JPH05114029A - ライン描画装置 - Google Patents

ライン描画装置

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JPH05114029A
JPH05114029A JP4046168A JP4616892A JPH05114029A JP H05114029 A JPH05114029 A JP H05114029A JP 4046168 A JP4046168 A JP 4046168A JP 4616892 A JP4616892 A JP 4616892A JP H05114029 A JPH05114029 A JP H05114029A
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JP
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register
line
data
pattern
axis
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Application number
JP4046168A
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English (en)
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Kazumasa Ito
和正 伊藤
Hiroshi Kato
宏 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Priority to DE4227816A priority patent/DE4227816A1/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラインの傾きによってラインのパターンに変
化が生ずることを防止し、ラインの傾きに依存しないよ
うに、設定されているパターンを描画する。 【構成】 ラインの傾きのデータDPIがPIレジスタ1
3に設定される。PIレジスタ13、加算器14、PR
レジスタ15のループに於けるステップ毎の逐次加算に
よりデータDPI(i) が形成されPRレジスタ15に保持
される。データDPI(i) の整数部分でなるセレクト信号
SSLで、LPレジスタ12内のパターン情報が選択さ
れ、描画処理を制御する描画処理制御信号DCOとして出
力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ライン描画装置、特
にコンピュータグラフイックスに於いて、パターンを有
するラインの描画に好適なライン描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パターンを有するラインを描画する装置
〔以下、ライン描画装置と称する〕の従来例が図7に示
されている。
【0003】図7に示されるライン描画装置51は、ラ
インを破線で表示したいような場合に用いられる。この
ライン描画装置51は、図8に示されるようなラインの
パターン情報を描画処理の制御信号として、例えば、1
ビット毎に出力するものである。図8に於いて、“0”
は、ラインに於いて対応する部分のピクセルを描画しな
いことを表し、“1”は、ラインに於いて対応する部分
のピクセルを描画することを表わす。
【0004】図7の構成に於いて、ライン描画装置51
は、ラインパターンレジスタ〔以下、LPレジスタと称
する〕52と、カウンタ53と、セレクタ54とから主
に構成されている。
【0005】LPレジスタ52は、32ビットの容量を
有しており、図8に示されるような、ラインのパターン
情報を各ビットに割りつけて保持するためのものであ
る。このLPレジスタ52の出力は、32ビットパラレ
ルでセレクタ54に供給される。
【0006】カウンタ53は、所定のクロック信号を計
数してカウント値を形成するものである。このカウンタ
53からのカウント値は、5ビットのセレクト信号SSL
としてセレクタ54に供給される。
【0007】セレクタ54は、上述のLPレジスタ52
から供給される32ビットのパターン情報の内、セレク
ト信号SSLで指定されるビット位置の1ビットデータが
選択される。該1ビットデータは、描画処理制御信号D
COとして端子55から取出される。この描画処理制御信
号DCOに基づいて、次段の回路ではピクセルを描画する
か否かが決定される。
【0008】上述のライン描画装置51を用いて線分を
描画する例について、図9を参照して説明する。
