JPH05115566A - 細動除去器 - Google Patents
細動除去器Info
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- JPH05115566A JPH05115566A JP4102131A JP10213192A JPH05115566A JP H05115566 A JPH05115566 A JP H05115566A JP 4102131 A JP4102131 A JP 4102131A JP 10213192 A JP10213192 A JP 10213192A JP H05115566 A JPH05115566 A JP H05115566A
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- JP
- Japan
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- pulse generator
- electrodes
- defibrillator
- capacitors
- heart
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/18—Applying electric currents by contact electrodes
- A61N1/32—Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
- A61N1/38—Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for producing shock effects
- A61N1/39—Heart defibrillators
- A61N1/3956—Implantable devices for applying electric shocks to the heart, e.g. for cardioversion
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気的パルスを発生するための装置１に接続
されている複数ｎ（ｎ≧３）の電極２２、２３、２４を
有する細動除去器またはカージオバータにおいて、でき
るかぎりわずかな細動除去しきいを達成するために心臓
内の最適な電流分布の設定を可能にする。 【構成】 電気的パルス発生装置１がｎ−１の直列に接
続されている出力端を有し、それらの全体でｎの出力端
子１５、１６、１７に電極２２、２３、２４が接続され
ており、また装置１がその出力端の各々にそれぞれ同時
に電気的パルスを送り出す。
されている複数ｎ（ｎ≧３）の電極２２、２３、２４を
有する細動除去器またはカージオバータにおいて、でき
るかぎりわずかな細動除去しきいを達成するために心臓
内の最適な電流分布の設定を可能にする。 【構成】 電気的パルス発生装置１がｎ−１の直列に接
続されている出力端を有し、それらの全体でｎの出力端
子１５、１６、１７に電極２２、２３、２４が接続され
ており、また装置１がその出力端の各々にそれぞれ同時
に電気的パルスを送り出す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的パルスを発生す
るための装置に接続されている複数ｎ（ｎ≧３）の電極
を有する細動除去器またはカージオバータに関する。
るための装置に接続されている複数ｎ（ｎ≧３）の電極
を有する細動除去器またはカージオバータに関する。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第 39194
98号明細書から公知のこのような細動除去器またはカー
ジオバータでは、多くの電極が心臓内部に配置されてお
り、またその他の電極は心臓外部に置かれている。外部
電極は直接にもしくは高い電圧に対してそれぞれ短絡を
形成する放電経路を介して電気的に互いに接続されてお
り、またパルス発生器の出力端の２つの出力端子の第１
のものに接続されている。心臓内部に配置された電極は
第２の出力端子と接続されている。それによって、パル
ス発生器による電気的パルスの送り出しの際に心臓筋肉
中の電流密度が電極の配置に相応して分布されており、
