本的物性、化学的性質にお
いて熱硬化性樹脂と明瞭に区別される。ここで熱硬化性
樹脂と通常の概念と同様であり、加熱硬化したとき恒久
的に硬質物となる樹脂をいう。
【0050】本発明で用いられる熱可塑性樹脂として
は、ポリオレフィンポリマー、例えばポリエチレン、線
状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレ
ン、あるいはエチレン、プロピレンまたはブチレンとの
コポリマーを含む。他の熱可塑性ポリマーの例として
は、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、酢酸セルロ
ース、酢酸セルロースブチレート、酢酸セルロースプロ
ピオネートのようなセルロース樹脂、ポリ(メチルメタ
クリレート)、スチレンアリロニトリルコポリマー、ポ
リスチレン、ポリカーボネートおよびアリロニトリル−
ブタジエン−スチレンターポリマー(ABS)、ナイロ
ン−6、ナイロン−6,6のようなポリアミド、ポリ
(エチレンテレフタレート)、特にグリコール変性ポリ
(エチレンテレフタレート)およびポリ(ブチレンテレ
フタレート)などがある。
【0051】上述のように、この着色剤は熱可塑性樹脂
に対し、所望とする着色に要する少量が用いられる。実
際の量は所望とする色調、発色団の着色力、着色剤の全
体の分子量、すなわち発色団+ポリ(オキシアルキレ
ン)鎖長などに依存する。
【0052】一般に、樹脂組成物の全重量に基づいて約
0.00lないし10%、好ましくは約0.0lないし
3%、より好ましくは約0.0lないし1.0%であ
る。
【0053】他の従来の添加剤、例えば可塑剤、酸化防
止剤、安定剤、滑剤、難燃剤、核化剤等を適宜、使用す
ることができる。
【0054】なお、本発明の着色剤は従来の添加剤に対
し悪影響を及ぼす虞もないことが見出だされた。
【0055】本発明の着色剤は正しく用いられた場合
は、樹脂の透明性を損なわない。さらに、着色剤ととも
に従来の透明化剤と組合わせて用いることもでき、これ
により透明性にすぐれた着色製品を提供することもでき
る。この場合の透明化剤の例は置換ベンジリデンソルビ
トールを含めたベンジリデンソルビトール、例えば米国
特許No.4,016,118;米国特許No.4,3
71,645;特公昭53−117044に記載されて
いる。
【0056】着色剤の色相は主として基本的な発色団に
存在する置換基に依存している。2またはそれ以上の着
色剤を混合することによりきわめて種々の色または色相
のものを得ることができる。この場合の混合は着色剤が
ポリマー性物質であるから、ポリマー鎖の性質により支
配される同等の溶融性に基づき容易におこなうことでき
る。したがって、着色剤相互は一般に溶融可能であり、
相互の相溶性も非常にすぐれている。
【0057】本発明の着色剤は従来と同様の方法により
熱可塑性樹脂に添加することができる。例えば樹脂が可
塑化されているまたは溶融している状態において、すな
わち押出し、ブロー成形等により最終形状に成形される
前に、単に樹脂に添加してもよい。
【0058】例えば、ポリオレフィンを着色する場合、
ポリ(オキシアルキレン)置換発色団からなる着色剤を
溶融ポリマーに直接添加し、または混合してペレット状
にし、あるいは押出し前に樹脂粉に着色剤を混合し、つ
いで着色しないポリオレフィン樹脂の場合と同様に、通
常の手段により成形または押出しをおこない着色するこ
とができる。
【0059】その他、樹脂またはベヒクルに対し着色剤
を高濃度に含ませたものを最初に用意し、この濃縮物を
液状、固体例えば粉体、ペレット等とし、これを熱可塑
性樹脂に混合して用いることもできる。
【0060】液状にした場合、固体のものに較べて、あ
る点で有利であり、所望によりこれを溶融ポリマーに対
し直接添加することができ、異質な溶媒または分散媒を
含ませなくて済む。この方法は最終の熱可塑性製品の特
性にきわめて有利な影響を与えることになる。
【0061】そのほか、着色剤を樹脂と相溶性のよい少
量の溶媒または分散媒に予め混合しておき、方法的に有
利なものとすることもできる。
【0062】芳香族アミン中間物質は本発明の一つであ
り、幾つかの工程を経てつくられる。第1の工程におい
て、芳香族アミンは80−150℃でグリシドールとの
反応によりヒドロキシアルキル化し、第1および第2ヒ
ドロキシル基のも双方を有する芳香族アミン中間物質を
得る。このグリシドールは所望量のグリシドールが反応
するまで窒素のような不活性ガスの存在下で加えられ
る。この反応は溶媒の存在または不存在下で行われる。
溶媒を必要とする場合はトルエン、キシレン、ニトロベ
ンゼン、ジオキサンが代表的な溶媒である。有用な塩基
性触媒の例は水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化
カルシューム、水酸化バリウムである。塩基性触媒の量
は適宜選ばれるが、通常約0.05ないし2重量%(用
いられるアミンに基づいて)である。さらに、第3有機
アミン、例えばジメチルアミノシクロヘキサン、トリエ
チルアミン、ベンジルヂメチルアミンも有用な触媒であ
る。
【0063】次の工程において、第1工程からの芳香族
アミン中間物質は約80−150℃で酸化エチレンまた
は酸化プロピレンを用いてのヒドロキシアルキル化によ
り最終の芳香族アミン中間物質となる。この酸化アルキ
レンは所望量の酸化アルキレンが吸収されるまで窒素の
ような不活性ガスの存在下で加えられる。
【0064】酸化プロピレンを酸化アルキレンとして最
初に用いた場合は、後に酸化エチレンの追加量を加え、
ポリマー化合物に所望の洗浄性を付与するようにする。
【0065】本発明の着色剤はポリマーに加えられるべ
き発色団により種々の方法で製造することができる。以
下、その方法を以下の(I)−(IX)で説明する。こ
れらの経路は説明のためのものであり、本発明の範囲を
制限するものではない。
【0066】 経路 I H−X H−Ar Q−NH2 −−−>Q−N2 + - −−−−−>Q−N=N−Ar [I] 亜硝酸 [II] カプラー [IV] [III] この経路Iにおいて、本発明のアゾ着色剤は炭素環また
は複素環アミン(I)をジアゾ化しジアゾニューム塩を
得、これを芳香族カップリング成分中間体(III)で
カップリングしてアゾ着色剤(IV)を得る。ここでQ
−および−Arは上記の定義と同様であり、Q−および
−Arのいずれかが少なくとも1つの−Z成分を含む。
芳香族アミンのジアゾ化は公知の種々の方法でおこなう
ことができる。カップリングは通常稀薄鉱酸または有機
酸、例えば酢酸、プロピオン酸中でおこなわれ、ある種
の塩基の添加によりpHを3−4に高めることにより促
進される。
【0067】本発明の付加的ポリマー性アミン(I)は
以下の経路IA、IB、ICにより製造される。
【0068】 経路IAはニトロ化合物(IA)を触媒による水素添加
によりアミン中間物質(IIA)に変換させる工程を含
む。任意の還元触媒を使用することができる。例えばラ
ネーニッケル、酸化ニッケル、微粒金属例えば鉄、コバ
ルト、プラチナ、ルテニューム、オスミューム、ロジウ
ムの微粒体を用いることができる。
【0069】軽石、アスベスト、珪藻土、アルミナ、シ
リカゲル、活性炭に金属触媒を担持させたものも有効で
ある。触媒の量は約0.025ないし15重量%(用い
られるニトロ中間体に基づいて)の範囲で用いることが
できる。
【0070】還元温度は約20−90℃が適当である
が、約40−90℃の範囲がより好ましい。これは反応
時間と収率の向上が図れるからである。ニトロ中間体の
還元の間の圧力としては500−1800psi(水
素)が用いられる。
【0071】還元反応は通常、適当な溶媒の存在下で行
われる。溶媒としては、低級アルコール例えばメチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル;エーテル例えばジオキサン;炭化水素例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、石油エーテ
ル、および水と低級アルコールとの等重量混合物などが
用いられる。溶媒の量は通常、30−80重量%(溶媒
+ニトロ化合物の総量に基づいて)の範囲で用いられ
る。
【0072】 経路 IB H3 C(C=O)NH−Q' −SO2 Cl+H2 N−Q [IB] [IIB] −−−−−−> H3 C(C=O)NH−Q' −SO2 NH−Q 塩基 [IIIB] H3 C(C=O)NH−Q' −SO2 NH−Q [IIIB] −−−−−−> H2 N−Q' −SO2 NH−Q 塩基 [IVB] 経路IBは、温度0−100℃、無機塩基の存在下で、
方向族アミン(IIB)の化学量論量以上を用いてアセ
トアミドベンゼンスルホニルクロリド中間体(IB)を
縮合し、アセトアミド中間体を得る工程が含まれる。こ
こで、Q' はフェニレン、置換フェニレンであり、Qは
上記同様であり、少なくとも1つの−Z成分を含む。さ
らに塩基性条件下、温度80−100℃にて加熱してア
セトアミド中間体を加水分解してポリ芳香族アミン中間
体(IVB)が得られる。
【0073】 経路 IC 塩基 O2 N−Q' −SO2 Cl+H2 N−Q−−>O2 N−Q' −SO2 NH−Q [IC] [IIB] [IIC] 水素 O2 N−Q' −SO2 NH−Q−−−−>H2 N−Q' −SO2 NH−Q [IIC] 触媒 [IIIC] 経路ICは、温度0−100℃、無機塩基の存在下で、
方向族アミン(IIB)の化学量論量以上を用いて、ニ
トロアリレンスルホニルクロリド中間体(IC)を縮合
し、ニトロポリ芳香族中間体(IIC)を得る工程が含
まれる。ここで、Q' は上記経路IBの場合と同様であ
る。
【0074】対応するポリ芳香族アミン中間体(III
C)はニトロポリ芳香族中間体(IIC)を経路IAと
同様の触媒的に還元し、変換することにより製造され
る。
【0075】本発明のメチン着色剤は下記経路IIない
しIVにより製造される。なお、経路IIは3つの工程
からなる。
【0076】第1の工程において、第1ヒドロキシル富
化芳香族アミン中間体H−Arを無水有機酸と反応させ
てエステル中間体を形成させる。一般に芳香族アミン中
間体H−Arは無水酢酸と温度60−130℃の範囲で
反応させる。この場合、第3有機アミン、例えばジメチ
ルアミノシクロヘキサン、トリエチルアミン、ベンジル
ヂメチルアミンが有用な触媒として用いられる。
【0077】第2の工程において、第1工程からの芳香
族エステル中間体を、通常、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)および燐酸オキシクロリドを用い、フィ
ルスマイヤー試薬と反応させ対応するアルデヒドを得る
(Bull.SocieteChim.de Fran
ce,No.10:1898−89,10月、196
2;Angewandte Chemie 72,N
o.22,836−845,11月、1960)。塩基
加水分解ののち、対応する芳香族アルデヒド中間体、A
r−COHが分離される。
【0078】経路 II 工程3
【0079】
【化51】 最後に、第3工程において、芳香族アルデヒド中間体、
Ar−COHをクネベナーゲル条件下で活性メチレン化
合物(VI)と反応させメチン化合物(VII)を得
る。
【0080】本発明のアザメチン着色剤は経路IIIに
従い、2工程でつくられる。
【0081】 工程1において、芳香族アミン中間体(III)を亜硝
酸を用いてニトロソ化し、ニトロソ芳香族アミン中間体
(VIII)を得る。
【0082】 第2工程において、ニトロソ芳香族アミン中間体(VI
II)を活性メチレン化合物(VI)と反応させアザメ
チン化合物(IX)を得る。
【0083】本発明のカチオン性アゾまたはメチン着色
剤は種々の方法で製造することができる。その幾つかを
下記経路(IV)ないし(VI)で説明する。これらの
経路は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限す
るものではない。
【0084】経路 IV
【0085】
【化52】 アゾ着色剤(X)(ここでAは複素環芳香族環の残部)
は、不活性溶媒の存在または不存在下で高温でアルキル
化剤と反応させることにより、対応するカチオン性着色
剤(XI)に変換される。アルキル化剤の適当な例は、
ジアルキルスルフェート、アルキルハライド、アラルキ
ルハライド、スルホン酸のアルキルエステル、活性化ビ
ニル化合物、ハロ酢酸等である。その具体例はジメチル
スルフェート、ジエチルスルフェート、ジプロピルスル
フェート、臭化エチル、臭化ブチル、ヨウ化メチル、ヨ
ウ化エチル、塩化ベンジル、臭化ベンジル、メチル−p
−トルエンスルホネート、ブチル−p−トルエンスルホ
ネート、エチルベンゼンスルホネート、アクリルアミ
ド、ブロモ酢酸である。
【0086】本発明のカチオン性メチン着色剤は経路V
およびVIに従って製造される。
【0087】経路 V
【0088】
【化53】 経路Vにおいて、本発明のカチオン性メチン着色剤(X
III)は、不活性溶媒の存在または不存在下で高温で
置換2−メチレン−1,3,3−トリメチルインドリン
(フィッシャー塩基)(XII)を上記芳香族アルデヒ
ド(V)とともに縮合させることによりつくられる。
【0089】この塩基(XII)および縮合方法は公知
である。これらの3塩基は市販されている。
【0090】経路 VI
【0091】
【化54】 そのほか、カチオン性メチン着色剤(XV)は、不活性
溶媒の存在または不存在下、触媒の存在下で高温で置換
第4級塩基性塩(XIV)を上記芳香族アルデヒド
(V)とともに縮合させることによりつくられる。第4
級塩基(XIV)および縮合方法は公知である。有用な
第4級塩基の例は4級化キノリン、ベンゾチアゾール、
ベンズオキサゾール、インドレニン、ベンズイミダゾー
ルである。上記アニオン、X- の例としてはCl- 、B
- 、I- 、CH3 SO4 - 、C2 5 SO4 - であ
る。用いられるアニオンの種類は利用される分離方法お
よび特定の4級化剤に依存する。
【0092】以下の実施例および表は本発明の特定の化
合物およびその製造方法を説明するものである。ここ
で、すべての部、%は重量に基づくものである。
【0093】EO、PO、BOの略号は、それぞれ−C
2 CH2 −、−CH(CH3 )CH2 −、−CH(C
2 5 )CH2 −を意味する。GL1 およびGLはグリ
シドール単位を意味する。構造式において、GL1 はグ
リシドール単位の反応残基を意味し、GLは他の酸化ア
ルキレンにより末端化されたグリシドール単位を意味す
る。GL1 およびGLの前の数字は求核剤の反応部位当
たりのグリシドール単位の平均数を表している。例えば
実施例1でこの数字が2の場合、実際にある反応性部位
が一つのGL1 単位を持ち、他の反応性部位が2つのG
1 単位を持つことがあろう。
【0094】実施例1Aにおいて、「2GL/100E
O−H」はGL1 単位の各ヒドロキシルが少なくとも1
つの酸化エチレン成分EOと反応していること(反応シ
ステムにおいてEOは化学量論量より過剰に存在してい
る)、各末端GL1 は酸化エチレン成分EOと反応して
いること(反応システムにおいてEOは化学量論量より
過剰に存在している)を表している。実施例1AのE
O、PO、BOに付けられている数値は求核剤の反応部
位当たりのグリシドール単位の平均数を表している。
【0095】
【実施例】
実施例 1
【0096】
【化55】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコにアニリン125グラム(1.34モル)、
および水酸化カリウム0.6グラムを仕込む。撹拌しな
がら、この混合物を加熱マントルおよび温度制御器によ
り110℃に熱する。
【0097】グリシドール397グラム(5.36モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
2、3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、
発熱が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り
外してもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添
加速度により温度を110〜125℃に維持する。
【0098】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0099】実施例 1A
【0100】
【化56】 2ガロンのオートクレーブ中に、実施例1のアニリン4
グリシドール中間体389グラム(1モル)、および水
酸化カリウム触媒2グラムを仕込む。反応器を窒素で3
回、60psiまでパージし、ついで、5psiの窒素
圧下に250°Fまで熱する。次に、エチレンオキシド
8000グラム(200モル)を、80psi未満の読
取り蒸気圧を維持するような速度で加える。
【0101】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。このとき、反応混合物のヒドロキシ
ル価を測定すると、38.2である(理論値は35.
6)。
【0102】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、アニリン4GL/200EO−H中間体は、8
812の平均グラム分子量を有し、すぐさま使用でき
る。
【0103】実施例 1B
【0104】
【化57】 85%リン酸145グラム、98%硫酸25グラム、お
よび2−エチルヘキサノール消泡剤3滴を、温度計、冷
却浴、および機械撹拌機を備えた500mlの三口フラス
コに加える。この混合物を冷却し、2−アミノチアゾー
ル10.3グラム(0.1モル)をフラスコに加える。
この混合物を0℃未満にさらに冷却し、その後、40%
ニトロシル硫酸35グラムを、温度を5℃未満に維持し
ながら加える。3時間後、混合物は、陽性のナイトレー
トテストを示し、スルファミン酸1グラムをゆっくり加
え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイ
トレートテストが明らかとなる。
【0105】4000mlビーカーに、アニリン4GL/
200EO−H中間体969グラム(0.11モル)、
水969グラム、氷969グラム、及び尿素4グラムを
仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ
溶液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を10℃
未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼
夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム260グラ
ムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を
20℃未満に維持し、493nmに極大吸収を有する橙
色のオイルを得る。
【0106】実施例 2
【0107】
【化58】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、アニリン125グラム(1.34モ
ル)、および水酸化カリウム0.6グラムを仕込む。撹
拌しながら、この混合物を加熱マントルおよび温度制御
器により110℃に熱する。
【0108】グリシドール397グラム(5.37モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
2、3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、
発熱が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り
外してもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添
加速度により温度を110〜125℃に維持する。
【0109】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0110】実施例 2A
【0111】
【化59】 2ガロンのオートクレーブ中に、実施例2のアニリン4
グリシドール中間体389グラム(1モル)、および水
酸化カリウム触媒4グラムを仕込む。反応器を窒素で3
回、60psiまでパージし、ついで、5psiの窒素
圧下に250°Fまで熱する。次に、エチレンオキシド
4400グラム(100モル)を、80psi未満の読
取り蒸気圧を維持するような速度で加える。
【0112】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。このとき、反応混合物のヒドロキシ
ル価を測定すると、75.5である(理論値は70.
2)。
【0113】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、アニリン4GL/100EO−H中間体は、4
458の平均グラム分子量を有し、すぐさま使用でき
る。
【0114】実施例 2B
【0115】
【化60】 2000mlビーカーに、m−トルイジン4GL/100
EO−H中間体490グラム(0.11モル)、水49
0グラム、氷490グラム、及び尿素4グラムを仕込
む。この混合物を0℃未満に冷却する。3,4−ジシア
ノアニリン14.3グラムからのジアゾ溶液(実施例1
Bで調製)を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を
10℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌
し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム2
60グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7と
し、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除去し
て、500nmに極大吸収を有する赤色液体を得る。
【0116】実施例 3
【0117】
【化61】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコにm−クロロアニリン172グラム(1.3
4モル)、および水酸化カリウム0.6グラムを仕込
む。撹拌しながら、この混合物を加熱マントルおよび温
度制御器により110℃に熱する。
【0118】グリシドール398グラム(5.37モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
2、3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、
発熱が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り
外してもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添
加速度により温度を110〜125℃に維持する。
【0119】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。このとき、m−クロロアニ
リン4グリシドール中間体についてヒドロキシル価を測
定すると、793である(理論値は799)。
【0120】実施例 3A
【0121】
【化62】 1ガロンのオートクレーブ中に、実施例3のm−クロロ
アニリン4グリシドール中間体417グラム(1モ
ル)、および水酸化カリウム触媒4グラムを仕込む。反
応器を窒素で3回、60psiまでパージし、ついで、
5psiの窒素圧下に250°Fまで熱する。次に、エ
チレンオキシド2640グラム(60モル)を、80p
si未満の読取り蒸気圧を維持するような速度で加え
る。
【0122】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0123】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、m−クロロアニリン4GL/60EO−H中間
体は、3057の平均グラム分子量を有し、すぐさま使
用できる。
【0124】実施例 3B
【0125】
【化63】 4000mlビーカーに、実施例3Aからのm−クロロア
ニリン4GL/60EO−H中間体336グラム(0.