【0009】ラインのパターン情報が、例えば、図9中
のX軸下部に示されるようなものであるとした場合、該
パターン情報に於けるビットが“0”の場合は、ライン
中の対応する部分のピクセルが描画されず、パターン情
報に於けるビットが“1”の場合は、ライン中の対応す
る部分のピクセルが描画される。
【0010】図9に於いて、ラインL01〜L03につ
いてはX軸がメジャー軸とされるため、X軸方向に1ス
テップ進むごとにカウンタ53がカウントアップされ
る。また、ラインL04、L05についてはY軸がメジ
ャー軸とされるため、Y軸方向に1ステップ進むごとに
カウンタ53がカウンタアップされる。
【0011】図9に示されるように、パターン情報中の
ビットが“0”の場合は、ラインLO1〜LO5中の対
応する部分のピクセルが描画されない状態で表示され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなライン描
画装置51では、パターン情報を選択するためのセレク
ト信号SSLが、カウンタ53によって形成されていたた
め、パターン情報中で選択されるビット位置は、1ステ
ップ毎に必ず1ビット変化し、ラインの傾きによって、
描画されるラインLO1〜LO5の表示パターン〔以
下、単にパターンと称する〕が変化してしまうという問
題点があった。
【0013】例えば、図8に示される同一のパターン情
報に基づいてラインを描画するとした場合、図9に示さ
れるように、ラインLO1〜LO5の始点が同一である
と、描画されない領域AR40、AR41の始点〔図9の例
では原点〕からの位置がラインLO1〜LO5の傾きに
応じて異なるものであった。
【0014】従って、ラインの描画されない領域AR4
0、AR41が全体的には「カギ型」に発生してしまい、
見栄えの良くないものであった。
【0015】このような問題点を改善するため、ソフト
ウェアによる処理がなされているが、ソフトウェアによ
る処理では演算量が増大するため、処理速度が低下して
しまうという問題点があった。
【0016】従って、この発明の目的は、描画されるラ
インのパターンが、ラインの傾きに影響されないライン
描画装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるライン
描画装置は、線分のパターン情報を記憶する第1のレジ
スタと、1ステップずつ変化する一方の軸に於ける移動
量と、該一方の軸に直交する他方の軸に於ける移動量と
の比で定まる固定小数点表示されたデータを保持する第
2のレジスタと、現在のステップに於ける固定小数点表
示されたデータを保持する第3のレジスタと、固定小数
点表示されたデータを加算する共に、加算出力を上記第
3のレジスタに供給する加算器と、加算器の出力に基づ
いて更新される第3のレジスタの内容に従って、第1の
レジスタの出力を選択するセレクタとからなる構成とし
ている。
【0018】
【作用】一方の軸と他方の軸に於ける移動量の比で定ま
るデータ、即ち、ラインの傾きに応じた係数が、第2の
レジスタに保持されている。このデータDPIをステップ
〔画素間の距離〕毎に逐次加算して新たなデータを形成
する。
【0019】該新たなデータをステップ毎に第3のレジ
スタに取込み、該第3のレジスタの内容をステップ毎に
更新すると共に、保持されているデータの整数部分をセ
レクタに供給する。
【0020】セレクタでは、第3のレジスタから供給さ
れるデータの整数部分に基づいて、第1のレジスタから
の線分のパターン情報を選択して出力する。この選択さ
れたパターン情報に基づいて、ピクセルが描画され、或
いはピクセルの描画が禁止される。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1乃至
図6を参照して説明する。尚、この一実施例の説明で
は、ライン描画装置を3次元プリミテイブ生成装置、即
ち、ライン・プロセッサに適用した例を示している。
尚、この明細書中、プリミテイブとは、三角形、四角形
等の多角形若しくはこれらの多角形で形成された図形を
直接イメージするための多角形描画原素を意味するもの
である。
【0022】この3次元プリミテイブ生成装置、即ち、
ライン・プロセッサは、2次元及び3次元のプリミテイ
ブを高速に描画するものである。描画のパラメータを受
け取ると、例えば、最高で25Mピクセル/秒の速さで
1ピクセル毎に描画データを出力するものである。
【0023】描画するプリミテイブ〔以下、描画プリミ
テイブと称する〕としては、例えば、以下のものがあ