またその際に好ましくは確実な細動除去を達成するため
に心臓筋肉塊の主要部分を形成する心臓筋肉の最も厚い
領域を貫くことが達成される。
98号明細書から公知のこのような細動除去器またはカー
ジオバータでは、多くの電極が心臓内部に配置されてお
り、またその他の電極は心臓外部に置かれている。外部
電極は直接にもしくは高い電圧に対してそれぞれ短絡を
形成する放電経路を介して電気的に互いに接続されてお
り、またパルス発生器の出力端の２つの出力端子の第１
のものに接続されている。心臓内部に配置された電極は
第２の出力端子と接続されている。それによって、パル
ス発生器による電気的パルスの送り出しの際に心臓筋肉
中の電流密度が電極の配置に相応して分布されており、
またその際に好ましくは確実な細動除去を達成するため
に心臓筋肉塊の主要部分を形成する心臓筋肉の最も厚い
領域を貫くことが達成される。
【０００３】米国特許第 4584203号明細書から、対をな
してパルス発生器の相い異なる出力端に接続されてお
り、また心臓の相い異なる位置、好ましくは向かい合う
位置に置かれている多くの電極を有する別の細動除去器
が知られている。心臓の細動除去のために個々の電極対
が次々とパルス発生器の出力端を介してそれぞれ電気的
パルスを与えられる。空間的にも時間的にも隔てられた
パルス送り出しにより、細動除去のレリーズのために必
要なエネルギーの減少が達成される。
してパルス発生器の相い異なる出力端に接続されてお
り、また心臓の相い異なる位置、好ましくは向かい合う
位置に置かれている多くの電極を有する別の細動除去器
が知られている。心臓の細動除去のために個々の電極対
が次々とパルス発生器の出力端を介してそれぞれ電気的
パルスを与えられる。空間的にも時間的にも隔てられた
パルス送り出しにより、細動除去のレリーズのために必
要なエネルギーの減少が達成される。
【０００４】ドイツ連邦共和国特許出願公開第 3919498
号明細書から公知の細動除去器では、心臓内の電流分布
は個々の電極の配置および大きさによってしか設定され
得ない。しかし、電極の配置および特に電極の相互間隔
および電極と心臓との間隔は解剖学的な所与の条件によ
り制限されている。さらに、心臓内部に配置された電極
が必要であり、その近傍に非常に強い電流密度が生じ、
それにより内部電極の不都合な配置または移動の際に心
臓組織の損傷を排除することができない。
号明細書から公知の細動除去器では、心臓内の電流分布
は個々の電極の配置および大きさによってしか設定され
得ない。しかし、電極の配置および特に電極の相互間隔
および電極と心臓との間隔は解剖学的な所与の条件によ
り制限されている。さらに、心臓内部に配置された電極
が必要であり、その近傍に非常に強い電流密度が生じ、
それにより内部電極の不都合な配置または移動の際に心
臓組織の損傷を排除することができない。
【０００５】米国特許第 4584203号明細書から公知の細
動除去器では、それぞれ２つの電極しか同時にパルス送
り出しを分担しないので、心臓の相い異なる領域への電
流密度の分布はほとんど可能でない。
動除去器では、それぞれ２つの電極しか同時にパルス送
り出しを分担しないので、心臓の相い異なる領域への電
流密度の分布はほとんど可能でない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、でき
るかぎりわずかな細動除去しきいを達成するために心臓
内の最適な電流分布が設定され得る細動除去器またはカ
ージオバータを提供することである。
るかぎりわずかな細動除去しきいを達成するために心臓
内の最適な電流分布が設定され得る細動除去器またはカ
ージオバータを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、電気的パルス発生装置がｎ−１の直列に接続され
ている出力端を有し、それらの全体でｎの出力端子に電
極が接続されており、また装置がその出力端の各々にそ
れぞれ同時に電気的パルスを送り出すことにより解決さ
れる。
れば、電気的パルス発生装置がｎ−１の直列に接続され
ている出力端を有し、それらの全体でｎの出力端子に電
極が接続されており、また装置がその出力端の各々にそ
れぞれ同時に電気的パルスを送り出すことにより解決さ
れる。
