JPH05107836A - フオトセンサ感度自動調整方法 - Google Patents

フオトセンサ感度自動調整方法

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JPH05107836A
JPH05107836A JP3293656A JP29365691A JPH05107836A JP H05107836 A JPH05107836 A JP H05107836A JP 3293656 A JP3293656 A JP 3293656A JP 29365691 A JP29365691 A JP 29365691A JP H05107836 A JPH05107836 A JP H05107836A
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JP
Japan
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gain
paper
photosensor
photosensitive drum
sensitivity
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JP3293656A
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Hidetaka Hama
英隆 浜
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真装置における用紙剥離不良検知用フ
ォトセンサの感度を、ユーザーが必要とする任意の時
に、自動的に調整できるようにすること。 【構成】 感光体ドラム1の表面と用紙表面の乱反射率
の差に基き感光体ドラム1からの用紙剥離不良を検知す
る機構におけるフォトセンサ感度自動調整方法におい
て、複数色の画像形成が可能な感光体ドラム1の表面に
カラートナーのパッチパターンPCTを形成する。そし
て、該パッチパターンPCTからの反射光をフォトセンサ
10の感度調整の基準として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数色の画像形成が可
能なレーザープリンタ、複写機等の電子写真装置におい
て、用紙剥離不良検知機構に使用するフォトセンサの感
度自動調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、電子写真装置の構造を示す図で
ある。図において、1は感光体ドラム、2は露光部、3
は現像機、5はチャージコロトロン、6は転写コロトロ
ン、7はデタックコロトロン、8はストリップフィンガ
ー、9はクリーナー、10はフォトセンサ、11は検知
回路、12はCPU、13はペーパーパスである。
【0003】感光体ドラム1は、図の矢印方向に回転し
ており、チャージコロトロン5で表面に電荷が与えら
れ、帯電する。帯電した感光体ドラム1の表面に、露光
部2からの露光により画像を描く。この露光により、該
画像部分の電荷は中和させられる。現像機3で、感光体
ドラム1表面の電荷と同じ極性に帯電されたトナーを、
先に電荷を中和した画像部分に付着させ、トナー像を形
成する。一方、用紙をペーパーパス13に沿って送り、
転写コロトロン6で、トナーが有する電荷と異なる極性
の電荷を用紙に与えて、感光体ドラム1上のトナー像を
用紙に転写する。
【0004】転写後、用紙は転写時に与えられた電荷の
静電力によって感光体ドラム1に密着し、そのままでは
感光体ドラム1から分離しない。そこで、デタックコロ
トロン7で交流電界を掛けることにより、用紙を感光体
ドラム1から剥離させる。さらに、デタックコロトロン
7で完全に剥離しきれないものがあった場合は、ストリ
ップフィンガー8により、機械的に剥取る。
【0005】しかし、それでも、用紙が感光体ドラム1
に付着したまま、ストリップフィンガー8との間を通り
抜けてしまうことがある。そうなると、後段にあるクリ
ーナー9に取り込まれたりして、故障の原因となる。そ
こで、フォトセンサ10により、用紙の有無を検知する
ことによって、用紙剥離不良の検知を行い、剥離不良が
検知された場合は感光体ドラム1の回転を停止させると
共に、剥離不良が生じたことを表示させるようにしてい
る。
【0006】次に、その用紙剥離不良検知機構について
説明する。図6は、従来の用紙剥離不良検知機構のブロ
ック図である。符号は図5のものに対応し、10─1は
発光部、10─2は受光部である。フォトセンサ10
は、感光体ドラム1の軸方向に対して所定の角度をもっ
て取り付けられている。
【0007】感光体ドラム1表面に何もなくクリーンな