11モル)、水400グラム、氷400グラム、及び尿
素4グラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却す
る。4−フェニルアゾアニリン19.7(0.1モル)
からのジアゾ溶液(実施例1Bで調製)を約30分かけ
てビーカーに滴下し、温度を10℃未満に維持する。得
られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、その後、
50%水酸化ナトリウム260グラムを加えて過剰の酸
を中和してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持す
る。底部塩層を除去し、生成物をメチレンクロリドに溶
解する。このメチレンクロリド溶液を水で4回洗浄し、
ついで硫酸ナトリウム上で乾燥する。メチレンクロリド
溶媒をろ過し、ストリッピングして橙色液体を得る。
【0126】実施例 4
【0127】
【化64】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、2,5−ジメトキシアニリン153グラ
ム(1.0モル)、および水酸化カリウム0.8グラム
を仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マントルお
よび温度制御器により110℃に熱する。
【0128】グリシドール296グラム(4.0モル)
を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の2、
3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱
が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外し
てもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速
度により温度を110〜125℃に維持する。
【0129】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0130】実施例 4A
【0131】
【化65】 2ガロンのオートクレーブ中に、実施例4の2,5−ジ
メトキシアニリン4グリシドール中間体449グラム
(1.0モル)、および水酸化カリウム触媒4グラムを
仕込む。反応器を窒素で3回、60psiまでパージ
し、ついで、5psiの窒素圧下に250°Fまで熱す
る。次に、エチレンオキシド8800グラム(200モ
ル)を、80psi未満の読取り蒸気圧を維持するよう
な速度で加える。
【0132】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0133】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、2,5−ジメトキシアニリン4GL/200E
O−H中間体についてヒドロキシル価を測定すると、3
9.6(理論値は36.4)であり、8500の平均グ
ラム分子量を有し、すぐさま使用できる。
【0134】実施例 4B
【0135】
【化66】 4000mlビーカーに、実施例4Aからの4GL/14
0EO−Hm−アニシジン中間体723グラム(0.1
1モル)、水730グラム、氷730グラム、及び尿素
4グラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。
2−アミノ−4−クロロ−5−ホルミルチアゾール1
6.2グラム(0.1モル)からのジアゾ溶液(実施例
1Bで調製)を約30分かけてビーカーに滴下し、温度
を10℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌
し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム2
60グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7と
し、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除去して
青味がかった紫色の液体を得る。
【0136】実施例 5
【0137】
【化67】 2000mlビーカーに、6GL/40EO−Hm−トル
イジン中間体254グラム(0.11モル)、水300
グラム、氷300グラム、及び尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。4,5−(3,3−
ジメチルオキシテトラメチレン)−2−アミノチアゾー
ル19.6グラム(0.1モル)からのジアゾ溶液(実
施例1Bで調製)を約30分かけてビーカーに滴下し、
温度を10℃未満に維持する。得られた混合物を数時間
撹拌し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウ
ム260グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7
とし、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除去
し、生成物をメチレンクロリドに溶解する。このメチレ
ンクロリド溶液を水で4回洗浄し、ついで硫酸ナトリウ
ム上で乾燥する。ついで、メチレンクロリド溶媒をろ過
し、ストリッピングして赤色液体を得る。
【0138】実施例 6
【0139】
【化68】 85%リン酸549グラム、98%硫酸150グラム、
および2−エチルヘキサノール消泡剤9滴を、温度計、
冷却浴、および機械撹拌機を備えた1000mlの三口フ
ラスコに加える。この混合物を冷却し、2−アミノ−6
−メトキシベンゾチアゾール54グラム(0.3モル)
をフラスコに加える。この混合物を0℃未満にさらに冷
却し、その後、40%ニトロシル硫酸105グラムを、
温度を5℃未満に維持しながら加える。3時間後、混合
物は、陽性のナイトレートテストを示し、スルファミン
酸2グラムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さ
らに1時間後、陰性ナイトレートテストが明らかとな
る。
【0140】4000mlビーカーに、m−トルイジン4
GL/27EO−H中間体525グラム(0.33モ
ル)、水600グラム、氷600グラム、及び尿素12
グラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上
記ジアゾ溶液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度
を10℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌
し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム7
80グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7と
し、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除去し、
生成物をメチレンクロリドに溶解する。このメチレンク
ロリド溶液を水で4回洗浄し、ついで硫酸ナトリウム上
で乾燥する。ついで、メチレンクロリド溶媒をろ過し、
ストリッピングして、526nmに極大吸収を有する赤
色液体を得る。
【0141】比較例 6A
【0142】
【化69】 85%リン酸549グラム、98%硫酸150グラム、
および2−エチルヘキサノール消泡剤9滴を、温度計、
冷却浴、および機械撹拌機を備えた1000mlの三口フ
ラスコに加える。この混合物を冷却し、2−アミノ−6
−メトキシベンゾチアゾール54グラム(0.3モル)
をフラスコに加える。この混合物を0℃未満にさらに冷
却し、その後、40%ニトロシル硫酸105グラムを、
温度を5℃未満に維持しながら加える。3時間後、混合
物は、陽性のナイトレートテストを示し、スルファミン
酸2グラムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さ
らに1時間後、陰性ナイトレートテストが明らかとな
る。
【0143】4000mlビーカーに、m−トルイジン2
7EO−H中間体427グラム(0.33モル)、水5
00グラム、氷500グラム、及び尿素12グラムを仕
込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶
液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を10℃未
満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜
放置し、その後、50%水酸化ナトリウム780グラム
を加えて過剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を2
0℃未満に維持する。底部塩層を除去し、生成物をメチ
レンクロリドに溶解する。このメチレンクロリド溶液を
水で4回洗浄し、ついで硫酸ナトリウム上で乾燥する。
ついで、メチレンクロリド溶媒をろ過し、ストリッピン
グして、526nmに極大吸収を有する赤色液体を得
る。
【0144】実施例 7
【0145】
【化70】 4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体969グラム(0.11モル)、水1000グ
ラム、氷1000グラム、及び尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。2−アミノ−4−ク
ロロベンゾチアゾール18.4グラム(0.1モル)か
らのジアゾ溶液(実施例6で調製)を約30分かけてビ
ーカーに滴下し、温度を10℃未満に維持する。得られ
た混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、その後、50
%水酸化ナトリウム260グラムを加えて過剰の酸を中
和してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持する。
底部塩層を除去して、524nmに極大吸収を有する赤
色液体を得る。
【0146】実施例 8
【0147】
【化71】 酢酸320グラム、プロピオン酸80グラム、および2
−エチルヘキサノール消泡剤9滴を、温度計、冷却浴、
および機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに
加える。この混合物を冷却し、2−アミノ−5−エチル
チオ−1,3,4−チアジアゾール32.2グラム
(0.2モル)をフラスコに加える。この混合物を5℃
未満にさらに冷却し、その後、40%ニトロシル硫酸7
0グラムを、温度を10℃未満に維持しながら加える。
3時間後、混合物は、陽性のナイトレートテストを示
し、スルファミン酸2グラムをゆっくり加え、温度を5
℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイトレートテス
トが明らかとなる。
【0148】2000mlビーカーに、m−トルイジン4
GL/60EO−H中間体669グラム(0.22モ
ル)、水700グラム、氷700グラム、及び尿素8グ
ラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記
ジアゾ溶液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を
10℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌
し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム5
03グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7と
し、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除去して
赤色液体を得る。
【0149】実施例 9
【0150】
【化72】 酢酸180グラム、プロピオン酸41グラム、および2
−エチルヘキサノール消泡剤4滴を、温度計、冷却浴、
および機械撹拌機を備えた500mlの三口フラスコに加
える。この混合物を冷却し、5−アミノ−3−メチルピ
ラゾール9.7グラム(0.1モル)をフラスコに加え
る。この混合物を5℃未満にさらに冷却し、その後、4
0%ニトロシル硫酸35グラムを、温度を10℃未満に
維持しながら加える。3時間後、混合物は、陽性のナイ
トレートテストを示し、スルファミン酸2グラムをゆっ
くり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間後、陰
性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0151】2000mlビーカーに、m−トルイジン4
GL/40EO−H中間体238グラム(0.11モ
ル)、水250グラム、氷250グラム、及び尿素8グ
ラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記
ジアゾ溶液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を
10℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌
し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム2
68グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7と
し、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除去し、
生成物をメチレンクロリドに溶解する。メチレンクロリ
ド溶液を水で4回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥す
る。メチレンクロリド溶媒をろ過し、ストリッピングし
て、418nmに極大吸収を有する黄色液体を得る。
【0152】実施例 10
【0153】
【化73】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、m−トリフルオロアニリン215.5グ
ラム(1.34モル)、および水酸化カリウム0.6グ
ラムを仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マント
ルおよび温度制御器により110℃に熱する。
【0154】グリシドール298グラム(4.03モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
2、3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、
発熱が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り
外してもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添
加速度により温度を110〜125℃に維持する。
【0155】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。このとき、m−トリフルオ
ロアニリン3グリシドール中間体についてヒドロキシル
価を測定すると、730(理論値は、713)であるこ
とがわかる。
【0156】実施例 10A
【0157】
【化74】 1ガロンのオートクレーブ中に、実施例10のm−トリ
フルオロアニリン3グリシドール中間体383グラム
(1.0モル)、および水酸化カリウム触媒4グラムを
仕込む。反応器を窒素で3回、60psiまでパージ
し、ついで、5psiの窒素圧下に250°Fまで熱す
る。次に、エチレンオキシド4400グラム(100モ
ル)を、80psi未満の読取り蒸気圧を維持するよう
な速度で加える。
【0158】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0159】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、m−トリフルオロアニリン3GL/100EO
−H中間体は、4783の平均グラム分子量を有し、す
ぐさま使用できる。
【0160】実施例 10B
【0161】
【化75】 2000mlビーカーに、m−トリフルオロメチルアニリ
ン3GL/50EO−H中間体526グラム(0.11
モル)、水550グラム、氷550グラム、及び尿素4
グラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。3
−アミノピリジン9.5グラム(0.1モル)からのジ
アゾ溶液(実施例9で調製)を約30分かけてビーカー
に滴下し、温度を10℃未満に維持する。得られた混合
物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、その後、50%水酸
化ナトリウム268グラムを加えて過剰の酸を中和して
pHを約7とし、温度を20℃未満に維持する。底部塩
層を除去して、黄色味がかった橙色液体を得る。
【0162】実施例 11
【0163】
【化76】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、N−エチル−1−ナフチルアミン171
グラム(1モル)、および水酸化カリウム0.6グラム
を仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マントルお
よび温度制御器により110℃に熱する。
【0164】グリシドール222グラム(3モル)を添
加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の2、3ミ
リリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱が始
まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外しても
よく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速度に
より温度を110〜125℃に維持する。
【0165】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0166】実施例 11A
【0167】
【化77】 2リットルのオートクレーブ中に、実施例11のN−エ
チル−1−ナフチルアミン3グリシドール中間体393
グラム(1モル)、および水酸化カリウム触媒4グラム
を仕込む。反応器を窒素で3回、60psiまでパージ
し、ついで、5psiの窒素圧下に250°Fまで熱す
る。次に、エチレンオキシド1430グラム(30モ
ル)を、80psi未満の読取り蒸気圧を維持するよう
な速度で加える。
【0168】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0169】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、N−エチル−1−ナフチルアミン3GL/30
EO−H中間体は、1713の平均グラム分子量を有
し、すぐさま使用できる。
【0170】実施例 11B
【0171】
【化78】 2000mlビーカーに、N−エチル−1−ナフチルアミ
ン3GL/30EO−H中間体188グラム(0.11
モル)、水200グラム、氷200グラム、及び尿素4
グラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。2
−アミノ−4−メチルチアゾール11.3(0.1モ
ル)からのジアゾ溶液(実施例1Bで調製)を約30分
かけてビーカーに滴下し、温度を10℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウム260グラムを加えて過
剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を20℃未満に
維持する。底部塩層を除去し、生成物をメチレンクロリ
ドに溶解する。このメチレンクロリド溶液を水で4回洗
浄し、ついで硫酸ナトリウム上で乾燥する。メチレンク
ロリド溶媒をろ過し、ストリッピングして赤色液体を得
る。
【0172】実施例 12
【0173】
【化79】 酢酸180グラム、プロピオン酸41グラム、および2
−エチルヘキサノール消泡剤4滴を、温度計、冷却浴、
および機械撹拌機を備えた500mlの三口フラスコに加
える。この混合物を冷却し、5−アミノ−3−メチルイ
ソチアゾールヒドロクロリド15グラム(0.1モル)
をフラスコに加える。この混合物を5℃未満にさらに冷
却し、その後、40%ニトロシル硫酸35グラムを、温
度を10℃未満に維持しながら加える。3時間後、混合
物は、陽性のナイトレートテストを示し、スルファミン
酸2グラムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さ
らに1時間後、陰性ナイトレートテストが明らかとな
る。
【0174】4000mlビーカーに、アニリン4GL/
100EO−H中間体529グラム(0.11モル)、
水550グラム、氷550グラム、及び尿素4グラムを
仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ
溶液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を10℃
未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼
夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム260グラ
ムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を
20℃未満に維持する。底部塩層を除去して、493n
mに極大吸収を有する橙色液体を得る。
【0175】実施例 13
【0176】
【化80】 酢酸180グラム、プロピオン酸40グラム、および2
−エチルヘキサノール消泡剤6滴を、温度計、冷却浴、
および機械撹拌機を備えた500mlの三口フラスコに加
える。この混合物を冷却し、3−アミノ−1,2−ベン
ズイソチアゾール15グラム(0.1モル)をフラスコ
に加える。この混合物を5℃未満にさらに冷却し、その
後、40%ニトロシル硫酸37.5グラムを、温度を1
0℃未満に維持しながら加える。3時間後、混合物は、
陽性のナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グ
ラムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1
時間後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0177】2000mlビーカーに、アニリン4GL/
60EO−H中間体333グラム(0.11モル)、水
350グラム、氷350グラム、及び尿素4グラムを仕
込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶
液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を10℃未
満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜
放置し、その後、50%水酸化ナトリウム260グラム
を加えて過剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を2
0℃未満に維持する。底部塩層を除去して、赤紫色液体
を得る。
【0178】実施例 14
【0179】
【化81】 酢酸300グラム、プロピオン酸60グラム、および2
−エチルヘキサノール消泡剤4滴を、温度計、冷却浴、
および機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに
加える。この混合物を冷却し、4−アミノピリジン2
8.2グラム(0.3モル)をフラスコに加える。この
混合物を5℃未満にさらに冷却し、その後、40%ニト
ロシル硫酸135グラムを、温度を10℃未満に維持し
ながら加える。3時間後、混合物は、陽性のナイトレー
トテストを示し、スルファミン酸2グラムをゆっくり加
え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイ
トレートテストが明らかとなる。
【0180】4000mlビーカーに、m−トルイジン4
GL/30EO−H中間体569グラム(0.33モ
ル)、水600グラム、氷600グラム、及び尿素12
グラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上
記ジアゾ溶液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度
を10℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌
し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム8
04グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7と
し、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除去し、
生成物をメチレンクロリドに溶解する。メチレンクロリ
ド溶液を水で4回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥す
る。メチレンクロリド溶媒をろ過し、ストリッピングし
て、黄色がかった橙色液体を得る。
【0181】実施例 15
【0182】
【化82】 85%リン酸183グラム、98%硫酸25グラム、お
よび2−エチルヘキサノール消泡剤3滴を、温度計、冷
却浴、および機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラ
スコに加える。この混合物を冷却し、2−アミノ−3,
5−ジシアノ−4−メチルチオフェン16.3グラム
(0.1モル)をフラスコに加える。この混合物を0℃
未満にさらに冷却し、その後、40%ニトロシル硫酸3
5グラムを、温度を5℃未満に維持しながら加える。3
時間後、混合物は、陽性のナイトレートテストを示し、
スルファミン酸2.5グラムをゆっくり加え、温度を5
℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイトレートテス
トが明らかとなる。
【0183】2000mlビーカーに、アニリン4GL/
30EO−H中間体188グラム(0.11モル)、水
200グラム、氷200グラム、及び尿素4グラムを仕
込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶
液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を10℃未
満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜
放置し、その後、50%水酸化ナトリウム260グラム
を加えて過剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を2
0℃未満に維持する。底部塩層を除去し、生成物をメチ
レンクロリドに溶解する。このメチレンクロリド溶液を
水で4回洗浄し、ついで硫酸ナトリウム上で乾燥する。
メチレンクロリド溶媒をろ過し、ストリッピングして、
556nmに極大吸収を有する紫色液体を得る。
【0184】実施例 16
【0185】
【化83】 2000mlビーカーに、m−トルイジン4GL/40E
O−H中間体238グラム(0.11モル)、水250
グラム、氷250グラム、及び尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。2−アミノ−3−シ
アノ−4,5−テトラメチレン−チオフェン17.8グ
ラム(0.1モル)からのジアゾ溶液(実施例13で調
製)を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を10℃
未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼
夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム260グラ
ムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を
20℃未満に維持する。底部塩層を除去し、生成物をメ
チレンクロリドに溶解する。このメチレンクロリド溶液
を水で4回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥する。メチ
レンクロリド溶媒をろ過し、ストリッピングして、赤色
液体を得る。
【0186】実施例 17
【0187】
【化84】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、3,6−ジメチルベンゾモルホリン21
7グラム(1.34モル)、および水酸化カリウム0.
6グラムを仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マ
ントルおよび温度制御器により110℃に熱する。
【0188】グリシドール298グラム(4.03モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
2、3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、
発熱が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り
外してもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添
加速度により温度を110〜125℃に維持する。
【0189】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。この時、ベンゾモルホリン
3グリシドール中間体についてヒドロキシル価を測定す
ると、536(理論値は、584)であることがわか
る。
【0190】実施例 17A
【0191】
【化85】 2ガロンのオートクレーブ中に、実施例17のベンゾモ
ルホリン3グリシドール中間体379グラム(1モ
ル)、および水酸化カリウム触媒4グラムを仕込む。反
応器を窒素で3回、60psiまでパージし、ついで、
5psiの窒素圧下に250°Fまで熱する。次に、エ
チレンオキシド4400グラム(100モル)を、80
psi未満の読取り蒸気圧を維持するような速度で加え
る。
【0192】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0193】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、ベンゾモルホリン3GL/100EO−H中間
体は、4775の平均グラム分子量を有し、すぐさま使
用できる。
【0194】実施例 17B
【0195】
【化86】 2000mlビーカーに、3,6−ジメチルベンゾモルホ
リン3GL/100EO−H中間体525グラム(0.
11モル)、水600グラム、氷600グラム、及び尿
素4グラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却す
る。2−アミノ−3,5−ジシアノ−4−メチルチオフ
ェン16.3グラム(0.1モル)からのジアゾ溶液
(実施例15で調製)を約30分かけてビーカーに滴下
し、温度を10℃未満に維持する。得られた混合物を数
時間撹拌し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナト
リウム260グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを
約7とし、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除
去して、578nmに極大吸収を有する青紫色液体を得
る。
【0196】実施例 18
【0197】
【化87】 85%リン酸183グラム、98%硫酸25グラム、お
よび2−エチルヘキサノール消泡剤3滴を、温度計、冷
却浴、および機械撹拌機を備えた500mlの三口フラス
コに加える。この混合物を冷却し、4−アミノ−N−メ
チルフタルイミド17.6グラム(0.1モル)をフラ
スコに加える。この混合物を0℃未満にさらに冷却し、
その後、40%ニトロシル硫酸35グラムを、温度を5
℃未満に維持しながら加える。3時間後、混合物は、陽
性のナイトレートテストを示し、スルファミン酸1グラ
ムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時
間後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0198】2000mlビーカーに、m−トルイジン4
GL/30EO−H中間体190グラム(0.11モ
ル)、水200グラム、氷200グラム、及び尿素4グ
ラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記
ジアゾ溶液を約30分かけてビーカーに滴下し、温度を
10℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌
し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウム2
60グラムを加えて過剰の酸を中和してpHを約7と
し、温度を20℃未満に維持する。底部塩層を除去し、
生成物をメチレンクロリドに溶解する。このメチレンク
ロリド溶液を水で4回洗浄し、ついで硫酸ナトリウム上
で乾燥する。メチレンクロリド溶媒をろ過し、ストリッ
ピングして、橙色液体を得る。
【0199】実施例 19
【0200】
【化88】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、p−ニトロアニリン138グラム(1モ
ル)、キシレン400グラム、および水酸化カリウム
0.6グラムを仕込む。撹拌しながら、この混合物を加
熱マントルおよび温度制御器により110℃に熱する。
【0201】グリシドール296グラム(4モル)を添
加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の2、3ミ
リリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱が始
まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外しても
よく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速度に
より温度を110〜125℃に維持する。
【0202】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。この時、p−ニトロアニリ
ン4グリシドール中間体についてヒドロキシル価を測定
すると、777(理論値は、776)であることがわか
る。
【0203】実施例 19A
【0204】
【化89】 2リットルのオートクレーブ中に、実施例19のp−ニ
トロアニリン4グリシドール中間体217グラム(0.