る。 ライン〔直線〕・・・・・・・・2次元、3次元 トライアングル〔三角形〕・・・2次元、3次元 レクタングル〔長方形〕・・・・2次元、3次元 ポリゴン〔多角形〕・・・・・・2次元、3次元 ビットマップ・・・・・・・・・2次元 ピクセルマップ・・・・・・・・2次元 スキャンライン・ピクセル・・・3次元
【0024】上述の描画プリミテイブに対して、例え
ば、5タイプのカラー出力が必要に応じて用意されてい
る。 リアル・カラー(24ビット) インデックス・カラー(10ビット) デイザ・カラー(3ビット、4ビット) XPカラー(1ビット)
【0025】更に、必要に応じて以下の属性を付加す
る。 ライン・パターン(32ビット) ハッチ・パターン(16×16ビット) 半透明パターン(4×4ビット) ライン幅(3、5)
【0026】図1に示されるように、この3次元プリミ
テイブ生成装置は、SPインターフエースブロック1、
ラインブロック2、スキャンブロック3、ライン幅ブロ
ック4、パターンブロック5、XPインターフエースブ
ロック6、コントロールブロック7等から主に構成され
ている。
【0027】SPインターフエースブロック1は、プリ
ミテイブを生成するためのパラメータを受け入れるため
のブロックである。SPインターフエースブロック1
は、入力されたアドレスをデコードし、各レジスタ等に
対して各種ロード信号を出力する。
【0028】各種ロード信号は、内部状態に応じて出力
が禁止される。この時は禁止が解除されるまで、前段の
回路ブロックに対してウエイト信号WAITを出力して、デ
ータDTの入力を一時、中断する。
【0029】禁止が解除されると、ロード信号を出力し
て前段の回路ブロックに対するウエイト信号WAITの出力
を停止する。
【0030】ラインブロック2は、各種のアルゴリズ
ム、例えば、ブレゼンハムのアルゴリズムを用いて、ラ
イン及び多角形の外形線を生成するブロックである。
【0031】スキャンブロック3は、多角形の内部をX
軸方向にスキャンするブロックである。即ち、受け取っ
たデータをX軸方向に補間していくブロックである。補
間回路は、X、Z、R、G、Bの各データごとに設けら
れている。
【0032】ライン幅ブロック4は、太線を生成するブ
ロックである。即ち、ラインブロック2より与えられた
X、Y座標を中心にし、該中心を囲む所定数のピクセル
を描画する。
【0033】パターンブロック5は、ラインパターン、
ハッチパターン、半透明パターン、デイザパターン等の
属性を生成されたプリミテイブに付加するブロックであ
る。即ち、パターンブロック5は、ラインパターン、ハ
ッチパターン、半透明パターン、デイザパターンを有す
るもので、1ピクセル毎にこれらのパターンを参照して
各データに反映させる。この発明にかかる構成はパター
ンブロック5内に設けられているので、その詳細は後述
する。
【0034】XPインターフエースブロック6は、生成
されたプリミテイブをピクセル単位で、次段の回路に出
力するブロックである。
【0035】コントロールブロック7は、3次元プリミ
テイブ生成装置全体を制御するブロックである。
【0036】前述のパターンブロック5には、パターン
の設定されているラインを描画する部分〔以下、ライン
描画部と称する〕が設けられている。このライン描画部
の構成について、図2を参照して説明する。
【0037】図2の構成に於いて、ライン描画部11
は、LPレジスタ12と、パターンインクリメントレジ
スタ〔以下、PIレジスタと称する〕13と、加算器1
4と、パターンレフアレンスレジスタ〔以下、PRレジ
スタと称する〕15と、セレクタ16とから主に構成さ
れている。尚、17はセレクタ16の出力を取り出すた
めの端子である。
【0038】LPレジスタ12は、32ビットの容量を
有しており、図4に示されるようなラインのパターン情
報を各ビットに割りつけて保持するためのものである。
このLPレジスタ12の出力は32ビットパラレルでセ
レクタ16に供給される。
【0039】PIレジスタ13は、9ビットの固定小数
点データ〔以下、単にデータと称する〕DPIを保持して
いる。このPIレジスタ13に保持されているデータD
PIは、ラインの傾きを考慮した値とされており、該デー
タDPIは以下の数1で表される。
【0040】
【数1】 上式に於いて、dxはX軸における変化量、dyはY軸
における変化量を夫々表している。
【0041】但し、Xメジャーの場合には、 s=dy/dx であり、Yメジャーの場合には、 s=dx/dy である。
【0042】PIレジスタ13は、ビット4とビット3
との間に小数点が置かれ、図2に示されるように、上位
5ビットが整数部とされ、下位4ビットが小数部とされ
ている。PIレジスタ13の整数部と小数部には、夫