【０００８】
【作用効果】本発明によれば、心臓内の電流分布が電極
の配置に関係しているだけでなく、追加的に電気的パル
ス発生装置の出力端における電圧を介して設定され得
る。従って、個々の電極に対するパルス電流が設定可能
であるので、電極の配置に基づいて電気的パルスの送り
出しの際に組織損傷に到る危険も存在しない。
の配置に関係しているだけでなく、追加的に電気的パル
ス発生装置の出力端における電圧を介して設定され得
る。従って、個々の電極に対するパルス電流が設定可能
であるので、電極の配置に基づいて電気的パルスの送り
出しの際に組織損傷に到る危険も存在しない。
【０００９】本発明による細動除去器の有利な実施態様
では、電気的パルス発生装置がｎ−１の直列に接続され
ているコンデンサを有し、これらのコンデンサが充電の
ためにスイッチ装置を介して電圧源に接続可能であり、
また個々のコンデンサの端子が制御可能なスイッチを介
して装置の出力端子と接続されている。スイッチ装置が
閉じられている間は、コンデンサから成る直列回路が電
圧源により予め定められた充電電圧に充電され、その際
に個々のコンデンサ、従ってまた電気的パルス発生装置
の出力端における部分電圧の比は個々のコンデンサのキ
ャパシタンス値に関係して、またそれによって設定可能
である。
では、電気的パルス発生装置がｎ−１の直列に接続され
ているコンデンサを有し、これらのコンデンサが充電の
ためにスイッチ装置を介して電圧源に接続可能であり、
また個々のコンデンサの端子が制御可能なスイッチを介
して装置の出力端子と接続されている。スイッチ装置が
閉じられている間は、コンデンサから成る直列回路が電
圧源により予め定められた充電電圧に充電され、その際
に個々のコンデンサ、従ってまた電気的パルス発生装置
の出力端における部分電圧の比は個々のコンデンサのキ
ャパシタンス値に関係して、またそれによって設定可能
である。
【００１０】短絡の場合に電流制限を達成するため、コ
ンデンサの端子と装置の出力端子との間の導線の途中に
インダクタンスが挿入されると有利である。別の利点
は、インダクタンスと個々の電極の間の心臓組織の電気
抵抗とを経てのコンデンサの放電の際に二相の電流パル
スが強く減衰する振動の形態で発生されることにある。
このような電流パルスは細動除去のために必要とされる
エネルギーに関して有効であることが判明している。
ンデンサの端子と装置の出力端子との間の導線の途中に
インダクタンスが挿入されると有利である。別の利点
は、インダクタンスと個々の電極の間の心臓組織の電気
抵抗とを経てのコンデンサの放電の際に二相の電流パル
スが強く減衰する振動の形態で発生されることにある。
このような電流パルスは細動除去のために必要とされる
エネルギーに関して有効であることが判明している。
【００１１】本発明による細動除去器またはカージオバ
ータのコンデンサの直列回路に対して代替的な実施態様
は、電気的パルス発生装置が２つの出力極を有するパル
ス発生器を有し、それらとｎの出力端子との間に受動的
電気的構成要素から成る電流分割回路が位置している。
電流分割回路がパルス発生器から到来する細動除去パル
スを個々の電極に対する相い異なる部分パルスに分割
し、その際に個々の部分パルスの形態および振幅は受動
的電気的構成要素（インダクタンス、抵抗、コンデン
サ）の選択および配置により決定されている。
ータのコンデンサの直列回路に対して代替的な実施態様
は、電気的パルス発生装置が２つの出力極を有するパル
ス発生器を有し、それらとｎの出力端子との間に受動的
電気的構成要素から成る電流分割回路が位置している。
電流分割回路がパルス発生器から到来する細動除去パル
スを個々の電極に対する相い異なる部分パルスに分割
し、その際に個々の部分パルスの形態および振幅は受動
的電気的構成要素（インダクタンス、抵抗、コンデン
サ）の選択および配置により決定されている。
【００１２】本発明による細動除去器またはカージオバ
ータの特に有利な実施態様では、電気的パルス発生装置
が植え込み可能なカプセルケースのなかに配置されてお
り、またカプセルケースが、少なくとも部分的に導電性
であり電極の１つとして構成された表面を有する。カプ
セルケースは心臓の付近に植え込まれ、またそこで追加
的に電極の機能を引き受ける。
ータの特に有利な実施態様では、電気的パルス発生装置