5モル)、および水酸化カリウム触媒4グラムを仕込
む。反応器を窒素で3回、60psiまでパージし、つ
いで、5psiの窒素圧下に250°Fまで熱する。
【0205】次に、エチレンオキシド4400グラム
(100モル)を、80psi未満の読取り蒸気圧を維
持するような速度で加える。EOの添加後、反応混合物
を120℃で2時間、後加熱する。
【0206】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、p−ニトロアニリン4GL/200−H中間体
は、9056の平均グラム分子量を有し、すぐさま使用
できる。
【0207】実施例 19B
【0208】
【化90】 2000mlのオートクレーブに、実施例19Aのニトロ
アニリン4GL/200EO−H中間体1326グラム
(0.15モル)、エチルアルコール600ml、および
湿潤ラネーニッケル触媒90グラムを仕込む。オートク
レーブを水素ガスで3回パージし、約1300psiの
圧力で85〜90℃に熱する。約2時間後、水素吸収が
終了する。試料を採取し、溶媒を真空留去する。この試
料のIRスペクトルは、ニトロバンドを示さず、アミン
の存在を示し、反応が終了したことを示す。オートクレ
ーブを冷却し、排気する。反応混合物をろ過し、溶媒を
減圧下に留去することにより生成物を単離する。
【0209】実施例 19C
【0210】
【化91】 実施例19Bのp−アミノアニリン4GL/200EO
−H中間体1128グラム(0.125モル)、濃塩酸
45ml、および水500mlの溶液を5000mlのフラス
コに加え、0〜5℃に冷却する。亜硝酸ナトリウム10
グラムを加え、混合物の温度を10℃未満に維持する。
3時間後、混合物は、陽性のナイトレートテストを示
し、スルファミン酸2グラムをゆっくり加え、温度を5
℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイトレートテス
トが明らかとなる。
【0211】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、水500グラム、およびクロモ
トロプ酸42グラム(0.13モル)を仕込む。この混
合物のpHを50%水酸化ナトリウムで12に調整し、
5℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液をゆっくりとビー
カーに滴下し、温度を5℃未満に維持し、pHをベルセ
ン(EDTAのナトリウム塩)で7以上に維持する。添
加が終わったら、得られた混合物を後カップリングのた
めに3時間撹拌する。この終了時に、希酢酸でpHを
8.5に調整し、ここで、青色生成物は623nmに極
大吸収を持つ。
【0212】比較例 19D
【0213】
【化92】 p−アミノアニリン200EO−H中間体1113グラ
ム(0.125モル)、濃塩酸45ml、および水500
mlの溶液を5000mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷
却する。亜硝酸ナトリウム10グラムを加え、混合物の
温度を10℃未満に維持する。3時間後、混合物は、陽
性のナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グラ
ムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時
間後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0214】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、水500グラム、およびクロモ
トロプ酸42グラム(0.13モル)を仕込む。この混
合物のpHを50%水酸化ナトリウムで12に調整し、
5℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液をゆっくりとビー
カーに滴下し、温度を5℃未満に維持し、pHをベルセ
ンで7以上に維持する。添加が終わったら、得られた混
合物を後カップリングのために3時間撹拌する。この終
了時に、希酢酸でpHを8.5に調整し、ここで、青色
生成物は、623nmに極大吸収を持つ。
【0215】実施例 20
【0216】
【化93】 4,4′−メチレンジアニリン24.8グラム(0.1
25モル)、濃塩酸90ml、および水180mlの溶液を
500mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却する。亜硝
酸ナトリウム20グラムを加え、混合物の温度を10℃
未満に維持する。3時間後、混合物は、陽性のナイトレ
ートテストを示し、スルファミン酸2グラムをゆっくり
加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナ
イトレートテストが明らかとなる。
【0217】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体2389グラム(0.26モル)、水500グ
ラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を3
0分かけてゆっくりとビーカーに滴下し、温度を5℃未
満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜
放置し、その後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰
の酸を中和してpHを約7とし、温度を20℃未満に維
持して、453nmに極大吸収を持つ黄橙色生成物を得
る。
【0218】実施例 21
【0219】
【化94】 4,4′−メチレンビス(3−ニトロアニリン)36グ
ラム(0.125モル)、濃塩酸90ml、および水18
0mlの溶液を500mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷
却する。亜硝酸ナトリウム20グラムを加え、混合物の
温度を10℃未満に維持する。3時間後、混合物は、陽
性のナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グラ
ムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時
間後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0220】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体2389グラム(0.26モル)、水500グ
ラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を3
0分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸を中和
してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持して、4
80nmに極大吸収を持つ橙色生成物を得る。
【0221】実施例 22
【0222】
【化95】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、2,5−ジメトキシアニリン153グラ
ム(1.0モル)、および水酸化カリウム0.8グラム
を仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マントルお
よび温度制御器により110℃に熱する。
【0223】グリシドール296グラム(4.0モル)
を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の2、
3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱
が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外し
てもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速
度により温度を110〜125℃に維持する。
【0224】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0225】実施例 22A
【0226】
【化96】 2ガロンのオートクレーブ中に、実施例22の2,5−
ジメトキシアニリン4グリシドール中間体449グラム
(1.0モル)、および水酸化カリウム触媒4グラムを
仕込む。反応器を窒素で3回、60psiまでパージ
し、ついで、5psiの窒素圧下に250°Fまで熱す
る。次に、エチレンオキシド8800グラム(200モ
ル)を、80psi未満の読取り蒸気圧を維持するよう
な速度で加える。
【0227】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0228】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、2,5−ジメトキシアニリン4GL/200E
O−H中間体についてヒドロキシル価を測定すると、3
9.6(理論値は、36.4)であることがわかり、8
500の平均グラム分子量を有し、すぐさま使用でき
る。
【0229】実施例 22B
【0230】
【化97】 4,4′−メチレンビス(3−ニトロアニリン)36グ
ラム(0.125モル)、濃塩酸90ml、および水18
0mlの溶液を500mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷
却する。亜硝酸ナトリウム20グラムを加え、混合物の
温度を10℃未満に維持する。3時間後、混合物は、陽
性のナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グラ
ムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時
間後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0231】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、2,5−ジメトキシアニリン4
GL/200EO−H中間体2210グラム(0.26
モル)、水500グラム、氷500グラム、および尿素
4グラムを仕込む。この混合物を0℃未満に冷却する。
上記ジアゾ溶液を30分かけてビーカーに滴下し、温度
を5℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌
し、一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウムを
加えて過剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を20
℃未満に維持して、512nmに極大吸収を持つ赤色生
成物を得る。
【0232】実施例 23
【0233】
【化98】 4,4′−エチレン−ジ−m−トルイジン30グラム
(0.126モル)、濃塩酸90ml、および水180ml
の溶液を500mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却す
る。亜硝酸ナトリウム20グラムを加え、混合物の温度
を10℃未満に維持する。3時間後、混合物は、陽性の
ナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グラムを
ゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間
後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0234】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体2389グラム(0.26モル)、水500グ
ラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を3
0分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸を中和
してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持して、4
53nmに極大吸収を持つ黄色味がかった橙色生成物を
得る。
【0235】実施例 24
【0236】
【化99】 パラローザニリン36グラム(0.125モル)、濃塩
酸120ml、および水270mlの溶液を500mlのフラ
スコに加え、0〜5℃に冷却する。亜硝酸ナトリウム3
0グラムを加え、混合物の温度を10℃未満に維持す
る。3時間後、混合物は、陽性のナイトレートテストを
示し、スルファミン酸2グラムをゆっくり加え、温度を
5℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイトレートテ
ストが明らかとなる。
【0237】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
5000mlビーカーに、アニリン4GL/100EO−
H中間体3446グラム(0.375モル)、水500
グラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込
む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液
を30分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維
持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置
し、その後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸
を中和してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持し
て、451nmに極大吸収を持つ黄色味がかった橙色生
成物を得る。
【0238】実施例 25
【0239】
【化100】 4,4′−ジアミノジフェニルエーテル25グラム
(0.126モル)、濃塩酸90ml、および水180ml
の溶液を500mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却す
る。亜硝酸ナトリウム20グラムを加え、混合物の温度
を10℃未満に維持する。3時間後、混合物は、陽性の
ナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グラムを
ゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間
後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0240】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体2389グラム(0.26モル)、水500グ
ラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を3
0分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸を中和
してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持して、4
90nmに極大吸収を持つ橙色生成物を得る。
【0241】実施例 26
【0242】
【化101】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
器および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、4−メトキシ−1,3−フェニレンジア
ミン138グラム(1.0モル)、および水酸化カリウ
ム0.8グラムを仕込む。撹拌しながら、この混合物を
加熱マントルおよび温度制御器により110℃に熱す
る。
【0243】グリシドール592グラム(8.0モル)
を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の2、
3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱
が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外し
てもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速
度により温度を110〜125℃に維持する。
【0244】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0245】実施例 26A
【0246】
【化102】 2ガロンのオートクレーブ中に、実施例26の4−メト
キシ−1,3−フェニレンジアミン4グリシドール中間
体434グラム(1.0モル)、および水酸化カリウム
触媒4グラムを仕込む。反応器を窒素で3回、60ps
iまでパージし、ついで、5psiの窒素圧下に250
°Fまで熱する。次に、エチレンオキシド8800グラ
ム(200モル)を、80psi未満の読取り蒸気圧を
維持するような速度で加える。
【0247】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0248】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、4−メトキシ−1,3−フェニレンジアミン4
GL/200EO−H中間体についてヒドロキシル価を
測定すると、70.9(理論値は、72.9)であるこ
とがわかり、9495の平均グラム分子量を有し、すぐ
さま使用できる。
【0249】実施例 26B
【0250】
【化103】 4,4′−ジアミノジフェニルエーテル25グラム
(0.125モル)、濃塩酸90ml、および水180ml
の溶液を500mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却す
る。亜硝酸ナトリウム20グラムを加え、混合物の温度
を10℃未満に維持する。3時間後、混合物は、陽性の
ナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グラムを
ゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間
後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0251】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、実施例26Aの4−メトキシ−
1,3−フェニレンジアミン4GL/200EO−H中
間体2469グラム(0.26モル)、水500グラ
ム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。こ
の混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を30
分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸を中和
してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持して、5
08nmに極大吸収を持つ赤色生成物を得る。
【0252】実施例 27
【0253】
【化104】 4,4′−ジアミノジフェニルスルホン31グラム
(0.126モル)、濃塩酸90ml、および水180ml
の溶液を500mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却す
る。亜硝酸ナトリウム20グラムを加え、混合物の温度
を10℃未満に維持する。3時間後、混合物は、陽性の
ナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グラムを
ゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間
後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0254】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体2389グラム(0.26モル)、水500グ
ラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を3
0分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸を中和
してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持して、4
85nmに極大吸収を持つ橙色生成物を得る。
【0255】実施例 28
【0256】
【化105】 3,3′−ジアミノジフェニルスルホン31グラム
(0.126モル)、濃塩酸90ml、および水180ml
の溶液を500mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却す
る。亜硝酸ナトリウム20グラムを加え、混合物の温度
を10℃未満に維持する。3時間後、混合物は、陽性の
ナイトレートテストを示し、スルファミン酸2グラムを
ゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間
後、陰性ナイトレートテストが明らかとなる。
【0257】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体2389グラム(0.26モル)、水500グ
ラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を3
0分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸を中和
してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持して、4
64nmに極大吸収を持つ橙色生成物を得る。
【0258】実施例 29
【0259】
【化106】 3,3′−ジメトキシベンジジン31グラム(0.12
6モル)、濃塩酸90ml、および水180mlの溶液を5
00mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却する。亜硝酸
ナトリウム20グラムを加え、混合物の温度を10℃未
満に維持する。3時間後、混合物は、陽性のナイトレー
トテストを示し、スルファミン酸2グラムをゆっくり加
え、温度を5℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイ
トレートテストが明らかとなる。
【0260】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体2389グラム(0.26モル)、水500グ
ラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を3
0分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸を中和
してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持して、5
30nmに極大吸収を持つ赤色生成物を得る。
【0261】実施例 30
【0262】
【化107】 m−フェニレンジアミン13.6グラム(0.126モ
ル)、濃塩酸90ml、および水180mlの溶液を500
mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却する。亜硝酸ナト
リウム20グラムを加え、混合物の温度を10℃未満に
維持する。3時間後、混合物は、陽性のナイトレートテ
ストを示し、スルファミン酸2グラムをゆっくり加え、
温度を5℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイトレ
ートテストが明らかとなる。
【0263】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、m−トルイジン4GL/200
EO−H中間体2392グラム(0.26モル)、水5
00グラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕
込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶
液を30分かけてゆっくりとビーカーに滴下し、温度を
5℃未満に維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、
一昼夜放置し、その後、50%水酸化ナトリウムを加え
て過剰の酸を中和してpHを約7とし、温度を20℃未
満に維持して、橙色生成物を得る。
【0264】実施例 31
【0265】
【化108】 4−アミノ−(4′−アミノフェニル)ベンズアミド2
8.6グラム(0.126モル)、濃塩酸90ml、およ
び水180mlの溶液を500mlのフラスコに加え、0〜
5℃に冷却する。亜硝酸ナトリウム20グラムを加え、
混合物の温度を10℃未満に維持する。3時間後、混合
物は、陽性のナイトレートテストを示し、スルファミン
酸2グラムをゆっくり加え、温度を5℃未満に保つ。さ
らに1時間後、陰性ナイトレートテストが明らかとな
る。
【0266】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、m−トルイジン4GL/200
EO−H中間体2392グラム(0.26モル)、水5
00グラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕
込む。この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶
液を30分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に
維持する。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置
し、その後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸
を中和してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持し
て、橙色生成物を得る。
【0267】実施例 32
【0268】
【化109】 1,8−ジアミノナフタレン20グラム(0.126モ
ル)、濃塩酸90ml、および水180mlの溶液を500
mlのフラスコに加え、0〜5℃に冷却する。亜硝酸ナト
リウム20グラムを加え、混合物の温度を10℃未満に
維持する。3時間後、混合物は、陽性のナイトレートテ
ストを示し、スルファミン酸2グラムをゆっくり加え、
温度を5℃未満に保つ。さらに1時間後、陰性ナイトレ
ートテストが明らかとなる。
【0269】温度計、冷却浴および機械撹拌機を備えた
4000mlビーカーに、アニリン4GL/200EO−
H中間体2389グラム(0.26モル)、水500グ
ラム、氷500グラム、および尿素4グラムを仕込む。
この混合物を0℃未満に冷却する。上記ジアゾ溶液を3
0分かけてビーカーに滴下し、温度を5℃未満に維持す
る。得られた混合物を数時間撹拌し、一昼夜放置し、そ
の後、50%水酸化ナトリウムを加えて過剰の酸を中和
してpHを約7とし、温度を20℃未満に維持して、4
43nmに極大吸収を持つ黄色生成物を得る。
【0270】実施例 33
【0271】
【化110】 加熱マントル、撹拌機、および窒素入口/出口を備えた
フラスコに、チアゾールアゾアニリン中間体(実施例1
Bで調製)75グラム(0.047モル)を加える。フ
ラスコを40℃に熱し、窒素でパージした後、硫酸ジメ
チル15.1グラム(0.12モル)をフラスコに導入
する。温度を1時間95℃に上昇させ、反応を完結させ
る。40℃に冷却後、水酸化アンモニウムの10%溶液
でpHを8.0に調整し、601nmに極大吸収を持つ
青色液体を得る。
【0272】実施例 34
【0273】
【化111】 加熱マントル、撹拌機、および窒素入口/出口を備えた
フラスコに、ベンゾチアゾールアゾ中間体(実施例6で
調製)175グラム(0.047モル)を加える。フラ
スコを40℃に熱し、窒素でパージした後、硫酸ジメチ
ル15.1グラム(0.12モル)をフラスコに導入す
る。温度を1時間95℃に上昇させ、反応を完結させ
る。40℃に冷却後、水酸化アンモニウムの10%溶液
でpHを8.0に調整し、620nmに極大吸収を持つ
青色液体を得る。
【0274】実施例 35
【0275】
【化112】 無水酢酸8モルに、アニリン4GL/200EO−H中
間体(実施例1Aで調製)2937グラム(0.3モ
ル)を加えることにより混合物を調製する。この混合物
を機械的に撹拌し、N−メチルイミダゾール触媒5滴を
加える。初期発熱後、反応混合物を100〜120℃に
熱し、110〜110℃でさらに2時間維持して反応完
結を確保する。この混合物を冷却し、減圧下、90℃で
過剰の酢酸および無水酢酸を除去することによって生成
物を単離する。得られた液状生成物のIRスペクトル
は、ヒドロキシル吸収を示さず、対応するアセテート中
間体の特徴的なカルボニル吸収を示す。
【0276】実施例 35A
【0277】
【化113】 乾燥した2000mlの三口フラスコに、N,N−ジメチ
ルホルムアミド181グラムを窒素下に仕込み、0℃に
冷却する。機械撹拌し、冷却しながら、オキシ塩化リン
192グラムを1時間かけて加える。得られた混合物を
0〜5℃でさらに2時間撹拌する。ついで、アニリン4
GL/200EO−Hアセテート中間体(実施例35か
らの)907グラム(0.3モル)を滴下する。この反
応混合物を90℃に徐々に熱し、この温度にさらに2時
間維持して反応完結を確保する。冷却後、混合物を等量
の氷と水酸化ナトリウム(50重量%)0.83モルで
希釈する。得られた混合物を50〜60℃に熱し、ホル
ミル化アセテート中間体を加水分解する。ついで、この
混合物を酢酸で中和し、生成物をメチレンクロリド中に
抽出する。メチレンクロリド層を相分離し、無水硫酸マ
グネシウム上で乾燥する。メチレンクロリド溶液をろ過
し、溶媒を真空下、90℃で除去する。得られた液体
は、341nmに極大吸収を持つ。得られた液状生成物
のIRスペクトルは、ヒドロキシル吸収と、対応するホ
ルミル中間体の特徴的なカルボニル吸収との存在を示
す。
【0278】実施例 35B
【0279】
【化114】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた1000mlの三
口フラスコに、実施例35Aからのアルデヒド442グ
ラム(0.05モル)、シアノ酢酸エチル5.7グラム
(0.05モル)、ピペリジン触媒1滴、およびトルエ
ン300mlを加える。この混合物を、トラップ中に水が
凝集しなくなるまで、還流下に熱し、これには、約4時
間要する。得られた混合物をメチレンクロリドに溶解
し、水で3回洗浄する。このメチレンクロリド溶液を硫
酸マグネシウム上で乾燥し、1000mlの丸底フラスコ
中にろ過する。この溶液を減圧下にストリッピングし全
ての揮発分を除去して、426nmに極大吸収を持つ黄
色液体を得る。
【0280】実施例 36
【0281】
【化115】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた500mlの三口
フラスコに、実施例35Aからのアルデヒド445グラ
ム(0.05モル)、マロノニトリル3.3グラム
(0.05モル)、ピペリジン触媒1滴、およびトルエ
ン300mlを加える。この混合物を、トラップ中に水が
凝集しなくなるまで、還流下に熱し、これには、約4時
間要する。得られた混合物をメチレンクロリドに溶解
し、水で3回洗浄する。このメチレンクロリド溶液を硫
酸マグネシウム上で乾燥し、1000mlの丸底フラスコ
中にろ過する。この溶液を減圧下にストリッピングし全
ての揮発分を除去して、426nmに極大吸収を持つ黄
色液体を得る。
【0282】実施例 37
【0283】
【化116】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた1000mlの三
口フラスコに、実施例35Aからのアルデヒド442グ
ラム(0.05モル)、1−フェニルエチリデンマロノ
ニトリル8.4グラム(0.05モル)、ピペリジン触
媒1滴、およびトルエン300mlを加える。この混合物
を、トラップ中に水が凝集しなくなるまで、還流下に熱
し、これには、約4時間要する。得られた混合物をメチ
レンクロリドに溶解し、水で3回洗浄する。このメチレ
ンクロリド溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、100
0mlの丸底フラスコ中にろ過する。この溶液を減圧下に
ストリッピングし全ての揮発分を除去して、500nm
に極大吸収を持つ赤色液体を得る。
【0284】実施例 38
【0285】
【化117】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた1000mlの三
口フラスコに、アルデヒド347グラム(0.05モ
ル)、3−シアノ−4−フェニル−2−(5H)−フラ
ノン9.3グラム(0.05モル)、ピペリジン触媒1
滴、およびトルエン300mlを加える。この混合物を、
トラップ中に水が凝集しなくなるまで、還流下に熱し、
これには、約4時間要する。得られた混合物をメチレン
クロリドに溶解し、水で3回洗浄する。このメチレンク
ロリド溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、1000ml
の丸底フラスコ中にろ過する。この溶液を減圧下にスト
リッピングし全ての揮発分を除去して、530nmに極
大吸収を持つ赤色液体を得る。
【0286】実施例 39
【0287】
【化118】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた1000mlの三
口フラスコに、アルデヒド457グラム(0.05モ
ル)、3−エトキシカルボニル−4−フェニル−2−
(5H)−フラノン9.3グラム(0.05モル)、ピ
ペリジン触媒1滴、およびトルエン300mlを加える。
この混合物を、トラップ中に水が凝集しなくなるまで、
還流下に熱し、これには、約4時間要する。得られた混
合物をメチレンクロリドに溶解し、水で3回洗浄する。
このメチレンクロリド溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥
し、1000mlの丸底フラスコ中にろ過する。この溶液
を減圧下にストリッピングし全ての揮発分を除去して、
504nmに極大吸収を持つ赤色液体を得る。
【0288】実施例 40
【0289】
【化119】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた1000mlの三
口フラスコに、アルデヒド442グラム(0.05モ
ル)、3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾロン8.
7グラム(0.05モル)、ピペリジン触媒1滴、およ
びトルエン300mlを加える。この混合物を、トラップ
中に水が凝集しなくなるまで、還流下に熱し、これに
は、約4時間要する。得られた混合物をメチレンクロリ
ドに溶解し、水で3回洗浄する。このメチレンクロリド
溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、1000mlの丸底
フラスコ中にろ過する。この溶液を減圧下にストリッピ
ングし全ての揮発分を除去して、464nmに極大吸収
を持つ橙色液体を得る。
【0290】実施例 41
【0291】
【化120】 無水酢酸6モルに、実施例17Aのベンゾモルホリン3
GL/100EO−H中間体2388グラム(0.5モ
ル)を加えることにより混合物を調製する。この混合物
を機械的に撹拌し、N−メチルイミダゾール触媒5滴を
加える。初期発熱後、反応混合物を100〜120℃に
熱し、110〜110℃でさらに2時間維持して反応完
結を確保する。この混合物を冷却し、減圧下、90℃で
過剰の酢酸および無水酢酸を除去することによって生成
物を単離する。得られた液状生成物のIRスペクトル
は、ヒドロキシル吸収を示さず、対応するアセテート中
間体の特徴的なカルボニル吸収を示す。
【0292】実施例 41A
【0293】
【化121】 乾燥した2000mlの三口フラスコに、N,N−ジメチ
ルホルムアミド45グラムを窒素下に仕込み、0℃に冷
却する。機械撹拌し、冷却しながら、オキシ塩化リン4
8グラムを1時間かけて加える。得られた混合物を0〜
5℃でさらに2時間撹拌する。ついで、ベンゾモルホリ
ン3GL/100EOアセテート中間体(実施例41で
調製)1246グラム(0.25モル)を滴下する。こ
の反応混合物を90℃に徐々に熱し、この温度にさらに
2時間維持して反応完結を確保する。冷却後、混合物を
等量の氷と水酸化ナトリウム(50重量%)0.65モ
ルで希釈する。得られた混合物を50〜60℃に熱し、
ホルミル化アセテート中間体を加水分解する。ついで、
この混合物を酢酸で中和し、生成物をメチレンクロリド
中に抽出する。メチレンクロリド層を相分離し、無水硫
酸マグネシウム上で乾燥する。メチレンクロリド溶液を
ろ過し、溶媒を真空下、90℃で除去する。得られた液
体は、356nmに極大吸収を持つ。得られた液状生成
物のIRスペクトルは、ヒドロキシル吸収と、対応する
ホルミル中間体の特徴的なカルボニル吸収との存在を示
す。
【0294】実施例 41B
【0295】
【化122】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた1000mlの三
口フラスコに、実施例41のアルデヒド242グラム
(0.05モル)、3(2H)−チアナフタレノン9.