々、データDPIの整数部、小数部が保持されている。P
Iレジスタ13からは、データDPIが、9ビットパラレ
ルで加算器14に供給される。
【0043】加算器14では、PIレジスタ13からの
データDPIと、以下に述べるPRレジスタ15からのデ
ータDPI(i-1) との加算がなされる。加算出力としての
データDPI(i) がPRレジスタ15に供給される。
【0044】PRレジスタ15は、9ビットの固定小数
点データを保持し得る構成とされている。このPRレジ
スタ15は、PIレジスタ13の値を加算器14にて逐
次加算して形成されたデータDPI(i) を取込み保持する
ものである。
【0045】PRレジスタ15は、ビット4とビット3
との間に小数点が置かれ、図2に示されるように、上位
5ビットが整数部とされ、下位4ビットが小数部とされ
ている。PRレジスタ15の整数部と小数部には、夫
々、固定小数点データの整数部、小数部が保持されてい
る。
【0046】PRレジスタ15からは、上述の固定小数
点データが、9ビットパラレルで加算器14に供給され
ると共に、PRレジスタ15の整数部が、5ビットパラ
レルのセレクト信号SSLとしてセレクタ16に供給され
る。
【0047】セレクタ16では、上述のLPレジスタ1
2から供給される32ビットのパターン情報の内、セレ
クト信号SSLで指定されるビット位置の1ビットデータ
が選択される。該1ビットデータは、描画処理制御信号
DCOとして端子17から取出される。この描画処理制御
信号DCOに基づいて、次段の回路ではピクセルを描画す
るか否かが決定される。
【0048】次いで、図2乃至図4を参照して、作用を
説明する。ラインの生成は、通常、始点からメジャー軸
方向に1ステップ〔隣接する画素間の距離〕進む毎に、
ラインの傾きに応じて規定されるマイナ軸方向の位置に
1ピクセルの画素が描画されることで実現される。そこ
で、図2に示されるライン描画部11の動作は、メジャ
ー軸方向に1ステップ進む毎に実行される。
【0049】この説明では、LPレジスタ12に保持さ
れているパターン情報を、図4に示されるように、
〔“11101011──”〕とする。また、描画しよ
うとするラインは、図3に示されるように、X軸に対し
て45度の角度を有するラインLO10とする。この図
3の例ではX軸がメジャー軸とされ、Y軸がマイナ軸と
される。そして、PRレジスタ15の内容は、ラインL
O10の始点を生成する時、ゼロクリヤされるものとす
る。
【0050】以下、ステップ毎に、ライン描画部11の
動作について説明する。
〔0〕第0ステップX軸に於け
る変化量dxと、Y軸に於ける変化量dyの比を〔1:1〕
とすると、前述の数1に示されるsは、〔s=(dy/d
x)〕であることから、〔s=1〕となる。従って、前
述の数1の値は、21/2 〔=1.41421356───〕とな
り、この値がデータDPIとしてPIレジスタ13に設定
される。
【0051】一方、ゼロクリヤされているPRレジスタ
15からは、データDPI0〔初期値=0〕の整数部、即
ち、“0”がセレクト信号SSLとしてセレクタ16に供
給される。
【0052】セレクタ16では、セレクト信号SSLで指
定される第0ビット〔No.0=“1”〕が描画処理制御信
号DCOとして取出され、端子17から出力される。
【0053】次段の回路では、上述の描画処理制御信号
DCOが“1”であれば、この時に出力されるピクセルの
データに基づいて描画処理を行ない、また、“0”であ
れば、この時に出力されるピクセルの描画処理を行なわ
ない。
【0054】このステップでは、描画処理制御信号DCO
が“1”なので、描画処理がなされる。従って、図3に
示されるように、ピクセルPX00が描画される。
【0055】〔1〕第1ステップ 第0ステップにてピクセルPX00を描画した後に、メ
ジャー軸〔X軸〕方向に1ステップ〔隣接する画素間の
距離〕進む。そして、ピクセルPX01を描画すべき位
置に対応するタイミングに於いて、以下のように描画処
理制御信号DCOが出力される。
【0056】PIレジスタ13に保持されているデータ
DPIが加算器14に供給され、PRレジスタ15に保持
されているデータDPI0が加算器14に供給される。
【0057】加算器14では、データDPIと、データD
PI0との加算がなされ、新たなデータDPI1が形成され
る。このデータDPI1は、〔DPI1=DPI+DPI0〕で
あり、具体的には、〔DPI1=0+1.4142=1.4142〕と
なる。
【0058】データDPI1は、加算出力としてPRレジ
スタ15に取込まれる。従って、PRレジスタ15の内
