JPH0510842A - 微差圧安定発生方法 - Google Patents

微差圧安定発生方法

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JPH0510842A
JPH0510842A JP16071091A JP16071091A JPH0510842A JP H0510842 A JPH0510842 A JP H0510842A JP 16071091 A JP16071091 A JP 16071091A JP 16071091 A JP16071091 A JP 16071091A JP H0510842 A JPH0510842 A JP H0510842A
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JP
Japan
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pressure
differential pressure
liquid
generated
tube
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JP16071091A
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English (en)
Inventor
Satoru Komatsu
悟 小松
Toshihisa Sekiya
稔久 関谷
Hidenori Kajiwara
秀則 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来のサーボバルブを用いた圧力発生装置では
微圧出力時に圧力脈動が大きく、これを止めるために封
じ切ると圧力の温度変化が大きいという問題を解消す
る。 【構成】水柱管13とこれより断面積が充分大きい水槽
6とを伸縮式U字管8で連通してU字管を構成し、水柱
管の上部の発生圧側配管4aを基準となる精密微差圧計
14および被試験品UTの正圧室に接続し、水槽6をパ
ソコン10の指令によりコントローラ7を介しロボット
5によって精密な位置決めで持ち上げることでU字管の
水位レベル差Hに相当する微差圧を作る。脈動を減ずる
には、目標の微差圧発生後、水槽上部の基準圧側配管4
bを大気圧からしゃ断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業計器、例えば差圧伝
送器等の試験を行うための微小差圧力を安定に発生する
方法に関する。なお以下各図において同一の符号は同一
もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】図5,図6は従来のこの種の圧力発生装
置の構成例を示す。図5において60はサーボバルブ、
60aはこのバルブの圧縮空気入口、60bはこの空気
入口60aからの流入空気の対向側の吹出口を開閉する
弁、60cは前記の空気通路と直交する方向に設けられ
た設定圧空気の出口である。またMは弁60aをこの図
の左右方向に移動させるモータである。62はベロー
ズ,差動トランスからなる差動トランス式圧力センサ
で、サーボバルブ60の設定圧出口60cの空気圧を検
出し増幅して電圧値62aとして出力する。61はサー
ボアンプで圧力設定電圧SVと圧力センサ出力62aと
を入力し、後者62aが前者SVに等しくなるようモー
タMを駆動して弁60bを開閉する。また図6は図5に
対し、圧力センサとして石英ブルドン管式圧力センサ6
3を用いた点および、サーボバルブ60に対する圧縮空
気入口60aと設定圧出口60cの位置が置換わった点
が異なるのみで基本的な構成や動作は図5と同様であ
る。このように従来の圧力発生装置においては圧力検出
センサ62または63の電圧出力62aまたは63aと
目標圧設定のための電圧設定値SVの2つの出力の比較
により自動平衡制御されたサーボバルブ60から目標と
する圧力を発生させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図5,図
6に示した従来の圧力発生装置においては、図7の発生
圧力(横軸)対脈動率(縦軸)の実測特性に示すよう
に、そのサーボバルブの機械的バックラッシュと自動平
衡制御の分解能から設定圧(発生圧力)が低くなるに従