場合は、発光部10─1から照射された光は、感光体ド
ラム1の表面でほぼ全反射されて、受光部10─2では
光は検知されない。しかし、感光体ドラム1からの用紙
剥離が不良となり、用紙が感光体ドラム1に付着された
ままフォトセンサ10の位置まで来たときは、発光部1
0─1からの光は用紙の表面で乱反射され、その一部が
受光部10─2で検知される。受光部10─2の検知信
号は、検知回路11で増幅され、それがある一定電圧を
越えていれば用紙剥離不良として検知される。検知回路
11から用紙剥離不良検知信号が出たら、CPU12は
感光体ドラム1の回転を停止させるとともに、用紙剥離
不良の表示をさせるように指令を出す。
【0008】従来の用紙剥離不良検知はこのようにして
行われているので、用紙が剥離されないで残っていた
ら、それを確実に検知すると共に、用紙が剥離されてド
ラム上に無い場合には誤検知をすることがないよう、フ
ォトセンサ10の感度を常に適正に調整しておく必要が
ある。
【0009】次に、このような用紙剥離不良検知機構に
おける、従来のフォトセンサ感度調整方法について説明
する。フォトセンサ10の感度は検知回路11のゲイン
を増減することによって調整する。図7は、従来のもの
における検知回路のゲインとセンサ出力の関係を示す図
である。この場合、検知回路のゲインとは、図6の検知
回路11に内蔵された増幅器のゲインのことであり、ま
た、センサ出力とは、フォトセンサ10からの信号を上
記増幅器で増幅した出力電圧のことである。直線Dは、
感光体ドラム1の表面に何もなくクリーンな状態のとき
のゲインとセンサ出力との関係を示しており、直線P
は、用紙をフォトセンサ10の位置に挿入したときのゲ
インとセンサ出力との関係を示している。用紙に光を照
射した場合の方が乱反射率が大であるので、同じゲイン
であってもセンサ出力は大となる。したがって、直線D
の傾きより直線Pの傾きの方が大きくなる。なお、両者
ともゲインに比例し、センサ出力は大きくなる。
【0010】感度の調整手順は次の通りである。 …用紙が剥離されたか否かの判断基準として用いるス
レッシホールド電圧VTHを、適当な値に設定する。そし
て、感光体ドラム1をクリーン面にして検知回路11の
ゲインを最小値から徐々に上げていく。そして、センサ
出力がスレッシホールド電圧VTHと等しくなるゲインG
D を求める。 …用紙をフォトセンサ10からの光が照射される位置
に付着させ、検知回路11のゲインを再び最小値から徐
々に上げていく。そして、センサ出力がスレッシホール
ド電圧VTHと等しくなるゲインGP を求める。GP 〜G
D の範囲が、ゲインのコントロール範囲GCONTとなる。
なぜなら、この範囲の外側に属する値をゲインとした場
合、検知が不可能となるからである。例えば、GP より
小さい値に調整してしまった場合、用紙が付着していて
もフォトセンサ出力はVTHより小であるから、用紙が付
着しているとの検知信号は出て来ず、検知できない。 …で求めたゲインGD,P に基づいて、誤検知マ
ージンMD,P やセンサの汚れによるセンサ出力の低下
を考慮して、最適のゲインGA を決定する。センサの汚
れによるセンサ出力の低下は、感光体ドラム1上に用紙
がある場合の方がクリーン面の場合より大きく現れるの
で、マージンMP をマージンMD より大きく取るように
する(ゲインGA をある値に設定したときのマージンM
D,P は、直線P,D上のGA に対応する値とVTHとの
差を取ることによって、求めることができる)。このよ
うにして、最適のゲインGA を決定した後、手動で検知
回路11のゲインをGA に設定する。
【0011】しかし、この方法では、ゲインGP を求め
る際に、用紙を手作業でわざとフォトセンサ10の位置
に挿入しなければならず、また、検知回路11のゲイン
の設定も手動で行っており、フォトセンサの感度調整を
自動的に行うことは困難であった。
【0012】これに対して、用紙をフォトセンサ10の
位置に挿入する必要が無く、かつ、用紙剥離不良検知の
基準値を自動的に設定する方法として、特開昭60─3
669号公報に示されるものがある。図8は、そのフォ
トセンサ感度自動調整方法を示す図である。符号は、図
5に対応し、1─1は基準色部である。基準色部1─1
は、感光体ドラム1の一端に用紙の光の反射率とほぼ等
しい塗料(例えば白色塗料)を塗るか、あるいは、紙を
巻き付けて形成する。
【0013】この方法は、装置の組み立て時やメンテナ
ンス時等、感光体ドラム1を装置の所定部分に取り付け
挿入する時に、感光体ドラム1に形成された基準色部1
─1からの反射光に基づいて、フォトセンサ10の用紙
剥離不良検知の基準値を決めるものである。