容がデータDPI1に更新される。
【0059】PRレジスタ15からは、上述のデータD
PI1の整数部、即ち、“1”がセレクト信号SSLとして
セレクタ16に供給される。
【0060】セレクタ16では、セレクト信号SSLで指
定される第1ビット〔No.1=“1”〕が描画処理制御信
号DCOとして取出され、端子17から出力される。
【0061】この第1ステップでは、描画処理制御信号
DCOが“1”なので、描画処理がなされる。従って、図
3に示されるように、ピクセルPX01が描画される。
【0062】〔2〕第2ステップ 第1ステップにてピクセルPX01を描画した後に、メ
ジャー軸〔X軸〕方向に1ステップ〔隣接する画素間の
距離〕進む。そして、ピクセルPX02を描画すべき位
置に対応するタイミングに於いて、以下のように描画処
理制御信号DCOが出力される。
【0063】前述したように、PIレジスタ13に保持
されているデータDPIが加算器14に供給され、PRレ
ジスタ15に保持されているデータDPI1が加算器14
に供給される。
【0064】加算器14では、データDPIと、データD
PI1との加算がなされ、新たなデータDPI2が形成され
る。このデータDPI2は、〔DPI2=DPI+DPI1〕で
あり、具体的には、〔DPI2=1.4142+1.4142=2.828
4〕となる。
【0065】データDPI2は、加算出力としてPRレジ
スタ15に取込まれる。従って、PRレジスタ15の内
容がデータDPI2に更新される。
【0066】PRレジスタ15からは、上述のデータD
PI2の整数部、即ち、“2”がセレクト信号SSLとして
セレクタ16に供給される。
【0067】セレクタ16では、セレクト信号SSLで指
定される第2ビット〔No.2=“1”〕が描画処理制御信
号DCOとして取出され、端子17から出力される。
【0068】この第2ステップでは、描画処理制御信号
DCOが“1”なので、描画処理がなされる。従って、図
3に示されるように、ピクセルPX02が描画される。
【0069】〔3〕第3ステップ 第2ステップにてピクセルPX02を描画した後に、メ
ジャー軸〔X軸〕方向に1ステップ〔隣接する画素間の
距離〕進む。そして、ピクセルPX03を描画すべき位
置に対応するタイミングに於いて、以下のように描画処
理制御信号DCOが出力される。
【0070】PIレジスタ13に保持されているデータ
DPIが加算器14に供給され、PRレジスタ15に保持
されているデータDPI2が加算器14に供給される。
【0071】加算器14では、データDPIと、データD
PI2との加算がなされ、新たなデータDPI3が形成され
る。このデータDPI3は、〔DPI3=DPI+DPI2〕で
あり、具体的には、〔DPI3=1.4142+2.8284=4.242
6〕となる。
【0072】データDPI3は、加算出力としてPRレジ
スタ15に取込まれる。従って、PRレジスタ15の内
容がデータDPI3に更新される。
【0073】PRレジスタ15からは、上述のデータD
PI3の整数部、即ち、“4”がセレクト信号SSLとして
セレクタ16に供給される。
【0074】セレクタ16では、セレクト信号SSLで指
定される第4ビット〔No.4=“1”〕が描画処理制御信
号DCOとして取出され、端子17から出力される。
【0075】この第3ステップでは、描画処理制御信号
DCOが“1”なので、描画処理がなされる。従って、図
3に示されるように、ピクセルPX03が描画される。
【0076】〔4〕第4ステップ 第3ステップにてピクセルPX03を描画した後に、メ
ジャー軸〔X軸〕方向に1ステップ〔隣接する画素間の
距離〕進む。そして、ピクセルPX04を描画すべき位
置に対応するタイミングに於いて、以下のように描画処
理制御信号DCOが出力される。
【0077】PIレジスタ13に保持されているデータ
DPIが加算器14に供給され、PRレジスタ15に保持
されているデータDPI3が加算器14に供給される。
【0078】加算器14では、データDPIと、データD
PI3との加算がなされ、新たなデータDPI4が形成され
る。このデータDPI4は、〔DPI4=DPI+DPI3〕で
あり、具体的には、〔DPI4=1.4142+4.2426=5.656
8〕となる。
【0079】データDPI4は、加算出力としてPRレジ
スタ15に取込まれる。従って、PRレジスタ15の内
容がデータDPI4に更新される。
【0080】PRレジスタ15からは、上述のデータD
PI4の整数部、即ち、“5”がセレクト信号SSLとして
セレクタ16に供給される。
【0081】セレクタ16では、セレクト信号SSLで指