い脈動は大きくなる傾向があり、精度アップが著しい近
年の差圧伝送器の精度±0.1%/FSを正しく評価す
るために必要な圧力安定性0.02% ofReading を満
足しない状況になっている。このため、図8に示すよう
に、サーボバルブ式圧力発生装置70の発生圧力を封じ
切りバルブ71にて封じ切り、脈動を断ち、校正された
差圧伝送器73との比較測定によって被試験伝送器UT
の精度評価を行う事が試みられるが、図9の圧力変化特
性に示すように、封じ切り配管内の気体の温度変化に伴
う圧力変動のため、正しく評価する事は非常に困難とな
っている。なお図9において温度変化による圧力変化
は、容積一定であることからボイル−シャールの法則よ
り次式で表される。 ΔP=P(T1−T2)/T1 但し ΔP=圧力変化量 P=温度変化前の圧力(10342mmH2 O絶対圧) T1=初期温度(296゜K) T2=一定時間後の温度(゜K) そこで本発明はこの問題を解消できる微差圧安定発生方
法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の微差圧安定発生方法は、大気圧に対す
る微差圧を発生する方法であって、ほぼ直立に固定され
て液体(水6aなど)を保持する、軸方向に等断面積の
筒状の第1の液体容器(水柱管13など)の底部と、同
じくほぼ直立に保たれて前記液体と同じ液体を保持し、
前記断面積より大きく軸方向に等断面積を持つ筒状の第
2の液体容器(水槽6など)の底部とを屈曲可能な管路
(伸縮式U字管8など)で連結してU字管を構成し、前
記第1,第2の液体容器内の液面の上部の空気を(大気
開放弁3a,3bなどを介し)大気に開放してこの2つ
の容器の液面の高さを一致させたのち、前記第1の液体
容器内の上部空気を(大気開放弁3bなどを介し)大気
側からしゃ断して受圧対象機器(被試験品UTなど)お
よび基準の差圧計(精密微差圧計14など)の夫々の一
方の受圧側(正圧側など)に導き、次に前記第2の液体
容器内の上部空気、ならびに前記受圧対象機器および差
圧計の夫々の他方の受圧側(負圧側など)を大気に開放
したまま、前記第2の液体容器を垂直方向の位置決め制
御が可能な昇降手段(ロボット5,コントローラ7な
ど)を介して垂直方向に移動させ、前記受圧対象機器に
対する目標の差圧を発生させるようにし、
【0005】請求項2の微差圧安定発生方法は、請求項
1に記載の微差圧安定発生方法において、前記受圧対象
機器への目標圧力の発生後、必要に応じ、(大気開放弁
3aなどを介し)前記第2の液体容器内の上部空気、な
らびに前記受圧対象機器および差圧計の夫々の他方の受
圧側を大気からしゃ断するようにし、
【0006】請求項3の微差圧安定発生方法では、請求
項1に記載の微差圧安定発生方法において、前記昇降手
段の位置決め制御は、前記第1,第2の液体容器の液面
の高さの一致した位置からの前記第2の液体容器の移動
高(コントローラ7に対する移動指令値など)と、(標
準抵抗器16,電圧測定器19などを介して検出され
た)この移動高に対応する前記差圧計の検出差圧と、
(図外のキーボードなどを介して操作入力された)目標
とする差圧と、(図外のキーボードなどを介して操作入
力された)前記液体の比重とに基づいて前記昇降手段の
補正移動高を演算する手段(パソコン10など)を介し
て行われるようにし、また、
【0007】請求項4の微差圧安定発生方法では、請求
項1または請求項2に記載の微差圧安定発生方法におい
て、前記第1,第2の液体容器の上部空気の通路のしゃ
断または切換は空気作動式の弁(大気開放弁3a,3
b、発生圧出口切換え3方弁2a,2bなど)を介して
行われるようにするものとする。
【0008】
【作 用】U字管の一方に取り付けられた水入りまたは
オイル入りの槽を高い位置精度で持ち上げて、水柱また
はオイル柱のヘッド差を生じさせてU字管の他方に微圧
を発生させ、これを安定供給するものである。
【0009】
【実施例】以下図1ないし図4に基づいて本発明の実施
例を説明する。図1および図2は本発明の第1の実施例
としての微差圧安定発生装置01の構成図で、図1はこ
の構成の下半部を、図2は同じく上半部を夫々示す。な
お図1,図2内の,は夫々同一の配管部分示す。図
1,図2を説明すると、5は搬送台5aを介してこの台
5aに取付けられた水槽6を垂直方向に昇降させ、その