が植え込み可能なカプセルケースのなかに配置されてお
り、またカプセルケースが、少なくとも部分的に導電性
であり電極の１つとして構成された表面を有する。カプ
セルケースは心臓の付近に植え込まれ、またそこで追加
的に電極の機能を引き受ける。
【００１３】本発明による細動除去器またはカージオバ
ータの電流分割回路を含む上記の構成と関連した有利な
実施態様では、パルス発生器と電流分割回路とが分離し
た植え込み可能なケースのなかに収納されており、また
導線を介して互いに接続されている。それにより特に、
既に存在している従来の細動除去器を本発明による細動
除去器の意味で種々の電極への相い異なる電流パルスの
送り出しのために拡張することが可能である。電流分割
回路を含むケースはパルス発生器を有するケースに比較
してより小さい寸法を有し得るので、比較的費用のかか
らない操作で既に存在しているパルス発生器に追加して
患者の身体内に植え込むことができる。
ータの電流分割回路を含む上記の構成と関連した有利な
実施態様では、パルス発生器と電流分割回路とが分離し
た植え込み可能なケースのなかに収納されており、また
導線を介して互いに接続されている。それにより特に、
既に存在している従来の細動除去器を本発明による細動
除去器の意味で種々の電極への相い異なる電流パルスの
送り出しのために拡張することが可能である。電流分割
回路を含むケースはパルス発生器を有するケースに比較
してより小さい寸法を有し得るので、比較的費用のかか
らない操作で既に存在しているパルス発生器に追加して
患者の身体内に植え込むことができる。
【００１４】電流分割回路を含むケースおよび／または
パルス発生器を含むケースが、少なくとも部分的に導電
性であり電極の１つとして構成された表面を有すること
によって、両ケースは追加的に電極の機能を引き受ける
ことができ、それによって植え込みの際の費用が減ぜら
れる。
パルス発生器を含むケースが、少なくとも部分的に導電
性であり電極の１つとして構成された表面を有すること
によって、両ケースは追加的に電極の機能を引き受ける
ことができ、それによって植え込みの際の費用が減ぜら
れる。
【００１５】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。
【００１６】図１で符号１を付されているのは、電気的
パルスを発生するための装置である。装置１は、制御装
置３により制御可能なスイッチ装置４を介して２つの直
列に位置するコンデンサ５および６に接続可能である電
圧源２を備えている。コンデンサ５および６の直列回路
は、それぞれ制御可能なスイッチ１０、１１および１２
を介して、また符号７および８を付されている接続位置
の場合にはそれぞれインダクタンス１３および１４を介
して装置１の出力端子１５、１６および１７と接続され
ている３つの相い異なる接続位置７、８および９を有す
る。制御可能なスイッチ１０、１１および１２はそれぞ
れ同時に制御装置３により駆動可能である。直列に位置
するコンデンサ５および６の数に相応して出力端子１
５、１６および１７は電気的パルス発生装置１の２つの
直列に位置する出力端を形成しており、これらの出力端
は電極導線１８、１９および２０を介してここでは断面
を示されている心臓２１に配置された電極２２、２３お
よび２４に接続されている。図示されている実施例では
電極の数は容易にｎ（ｎ≧３）に拡張され得る。その
際、ｎ−１の直列に位置するコンデンサがｎの電極に対
するｎの出力端子を有するｎ−１の出力端に接続可能で
ある。
パルスを発生するための装置である。装置１は、制御装
置３により制御可能なスイッチ装置４を介して２つの直
列に位置するコンデンサ５および６に接続可能である電
圧源２を備えている。コンデンサ５および６の直列回路
は、それぞれ制御可能なスイッチ１０、１１および１２
を介して、また符号７および８を付されている接続位置
の場合にはそれぞれインダクタンス１３および１４を介
して装置１の出力端子１５、１６および１７と接続され
ている３つの相い異なる接続位置７、８および９を有す
る。制御可能なスイッチ１０、１１および１２はそれぞ
れ同時に制御装置３により駆動可能である。直列に位置
するコンデンサ５および６の数に相応して出力端子１