定される第5ビット〔No.5=“0”〕が描画処理制御信
号DCOとして取出され、端子17から出力される。
【0082】この第4ステップでは、描画処理制御信号
DCOが“0”なので、描画処理がなされない。従って、
図3中、破線にて示されるピクセルPX04は描画され
ない。
【0083】〔5〕第5ステップ 第4ステップから、メジャー軸〔X軸〕方向に更に1ス
テップ〔隣接する画素間の距離〕進む。そして、ピクセ
ルPX05を描画すべき位置に対応するタイミングに於
いて、以下のように描画処理制御信号DCOが出力され
る。
【0084】PIレジスタ13に保持されているデータ
DPIが加算器14に供給され、PRレジスタ15に保持
されているデータDPI4が加算器14に供給される。
【0085】加算器14では、データDPIと、データD
PI4との加算がなされ、新たなデータDPI5が形成され
る。このデータDPI5は、〔DPI5=DPI+DPI4〕で
あり、具体的には、〔DPI5=1.4142+5.6568=7.071
0〕となる。
【0086】データDPI5は、加算出力としてPRレジ
スタ15に取込まれる。従って、PRレジスタ15の内
容がデータDPI5に更新される。
【0087】PRレジスタ15からは、上述のデータD
PI5の整数部、即ち、“7”がセレクト信号SSLとして
セレクタ16に供給される。
【0088】セレクタ16では、セレクト信号SSLで指
定される第7ビット〔No.7=“1”〕が描画処理制御信
号DCOとして取出され、端子17から出力される。
【0089】この第5ステップでは、描画処理制御信号
DCOが“1”なので、描画処理がなされる。従って、図
3に示されるように、ピクセルPX05が描画される。
【0090】図3に示されるように、ピクセルPX0
0、PX01、PX02、PX03、PX05・・・に
よって構成されるラインLO10は、ピクセルPX04
が描画されないために、ピクセルPX03、PX05の
間で線分が描画されない破線として表示される。
【0091】上述の説明では、X軸がメジャー軸とされ
ているが、このメジャー軸は変化する。例えば、X軸に
対する角度が45度以下では、X軸がメジャー軸とさ
れ、また、X軸に対する角度が45度以上では、Y軸が
メジャー軸とされる。従って、図3の例では、X軸に対
する角度が45度以上となるラインに於いて、メジャー
軸となるY軸方向に1ステップ進む毎に、対応する位置
のピクセルの描画を行うか否かの処理がなされる。
【0092】図5には、上述のステップに基づいて描画
されたラインパターンの一例が示されている。このよう
に、各ラインLO20〜LO24は、その傾きに係わら
ず原点を中心にして等距離にある部分が描画されない。
従って、描画されない部分は、図5に示されるように、
扇形を呈することになり、見栄えが向上する。
【0093】この図5に於いて、例えば、ラインLO2
0を更に延長して描画しようとする時は、PRレジスタ
15の内容をゼロクリヤせず、前述した内容の加算処理
が継続してなされる。
【0094】また、ラインLO20についで、ラインL
O21を描画しようとする時は、PRレジスタ15の内
容をゼロクリヤした後に、前述した内容の加算処理がな
される。
【0095】この一実施例によれば、X軸とY軸に於け
る変化量dx、dyの比で定まりラインLO10の傾きを表
すデータDPIがPIレジスタ13に設定され、PIレジ
スタ13、加算器14、PRレジスタ15のループでス
テップ毎に逐次、加算されてデータDPI(i) が形成され
ると共に、PRレジスタ15に保持され、該データDPI
(i) の整数部分で構成されるセレクト信号SSLによっ
て、LPレジスタ12に保持されているパターン情報の
内の1ビットデータが選択され、ピクセルPX01〜P
X05の描画を制御する描画処理制御信号DCOとして出
力されるので、ラインの傾きによってラインのパターン
に変化が生ずることを防止でき、ラインの傾きに依存し
ないように、設定されているパターンを描画でき、見栄
えを向上させることができ、更に処理速度を向上させる
ことができる。
【0096】図6には、一実施例の第1の変形例による
ラインLO31、LO32の描画例を示す。この第1の
変形例は、ラインの始点を生成する時、1ビットのフラ
グを付加することによって、PRレジスタ15の内容を
ゼロクリヤするかしないかを制御できるようにするもの
である。
【0097】これによって、パターンを有するポリライ
ンを描画しようとする時、2番目以後のラインの始点描
画時に、PRレジスタ15の内容をゼロクリヤせず、P
Iレジスタ13の内容を続けて加算することが可能にな
るものである。