精密な位置決めを行うロボットであり、コントローラ7
によってDCサーボ制御される。このロボット5,コン
トローラ7は水柱管13と共に取付フレーム9に固着さ
れている。この水槽6と水柱管13との間を伸縮式U字
間8にて結合し、水槽6へ水6aを入れる。水柱管13
の上部に発生圧側配管を4aを取り付け、それを2方向
に分岐して、一方を精密微差圧計14の正圧測定室へ接
続し、もう一方はさらに2方向分岐して一方を大気開放
弁3bに接続し、もう一方を発生圧出口切換え3方弁2
bに接続する。この3方弁2bの出口より2方向に分岐
された配管の1方は発生圧出口1aに接続される。
【0010】水槽6の上部に接続した基準圧側配管4b
は2方向分岐して、一方は精密微差圧計14の負圧測定
室に接続し、もう一方はさらに2方向分岐して、一方は
大気開放弁3aに接続し、もう一方は発生圧出口切換え
3方弁2aに接続する。この3方弁2aの出口より2方
向に分岐された配管の一方は、発生圧出口1bへ接続さ
れる。各々の空気作動弁2a,2b,3a,3bは圧縮
空気配管にて電磁弁12a,12b,12cに接続さ
れ、さらにこの電磁弁の電源のAC100V電気配線
(破線表示)は継電器17に接続され、DC24Vの制
御配線となって装置の外部端子へ接続される。精密微差
圧計14の出力信号の電源となる直流安定化電源15と
精密微差圧計14との間の配線途中に標準抵抗器16を
入れ、この抵抗器16の両端より電圧測定のための配線
を引き出している。またUTは被試験品としての差圧伝
送器でその正圧,負圧の各測定室が夫々発生圧出口1
a,1bに接続される。
【0011】次に図1,図2の動作を説明する。予め大
気開放弁3a,3bを介して発生圧側配管4a,基準圧
側配管4bを大気に開放し、水柱管13の水位と水槽6
の水位とを一致させて置く。次に目標発生圧力をPmm
2 Oとした時、パソコン10にて発生圧側配管4aの
大気開放弁3bを閉とする信号を送る。これによりこの
発生圧側配管4a内の空気は密閉状態で精密微差圧計1
4および被試験品UTの正圧測定室に導かれる。続いて
Pmm移動する命令をシリアル伝送ライン11経由でコ
ントローラ7へ送信してロボット5を動作させ、水槽6
を2点鎖線図のように持ち上げる。なおこのとき基準圧
側配管4bの大気開放弁3aは大気開放状態にあり、精
密微差圧計14および被試験品UTの負圧測定室も夫々
大気圧に保たれている。
【0012】前記の水槽6の移動により生じる水柱ヘッ
ド差H(図1)によって微差圧が発生し、この圧力が精
密微差圧計14に印加される。この精密微差圧計14よ
りの出力としての標準抵抗器16の両端電圧を電圧測定
器19経由にてパソコン10へ取り込み、目標圧との誤
差がある場合には、下記の式(1)にて求めたロボット
の補正移動量Lを再度、コントローラ7へ送信し水槽6
を持ち上げて誤差分の圧力を追加発生させる。 L=(L1×P/P1)−L1……(1) 但し L=補正移動量(mm) L1=初回のロボット移動量(mm) P1=初回の水槽の持ち上げによって発生した圧力(m
mH2 O) P=目標発生圧力(mmH2 O) これにても目標とする範囲内に圧力が到達しない場合は
さらに、下記の式(2)にて再度、補正移動量Lαを求
めて、ロボット5を移動させる。以上のくり返しにて目
標圧力を発生させる。 Lα=(Ln×P/Pn)−Ln……(2) 但し Lα=再補正移動量(mm) Ln=ロボットの移動量の総和(mm) Pn=ロボットのn回の移動量にて発生した圧力(mm
2 O) P=目標圧力(mmH2 O)
【0013】これにより目標圧力の発生を確認したなら
ば、基準圧側大気開放弁3aを閉じ、精密微差圧計14
の出力をパソコン10にて読み取り、発生圧真値を計測
する。続いて切換えリレーRY1を被試験品UTの差圧
検出出力側へ切換えて被試験品UTの検出出力をパソコ
ン10へ読み込む、以上の制御にて印加圧を等分に数回
印加し、その度に被試験品UTからの出力を読み取り、
印加圧に対する出力特性を評価する。また、発生圧出口
切換え弁2a,2bを同時に左方向へ移動させる事によ
り発生圧出口1a,1bを相互に切換える事が可能とな
る。
【0014】図3および図4は本発明の第2の実施例と
しての広域微差圧安定発生装置01Aの構成図で、図3
はこの構成の下半部を図4は同じく上半部を夫々示す。