【0014】図9は、その検知回路の回路図である。符
号は、図5に対応し、15は電圧比較器、19はA/D
変換回路、20はD/A変換回路である。この検知回路
11における基準値VB の決め方は、次のようにして行
う。すなわち、感光体ドラム1を新しいものと交換する
とき、フォトセンサ10を動作状態にしておき、基準色
部1─1がフォトセンサ10の位置を通過する時、基準
色部1─1からの反射光を検知する。その検知信号を複
数のタイミングで読み取って、A/D変換回路19でA
/D変換し、CPU12に入力する。CPU12では、
各タイミングで入力された値の平均値を算出し、D/A
変換回路20に信号を与えて、所定の割合で上記平均値
より少し低い値となるような電圧を基準値VB として出
力させる。つまり、基準値VB はCPUによって自動的
に出力される。この出力は、不揮発性メモリ等からなる
ラッチ(図示せず)によって、電源を切った後も保持さ
れる。そして、それ以後の用紙剥離不良検知は、この基
準値VB を基準にして行われる。なお、基準値VB を決
める際、感光体ドラム1の表面に用紙が付着している状
態を基準色部1─1で模擬するので、用紙をフォトセン
サ10の位置に手作業でわざと挿入する必要はなくな
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の技術には、感度を調整できる時期が、サービス
マンが感光体ドラム1を交換する時に限られるという問
題点があった。本発明は、このような問題点を解決する
ことを課題とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、感光体ドラムの表面と用紙表面の乱反
射率の差に基き感光体ドラムからの用紙剥離不良を検知
する機構におけるフォトセンサ感度自動調整方法におい
て、複数色の画像形成が可能な感光体ドラムの表面にカ
ラートナーのパッチパターンを形成し、該パッチパター
ンからの反射光をフォトセンサの感度調整の基準として
用いることとした。
【0017】
【作 用】フォトセンサの感度調整の基準として、用
紙や白色塗料を用いる代わりに、感光体ドラムの表面に
形成したカラートナーのパッチパターンを用いるように
したことにより、用紙をフォトセンサの位置にわざと挿
入する等という手作業は不要となり、全て自動的に行う
ことができる。また、感度調整は、感光体ドラムを交換
する時に限らず、必要なときはいつでも行うことができ
る。更に、フォトセンサの感度調整を行う際に、ゲイン
の調整範囲の広さを所定値と比べることにより、フォト
センサの汚れ検知を行うこともできる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明が適用される電子写真装置
の構造を示す図である。符号は、図5及び図6のものに
対応し、4はカラー現像機であり、PCTはカラートナー
パッチパターンである。このように、本発明は、少なく
とも1つのカラー現像機を有する電子写真装置に適用す
るものである。そして、感光体ドラム1上に、カラー現
像機4によってカラートナーパッチパターンPCTを形成
し、それからの乱反射光をフォトセンサの感度調整の基
準として用いるものである。
【0019】図2は、本発明における検知回路のゲイン
とセンサ出力の関係を示す図である。直線D及び直線P
は、図7のものに対応し、直線Tは、感光体ドラム1の
表面に付着させたカラートナーのパッチパターンにフォ
トセンサ10から光を照射した場合の、ゲインとセンサ
出力の関係を示している。カラートナーの光の乱反射率
は大きく、用紙の乱反射率に近い。そのため、直線Tの
傾きは、紙の場合の直線Pの傾きに近いものとなる。本
発明は、この特性を利用する。即ち、紙に照射する代わ
りにカラートナーパッチパターンに照射して、感度調査
を行う。カラートナーパッチパターンは自動的に描かせ
ることができるから、手作業は不要となる。
【0020】次に、本発明によるフォトセンサの感度調
整方法を具体的に説明する。まず、感光体ドラム1がク
リーン面のときの、センサ出力がスレッシホールド電圧
THと等しくなるゲインGD を求めるが、その求め方
は、従来のものと同じである。続いて、従来のもので
は、用紙が感光体ドラム1上にあるときの、センサ出力
がスレッシホールド電圧VTHと等しくなるゲインGP
求めたが、本発明の方法では、それは求めない。その代
わりに、カラー現像機4により感光体ドラム1上に形成
したカラートナーパッチパターンPCTに対するセンサ出
力が、スレッシホールド電圧VTHと等しくなるゲインG
T を求める。図7のGCONTについて説明したのと同様の
理由により、このゲインGT とゲインGD の間がゲイン