５、１６および１７は電気的パルス発生装置１の２つの
直列に位置する出力端を形成しており、これらの出力端
は電極導線１８、１９および２０を介してここでは断面
を示されている心臓２１に配置された電極２２、２３お
よび２４に接続されている。図示されている実施例では
電極の数は容易にｎ（ｎ≧３）に拡張され得る。その
際、ｎ−１の直列に位置するコンデンサがｎの電極に対
するｎの出力端子を有するｎ−１の出力端に接続可能で
ある。
【００１７】スイッチ装置４が閉じられている間、コン
デンサ５および６から成る直列回路は電圧源２により予
め定められた充電電圧に充電され、その際に個々のコン
デンサ５および６の両端の部分電圧の比はそのキャパシ
タンスに関係している。心臓２１の細動除去のためにス
イッチ１０、１１および１２は同時に閉じられ、従って
コンデンサ５および６はインダクタンス１３および１４
と電極２２、２３および２４の間に位置する心臓組織と
を経て放電する。心臓２１にこうして電極２２、２３お
よび２４を介してそれぞれ同時に電流パルスが供給さ
れ、それらのそのつどのパルス高さまたはエネルギー量
はコンデンサ５および６の両端の部分電圧、インダクタ
ンス１３および１４ならびに電極２２と２３、２３と２
４ならびに２２と２４との間の心臓組織の部分インピ−
ダンスに関係している。インダクタンス１３および１４
により電流パルスは有効な細動除去の達成のために特に
望ましいことが判明している二相の強く減衰する振動の
形態を得る。インダクタンス１３および１４はさらに装
置１の短絡の場合に電流制限の役割をする。
デンサ５および６から成る直列回路は電圧源２により予
め定められた充電電圧に充電され、その際に個々のコン
デンサ５および６の両端の部分電圧の比はそのキャパシ
タンスに関係している。心臓２１の細動除去のためにス
イッチ１０、１１および１２は同時に閉じられ、従って
コンデンサ５および６はインダクタンス１３および１４
と電極２２、２３および２４の間に位置する心臓組織と
を経て放電する。心臓２１にこうして電極２２、２３お
よび２４を介してそれぞれ同時に電流パルスが供給さ
れ、それらのそのつどのパルス高さまたはエネルギー量
はコンデンサ５および６の両端の部分電圧、インダクタ
ンス１３および１４ならびに電極２２と２３、２３と２
４ならびに２２と２４との間の心臓組織の部分インピ−
ダンスに関係している。インダクタンス１３および１４
により電流パルスは有効な細動除去の達成のために特に
望ましいことが判明している二相の強く減衰する振動の
形態を得る。インダクタンス１３および１４はさらに装
置１の短絡の場合に電流制限の役割をする。
【００１８】図１に示されているように、心臓筋肉塊は
心臓２１の断面にわたって不均等に分布しいる。右心房
２５と隣接心臓外壁との間の心臓筋肉の厚みに対して正
規化された値を１とすると、近似的に右心室２５と左心
室２６との間の心臓筋肉塊に対する値は２となり、左心
室２６と電極２２の範囲内の心臓外壁との間の心臓筋肉
塊に対する値は３となり、また左心室２６と電極２３の
範囲内の心臓外壁との間の心臓筋肉塊に対する値は２と
なる。コンデンサ５および６のキャパシタンス比を、コ
ンデンサ５における部分電圧が接続位置７と９との間の
全電圧の２／３のオーダーにコンデンサ６における部分
電圧が１／３のオーダーになるように選定されると、心
臓筋肉のすべての範囲を均等に捕捉する電流分布が達成
され、また細動除去のために必要なエネルギーがただ２
つの電極による細動除去の際に必要なエネルギー量の約
６０ないし８０％に減ぜられる。
心臓２１の断面にわたって不均等に分布しいる。右心房
２５と隣接心臓外壁との間の心臓筋肉の厚みに対して正
規化された値を１とすると、近似的に右心室２５と左心
室２６との間の心臓筋肉塊に対する値は２となり、左心
室２６と電極２２の範囲内の心臓外壁との間の心臓筋肉
塊に対する値は３となり、また左心室２６と電極２３の
範囲内の心臓外壁との間の心臓筋肉塊に対する値は２と
なる。コンデンサ５および６のキャパシタンス比を、コ
ンデンサ５における部分電圧が接続位置７と９との間の
全電圧の２／３のオーダーにコンデンサ６における部分
電圧が１／３のオーダーになるように選定されると、心
臓筋肉のすべての範囲を均等に捕捉する電流分布が達成
され、また細動除去のために必要なエネルギーがただ２