なお図3,図4中の,は夫々同一の配管部分を示
す。この第2の実施例では基本的には図1,図2と同様
な水による微圧発生系統の他に、水より比重の大きなフ
ッ素オイル(この例では比重=1.95≒2)を用いた
低圧発生系統を設け、被試験品UTにはこの2系統の発
生する微差圧と低差圧とを切換え印加し得るようにした
ものである。このため図3ではロボット5Aによって水
槽6の他に、フッ素オイル6Faを収容するオイル槽6
Fが共に昇降駆動される。そしてこのオイル槽6Fと取
付フレーム9Aに固着された液柱管13Fとが伸縮式U
字管8Fを介して連通されてU字管を構成している。
【0015】液柱管13Fの上部からの低圧発生配管4
Faは2つに分岐されて、その一方は精密微差圧計(低
圧レンジ)14Fの正圧測定室に結合され、他方は空気
作動式の発生圧系統切換え3方弁2cに結合されてい
る。またオイル槽6Fの上部からの基準圧側配管4Fb
は2つに分岐されて、その一方は精密微差圧計(低圧レ
ンジ)14Fの負圧測定室に結合され、他方は空気作動
式の発生圧系統切換え3方弁2dに結合されている。こ
こで発生圧系統切換3方弁2c,2dは、水,フッ素オ
イルの2つの圧力発生系統の一方を選択して発生圧出口
1a,1bおよび弁2a,2b,3a,3b側に接続す
るためのものであり、電磁弁12dは切換3方弁2c,
2dを駆動するためのものである。従ってフッ素オイル
の圧力発生系統を選択した場合には、オイル槽6Fの液
位と液柱管13Fの液位とのレベル差HFに基づく圧力
が発生差圧となる。
【0016】なお水柱管13aの上部の微圧発生配管4
aに付された空気作動式のストップ2方弁3cはフッ素
オイルの系統による圧力発生時、ロボット5Aによる水
槽6の移動量が過大となって精密微差圧計14を過大圧
力で破損することを防止するための弁であり、電磁弁1
2eはこの2方弁3cの駆動用の弁である。また図3で
は精密微差圧計14,14Fの出力信号の電源となる直
流安定化電源15と各々の精密微差圧計14,14Fと
の間の配線途中に標準抵抗器16,16Fを各々挿入
し、その両端よりの配線を切換えリレーRY2経由で外
部端子へ接続して、電圧測定器19による各微差圧計1
4,14Fの出力電圧測定を可能としている。
【0017】次に図3,図4においてフッ素オイルによ
る圧力発生系統を選択した場合の動作を説明する。まず
ストップ2方弁3cを閉とし、発生圧系統切換え弁2
c,2dを同時に右側へ切換え、大気開放弁3bを閉と
するような信号をパソコン10からインターフェース1
8へ送る。目標発生圧力をPFmmH2Oとした時、下
記の式(3)にてロボット5Aの移動量LFを求めオイ
ル槽6Fを持ち上げる命令をパソコン10よりコントロ
ーラ7へ送信する。 LF=PF/ρ……(3) 但し LF=初回のロボット移動量(mm) PF=目標発生圧力(mmH2 O) ρ=フッ素オイルの比重(1.95)
【0018】これにより発生した圧力を精密微差圧計1
4Fにて読み取り、目標圧との誤差を補正するため下記
の式(4)にてロボット5Aの移動量LFαを求め、オ
イル槽を補正移動する。 LFα=((LFn×PF/PFn)−LFn)/ρ……(4) 但し LFα=補正移動量(mm) LFn=ロボットの移動量の総和(mm) PFn=ロボットのn回の移動にて発生した圧力(mm
2 O) PF=目標発生圧力(mmH2 O) この動作を繰り返し、実行して目標圧力を発生したら、
大気開放弁3aを閉とする。
【0019】
【発明の効果】請求項1に関わる発明によれば、ほぼ直
立に固定されて液体(水6aまたはフッ素オイル6F
a)を保持する、軸方向に等断面積の筒状の第1の液体
容器(水柱管13または液柱管13F)の底部と、同じ
くほぼ直立に保たれて前記液体と同じ液体を保持し、前
記断面積より大きく軸方向に等断面積を持つ筒状の第2
の液体容器(水槽6またはオイル槽6F)の底部とを屈
曲可能な管路(伸縮式U字管8または8F)で連結して
U字管を構成し、前記第1,第2の液体容器内の液面の
上部の空気を大気開放弁3a,3bを介し大気に開放し
てこの2つの容器の液面の高さを一致させたのち、前記
第1の液体容器内の上部空気を大気開放弁3bを介し大
気側からしゃ断して受圧対象機器(被試験品UTなど)
および基準の差圧計(精密微差圧計14または14F)
の夫々の一方の受圧側(正圧側など)に導き、次に前記