1グラム(0.05モル)、ピペリジン触媒1滴、およ
びトルエン300mlを加える。この混合物を、トラップ
中に水が凝集しなくなるまで、還流下に熱し、これに
は、約4時間要する。得られた混合物をメチレンクロリ
ドに溶解し、水で3回洗浄する。このメチレンクロリド
溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、1000mlの丸底
フラスコ中にろ過する。この溶液を減圧下にストリッピ
ングし全ての揮発分を除去して、464nmに極大吸収
を持つ赤味がかった橙色液体を得る。
【0296】実施例 42
【0297】
【化123】 無水酢酸7モルに、m−トルイジン4GL/30EO−
H中間体1723グラム(1モル)を加えることにより
混合物を調製する。この混合物を機械的に撹拌し、N−
メチルイミダゾール触媒5滴を加える。初期発熱後、反
応混合物を100〜120℃に熱し、110〜110℃
でさらに2時間維持して反応完結を確保する。この混合
物を冷却し、減圧下、90℃で過剰の酢酸および無水酢
酸を除去することによって生成物を単離する。得られた
液状生成物のIRスペクトルは、ヒドロキシル吸収を示
さず、対応するアセテート中間体の特徴的なカルボニル
吸収を示す。
【0298】実施例 42A
【0299】
【化124】 乾燥した3000mlの三口フラスコに、N,N−ジメチ
ルホルムアミド181グラムを窒素下に仕込み、0℃に
冷却する。機械撹拌し、冷却しながら、オキシ塩化リン
192グラムを1時間かけて加える。得られた混合物を
0〜5℃でさらに2時間撹拌する。ついで、実施例42
のm−トルイジン4GL/30EOアセテート中間体1
975グラム(1モル)を滴下する。この反応混合物を
90℃に徐々に熱し、この温度にさらに2時間維持して
反応完結を確保する。冷却後、混合物を等量の氷と水酸
化ナトリウム(50重量%)2.5モルで希釈する。得
られた混合物を50〜60℃に熱し、ホルミル化アセテ
ート中間体を加水分解する。ついで、この混合物を酢酸
で中和し、生成物をメチレンクロリド中に抽出する。メ
チレンクロリド層を相分離し、無水硫酸マグネシウム上
で乾燥する。メチレンクロリド溶液をろ過し、溶媒を真
空下、90℃で除去する。得られた液体は、342nm
に極大吸収を持つ。得られた液状生成物のIRスペクト
ルは、ヒドロキシル吸収と、対応するホルミル中間体の
特徴的なカルボニル吸収との存在を示す。
【0300】実施例 42B
【0301】
【化125】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた500mlの三口
フラスコに、実施例42Aのアルデヒド175グラム
(0.1モル)、3(2H)−チアナフタレノン18.
2グラム(0.1モル)、ピペリジン触媒2滴、および
トルエン300mlを加える。この混合物を、トラップ中
に水が凝集しなくなるまで、還流下に熱し、これには、
約4時間要する。得られた混合物をメチレンクロリドに
溶解し、水で3回洗浄する。このメチレンクロリド溶液
を硫酸マグネシウム上で乾燥し、500mlの丸底フラス
コ中にろ過する。この溶液を減圧下にストリッピングし
全ての揮発分を除去して、493nmに極大吸収を持つ
橙色液体を得る。
【0302】実施例 43
【0303】
【化126】 温度計、還流冷却器、ディーン−スタークトラップ、機
械撹拌機、および加熱マントルを備えた1000mlの三
口フラスコに、アルデヒド462グラム(0.05モ
ル)、置換3(2H)−チアナフタリデン11.4グラ
ム(0.05モル)、ピペリジン触媒1滴、およびトル
エン300mlを加える。この混合物を、トラップ中に水
が凝集しなくなるまで、還流下に熱し、これには、約4
時間要する。得られた混合物をメチレンクロリドに溶解
し、水で3回洗浄する。このメチレンクロリド溶液を硫
酸マグネシウム上で乾燥し、500mlの丸底フラスコ中
にろ過する。この溶液を減圧下にストリッピングし全て
の揮発分を除去して、600nmに極大吸収を持つ青色
液体を得る。
【0304】実施例 44
【0305】
【化127】 アルデヒド462g(0.05モル)、1,3−インダ
ンジオン7.3g(0.05モル)、ピペリジン触媒一
滴、およびトルエン300mlを、温度計、還流凝縮
器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱マントルおよ
び機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに仕
込んだ。この混合物を還流温度にて加熱し、約4時間を
要して水分が上記トラップに凝縮されなくなるまで続行
した。得られた混合物を塩化メチレン中に溶かし、水で
3回洗った。その結果得られた塩化メチレン溶液を硫酸
マグネシューム上で乾燥させ、1000mlの丸底フラ
スコに中に濾過した。減圧下でこの溶液から全ての揮発
性物質を除去した結果、最大吸光度501nmのオレン
ジ色の液体が得られた。
【0306】実施例 45
【0307】
【化128】 アルデヒド450g(0.025モル)、チアゾール中
間物質5.6g(0.025モル)、ピペリジン触媒一
滴、およびトルエン300mlを、温度計、還流凝縮
器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱マントルおよ
び機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに仕
込んだ。この混合物を還流温度にて加熱し、約4時間を
要して水分が上記トラップに凝縮されなくなるまで続行
した。得られた混合物を塩化メチレン中に溶かし、水で
3回洗った。その結果得られた塩化メチレン溶液を硫酸
マグネシューム上で乾燥させ、1000mlの丸底フラ
スコに中に濾過した。減圧下でこの溶液から全ての揮発
性物質を除去した結果、最大吸光度658nmの青緑色
の液体が得られた。
【0308】実施例 46
【0309】
【化129】 アルデヒド462g(0.05モル)、ジオン5.6g
(0.05モル)、ピペリジン触媒一滴、およびトルエ
ン300mlを、温度計、還流凝縮器、ディーン・スタ
ルク・トラップ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備え
た1000mlの三口フラスコに仕込んだ。この混合物
を還流温度にて加熱し、約4時間を要して水分が上記ト
ラップに凝縮されなくなるまで続行した。得られた混合
物を塩化メチレン中に溶かし、水で3回洗った。その結
果得られた塩化メチレン溶液を硫酸マグネシューム上で
乾燥させ、1000mlの丸底フラスコに中に濾過し
た。減圧下でこの溶液から全ての揮発性物質を除去した
結果、最大吸光度557nmの紫色の液体が得られた。
【0310】実施例 47
【0311】
【化130】 酢酸200g、2−メチレン1,3,3−トリメチルイ
ンドリン8.8g(0.05モル)、ホルミルアニリ
ン、3GL/200EO−H中間体461g(0.05
モル)を、温度計、還流凝縮器、加熱マントルおよび機
械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに仕込ん
だ。この混合物を用い95℃で加熱し、ついで95−1
00℃にて、さらに6時間、保った。この反応混合物を
冷却し、1000mlの丸底フラスコに移し、酢酸を除
去した。得られた製品のpHを25%水酸化ナトリウム
で7に調整した結果、最大吸光度546nmの青赤色の
液体が得られた。
【0312】実施例 48
【0313】
【化131】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
機および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに1,2,3,4−テトラハイドロキノリン
180g(1.34モル)、および水酸化カリウム0.
6グラムを仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マ
ントルおよび温度制御機により熱する。
【0314】グリシドール298グラム(4.03モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
2、3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、
発熱が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り
外してもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添
加速度により温度を110〜125℃に維持する。
【0315】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。収ついで添加ロートを備え
た乾燥した1000mlの三口フラスコにアニリン12
5グラム(1.34モル)、および水酸化カリウム0.
6グラムを仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マ
ントルおよび温度制御機により熱する。
【0316】グリシドール397グラム(5.36モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
2、3ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、
発熱が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り
外してもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添
加速度により温度を110〜125℃に維持する。
【0317】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。この時点で、このテトラハ
イドロキノリン3グリシドール中間体のヒドロキシル数
を測定したところ、763であった(理論値、63
2)。
【0318】実施例 48A
【0319】
【化132】 1ガロンのオートクレーブ中に、実施例48のテトラハ
イドロキノリン3グリシドール中間体487グラム
(1.37モル)、および水酸化カリウム触媒2グラム
を仕込む。反応器を窒素で3回、60psiまでパージ
し、ついで、5psiの窒素圧下に250°Fまで熱す
る。次に、エチレンオキシド1808グラム(41.1
モル)を、80psiの読取り蒸気圧を維持するような
速度で加える。
【0320】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。このとき、反応混合物の水酸基値を
測定すると、38.2である(理論値は35.6)。
【0321】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、テトラハイドロキノリン3GL/30EO−H
中間体は、1675のグラム分子量を有し、すぐさま使
用できる。
【0322】実施例 48B
【0323】
【化133】 実施例48Aのテトラハイドロキノリン3GL/30E
O−H中間体838g(0.5モル)を無水酢酸6モル
に溶かし混合物を得た。この混合物を機械的に攪拌し、
N−メチルイミダゾール触媒5滴を加えた。最初の発熱
ののち、この反応混合物を100−120℃に加熱し、
さらに110−110℃で2時間保ち、反応を完了させ
た。この混合物を冷却し、90℃、減圧下で余分の酢酸
および無水酢酸を除去して生成物を分離した。この液状
生成物のIRスペクトルにより、ヒドロキシル吸光の欠
乏、対応するアセテート中間体の特徴的なカルボニル吸
光が認められた。
【0324】実施例 48C
【0325】
【化134】 乾燥した1000mlの三口フラスコにN,N−ジメチ
ルホルムアミド45gを窒素雰囲気下で仕込み、0℃に
冷却した。オキシ塩化リン48gを冷却、撹拌下で1時
間に亘り滴下した。得られた混合物を0−5℃で、さら
に2時間攪拌した。ついで、実施例48Bのテトラハイ
ドロキノリン3GL/10PO/10EO−アセテート
中間体838g(0.5モル)を滴下した。
【0326】この反応混合物を徐々に90℃まで加熱
し、この温度でさらに2時間保持し、反応を完了させ
た。冷却後、この混合物を等量の氷および水酸化ナトリ
ウム0.65モル(50重量%)で稀釈した。得られた
混合物を50−60℃でホルミル化アセテート中間体が
加水分解するまで加熱した。得られた混合物を酢酸で中
和し、生成物を塩化メチレンに抽出した。塩化メチレン
相を相分離し、無水硫酸マグネシュームにより乾燥し
た。この塩化メチレン溶液を濾過し、溶媒を90℃、減
圧下で除去した。この液状生成物のIRスペクトルによ
り、ヒドロキシル吸光の存在、対応するホルミル中間体
の特徴的なカルボニル吸光が認められた。
【0327】実施例 48D
【0328】
【化135】 酢酸400g、2−メチレン−1,3,3−トリメチル
インドリン17.3g(0.1モル)、ホルミル−テト
ラメチルテトラハイドロキノリン3GL/100EO−
H中間体(実施例48Cで得たもの)170.2g
(0.1モル)を、温度計、還流凝縮器、加熱マントル
および機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコ
に仕込んだ。この混合物を加熱マントルで95℃に加熱
し、95−100℃の温度でさらに6時間保持した。こ
の反応混合物を冷却し、1000mlの丸底フラスコに
移し、酢酸を除去した。得られた製品のpHを25%水
酸化ナトリウムで7に調整した結果、青赤色の液体が得
られた。
【0329】実施例 49
【0330】
【化136】 ヨウ化メチリウムメチルベンゾチアゾール21g(0.
07モル),ホルミルアニリン4GL/100EO−H
中間体337g(0.07モル)およびモルホリン触媒
0.2gを、温度計、還流凝縮器、加熱マントルおよび
機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに仕込
んだ。この混合物を加熱マントルで95℃に加熱し、8
5℃の温度でさらに3時間保持した。この反応混合物を
冷却し、1000mlの丸底フラスコに移し、全ての揮
発性物質を除去し、赤色の液体を集めた。
【0331】
【化137】 2−メチルベンゾチアゾール70g(0.47モル)を
5℃でヨウ化メチル133.2g(0.94モル)とと
もにケース入りプラスチックボトルに急速に加えた。こ
のボトルをストッパおよび銅線で封じ、約2時間スチー
ムバス中に置いた。この反応時間の終了時にボトルを開
封し、余分のヨウ化メチルを気化、除去した。この生成
物を粉砕した固体として分離した。修養実施例 50
【0332】
【化138】 実施例1Aのアニリン4GL/200EO−H中間体2
203グラム(0.25モル)を濃塩酸100mlおよ
び水25mlとともに3000mlの三口フラスコに仕
込み、混合物をつくった。この混合物を攪拌し、0℃に
冷却した。ついで水75mlに溶かした硝酸ナトリウム
19g(0.28モル)の溶液を、0℃に保ったまま
1.5時間に亘って滴下した。この混合物を室温まで暖
め、さらに2時間攪拌した。余分の亜硝酸塩を30分に
亘って真空に引くことにより破壊した。
【0333】0℃に冷却したのち、この混合物を稀水酸
化ナトリウム溶液で中和し、生成物を塩化メチレン中に
抽出した。塩化メチレン相を相分離し、無水硫酸マグネ
シュームにより乾燥した。この塩化メチレン溶液を濾過
し、溶媒を90℃、減圧下で除去した。この液状生成物
は最大吸光度が400nmであり、IRスペクトルによ
り、特徴的なニトロソ吸光が認められた。
【0334】実施例 50A
【0335】
【化139】 実施例50のニトロソアニリン4GL/200EO−H
中間体460g(0.05モル)、ホモフタロニトリル
7.1g(0.05モル)およびトルエン300ml
を、温度計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラッ
プ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備えた1000m
lの三口フラスコに仕込んだ。この混合物を還流温度に
て加熱し、約4時間を要して水分が上記トラップに凝縮
されなくなるまで続行した。得られた混合物を塩化メチ
レン中に溶かし、水で3回洗った。その結果得られた塩
化メチレン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥させ、1
000mlの丸底フラスコに中に濾過した。減圧下でこ
の溶液から全ての揮発性物質を除去した結果、最大吸光
度489nmのオレンジ色の液体が得られた。
【0336】実施例 50B
【0337】
【化140】 ニトロソアニリン200EO−H中間体446g(0.
05モル)、ホモフタロニトリル7.1g(0.05モ
ル)およびトルエン300mlを、温度計、還流凝縮
器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱マントルおよ
び機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに仕
込んだ。この混合物を還流温度にて加熱し、約4時間を
要して水分が上記トラップに凝縮されなくなるまで続行
した。得られた混合物を塩化メチレン中に溶かし、水で
3回洗った。その結果得られた塩化メチレン溶液を硫酸
マグネシューム上で乾燥させ、1000mlの丸底フラ
スコに中に濾過した。減圧下でこの溶液から全ての揮発
性物質を除去した結果、最大吸光度489nmのオレン
ジ色の生成物が得られた。
【0338】実施例 51
【0339】
【化141】 ニトロソ−m−オキシアニリン5GL/200EO−H
中間体476g(0.05モル)、ホモフタロニトリル
7.1g(0.05モル)およびトルエン300ml
を、温度計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラッ
プ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備えた1000m
lの三口フラスコに仕込んだ。この混合物を還流温度に
て加熱し、約4時間を要して水分が上記トラップに凝縮
されなくなるまで続行した。得られた混合物を塩化メチ
レン中に溶かし、水で3回洗った。その結果得られた塩
化メチレン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥させ、1
000mlの丸底フラスコに中に濾過した。減圧下でこ
の溶液から全ての揮発性物質を除去した結果、最大吸光
度505.5nmの赤色の生成物が得られた。
【0340】実施例 51A
【0341】
【化142】 ニトロソ−m−オキシアニリン200EO−H中間体4
47g(0.05モル)、ホモフタロニトリル7.1g
(0.05モル)およびトルエン300mlを、温度
計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱
マントルおよび機械撹拌機を備えた1000mlの三口
フラスコに仕込んだ。この混合物を還流温度にて加熱
し、約4時間を要して水分が上記トラップに凝縮されな
くなるまで続行した。得られた混合物を塩化メチレン中
に溶かし、水で3回洗った。その結果得られた塩化メチ
レン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥させ、1000
mlの丸底フラスコに中に濾過した。減圧下でこの溶液
から全ての揮発性物質を除去した結果、最大吸光度50
5.5nmの赤色の生成物が得られた。
【0342】実施例 52
【0343】
【化143】 実施例50のニトロソアニリン4GL/200EO−H
中間体460g(0.05モル)、ベンゾイルニトロメ
タン8.3g(0.05モル)およびトルエン300m
lを、温度計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラ
ップ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備えた1000
mlの三口フラスコに仕込んだ。この混合物を還流温度
にて加熱し、約4時間を要して水分が上記トラップに凝
縮されなくなるまで続行した。得られた混合物を塩化メ
チレン中に溶かし、水で3回洗った。その結果得られた
塩化メチレン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥させ、
1000mlの丸底フラスコに中に濾過した。減圧下で
この溶液から全ての揮発性物質を除去した結果、最大吸
光度427nmの黄色の生成物が得られた。
【0344】実施例 52A
【0345】
【化144】 ニトロソアニリン200EO−H中間体446g(0.
05モル)、ベンゾイルニトロメタン8.3g(0.0
5モル)およびトルエン300mlを、温度計、還流凝
縮器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱マントルお
よび機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに
仕込んだ。この混合物を還流温度にて加熱し、約4時間
を要して水分が上記トラップに凝縮されなくなるまで続
行した。得られた混合物を塩化メチレン中に溶かし、水
で3回洗った。その結果得られた塩化メチレン溶液を硫
酸マグネシューム上で乾燥させ、1000mlの丸底フ
ラスコに中に濾過した。減圧下でこの溶液から全ての揮
発性物質を除去した結果、最大吸光度427nmの黄色
の生成物が得られた。
【0346】実施例 53
【0347】
【化145】 実施例50のニトロソアニリン4GL/200EO−H
中間体460g(0.05モル)、マロノニトロメタン
3.3g(0.05モル)およびトルエン300ml
を、温度計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラッ
プ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備えた1000m
lの三口フラスコに仕込んだ。この混合物を還流温度に
て加熱し、約4時間を要して水分が上記トラップに凝縮
されなくなるまで続行した。得られた混合物を塩化メチ
レン中に溶かし、水で3回洗った。その結果得られた塩
化メチレン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥させ、1
000mlの丸底フラスコに中に濾過した。減圧下でこ
の溶液から全ての揮発性物質を除去した結果、最大吸光
度503nmのオレンジ色の生成物が得られた。
【0348】実施例 53A
【0349】
【化146】 ニトロソアニリン200EO−H中間体440g(0.
05モル)、マロノニトロメタン3.3g(0.05モ
ル)およびトルエン300mlを、温度計、還流凝縮
器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱マントルおよ
び機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに仕
込んだ。この混合物を還流温度にて加熱し、約4時間を
要して水分が上記トラップに凝縮されなくなるまで続行
した。得られた混合物を塩化メチレン中に溶かし、水で
3回洗った。その結果得られた塩化メチレン溶液を硫酸
マグネシューム上で乾燥させ、1000mlの丸底フラ
スコに中に濾過した。減圧下でこの溶液から全ての揮発
性物質を除去した結果、最大吸光度503nmの赤色の
生成物が得られた。
【0350】実施例 54
【0351】
【化147】 実施例50のニトロソアニリン4GL/200EO−H
中間体460g(0.05モル)、シアノアセチル尿素
6.4g(0.05モル)およびトルエン300ml
を、温度計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラッ
プ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備えた1000m
lの三口フラスコに仕込んだ。この混合物を還流温度に
て加熱し、約4時間を要して水分が上記トラップに凝縮
されなくなるまで続行した。得られた混合物を塩化メチ
レン中に溶かし、水で3回洗った。その結果得られた塩
化メチレン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥させ、1
000mlの丸底フラスコに中に濾過した。減圧下でこ
の溶液から全ての揮発性物質を除去した結果、最大吸光
度416nmの黄色の生成物が得られた。
【0352】実施例 54A
【0353】
【化148】 ニトロソアニリン200EO−H中間体446g(0.