のコントロール範囲GCONTとなる。
【0021】コントロール範囲GCONT内であれば、ゲイ
ンをどこに設定しても、理論的には検知は可能である。
しかし、ゲインGD やゲインGT の付近では、回路素子
の特性のバラツキ等により、検知もれや誤検知をするお
それがある。それを避けるためには、VTHと直線T,D
の値との間に、適正なマージンMT ,MD を取ってやる
ことが必要である。そのマージンMT ,MD の大きさ
は、センサの汚れにより経時的にフォトセンサ出力が低
下することも考慮したものでなければならない。
【0022】センサの汚れによるフォトセンサ出力の低
下は、感光体ドラム1上に用紙がある場合の方がクリー
ン面の場合より大きく現れる。したがって、実際には、
THから直線Pの値までのマージンMP をマージンMD
より大きく取る必要がある。ところが、本発明では、感
光体ドラム1上に用紙を付着させた状態で、検知回路の
ゲインとセンサ出力との関係は求めないので、実際には
マージンMP は設定できない。しかし、用紙の方がカラ
ートナーより乱反射率が高いので、常に直Pは直線Tよ
り上にあり、マージンMP はマージンMT より大きくな
る。したがって、少なくともマージンMT がマージンM
D と等しくなるように設定すれば、必ずマージンMP
マージンMD より大きくなる。したがって、例えば、M
T =MD となるようなゲインGA に調整してやれば、誤
検知等のために充分なマージンがとれるばかりでなく、
センサ汚れに起因する出力低下にも備えることができ
る。
【0023】次に、マージンMT とマージンMD とが等
しくなるゲインGA の算出式を示す。センサ出力をV
(変数)、ゲインをG(変数)とし、直線Tと直線Dを
式で表すと、それぞれ次のようになる。 V=(VTH/GT )・G (1) V=(VTH/GD )・G (2) (1),(2)式にGA を代入して、MT ,MD を求め
ると、 MT =(VTH/GT )・GA −VTHD =VTH−(VTH/GD )・GA T =MD となるようにするから、 (VTH/GT )・GA −VTH=VTH−(VTH/GD )・
A これを整理すると、 (1/GT +1/GD )・GA ・VTH=2VTH 両辺のVTHを消去してGA を求めると、 GA =2GT ・GD /(GT +GD ) (3) となる。これがGA の算出式である。この(3)式に、
当初求めていたゲインGT とゲインGD とを代入し、調
整の目標値であるゲインGA を求めることができる。
【0024】また、コントロール範囲GCONTの広さを調
べることにより、フォトセンサ10の汚れ具合を検知す
ることができる。フォトセンサ10の汚れ検知には、ゲ
インのコントロール範囲GCONTの大きさが、フォトセン
サ10の汚れの度合いに応じて変化することを利用す
る。すなわち、フォトセンサ10が汚れてくると、セン
サ出力はその分低下する。そして、低下する度合いは、
ドラムクリーン面のときよりカラートナーが付着されて
いる方が大きいので、フォトセンサ10が汚れるに従っ
て、図2の直線Tの傾きが小さくなり、直線Dに近づい
てくる。その結果、ゲインGT はゲインGDに近づき、
その分コントロール範囲GCONTが狭くなる。したがっ
て、このコントロール範囲GCONTの大きさの変化をみる
ことによって、トセンサ10の汚れ具合を知ることがで
きる。具体的には、GCONTを所定の基準値(GK )と比
べて、それより小であれば汚れていると判定する。
【0025】次に、検知回路11の具体例を説明する。
図3は、検知回路11の回路図である。符号は図1に対
応し、14は増幅器、15は電圧比較器、16はD/A
変換回路、17はトランジスタ、18はフォトカプラで
ある。フォトセンサ10から入力された信号は増幅器1
4で増幅されてから電圧比較器15に入力される。そし
て、その電圧が電圧比較器15のスレッシホールド電圧
THを越えたとき、電圧比較器15の出力電圧が反転す
る。それを検知信号としてCPU12に送る。増幅器1
4のゲインは、フォトカプラ18によって調整される
が、該フォトカプラ18は、CPU12からの指令によ
り、D/A変換回路16及びトランジスタ17を介して
制御される。
【0026】図4は、フォトセンサ感度自動調整シーケ
ンスフローチャートである。 ステップ1…CPU12は、D/A変換回路16に信号
を与えて、トランジスタ17のベース電圧を最小にし、
フォトカプラ18の出力抵抗を最大にする。それによっ
て、増幅器14のゲインを最小値にセットする。 ステップ2…感光体ドラム1を、付着するものが何もな
いクリーンな状態にして回転させる。 ステップ3…CPU12からの指令により、増幅器14