【0098】この結果、例えば、図中で矢示される描画
方向に於いて、一連のパターンでポリラインを描画する
ことが可能となる。例えば、図6に於けるパターン情報
は〔“11011011”〕であり、該パターン情報に
基づいてラインLO31、LO32が連続して形成され
ている。
【0099】次いで、一実施例の第2の変形例について
説明する。この第2の変形例は、PIレジスタ13の前
段にラインの始点及び終点の座標データを入力とし、前
述の数1を算出するブロックを付加するものである。
【0100】前述の数1と同様に、Xメジャーの場合に
は、 s=dy/dx であり、Yメジャーの場合には、 s=dx/dy である。
【0101】
【発明の効果】この発明にかかるライン描画装置では、
ラインの傾きによってラインのパターンに変化が生ずる
ことを防止できるという効果があり、また、ラインの傾
きに依存しないように、設定されているパターンを描画
でき見栄えを向上させることができるという効果があ
り、更に処理速度を向上させることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体ブロック図である。
【図2】ライン描画部のブロック図である。
【図3】ライン描画部によるラインの描画を説明する説
明図である。
【図4】パターン情報の例を示す説明図である。
【図5】一実施例によるラインの描画の例を示す図であ
る。
【図6】変形例によるラインの描画を示す図である。
【図7】従来技術のブロック図である。
【図8】パターン情報を示す従来技術の説明図である。
【図9】従来技術によるラインの描画の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
12、52 LPレジスタ 13 PIレジスタ 14 加算器 15 PRレジスタ 16、54 セレクタ dx、dy 変化量 SSL セレクト信号 DCO 描画処理制御信号 DPI、DPI(i) データ LO01〜LO05 ライン LO10 ライン LO20〜LO24 ライン LO31、LO32 ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線分のパターン情報を記憶する第1のレ
    ジスタと、 1ステップずつ変化する一方の軸に於ける移動量と、該
    一方の軸に直交する他方の軸に於ける移動量との比で定
    まる固定小数点表示されたデータを保持する第2のレジ
    スタと、 現在のステップに於ける固定小数点表示されたデータを
    保持する第3のレジスタと、 上記固定小数点表示されたデータを加算する共に、加算
    出力を上記第3のレジスタに供給する加算器と、 上記加算器の出力に基づいて更新される上記第3のレジ
    スタの内容に従って、上記第1のレジスタの出力を選択
    するセレクタとからなるライン描画装置。
JP4046168A 1991-08-23 1992-01-31 ライン描画装置 Pending JPH05114029A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/930,713 US5377316A (en) 1991-08-23 1992-08-14 Line image generating apparatus
DE4227816A DE4227816A1 (de) 1991-08-23 1992-08-21 Linienbild-erzeugungsvorrichtung
FR9210203A FR2681455A1 (fr) 1991-08-23 1992-08-21 Dispositif generateur d'images de lignes.

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-237393 1991-08-23
JP23739391 1991-08-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05114029A true JPH05114029A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17014730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4046168A Pending JPH05114029A (ja) 1991-08-23 1992-01-31 ライン描画装置

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