05モル)、シアノアセチル尿素6.4g(0.05モ
ル)およびトルエン300mlを、温度計、還流凝縮
器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱マントルおよ
び機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに仕
込んだ。この混合物を還流温度にて加熱し、約4時間を
要して水分が上記トラップに凝縮されなくなるまで続行
した。得られた混合物を塩化メチレン中に溶かし、水で
3回洗った。その結果得られた塩化メチレン溶液を硫酸
マグネシューム上で乾燥させ、1000mlの丸底フラ
スコに中に濾過した。減圧下でこの溶液から全ての揮発
性物質を除去した結果、最大吸光度416nmの黄色の
生成物が得られた。
【0354】実施例 55
【0355】
【化149】 ニトロソアニリン4GL/100EO−H中間体241
g(0.05モル)、3−メチル−1−フェニル−2−
ピラゾロン8.7g(0.05モル)およびトルエン3
00mlを、温度計、還流凝縮器、ディーン・スタルク
・トラップ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備えた1
000mlの三口フラスコに仕込んだ。この混合物を還
流温度にて加熱し、約4時間を要して水分が上記トラッ
プに凝縮されなくなるまで続行した。得られた混合物を
塩化メチレン中に溶かし、水で3回洗った。その結果得
られた塩化メチレン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥
させ、1000mlの丸底フラスコに中に濾過した。減
圧下でこの溶液から全ての揮発性物質を除去した結果、
最大吸光度522nmの赤色の生成物が得られた。
【0356】実施例 56
【0357】
【化150】 実施例50のニトロソアニリン4GL/200EO−H
中間体460g(0.05モル)、置換3(2H)−チ
アナフタリデン11.3g(0.05モル)およびトル
エン300mlを、温度計、還流凝縮器、ディーン・ス
タルク・トラップ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備
えた1000mlの三口フラスコに仕込んだ。この混合
物を還流温度にて加熱し、約4時間を要して水分が上記
トラップに凝縮されなくなるまで続行した。得られた混
合物を塩化メチレン中に溶かし、水で3回洗った。その
結果得られた塩化メチレン溶液を硫酸マグネシューム上
で乾燥させ、1000mlの丸底フラスコに中に濾過し
た。減圧下でこの溶液から全ての揮発性物質を除去した
結果、最大吸光度650nmの青緑色の生成物が得られ
た。
【0358】実施例 57
【0359】
【化151】 ニトロソアニリン4GL/100EO−H中間体241
g(0.05モル)、チアゾール中間体11.3g
(0.05モル)およびトルエン300mlを、温度
計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱
マントルおよび機械撹拌機を備えた1000mlの三口
フラスコに仕込んだ。この混合物を還流温度にて加熱
し、約4時間を要して水分が上記トラップに凝縮されな
くなるまで続行した。得られた混合物を塩化メチレン中
に溶かし、水で3回洗った。その結果得られた塩化メチ
レン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥させ、1000
mlの丸底フラスコに中に濾過した。減圧下でこの溶液
から全ての揮発性物質を除去した結果、最大吸光度67
2nmの青緑色の生成物が得られた。
【0360】実施例 58
【0361】
【化152】 ニトロソアニリン4GL/100EO−H中間体241
g(0.05モル)、1,3−インダンジオン7.3g
(0.05モル)およびトルエン300mlを、温度
計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱
マントルおよび機械撹拌機を備えた1000mlの三口
フラスコに仕込んだ。この混合物を還流温度にて加熱
し、約4時間を要して水分が上記トラップに凝縮されな
くなるまで続行した。得られた混合物を塩化メチレン中
に溶かし、水で3回洗った。その結果得られた塩化メチ
レン溶液を硫酸マグネシューム上で乾燥させ、1000
mlの丸底フラスコに中に濾過した。減圧下でこの溶液
から全ての揮発性物質を除去した結果、最大吸光度52
0nmの赤色の生成物が得られた。
【0362】実施例 59
【0363】
【化153】 ニトロソアニリン4GL/100EO−H中間体241
g(0.05モル)、ジオン中間体11.3g(0.0
5モル)およびトルエン300mlを、温度計、還流凝
縮器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱マントルお
よび機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに
仕込んだ。この混合物を還流温度にて加熱し、約4時間
を要して水分が上記トラップに凝縮されなくなるまで続
行した。得られた混合物を塩化メチレン中に溶かし、水
で3回洗った。その結果得られた塩化メチレン溶液を硫
酸マグネシューム上で乾燥させ、1000mlの丸底フ
ラスコに中に濾過した。減圧下でこの溶液から全ての揮
発性物質を除去した結果、最大吸光度618nmの青色
の生成物が得られた。
【0364】実施例 61
【0365】
【化154】 実施例50のニトロソアニリン4GL/200EO−H
中間体460g(0.05モル)、3−シアノ−4−フ
ェニル−2−フラノン9.3g(0.05モル)および
トルエン300mlを、温度計、還流凝縮器、ディーン
・スタルク・トラップ、加熱マントルおよび機械撹拌機
を備えた1000mlの三口フラスコに仕込んだ。この
混合物を還流温度にて加熱し、約4時間を要して水分が
上記トラップに凝縮されなくなるまで続行した。得られ
た混合物を塩化メチレン中に溶かし、水で3回洗った。
その結果得られた塩化メチレン溶液を硫酸マグネシュー
ム上で乾燥させ、1000mlの丸底フラスコに中に濾
過した。減圧下でこの溶液から全ての揮発性物質を除去
した結果、最大吸光度565nmの青紫色の生成物が得
られた。
【0366】実施例 61
【0367】
【化155】 ニトロソアニリン4GL/100EO−H中間体241
g(0.05モル)、1−ナフトール7.2g(0.0
5モル)および水50mlを、温度計、還流凝縮器、デ
ィーン・スタルク・トラップ、加熱マントルおよび機械
撹拌機を備えた500mlの三口フラスコに仕込んだ。
この混合物のpHを重炭酸ソーダ溶液で6.0に調整
し、モルホリン触媒2gを加えた。ついで、この混合物
を75℃にて約7時間加熱した。得られた混合物は最大
吸光度が613nmの青緑色の生成物であった。
【0368】実施例 62
【0369】
【化156】 実施例50のニトロソアニリン4GL/200EO−H
中間体460g(0.05モル)、1,5−ナフタレン
ジオール50.8g(0.05モル)および水50ml
を、温度計、還流凝縮器、ディーン・スタルク・トラッ
プ、加熱マントルおよび機械撹拌機を備えた1000m
lの三口フラスコに仕込んだ。この混合物のpHを重炭
酸ソーダ溶液で6.0に調整し、モルホリン触媒2gを
加えた。ついで、この混合物を75℃にて約7時間加熱
した。得られた混合物は最大吸光度が605nmの青色
の生成物であった。
【0370】実施例 62A
【0371】
【化157】 ニトロソアニリン4GL/200EO−H中間体446
g(0.05モル)、1,5−ナフタレンジオール8g
(0.05モル)および水50mlを、温度計、還流凝
縮器、ディーン・スタルク・トラップ、加熱マントルお
よび機械撹拌機を備えた1000mlの三口フラスコに
仕込んだ。この混合物のpHを重炭酸ソーダ溶液で6.
0に調整し、モルホリン触媒2gを加えた。ついで、こ
の混合物を75℃にて約7時間加熱した。得られた混合
物は最大吸光度が605nmの青色の生成物であった。
【0372】実施例 63
【0373】
【化158】 80%のo−ホルミルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
(80%純度)13g(0.05モル)、アニリン4G
L/100EO−H479g(0.1モル)、尿素1g
および稀鉱酸6gを1000mlのフラスコに仕込ん
だ。ついで90℃にて3時間加熱したのち、クロナニル
8gを加え、この混合物をさらに2時間加熱した。つい
で、火を取り除き、室温まで冷却した。得られた混合物
を数時間攪拌し、1昼夜静置したのち、水酸化ナトリウ
ムを加え過剰の酸を中和しpHを約7とし、温度を20
℃以下に保った。底部塩層を取り除き、生成物を塩化メ
チレンに溶かした。この塩化メチレン溶液を水で4回洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ついで塩化メチレン
溶液を濾過し、ストリッピングしたところ、最大吸光度
が635nmの青緑色の生成物が得られた。
【0374】実施例 64
【0375】
【化159】 80%のo−ホルミルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
(80%純度)26g(0.1モル)、m−トルイジン
4GL/20EO−H中間体254g(0.2モル)、
尿素1.4gおよび稀鉱酸6gを500mlのフラスコ
に仕込んだ。ついで90℃にて3時間加熱したのち、ク
ロナニル16gを加え、この混合物をさらに2時間加熱
した。ついで、火を取り除き、室温まで冷却した。得ら
れた混合物を数時間攪拌し、1昼夜静置したのち、水酸
化ナトリウムを加え過剰の酸を中和しpHを約7とし、
温度を20℃以下に保った。底部塩層を取り除き、生成
物を塩化メチレンに溶かした。この塩化メチレン溶液を
水で4回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ついで塩
化メチレン溶液を濾過し、ストリッピングしたところ、
最大吸光度が655nmの青緑色の生成物が得られた。
【0376】実施例 65
【0377】
【化160】 80%のo−ホルミルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
(80%純度)13g(0.05モル)、m−アニシジ
ン4GL/100EO−H中間体482g(0.1モ
ル)、尿素1gおよび稀鉱酸6gを1000mlのフラ
スコに仕込んだ。ついで90℃にて3時間加熱したの
ち、クロナニル8gを加え、この混合物をさらに2時間
加熱した。ついで、火を取り除き、室温まで冷却した。
得られた混合物を数時間攪拌し、1昼夜静置したのち、
水酸化ナトリウムを加え過剰の酸を中和しpHを約7と
し、温度を20℃以下に保った。底部塩層を取り除き、
生成物を塩化メチレンに溶かした。この塩化メチレン溶
液を水で4回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、つい
で塩化メチレン溶液を濾過し、ストリッピングしたとこ
ろ、最大吸光度が635nmの青緑色の生成物が得られ
た。
【0378】実施例 66
【0379】
【化161】 80%のo−ホルミルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
(80%純度)13g(0.05モル)、m−アニシジ
ン200EO−H中間体896g(0.1モル)、尿素
1gおよび稀鉱酸6gを1000mlのフラスコに仕込
んだ。ついで90℃にて3時間加熱したのち、クロナニ
ル8gを加え、この混合物をさらに2時間加熱した。つ
いで、火を取り除き、室温まで冷却した。得られた混合
物を数時間攪拌し、1昼夜静置したのち、水酸化ナトリ
ウムを加え過剰の酸を中和しpHを約7とし、温度を2
0℃以下に保った。底部塩層を取り除き、生成物を塩化
メチレンに溶かした。この塩化メチレン溶液を水で4回
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ついで塩化メチレ
ン溶液を濾過し、ストリッピングしたところ、最大吸光
度が635nmの青緑色の生成物が得られた。
【0380】実施例 67
【0381】
【化163】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
機および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに4−ニトロフタルイミド257g(1.3
4モル)、キシレン400gおよび水酸化カリウム0.
6gを仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マント
ルおよび温度制御機により110℃に熱する。
【0382】グリシドール298グラム(4.03モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
数ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱
が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外し
てもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速
度により温度を110〜125℃に維持する。
【0383】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0384】実施例 67A
【0385】
【化164】 2リットルのオートクレーブ中に、実施例67の4−ニ
トロフタルイミド3グリシドール414g(1モル)お
よび水酸化カリウム触媒4グラムを仕込む。反応器を窒
素で3回、60psiまでパージし、ついで、5psi
の窒素圧下に250°Fまで熱する。次に、エチレンオ
キシド1320グラム(30モル)を、80psi以下
の読取り蒸気圧を維持するような速度で加える。
【0386】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0387】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、4−ニトロフタルイミド3GL/30EO−H
中間体は、1734のグラム分子量を有し、すぐさま使
用できた。
【0388】実施例 67B
【0389】
【化165】 2リットルのオートクレーブ中に、実施例67Aの4−
ニトロフタルイミド3GL/30EO−H中間体867
g(0.5モル)、エチルアルコール800mlおよび
ラネーニッケル65gを仕込む。このオートクレーブを
水素ガスで3回パージングし、1300psiの圧力
下、85−90℃にて加熱する。約2時間後、水素の取
り上げが終了した。このサンプルを取り除き、真空下で
溶媒を除去した。このサンプルのIRスペクトルはニト
ロバンドを示さず、アミンバンドの存在を示し、反応が
完了したことを示した。このオートクレーブを冷却し換
気した。反応混合物を濾過することにより、生成物を分
離し、減圧下で溶媒を除去した。
【0390】実施例 68
【0391】
【化166】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
機および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコにN−ベンジリデン−4−ヒドロキシアニリ
ン363g(1.34モル)、キシレン400gおよび
水酸化カリウム0.6gを仕込む。撹拌しながら、この
混合物を加熱マントルおよび温度制御機により110℃
に熱する。
【0392】グリシドール298グラム(4.03モ
ル)を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の
数ミリリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱
が始まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外し
てもよく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速
度により温度を110〜125℃に維持する。
【0393】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。この時点でN−ベンジリデ
ン−4−ヒドロキシアニリン3グリシドール中間体のヒ
ドロキシル基数を測定し、637(理論値、671)で
あることが判明した。
【0394】実施例 68A
【0395】
【化167】 2リットルのオートクレーブ中に、実施例68のN−ベ
ンジリデン−4−ヒドロキシアニリン3グリシドール中
間体418g(1モル)および水酸化カリウム触媒4グ
ラムを仕込む。反応器を窒素で3回、60psiまでパ
ージし、ついで、5psiの窒素圧下に250°Fまで
熱する。
【0396】次に、エチレンオキシド880グラム(2
0モル)を、80psi以下の読取り蒸気圧を維持する
ような速度で加える。
【0397】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。この時点でこの反応混合物のヒドロ
キシル基数を測定し、214(理論値、225)である
ことが判明した。
【0398】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、N−ベンジリデン−4−ヒドロキシアニリン3
GL/20EO−H中間体は、1234の平均グラム分
子量を有し、すぐさま使用できた。
【0399】実施例 69
【0400】
【化168】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
機および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコにN−ベンジリデン−2−アミノ−5−メル
カプト−1,3,4−チアジアゾール176g(0.8
モル)、キシレン400gおよび水酸化カリウム0.6
gを仕込む。撹拌しながら、この混合物を加熱マントル
および温度制御機により110℃に熱する。
【0401】グリシドール177グラム(2.4モル)
を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の数ミ
リリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱が始
まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外しても
よく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速度に
より温度を110〜125℃に維持する。
【0402】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0403】実施例 69A
【0404】
【化169】 1ガロンのオートクレーブ中に、実施例69のN−ベン
ジリデン−2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−
チアジアゾール3グリシドール中間体443g(1モ
ル)および水酸化カリウム触媒4グラムを仕込む。反応
器を窒素で3回、60psiまでパージし、ついで、5
psiの窒素圧下に250°Fまで熱する。
【0405】次に、エチレンオキシド1320グラム
(30モル)を、80psi以下の読取り蒸気圧を維持
するような速度で加える。
【0406】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0407】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、N−ベンジリデン−2−アミノ−5−メルカプ
ト−1,3,4−チアジアゾール3GL/30EO−H
中間体は、1763の平均グラム分子量を有し、すぐさ
ま使用できた。
【0408】実施例 70
【0409】
【化170】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
機および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコにN−(ヒドロキシベンジリデン)アニリン
98.5g(0.5モル)、キシレン200gおよび水
酸化カリウム0.6gを仕込む。撹拌しながら、この混
合物を加熱マントルおよび温度制御機により110℃に
熱する。
【0410】グリシドール111グラム(1.5モル)
を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の数ミ
リリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱が始
まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外しても
よく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速度に
より温度を110〜125℃に維持する。
【0411】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0412】実施例 70A
【0413】
【化171】 2リットルのオートクレーブ中に、実施例70のN−
(ヒドロキシベンジリデン)アニリン3グリシドール中
間体419g(1モル)および水酸化カリウム触媒4グ
ラムを仕込む。反応器を窒素で3回、60psiまでパ
ージし、ついで、5psiの窒素圧下に250°Fまで
熱する。
【0414】次に、エチレンオキシド4400グラム
(100モル)を、80psi以下の読取り蒸気圧を維
持するような速度で加える。
【0415】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0416】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、N−(ヒドロキシベンジリデン)アニリン3G
L/100EO−H中間体は、4819の平均グラム分
子量を有し、すぐさま使用できた。
【0417】実施例 71
【0418】
【化172】 窒素パージ装置、加熱マントル、機械撹拌機、温度制御
機および添加ロートを備えた乾燥した1000mlの三
口フラスコに、4−アミノ−ナフタールイミド42.4
g(0.2モル)、キシレン300gおよび水酸化カリ
ウム0.3gを仕込む。撹拌しながら、この混合物を加
熱マントルおよび温度制御機により110℃に熱する。
【0419】グリシドール187グラム(2.5モル)
を添加ロートを介してゆっくりと滴下する。最初の数ミ
リリットルの滴下により温度がわずか降下し、発熱が始
まる。発熱が始まったら、加熱マントルを取り外しても
よく、発熱は、添加速度により制御できる。添加速度に
より温度を110〜125℃に維持する。
【0420】全てのグリシドールを仕込んだ後、反応混
合物を1時間、後加熱する。
【0421】実施例 71A
【0422】
【化173】 2ガロンのオートクレーブ中に、実施例71の4−アミ
ノ−ナフタールイミド12.5グリシドール中間体11
37g(1モル)および水酸化カリウム触媒4グラムを
仕込む。反応器を窒素で3回、60psiまでパージ
し、ついで、5psiの窒素圧下に250°Fまで熱す
る。
【0423】次に、エチレンオキシド6600グラム
(150モル)を、80psi以下の読取り蒸気圧を維
持するような速度で加える。
【0424】EOの添加後、反応混合物を120℃で2
時間、後加熱する。
【0425】200°Fで15分間真空ストリッピング
した後、4−アミノ−ナフタールイミド12.5GL/
150EO−H中間体は、7737の平均グラム分子量
を有し、すぐさま使用できた。
【0426】実施例 72
【0427】
【化174】 実施例19Bのアミノアニリン4GL/200EO−H
中間体2297g(0.5モル)を水300mlに溶か
した炭酸ナトリウム39g(0.3モル)に添加して混
合物をつくった。この混合物を10−15℃に冷却し、
4−アセトアミドベンゼンスルホニルクロリド58.3
gを1.5時間に亘って添加した。ついで、この混合物
をさらに2時間50℃に暖め反応を完了させた。この混
合物に水酸化ナトリウム10g(0.25モル)を添加
し、この混合物を1時間加熱還流させた。ついでこの混
合物を冷却し、生成物を塩化メチレンに抽出させた。こ
の塩化メチレン溶液を塩水溶液から分離し、水で数回洗
浄し中性pHとし、無水硫酸マグネシュームにより乾燥
させた。この乾燥溶液を減圧下、90℃で濾過、ストリ
ッピングをおこない中間体を得た。
【0428】実施例 73
【0429】
【化175】 実施例19Bのアミン4GL/200EO−H中間体5
55g(0.125モル)を、濃塩酸45ml、水90
mlとともにフラスコに加えた。この混合物を0−5℃
に冷却し、亜硝酸ナトリウム10gを、混合物を10℃
に保ちながら、さらに加えた。数時間後、余分の亜硝酸
塩をスルファミン酸で破壊した。このジアゾ溶液を、水
250gに溶かした亜硫酸ナトリウム溶液94gに添加
し、室温で1時間攪拌し、ついで濃硫酸50gを加え、
この混合物を100℃で1時間加熱した。冷却後、水酸
化ナトリウムでpHを10に調整した。有機質層を分離
し、塩化メチレンに抽出させた。この塩化メチレン溶液
を塩水溶液から分離し、水で数回洗浄し中性pHとし、
無水硫酸マグネシュームにより乾燥させた。この乾燥溶
液を減圧下、90℃で濾過、ストリッピングをおこない
中間体を得た。
【0430】実施例 74 グリシドールポリマー着色剤およびその線状同類体の一
時的着色性テストこのテストは、ナイロン糸を熱セッ
ト、タフティングおよび連続的染色する場合に遭遇する
実際の処理条件に似せて、種々の着色剤の一時的着色性
をテストしたものである。
【0431】まず、染色されていないナイロンカーペッ
トを4インチ×4インチ四方にカットし、ハンター・ラ
ブスカン色度計を用いて、このカーペット上の色の度合
いを測定した。ついで、各サンプルに着色剤を0.5重
量%の割合でスプレーした。各サンプルを1昼夜乾燥さ
せ、再び色度計で測定した。各サンプルを顧客が通常使
用する条件下でオートクレーブ中で熱セットした。ここ
で各サンプルを再び色度計で測定し、暗所で1週間熟成
させた。
【0432】ついで、各サンプルをpH5の溶液に30
秒間、漬け、真空で引き、さらにpH2.2の溶液に漬
けたのち、溶液を流し出し、さらに2回スプレーし、再
び真空で引いた。ついで、各サンプルを4分間、スチー
ムに当て、再び真空で引いた。この濡れたサンプルをオ
ーブン中で60℃で1時間、乾燥させた。ついで各サン
プルを上記色度計で最終的に測定し、その値を最初の測
定値と比較した。この場合、5点スケールを用い、5.