のゲインを増加させてゆく。 ステップ4…電圧比較器15から検知信号が出力された
か否かを判断し、検知信号が出力されなければ、ステッ
プ3に戻って検知回路11のゲインの上昇を継続する。
検知信号が出力されたなら、次のステップ5に移る。 ステップ5…そのときのゲインGD をCPU12に記録
する。
【0027】ステップ6…再び、CPU12によって、
検知回路11のゲインを最小値にセットする。 ステップ7…CPU12は、感光体ドラム1を回転させ
ながら、カラー現像機4を動作させて、感光体ドラム1
上にカラートナーのパッチパターンを形成させる。 ステップ8…CPU12からの指令により、検知回路1
1のゲインを増加させてゆく。 ステップ9…電圧比較器15から検知信号が出力された
か否かを判断し、検知信号が出力されなければステップ
8に戻って検知回路11のゲインの上昇を継続する。検
知信号が出力されたなら次のステップ10に移る。 ステップ10…そのときのゲインGT をCPU12に記
録する。
【0028】ステップ11…ゲインGD とゲインGT
差をとり、GCONTとする。 ステップ12…GCONTの範囲が所定値GK 以下か否かを
判断し、所定値以下であればフォトセンサ10が汚れて
いると判断してステップ15に移り、そうでなければス
テップ13に移る。 ステップ13…(3)式により、ゲイン設定値GA を算
出する。 ステップ14…検知回路11のゲインをGA に設定す
る。 ステップ15…ステップ12の結果を受けて、フォトセ
ンサ10が汚れている旨の表示をする。
【0029】このように、感光体ドラム1上へのカラー
トナーパッチパターンの形成、及び、検知回路11のゲ
インの調整は、CPU12等によって自動的に行うの
で、フォトセンサの感度調整をユーザーが任意の時に自
動的に行うことができる。
【0030】なお、上記実施例では、ゲイン調整値GA
の算出をMT =MD となるようにして行ったが、これは
一例にすぎないことは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のフォトセンサ
感度自動調整方法によれば、フォトセンサの感度調整の
基準として、感光体ドラム1の表面に任意の時に形成で
きるカラートナーのパッチパターンを用いるようにした
ので、ユーザーが必要とする時には、いつでも感度調整
をすることができるようになった。しかも、用紙をフォ
トセンサ10の位置にわざと挿入する等の手作業は不要
であり、全て自動的に行うことができる。また、上記ゲ
インGD とゲインGT の差を基準として行うフォトセン
サの汚れ検知機能を付加すれば、フォトセンサの感度調
整を行う際に、同時にフォトセンサの汚れ検知を行うこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される電子写真装置の構造を示
す図
【図2】 本発明における検知回路のゲインとセンサ出
力の関係を示す図
【図3】 検知回路の回路図
【図4】 フォトセンサ感度自動調整シーケンスフロー
チャート
【図5】 電子写真装置の構造を示す図
【図6】 用紙剥離不良検知機構のブロック図
【図7】 従来のものにおける検知回路のゲインとセン
サ出力の関係を示す図
【図8】 従来のフォトセンサ感度自動調整方法を示す
【図9】 従来の検知回路の回路図
【符号の説明】
1…感光体ドラム、1─1…基準色部、2…露光部、3
…現像機、4…カラー現像機、5…チャージコロトロ
ン、6…転写コロトロン、7…デタックコロトロン、8
…ストリップフィンガー、9…クリーナー、10…フォ
トセンサ、10─1…発光部、10─2…受光部、11
…検知回路、12…CPU、13…ペーパーパス、14
…増幅器、15…電圧比較器、16…D/A変換回路、
17…トランジスタ、18…フォトカプラ、19…A/
D変換回路、20…D/A変換回路、PCT…カラートナ
ーパッチパターン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムの表面と用紙表面の乱反射
    率の差に基き感光体ドラムからの用紙剥離不良を検知す
    る機構におけるフォトセンサ感度自動調整方法におい
    て、複数色の画像形成が可能な電子写真装置の感光体ド
    ラムの表面にカラートナーのパッチパターンを形成し、
    該パッチパターンからの反射光をフォトセンサの感度調
    整の基準として用いることを特徴とするフォトセンサ感
    度自動調整方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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