第2の液体容器内の上部空気、ならびに前記受圧対象機
器および差圧計の夫々の他方の受圧側(負圧側など)を
大気に開放したまま、前記第2の液体容器を垂直方向の
位置決め制御が可能な昇降手段(ロボット5または5
A,コントローラ7など)を介して垂直方向に移動さ
せ、前記受圧対象機器に対する目標の差圧を発生させる
ようにし、
【0020】請求項2に関わる発明によれば、請求項1
に記載の微差圧安定発生方法において、前記受圧対象機
器への目標圧力の発生後、必要に応じ、大気開放弁3a
を介し前記第2の液体容器内の上部空気、ならびに前記
受圧対象機器および差圧計の夫々の他方の受圧側を大気
からしゃ断するようにし、
【0021】請求項3に関わる発明によれば、請求項1
に記載の微差圧安定発生方法において、前記昇降手段の
位置決め制御は、前記第1,第2の液体容器の液面の高
さの一致した位置からの前記第2の液体容器の移動高
(コントローラ7に対する移動指令値)と、標準抵抗器
16,電圧測定器19などを介して検出されたこの移動
高に対応する前記差圧計の検出差圧と、図外のキーボー
ドなどを介して操作入力された目標とする差圧と、同じ
く図外のキーボードなどを介して操作入力された前記液
体の比重とに基づいて前記昇降手段の補正移動高を演算
するパソコン10を介して行われるようにし、また、
【0022】請求項4に関わる発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の微差圧安定発生方法において、
前記第1,第2の液体容器の上部空気の通路のしゃ断ま
たは切換は空気作動式の大気開放弁3a,3b,発生圧
出口切換え3方弁2a,2bなどを介して行われるよう
にしたので、以下のような効果を得ることができる。
【0023】水柱またはオイル柱のヘッド差によって圧
力を発生しているためサーボバルブを用いた従来の圧力
発生装置の様な圧力脈動が階無で安定した微差圧が得ら
れる。図1,図2の実施例では最大100mmH2 O,
分解能0.005mmH2 O、また図3,図4の実施例
では最大600mmH2 Oの発生圧力,分解能0.01
mmH2 Oを得ている。さらに基準圧配管の大気開放バ
ルブを圧力発生後、閉とする事で、精密微差圧計と被試
験品との圧力配管内の気体が大気と遮断され、試験室内
での人の移動および出入口のドアの開・閉による圧力変
動(0.3〜3mmH2 O)の影響を受ける事なく、精
密な試験ができる。この時、大気開放弁にボールバルブ
を採用しているため、閉動作を実行しても、基準室側配
管内の気体を移動させる事が無く、発生した圧力を変化
させない。
【0024】また本発明における発生圧力の温度変化に
ついては、従来の場合(図8)のように発生圧側の空気
が定容積状態に閉じ込められる訳ではなく、この空気の
容積および圧力の変化によって水柱管13または液柱管
13Fの液面レベルが変化し、この変化した液面レベル
と液槽6または6Fの液面レベルとの結果として生ずる
レベル差の変化がこの圧力変化となって、圧力変化が緩
和される。例えば図1の場合、水柱管13の内径Φdを
10mm、水槽6の内径ΦDを122.5mmとした事
により、図9に示した温度変化による発生圧力の変化は
従来の1/15とする効果が得られ、一層の安定した圧
力を供給できる。さらに発生圧側配管および基準圧側配
管を構成する弁には空気作動式の弁を採用したため、電
磁弁の様な自己発熱作用がなく、配管内の気体の温度を
変化させない。
【0025】また図3,図4の実施例のように水とフッ
素オイルを用いた2連式のU字管構成とする事で図1,
図2の水のみを用いた単式の場合に比べ、同一の圧力を
得る場合、ロボットの動作範囲を1/2とする事が可能
で、装置の大きさを半減することができる。また同一圧
力を発生させる場合、被試験品の台数の変化から生じる
発生圧側配管の容量変化および被試験品の温度差による
供給気体の膨張・収縮によって持ち上げるべき水槽の移
動量が異なるが、これを実施例に記載した制御方法を用
いる事により目標とする圧力発生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての構成の下半部を
示す図
【図2】本発明の第1の実施例としての構成の上半部を
示す図
【図3】本発明の第2の実施例としての構成の下半部を
示す図