00は全ての着色剤が除去され、カーペットが全面的に
白色に戻っているものとした。
【0433】以下に、グリシドールポリマー着色剤につ
いての結果を、グリシドールを含まず、ほぼ等しい分子
量の線状同類体のものと比較した示した。 試料番号 実施例番号 Eグリシドール着色剤 E同類体 1 51 3.60 − 2 51A − 2.84 3 65 3.88 − 4 65A − 2.49 5 19C 2.34 − 6 19D − 1.39 7 52 2.00 − 8 52A − 0.13 9 50A 2.79 − 10 50B − 2.22 11 62 2.62 − 12 62A − 2.03 13 54 2.69 − 14 54A − 1.19 いかなる場合でも、グリシドールポリマー着色剤は、そ
の線状同類体のものより優れている。
【0434】実施例 75 この実施例はグリシドールポリマー着色剤が非抽出性に
ついて、その線状同類体のものより優れていることを立
証するものである。実施例6のポリマー着色剤およびそ
の線状同類体(実施例6A)を以下の組成で評価した。
【0435】 成分* 組成A 組成B 12MFポリプロピレン 5000g 5000g (Norchem 831060、 25−35%エチレン) Irganox 168(チバ・ガイギ社) 5.0g 5.0g ステアリン酸カルシューム 2.5g 2.5g グリシドール系着色剤(実施例6) 2.5g 線状同類体(実施例6A) 2.5g * 比較のため、着色剤の濃度は各組成について、ほぼ
同じ深さの色相となるようにした。
【0436】添加剤は機械的に混合し、1インチ押出し
機を介して440°Fで溶融混合し、さらにペレットに
切断した。射出成形した段付きプラックを各組成につい
て作成した。この段付きプラックは2×3インチの大き
さで、段部の厚みが0.05インチ、0.85インチで
あった。各プラックは総表面積が12.5平方インチで
あった。
【0437】8オンスガラスジャーを抽出用容器として
用いた。このガラスジャーは直径が2.2インチ、高さ
が3.5インチであった。この容器の総容積は218m
lであった。4個のプラックを抽出用容器内に置き、イ
ソプロパノール200mlを加え、これらガラスジャー
を封じた。この容器は50℃のオーブン中に23日間静
置した。そののち、容器を取り出し、イソプロパノール
を移し、20mlに濃縮した。これらの濃縮物をベック
マンUV/Visスペクトロホトメータで記録した。ベ
ックマンDU−7スペクトロホトメータについて1cm
長さのセルを用いた。線状同類体着色組成物“B”は5
12nm(ベースラインに対して)で0.04AUの吸
光度を示した。グリシドール着色剤組成物“A”は51
2nmで0.01AUの吸光度を示した。これら双方の
着色剤は同じ発色団を有していた。着色組成物“B”は
着色剤組成物“A”と比較して最大波長での吸光度が4
倍出会った。したがって、着色剤組成物“A”は着色組
成物“B”と比較して抽出性が4分の1であることを示
した。
【0438】
【表1】
【0439】
【表2】
【0440】
【表3】
【0441】
【表4】
【0442】
【表5】
【0443】
【表6】
【0444】
【表7】
【0445】
【表8】
【0446】
【表9】
【0447】
【表10】
【0448】
【表11】
【0449】
【表12】
【0450】
【表13】
【0451】
【表14】
【0452】
【表15】
【0453】
【表16】
【0454】
【表17】
【0455】
【表18】
【0456】
【表19】
【0457】
【表20】
【0458】
【表21】
【0459】
【表22】
【0460】
【表23】
【0461】
【表24】
【0462】
【表25】
【0463】
【表26】
【0464】
【表27】
【0465】
【表28】
【0466】
【表29】
【0467】
【表30】
【0468】
【表31】
【0469】
【表32】
【0470】
【表33】
【0471】
【表34】
【0472】
【表35】
【0473】
【表36】
【0474】
【表37】
【0475】
【表38】
【0476】
【表39】
【0477】
【表40】
【0478】
【表41】
【0479】
【表42】
【0480】
【表43】
【0481】
【表44】
【0482】
【表45】
【0483】
【表46】
【0484】
【表47】
【0485】
【表48】
【0486】
【表49】
【0487】
【表50】
【0488】
【表51】
【0489】
【表52】
【0490】
【表53】
【0491】
【表54】
【0492】
【表55】
【0493】
【表56】
【0494】
【表57】
【0495】
【表58】
【0496】
【表59】
【0497】
【表60】
【0498】
【表61】
【0499】
【表62】
【0500】
【表63】
【0501】
【表64】
【0502】
【表65】
【0503】
【表66】
【0504】
【表67】
【0505】
【表68】
【0506】
【表69】
【0507】
【表70】
【0508】
【表71】
【0509】
【表72】
【0510】
【表73】
【0511】
【表74】
【化162】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビツド・ジエシー・ムーデイ アメリカ合衆国、サウス・カロライナ州 29302、スパータンバーグ、ガーデン・グ ローブ・コート 409 (72)発明者 エドワード・ウイリアム・クルーガー アメリカ合衆国、サウス・カロライナ州 29374、ポーリン、ハイウエイ56 4295

Claims (72)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式、C(Z)1-8 、 但し、式中、CはZ成分が結合している1ないし8の求
    核性部位残基を有する反応物質の残基であって、Z成分
    は少なくとも60重量%のポリ(オキシアルキレン)を
    含み、該ポリ(オキシアルキレン)は、 (a)上記Cの求核性部位に結合した2−6のグリシド
    ール残基のグリシドール残基セグメントを少なくとも1
    個有し、かつ合計2−20のグリシドール残基を含み、 (b)該ポリ(オキシアルキレン)はさらに酸化エチレ
    ン(EO)、酸化プロピレン(PO)または酸化ブチレ
    ン(BO)の他のエポキシド反応物質またはその混合物
    のエポキシド反応物質の1以上の残基を含み、かつE
    O、PO、BO残基またはその混合物を合計10−60
    0(但し、その内の少なくとも約75モル%はEO残
    基)含み、 (c)該グリシドール残基の全ての官能性オキシ結合の
    合計に対する−O−PO−および−O−BO−結合の合
    計の比が1未満であり、かつグリシドール残基に対する
    EO残基のモル比が4ないし75である、 水洗性、熱可塑性樹脂との相容性、熱可塑性樹脂からの
    溶出性、反応性官能基を有する樹脂との反応性の1以上
    を有する一時的または恒久的着色剤、該着色剤製造のた
    めの中間物質として有用な組成物。
  2. 【請求項2】 該他のエポキシド反応物質残基の総数が
    150−400である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 EO残基が該他のエポキシド反応物質残
    基の90−100モル%からなる請求項1記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 該ポリ(オキシアルキレン)成分が2な
    いし6グリシドール残基を含むグリシドール残基セグメ
    ントを含む請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 該ポリ(オキシアルキレン)成分が、3
    個の別々のポリ(オキシアルキレン)分枝を有するグリ
    シドール残基セグメントを少なくとも1以上含む請求項
    1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 該ポリ(オキシアルキレン)成分が、そ
    れぞれ独立に、その末端が水素原子、アシルまたは置
    換、非置換アルキル、シクロアルキル、アリールから選
    ばれる基で終わっている請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ポリ(オキシアルキレン)分枝が水素原
    子で終っている請求項5記載の組成物。
  8. 【請求項8】 Z成分の数が1ないし4である請求項1
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】 Cが、モノ−、ビス−、トリス−または
    テトラキス−アゾ、メチン、アザメチン、インドフェノ
    ール、またはトリフェニルメタンから選ばれる少なくと
    も1つ発色基を含む化合物から選ばれるものである請求
    項1記載の組成物。
  10. 【請求項10】 下記一般式を有する請求項1記載のモ
    ノアゾ化合物、 Q−N=N−Ar 但し、式中、Qは炭素環または複素環芳香族基、ジアゾ
    化性アミン残基、Arは炭素環または複素環カップリン
    グ成分の残基であり、少なくとも1つの−Z成分がQ−
    または−Arのいずれかに存在しているもの。
  11. 【請求項11】 Qが置換または非置換の:フェニル;
    ナフチル;チアゾル−2−イル;ベンゾチアゾル−2−
    イル;1,3,4−チアジアゾル−2−イル;1,2,
    4−チアジアゾル−5−イル;イソチアゾル−5−イ
    ル;イソキサゾル−5−イル;2,1−ベンズイソチア
    ゾル−3−イル;2−チエニル;3−および4−ピリジ
    ル;ピラゾル−5−イル;3−および4−フタルイミジ
    ル;1,2,4−トリアゾル−3−イル;または4,5
    (3,3−ジメチル−1−オクソテトラメチレン)チア
    ゾル−2−イルから選ばれるものである請求項10記載
    のモノアゾ化合物。
  12. 【請求項12】 下記一般式を有する請求項1記載の化
    合物、 Q1 (N=N−Ar)2-3 式中、Arは炭素環または複素環カップリング成分の残
    基であり、Q1 は2価または3価の芳香族、炭素環また
    は複素環成分であり、少なくとも1つの−Z成分がQ−
    または−Arのいずれかに存在しているもの。
  13. 【請求項13】 Q1 が置換または非置換のモノ−、マ
    ルチ−炭素環芳香族成分、芳香族複素環成分、または2
    価または3価の結合基により結合された上記成分の2以
    上のものから選ばれるものである請求項12記載の化合
    物。
  14. 【請求項14】 該結合基が2重結合、置換または非置
    換の低級アルキレン、置換または非置換のアリレン、置
    換または非置換のシクロアルキレン、これらの組合わ
    せ、またはこれらと窒素、硫黄、酸素、カルボニル、ま
    たはチオカルボニルとの組合わせから選ばれるものであ
    る請求項13記載の化合物。
  15. 【請求項15】 下記一般式を有する請求項1記載のメ
    チン化合物、 M=CH−Ar 式中、Mは活性メチレン残基、Arは電子富化芳香族炭
    素環または複素環成分の残基であり、少なくとも1つの
    −Z成分が−Mまたは−Arのいずれかに存在している
    もの。
  16. 【請求項16】 下記一般式を有する請求項1記載のア
    ザメチン化合物、 M=N−Ar 式中、Mは活性メチレン残基、Arは電子富化芳香族炭
    素環または複素環成分の残基であり、少なくとも1つの
    −Z成分が−Mまたは−Arのいずれかに存在している
    もの。
  17. 【請求項17】 下記一般式を有する請求項1記載のイ
    ンドフェノール化合物、 【化1】 式中、R45は水素原子;または低級アルキル、低級アル
    コキシ、ハロゲンまたはヒドロキシから選ばれる1−3
    置換体;Arは電子富化芳香族炭素環または複素環成分
    の残基であり、少なくとも1つの−Z成分が該化合物に
    存在しているもの。
  18. 【請求項18】 下記一般式を有する請求項1記載のト
    リアリールメタン着色剤、 【化2】 式中、Arは電子富化芳香族炭素環または複素環成分の
    残基であり、X-はCl- 、Br- 、またはZnCL4
    -2/2であり、少なくとも1つの−Z成分が該化合物に存
    在しているもの。
  19. 【請求項19】 Qが下記ラジカルから選ばれるもので
    ある請求項11記載の化合物、 【化3】 式中、R2 は水素原子、または低級アルキル、低級アル
    コキシ、ハロゲン、シアノ、ホルミル、アルカノイル、
    アロイル、チオシアノ、低級アルキルチオ、アリールチ
    オ、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、−
    SO3 アリール、カルバルコキシ、非置換または置換ス
    ルファモイル、非置換または置換カルバモイル、ニト
    ロ、トリフルオロメチルまたはアリールアゾから選ばれ
    る1−3置換体;R3 は水素原子;または低級アルキ
    ル、アリール、アリールアゾ、ハロゲン、シアノ、ホル
    ミル、カルバルコキシ、ニトロ、チオシアノ、低級アル
    キルスルホニル、アリールスルホニル、トリフルオロメ
    チル、アルカノイル、アロイル、非置換または置換スル
    ファモイルまたは非置換または置換カルバモイルから選
    ばれる1−2置換体;R4 は水素原子;または低級アル
    キル、低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ、カルバルコ
    キシ、アルカノイル、アロイル、アリールアゾ、−SO
    3 アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニ
    ル、非置換または置換カルバモイル、非置換または置換
    スルファモイル、アルキルチオ、チオシアノ、2−シア
    ノエチルチオ、2−シアノエチルスルホニル、またはア
    ルカノイルアミノから選ばれる1−3置換体;R5 は水
    素原子、または低級アルキル、シクロアルキル、アリー
    ル、アルキルチオ、アリールチオ、シアノメチルチオ、
    ハロゲン、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、
    低級アルコキシ、ベンジルチオ、アリルチオ、非置換ま
    たは置換スルファモイル、チオシアノ、またはアルカノ
    ルアミノから選ばれる基;R6 は水素原子、またはアル
    キル、アリール、アルキルチオ、アルキルスルホニル、
    ハロゲン、シアノ、2−カルバルコキシエチルチオ、ま
    たはベンジルチオから選ばれる基;R7 は水素原子;ま
    たは低級アルキル、ハロゲン、ニトロ、低級カルバルコ
    キシ、シアノ、アルキルチオ、2−ヒドロキシエチルチ
    オ、アリールチオ、アルキルスルホニル、またはアリー
    ルスルホニル、から選ばれる1−2置換体;R8 は水素
    原子、または低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ニトロ、または非置換または置換スルファモイルか
    ら選ばれる基;R9 は低級アルキル、アリール、シア
    ノ、低級カルバルコキシ、シクロヘキシルカルボニル、
    アルカノイル、アロイル、ハロゲン、ホルミル、非置換
    または置換カルバモイル、チオシアノ、アルキルスルホ
    ニル、アリールスルホニル、非置換または置換スルファ
    モイル、ニトロ、アリールアゾ、またはシンナモイルか
    ら選ばれる1−3置換体;R10は水素原子;または低級
    アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、低級アルキルス
    ルホニル、アリールスルホニル、カルバルコキシ、アリ
    ール、非置換または置換カルバモイル、非置換または置
    換スルファモイル、ホルミル、またはチオシアノから選
    ばれる1−3置換体;R11は水素原子、シクロアルキ
    ル、低級アルキル、アリール、アルキルスルホニル、ま
    たはアリールスルホニルから選ばれるもの;R12は水素
    原子;または低級アルキル、アリール、シアノ、ニト
    ロ、低級カルバルコキシ、カルバモイル、低級アルキル
    チオ、またはシアノメチルから選ばれる1−2置換体;
    13は水素原子、低級アルキル、低級アルキルチオ、ア
    リールチオ、カルバルコキシ、ハロゲン、低級アルキル
    スルホニル、またはアリールスルホニルから選ばれるも
    の;R14は水素原子、非置換または置換アルキル、アリ
    ール、シクロアルキル、またはアリルから選ばれるも
    の;R15は水素原子;または低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキルチオ、アリ
    ールチオ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、
    またはアリールオキシから選ばれる1−2置換体。
  20. 【請求項20】 下記一般式を有する請求項1記載の化
    合物、 D−N=N−Ar 但し、式中、Dは第4級窒素原子を含む芳香族複素環ラ
    ジカルであって、非置換または置換の:チアゾル−2−
    イル;ベンゾチアゾル−2−イル;1,3,4−チアジ
    アゾル−2−イル;1,2,4−チアジアゾル−5−イ
    ル;イソチアゾル−5−イル;2,1−ベンズイソチア
    ゾル−3−イル;ピラゾル−5−イル;1,3,4−ト
    リアゾル−2−イル;3−または4−ピリジル;または
    4,5(3,3−ジメチル−1−オクソテトラメチレ
    ン)チアゾル−2−イルから選ばれるもの、Arは電子
    富化芳香族炭素環または複素環カップリング成分の残基
    であり、少なくとも1つの−Z成分が存在しているも
    の。
  21. 【請求項21】 Dが下記構造式のものから選ばれるも
    のである請求項20記載の化合物、 【化4】 但し、式中、R3 は水素原子;または低級アルキル、ア
    リール、アリールアゾ、ハロゲン、シアノ、ホルミル、
    カルバルコキシ、ニトロ、チオシアノ、低級アルキルス
    ルホニル、アリールスルホニル、トリフルオロメチル、
    アルカノイル、アロイル、非置換または置換スルファモ
    イルまたは非置換または置換カルバモイルから選ばれる
    1−2置換体;R4 は水素原子;または低級アルキル、
    低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ、カルバルコキシ、
    アルカノイル、アロイル、アリールアゾ、−SO3 アリ
    ール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、非置
    換または置換カルバモイル、非置換または置換スルファ
    モイル、アルキルチオ、チオシアノ、2−シアノエチル
    チオ、2−シアノエチルスルホニル、またはアルカノイ
    ルアミノから選ばれる1−3置換体;R5 は水素原子;
    または低級アルキル、シクロアルキル、アリール、アル
    キルチオ、アリールチオ、シアノメチルチオ、ハロゲ
    ン、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級ア
    ルコキシ、ベンジルチオ、アリルチオ、非置換または置
    換スルファモイル、チオシアノ、またはアルカノルアミ
    ノから選ばれる基;R6 は水素原子;またはアルキル、
    アリール、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲ
    ン、シアノ、2−カルバルコキシエチルチオ、またはベ
    ンジルチオから選ばれる基;R7 は水素原子;または低
    級アルキル、ハロゲン、ニトロ、低級カルバルコキシ、
    シアノ、アルキルチオ、2−ヒドロキシエチルチオ、ア
    リールチオ、アルキルスルホニル、またはアリールスル
    ホニル、から選ばれる1−2置換体;R8 は水素原子;
    または低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ニト
    ロ、または非置換または置換スルファモイルから選ばれ
    る基;R10は水素原子;または低級アルキル、ハロゲ
    ン、低級アルコキシ、低級アルキルスルホニル、アリー
    ルスルホニル、カルバルコキシ、アリール、非置換また
    は置換カルバモイル、非置換または置換スルファモイ
    ル、ホルミル、またはチオシアノから選ばれる1−3置
    換体;R11は水素原子、シクロアルキル、低級アルキ
    ル、アリール、アルキルスルホニル、またはアリールス
    ルホニルから選ばれるもの;R12は水素原子;または低
    級アルキル、アリール、シアノ、ニトロ、低級カルバル
    コキシ、カルバモイル、低級アルキルチオ、またはシア
    ノメチルから選ばれる1−2置換体;R13は水素原子、
    低級アルキル、低級アルキルチオ、アリールチオ、カル
    バルコキシ、ハロゲン、低級アルキルスルホニル、また
    はアリールスルホニルから選ばれるもの;R34は低級ア
    ルキル、低級アルケニル、または適宜、置換ベンジル、
    ヒドロアルキル、カルバモイルアルキル、−アルキレン
    −CO2 - + 、または−アルキレン−SO3 -
    + (但し、- + はH+ 、Na+ 、K+ 、Li+ または
    NH4 + )から選ばれるもの;X- はCl- 、Br-
    CH3 SO4 - 、C2 5 SO4 - 、ZnCl4 -2/2
    から選ばれるものであり;少なくとも1つのポリ(オキ
    シアルキレン)成分Zが存在しているもの。
  22. 【請求項22】 Arが置換または非置換の:アニリ
    ン;ナフチルアミン;1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン;3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキ
    サジン;2−アミノチアゾール;2,3−ジヒドロイン
    ドール;カルバゾール;フェノキサジン;フェノチアジ
    ン;2−アミノチオフェン;またはジュロリジンから選
    ばれる反応体の残基である請求項10、11、12、1
    5、16、17、18、20のいずれかの項に記載の化
    合物。
  23. 【請求項23】 Arが下記構造のラジカルから選ばれ
    る請求項10、12、15、16、17、18、20の
    いずれかの項に記載の化合物、 【化5】 但し、式中、R16は水素原子または低級アルキル、トリ
    フルオロメチル、低級アルコキシ、アリールチオ、アリ
    ールオキシ、ハロゲン、−CH2−O−Zまたは−O−
    アルキレン−Zから選ばれる1−2置換体;R17および
    18はそれぞれ独立に、−z、直鎖または枝分れ鎖低級
    アルケニル;シクロアルキル;ヒドロキシ、アルコキ
    シ、アルキル、ハロゲンまたはアルカノイルオキシで置
    換されたシクロアルキル;フェニル;低級アルコキシ、
    シアノ、アルカノイルオキシ、または−L−Zから選ば
    れた基、1または2以上で置換されたフェニル;炭素原
    子数1−12の直鎖または枝分れ鎖アルキル、および下
    記構造式のもの、 【化6】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
    ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
    ホンイミド、下記構造式の基、 【化7】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
    アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
    シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
    たフェニル;R19は水素原子、低級アルキル、低級アル
    カノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれ
    るもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
    アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲンまた
    はアルコキシで置換された低級アルキル;シクロアルキ
    ル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキ
    シ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで
    置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原子
    数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、ア
    ルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;ビ
    ニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシで
    置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキシ
    レン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SCH
    2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2 CH
    2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17およ
    びR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から選
    ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−R21
    −SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO2
    (R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OCO−
    23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23;−S
    24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R21
    よびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、アリ
    ールオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフェニ
    ルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フェニ
    ル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロ
    キシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カルボキ
    シ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換されたフ
    ェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いてR21
    およびR23のものと同じ置換体を表す;R24はR21およ
    びR23について記載したものに加えて、ベンゾチアゾル
    −2−イル、ベンズイミダゾル−2−イル、ピリジル、
    ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、1,3,
    4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリアゾリ
    ル; R25、R26、R27はそれぞれ独立して水素原子、
    低級アルキルから選ばれるもの;R28は水素原子、シク
    ロアルキル、アルキル、2−チエニル、フェニル、ハロ
    ゲンで置換されたフェニル、低級アルキル、または低級
    アルコキシから選ばれるもの;R29は水素原子;または
    低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンから選ば
    れる1−2置換体;R30はシアノ、カルバルコキシ、ア
    ルキルスルホニル、アリールスルホニル、または非置換
    あるいは置換カルバモイルから選ばれるもの;R31は水
    素原子、低級アルキル、アリールから選ばれるもの;R
    32およびR33はそれぞれ独立して水素原子、低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ハロゲン、または−Zから選ばれ
    るもの;ここで、Xは共有結合、酸素、または硫黄;L
    はXまたは−SO2 −、−SO2 N(R21)−、−CO
    O−、−N(SO2 −R22)−あるいは−N(R21)−
    から選ばれるもの;但し、該化合物は少なくとも1つの
    −Z成分を含む。
  24. 【請求項24】 Arが置換または非置換の:アニリ
    ン;ナフチルアミン;1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン;3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキ
    サジン;2−アミノチアゾール;2,3−ジヒドロイン
    ドール;カルバゾール;フェノキサジン;フェノチアジ
    ン;2−アミノチオフェン;またはジュロリジンから選
    ばれる芳香族アミン残基;Mが下記構造式のものから選
    ばれる活性メチレン残基: 【化8】 ここで、R35はシアノ、−CON(R36)R37、−CO
    2 36、−COR38、または−SO2 38;R36および
    37は水素原子、シクロアルキル、非置換または置換ア
    ルキル、フェニル、低級アルキルで置換されたフェニ
    ル、低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ、またはニトロ
    から選ばれるもの;R38は水素原子を除いてR36および
    37と同様の置換体;R39は低級アルキル、シクロアル
    キル、またはアリールから選ばれるもの;R40は水素原
    子、アルキル、またはアリールから選ばれるもの;R41
    は水素原子、低級アルキル、アリールまたはカルバルコ
    キシから選ばれるもの;R42は水素原子;または低級ア
    ルキル、低級アルコキシまたはハロゲンから選ばれる1
    −2置換体;R43は低級アルケニル、低級アルキル、適
    宜置換されたベンジル、ヒドロキシアルキル、カルバモ
    イルアルキル、−アルキレン−CO2 - + または−ア
    ルキレン−SO3 - + ;M+ はH+ 、Na+ 、K+
    Li+ またはNH4 + から選ばれるもの;X- はC
    - 、Br- 、CH3 SO4 - 、C2 5 SO4 - 、Z
    nCl4 -2/2 から選ばれる対アニオン;R44は適宜置
    換されたアリールである;請求項15記載のメチン化合
    物。
  25. 【請求項25】 Arが置換または非置換の:アニリ
    ン;ナフチルアミン;1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン;3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキ
    サジン;2−アミノチアゾール;2,3−ジヒドロイン
    ドール;カルバゾール;フェノキサジン;フェノチアジ
    ン;2−アミノチオフェン;またはジュロリジンから選
    ばれる芳香族アミン残基;Mが下記構造式のものから選
    ばれる活性メチレン残基: 【化9】 ここで、R35はシアノ、−CON(R36)R37、−CO
    2 36、−COR38、−SO2 38、または−CONH
    CONH2 ;R36およびR37は水素原子、シクロアルキ
    ル、非置換または置換アルキル、フェニル、低級アルキ
    ルで置換されたフェニル、低級アルコキシ、ハロゲン、
    シアノ、またはニトロから選ばれるもの;R38は水素原
    子を除いてR36およびR37と同様の置換体;R39は低級
    アルキル、シクロアルキル、またはアリールから選ばれ
    るもの;R40は水素原子、アルキル、またはアリールか
    ら選ばれるもの;R41は水素原子、低級アルキル、アリ
    ールまたはカルバルコキシから選ばれるもの;R42は水
    素原子;または低級アルキル、低級アルコキシまたはハ
    ロゲンから選ばれる1−2置換体;R44は適宜置換され
    たアリール;である請求項16記載の化合物。
  26. 【請求項26】 下記構造式から選ばれる請求項10記
    載の化合物: 【化10】 ここで、R2 はハロゲン、低級アルキルスルホニル、ア
    リールスルホニル、非置換または置換スルファモイル、
    アリールアゾ、シアノ、カルバルコキシ、もしくは非置
    換または置換カルバモイルから選ばれる1−3置換体;
    3 は水素原子;または低級アルキル、アリール、シア
    ノ、ホルミル、ハロゲン、カルバルコキシから選ばれる
    1−2置換体;R4 は水素原子;または低級アルキル、
    低級アルコキシ、ハロゲン、低級アルキルスルホニル、
    シアノ、カルバルコキシ、チオシアノ、トリフルオロメ
    チル、−SO3 −アリール、非置換または置換スルファ
    モイルから選ばれる1−3置換体;R5 は水素原子;ま
    たは低級アルキル、アリール、アルコキシ、アルキルチ
    オ、シアノメチルチオ、ハロゲン、アルキルスルホニル
    から選ばれる基;R6 は低級アルキル、アリール、アル
    キルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲンから選ばれる
    基;R9 は低級アルキル、アリール、シアノ、カルバル
    コキシ、アルカノイル、アロイル、ホルミル、非置換ま
    たは置換カルバモイル、アルキルスルホニル、またはア
    リールアゾから選ばれる1−3置換体;R14は水素原
    子、非置換または置換アルキル、ヒドロキシアルキル、
    アリール、シクロアルキル、またはアリルから選ばれる
    もの;R15は水素原子;またはハロゲン、アルキル、シ
    アノ、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニル
    から選ばれる1−2置換体。R16は水素原子;または水
    素原子、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ま
    たはトリフルオロメチルから選ばれる1−2置換体;R
    17およびR18はそれぞれ独立に、低級アルキル、シクロ
    アルキル;アルケニル、アリールから選ばれるもの;こ