つの電極による細動除去の際に必要なエネルギー量の約
６０ないし８０％に減ぜられる。
【００１９】図１に示されている実施例は植え込み可能
な細動除去器または植え込み不可能な細動除去器であっ
てよい。それに応じて電極２２、２３および２４は直接
に心臓２１に、または心臓２１に正しく合わせて患者の
身体の皮下または外に配置され得る。
な細動除去器または植え込み不可能な細動除去器であっ
てよい。それに応じて電極２２、２３および２４は直接
に心臓２１に、または心臓２１に正しく合わせて患者の
身体の皮下または外に配置され得る。
【００２０】図２には、好ましくはチタンから成る植え
込み可能なカプセルケース２７のなかのパルス発生装置
１の配置の実施例が示されている。図示を簡単にするた
め、カプセルケース２７の内部に制御可能なスイッチ１
０、１１および１２を有する両コンデンサ５および６の
みが示されている。接続位置７および８と接続されてい
る出力端子１５および１７は絶縁貫通部として金属ケー
ス２７により構成されており、また、図３に示されてい
るように、電極導線１８および２０を介して、直接に心
臓２１に配置されている電極２２および２４と接続され
ている。コンデンサ５と６との間の接続位置８はスイッ
チ１１を介して直接に、電極２３の機能を引き受ける金
属ケース２７と接続されている。
込み可能なカプセルケース２７のなかのパルス発生装置
１の配置の実施例が示されている。図示を簡単にするた
め、カプセルケース２７の内部に制御可能なスイッチ１
０、１１および１２を有する両コンデンサ５および６の
みが示されている。接続位置７および８と接続されてい
る出力端子１５および１７は絶縁貫通部として金属ケー
ス２７により構成されており、また、図３に示されてい
るように、電極導線１８および２０を介して、直接に心
臓２１に配置されている電極２２および２４と接続され
ている。コンデンサ５と６との間の接続位置８はスイッ
チ１１を介して直接に、電極２３の機能を引き受ける金
属ケース２７と接続されている。
【００２１】図４には、本発明による細動除去器の別の
実施例として、電気的パルス発生装置１が２つの出力極
２９および３０を有するパルス発生器２８を有する細動
除去器が示されている。パルス発生器２８は従来の細動
除去器のように構成されており、また制御装置３により
制御されるスイッチ装置３２により電圧源２による充電
のため、もしくは細動除去パルスの送り出しのために接
続可能であるコンデンサ３１を備えている。両出力極２
９および３０は受動的電気的構成要素、ここではインダ
クタンス３３および抵抗３４から成る電流分割回路を介
してパルス発生装置１の３つの出力端子と接続されてい
る。出力端子３５、３６および３７は図１に相応してこ
こには示されていない電極導線を介して電極と接続され
ている。
実施例として、電気的パルス発生装置１が２つの出力極
２９および３０を有するパルス発生器２８を有する細動
除去器が示されている。パルス発生器２８は従来の細動
除去器のように構成されており、また制御装置３により
制御されるスイッチ装置３２により電圧源２による充電
のため、もしくは細動除去パルスの送り出しのために接
続可能であるコンデンサ３１を備えている。両出力極２
９および３０は受動的電気的構成要素、ここではインダ
クタンス３３および抵抗３４から成る電流分割回路を介
してパルス発生装置１の３つの出力端子と接続されてい
る。出力端子３５、３６および３７は図１に相応してこ
こには示されていない電極導線を介して電極と接続され
ている。
【００２２】最後に図５には、パルス発生器２８および
電流分割回路３８が、電気導線４１および４２を介して
互いに接続されている２つの分離した植え込み可能なケ
ース３９および４０のなかに収納されていてよいことが
示されている。それにより特に、既に存在している通常
の、パルス発生器２８に相応する細動除去器を多くの電
極への相い異なる電流パルスの送り出しのために拡張す
ることが可能となる。分離したケース４０はケース３９
に比較してより小さい寸法を有するので、比較的費用の
かからない操作で既に存在しているパルス発生器２８に
追加して患者の身体のなかに植え込むことができる。
電流分割回路３８が、電気導線４１および４２を介して
互いに接続されている２つの分離した植え込み可能なケ
ース３９および４０のなかに収納されていてよいことが
示されている。それにより特に、既に存在している通常
の、パルス発生器２８に相応する細動除去器を多くの電
極への相い異なる電流パルスの送り出しのために拡張す
ることが可能となる。分離したケース４０はケース３９
に比較してより小さい寸法を有するので、比較的費用の
かからない操作で既に存在しているパルス発生器２８に
追加して患者の身体のなかに植え込むことができる。
【００２３】図２に示されている実施例に相応して、電
流分割回路３８を含むケース４０も電極として構成され
得る。さらに図４および図５に示されている受動的構成
要素の選定および配置に関しては単に多数の可能な実施
形態の一例として理解されるべきである。
流分割回路３８を含むケース４０も電極として構成され
得る。さらに図４および図５に示されている受動的構成
要素の選定および配置に関しては単に多数の可能な実施
形態の一例として理解されるべきである。
【００２４】図６、図７および図８には、心臓２１に関
する電極の配置の３つの別の実施例が示されている。そ
の際、図６に相応して第１の電極４３は上大静脈４４の
なかに、第２の電極４５は下大静脈４６のなかに、また
第３の平形電極４７は心臓２１の左心室２６と向かい合
って好ましくは皮下に配置されている。この実施例では
電極は心臓内部に配置されておらず、このことは特にた
とえば心筋硬塞症の後の心臓２１が過敏になる際に有利
である。
する電極の配置の３つの別の実施例が示されている。そ
の際、図６に相応して第１の電極４３は上大静脈４４の
なかに、第２の電極４５は下大静脈４６のなかに、また
第３の平形電極４７は心臓２１の左心室２６と向かい合
って好ましくは皮下に配置されている。この実施例では
電極は心臓内部に配置されておらず、このことは特にた
とえば心筋硬塞症の後の心臓２１が過敏になる際に有利
である。
【００２５】図７に示されている電極配置では、図６に
よる配置と相違して、図６における上大静脈４４のなか
の電極の代わりに電極４８が心臓２１の右心室２５のな
かに設けられている。
よる配置と相違して、図６における上大静脈４４のなか
の電極の代わりに電極４８が心臓２１の右心室２５のな
かに設けられている。
【００２６】最後に図８には、上大静脈４４のなかの電
極４３、右心室２５のなかの第２の電極４８および平形
電極４７を有する実施例が示されている。
極４３、右心室２５のなかの第２の電極４８および平形
電極４７を有する実施例が示されている。
【図１】本発明による細動除去器の第１の実施例の回路
構成図。
構成図。
【図２】植え込み可能で電極の機能を引き受けるケース
のなかの図１に示されている細動除去器の回路構成図。
のなかの図１に示されている細動除去器の回路構成図。
【図３】人体内の２つの別の電極と一緒に図２に示され
ている細動除去器の配置を示す図。
ている細動除去器の配置を示す図。
【図４】パルス発生器および電流分割回路を有する本発
明による細動除去器の別の実施例の回路構成図。
明による細動除去器の別の実施例の回路構成図。
【図５】分離した植え込み可能なケースのなかのパルス
発生器および電流分割回路の配置図。
発生器および電流分割回路の配置図。
【図６】電極位置の他の例を示す図。
【図７】電極位置の他の例を示す図。
【図８】電極位置の他の例を示す図。
１ 電気的パルス発生装置 ２ 電圧源 ３ 制御装置 ４ スイッチ装置 ５、６ コンデンサ ７、８、９ コンデンサ５および６の端子 １０、１１、１２ 制御可能なスイッチ １３、１４ インダクタンス １５、１６、１７ 装置１の出力端子 １８、１９、２０ 電極導線 ２１ 心臓 ２２、２３、２４ 電極 ２５ 右心室 ２６ 左心室 ２７ カプセルケース ２８ パルス発生器 ２９、３０ パルス発生器２８の出力極 ３１ コンデンサ ３２ 制御可能なスイッチ装置 ３３ インダクタンス ３４ 抵抗 ３５、３６、３７ 装置１の出力端子 ３８ 電流分割回路 ３９ 植え込み可能なケース ４０ 分離ケース ４１、４２ 電気導線 ４３ 電極 ４４ 上大静脈 ４５ 電極 ４６ 下大静脈 ４７ 平形電極 ４８ 電極
Claims (8)
- 【請求項１】 電気的パルスを発生するための装置
（１）に接続されている複数ｎ（ｎ≧３）の電極（２
２、２３、２４）を有する細動除去器／カージオバータ