【図4】本発明の第2の実施例としての構成の上半部を
示す図
【図5】従来の圧力発生装置の一例を示す図
【図6】従来の圧力発生装置の他の例を示す図
【図7】図5,図6の装置の圧力脈動率特性を示す図
【図8】圧力脈動を除くための従来の構成例を示す図
【図9】図8に対応する圧力変化特性の例を示す図
【符号の説明】 01 微差圧安定発生装置 01A 広域微差圧安定発生装置 UT 被試験品 1a 発生圧出口 1b 発生圧出口 2a 発生圧出口切換え3方弁 2b 発生圧出口切換え3方弁 2c 発生圧系統切換え3方弁 2d 発生圧系統切換え3方弁 3a 大気開放弁 3b 大気開放弁 4a 発生圧側配管 4Fa 発生圧側配管 4b 基準圧側配管 4Fb 基準圧側配管 5 ロボット 5A ロボット 6 水槽 6F オイル槽 6a 水 6Fa フッ素オイル 7 コントローラ 8 伸縮式U字管 8F 伸縮式U字管 9 取付フレーム 9A 取付フレーム 10 パソコン 11 シリアル伝送ライン 13 水柱管 13F 液柱管 14 精密微差圧計 14F 精密微差圧計 15 直流安定化電源 16 標準抵抗器 16F 標準抵抗器 RY1 切換リレー RY2 切換リレー 17 継電器 19 電圧測定器 20 パラレル伝送ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大気圧に対する微差圧を発生する方法であ
    って、 ほぼ直立に固定されて液体を保持する、軸方向に等断面
    積の筒状の第1の液体容器の底部と、 同じくほぼ直立に保たれて前記液体と同じ液体を保持
    し、前記断面積より大きく軸方向に等断面積を持つ筒状
    の第2の液体容器の底部とを屈曲可能な管路で連結して
    U字管を構成し、 前記第1,第2の液体容器内の液面の上部の空気を大気
    に開放してこの2つの容器の液面の高さを一致させたの
    ち、前記第1の液体容器内の上部空気を大気側からしゃ
    断して受圧対象機器および基準の差圧計の夫々の一方の
    受圧側に導き、 次に前記第2の液体容器内の上部空気、ならびに前記受
    圧対象機器および差圧計の夫々の他方の受圧側を大気に
    開放したまま、前記第2の液体容器を垂直方向の位置決
    め制御が可能な昇降手段を介して垂直方向に移動させ、
    前記受圧対象機器に対する目標の差圧を発生させること
    を特徴とする微差圧安定発生方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の微差圧安定発生方法にお
    いて、前記受圧対象機器への目標圧力の発生後、必要に
    応じ、前記第2の液体容器内の上部空気、ならびに前記
    受圧対象機器および差圧計の夫々の他方の受圧側を大気
    からしゃ断するようにしたことを特徴とする微差圧安定
    発生方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の微差圧安定発生方法にお
    いて、前記昇降手段の位置決め制御は、前記第1,第2
    の液体容器の液面の高さの一致した位置からの前記第2
    の液体容器の移動高と、この移動高に対応する前記差圧
    計の検出差圧と、目標とする差圧と、前記液体の比重と
    に基づいて前記昇降手段の補正移動高を演算する手段を
    介して行われるようにしたことを特徴とする微差圧安定
    発生方法。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の微差圧安
    定発生方法において、前記第1,第2の液体容器の上部
    空気の通路のしゃ断または切換は空気作動式の弁を介し
    て行われるようにしたことを特徴とする微差圧安定発生
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105806545A (zh) * 2014-12-30 2016-07-27 中国人民解放军理工大学 壁挂式微压差测量装置
CN106872097A (zh) * 2017-04-28 2017-06-20 广东省中山市质量计量监督检测所 一种带保护装置的微差压变送器

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