    こで、R17およびR18の少なくとも1つは−Zである。
  27. 【請求項27】 R16が水素原子;またはメチル、メト
    キシ、トリフルオロメチルまたはクロロから選ばれる1
    −2置換体であり、R17およびR18が双方とも−Zであ
    る請求項26記載の化合物。
  28. 【請求項28】 下記構造式から選ばれる請求項12記
    載の化合物: 【化11】 式中、R2 は水素原子;または低級アルキル、低級アル
    コキシ、ハロゲン、ニトロ、低級アルキルスルホニル、
    アリールスルホニル、非置換または置換スルファモイ
    ル、アリールアゾ、シアノ、カルバルコキシ、もしくは
    非置換または置換カルバモイルから選ばれる1−3置換
    体;R16は水素原子;または水素原子、低級アルキル、
    低級アルコキシ、ハロゲン、またはトリフルオロメチル
    から選ばれる1−2置換体;R17およびR18はそれぞれ
    独立に、低級アルキル、シクロアルキル;アルケニル、
    アリールから選ばれるもの;ここで、R17およびR18
    少なくとも1つは−Zである。
  29. 【請求項29】 R16が水素原子;またはメチル、メト
    キシ、トリフルオロメチルまたはクロロから選ばれる1
    −2置換体であり、 R17およびR18が双方とも−Zである請求項28記載の
    化合物。
  30. 【請求項30】 下記構造式から選ばれる請求項15記
    載の化合物: 【化12】 ここで、R35はシアノ、−CON(R36)R37、−CO
    2 36、−COR38、−SO2 38、−CONHCON
    2 、アリールまたはアリール−Z;R36およびR37
    水素原子、シクロアルキル、非置換または置換アルキ
    ル、フェニル、低級アルキルで置換されたフェニル、低
    級アルコキシ、ハロゲン、シアノ、またはニトロから選
    ばれるもの;R38は水素原子を除いてR36およびR37
    同様の置換体;R39はフェニル;低級アルキル、低級ア
    ルコキシまたはハロゲンで置換されたフェニル;ナフチ
    ル;低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンで置
    換されたナフチル;2または3−チエニル;低級アルキ
    ル、低級アルコキシまたはハロゲンで置換された2また
    は3−チエニル;R40はフェニル、低級アルキル、低級
    アルコキシまたはハロゲンで置換されたフェニル;ナフ
    チル;低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンで
    置換されたナフチル;R41は水素原子、低級アルキル、
    低級アルコキシまたはハロゲン;R16は水素原子;また
    は水素原子、低級アルキル、低級アルコキシまたはハロ
    ゲンから選ばれる1−2置換体;R17およびR18はそれ
    ぞれ独立に、低級アルキル、シクロアルキル;アルケニ
    ル、アリールから選ばれるもの;ここで、R17およびR
    18の少なくとも1つは−Zである。
  31. 【請求項31】 R35がシアノ;カルボメトキシ;カル
    ボエトキシ;メチルスルホニル;フェニルスルホニル;
    フェニル;メチル、メトキシ、ニトロ、シアノ、クロロ
    またはブロモで置換されたフェニル;ナフチル;メチ
    ル、メトキシまたはクロロで置換されたナフチルから選
    ばれるものであり;R39がフェニル;メチル、メトキ
    シ、ブロモまたはクロロで置換されたフェニル;ナフチ
    ル;メチル、メトキシ、ブロモまたはクロロで置換され
    たナフチル;2または3−チエニル;メチル、メトキ
    シ、ブロモまたはクロロで置換された2または3−チエ
    ニル;R40がフェニル;メチル、メトキシ、ブロモまた
    はクロロで置換されたフェニルから選ばれるもの;R42
    が水素原子、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ブ
    ロモまたはクロロから選ばれるもの;R16は水素原子;
    またはメチル、メトキシまたはクロロから選ばれる1−
    2置換体;R17およびR18は双方とも−Zである;請求
    項30記載の化合物。
  32. 【請求項32】 下記構造式から選ばれる請求項16記
    載の化合物: 【化13】 ここで、R35はシアノ、−CON(R36)R37、−CO
    2 36、−COR38、−SO2 38、−CONHCON
    2 、アリールまたはアリール−Z;R39はフェニル;
    低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンで置換さ
    れたフェニル;ナフチル;低級アルキル、低級アルコキ
    シまたはハロゲンで置換されたナフチル;2または3−
    チエニル;低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲ
    ンで置換された2または3−チエニル;R40はフェニ
    ル、低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンで置
    換されたフェニル;ナフチル;低級アルキル、低級アル
    コキシまたはハロゲンで置換されたナフチル;R42が水
    素原子、低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲン
    から選ばれるもの;R16は水素原子;または水素原子、
    低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンから選ば
    れる1−2置換体;R17およびR18はそれぞれ独立に、
    低級アルキル、シクロアルキル;アルケニル、アリール
    から選ばれるもの;ここで、R17およびR18の少なくと
    も1つは−Zである。
  33. 【請求項33】 R35がシアノ;カルボメトキシ;カル
    ボエトキシ;メチルスルホニル;フェニルスルホニル;
    フェニル;メチル、メトキシ、ニトロ、シアノ、クロロ
    またはブロモで置換されたフェニル;ナフチル;メチ
    ル、メトキシまたはクロロで置換されたナフチルから選
    ばれるものであり;R39がフェニル;メチル、メトキ
    シ、ブロモまたはクロロで置換されたフェニル;ナフチ
    ル;メチル、メトキシ、ブロモまたはクロロで置換され
    たナフチル;2または3−チエニル;メチル、メトキ
    シ、ブロモまたはクロロで置換された2または3−チエ
    ニル;R40がフェニル;メチル、メトキシ、ブロモまた
    はクロロで置換されたフェニルから選ばれるもの;R42
    が水素原子、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ブ
    ロモまたはクロロから選ばれるもの;R16が水素原子;
    またはメチル、メトキシまたはクロロから選ばれる1−
    2置換体;R17およびR18が双方とも−Zである;請求
    項32記載の化合物。
  34. 【請求項34】 下記構造式から選ばれる請求項20記
    載の化合物: 【化14】 ここで、R3 は水素原子;または低級アルキル、アリー
    ル、シアノ、ホルミル、ハロゲン、カルバルコキシから
    選ばれる1−2置換体;R4 は水素原子;または低級ア
    ルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、低級アルキルスル
    ホニル、シアノ、カルバルコキシ、チオシアノ、トリフ
    ルオロメチル、−SO3 −アリール、非置換または置換
    スルファモイルから選ばれる1−3置換体;R43は低級
    アルキル、ベンジル、−アルキレン−CO2 - + また
    は−アルキレン−SO3 - + ;M+ はH+ 、Na+
    + 、またはLi+ から選ばれるもの;R16は水素原
    子;または低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、
    トリフルオロメチルから選ばれる1−2置換体;R17
    よびR18はそれぞれ独立に、低級アルキル、シクロアル
    キル;アルケニル、アリールから選ばれるもの;R17
    よびR18の少なくとも一方が−Zである。
  35. 【請求項35】 R3 が水素原子;または低級アルキ
    ル、アリール、シアノ、ホルミル、ハロゲン、カルバル
    コキシから選ばれる1−2置換体;R4 が水素原子;ま
    たは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ア
    ルキルスルホニル、シアノ、カルバルコキシ、チオシア
    ノ、トリフルオロメチル、−SO3 −アリール、非置換
    または置換スルファモイルから選ばれる1−3置換体;
    43が低級アルキル、ベンジル、−アルキレン−CO2
    - + または−アルキレン−SO3 - + ;M+
    + 、Na+ 、K+ 、またはLi+ から選ばれるもの;
    16が水素原子;または低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ハロゲン、トリフルオロメチルから選ばれる1−2
    置換体;R17およびR18は双方とも−Zである;請求項
    34記載の化合物。
  36. 【請求項36】 下記構造式から選ばれる請求項15記
    載の化合物: 【化15】 ここで、R42は水素原子;または低級アルキル、低級ア
    ルコキシまたはハロゲンから選ばれる1−3置換体;R
    43が低級アルキル、ベンジル、−アルキレン−CO2 -
    + または−アルキレン−SO3 - + ;M+ がH+
    Na+ 、K+ 、またはLi+から選ばれるもの;R16
    水素原子;または低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ
    ゲン、トリフルオロメチルから選ばれる1−2置換体;
    17およびR18はそれぞれ独立に、低級アルキル、シク
    ロアルキル;アルケニル、アリールから選ばれるもの;
    17およびR18の少なくとも一方が−Zである。
  37. 【請求項37】 R42が水素原子;もしくはメチルまた
    はハロゲンから選ばれる1−3の基;R43がメチル、エ
    チルまたはCH2 CO2 - + ;M+ がH+ 、Na+
    + 、またはLi+ から選ばれるもの;R16が水素原
    子;またはメチル;R17およびR18の双方が−Zであ
    る;請求項36記載の化合物。
  38. 【請求項38】 下記構造式から選ばれる請求項15記
    載の化合物: 【化16】 ここで、R42は水素原子;または低級アルキル、低級ア
    ルコキシまたはハロゲンから選ばれる1−3置換体;R
    16が水素原子;または低級アルキル、低級アルコキシ、
    ハロゲン、トリフルオロメチルから選ばれる1−2置換
    体;R25、R26およびR27がそれぞれ独立にハロゲン、
    低級アルキルから選ばれるもの;R17およびR18はそれ
    ぞれ独立に、低級アルキル、シクロアルキル;アルケニ
    ル、アリールから選ばれるもの;R17およびR18の少な
    くとも一方が−Zである。
  39. 【請求項39】R42が水素原子;またはメチル、メトキ
    シまたはクロロから選ばれる1−3置換体;R16が水素
    原子;またはメチル;R25、R26およびR27がそれぞれ
    独立にハロゲン、メチル、エチルから選ばれるもの;R
    17およびR18の双方が−Zである;請求項38記載の化
    合物。
  40. 【請求項40】 下記構造式から選ばれる請求項17記
    載の着色剤: 【化17】 ここで、R45は水素原子;または低級アルキル、低級ア
    ルコキシ、ヒドロキシまたはハロゲンから選ばれる1−
    3置換体;R16が水素原子;または低級アルキル、低級
    アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルから選ばれ
    る1−2置換体;R17およびR18はそれぞれ独立に、低
    級アルキル、シクロアルキル;アルケニル、アリールか
    ら選ばれるもの;R17およびR18の少なくとも一方が−
    Zである。
  41. 【請求項41】 R45が水素原子;またはメチル、メト
    キシ、クロロまたはヒドロキシから選ばれる1−3置換
    体;R16が水素原子;またはメチル;R17およびR18
    双方が−Zである;請求項40記載の化合物。
  42. 【請求項42】 下記構造式から選ばれる請求項18記
    載の化合物: 【化18】 ここで、R47は水素原子、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ハロゲン、−CO2 - + または−SO3 - +
    + がNa+ 、K+ 、またはLi+ から選ばれるもの;
    - はCl- 、Br- 、ZnCl4 -2/2 から選ばれる
    もの;R16が水素原子;または低級アルキル、低級アル
    コキシ、ハロゲンから選ばれるもの;R17およびR18
    それぞれ独立に、低級アルキル、シクロアルキル;アル
    ケニル、アリールから選ばれるもの;R17およびR18
    少なくとも一方が−Zである。
  43. 【請求項43】 R47が水素原子、メチル、メトキシ、
    クロロ、または−SO3 - + から選ばれる1ないし2
    の基;M+ がNa+ 、K+ 、またはLi+ から選ばれる
    もの;R16が水素原子;メチル、メトキシまたはクロロ
    であり;R17およびR18の双方が−Zである;請求項4
    2記載の化合物。
  44. 【請求項44】 −Z成分が−O−、−S−、−SO2
    −、−N(R46)−、−SO2 N(R46)−、または−
    N(SO2 47)−から選ばれる結合基または末端置換
    基を1以上含み;R46が水素原子;アルキル、アリール
    またはシクロアルキル基から選ばれる非置換または置換
    の基;R47がアルキル、アリールまたはシクロアルキル
    基から選ばれる非置換または置換の基;である請求項1
    記載の化合物。
  45. 【請求項45】 求核性残基が第1または第2アミン、
    ヒドロキシル化合物、メルカプト化合物、スルフィン
    酸、スルホンアミド、イミドまたはスルホンイミドから
    得られるものである請求項1記載の化合物。
  46. 【請求項46】 Cが下記構造式のものから選ばれる有
    機求核性物質から得られるもの、 【化19】 ここで、R1 はそれぞれ独立に、1−20炭素数の置換
    または非置換アルキル、6−10環状炭素数の置換また
    は非置換アリール、5−7環状炭素数の置換または非置
    換シクロアルキル;R′は水素原子またはR1 から選ば
    れるもの;Eは2価の環状部分;である請求項45記載
    の化合物。
  47. 【請求項47】 −Z成分が−O−、−S−、−SO2
    −、−N(R46)−、−SO2 N(R46)−、または−
    N(SO2 47)−から選ばれる結合基を介して各Cに
    結合しているものであり;R46が水素原子;アルキル;
    −Z;またはアリールまたはシクロアルキル基から選ば
    れる非置換または置換の基から選ばれるもの;R47がア
    ルキル、アリールまたはシクロアルキル基から選ばれる
    非置換または置換の基から選ばれるもの;である請求項
    1記載の化合物。
  48. 【請求項48】 結合成分セグメントが−O−、−S−
    または−N(R46)−である請求項47記載の化合物。
  49. 【請求項49】Cが置換または非置換のアニリン;ナフ
    チルアミン;1,2,3,4−テトラヒドロキノリン;
    3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン;
    2−アミノチアゾール;インドール;2,3−ジヒドロ
    インドール;カルバゾール;ナフチルアミン;フェノキ
    サジン;フェノチアジン;ジフェニルアミン;2−アミ
    ノチオフェン;アミノピリジンまたはジュロリジンから
    選ばれる反応体残基である請求項1記載の化合物。
  50. 【請求項50】 下記構造式から選ばれる請求項49記
    載の化合物: 【化20】 ここで、Pは、水素原子;−N=O;−NH2 ;−NH
    −NH2;NO2 ;COR48(ここで、R48は水素原
    子、非置換または置換アルキル、シクロアルキルまたは
    アリールから選ばれるもの);N2 + - (ここで、X
    - は対イオン);−N=CH−R49または−CH=N−
    49(ここで、R49はアルキル、シクロアルキルまたは
    アリールから選ばれるもの);R16は水素原子または低
    級アルキル、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、ア
    リールチオ、アリールオキシ、ハロゲン、−CH2 −O
    −Zまたは−O−アルキレン−Zから選ばれる1−2置
    換体;R17およびR18は−z、直鎖または枝分れ鎖低級
    アルケニル;シクロアルキル;ヒドロキシ、アルコキ
    シ、アルキル、ハロゲンまたはアルカノイルオキシで置
    換されたシクロアルキル;フェニル;低級アルコキシ、
    シアノ、アルカノイルオキシ、または−L−Zから選ば
    れた基の1または2以上で置換されたフェニル;炭素原
    子数1−12の直鎖または枝分れ鎖アルキル、および下
    記構造式のもの、 【化21】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
    ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
    ホンイミド、下記構造式の基、 【化22】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
    アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
    シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
    たフェニル;R19は水素原子、低級アルキル、低級アル
    カノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれ
    るもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
    アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲンまた
    はアルコキシで置換された低級アルキル;シクロアルキ
    ル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキ
    シ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで
    置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原子
    数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、ア
    ルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;ビ
    ニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシで
    置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキシ
    レン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SCH
    2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2 CH
    2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17およ
    びR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から選
    ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−R21
    −SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO2
    (R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OCO−
    23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23;−S
    24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R21
    よびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、アリ
    ールオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフェニ
    ルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フェニ
    ル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロ
    キシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カルボキ
    シ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換されたフ
    ェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いてR21
    およびR23のものと同じ置換体を表す;R24は、R21
    よびR23について記載したものに加えて、ベンゾチアゾ
    ル−2−イル、ベンズイミダゾル−2−イル、ピリジ
    ル、ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
    3,4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリアゾ
    リル;R25、R26およびR27がそれぞれ独立にハロゲ
    ン、低級アルキルから選ばれるもの;R28は水素原子、
    シクロアルキル、アルキル、2−チエニル、フェニル、
    ハロゲンで置換されたフェニル、低級アルキル、または
    低級アルコキシから選ばれるもの;R29は水素原子;ま
    たは低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンから
    選ばれる1−2置換体;R30はシアノ、カルバルコキ
    シ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、または
    非置換あるいは置換カルバモイルから選ばれるもの;R
    31は水素原子、低級アルキル、アリールから選ばれるも
    の;R32およびR33はそれぞれ独立して水素原子、低級
    アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、または−Zから
    選ばれるもの;ここで、Xは共有結合、酸素、または硫
    黄;LはXまたは−SO2 −、−SO2 N(R21)−、
    −COO−、−N(SO2 −R22)−、−N(R21)−
    あるいは−CON(R21)−から選ばれるもの;但し、
    該化合物は少なくとも1つの−Z成分を含む。
  51. 【請求項51】 下記構造式からなる請求項1記載の化
    合物: 【化23】 ここで、P1 は、水素原子;−N=O;−NH2 ;−N
    H−NH2 ;NO2 ;COR48(ここで、R48は水素原
    子、非置換または置換アルキル、シクロアルキルまたは
    アリ−ルから選ばれるもの);N2 + - (ここで、X
    - は対イオン);−N=CH−R49または−CH=N−
    49(ここで、R49はアルキル、シクロアルキルまたは
    アリールから選ばれるもの);R16は水素原子または低
    級アルキル、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、ア
    リールチオ、アリールオキシ、ハロゲン、−CH2 −O
    −Zまたは−O−アルキレン−Zから選ばれる1−2置
    換体;R17は−z、直鎖または枝分れ鎖低級アルケニ
    ル;シクロアルキル;ヒドロキシ、アルコキシ、アルキ
    ル、ハロゲンまたはアルカノイルオキシで置換されたシ
    クロアルキル;フェニル;低級アルコキシ、シアノ、ア
    ルカノイルオキシ、または−L−Zから選ばれた基の1
    または2以上で置換されたフェニル;炭素原子数1−1
    2の直鎖または枝分れ鎖アルキル、および下記構造式の
    もの、 【化24】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
    ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
    ホンイミド、下記構造式の基、 【化25】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
    アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
    シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
    たフェニル;R19は水素原子、低級アルキル、低級アル
    カノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれ
    るもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
    アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲンまた
    はアルコキシで置換された低級アルキル;シクロアルキ
    ル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキ
    シ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで
    置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原子
    数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、ア
    ルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;ビ
    ニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシで
    置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキシ
    レン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SCH
    2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2 CH
    2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17およ
    びR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から選
    ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−R21
    −SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO2
    (R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OCO−
    23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23;−S
    24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R21
    よびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、アリ
    ールオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフェニ
    ルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フェニ
    ル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロ
    キシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カルボキ
    シ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換されたフ
    ェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いてR21
    およびR23のものと同じ置換体を表す;R24は、R21
    よびR23について記載したものに加えて、ベンゾチアゾ
    ル−2−イル、ベンズイミダゾル−2−イル、ピリジ
    ル、ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
    3,4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリアゾ
    リル;Lは共有結合、酸素、硫黄、−SO2 −、−SO
    2 N(R21)−、−COO−、−N(SO2 22)−、
    −N(R21)−あるいは−CON(R21)−から選ばれ
    るもの;L1 は−O−、−S−、−SO2 −、−N(R
    46)−、−SO2 N(R46)−、−N(SO2 47)−
    から選ばれる結合成分セグメント;R46が水素原子;ア
    ルキル、アリールまたはシクロアルキル基から選ばれる
    非置換または置換の基;R47がアルキル、アリールまた
    はシクロアルキル基から選ばれる非置換または置換の
    基;但し、該化合物は少なくとも1つの−Z成分を含
    む。
  52. 【請求項52】 下記構造式からなる請求項1記載の化
    合物: 【化26】 ここで、HETは芳香族複素環ラジカル;P1 は、水素
    原子;−N=O;−NH2 ;−NH−NH2 ;NO2
    COR48(ここで、R48は水素原子、非置換または置換
    アルキル、シクロアルキルまたはアリールから選ばれる
    もの);N2 + - (ここで、X- は対イオン);−N
    =CH−R49または−CH=N−R49(ここで、R49
    アルキル、シクロアルキルまたはアリールから選ばれる
    もの);R16は水素原子または低級アルキル、トリフル
    オロメチル、低級アルコキシ、アリールチオ、アリール
    オキシ、ハロゲン、−CH2 −O−Zまたは−O−アル
    キレン−Zから選ばれる1−2置換体;R17は−z、直
    鎖または枝分れ鎖低級アルケニル;シクロアルキル;ヒ
    ドロキシ、アルコキシ、アルキル、ハロゲンまたはアル
    カノイルオキシで置換されたシクロアルキル;フェニ
    ル;低級アルコキシ、シアノ、アルカノイルオキシ、ま
    たは−L−Zから選ばれた基の1または2以上で置換さ
    れたフェニル;炭素原子数1−12の直鎖または枝分れ
    鎖アルキル、および下記構造式のもの、 【化27】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
    ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
    ホンイミド、下記構造式の基、 【化28】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
    アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
    シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
    たフェニル;R19は水素原子、低級アルキル、低級アル
    カノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれ
    るもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
    アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲンまた
    はアルコキシで置換された低級アルキル;シクロアルキ
    ル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキ
    シ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで
    置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原子
    数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、ア
    ルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;ビ
    ニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシで
    置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキシ
    レン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SCH
    2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2 CH
    2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17およ
    びR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から選
    ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−R21
    −SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO2
    (R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OCO−
    23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23;−S