において、電気的パルス発生装置（１）がｎ−１の直列
に接続されている出力端を有し、それらの全体でｎの出
力端子（１５、１６、１７）に電極（２２、２３、２
４）が接続されており、また装置（１）がその出力端の
各々にそれぞれ同時に電気的パルスを送り出すことを特
徴とする細動除去器。 - 【請求項２】 電気的パルス発生装置（１）がｎ−１の
直列に接続されているコンデンサ（５、６）を有し、こ
れらのコンデンサが充電のためにスイッチ装置（４）を
介して電圧源（２）に接続されており、また個々のコン
デンサ（５、６）の端子（７、８、９）が制御可能なス
イッチ（１０、１１、１２）を介して装置（１）の出力
端子（１５、１６、１７）と接続されていることを特徴
とする請求項１記載の細動除去器。 - 【請求項３】 コンデンサ（５、６）の端子（７、８、
９）と装置（１）の出力端子（１５、１６、１７）との
間の導線経路にインダクタンス（１４）が挿入されてい
ることを特徴とする請求項２記載の細動除去器。 - 【請求項４】 電気的パルス発生装置（１）が２つの出
力極（２９、３０）を有するパルス発生器（２８）を有
し、それらとｎの出力端子（３５、３６、３７）との間
に受動的電気的構成要素（３３、３４）から成る電流分
割回路が位置していることを特徴とする請求項１記載の
細動除去器。 - 【請求項５】 電気的パルス発生装置（１）が植え込み
可能なカプセルケース（２７）のなかに配置されてお
り、またカプセルケース（２７）が、少なくとも部分的
に導電性であり電極（２３）の１つとして構成された表
面を有することを特徴とする請求項１ないし４の１つに
記載の細動除去器。 - 【請求項６】 パルス発生器（２８）と電流分割回路
（３８）とが分離した植え込み可能なケース（３９、４
９）のなかに収納されており、また導線（４１、４２）
を介して互いに接続されていることを特徴とする請求項
４記載の細動除去器。 - 【請求項７】 電流分割回路を含むケースが、少なくと
も部分的に導電性であり電極の１つとして構成された表
面を有することを特徴とする請求項６記載の細動除去
器。 - 【請求項８】 パルス発生器を含むケースが、少なくと
も部分的に導電性であり電極の１つとして構成された表
面を有することを特徴とする請求項６または７記載の細
動除去器。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4110402.1 | 1991-03-28 | ||
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05115566A true JPH05115566A (ja) | 1993-05-14 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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| EP (1) | EP0505857B2 (ja) |
| JP (1) | JPH05115566A (ja) |
| DE (2) | DE4110402A1 (ja) |
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-
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- 1992-03-13 DE DE59204535T patent/DE59204535D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-24 US US07/856,688 patent/US5342400A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-03-27 JP JP4102131A patent/JPH05115566A/ja active Pending
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| EP0505857B2 (de) | 1999-03-24 |
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