    24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R21
    よびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、アリ
    −ルオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフェニ
    ルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フェニ
    ル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロ
    キシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カルボキ
    シ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換されたフ
    ェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いてR21
    およびR23のものと同じ置換体を表す;R24は、R21
    よびR23について記載したものに加えて、ベンゾチアゾ
    ル−2−イル、ベンズイミダゾル−2−イル、ピリジ
    ル、ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
    3,4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリアゾ
    リル;Lは共有結合、酸素、硫黄、−SO2 −、−SO
    2 N(R21)−、−COO−、−N(SO2 22)−、
    −N(R21)−あるいは−CON(R21)−から選ばれ
    るもの;L1 は−O−、−S−、−SO2 −、−N(R
    46)−、−SO2 N(R46)−、−N(SO2 47)−
    から選ばれる結合成分セグメント;R46が水素原子;ア
    ルキル、アリールまたはシクロアルキル基から選ばれる
    非置換または置換の基;R47がアルキル、アリールまた
    はシクロアルキル基から選ばれる非置換または置換の
    基;但し、該化合物は少なくとも1つの−Z成分を含
    む。
  53. 【請求項53】 HETラジカルが非置換または置換
    の:ベンゾチアゾイル;チアゾイル;1,3,4−チア
    ジアゾイル;1,2,4−チアジアゾイル;ピリジル;
    チエニル;または2,1−ベンズイソチアゾイルから選
    ばれるものである請求項52記載の化合物。
  54. 【請求項54】 下記構造式からなる請求項1記載の化
    合物: 【化29】 ここで、X1 は−C(=O)−、−SO2 −、または−
    S−から選ばれるもの;P2 は水素原子、ニトロ、アミ
    ノ、ヒドラジノ、またはジアゾニューム塩から選ばれる
    もの;R16は水素原子または低級アルキル、トリフルオ
    ロメチル、低級アルコキシ、アリールチオ、アリールオ
    キシ、ハロゲン、−CH2 −O−Zまたは−O−アルキ
    レン−Zから選ばれる1−2置換体;R17は−z、直鎖
    または枝分れ鎖低級アルケニル;シクロアルキル;ヒド
    ロキシ、アルコキシ、アルキル、ハロゲンまたはアルカ
    ノイルオキシで置換されたシクロアルキル;フェニル;
    低級アルコキシ、シアノ、アルカノイルオキシ、または
    −L−Zから選ばれた基の1または2以上で置換された
    フェニル;炭素原子数1−12の直鎖または枝分れ鎖ア
    ルキル、および下記構造式のもの、 【化30】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
    ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
    ホンイミド、下記構造式の基、 【化31】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
    アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
    シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
    たフェニル;R19は水素原子、低級アルキル、低級アル
    カノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれ
    るもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
    アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲンまた
    はアルコキシで置換された低級アルキル;シクロアルキ
    ル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキ
    シ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで
    置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原子
    数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、ア
    ルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;ビ
    ニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシで
    置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキシ
    レン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SCH
    2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2 CH
    2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17およ
    びR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から選
    ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−R21
    −SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO2
    (R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OCO−
    23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23;−S
    24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R21
    よびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、アリ
    −ルオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフェニ
    ルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フェニ
    ル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロ
    キシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カルボキ
    シ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換されたフ
    ェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いてR21
    およびR23のものと同じ置換体を表す;R24は、R21
    よびR23について記載したものに加えて、ベンゾチアゾ
    ル−2−イル、ベンズイミダゾル−2−イル、ピリジ
    ル、ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
    3,4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリアゾ
    リル;Lは共有結合、酸素、硫黄、−SO2 −、−SO
    2 N(R21)−、−COO−、−N(SO2 22)−、
    −N(R21)−あるいは−CON(R21)−から選ばれ
    るもの;但し、該化合物は少なくとも1つの−Z成分を
    含む。
  55. 【請求項55】 下記構造式から選ばれる請求項1記載
    の化合物: 【化32】 ここで、R3 は、水素原子;−N=O;−NH2 ;−N
    H−NH2 ;NO2 ;COR48(ここで、R48は水素原
    子、非置換または置換アルキル、シクロアルキルまたは
    アリールから選ばれるもの);N2 + - (ここで、X
    - は対イオン);−N=CH−R49または−CH=N−
    49(ここで、R49はアルキル、シクロアルキルまたは
    アリールから選ばれるもの);R16は水素原子または低
    級アルキル、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、ア
    リールチオ、アリールオキシ、ハロゲン、−CH2 −O
    −Zまたは−O−アルキレン−Zから選ばれる1−2置
    換体;R17は−z、直鎖または枝分れ鎖低級アルケニ
    ル;シクロアルキル;ヒドロキシ、アルコキシ、アルキ
    ル、ハロゲンまたはアルカノイルオキシで置換されたシ
    クロアルキル;フェニル;低級アルコキシ、シアノ、ア
    ルカノイルオキシ、または−L−Zから選ばれた基の1
    または2以上で置換されたフェニル;炭素原子数1−1
    2の直鎖または枝分れ鎖アルキル、および下記構造式の
    もの、 【化33】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
    ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
    ホンイミド、下記構造式の基、 【化34】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
    アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
    シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
    たフェニル;R19は水素原子、低級アルキル、低級アル
    カノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれ
    るもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
    アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲンまた
    はアルコキシで置換された低級アルキル;シクロアルキ
    ル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキ
    シ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで
    置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原子
    数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、ア
    ルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;ビ
    ニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシで
    置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキシ
    レン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SCH
    2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2 CH
    2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17およ
    びR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から選
    ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−R21
    −SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO2
    (R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OCO−
    23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23;−S
    24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R21
    よびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、アリ
    −ルオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフェニ
    ルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フェニ
    ル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロ
    キシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カルボキ
    シ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換されたフ
    ェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いてR21
    およびR23のものと同じ置換体を表す;R24は、R21
    よびR23について記載したものに加えて、ベンゾチアゾ
    ル−2−イル、ベンズイミダゾル−2−イル、ピリジ
    ル、ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
    3,4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリアゾ
    リル;Lは共有結合、酸素、硫黄、−SO2 −、−SO
    2 N(R21)−、−COO−、−N(SO2 −R22
    −、−CON(R21)−あるいは−N(R21)−から選
    ばれるもの;L1 は−O−、−S−、−SO2 −、−N
    (R46)−、−SO2N(R46)−、または−N(SO
    2 47)−(但し、R46は水素原子;−z;非置換また
    は置換のアルキル、アリールまたはシクロアルキル基か
    ら選ばれるもの;R47は非置換または置換のアルキル、
    アリールまたはシクロアルキル基から選ばれるもの)か
    ら選ばれる結合セグメント;但し、R16およびR17の少
    なくとも一方が−Zである。
  56. 【請求項56】 下記構造式から選ばれる請求項1記載
    の化合物: 【化35】 ここで、P4 は水素原子、ニトロ、アミノ、ヒドラジノ
    またはジアゾニューム塩成分;R16は水素原子または低
    級アルキル、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、ア
    リールチオ、アリールオキシ、ハロゲン、−CH2 −O
    −Zまたは−O−アルキレン−Zから選ばれる1−2置
    換体;R17は−z、直鎖または枝分れ鎖低級アルケニ
    ル;シクロアルキル;ヒドロキシ、アルコキシ、アルキ
    ル、ハロゲンまたはアルカノイルオキシで置換されたシ
    クロアルキル;フェニル;低級アルコキシ、シアノ、ア
    ルカノイルオキシ、または−L−Zから選ばれた基の1
    または2以上で置換されたフェニル;炭素原子数1−1
    2の直鎖または枝分れ鎖アルキル、および下記構造式の
    もの、 【化36】 シアノ、ハロゲン、2−ピロリジノ、フタルイミジノ、
    ビニルスルホニル、アクリルアミド、o−安息香酸スル
    ホンイミド、下記構造式の基、 【化37】 フェニルの1または2以上で置換されたアルキル;低級
    アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、カルバルコキ
    シ、シアノ、カルボキシ、またはアシロキシで置換され
    たフェニル;R19は水素原子、低級アルキル、低級アル
    カノイルアミノ、低級アルコキシ、ハロゲンから選ばれ
    るもの;R20は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、
    アシロキシ、フェニル、シクロアルキル、ハロゲンまた
    はアルコキシで置換された低級アルキル;シクロアルキ
    ル;フェニル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキ
    シ、カルボキシ、シアノ、またはアルカノイルオキシで
    置換されたフェニルから選ばれるもの;Wは、炭素原子
    数1−3の低級アルキレン;ヒドロキシ、ハロゲン、ア
    ルコキシまたはアシロキシで置換されたアルキレン;ビ
    ニル;1,2−フェニレン;低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシ、またはカルバルコキシで
    置換された1,2−フェニレン;1,2−シクロヘキシ
    レン;−O−CH2 −;−CH2 OCH2 −;−SCH
    2 −;−N(R21)CH2 −;−N(R21)CH2 CH
    2 −;−CH2 N(R21)CH2 −;ここで、R17およ
    びR18で表されるアルキル基は、さらに下記の群から選
    ばれる基でさらに置換されていてもよい:−O−R21
    −SO2 −R22;−CON(R21)R23;−SO2
    (R21)R23;−N(R21)SO2 −R22;−OCO−
    23;−OCO2 23;−OCON(R21)R23;−S
    24または−SO2 CH2 CH2 SR24;但し、R21
    よびR23は水素原子;低級アルキル;ヒドロキシ、アリ
    ールオキシ、ハロゲン、シクロアルキル、またはフェニ
    ルで置換された低級アルキル;シクロアルキル;フェニ
    ル;低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロ
    キシ、アルカノイルアミノ、カルバルコキシ、カルボキ
    シ、シアノ、またはアルカノイルオキシで置換されたフ
    ェニルから選ばれるもの;R22は水素原子を除いてR21
    およびR23のものと同じ置換体を表す;R24は、R21
    よびR23について記載したものに加えて、ベンゾチアゾ
    ル−2−イル、ベンズイミダゾル−2−イル、ピリジ
    ル、ピリミジニル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
    3,4−オキサジアゾリル、ナフチル、またはトリアゾ
    リル;Lは共有結合、酸素、硫黄、−SO2 −、−SO
    2 N(R21)−、−COO−、−N(SO2 −R22
    −、−CON(R21)−あるいは−N(R21)−から選
    ばれるもの;但し、R16およびR17の少なくとも一方が
    −Zである。
  57. 【請求項57】 請求項1ないし56のうちの1に記載
    の着色剤の少なくとも1つからなる着色剤成分を0.0
    001ないし10.0重量%をポリマー物質と反応また
    は混合してなる組成物。
  58. 【請求項58】 該着色剤成分の量が0.01ないし
    3.0重量%である請求項57記載の組成物。
  59. 【請求項59】 ポリマー物質が熱可塑性樹脂である請
    求項57記載の組成物。
  60. 【請求項60】 請求項5ないし7のいずれかに記載の
    固形組成物からなる成形物。
  61. 【請求項61】 Cがポリウレタン、ポリエステル、ポ
    リアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリオレフ
    ィン、ポリジオレフィン、セルロースエステル、セルロ
    ース系物質、アクリル系物質から選ばれるポリマー成分
    の求核性残基である請求項1記載の化合物。
  62. 【請求項62】 塩基触媒下、付加重合条件下で有機求
    核性物質を含む反応システムに、該有機求核性物質の求
    核性部位1個当たり2−15モルのグリシドールを加
    え、さらに、得られたグリシドール残基のヒドロキシル
    の主要部に対し、少くとも80モル%の酸化エチレン
    (EO)、酸化プロピレン(PO)、酸化ブチレン(B
    O)、またはこれら混合物からなるエポキシド成分を上
    記条件下で反応させ、EO残基を少なくとも75モル%
    含む上記酸化物の残基20−800を得ることを特徴と
    する着色剤として有用な有機求核性物質の液状性、水洗
    性、汚れ防止性、または樹脂相容性の少なくともいずれ
    かを向上させる、または該物質を製造する方法であっ
    て、かつ、該グリシドール残基の全ての官能性オキシ結
    合の総量に対する該グリシドール残基の−O−PO−お
    よび−O−BO−の合計の割合が1未満であり、該グリ
    シドール残基の総量に対する該エポキシド成分の全エポ
    キシド残基の割合が約5−85であることを特徴とする
    方法。
  63. 【請求項63】 該グリシドール残基の総量に対する該
    エポキシド成分の全エポキシド残基の割合が約20−6
    0であることを特徴とする請求項62記載の方法。
  64. 【請求項64】 該エポキシド成分が全て酸化エチレン
    である請求項62記載の方法。
  65. 【請求項65】 反応システムに、該有機求核性物質の
    求核性部位1個当たり2−6モルのグリシドールを加え
    ることを特徴とする請求項62記載の方法。
  66. 【請求項66】 該エポキシド成分が該エポキシドを1
    60ないし400モル含むことを特徴とする請求項62
    記載の方法。
  67. 【請求項67】 該有機求核性物質が第1または第2ア
    ミン、ヒドロキシ化合物、メルカプト化合物、スルフィ
    ン酸、スルホンアミド、イミドまたはスルホンイミドか
    ら選ばれるものである請求項61記載の方法。
  68. 【請求項68】 該有機求核性物質が下記構造式のもの
    から選ばれるものである請求項61記載の方法: 【化38】 ここで、R1 はそれぞれ独立して1−20炭素数の置換
    または非置換アルキル6−10環状炭素の置換または非
    置換アリール、5−7環状炭素の置換または非置換シク
    ロアルキルから選ばれたもの;R′が水素原子またはR
    1から選ばれたもの;Eが2価環状成分からなるもので
    ある。
  69. 【請求項69】 該物質が、置換または非置換の:アニ
    リン;1,2,3,4−テトラヒドロキノリン;3,4
    −ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン;2−ア
    ミノチアゾール;インドール;2,3−ジヒドロインド
    ール;カルバゾール;ナフチルアミン;フェノキサジ
    ン;フェノチアジン;ジフェニルアミン;2−アミノチ
    オフェン;アミノピリジンまたはジュロリジンから選ば
    れる反応体の残基である請求項61記載の方法。
  70. 【請求項70】 機械的処理装置を通過する糸のグルー
    プ内で個々の糸を視覚的に識別し、物理的に操作する方
    法であって;各糸に対し、請求項1記載の異なる着色組
    成物を、液体媒体からの糸1gに対し0.001ないし
    0.01gの濃度で適用し、該糸に均一な着色コーティ
    ングを施し、該着色コーティングを擦り落ち防止状態ま
    で乾燥させ、該糸を個々にまたは一緒に上記装置に供給
    し、該糸を少なくとも2つの機械的ステーションの間に
    通過させ、個々の糸を観察、識別し、必要に応じその破
    れたものを再結合させ、ついで該糸から該着色組成物を
    水洗することを特徴とする方法。
  71. 【請求項71】 該水洗を該糸が恒久的に染色される染
    料浴にておこなうことを特徴とする請求項70記載の方
    法。
  72. 【請求項72】 該糸がポリアミドからなるものである
    請求項70記載の方法。
JP29811791A 1991-08-27 1991-10-18 枝分かれポリ(オキシアルキレン)成分を有する着色剤およびその中間物質 Expired - Fee Related JP3187484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29811791A JP3187484B2 (ja) 1991-08-27 1991-10-18 枝分かれポリ(オキシアルキレン)成分を有する着色剤およびその中間物質

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA002050019A CA2050019A1 (en) 1991-08-27 1991-08-27 Colorants and intermediates therefor having branched poly(oxyalkylene) moieties, and their manufacture
EP91307834A EP0529162A1 (en) 1991-08-27 1991-08-28 Colorants and intermediates therefor having branched poly(oxyalkylene)moieties, and their manufacture
AU82797/91A AU650039B2 (en) 1991-08-27 1991-08-28 Colorants and intermediates therefor having branched poly(oxyalkylene) moieties, and their manufacture
JP29811791A JP3187484B2 (ja) 1991-08-27 1991-10-18 枝分かれポリ(オキシアルキレン)成分を有する着色剤およびその中間物質

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05117542A true JPH05117542A (ja) 1993-05-14
JP3187484B2 JP3187484B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=27423943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29811791A Expired - Fee Related JP3187484B2 (ja) 1991-08-27 1991-10-18 枝分かれポリ(オキシアルキレン)成分を有する着色剤およびその中間物質

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3187484B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100441565C (zh) * 2000-11-29 2008-12-10 美利肯公司 聚合的n-乙酰乙酰苯胺偶氮色料
US9786847B2 (en) 2014-11-25 2017-10-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Compound for organic photoelectric device, and organic photoelectric device and image sensor including the same
US9818956B2 (en) 2014-11-04 2017-11-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Compound for organic photoelectric device and organic photoelectric device, image sensor, and electronic device including the same

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101772488B1 (ko) * 2017-01-13 2017-08-29 주식회사 광림산업 구조물 내진 장치
KR200496831Y1 (ko) * 2021-08-30 2023-05-10 (주)노토스 하지 트러스용 내진 브라켓

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100441565C (zh) * 2000-11-29 2008-12-10 美利肯公司 聚合的n-乙酰乙酰苯胺偶氮色料
US9818956B2 (en) 2014-11-04 2017-11-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Compound for organic photoelectric device and organic photoelectric device, image sensor, and electronic device including the same
US9786847B2 (en) 2014-11-25 2017-10-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Compound for organic photoelectric device, and organic photoelectric device and image sensor including the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3187484B2 (ja) 2001-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0529162A1 (en) Colorants and intermediates therefor having branched poly(oxyalkylene)moieties, and their manufacture
US6197223B1 (en) Method for preparing light-absorbing polymeric compositions
WO1998023690A9 (en) Method for preparing light-absorbing polymeric compositions
US4137243A (en) Polymeric anthraquinone derived colorants
US3157633A (en) Polyethyleneoxy fugitive tints
US4091034A (en) Liquid, water-insoluble polymeric triphenylmethane colorants and aqueous dispersions containing same
CA1081906A (en) Fugitive tints
JPS62104875A (ja) 着色熱可塑性樹脂組成物
JPH07507578A (ja) 光吸収性ポリウレタン組成物及びそれにより着色された熱可塑性ポリマー
US4758243A (en) Process for coloring polyester shaped articles
US5240464A (en) Organic materials having sulfonamido linked poly(oxyalkylene) moieties and their preparation
US4962190A (en) Azo dyes containing polyethyleneimine with an aniline diazo component and a hydroxynaphthalene, aminopyridine or acetoacetic coupling component
JP3187484B2 (ja) 枝分かれポリ(オキシアルキレン)成分を有する着色剤およびその中間物質
AU644483B2 (en) Azo dimer and trimer fugitive tints
BRPI0518288B1 (pt) composições colorantes, de poliuretano e detergente com base em trifenilmetano
US3687972A (en) AMINE DERIVATIVES OF 1,2-DIHYDROBENZ {8 cd{9 {11 INDOLES
JPH0710984A (ja) スルホンアミド連結されたポリ − オキシアルキレン部分を有する有機材料およびその製造
US3770718A (en) Water insoluble disazo dyestuffs for polyester
US3932122A (en) Azo compounds, their manufacture and use
US3912712A (en) Disazo dyestuffs of the disperse series wherein two azobenzene molecules are linked together
US2931693A (en) Silicon azo dyestuff and fibers dyed therewith
US3822247A (en) Quaternized 1-methyl-2-phenyl-3-indolylazo-guanazolyl-azo-1-methyl-2-phenyl-3-indoles
US3631020A (en) Monoazo compounds containing a hydrocarbyl sulfonamidoalkyl aniline coupling component
US3491082A (en) Water-insoluble phenyl-,thiazolyl- and benzothiazolylazophenylaminoalkylene - 1,2 - benzisothiazolin-3-one-1,1-dioxide dyes
US3910874A (en) Water-insoluble thiazole and thiadiazole azo dyestuffs

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees